平成24年第8回新ひだか町議会定例会会議録

議事日程 第2号


                    平成24年12月19日(水) 午前9時30分開会

第  1  会議録署名議員の指名
第  2  一般質問

出席議員(19名)
  1番 五十嵐 敏 明 君   2番 觸 澤   清 君
  3番 志 田   力 君   6番 建 部 和 代 君
  7番 池 田 一 也 君   8番 井 上 節 子 君
  9番 日向寺 敏 彦 君  10番 畑 端   薫 君
 11番 築 紫 文 一 君  13番 遠 藤 敏 弘 君
 14番 富 永   信 君  15番 進 藤   猛 君
 16番 南 川 州 弘 君  17番 川 合   清 君
 18番 細 川 勝 弥 君  19番 増 本 裕 治 君
 20番 福 嶋 尚 人 君  21番 渡 辺 保 夫 君
 22番 中 島   滋 君

欠席議員(0名)

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
町長より通知のあった議事説明者
    副町長                  富  田     泰  君
    総務企画部長               本  庄  康  浩  君
    住民福祉部長               名 須 川     一  君
    健康生活部長               木  内  達  夫  君
    健康生活部参与              小  松  幹  志  君
      総合ケアセンター総合施設長
      町立静内病院長
    健康生活部参与              三  浦  正  次  君
      三石国民健康保険病院長
    三石国民健康保険病院副院長        八 木 橋  厚  仁  君
    経済部長                 斉  藤  滋  一  君
    農林水産部長               酒  井  哲  也  君
    三石総合支所長              清  水     全  君
    総務課長                 坂     将  樹  君
    企画課長                 田  辺  貞  次  君
    契約管財課長               野  本  武  俊  君
    税務課長                 岩  渕  博  司  君
    税務課参事                工  藤  義  己  君
    福祉課長                 富  沢  宏  己  君
      児童館長
    福祉課参事                石  丸  修  司  君
    生活環境課長               榊        要  君
    生活環境課参事              竹  田  三 智 子  君
    健康推進課長               渡  辺  洋  一  君
    健康推進課参事              川  上  康  徳  君
    健康推進課参事              大  平  響  子  君
      地域包括支援センター長
    地域包括支援センター参事         岩  渕  雅  美  君
      デイサービスセンターみついしセンター長
      みついし居宅介護センター長
    町立静内病院事務長            渡  辺  勝  造  君
      地域医療情報化推進室長
    三石国民健康保険病院事務長        榎  本     勉  君
      地域医療情報化推進室参事
    三石国民健康保険病院参事         中  村     敏  君
      地域医療情報化推進室参事
    介護老人保健施設まきば施設長       西  浦  清  昭  君
    介護老人保健施設まきば事務長       姥  谷     登  君
    特別養護老人ホーム静寿園長        石  川  義  輝  君
    特別養護老人ホーム蓬莱荘所長       村  上     敬  君
      ケアハウスのぞみ施設長
    建設課長                 阪  井  典  行  君
    商工労働観光課長             石  原  義  弘  君
      老人福祉センター長
    わがまちPR戦略室長           木  村     実  君
    上下水道課長               酒  井     隆  君
      静内終末処理場長
      三石浄化センター施設長
    農政課長                 土  井     忍  君
      本桐基幹集落センター長
      延出基幹集落センター長
    農政課参事                奥  野  幸  男  君
    水産林務課長               土  井  義  男  君
      水産加工センター長
    会計管理者                長  舩  幸  生  君
    三石総合支所総務企画課長         木  村  博  成  君
    三石総合支所町民福祉課長         川  端  克  美  君
      高齢者共同生活施設やまびこ施設長
    総務課主幹                藤  沢  克  彦  君
    総務課主幹                上  田  賢  朗  君
    総務課主幹                米  田  和  哉  君
    総務課主幹                丸  山     薫  君
    企画課主幹                柴  田     隆  君
    企画課主幹                三  上  泰  範  君
    契約管財課主幹              八  田  敏  之  君
    契約管財課主幹              田  口     寛  君
    税務課主幹                小  塚  洋  之  君
    税務課主幹                中  島  健  治  君
    税務課主幹                伊  藤  信  夫  君
    税務課主幹                大 久 保  信  男  君
    税務課主幹                森  田  昭  範  君
      会計課主幹
    福祉課主幹                寺  越  正  央  君
    福祉課主幹                千  葉  憲  児  君
    福祉課主幹                布  施  和  継  君
    福祉課主幹                久  保  敏  則  君
    静内保育所長               高  橋  和  子  君
    東静内保育所長              永  井  治  恵  君
    静内子育て支援センター長         中  田  寿 美 子  君
    生活環境課主幹              新  山  光  一  君
    生活環境課主幹              大  山  慎  司  君
    生活環境課主幹              斉  藤  智 恵 美  君
    健康推進課主幹              池  田  由 貴 子  君
    健康推進課主幹              角  田  し の ぶ  君
    健康推進課主幹              田  中  陽  子  君
      地域包括支援センター主幹
    町立静内病院主幹             米  田  一  治  君
      地域医療情報化推進室主幹
    特別養護老人ホーム静寿園主幹       木  村  研  一  君
    特別養護老人ホーム蓬莱荘主幹       佐  伯  智  也  君
      ケアハウスのぞみ主幹
    ケアハウスのぞみ主幹           中  川  原  壽  君
    建設課主幹                村  井     弘  君
    建設課主幹                水  谷     貢  君
    建設課主幹                野  垣  尚  久  君
    建設課主幹                木  村  辰  也  君
    建設課主幹                池  均  君
    建設課主幹                田  中  伸  幸  君
    商工労働観光課主幹            宝  金     司  君
    商工労働観光課主幹            村  田  弘  明  君
    わがまちPR戦略室主幹          山  口  一  二  君
    上下水道課主幹              神  垣  博  樹  君
    上下水道課主幹              小 野 寺  大  作  君
    上下水道課主幹              及  川  和  也  君
    上下水道課主幹              桂  田  達  也  君
    上下水道課主幹              西  堀  智  幸  君
    上下水道課主幹              浅  野  義  裕  君
      静内終末処理場主幹
      三石浄化センター主幹
    農政課主幹                秋  山  照  幸  君
    農政課主幹                森  宗  厚  志  君
    農政課主幹                橋  谷  俊  裕  君
    農政課主幹                浮  田  昌  輝  君
    農業実験センター長            城  地  哲  也  君
    農業実験センター主幹           岡  田  俊  之  君
    和牛センター長              萩  澤  慶  一  君
    水産林務課主幹              久  保     稔  君
    水産林務課主幹              早  瀬  秀  一  君
    水産林務課主幹              渡  辺  英  樹  君
    水産林務課主幹              池  田  孝  義  君
    会計課主幹                佐 々 木  直  子  君
    三石総合支所総務企画課主幹        佐  伯  義  己  君
    三石総合支所総務企画課主幹        及  川  敦  司  君
    三石総合支所町民福祉課主幹        阿  部  尚  弘  君
    三石総合支所町民福祉課主幹        中  村  哲  史  君
    三石総合支所町民福祉課主幹        小  島  知 恵 子  君
教育委員会委員長より通知のあった議事説明者
    教育長                  河  村  一  夫  君
    教育部長                 磯  貝  正  之  君
    管理課長                 渋  谷  正  弘  君
    社会教育課長               渡  辺  喜 代 治  君
      公民館長
      コミュニティセンター館長
      静内郷土館長
      アイヌ民俗資料館長
    体育振興課長               田  畑  善  側  君
      ライディングヒルズ静内施設長
    静内図書館長兼三石図書館長        道  鎮  和  宏  君
      女性センター・みらい館長
    学校給食センター長            菅  沼  太  吉  君
    管理課主幹                中  村  英  貴  君
    管理課主幹                佐  藤  礼  二  君
    社会教育課主幹              麻  野  和  彦  君
    社会教育課主幹              藪  中  剛  司  君
    社会教育課主幹              片  山  孝  彦  君
    社会教育課主幹              森     治  人  君
    社会教育課主幹              山  口  理  絵  君
    体育振興課主幹              田  森  由 美 子  君
    静内図書館兼女性センター・みらい主幹   村  田  美  穂  君
水道事業管理者より通知のあった議事説明者
    経済部長                 斉  藤  滋  一  君
    上下水道課長               酒  井     隆  君
    上下水道課主幹              神  垣  博  樹  君
    上下水道課主幹              小 野 寺  大  作  君
    上下水道課主幹              及  川  和  也  君
    上下水道課主幹              浅  野  義  裕  君
    上下水道課主幹              桂  田  達  也  君
    上下水道課主幹              西  堀  智  幸  君

農業委員会会長より通知のあった議事説明者
    事務局長                 若  生  富  夫  君
    事務局主幹                二 本 柳  浩  一  君

代表監査委員より通知のあった議事説明者
    事務局長                 上  田     哲  君
    事務局主幹                渡  辺  浩  之  君

職務のため出席した事務局職員
    事務局長                 上  田     哲  君
    事務局主幹                渡  辺  浩  之  君

開議の宣告

議長(五十嵐敏明君) [ 1 ] 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員数は19名です。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。

                                                      (午前 9時30分)

会議録署名議員の指名

議長(五十嵐敏明君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員は、会議規則。第120条の規定により、13番、遠藤君、14番、富永君を指名いたします。

一般質問

議長(五十嵐敏明君) 日程第2、一般質問を継続いたします。なお、20番、福嶋議員の一般質問に関連した説明資料は、お手元に配付のとおりです。
 21番、渡辺君。

                          [21番 渡辺保夫君登壇]

21番(渡辺保夫君) [ 2 ]  おはようございます。私は通告いたしました2点について一般質問をさせていただきます。
 まず、第1点目は、旧苗畑跡地全体計画の進捗状況についてでございますが、このことにつきましては6月定例会で南川議員が桜と梅の園の造成についてということで細かく質問をされていますので、私はこれらの経過や子細については省略いたしますが、南川議員の質問に対して答弁に出た部長、課長が秋ころまでに、あるいは年内に調査検討すると答弁されていた数点について質問いたします。
 まず1点目は、跡地全体の活用計画はどのようになりましたか。
 2点目は、土質の検証や地下水の調査はどうなったのでしょうか。
 3番目は、埋蔵文化財の調査はどのような結果になりましたか。
 4番目、道路の敷設の検討につきましてはどのようになりましたか。
 5番目、植栽適地の調査はどのようになりましたでしょうか。
 6番目に、浅利先生のプランについての検討結果についてはどのようになりましたか。この6点について質問いたします。
 1点目については以上でございます。
 次に、新ひだか町軽種馬農家等経営改善支援対策事業についてでございますが、新ひだか町では黒毛和牛の生産基盤や経営の安定化を図るために和牛振興事業として黒毛和牛導入資金の利子補給や肉牛用振興資金貸付など、さまざまな支援を展開しておりますが、私も相対的にはこれらの支援事業に対しては高く評価しておりますが、ただ1つ、新ひだか町軽種馬農家等経営改善支援対策事業につきましては、条例を見ますと町内に住所を要する農業組合に対する貸し付けまたは預託することとなっておりますが、当該事業につきましては平成15年ですから相当前になります。合併前に三石町時代に実施された事業であります。その流れということもあるのでしょうが、この事業につきましては現在でも三石地区でしか運用されておりません。静内地区も和牛の生産に力を入れ始めてやっと10年を経ったというとこでございます。ですから今までの支援対策事業だけではなく、これからはみついし牛というブランド化に向けての生産基盤を確立していかなければならないのではないかということから考えますと、今後はこの事業を静内地区でも実施することが必要ではないかということを強く思う次第でありますので、次の3点について質問させていただきます。
 先ほどもちょっと申し上げましたが、条例を見ますとちょっと私勘違いしてたとこもあったのかなと思うのですけど、その繁殖素牛の貸し付けあるいは預託の仕組みが中間に農協が入るということでちょっと理解できない部分がありますので、これらの貸し付け、預託の方法についての仕組みをわかりやすく説明をまずしていただきたいと思います。それから、この事業の、今まで7~8年やってますけども、実施状況はどのようになっているのか。農家戸数だとか頭数だとかいうことでお願いしたいと思います。
 3番目には、前段でも申し上げましたが、静内地区でもこの事業を実施する計画はありますか、ありませんかということを問いかけまして、壇上の質問を終わらせていただきます。よろしくご答弁お願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 田辺企画課長。

                          [企画課長 田辺貞次君登壇]

企画課長(田辺貞次君) [ 3 ]  おはようございます。渡辺議員からのご質問の1点目、旧苗畑跡地全体計画の進捗状況につきまして、私のほうからご答弁を申し上げます。
 苗畑跡地の利活用につきましては、今年の6月定例会における南川議員からの一般質問に対する答弁の中でも触れておりますけれども、具体的な活用方策が定まらず遊休町有地となっております約12ヘクタールの敷地に対しまして、各種団体などから桜と梅の園の造成や総合運動公園の建設など事業要望あるいは農園用地としての貸付申出などがきている状況でございます。また、町といたしましても墓地造成の計画などを持っているなど、当該敷地についてさまざまな活用の協議事案があることから、これらを単発的に導入するのではなく、敷地全体の活用方法を見据えた中で計画的に進めるために年内に全体の利用計画を作成することで協議を進めてきたところでございます。協議に当たりましては、関係部署の職員による庁内検討会議を開催し、要望等の状況や土地の状態などを把握しながら、慎重に議論を進めてきたところでございますが、当該敷地には埋蔵文化財包蔵地があり、掘削等に制限が加わるなどの事情もあることでございまして、内部協議の最終結論といたしましては既にご承認いただいている約1.2ヘクタールの墓地造成のほか、約4ヘクタールを活用して町民が気軽に桜や梅などの植物に触れることができる公園を造成し、これに隣接する駐車場を整備することで考えてございます。この駐車場につきましては、有事における一時的避難場所としての活用も視野に入れてございまして、通常よりも広い約1ヘクタールを使って配置することで考えてございまして、また、高台という利点も生かしまして災害用備蓄品などの保管倉庫を設置することも検討しているところでございます。また、残りの5ヘクタールにつきましては、将来的に公共施設等の整備を検討することができるよう、当面は普通財産として確保していきたいと考えているところでございます。今後につきましては、埋蔵文化財などに関する関係機関との協議を経まして、具体的な事業スケジュール等を整理していくことで考えてございまして、事業概要がある程度まとまった段階で議会の皆さんにもご協議を申し上げたいと考えているところでございます。
 次に、土質の検証や地下水の調査についてでございますが、敷地全体の利活用計画を立てるに当たりまして、土質等の状況について把握しておく必要があるため、今年の9月に土質と水分量の調査を行ってございます。土質調査のために敷地の一部を掘削したところ、敷地表面の表層土とその下にある下層土が違う地層になっているということから、それぞれのサンプルを採取いたしまして、専門業者による成分等の分析を行ってございます。この結果、表層土につきましては特段の問題はございませんでしたけれども、下層土につきましてはリン酸吸収係数という数値が高いということが判明いたしました。リン酸吸収係数が高い土壌の場合、植物の生育に必要なリン酸分、これが植物ではなく土壌のほうに吸収されてしまうということでございまして、植物を良好に育てるためには土壌改良が必要になってくるということでございました。しかし、埋蔵文化財包蔵地が当該敷地の中にございまして、大規模な掘削を伴う土壌改良を行うことは極めて難しいということから、公園造成に係る桜や梅などの植栽に当たっては盛土で対応する方向で考えているところでございます。また、以前から水が多く湧き出るのではないかと心配されておりましたけれども、掘削等により調査した結果、水が湧き出るような様子は見受けられず、水分量についてはおおむね正常であると判断できる状況でございました。
 次に、埋蔵文化財の調査でございますけれども、今回の利活用ではできる限り現状の地形を生かし、大規模な掘削等が発生しない形で公園造成等を行いたいと考えてございまして、敷地の活用に当たりましては道路の敷設が避けられないことから、今年9月に道路敷地部分について試掘を行い、出土品の調査を行ってございます。その結果、幾つか埋蔵文化財が出土したことから、道路敷設に当たっては正式な発掘調査が必要となる可能性が高い状況にございます。最終的には北海道教育委員会の判断ということになりますけれども、もしも発掘調査を実施するとした場合、最低でも400万程度の調査費が必要になってくるものと予想してございます。
 次に、道路の検討状況でございますけれども、今回の活用計画では敷地を横断する形で町道を敷設し、清水丘の既存道路に接続することで考えているところでございます。しかしながら、他の道路整備に対して社会資本整備総合交付金等の財源手当を受けている中、新規事業としての財源を確保することは非常に難しく、公園造成を含め今後においては財源の確保が大きな課題になるものと考えているところでございます。また、苗畑跡地の花園側の隣接地につきましては民有地であるということから、今回の道路整備の中で花園側への既存道路に接続することまでは計画してございません。
 次に、植栽適地の調査についてでございますけれども、土質調査の結果から見る限り、桜や梅を植栽には適していない状況も見受けられますけれども、盛土や土壌改良などの対策でクリアすることが可能な範囲であると考えてございます。しかしながら、あくまでも現在の調査が道路敷設部分の調査結果ということでございまして、公園としての利活用が認められて具体的な植栽位置などを決めていく中で追加調査などが必要になってくる場面もあると考えてございます。
 最後に、浅利先生の検討結果ということでございますけれども、現在は苗畑跡地全体をどのようなエリア分けで使っていくのかという部分を整理している段階でございまして、公園造成の詳細につきましてはこの利活用計画が承認された後に事業担当課のほうで具体化していくことになると考えてございます。しかしながら、公園整備の方向性としては、浅利先生のプランと同じく桜や梅を初めとする自然の植生に触れることができる空間づくりということを進めようとするものでございますし、実際に公園造成を具体化していく上で浅利先生のプランも参考にさせていただきたいと考えてございます。
 以上、答弁とさせていただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 土井農政課長。

                          [農政課長 土井 忍君登壇]

農政課長(土井 忍君) [ 4 ]  おはようございます。渡辺議員の大きな2点目、新ひだか町軽種馬農家等経営改善支援対策事業についてのご質問にご答弁申し上げます。
 それでは1点目の繁殖素牛の貸し付け、預託の方法と仕組みについてでございますが、渡辺議員のご質問の中にもございましたが、本事業につきましては厳しい状況にありました軽種馬農家を中心として、既存の厩舎などの施設を利用することができる黒毛和牛を導入することによって経営転換並びに複合化を推進し、経営の安定化を図ることを目的として、平成15年から旧三石町において三石農業協同組合を事業主体とし実施されております。平成18年の合併時には受益対象を先ほど渡辺議員からも言われましたとおり、新ひだか町町内に住所を有する農業協同組合として継続しております。まず、本事業を受けるための農業者の要件でありますが4点ほどございます。まず、町内に居住し軽種馬生産等を営んでいるもの、または営んでいたもので、経営の改善を図るために繁殖素牛の導入を意欲的に取り組むものであると。繁殖素牛の導入により、10年後の経営が自立可能となるもの。経営主の年齢がおおむね60歳までか、その年齢を超えているときは農作業に従事する後継者が確保されてること、さらには飼養管理に必要な放牧地、採草地及び厩舎等の施設等が確保されているものとなっております。これらの要件を満たす農業者が農業共同組合を通して経営改善計画が提示され、町及び関係機関で構成する検討委員会で内容を審査いたしまして、その導入の可否を判断することとなっております。まず、繁殖素牛の貸し付けの方法と仕組みでございますが、認定されました農業者に対しにまして町が市場より購入した繁殖素牛を期限を設けて貸し付けております。返還につきましては、農業者が去勢産子の返還の申し出があり、関係機関で血統、体格等を審査して認められた場合は貸付期限内であっても産子の返還と引き換えに当該貸付金を無償で譲渡するものでございます。なお、貸付金につきましては、条例制定当初は貸付牛の引き渡しより6年以内でありましたが、昨今の生産資材の高騰及び素牛の相場の低迷等の影響を考慮いたしまして、平成20年12月に条例改正を実施いたしまして、貸付牛の引き渡しより8年以内と期限を延長しているところでございます。繁殖素牛の預託の方法と仕組みでございます。貸付同様に認定されました農業者に対しまして、町が市場等で購入した繁殖素牛を期限を設けて預託し、預託牛及びそれから産まれた子牛の飼養管理に関する経費に対しまして、毎年算定して定めた額を預託料として農業者に支払うものでございます。預託から産まれた子牛はおおむね10カ月ほどで町に引き渡しを行い、預託牛につきましては8年以内の預託期間満了時にその評価額をもって農業者に譲渡するものでございます。また、本事業に係る導入頭数の上限は、先に申し上げました農業者の要件の中の導入より10年後の経営が自立可能になるということも勘案いたしまして、1戸当たり15頭を基準としているところでございます。
 次に、2点目の事業の実施状況についてでございますが、先にご説明していますとおり、本事業は貸し付けと預託の2本立てで構成されておりますが、事業開始より預託を希望される農業者がいなかったため、預託事業は現在のところ実施しておりません。貸し付けの事業の状況についてのみご説明させていただきます。事業の実施状況ですが、平成15年に事業を開始し、貸付事業の最後となります平成22年まで8年間に農家戸数で23戸、頭数で228頭貸し付けております。生後おおむね10カ月で返還される貸付牛からの去勢産子の状況でありますが、これまでに160頭が返還されております。平成30年度までには全頭返還される予定となっております。事業開始当初に導入した農家に当たりましては、繁殖飼養頭数が貸付牛を含めましておおむね30頭から40頭までと拡大され、それぞれの経営の改善に大きく寄与しているものと考えております。返還された去勢産子は町和牛センターで肥育されておりますが、これまで約100頭余りが東京食肉市場等で都に出荷されて、その成績が判明されております。肉質を評価する5段階評価の5等級率が5割近くございまして、4等級及び5等級を合わせた上物率が約9割となっておりまして、ともに全国平均を大きく上回ってるところでございます。これら肥育成績データは産子を返還された農家に情報提供し、その後の貸付牛からの産子保留の判断材料として活用されております。また、同時に和牛センターで得られたこれらのデータを分析いたしまして、血統に合った有利な配合を三石地区のみならず静内地区の農業者に対しましても広く情報提供することによりまして、町全体の繁殖雌牛の系統の改良を図っている状況でございます。
 3点目の静内地区で事業を実施する計画についてに関連いたしまして、当地区での取り組みについてご説明申し上げます。静内地区につきましては平成15年の黒毛和牛素牛の出荷開始より現在農家戸数が30戸、繁殖飼養頭数が約1,100頭と大幅に増加が図られており、旧静内町時代から実施しております繁殖牛及び繁殖素牛の導入に係る助成並びに繁殖素牛の自家保留に対する助成を引き続き現在も行ってるところでございます。合併後におきましては、黒毛和牛の導入に係る無利子の資金貸し付け及び北海道農業開発公社を通して導入した牛の償還に対する利子の補給事業も行っております。また、繁殖素牛の導入及び自家保留に対する助成におきましては、最近の子牛飼料の価格の低迷等による影響を考慮いたしまして、事業対象となる農家の飼養規模頭数を本年度より29頭以下から59頭以下に拡大して農業者の経営改善を図ってるとこであります。静内地区での軽種馬農家等経営改善支援対策事業の実施につきましては、現在静内農業協同組合と協議してるとこでございますが、本事業を実施するに当たりましては、事業の自治主体となる農業協同組合の管理体制、町及び和牛センターの返還牛の受け入れと指導体制、さらにはその他機関による支援体制など、多岐に渡る運営が必要とされるため、今後関係団体であります静内農業協同組合、静内和牛生産改良組合と十分協議いたしまして検討してまいりたいというように考えておりますでご理解いただきたいと思います。
 以上でご答弁とさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 21番、渡辺君。
21番(渡辺保夫君) [ 5 ]  1点目の旧苗畑地区の関係なのですけども、壇上でも申し上げたとおり、これ6月の議会でこれらについて調査検討するということですから、もう少し中身の突っ込んだ結論が出ているのかなと、私は実際のとこそう思ってましたが、今課長の答弁を聞くとほとんどのものが再度これからまた協議しなければならないような状況にあるということがよくわかりましたので、これから細かい質問をしてもよいのかどうかというのちょっと迷ってるのですが、いずれにしても今後どういうふうにするということで何点か再質問をさせていただきますけども、細かい質問をする前に、例えば私どもの持ってるデータでは何カ所掘ったかわかりませんけど、水の関係なんかもどこからでも出てくるのではなくて出てくると大量に出てくるので側溝で対処していたとか、それから表土についても場所によって厚さが違うわけですよ。ですから上層と下層の改良の仕方もいろいろ変わってくるのだと思うのです。ですから、細かい話をすれば、どこどこ掘ったとかどれぐらいあれしたとかということを聞きたいのですけど、今はまだちょっと無理だと思いますので、そういう細かいことは聞くのはやめにしますけども、結局今課長がお答えになった程度のことは検査する前からほとんど8割方、私どもの持ってる情報と、わかってたと言ったら語弊あるのですけど、ほとんどかわりないのですね、持っている知識とね。だから随分がっかりしてるのですけども。今後の進め方の問題もありますので、若干何点かだけ質問させてもらいます、この件については。一応基本方針ですか、詳しくは見てないのですけど総務委員会のほうに報告されたちょっと抜粋したものを見させてもらったのですけども、例えば公共施設等整備検討エリアが5万3,000何がし平米、駐車場エリアが1万平米、公園エリアが3万9,000何がし、墓地エリアが1万2,000何がしと、この4つのエリアに分けて中央辺りに道路を付けるというような計画のようでございます。それで総務委員会に示された資料を見せてもらいますと埋蔵文化財、それから希少野生動植物整備に係る財源の確保、この3つの要因が大きな要因として挙げられて、これらの今言った3点についての事柄が解決されなければ次のステップというのですか、造成等に係る時期は明確に示されない、未定であるというような報告書というかあれになってたと思うのですけども。そこでお聞きしたいのは、この事業は例えば12ヘクタールを都市計画公園なんか造るときのように、いっぺんに全部まとめて造成するというような考えではまさかないと思うのですよ。私は検討エリアなんかもあるのですから、できるところから順次やっていっていただけるものだと考えてるのですが、そういう考えでよろしいですか。
議長(五十嵐敏明君) 田辺企画課長。
企画課長(田辺貞次君) [ 6 ]  現在のイメージ図による利用計画のエリア分けがこれ決まりましたら、今後につきましては測量や基本調査あるいは基本設計と、こういうものが必要になってくると考えてございます。この段階で当然利用計画としまして、今お話ししました公園の造成や駐車場あるいは道路の敷設等を盛り込んだ計画と、基本設計ということで考えております。しかしながら、これらの工事着工とか工期につきましては、財源の確保や財政状況を勘案し、慎重に検討していくこととなりますので、段階を踏みながら数年にまたがる事業となるものと考えてございます。
議長(五十嵐敏明君) 21番、渡辺君。
21番(渡辺保夫君) [ 7 ]  当然期間は相当かかるものとは考えております。後のほうでまた別な質問がありますので次に移りますけども、こういう事業全体がいろんな課にわたるので企画が統括といいますか調整してこの事業の全体構想をまとめると。それで連絡調整をするという仕組みはわかってるのですが、ここらまでの調査が進んだ段階でそれぞれ担当を予想される課というのですか、実施課、現課がもうちょっと今度深く関わって検討していかないと、これ企画課だけではなかなかそのコンサルにかける以外のことを自力で調査するといってもなかなかできない話だと思うのですよね。ですから、これらのこと、いわゆる本当の実際に行動を起こす検討に入るのは、今の総務委員会に報告した中身でさらに検討しなきゃならんということもわかってるのですが、実際事業に入るのはいつころになるのかと。まだまださっき言った問題点を検討して検討して、それでまだ1年2年経つかわからんけども着手するのは3年後になるのかという話になってしまうのでね。ですから、私はある程度のイメージ図とかそういうものができたら、いわゆる実施担当課のほうに順次おろしていってもよいんじゃないかと思うのですけども、そこら辺の考え方はどうでしょうかね。
議長(五十嵐敏明君) 田辺企画課長。
企画課長(田辺貞次君) [ 8 ]  この苗畑の利活用の関係につきましては壇上でもお答えしましたように、それぞれ関係する所管課も当然入った中での検討でエリア分けを今回させていただいているところでございます。それで、このエリア分けにつきましては今議員がおっしゃられたように総務常任委員会のほうにもお話はしてございますけれども、今後につきましては議会の皆さんにもご協議を申し上げたいと考えてございます。このエリア分けにつきまして、いわゆるご理解、これが得られましたら次の段階として、いわゆる設計段階ということに入っていくとは思いますけれども、これらの設計から含めまして推進につきましてはそれぞれ所管する課のほうで進めるということに考えてございます。それで、いつからという話が今出ましたけれども、ちょっと今の段階ではまだ新年度予算の取りまとめ中でございまして、この場ではちょっと予算関係につきましては申し上げられないということでご理解をお願いしたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 21番、渡辺君。
21番(渡辺保夫君) [ 9 ]  結局そういう話になるのですよね。ですから、やっぱりある程度の青図ができたら担当課におろしていかないと、企画1つで予算の積み上げとか、そういったことはなかなか難しいのだと思うのです。だから少なくともそこら辺は検討の中で、もう少しは企画課が統括してやっていかなきゃならんと思うのですけど、もっともっとその現業課のほうでも深く入っていってもらわないと困るのでないかと思うのです。そこで、その予算の話が出ましたけども、全体事業の予算を確保するとなると、これはもう大変な金額になるのだと思うのですよ。そんなことで例えば予算、大きな予算を付けなくても実施できることがあるのではないかと思うのです。2~3申し上げますと、例えば基本設計前にでも桜の苗木の試験的な栽培ですね。例えばさっき土壌だとか水だとかいろんなことを言ってました。ですけども、これは計画としてはたくさんの種類の桜も植えてほしい、梅も植えてほしいということもありますので、その桜によって一律にその同じ土壌改良をすればよいという話でもないような気もするのです。ですから、例えば公園エリアの中に場所を10カ所とか15カ所選んで、その先行的に試験植栽をしてみると。これとて2年、3年経ってみなきゃわからんものがたくさんあるのだと思うのですよ。それから公園エリア内の希少植物なのですけど、先ほどの答弁ではちょっと名前難しくて、エンビセンノウ、これ1種類ですか、希少植物と称されてるものは。であればですね、おおむね湿地にあるというような話でしたけども、本当にほかにないかということぐらいの調査は、これそんなに予算をかけなくても先行的に事前に行った調査どおりで間違いないという確認なんかもできるのでないかと思うのですよね。それから、希少植物ではない、あそこにいろんな木、防風林としてトドマツだとかいろいろありますけどもね。例えばどういう木を残したらよいだとか、そういう調査とかもこれそんなにお金かけなくても先にできるのだと思うのですよ。ですから今2~3言いましたけども、例えば全体予算の確保が、大きな予算を付けなくても事前に何か来年、新年度から即やるというようなことを考えておりませんか。
議長(五十嵐敏明君) 本庄総務企画部長。
総務企画部長(本庄康浩君) [ 10 ]  ご質問が旧苗畑全体のお話上のご質問だったので、私どもも後段のほうは、桜と梅の公園のお話になってると思うのですけれども、全体構想としてこの広い12ヘクタールというものをどう使うかというところから協議入っておりますので。それで今企画課長がご答弁申し上げておりますとおり、その中で今基本的なイメージとしてあの12ヘクタールの区分けをさせていただいております。で、これがご理解賜れれば今度例えば桜と梅の公園部分あるいは駐車場部分、それから公共施設部分、それからお墓の部分というふうにパーツ分けになってまいります。それで、お墓の部分につきましては既にもう協議進んでおりますので、今度は桜と梅の公園について言うと、企画課長はこのような答弁でしたけど、もう少し進んで申し上げますと、これから査定でございますのではっきり申し上げられませんけれども、基本的には段取りとしては新年度予算に基本計画を上げていきたいと、委託ですね、そこの辺の経費も盛り込んでまいりたいなというふうに現段階では考えておりまして、まずそのエリア分けだけ決まれば、それじゃあ今度どういうふうに造っていくかという段階に入ってまいりたいと。それで今後段のほうでやれるとこがあるんでないかという部分もございますし、最初の庁内検討会議に私も出席しておりますけれど、その中でも既に業務分担しておるわけです。ですから、先ほど企画課長から答弁してる中の、例えば穴を掘って土質調査をやるのは建設課でやってくれと、そういうような、それから基本構想の絵をまとめるのは企画でやりますよとかっていう、その連携を取って、縦割りで事業をやってるわけでなくて、連携を取りながらやっているという意味での庁内検討会議を設けてやってございます。それで、今基本構想の段階から公園目的の部分という目的がはっきりすれば、この時点から実施に向けての事業担当は建設課のほうに移行して、最初から経済常任委員会のほうでもんでいただくというふうな形で進めたほうが、前の事案のように途中から常任委員会変わったりすると協議がちょっと不十分になってしまうというご指摘もございましたので、できる限り早い目的を決めて、担当常任委員会のほうに継続して根っこからずっと協議していただくというふうのほうがよろしいのではないかということで協議をさせていただいております。ですから、私のほうから申し上げたいのは、今ちょっと踏み込んだ発言になりますけれど、もう25年度から動かしたいという意向をお伝えしたいなというふうに思います。
議長(五十嵐敏明君) 21番、渡辺君。
21番(渡辺保夫君) [ 11 ]  ありがたい話で、ぜひそのようにしてほしいのです。12ヘクタール全体と言っても、例えば墓地エリアなんかもう予算付けて進んでるわけですよね。それから駐車場エリアなんて駐車場以外の何物でもないわけですよ。それから公共施設検討エリアって言ったって、これはまだ何くるかわからんけども残しておきましょうという土地ですからね。私はその公園エリアにこだわって質問してるのですけども、この桜と梅の公園の関係についてはもう5年以上前から町民有志が熱望してる事業でもありますし、その姿勢については賛同する、そのように進めたいという町のほうのお話も何度か聞いてますけども、なかなかその町民に対して目に見えるその形で出てこないものですからね。ですから私が全部予算が付かなくても先行してやれることはないかと、少しの予算で結構じゃないですかということを申し上げているので、今部長がおっしゃってくれたようにできるだけもう、来年の新年度早くから少しでも町民の目に見えるような形で事業を進めていきたいと。鉄板にしてその公園をどうするという形で進めるのでなくて、さっき私が何点か挙げましたけど、それ以外にもたくさんできることあるのだと思うのです。その間に並行して当初企画課長が答弁したように、調べなきゃならんものは並行して調べていってもらえばよいのでね。何とかそこら辺の格好をできるだけ町民の目に早くわかるような形で進めていただきたいなと。町長、ここら辺ひと言町長からも元気のよい言葉でお願いしたいのですけども。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 12 ]  毎年のように基金としてご寄附をちょうだいしておりまして1,000数百万という大きな額になっております。そして毎年地道な活動を続けておられまして、二十間道路の桜なんかのことにつきましても種々手当てをしていただいたり、事務局長は写真集を発表してなかなか得がたいものとなっております。そんなことで私もお答えしたいということでこのたびあのような絵を委員会のほうにお示ししたわけでございます。盛土とかの工法を活用しながらやっていけば土壌の問題はクリアできるんじゃないかなとは思っておりますが、そういった点をさらに調査等を行い、また、ああいったような広いスペースを確保しておくと、先ほどの答弁にもありましたけれども災害時のわーっと高台に上がったときの一時的なといいますか、夏場ですと野外でもそう寒いこともありませんし、そういった活用も考えていると、やっていけばということで進めてまいりたいと、このように思っております。今後につきましては内部でまたよく検討させていただいて調査等に入っていくというようなことになると思いますので、よろしくご理解のほどをお願いしたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 21番、渡辺君。
21番(渡辺保夫君) [ 13 ]  壇上での質問の答弁で企画課長に答弁してもらったそれ以上、それ以外もないと思うので、これ以上細かいことは言いませんけども、先ほども言いましたようにこれはたくさんの町民の方が期待してる公園の事業でございますので、正式な大きな予算がなくても例えば町民の方だとか、さくらの会の方だとかに協力をいただきながら先ほど言ったような小さなことからでも始めていけることがたくさんあるのでないかと思いますので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。この件の最後になりますけども、これは公園構想なのですけども公園の中、全体を公園として公園エリアの中の公園として、その中にぽつっと桜の園の公園があるという格好でないでしょうね。あのエリア全体をそういうふうに考えてよいのでしょうね。これ1点だけちょっと確認させてください。
議長(五十嵐敏明君) 田辺企画課長。
企画課長(田辺貞次君) [ 14 ]  12ヘクタール全体の活用計画については先ほど申し上げたとおりでして、今計画してる4ヘクタールですか、この部分については公園エリアということで考えてございまして、これがいわゆる要望のあった桜と梅の園ということで考えてございます。
議長(五十嵐敏明君) 21番、渡辺君。
21番(渡辺保夫君) [ 15 ]  この件につきましては以上で終わりますけども、くれぐれもしつこいようですけれども、たくさんの町民の方が期待してる事業でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それでは、2点目の黒毛和牛のほうの再質問に入らせてもらいますけども、ちょっとさっき課長のほうから答弁してもらってわからなかったこと2点ほど確認させてほしいのですけども。例えば軽種馬をやってて辞めた農家とか転換する農家と言ってましたけども、辞めた農家は例えば5年前まで辞めた人だよだとか8年前に辞めた人だよとか、そういう区切りはあるのでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 土井農政課長。
農政課長(土井 忍君) [ 16 ]  要綱、要領等の中ではその期間というか年数は規定しておりません。
議長(五十嵐敏明君) 21番、渡辺君。
21番(渡辺保夫君) [ 17 ]  それはわかりました。それから、市場から購入した素牛を預託だとかあれにするというふうなことでしたけども、この前の決算審査の委員会では市場からはほとんど地元の牛を飼っていただいてるというようなあれをしたのですけども、これらも例えば地元から買った中で質のよいものを素牛にしてるというふうに考えてよろしいのでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 酒井農林水産部長。
農林水産部長(酒井哲也君) [ 18 ]  地元から血統の、また体系のよいものが全部揃えられるということにはなかなかならないと。それで市場ではその月に2回開催されます。当然市場主催者のほうから名簿が送られてきますので、その2日間の中である程度こう選抜していくということで、町内に限定をするということには貸付牛の場合はならないということでご理解をいただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 21番、渡辺君。
21番(渡辺保夫君) [ 19 ]  ちょっと理解できなかったこの事業の仕組みと方法なんかについても大体よくわかりました。静内地区での当該事業の実施についてはいろいろ整理しなきゃならんということがあるのもわかりました。この地区で言いますと旧静内町時代から実施してる繁殖牛及び繁殖素牛の導入に係る助成ですとか、繁殖素牛の自家保留に対する助成、さらには公社牛に対する利子の補給を昨年からでしたか、頭数も倍以上、60頭近くに拡大されたことも理解しておりますけども、やっとこの静内地区も10年を迎えて次のステップに向かう準備が少しできたかなと。ですから、同じ町内といえども40年もの歴史ある三石地区と静内地区が同じ施策でやれるかったら、それはちょっと無理もあるのでね。もう少しはやっぱり新人とプロぐらいの差があるわけですから施策もいろいろあるのだと思いますけども、この事業についてはもうこれからも本当に大事な事業になるんでないかと思うのですよ。それで、例えば頭数だとか戸数を限定してでも早い時期からこれ実施できないかなと思うのですけど、これ町長どうでしょうかね。そういった考えは持てないでしょうか。担当課でいういろいろ整備しなきゃならんということもわかるのですけども、すごくやっぱり重要な事業だと思うのでね。静内地区でも早い実施ということは考えられないでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 20 ]  黒毛和牛が日高管内的にも相当生産頭数が増えてまいりました。いわゆる素牛生産型と肥育牛生産型とでも申しましょうか、2つに分けられるのかなとは思いますけれども、将来その三石牛は今浦河から三石そして新冠、ここまでの範囲で生産されたものを東京食肉市場に送っているということでございます。でも、まだまだそのブランドというふうに胸を張るためにはなかなか頭数が、要するに供給頭数が、市場への供給頭数が少ないということで、その素になる子牛から肥育牛に持っていくための牛はなるべく基盤を強くして数多く出していかなければならない。そういった中でもまた肥育のほうにもこの静内地区でも取り組んでいただけるような方が出てくると、これまたブランドとしての地位を固めるための助けとなるというようなことで常に思ってます。それで、やはり第1次産業の中でもこの畜産の部門、特に元々の軽種馬生産も含めまして、一方ではまたこの黒毛和牛の振興というのは非常に重要だと思って、従来から力を入れております。静内地区も和牛生産改良組合が10周年ということで私もその行事のご案内もちょうだいしておりますけれども、そういった節目の年でもありますので、今ほどのやりとりの中でもありました課題は、整理しなきゃならん課題はありますけれども、旧静内町時代から実施している繁殖牛及び繁殖素牛の導入に関わる助成、また繁殖素牛の自家保留に対する助成、さらには公社牛に対する利子の補給事業、これが59頭に拡大されたことも理解しておりますが、静内地区の和牛組合も今申し上げましたように10年という節目の年を迎えたということでございますので、今後のさらなる事業展開のためにも当該事業の実施は、ご指摘の事業の実施は必要なことと考えております。そんなことで今後戸数や頭数の限定も含めまして関係団体と十分に協議を進めてまいると。そしてご指摘のようなことにお答えをしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 21番、渡辺君。
21番(渡辺保夫君) [ 21 ]  その言葉に期待をして質問は終わらせていただきますけども、やっぱり今素牛が三石地区で3億ちょっと、静内で4億ちょっとで枝肉が三石地区で4~5億売ってると。合わせると12~13億。やっぱりそこまでいかないと本当の生産地というようなことにならないんでないかと思いますので、そのためにも今言ったようによくよく検討されて、早い実施ができるようにお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
議長(五十嵐敏明君) 暫時休憩します。10分程度休憩します。

                          休憩 午前10時30分

                          再開 午前10時42分

議長(五十嵐敏明君) 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
 20番、福嶋君。

                          [20番 福嶋尚人君登壇]

20番(福嶋尚人君) [ 22 ]  通告に従い、予算の議会議決と行政執行についてと、平成24年度防災訓練についての2項目を町長にお尋ねいたします。
 まず、最初の予算の議会議決と行政執行についてを質問いたします。今年の第6回9月定例議会に提案され議決した補正予算のうち、ピュア管理経費の修繕料560万円及びピュア再生計画作成等業務委託料300万円の執行状況をお伺いいたします。このうち560万円の修繕料の提案理由は、ピュア事業協同組合の経営が苦しいということで延び延びになっていた修繕を町がピュア事業協同組合の持っていた2階の一部分及び1階を町が代物弁済により取得したことに基づくものであります。すなわち平成22年12月にピュア事業協同組合に対し3,590万円を融資しましたがピュア事業協同組合が破綻し、なおかつ連帯保証人の預金資産もないに等しいということから、今年の7月臨時議会で代物弁済で町が取得したことにより緊急を要する修繕を町が単独でしなければならないことになったものであります。9月議会に資料として提出されたピュア共用部修繕内訳によると、修繕の重要度Aにおいても特に緊急を要するものとして屋外通路手すり階段修繕やピュア広告塔撤去などを6カ所、遅くとも1年以内に修繕が必要であるものとして屋上の床防水修繕など6カ所の合計12カ所について補正予算として提案され議決されました。重要度Aのうち、緊急を要するものとしたお手元にある資料3番のピュア正面外灯撤去(5本)について、一昨日の月曜日に撤去工事がされていました。寒さが厳しくなり、路面が凍結した12月の撤去工事のほうが議会議決をした9月ごろより撤去しやすくなったものにすぎず、今回の私の質問とは関係のない偶然の一致のものと思いますが、その他の修繕について執行状況をお伺いいたします。
 次に、ピュア再生計画作成等業務委託料300万円についてお尋ねをいたします。この業務委託は今年2月に閉鎖したピュアの代わりとなるテナントを誘致するための交渉等を行う、いわゆる再生計画を作成するための委託であります。9月議会の提案理由のうちの1つとして経験やノウハウを持たない職員ではテナント誘致に関する業務の遂行は極めて困難であることから、当該業務に精通した事業者に委託をして、1日も早いピュアの再開を目指すという業務委託でした。しかし、11月15日の経済常任委員会において300万円の委託料については保留をしている、このことは町長と相談しての判断であると説明されました。議会議決のあった予算を議会への説明、了解のないまま、行政側の都合により保留としたことについて、議案提出者である町長の説明をお伺いいたします。
 次に、2番目の平成24年度防災訓練についてをお尋ねいたします。去る10月18日に実施した最大クラスの津波を想定した避難訓練は、昨年の防災訓練で実施しなかった海岸沿いの住宅地帯を対象としたものですが、今年の訓練で各地域の避難場所をどのように評価されているのかをお伺いいたします。また、2年間の訓練でまだ実施をしていない地域及び避難の際の高台への避難計画をお伺いいたします。
 以上を壇上からの質問といたしますので、よろしくご答弁をお願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。

                          [商工労働観光課長 石原義弘君登壇]

商工労働観光課長(石原義弘君) [ 23 ]  福嶋議員の議会議決と行政執行についてご答弁を申し上げます。
 ご質問のとおり、先の9月定例会におきましてピュア管理経費及びピュア再生計画作成等業務委託料の補正予算について議決をいただきました。ピュアの管理経費につきましては、経年劣化等による建物の損傷が進んでいることから、施設管理を委託しているイオンディライト株式会社と相談をしながら順次取り組んでいるところでございます。お手元に資料を配付させていただきました。資料の右欄に備考欄に数字の入っているもの、これについて終了をした事業でございます。この資料のとおり、予定した修繕等12事業のうち6の事業について既に終了または発注をしておりますが、損傷の激しい箇所が新たに見つかるなど計画どおりに対応できていないのが実情でございます。しかしながら、利用者の方々の安全確保さらには施設の適切な維持管理に努めてまいるため、予算との関連もありますが年度内の完了を目指していきたいというふうに考えてございます。
 次に、ピュア再生計画作成等業務委託料についてでございますが、全国そして全道的にも商業施設の撤退後の新たな事業者の誘致が難航している中で、核となる店舗の出店について店舗開発担当者などと直接お会いし交渉を進めていくことは非常に難しく、委託業務のうち担当者との接触、交渉、こういったものができるかどうかというのが1つの重要な業務であるとして、テナントリーシング等を専門に行う事業者の方に業務を委託することとしてその準備を進めてまいりました。その一方で、私どもは業務委託を進めることと並行して、積極的な行動を取ってまいりました。その結果として、所管委員会でもご説明をさせていただきましたが、現段階でピュア再生のための核となり得る複数の事業者の方々と接触することができ、ピュア再建に向けた正式な協議を行うに至ったと判断し、企画提案方式、プロポーザル方式による事業者の募集を行うことといたしました。その結果として、現段階では業務委託については保留とさせていただいております。今後、事業者の方々からご提案をいただき、再建に向けた協議を進めていくこととなりますが、その過程で他のテナントの誘致、さらには効果的な施設利用など魅力のある施設としていくためには業務委託を行う必要がある場合もあり得るということは想定してございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 坂総務課長。

                          [総務課長 坂 将樹君登壇]

総務課長(坂 将樹君) [ 24 ]  福嶋議員からご質問の大きな2点目、平成24年度防災訓練についてご答弁を申し上げます。
 平成24年の防災訓練につきましては、議員の皆様に資料でお渡ししている防災訓練の実施要領に記載もありますが、10月18日木曜日に実施したところでございます。訓練の想定につきましては、釧路沖から三陸沖北部を震源地とする地震が発生し、北海道太平洋沿岸中部に大津波警報が発表され、地震発生から約30分後に津波第1波が襲来することを想定し実施したもので、対象地域は静内地区におきましては海岸町と入船町、三石地区では越海町、港町、鳧舞の各地区を対象に実施したところでございます。また、訓練内容につきましては、地域住民の避難訓練を中心に、要援護者の避難訓練、関係機関による誘導訓練を行ったところでございます。訓練の参加人数につきましては、静内海岸地区で8名、静内入船地区で46名、三石越海地区で38名、三石港町地区で103名、三石鳧舞地区で97名、ただ、これにつきましては下美野和の方も入った数字になってございます。ということで合計では292名の町民の皆さんにご参加いただいたところでございます。なお、避難訓練による個別の避難箇所につきましては、お手元に配付の資料のとおりでございます。また、津波からの避難を中心とした訓練につきましては、昨年に引き続き2年目となりますが、ご質問の項目にございますとおり、北海道から出された津波シミュレーションによる浸水予想地域において、この2年間で防災訓練を未実施の地区につきましては、まず三石地区でございますが西蓬莱、東蓬莱、西端、美野和、本桐となってございます。一方静内地区におきましては、東静内、浦和、真歌、そして静内市街地の海岸町を除く地区が未実施の地区となってございます。今後これらの未実施地区におきましては、津波避難計画の地域版の策定をお願いしていく中で実施について検討をしてまいりたいと考えてございます。
 続きまして高台への避難計画のあり方でございますが、大きな津波が発生した場合にはいち早く高い所へ避難していただくことが一番重要になるものと考えてございます。このことから、地域のすぐ裏に高台や山がある地域につきましては、避難階段などの整備を進めるとともに、静内市街地などで高台までの距離がある地域につきましては、いかにして早く高台や津波浸水区域から出ていただくことを検討しなければならないものと考えてございます。これらを踏まえて津波避難計画につきましては、東日本大震災以来、津波に対する重要性が高まってきており、防災計画の中で特に津波避難に特化した計画を策定すべきとして、町において全町版の策定を進めたところでございまして、本計画につきましては先の総務常任委員会において説明を申し上げまして、おおむね趣旨はご理解いただいたところでございますが、細部につきましては改めて委員会において協議をさせていただくことになってございます。また、各地域の皆様には、地域の実態に合った津波避難計画の地域版について策定していただけるようお願いしてまいりますとともに、策定に当たりましては町といたしましても協力をしてまいりたいというふうに考えてございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 25 ]  まず、予算の議決と行政執行についてのうち、修繕料560万円についてお伺いいたします。最後の結論として年度内の完了とおっしゃいましたけども、来年の3月末を予定しているということでよろしいのでしょうか。それと、そもそも9月議会に補正予算を出したときの修繕の完了はいつごろを予定していたのか。これも併せてお伺いしたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 26 ]  修繕、当然年度内の完了を目指したいということでは当初から考えてございました。ただ、先ほど議員からもご質問があったように私どもも緊急を要するものということで捉えている部分もございました。たしかに現状では計画どおりいってない部分もございますが、これら緊急を要する部分につきましては年度末ということではなく、1日も早く修繕を進めていきたいというように考えております。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 27 ]  課長はいろいろ忙しいから、なかなか目が届かないと思うのですけどね。それで、なぜ私こういう質問するかというと、これ補正予算に出てきてるのですよね。当初予算でないのですよ。当初予算なら今課長おっしゃったとおり来年3月の年度末ってことでよいのですけど、補正予算で出てきたということは、とにかく特に緊急を要するということは私の理解では年度末でなくて年内であることが私の理解なのですけども。それで、町長にお伺いしたいのですけど、屋外通路の修繕について、非常に危険なのですよね。町長も9月議会のときにはこの階段等について緊急に工事をしたいということをおっしゃったのですけど、これについて町長は、この執行状況について、全体のですよ、補正予算を出した、この執行状況について町長はどのようにお考えなのですか。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 28 ]  補正予算を組みまして、それを議決をいただいて、今の執行状況については数字の入ってるところということでございます。それで屋外の通路の手すりについてはなかなか危険な状況にあるということで、私も承知をしております。そのほか、数字が空欄となってるものについても補正を組んで、そしてその議決をいただいた後に発注になっているということからすると、工事の執行について遅れているということは福嶋議員ご指摘のとおりで、私も何か事情があったものとはいえ、スムーズな執行ということでやっていくべきだというふうに、その点は議員ご指摘のことを今ここで大変重く受けとめております。今後スムーズな執行となるように、でも今年は本当に昨日の答弁で申し上げましたが、どうも異常気象的なとこもありまして、すごく暑かったは夏場、そしてこの年内にこのような雪が降るということはまことに余りあるケースではないと思っておりまして、工事のスムーズな執行といってもなかなかやるほうにとっても、晴れの穏やかな日の続く、しかも冬にあっても少し気温の高い日もございますので、そういったところを選んでの施工ということになりますけれども、それでもご指摘のとおりのような経緯で予算が議決されておりますので、よい日を選んでスムーズな執行ができるように私どもも目配りをきちっとしていかなきゃならないと、このように思ってるとこでございます。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 29 ]  町長は気候のせいにされましたけど、気候とは私は原則として関係ないと思うのですね。本当に屋外手すりは階段部分は緊急的にボルトで留めてるのですよね、町長もご存じだと思いますけども。1階の手すり階段から2階に上ったとこは鉄筋、歯が抜けたようになっていつ落下するかわからない状態なのですよね。だから緊急を要するものとして屋外手すり修繕というのは真っ先にこれ上げてると思うのですよ。万が一の場合町の責任になるのですよ。もし町民の方の人命に何か関わり合いがあれば。それで、これについて金額が抜けてるのですよね。私資料請求したときには、9月の補正資料のときは修繕費合計で560万円だったのですよ。ここでは実施済みという金額で金額抜けてるのですよ。実施済みはこれでわかりますよ。金額は何で抜けてるのですかね。それと、11番の放流パイプ交換修繕が81万4,800円になってるけども、9月議会では8万8,100円、約70万程度の違いがあるのですけど、これについてもう1度補正を組むつもりなのですか、説明されていません。あと、屋外手すりに、私は11月の経済常任委員会のときには12月いっぱいまでやると言ったのですよね。これ、12月いっぱいまでに手すり階段できるのですか。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 30 ]  先に資料から、数字が入っていないという部分についてご説明をさせていただきます。終了した時点につきましてはもう確定しておりますので数字は出しておりますが、それ以外については今後見積り合わせとなりますので、その辺の金額は伏せさせていただいてございます。それからたしかにおっしゃるとおり階段部分、これについては私どもも特に緊急を要するとしてご説明をさせていただいておりました。当然人命に関わる重大なことだというふうに思っております。これについては相当腐食が進んでおりました。現在も危険防止の貼り紙等で注意を促してはございますが、この修繕につきましては事業者の方に修繕を実際行うに当たって現状を確認していただきました。しかしながら予想以上に腐食が進み、修繕の方法等について改めて検討しなければいけないということでございまして、たしかに先の委員会では12月中に完了をしたいというお話をさせていただきましたが、今の段階では1月早々に業務を発注する予定で今進めてございますのでご理解をいただきたいと思います。それから、また資料では緊急を要しないが遅くとも1年以内に実施しなければならない修繕ということで位置付けていた事業をいくつか実施してございます。特に今ご指摘のあった放流パイプの交換修繕、これらにつきましては当初腐食部分の応急的な処置によって対応する予定でございました。しかしながら排水パイプ部分に穴が開いてしまい、施設を維持していく上で特に優先していかなければいけない事業ということの判断をいたしまして、早急な改修を行いました。その結果、当然見込んでいた経費を大きく上回る経費がかかってしまった。また、補正時には予測していなかったその他の機器の損傷、こういったものも発生をしているなどの状況でございます。これらに対応していくためにも先ほど申し上げましたとおり、イオンディライトの担当者の方とも相談をしながら順次修繕を進めていくこととしてございます。先ほどの繰り返しになりますが、予算との関連もございますが、早急な改修に向けて事務を進めていきたいというように考えてございます。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 31 ]  イオンディライトは単なる建物管理業者じゃないですか。町が建物所有者なのですから、イオンディライトがどうのこうの言って修繕費がということでなくて、町が管理、建物所有者として責任があるのですから、自分たちできちんとした工事についてのどのぐらいかかるかということはやらなきゃならないのですよ。管理業者に、まるで今のご答弁だと何か管理業者の見積りが悪かったから町が見積りができなかったみたいにおっしゃいますけども、そうじゃないと思うのですよね。それで補正予算を組むのかっていうことを質問したのですけども、それについてご答弁ない。それで、結局修繕で9月議会で出された修繕内訳の金額で違うとこは今おっしゃった11番の放流パイプ交換修繕だけなのですか。ほかについてはどうなのですか。これについては町長、また補正予算を出すというお考えなのですか。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 32 ]  ちょっと答弁漏れして申しわけございません。それと、私の説明がちょっと舌足らずでご理解いただけなかった部分もあるかと思いますが、イオンディライトのほうに見積りをお願いしているということではなくて、今行わなければいけない修繕、これの現状を踏まえながら、どこの部分をどの箇所を優先的にやっていかなければいけないか、当初予定していた現状と今現状がどう違うのか、こういうことを相談をさせていただきながら行っているということでございます。それから、違う部分はということですが、ご承知のとおり大きく違ってる部分につきましては先ほどご説明をさせていただきましたパイプの部分でございます。その他については見積りの減とか、そういうことがありますので、大きな変化はございません。それから、補正予算を組むのかということでございます。現状の中では予算の範囲の中で対応していきたいというように考えてございますが、私たちが思った以上に腐食または損傷、それから突発的な損傷等も出ております。こういったことでは、現状では補正をする、しないというのはなかなか言えませんけれども、今計画している部分についてはこの予算の範囲の中で順次優先順位を再度見極めながら進めていきたいというように考えております。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 33 ]  何度もこだわるのですけど、手すり階段を直ちに執行できるような課長のご答弁なので、何でこれをしないのかというね。昨日ですね、細川議員が危機管理についてご質問されてましたけども、まさにこの危機管理ということ、このピュアの共用部分の修繕もまさにこれ危機管理の問題の一種なのですよね。これについて町長、もう少しご認識を強く持っていただきたいと思うのですよね。
 次に、ピュア再生業務委託について質問をさせていただきます。先ほどご答弁で、私は課長から経済常任委員会でご説明を受けました。そのとき私言ったのですけど、その説明では単に事実の経過だけを述べているので、その予算を議決したのになぜ執行しないのかということについて明確な答弁がなかったので、そのとき私も言ったのですけど、じゃあ町長が保留をしてるということで相談をして、町長も保留については相談もやってるということですので、町長になぜ保留しなきゃならないのか。私は議会議決をした後、町は提案して議会に認めてくれとおっしゃってるのですよね。それを保留というのは私は今まで余りこれを聞いたことないのですけども。町長、なぜ保留をしなきゃならないのですかね。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 34 ]  補正予算を議決いただきましたあの中でも、こういった修理関係の目に見えるハード的なものについては、今そうは私答弁しても施工が遅れてるということは、これはちょっと遺憾なことだと思います。しかし、そのソフト面で目に見えないハードでないもの、それで入居する店舗、それも食料品を主とした店舗を模索する中で、こう明らかに、世に明らかにしてその工程をやっていくということにならない部分がありまして、それで実は手間取って時間がかかったということでございます。ここのところはなかなか、ここでもまたちょっと明快に言えないところがあるというのは、あそこの家賃の設定のことなんかにもそういったことで影響していくのではないかというような考えもございますし、ある入店しようとするAならAという事業者が、Bという事業者がまた手を挙げてきたということであれば、そこにやっぱりそういった業界のその駆け引きみたいのがあって、なかなかそのひと言で言えないようなところがあります。そういったことで今回公募に踏み切るということで、たしか本日がスタートだと思いますけれども入ったということでございます。そこでこの1社選ばれましたらそこから今の委託料が執行できるといいますか、それを使って初期の目的のために物事をやっていくと、こういうことになる仮定であるということで。要するにその工事の遅れのほうはご指摘のとおりでございますけども、もう1つの部分のこの業務委託のほうは再生計画のほうはそういった、いろいろとバンバンといかないというか、バンバンという言葉を使わせてもらいますけど、というところがありましてご理解をいただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 35 ]  町長ご丁寧に説明されましたけど、失礼ですけど何をおっしゃっているのかよくわからないのですよね。私は予算を保留してると。なぜ執行しないのですかと聞いてるのですよ。それについては課長からお聞きしましたので町長のお考えをなぜ保留するのか。議会議決を得たのになぜ保留をするのかっていうことを町長にお伺いしてるのですから、業者の選定が大変だとか委託料どうのとかということは私の質問とは離れてますので、なぜ保留をしてるのか、留保してるのかについてだけ簡単にご説明をお願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 36 ]  なぜ委託をしないのかということに関しましては今お話がありましたけども、先月の常任委員会、そして今月12日の経済常任委員会でもご説明をさせていただきました。また、先ほど壇上でも答弁をさせていただきましたが、業務委託について協議を行うのと並行して、私たちのほうとしては事業者との接触のほうにも努力をさせていただきました。その結果として複数の事業者が出店の意向あるいは正式な協議を行うに至ったと判断しプロポーザルを実施するに至ったということです。ただ、委託業務については先ほども申しましたとおり、現時点で保留をしていると。今後の過程の中では業務委託を行わなければならない場面もあるということは想定してございます。たしかにおっしゃるとおり、自分たちでは当初なかなか難しいので、専門的な業者にお願いしたいということで補正予算を認めていただきました。私たちはそのことを重く受けとめて事業を遂行していかなければならないということも十分に理解をしてございます。ただ、今回努力した結果として予算が未執行であるということについてのご指摘があるんだとすれば、そこの部分については真摯に受けとめさせていただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 37 ]  町長がなぜ答弁されていただかないのか、私は課長に経済常任委員会で聞いたからよいのですよ。責任あるの町長なのですから、なぜ答弁されないのですかね。それで、なぜこれ職員の方に苦労かけるのですか。9月議会のときは職員は経験がない、ノウハウがないということで業者のテナントとして入る業者の選定について自分たちはできないと。だから道からの協議をしてシーリングをする業者を、専門の業者をやって、1日も早くピュアについてやりたいというふうに答弁されたのですよ。で議会で予算を上げたのですよ。ですから職員の方にぜこれだけ苦労かけるのですか、素人の。道と協議したのでしょう。こういう選定専門の業者にやるといろいろなことができるからということで予算を出したんじゃないですか。町長、違うのですか。もう課長答弁よいですから。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 38 ]  先ほどの答弁、私の答弁のような経緯がございまして、結局早く、何といいますか、なかなか明らかにできない微妙なところがすめば、その保留されてるものの執行も早いわけでございますけれども、今ようやく公募の段階入ったということで、これがはっきりしてくるとその時点で執行できると。ですから、今その保留してるものを執行するタイミングにまだ至ってないということでございますので、これはそんなに年度末ぎりぎりとかという執行でなくて、そう近いうちにというような言い方とか、そう遠くない時期にとかという言い方がありますけれども、執行するようなことになると思いますのでご理解をいただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 39 ]  町長、そういう答弁本当にしてよいのですか。業者の選定をするためのとか等々いろいろな委託業務の中の1つとして事業者を選定をすると言ってるのですよ。もうプロポーザルを開始されたのでしょう。町長今おっしゃったとおり、ああ公告ですか。じゃあもう進んでいるのですよ、もう。選定をしないでプロポーザルやって3月末までに決めるというときに、どこでじゃあ北海道と、道庁とですね協議をしてお願いした事業者にいろいろな選定に関する業務を委託するのですか。できないでしょう。ちょっと違うんじゃないですか、町長。

                          [何事か言う人あり]

議長(五十嵐敏明君) 休憩します。暫時休憩いたします。午後1時再開いたします。

                          休憩 午前11時22分

                          再開 午後 1時00分

議長(五十嵐敏明君) 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 40 ]  先ほどは答弁準備のため休憩を取っていただきましてありがとうございます。また、時間を費やしたことをおわび申し上げます。
 先ほどの私の答弁は留保されてるとでも申しますか、まだ執行してない予算について執行しますという趣旨の答弁で、断定した答弁でございました。この点は訂正を申し上げます。そしておわびを申し上げます。先ほど課長が答弁したのと同趣旨でございまして、今のところ執行をしないできている状況でございますが、将来そういう可能性があるというようなことも含めまして、今のところ執行になってないということでございます。しからばそういう予算を何で計上したのかというふうに言われますと、予算の重みというものは私もよく承知しておりますが、この場合には先ほど申し上げたようなことで、何と言いますか、ものを形にするという工事とかと違う趣旨のものでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 41 ]  ピュア事業協同組合が去る2年くらい前ですか、事業破綻をしなきゃこういう問題も起きなかったということで、町長にご同情申し上げる部分もありますけど、一応予算として上げたのですから、執行しないで今後わからんというのは私もそうですねとは言えないのですよね。それで、可能性としてあると言いますけど事実上もうないと思うのですよね。プロポーザル始まってますから、先ほども言いましたとおり事業者の選定を専門業者に委託して、選定して、先ほど言ったとおり町職員にはノウハウも経験もないから大変だからということで、そういう専門の事業者に、道との協議によってシーリングをしてやるとおっしゃいました。ということで9月議会でやったのですよね。で300万円の予算で議決したのですよ。今後あり得ると言いましたけども、もうプロポーザルは始まってるのですから実際はできないと思うのですよ。だから将来的に可能性あると言いますけども、ここについて再確認しますけども、本当に可能性としては残っているのですか。
議長(五十嵐敏明君) 富田副町長。
副町長(富田 泰君) [ 42 ]  この予算の性格につきましては、先ほどからやりとりしてるように基本的に町としては最終的なプロポーザルで入居いただく、入店いただく業者を最終的にはプロポーザルで決めたいという方向は変わっておりませんし、その事前の段階で、要するにノウハウがないと、少ないというかないということよりもそんなようなこともあって委託したいということで説明もしてきております。それで、事前のいろいろとこれまで取り組んできた中で、複数の業者がプロポーザルに手を挙げてくれるだろうという感触でおります。そういうようなことからプロポーザルに踏み切るということで常任委員会にも説明もさせていただいてきております。それで、可能性としてはあれだけの面積ある建物でございますので、プロポーザルで全部うまく使う形で提案してくれるのかという部分もございますし、選定の段階で1社なら1社に限って特定できて全部使っていただけるような状況になるのかどうなのかという部分もございますので、全部埋まらないと、あるいは主たる業者がテナントも連れて来てというような提案ももしかしたらなされるかもわかりません。ですから、そういう意味でもし全部埋まらないとか、そういう状況になれば、こういう専門業者に委託をお願いをして進めるという場合も出てくるのではないかということで想定しておりまして、それで現段階では、これまではもちろん使ってきておりませんけども、現段階では留保という言い方かもしれませんが、そういう形で未執行という形になっております。ですから今後の可能性としては全くないということではなくて、プロポーザルによる中身の問題でお願いして進めなければならない場面も出てくるということでご答弁を申し上げてるところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 43 ]  町長も副町長も入るテナントの選定について限定というか特定しておられますけども、この9月の委託業務の内容は単に業者、テナントに入る業者の選定だけでないのですよね。ほかの部分についての予算も含めたシーリングの中の1部分が入るべき事業者の選定作業なのですよ。残りの部分も委託業務の中にありますよね。これについてはどうされるのですか。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 44 ]  たしかにおっしゃるとおり、委託しようとした業務のうちこの事業者の選定といいますか交渉についてはその一部であったというふうには私どもも申し上げてございました。ただ、何度も申し上げているように、最大の1つの目的、今回の委託しようという目的については、事業者との交渉というものを掲げておりました。それで予算を認めていただくときにもそういった事業者の方々との交渉、これを町が独自で行うことは非常に難しいということで付けていただきました。今富田副町長もご答弁させていただいたように現段階では、そこの選定といいますか候補者を絞り込む上では委託業務といいますか、そこの部分については頼らなくてもここまでこられたと。ただ、今後においては新たなテナント、小さなテナント等を誘致するに当たっては今後改めてそういった事業者のほうに委託をして進めていかなければいけない場面も想定しているということでご説明をさせていただいております。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 45 ]  担当課長としてはそういう言い方をせざるを得ないと思うのですけども、委託業務は違うのですよね。9月議会の提案理由を読むと、ピュアの1日も早い再開を目指すためにテナントの誘致交渉、こういう業務とそのほかに今後のピュアの建物、大規模な改修計画を視野に入れたビル管理運営面の計画の策定及び町の現況調査、ピュア地域地区の商業地域の現況調査、施設利用者の状況、今後の配置計画案の策定、あとテナントの交渉などにつきまして調査結果報告書、いわゆる再生計画をまとめるための委託料なのですよ。ですから先ほど副町長が全部テナント入らなかったらどうするかとかということじゃないのです。テナントのピュアの1階、2階部分の配置計画を含めて、新ひだか町静内地区の商業地域の再生計画案なのですよ。ですから、テナントの交渉だけの一部分を特化するということは、9月定例議会の趣旨と違うのですよ。ですから私聞いているのですよね。その中で専門の業者にシーリングをしてもらって、先ほど言ったとおりのピュア1階、2階の配置計画、建物修繕計画、今後のですよ維持管理の、そういった町の商業地域としての現況調査等々を含めてそういう専門的に北海道内でやっている業者に頼んで町の再活性化を図るための再生計画案なのですよね。それを道と今まで協議してきたと、予算さえ通ればこういうことをやりますよと、結構なことじゃないですか。なぜ業者の選定だけ特定してやるのですか。9月議会の委託料の中身と違うじゃないですか。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 46 ]  ご指摘の部分はよくわかります。ただ、私どもの目的はピュアの1日も早い再開でございます。その手法の1つとして、たしかに私どもはノウハウがないという中で委託をお願いしたいと。これは私のほうから実際にピュアを1日も早く再開するためにはこれまでの経験、そういったものから考えて自分たちの中ではなかなか難しい、そしてまたさらに新聞等でもご承知のとおり、岩見沢でも同様の事例がございました。それを受けて担当職員をすぐに視察にも行かせました。また、道の、協議というお話でしたが、道のほうと協議ということではないですがいろいろご相談をさせていただいておりました。そういった中でも町が独自にこういったことをやるのは非常に難しいというアドバイスもいただきました。そういった中で繰り返しになりますが、1日も早い再開を目指すその手法の1つとして委託業務ということで議会にも認めていただきました。ただ、何度も申し上げてますとおり、私たちは私たちの努力をさせていただきました。その結果として今委託をしない中でここまでプロポーザルに至るまでこられたということです。ですので、ちょっと私わからないのは、ご指摘が委託をしないでプロポーザルをやったことがご指摘されているのか、その辺がちょっと私もわからないのですが、あくまでも、ただ目的は先ほど副町長が言いましたように・・

                          [何事か言う人あり]

商工労働観光課長(石原義弘君) [ 47 ]  いいえ、違います。確認をさせていただいてるだけです。今後いろんな場面で委託業務を行っていかなければいけない場面もあるということで何度もお話をさせていただいてることをご理解いただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 48 ]  私は9月、何度も言いますけど9月議会で委託業務としてやったこと、提案したことについて、そのままシーリングで業者にやっていただければよいのですよ。1日も早い再開を目指す、ピュアの再開を目指すとか、再生事業計画やるとかと言って出してるのですよ。職員の方がやったというのは大変評価しますよ。でも予算として出してるのですから、それでやればよいのですよ。先ほど言ったとおりピュアの配置計画案とか町の商業の状態、ピュアの建物修繕維持管理費、そういうものをよく北海道でやっていてわかる業者にやろうとしたんじゃないですか。それをそのまま素直にやればよいのですよ。自分たち職員で見つけたとか、だからやらないとかっていうそういう問題じゃないと思うのですよ。町長、いかがですか。課長答弁よいですから。
議長(五十嵐敏明君) 富田副町長。
副町長(富田 泰君) [ 49 ]  先ほど課長のほうからも答弁申し上げたとおり、究極の目的は1日も早くあそこに入っていただく方を決めると、こういう方針で当然進めてまいりましたし、その過程の中で9月時点ではこれまでも説明してきているような形で予算をお願いして認めていただいて、それに沿って進めればと、当然なのではないかというご指摘でございます。予算を計上した側としては、提案した側としては当然そうなるべきなのだろうというふうに思いますが、計上が終わったあと、具体的には申し上げられませんけれども水面下で可能性のある業者等々から水面下で出店意思等々の調整部門がありましたので、複数に、プロポーザルは基本的には複数でと思っておりましたので、そういう中でのお話が部分的にありまして、予算執行をすれば、その業者も含めていろいろと交渉になるのだろうとは思いましたけれども、何とか話が進めれると可能性についていう状況になったものですから、そういうことでそれは執行しないで水面下で可能性の担当者の中で話を進めたという経過がございますので、そういうことで、認めていただいた予算についてはそういう形で執行できなかったわけですから、それに執行するという可能性もあれですけれども、大変貴重なアドバイスをいただいているというふうに思っておりますので、何とか入店に向けて今後も精力的に進めたいというふうに思っておりますので、今福嶋議員からの議決事項に対して、予算の意義とかいろいろありますけれども、そういう議論は抜きにして真摯に指摘を受けとめて、何とか早く入居、入店される業者を決めるという方向に努力したいと、このように思っておりますのでご理解をいただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 50 ]  堂々巡りですから私意見だけ言わせていただきますけど、1日も早いピュアの再開ということで専門業者に頼むのですから、そのとおりやればよいのですよね。そのときに先ほど何度も言うとおり、ピュアの配置計画案とか町の現況調査、いろんな総合的に判断するのはやはり9月議会で言ったとおりシーリングを行う業者でなかったらできないのですよ。それを町が経験もないノウハウもない職員に苦労させて本当にできるのか。向こうはプロですよ、相手方テナントはね。道と話し合いというか協議してシーリングの業者でやってもらえば、今後の新ひだか町のいわゆる大手テナントだけに利益を独占されるようなことがないようにきちんとした計画を立ててくれると思うのですよ。ですからピュアの再生、ピュアの配置計画とか町の現況調査とかをやってもらうんじゃなかったのですかね。私は非常に今回のやり方は、本当の中心商店街の活性化、あるいは商業者の今後の置かれる立場を考えと、郊外店の大型店あるいは今度ピュアに入ってくるかもしれない大型テナント、この両ばさみになって、いずれは本当に衰退するのではないかと。私はそう思うから今回質問したのですよ。単にピュアのテナント入ればよいという、そういう問題ではないのですよ。そのための委託でなかったのですか。
 続いて質問させていただきます。町長は9月議会で委託料の説明の中で独立採算性について言及されましたけども、独立採算制の基礎となるものはもう一度確認したいのですけど、どういうものを町長は考えておられるのですか。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 51 ]  まず、家賃収入と平たい言い方ですが、それが一番のベースであると思いますし、それがほとんどであると言っても過言でないと思います。後の詳細につきましては課長のほうから答弁させます。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 52 ]  独立採算制の基礎はということですが、今町長が申し上げたのは、今後貸し付けを行うに当たっての貸付料設定のお話だったと思います。ただ、ご質問の内容は独立採算制というよりは基本的にどういう考えなのかということでございます。そういった貸付金のこともございますが、基本的にはそこの事業者、新たに入っていただく事業者の運営に対して町費を投入しない、するべきではないという考えだというふうに町長のほうからも指示をいただいてございます。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 53 ]  それもっともなのですよね。ですから、何を入れるのか。ランニングコストだけなのか、今後予想される修繕費も含めるのか、町が1階部分及び2階の一部分を取得したことによって、これまで得られてた固定資産税、これも家賃の中に含めるのか等々を私はお聞きしてるのです。町長は町民には迷惑をかけない、独立採算制でいくとおっしゃってるのですから、町長から町長のお考えをお聞きしたいのですが、いかがですか。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 54 ]  すみません。貸付金の算定の根拠はというお話になるかと思います。貸付料ですね、失礼いたしました。それについては先ほどからお話しいたしておりますが、今日からプロポーザルの募集を行ってございます。経済常任委員会でもお話をさせていただいております。その中の方針として貸付料についてはプロポーザルを応募してくる業者の方にまずは希望の貸付料について記載していただくことにしております。その内容につきましては今ここでお話をさせていただきますとそういったプロポーザルのところに大きく影響をします。先ほどの経済常任委員会ではある程度の部分についてお話をさせていただいたつもりでございますので、ここの場でその詳細な部分についてはちょっと触れることはできませんが、ただおっしゃるとおりの、おっしゃる内容については私どものほうで試算をして、一応私どもは最低賃料というふうなことで設定をいたしますが、今福嶋議員がおっしゃられた内容については網羅をしているということでご理解を、今のところはご理解いただきたい。というのは、繰り返しになりますが、今日から始まったプロポーザルにその部分については大きく影響するというふうに思っておりますので、どうぞご理解をいただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 55 ]  私経済常任委員会できちんと説明していただいてるならこういう質問しませんよ。家賃については公表しないと、それだけですから、聞いてるのは、発表してるのは。で町長は今まで何回も独立採算性についてとおっしゃってますので、いよいよ本格化したテナントのことを町民に損害与えないとおっしゃってるのですから。私は金額を聞いてるわけでないのですよ。金額の基礎となる、対象となるのは何かと聞いてるのですよ。それぐらい答えられないのですかね。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 56 ]  業者の方にとっては大方予想が付く金額になろうかと思いますが、まずはピュアそのものを運営するに当たって基本的に必要となる、年間ピュアの運営経費というのが3,000万から4,000万ぐらいかかります。ここで今貸し付けを行おうとするに当たっての1平米当たりの金額、それから当然固定資産税の減収分、それから償却資産分、こういったものを試算の数値として私どもは最低賃料というものを試算をしてございます。先ほど言っています独立採算制という部分には、その分を網羅した上で新たなその運営に関して、今後は町費を投入しないというのが大前提ということの町長の独立採算性ということで指示を受けてございます。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 57 ]  町長がこれまで何回も独立採算性、独立採算性とおっしゃったので、それで私は町長もいろいろお考えがあるだろうと思ってお伺いしたのですけども、町長の口からお答えはなかったですけどね、決して町費を投入しない、大修繕についても6対4ですから、町が取得する前は4割ですからね。6割については町が1階部分、2階部分を取得して6割なのですから。それについての修繕維持費等々は含まれるのでしょうね。ここだけ確認させてください。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 58 ]  今6対4という数字が出ました。これは元々の協同組合の持ち分、それから町の持ち分の6対4という数字です。ただ、現状はすべてが、100が、すべてが町の持ち物ということになりますから、当然その6対4という数字ではなくて、当然入っていただいた方々との面積按分、そういったことになろうかと思います。ですので、今おっしゃられてる6対4という数字に関してはそうですということではございません。今後入っていただく店舗、入居していただく方々との負担割合になろうかなというふうに考えてございます。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 59 ]  何でそういう答弁されるのですかね。町長、答えてくださいよ、課長ではちょっと物足りないですから。町長はピュアの1階部分を取得するときには、今後町民の負担にならないように建物を代物弁済で取得する。今後も独立採算性でいくとおっしゃったのですから、私が聞いてるのは基本的に6対4と言ったのは6、町が1階部分と2階部分の一部を取得したことによって新たに発生するのが6割でしょう。私は1人の業者についてどうのこうの言っているわけでないのですよ。今課長が言ったとおり、テナントに入っている業者で面積割で按分するのは当然ですよ。私が言ってるのはその6割について町が町費を負担しないでしょうねと聞いてるのですよ。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 60 ]  6というのが元々協同組合が持ってたものですね。4というのが町ということです。それで、6に対して町費を投入しないのですねというご質問ですが、今は10が町ですから。ですから代物弁済で受けた6割ということではなくて、あくまでも大家としてやっていかなければいけないと。ただ、その分は入っているテナント方の使用する面積、当然共有部分も出てきますから、それはその割合で再計算をしなければいけない。ですから、福嶋議員がおっしゃっている6という数字が、6対4という数字がこのままずっと続くということではないです。あくまでも10というピュア全体を維持していく上での負担割合というのは今後当然出てくるかと思います。
議長(五十嵐敏明君) 富田副町長。
副町長(富田 泰君) [ 61 ]  全体が町のものになったものですから、面積按分してそれをいただくと。それで今考えているのが、当然新たに取得した分を貸そうとしているわけですし共有部分もありますから、面積按分すると結果的にはびたっと6、4にいかなくてもほぼ6、4に近くなるだろうというふうに思ってますので。元々町の負担分の4は、それは町が責任持ってやらなきゃならない部分ですし、今度は全部やらなきゃならないのですけども、結果的に負担していただくということになれば、6、4に今こだわりはありますけども、元々が町有部分も含めてそうでしたので。ですから、面積比にすると、元々面積比でやってますから、結果的には限りなく6、4には近くなると。ですから、適正な負担をお願いすると。それで、先ほど答弁の中で修繕費云々ということを何かこだわりを持って別にこう負担してもらうとというような質問のように聞こえたのですけど、それは先ほどちょっと家賃の中で、一般的には減価償却とかという形の中で家賃に上乗せしていただいていくということになろうかと思います。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 62 ]  別に私は修繕費を、維持管理費を別にやれと言ってるわけじゃないです。独立採算制の家賃の基礎として入るんじゃないのですかという質問をしたのですから。それで、時間がなくなったのですけど最後に、もっと質問あったのですけども、中小企業庁の地域コミュニティー機能再生の取り組み補助金ということで地域商業再生事業補助金があって、2億円の上限とする補助金メニューがあるということで、9月議会でそれの活用をして町内の事業者の人たちの商業活動に資するように、遅くとも1月末までに事業者を選定してこの活用、この中小企業庁の補助金メニューを使いたいという答弁だったのですけども、プロポーザルを3月末まででやることによって、この補助金メニューを使えるのかどうか。ピュア事業協同組合に関して最後に質問しますので、ご答弁を短くしてください。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 63 ]  ただいまの中小企業庁の地域商業再生事業補助金のお話については9月の委員会でもお話をさせていただきました。ただ、このときにお話をさせていただいたのは、これを活用するに当たって1月までにテナントを決めていかなければいけないというお話ではなかったと思います。このときにお話をさせていただいたのは、今後、これは町が事業主体となるわけではございません。商店街等がNPOと協力して行う地域のコミュニティー活動の場として整備する際に、中小企業庁がこれに対して補助金を出す。この申請時期が2月から3月である。それに申請を行うためには、何らかの一定の方向を1月までに出さなければいけない。それで、私どものほうとしては商工会を通じて、こういった事業を紹介をさせていただいております。ですので、1月にテナントを決めるというお話は、ちょっと私のほうではお話をさせていただいた記憶はないのですが。ただ、また少し前に話が戻りますが、委託業務を行った場合、これは12月、遅くとも1月をめどに委託業務を完了させて報告をいただきたい。ただ、その中では事業者を、候補者を選定するだけであって、入居者を選定するわけではない。その出てきた候補者の中から改めてプロポーザルをさせていただきますというお話をさせていただきました。ですので、それを考えますと、1月までに報告書がまとまって、そこからプロポーザルに参加意向のある事業所に対してプロポーザルを行うこととしてございましたので、日程的なズレといいますかは全く、私どものほうについては感じておらないと。むしろ、今回の進め方によって若干ではありますが速度は早まったものという認識をしてございます。

                          [何事か言う人あり]

商工労働観光課長(石原義弘君) [ 64 ]  失礼しました。で、この補助金が使えるかどうか、これについては確定はしておりません。あくまでもこの申請者は商店街等です。ですから、先ほども言いましたように商工会を通じてそういった事業計画があるんだとするならば、早目な準備を進めるべきということでお話をさせていただいています。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 65 ]  私の質問を聞いてから答弁してくださいね。私は1月の末まで、遅くともテナントの選定をしたいと言ってるのですよ、選定ですよ。その後町が専門事業者の選定に基づいて、その以降町が決めるということなのですよね。私はそれに基づいて、事業者の選定については中小企業庁の補助金メニューもあるから、1月の末までに選定をしたい。だから私は今質問したのですよね。ですから、それについて中小企業庁、それは私もわかりますよ。町がやるわけでないので、事業は。そのためにもこういう委託事業をやりたいというふうにおっしゃったのですからね。町ももちろん地域商業の活性化のためにひと肌もふた肌も脱いで商工会等々と話をしていると思いますから、私はそれでこのプロポーザルが今回職員がやって苦労されて、道とのシーリングで専門業者にやらないでやっても、この補助金メニューを使えるようになるのかと聞いているのですよ。課長わからないですから町長答弁してくださいよ。
議長(五十嵐敏明君) 石原商工労働観光課長。
商工労働観光課長(石原義弘君) [ 66 ]  それについてはくどいようですが、商工会のほうとしても十分な認識を持たれてると思います。その1つが先日、みゆき通り商店街で行われた買い物客に対するアンケート調査、これもその取り組みの中の1つというふうに私ども理解しておりますし、今後ピュアの入店の中に地域の方々がどういった形でもそういった店舗としていう形で入店してくれること、それは私たちも本当に望んでます。そのためのこの補助金を活用できるとすれば、商工会そして私たちも協力しながら進めていきたいというふうに思っております。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 67 ]  課長はその程度の認識しかなく、また町長も明確な答弁がないということは、本当に私は残念でならないですよね。中心商店街の活性化のためにやるやると言って、結局何やるのかなと。最悪の場合、大手のテナントに入られて、何年かしたら中心商店街は寂れると、そういう危機感さを私は思うのですよね。このことは私は指摘したいと思います。
 それで、防災訓練について質問をいたします。ちょっと時間がないので端折って質問をしたいと思います。資料請求したときには、私この10月かな、避難訓練するときにはカラーコピーでもらったものですから、本当はカラーコピーでしてもらうとわかりやすかったのですけど、経費の関係か皆さんには白黒なのでちょっとわかりにくいので申しわけないのですけども。それで、まず津波訓練方法についていくつか質問したいと思います。時間がないので簡単にご答弁をお願いいたします。各地区、静内地区と三石地区で避難訓練が実施されてますけども、私は不思議に思うのは、静内地区の2カ所ね、入船と海岸町のすべては避難随行者が配置されているのに対し、三石地区では港町と越海町にしか随行者がいないのはなぜなのかなという気がするのですよね。鳧舞地区でも旧三石温泉の避難場所には随行者がいないように思われるのですけどね。要援護者避難支援については静内海岸町と三石港町の2カ所にしか配置されていない。これはなぜなのか。これについてご答弁をお願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 坂総務課長。
総務課長(坂 将樹君) [ 68 ]  今回の避難訓練の関係なのですけれども、基本的には今回ご協力をいただいておりました下美野和の地域につきましては職員が現地のほうに付いておりますが、それ以外については基本的には職員が付いて実施をしているということでございます。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 69 ]  この図面を見ると、要援護者避難支援については静内海岸町と三石町の2カ所しかないのですよ。ほかの地区のとこはいらないのですかと私質問している。職員は配置してもよいですよ。なぜこの地区だけ要援護者支援ということを書いてるのか。理解できるように答弁してくださいよ。それと、緊急避難施設についてお伺いしたいのですけども、今回の避難訓練によると、休憩施設としてあるのは静内海岸町の避難訓練で緊急避難施設としてウエリントンホテルがありますね。ここを通過して旭町の木材店駐車場を徒歩避難場所、要援護者避難場所としてることについて簡単にご答弁ください。
議長(五十嵐敏明君) 坂総務課長。
総務課長(坂 将樹君) [ 70 ]  今回避難訓練をするに当たりまして、事前に自治会等とも協議をしてございました。その中で、要援護者の支援プランが整ってる自治会もありますが、要援護者の避難ということで協力していただけるというところが今回該当してやったということでございます。それから、海岸町のほう、ウエリントンを通過してというお話ですけれども、基本的には今回海岸町の皆さんには津波浸水区域外に出ていただくと、のところまで避難をしていただくっていうことを基本に実施したものですから旭町ですか、旭町の木材店の所まで行っていただいたのですが、時間によっては予定されている、大体30分ぐらいで第1波が到達するということですので、その時間に間に合わない場合についてはウエリントンに避難するという二段構えの形で実施をさせていただいたということでございます。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 71 ]  それってちょっとおかしいと思うのですよね。緊急避難施設、ここにウエリントンと課長も言ったので私もウエリントンと使わせていただきますけども、緊急避難施設としての役割というのは、じゃあ何のための緊急避難施設として町は、これ多分協定か何か結んでると思うのですよね。だからここは緊急避難施設としてはどういう役割をもつのですか。緊急避難施設が津波来たときに、そこに逃げれば大丈夫という施設だと思うのですよね。それをわざわざそこを通過したのかどうかわかりませんけど、何で1キロ近くも先の所まで歩いていかなきゃならないのですか。緊急避難施設としてはこの津波の想定のときには避難施設としてはだめだという認識で木材店まで行くということなのですか。
議長(五十嵐敏明君) 坂総務課長。
総務課長(坂 将樹君) [ 72 ]  今回の津波避難計画においてもそうなのですが、あくまでも避難をしていただくのは高台、津波が来ない高台、それから今回北海道のほうからシミュレーションが出されておりますが、その区域外に出ていただくっていうのがまず第1であります。ただ、状況によりましてはシミュレーションのほうで出ている30分以内にその区域外に出れないという場面もありますので、そういう場合についてはこういう緊急避難施設において避難をしていただくというような場面もあるということで、今回この二段構えでやらせていただいたということでございます。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 73 ]  うーん、誰がそれ判断するのですかね。皆さん逃げるときは高いとこ、高台まで行けない、あるいは津波浸水区域外に逃げるのがベストですけど、緊急避難施設としてウエリントンがあるならそこに逃げると思うのですよね。だから、場所として別に緊急避難施設に逃げてもよいと思うのですよ。それで、私は不思議に思うのは、ウエリントンホテルの向かいにある町施設は緊急避難施設になってないのですか。
議長(五十嵐敏明君) 丸山総務課主幹。
総務課主幹(丸山 薫君) [ 74 ]  避難する場所なのですけども、今後も今考えていますのは、先ほど坂総務課長言いましたけども、あくまでも津波の浸水予想地域の外に出ること、それを第1に目標において避難していただこうと思ってございます。それで、浸水区域内にある緊急避難施設におかれましては、建物が津波によって倒壊されないことが条件となります。たしかに高い所には行けますけども、その建物が津波によって倒壊しないという保証はちょっとだれにもできないことでございますので、あくまでも浸水予測区域外に出ていただくことを目標にしてございます。それで、向かいにある町の施設ということなのですけどもピュアということでよろしいでしょうか。それは今立てています町の津波避難計画全体版の中で盛り込まさせていただいております。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 75 ]  それで、私が質問してるのは、わざわざ遠い所まで逃げなくても、いや遠い所まで逃げればよいですよ。いろんな方がいるのですから、選択肢として緊急避難施設があればそこにも逃げてくださいと、それでよいと思うのですよ。それをわざわざ1キロも先の、雨降る場合もある、夜の場合もある、いろんな場合もあるのに、私は緊急避難施設でなくて浸水区域外に逃げるというのは現実的ではないのではということで私質問してるのですよね。ですから私は高台へ逃げるというのは一番当然ですよ。でも高台に逃げれない人もいるのですから、そのための緊急避難施設だと思いますので、今後もその検討、マップ作るときにぜひしていただきたいと思います。
 それで、最後の質問になると思うのですけども、昨日の細川議員の質問に対して高台までの渋滞対策どうするかといったとき、車での避難は渋滞になる、あるいは既存道路は建物や住宅があって拡幅はできないということで、徒歩で避難してくださいということでしたよね。ところがそうすると、海岸町の人たちも徒歩で高台まで逃げると、避難するということなのですか。これだけ。時間があればもう1回質問しますけども、そういうことで確認してよろしいですか。
議長(五十嵐敏明君) 坂総務課長。
総務課長(坂 将樹君) [ 76 ]  今回の津波の避難につきましては、あくまでも原則は徒歩での避難というふうに考えてございます。ただ、地域によっては車で避難したほうが、交通量がなくて車で避難したほうが早く避難できる場所、それからそのときの状況にもよると思います。ただ、あくまでもうちのほうとしては、原則としては徒歩で避難してください。状況に応じては要援護者の方ですとかお年寄りの方というのもございますので、場面では車の避難も現状の中ではあり得るのではないかと。それを絶対だめということになりませんので、その辺につきましては今後の津波避難計画の地域版を各地域とも協議をしてまいりますので、その中で地域の方々とも協議をしていきたいというふうに思ってございます。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 77 ]  私は要支援者は当然車で逃げてもらうのが当然だと思ってるのですよ。だから一般の想定しうる範囲内では、昨日細川議員の質問に対して徒歩で逃げてくださいを原則と、高台へ逃げるのは原則で、しかも徒歩で逃げてくださいというふうに答弁されたので、確認の意味で海岸町の人たちも徒歩で逃げるということを原則としてるのですかということを聞いてるのです。それだけ答えてください。
議長(五十嵐敏明君) 坂総務課長。
総務課長(坂 将樹君) [ 78 ]  今回の避難訓練においては中野方面に避難をしていただきました。実際に今回かかった時間については32分で中野地区のほうまで避難をしたということで、今回のシミュレーションの時間と大体同様になってます。それで、実は昨日の細川議員さんの答弁にもお答えしたのですが、本町通線それから街路本町通線のほうの整備が整いましたら、距離的にも山手方面、それを越えた柏台方面に逃げるほうが、避難をするほうが確実に時間が短縮されますので、その辺も踏まえて今後の整備等について実施をしてまいりたいというふうに考えてございます。
議長(五十嵐敏明君) 20番、福嶋君。
20番(福嶋尚人君) [ 79 ]  以上で質問を終わります。
議長(五十嵐敏明君) 暫時休憩いたします。10分程度休憩します。

                          休憩 午後 1時51分

                          再開 午後 2時 5分

議長(五十嵐敏明君) 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
 16番、南川君。

                          [16番 南川州弘君登壇]

16番(南川州弘君) [ 80 ]  それでは、壇上から質問させていただきます。非常にあのよく私自体もよく理解してないのですが、このごろいろいろな観光協会のポスターですとか、あるいは町長の記者会見のバックのスタイルだとか、そういうところにいろいろと優駿と桜国という言葉が出てきました。それで、いろいろ見てみますと、昨年あたりからこういう言葉を決めたんだというふうに聞いたりですね、そういう話は出てます。しかし、私自体としては、古い私の学生時代の漢和辞典とか広辞苑という国語辞典とかを引きましても、優駿という意味は出ておりませんし、漢字も出ておりません。だから昭和40年代か50年の初めぐらいまでの辞書、それには出てないのです。それから、桜国というのはもちろんございません。これは明らかに桜という字ですから、これに地域を合わせて我が町は桜の国にするのだというようなことだなというふうに想像はつきます。優駿というのは現在では数年前から、それはもう10年前からかもしれませんけど競馬の雑誌に優駿という雑誌はあるのは立ち読みなんかでぽろぽろって見たことはあります。そういうことでございますが、この優駿と桜国ということを我が町の何にしていくのかなということでよく理解していないので、町に生きる人間としましてこれはどのようにこの町と結び付いてるのかと、そういうことを考えてご質問させていただくことになりました。それで、この漢字の意味をどのように考えてるのか。優駿もしかりです。それから桜、国と書いて桜国ですか、優駿桜国のこの漢字の意味は町としてはどのように考えているのか。それで、いろいろなポスター等にもみんな出てますので、優駿と桜国をキャッチフレーズにしているのかと、宣伝とか広告ですね。そういうことでまちづくりにどのようにかかわっていってるのか。もちろんうちにはもう何十回という桜まつりとかですね、それもありますし、今日も渡辺議員のほうから、早くどうしてやらないのですかといった桜の公園の、我が町の桜の公園はどうやって造っていくのですかというような話も出ました。そういう意味で、この桜国ということも含めて観光に使っていくのかなというふうに思ってます。それから、優駿というのは私が最近の引いた辞書の中では優れたという意味と、それからスピードのある競走馬という、そういう意味が出ておりましたので、例えば我が町でも乗馬クラブなんかを数年前に造りまして、そのときの根拠に馬の産地の町だと。馬がたくさん生産されてる町で、そこに住んでる人たちが馬と仲よくする、馬に触れる。そして小学校や保育園も含めて児童や生徒にも馬に乗せてあげる。我が町は馬がいて、私たちも乗ったり経験しましたよという、そういうものを学習の中で位置付けていこうではないかと、そういう動きもございました。それも含めましてこの優駿の言葉から引っ張りまして、やっぱり小中学校の学習なんかの中でも位置付けられていくのかなと、そういうようなことを、また準備しているのかなと。もっと抽象的なことも後ほど質問したいと思いますが、壇上からはこのようなことで、この優駿と桜国について質問をさせていただいたというふうにさせていただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 木村わがまちPR戦略室長。

                          [わがまちPR戦略室長 木村 実君登壇]

わがまちPR戦略室長(木村 実君) [ 81 ]  それでは、南川議員からのご質問の優駿と桜国についての1点目から5点目まで一括ご答弁申し上げます。
 ご質問の優駿と桜国につきましては観光キャッチフレーズ「風薫る優駿桜国新ひだか」で使用しているものでございます。このキャッチフレーズは、平成21年の3月と12月の定例会におきまして、南川議員からのご提言もあり、当町をPRする新しいキャッチフレーズとして多くの皆さんから募集し、平成23年の2月に選定委員会で決定をしたものであります。募集の内容ですけども町内からは27名、道内6名、道外6名の39名の方から126点応募がありました。この中で優駿と桜国の意味でございますが、優駿は大辞林と大辞泉によりますと、非常に優れていること、または特別に優れた競走馬といった意味でありまして、JRAのレースや競馬の雑誌、さらには競走馬の生産地であります管内各町などにおいて広く使用されてる感じであります。また、桜国におきましても、桜の町をイメージできる新ひだか町にふさわしい言葉としてこの2つを合わせた優駿桜国で応募されたものでありまして、馬と桜をメインイメージとした当町の観光キャッチフレーズとしてポスターや観光ガイド、ホームページ等で広く活用をしているところであります。
 最後、5点目の小中学校の学習の中での位置付けにつきましては、町からは特段の位置付けはしておりませんが、今後とも各方面において観光キャッチフレーズを使ったより多くのPRに努めたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
 以上、ご答弁といたします。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 82 ]  ただいま一応、優駿という意味と桜国という意味についても意味がありました。それから、ほとんど観光を中心として使っていくんだというふうなイメージなのですけども、我が町ということでは、合併前の静内町時代から静内町と新冠町の地域ぐらいに静内の女性団体の連絡協議会が馬と桜の町っていうことで看板が出ております。今も出ているはずです。それで、そういう意味で町自体を馬と桜の町だということを決めて、そして今は新ひだか町に合併してなりましたけども、旧三石も馬も盛んなところですし、それから桜も非常にいたる所にある所ですし、そういう意味でやっぱり新ひだか町自体も馬と桜の町だということを中心に町を興していくんだ、そういう町をつくっていくんだ、それをバックにしてつくっていくんだっていうような根拠はあるのですか、どうですか。その辺は関係者から答えていただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 木村わがまちPR戦略室長。
わがまちPR戦略室長(木村 実君) [ 83 ]  たしかに町内におきましては馬と桜のシンプルな表現で出ている看板もあります。このたび馬と桜ということで1つの表現で町をPRしていくというものでキャッチフレーズを決めさせていただきましたので、平成23年、24年ということでまだ2年とか経っておりませんが、優駿桜国は新ひだか町ということで定着に向けてPRをしていきたいと考えてます。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 84 ]  今町をPRするためにもこの優駿という言葉と桜国という言葉で今後生かしていきたいという、そういう見解がございました。それで、そういう意味では先ほどちらっと壇上でも聞きましたけども、今回の決算審査の審査報告の中の記の中にもライディングヒルズの設置目的であった児童とか生徒の触れ合う機会を増やすように検討してほしいというような記載があります。こういう意味で我が町はやはり馬とか桜が中心の町だということを数年前からずっと言っているし、そういうような地域なのですけども、そういうことに対して、例えば教育委員会のほうでは今も今後の町の生き様として要するに優駿と桜国という言葉を使って地域も興していきたいんだという見解でございますけども、小学校の学習の中や、あるいは学習という言葉でなくてもよいのですけども、児童・生徒たちに馬とか桜をかかわって生活していくとか、学校生活を送っていくというようなことを考えてるかどうか。そういう意味でも教育委員会のほうからも答えをいただきたいなというふうに思います。
議長(五十嵐敏明君) 磯貝教育部長。
教育部長(磯貝正之君) [ 85 ]  今お話のありましたように、町としてはその馬と桜というものを前面に出しながらということでこれからも観光PRというふうなことでいきたいということを踏まえて、学校の児童・生徒に対しましても今までもライディングヒルズ初め二十間道路の桜にいたしましても、学校自体の取り組みでやってるとこがございます。全体こぞってというのはなかなか授業時数の関係で最近特に難しくなってきておりますけども、例えば桜丘小学校においては3年生から6年生までがそれぞれの目的を持って二十間道路を研究をしてるといいますか、それを題材に勉強してるといったようなこともございますので、そういった趣旨も踏まえてこれから学校現場にも情報提供あるいはそういった学習の機会を設けるような要請をしていきたいというふうに思ってございます。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 86 ]  今教育委員会のほうから、やっぱり学校生活の中でもやはりこういうものをかかわらせていきたいと。二十間道路の桜の件も一生懸命やってるところもあるけども、時間的にかかわってない学校もあるので、そういうものも気にしていきたいと、こういうお話が出ましたのでついでにお聞きしたいのですが、馬の絡みがありますのでライディングヒルズの関係が審査の意見書の中に児童・生徒の触れ合いの機会が検討されたいというふうになってますので、やっぱり児童や生徒が余りにも行ってないんじゃないかっていうふうに思うのですが、この件についてもちょっと今後の、やっぱり馬と桜という立場からお聞きしたいのですが、お願いします。
議長(五十嵐敏明君) 磯貝教育部長。
教育部長(磯貝正之君) [ 87 ]  ライディングヒルズを学習の場として児童・生徒が学習するということにつきましては、当初あの施設を建設するに当たっての設置目的といいますか、大きな目的の1つであったというふうに認識してございます。最近においてはなかなか学校全体でそういった場所で乗馬体験等々の馬との触れ合いの時間を持てないというのが現状でございますが、学校事業だけでなく社会教育事業あるいは社会体育の事業中で1コマでも2コマでもそういった場所で馬との触れ合いできればよいというふうに考えておりますし、そういった事業の中に1コマでも2コマでも取り入れていきたいというふうな努力をしていきたいというふうに思っております。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 88 ]  今馬の関係についても教育委員会のほうでもそのように進めていきたいというふうなお話になりました。今町の僕らが何々の委員会がございますとか会議がございますというので袋に入ってくるのですね、町の袋に。で、町の袋に優駿桜国新ひだかというふうに書いてあるのですよ。その下に僕余り英語強くないのですが、ツーサウザンズイレブンですか、2011新ひだかAIIrightsreservedっていうふうに書いてるのですよ。それで、その辺の見解についてはどこでそういう言葉をつくって、どういうふうに進めていくのかというような、そういう見解もお聞きしたいのですが、これはどこでやってるのかな。企画課でやってるのですか。それともどっかのPR室でやってるのですか。それとも教育委員会でやってるのですか。そこに記録されてますけども。
議長(五十嵐敏明君) 木村わがまちPR戦略室長。
わがまちPR戦略室長(木村 実君) [ 89 ]  そこに載せてるその2011ですか、AIIrightsreservedという文字でございますけども、サークルシーという、ABCのCですね、○Cという表示でございまして、著作権が私たちにありますよという表示であります。それで、この意味は、断りなく使わないでくださいと。使う場合にはちゃんと申し出してくださいと、そういった意味でございまして、権利を主張する1つの文句ということでございます。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 90 ]  それでは、従来から、要するに女性団体の連絡協議会が格下なのか格調低いのか、それはよくわかりませんけど、馬と桜の町によくいらっしゃいましたって、帰るときには新冠のほうに向かってるときも、我が町からまた来てくださいということで馬と桜の町ですという、そういうことで勧めてるのですが、もう二度と使わないでください、格調高い優駿という意味も余りよくわからないような難しい言葉で、そして桜国といったって、今日も渡辺議員の質問で旧苗畑の跡にもありましたので、これも桜国絡みでちょっと関係して質問したいと思いますけども、結局は3つぐらいの理由を総務委員会で報告されまして、まだまだいつから手がけれるかわからないと。今日は部長さんなんかの見解もありまして、一部であろうと来年から早くもうかかりますよという見解もありましたけども、こういうふうにキャッチフレーズというか広告宣伝や町の生き様もこういう言葉の中に、人も真似しないでくださいっていうような格調高い言葉をつくってですよ、そして当町を勧めていこうというのであれば、桜と梅の公園のそんな何町歩かぐらいの何がしかを木を植えていこうということなんかは当然力を入れて進めていかなきゃいけないと思うのですけども。その辺の見解を公園の造成とこの町のキャッチフレーズとの絡みでどのように考えてるのか、関連してご質問したいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 田辺企画課長。
企画課長(田辺貞次君) [ 91 ]  今日の午前中の質問の関連ということでございますけれども、桜と梅の公園の関係については午前中にもお話ししましたように、まずそのエリア分けが議会のほうと共通認識でこれから進んでいけるのかどうかというのがまず第一段階ということでうちも考えてございますので、企画というか町といたしましては、今後議会の皆さんに事業内容をご説明を申し上げて、それで理解を得た上で、部長のほうから答弁いたしましたようにより具体的な方向で進めていきたいという考えでございます。この桜国等の関連ということではございますけれども、当然まちづくりの上からいきますと、二十間道路は全国的に有名な部分でございますし、三石地区にも歌笛だとか本桐だとかでそれぞれ名所がございます。また、静内川の右岸には桜の植樹をしているところでございまして、これにプラスして町民が気楽に憩える場所としての公園造成がもし今後進められるということであれば、町全体として桜国にふさわしいまちづくりが展開できるのではないかというふうに考えてございます。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 92 ]  今また直接的には私は優駿と桜国についての質問ですけども、内容的にはやっぱり6月にも自分で公園のことについても質問させていただいてますし、それから僕は写真も撮って歩いたりして調べてるのですが、三石地区にもすごい桜がたくさんあります。それで、今三石の出張所というのですか、支所というのですか、三石支所なんかには桜というか、こちらのほうのは商工観光労働のほうで担当したりするのでしょうけども、本庁のほうでは。でも三石のほうには前はそういう人がいて見回りしたりしていたのですけど、今は三石のほうではそういう人がいないのですよね。あの有名な蓬莱山のお祭りも、そういう観光にかかわってる人が支所にいないのですよね。そういうことで、僕はやはりその全町を挙げて桜を中心の町に力出していくのだといったら、それはやっぱり桜だとか観光だとか担当の人も出張所のほうにいたらよいと思うのですけども。それで、このごろそれこそチシマザクラとか関山の関係で川の淵にあるのですけども、そういうのとかをちょっと役場に寄ったときに聞いたりしますと、職員が今そっちの担当者はだれもいないのですという、鮮明に私は返事聞いてきてますから間違いないと思うのですけども。以前はいました、間違いなく。そういうことで片っ方ではそういう言葉で全町挙げてこれをやっていきたいとかっていう話は教育委員会にも行って、今教育委員会でも児童にもそういう馬とか桜の話も進めていきたいってこういう見解をきちっとしているのに、観光を進めて桜を中心にまちやっていこうとか、馬だとか大切なものを守りながらやりましょうというような、言葉としてはそういう格好よいこと言ってますけども、そういう人事についてはどういうことなのですか。これについては町長でも副町長でも総務部長でも、どうして出張所がそういうふうになってるのか教えてもらいたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 本庄総務企画部長。
総務企画部長(本庄康浩君) [ 93 ]  職員の配置の件につきまして先般の志田議員からのご質問にもお答えしております。たしかにこの4月から支所の職員としての配置を今の商工労働観光課の直轄という形でやってみました。いろいろ蓬莱山まつりの実施の関係ですとか、そういうところでやっぱりいろいろな課題が出てまいっておって、それで志田議員からも前回ご指摘をいただいたという状況になりました。それで、経済部とも協議しておりますが、今途中で組織改編できないもので、4月から今の支所のほうに再配置をさせていただいて、連絡が取れるような、あるいは管理が、直接の管理ができるような仕組みでさせていただきたいと思っておりますので、もう少々お待ちいただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 94 ]  その人事が月日がどうだと、それから年度がどうだということに、それはあの硬い話です。それは原則的なお話だと思います。けれども、やはり三石地区にしましたって、すごい桜に関してはすごいあれですよ。だけど馬に関したってすごいですよ。9月の末からG1が9つぐらいですか今、有馬記念で10個ぐらいG1が続くのですけども、G1の初めのスプリンターズステークスでは川上のケイアイファームの馬が勝ってますよ。そしてこの前の12月2日のジャパンカップのダートは豊畑の片岡牧場の馬が勝ってますよね。こういうふうに僕は馬券をG1は買いますから、それでわかってるのですけども、やはりそういう意味では馬も9回のうちにもこの新ひだか町から1位になった馬が2頭出てますよね。そういう意味で、やっぱりその6,000頭ぐらいが日高管内で生産されたりなんかするというふうに言われてますけども、2,500ぐらいは新ひだか町でかかわってるのでないかっていうふうに、この前町職員の方から聞きました。どれぐらいいるのかなってちらっと聞いたら、農林水産課の方から聞きましたけども、そういうことでやはり馬だとか、それから桜というのは三石は要するに100本以上チシマザクラがあそこの三石川から富沢に向かって上っていく左側の踏切の所から、数えたら105本くらいあったんじゃないかなぁというふうに思ってます。それは左側です。右側が関山ですね。関山はずっともっともっと奥まで、農家の前にも植えてあります桜ですね。それから歌笛の神社に上りますと、あそこの神社にも桜の種類がものすごいいろいろな種類ありますよ。それで、そういうことから、今部長のほうからその人事もうまくないというような話もしてましたけども、やはり真剣にそういうことを考えていかなきゃならん。それで、やっぱりその馬だとか桜とかを中心にするというのは歴史的に古くから、古くから我が町は静内町であったり三石町の時代から古くからやっぱりそういうものをやってきたんだという、そういう歴史的なものがあると思うのですよ。そういうものをやっぱり大事にして、道内でも全国的にもやっぱり誇っていくんだ。僕は6月の議会の質問ではちょっと嘘を言ってまして、松前の公園も日本の百選に載ってるのは知ってました。知ってましたけど、僕は意識的に北海道は二十間道路の桜しか載ってないんだっていうふうに、それは1位で載ってますから、一番先に載ってますから、次は松前が載ってるのですけど、そういうふうにして桜公園早くやりましょうっていう質問をしてるわけですね。ですから、こういう見解から言って町長ね、今後とも馬と桜を我が町の誇りにして、すぐ公園にはかかりますよと、馬は歌笛の奥の川上、川上にはまだ川上牧場というところもG1取ってますね、最近ここ数年では。とにかくやっぱりそういう地域なのですよ。そしてそういう歴史と伝統を持ってきてる町ですよ。だからそういうものを進めるために、それは財源がないから公園はやらないんだとか、ちょっと遅れますとか、いつになるかわかりませんとかということではなくて、これはどうしてもすぐやりますというようなお話を答えていただきたいなというふうに思いますが、どうでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 95 ]  先ほど渡辺議員のご質問にもお答えしましたが、桜のイメージでこの町が非常に存在感があるということは、今縷々お話のあったとおりでして、私もこの桜と梅の公園の要請がありましてからどうなってるということで取り組まさせてきました。それで、財源の問題というのがあるのですけれども、ここのところ、あれ4町歩近くやるとなると、1年ではなかなか大仕事、かなりの大仕事になるということで何期かに分けて何カ年かでやっていくっていう格好になるだろうし、そんなことを考えると単年ごとの負担については、少し一遍にやるよりは軽減できるなという考えを持っていろいろ議論しております。そんなことで、これについて渡辺議員にお答えしたとおり、調査に向けてしかるべく措置をさせていただくというようなことでお答えをしたいと思います。なお、三石地区の桜についても担当者に指示しておりますが、三石でまだ植栽可能なところを探して上げてくるように、これは長い年月のかかることですので、若い木をやはり常に心配りして植えていかなきゃならないことであると思っております。ですから、町総ぐるみでそういうイメージづくりはおっしゃるとおりしていかなきゃならないということは全く同じ気持ちでございます。そんなことでご理解を願います。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 96 ]  今の町長のお答えでは、やっぱり要するに町長的な発言なのですね。要するにやっぱりそういうものにはやっていかなきゃならんと、そういう状況はわかってると、なるべく早くやるようにしていきたいということですけどもね。やはり一瞬、一瞬その町の風景だとか、そういうものに凝ったり、歴史的にうちの町はそういう町だとか、そういうことを考えて、そして行政を進めていくということになれば、間違うということはないのですけども、とにかく手を出していただきたい。そして、職員たちにもこれとこれはそういう見解だったらちょっとおかしいんじゃないかというような感じで早く進めないかっていう激励をぜひとも与えていただきたいのですよ。それでなかったら例えば総務委員会に出ましたやつで、すごいその3つの苗畑の、3つのその悩みのことが今日も渡辺議員も言いましたけども、私もすごく気にしてるのですけど埋蔵物の問題なんかも、これも要するに北海道との関係で、要するに埋蔵物の調べをしなきゃならないので、どうしてもそれが終わらないと仕事にかかれないというような状況を僕らは聞くのですね。聞くのですけども、恐らくそれはちゃんと学問的に基づいてやれば、あそこは続縄文時代の中野式の土器の件だと思うのですよ。僕ははっきり言えば。だからそういうものだから、それについて教育委員会に言って、そしてその中野式の土器の関係なのかどうかと道の関係との埋蔵物の関係。昔は文化庁でしたけど、そういうような関係から道の教育委員会にきてるのかもしれませんけども、その辺を進めていち早くそれを結論出したいというようなことをぜひとも進めてほしいのですけど、町長、そういうことはみんなに言えるんじゃないかというふうに思うのですけども、その辺の見解はどうですかね。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 97 ]  実行をするということで今委員会等にも説明し今日もご質問にお答えしてるということでございます。そんなことで埋蔵文化財についてはなかなか真歌のライディングヒルズやるときも、あそこも埋蔵文化財があってどうのこうのという話も聞いてまして、これは早速そういうおっしゃるような対応をさせてまいりたいと思っております。また、今回委員会のほうに説明いたしました絵といますか、ああいったカラーの構想図、これに至るまでもいろいろ内部での議論があってちょっと時間がかかったというようなこともありますので、この点はご理解いただきたいと思います。要望を受けたのが正確にちょっと何年何月って申し上げれないのですけども、それ以来ずっと心がけてやってきておりますので、関係の職員について督励をし進めさせていきたいと思っております。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 98 ]  それでは、今日は1問しか質問してませんので、もう間もなく終わりたいと思いますが、そういうことでずっとこの優駿と桜国ということで、まちづくりにも、それから要するに広告宣伝にも、あるいは地域の歴史にもこういう言葉を使って町を生かしていくということであれば、それは全職員も一体になっていただくし、僕ら議会も、それで言葉自体にはちょっと不明瞭なところもありますけれども、趣旨としてはそういうことかな。スピードのある競走馬というのが辞書に出てきますからね。やっぱり強い馬がいればやっぱりそれはその町で誇れるのかもしれませんけども、そういう意味でたくさんありますので、その乗馬の関係とか、児童とか生徒も、造ったときにはみんなに馬の町だから馬にも触れらせましょうという見解で何年もきた。そして桜は大正年間に、大正の5年ごろですか植えたあの二十間道路の桜並木がまだこの前の27日の、先月の27日の風で相当数本折れたりなんかしましたけども、そういうことをやってますので、最後に教育委員会のほうにその児童・生徒の中でやっぱりこれから町で育つ人たちに、このやっぱり優駿て言葉は難しいですけど馬と桜で結構です。馬と桜を中心にしたこの町をどう進めていくかという見解の中で聞きたいのですが。要するに二十間道路とか、あるいは三石地区でも歌笛神社の桜でもよいし、チシマザクラでもよいですけれども、そういう桜を子供たちに見せて遠足で桜見に行きましょうとか。あるいは遠足でなくても乗馬クラブに行って馬に乗ってみましょうとか、馬見ましょうとか、そういうものを辛抱強く、土曜日も休みになったり、それそれぞれの学校の授業の問題なんかもあって難しいと思いますが、町ということで、町ということでまちづくりに小さな子供たちからみんな年寄りの我々のほうまでみんなかかわって、これをキャッチフレーズにして、町を挙げて進めていこうという立場になりますと、ぜひとも遠足、昔で言えば遠足という言葉とか、そういうことででも馬だとか桜にかかわらせていきたいなというふうに思いますが、それの見解を聞いて質問をやめたいと思いますので、最後に1つよろしくお願いしたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 教育長。
教育長(河村一夫君) [ 99 ]  先ほどから優駿桜国ということで出ておりますけれども、優駿という言葉、古いときにはその辞書にはないということで新しい辞書の中で岩波書店の広辞苑の中では出ておりますけども、足の速い優れた馬と。それから非常に優れていると、こういう2つに大別されるというところがあります。教育委員会としてこの点について考えると、やはり2つに分かれるのかなというふうに思っております。その1つはやはり、足の速い優れた馬ということは産業的な生産の部分があるだろうと。それから非常に優れていることということは、これはやはりそういう人材育成につながっていくのかなというふうに捉えることができるかなと思います。それは児童・生徒の知徳体ですね。その向上のための部分があるのかなということが考えられます。それから桜国、桜の国、これを例えて王様のほうに国ということで言いますと、言うなれば王を主権者とする国ということと、もう1つは1つの大きな勢力という、そういう意味がございます。ですから、桜の桜国ということになれば、やはり桜を主としたまちづくりとか、先ほどから出ておりますけども二十間道路の桜並木をやはり新ひだか町の大きなキャッチフレーズとして全国の隅々にまで広めていくということになるのかなというふうに思っております。これはやはり酒井町長も言っておりましたけども、やはり日本一、世界一の桜並木であるというふうに我々も自負しております。そこで、これを進めていくために何が根底にあるかということで、やはり町民憲章があるだろうと。これが大前提になるだろうと。町民憲章の中に「私たちはここに育ち、ここに学び、ここに生き、このふるさとを未来に引き継ぎます」という大きな目標を掲げているというところがございます。ですから、各学校においてもやはり限られた授業時数の中で、地域の実情を踏まえた中で、やはり先ほど言ったふるさとの誇りと夢を持ちながら、言うなれば教育を進めていくということが大事なところではないかと。先ほど南川議員さんが言っておりましたけれども、やはり馬との触れ合いのここの部分についてはやはりライディングヒルズ、これは触れ合いだけではなくそこにあるということも知っておくことも必要であろうということで、それは小学校の社会科見学、町内視察、そういう中でも取り入れてそういう形で対応していくという考えがあります。ですから、基本的になるのはやはり知徳体、これを1つのベースにした中での取り組みということでご理解をいただきたいというふうに思っております。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 100 ]  それでは質問を終わります。どうもありがとうございました。
議長(五十嵐敏明君) 暫時休憩いたします。10分程度休憩します。

                          休憩 午後 2時50分

                          再開 午後 3時 5分

議長(五十嵐敏明君) 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
 17番、川合君。

                          [17番 川合 清君登壇]

17番(川合 清君) [ 101 ]  壇上より3点の質問をいたします。最初に、私の制度改正に伴う変更の不勉強から、1番目と2番目に健診率ということで取り上げてますが、この認識について誤っておりました。それで、1点目と2点目の健診率についての質問は併せて行うことにいたしましたので、よろしくご配慮をお願いいたします。
 第1点の後期高齢者医療制度について伺います。後期高齢者のみを対象とする医療保険が成り立たない、成り立つはずがないとされていました。ですから、前回の総選挙では、これの制度を廃止するという選挙公約でその首相が国民の信頼を得たものというふうに思っておりました。この案の定保険料の引き上げ、残高177円の預金口座の差し押さえ、年金振り込み日に差し押さえするなど社会的に非難される猛烈な徴収が行われております。我が町の実態をお伺いし、それに基づいて町長の見解を問うものであります。
 まず第1に、短期保険証などの発行はどのようになっているか。2番目に、差し押さえ処分等の実態はどのようになっているのか。3番目に、特定健診の受診率はどうなっているのか。4番目に、このような後期高齢者医療制度そのものについて、現在町長はどのように考えられているのか伺います。
 第2点、介護予防事業の強化について伺います。今回は特に認知症対策について伺いたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。医療の発達により、最近認知症予防は可能だという科学的根拠が出されてきています。昨年9月、第1回日本認知症予防学会シンポジウムで注目すべき報告がされました。それは認知症が予防できるまちづくりを進めている鳥取県琴浦町の取り組みが報告されました。そこで町長に伺います。1番目は、この鳥取県琴浦町の物忘れチェックリストを研究して我が町でも認知症予防のために取り入れる考えはないか、まず伺いたい。
 2番目に、認知症の予防のための健診も含めてですが、受診率の向上対策の取り組みについて伺いたいと思ってます。その際、自治会、老人会等の協力を求めるべきというふうに思ってますが、どのような対策をお考えになっているかお答えいただきたい。
 第3点は、住環境の整備についてでありますが、これは通告を議運委員長から、消防行政にかかわることでありますので議会の申し合わせがありますということで、その旨伝えられました。そういう事情でありますが、質問要旨の中に消防職員住宅の建て替えをどう考えているかというふうに述べているのですが、静内こうせい町にある消防職員住宅はかなり老朽化が激しくて狭くて使いにくい。何年も前からも言われてることなのですが一向に改善されません。そういう点では消防職員全体の、特殊勤務ですから、住環境の整備についての町の計画をお伺いしたいというふうに思っております。よろしくご答弁をお願いいたします。
 以上、壇上の質問といたします。
議長(五十嵐敏明君) 榊生活環境課長。

                          [生活環境課長 榊 要君登壇]

生活環境課長(榊 要君) [ 102 ]  川合議員の大きな項目の後期高齢者医療制度についてと、大きな項目の介護予防事業の強化についての2点目と3点目について、私のほうからご答弁申し上げます。
 初めに、後期高齢者医療制度についての1点目、保険料徴収事務についての1つ目、短期保険証などの発行はどうなっているかというご質問についてですが、後期高齢者医療の短期被保険者証は、保険料納期限から1年間滞納している被保険者に対し、有効期限の短い短期証を交付できることになってございます。後期高齢者医療制度はご承知のとおり、平成20年4月に創設されてございまして、普通徴収分の最初の納期限から1年間滞納している被保険者のうち、そのまま機械的に短期証の対象とすることなく、個々に電話連絡や臨戸訪問による納税相談を実施し、納税意欲がないですとか、あるいは居所不明で納税相談ができないですとか、滞納に至った経緯などについて調査した上で短期証の対象としてございます。短期被保険者証の状況でございますが、平成21年度は該当者が7名、22年度が該当者が5名、23年度が3名となってございます。短期証の交付後、被保険者の異動または納付相談での保険料納付により滞納解消になるなど短期証が解除されており、平成24年度につきましては短期証対象者はいない状況になってございます。
 続きまして、2つ目の差し押さえ処分等の実態はどうなってるかについてですが、現在後期保険料のみの滞納者に対しての差し押さえは行ってございませんが、他税の滞納分がある滞納者に対し、差し押さえを実施した中に後期保険料も含まれている分がございまして、その分が平成23年度1件で1,200円、平成24年度が1件で4,800円でございます。
 次に、2点目の健診受診率の実態はどうなのか、向上対策は、と大きな項目の介護予防事業の強化についての2点目と3点目は関連がございますので一括ご答弁申し上げます。過去3年間の当町の受診率は21年度4.71パーセント、22年度5.69パーセント、23年度6.74パーセントという結果になっており、北海道の受診率は全体として低い状況にありますが、全道平均を下回る結果となっております。受診対象者の方々には年度当初に健診の必要性を唱えたチラシとともに受診券を全員に送付し、また町広報を活用し集団健診の受診日等をお知らせしてるとこでありますが、また、未受診者対策といたしまして未受診者の方々に受診再勧奨を行うなど受診率向上対策を行ってるところでございます。
 次に、自治会、老人会に徹底的に協力を求めるべきについてでございますが、個人への周知に関しましては先ほど述べましたとおり、積極的な対応を取らさせていただいているものと考えているところでございますが、結果受診率がそれに伴わないのが現状であります。川合議員がおっしゃるとおり、受診率を上げるためには私どもも今後アプローチを変えた取り組みが必要であると考えており、自治会、老人会等の協力を含め方策を検討していきたいと考えております。
 次に、大きな項目の後期高齢者医療制度についての3点目、制度そのものについて町長はどのように考えているかについてですが、ご承知のとおり、後期高齢者医療制度は老人保険制度の問題点等を整理し、平成20年4月よりスタートしてございます。制度施行当初は国の準備不足、システムの不具合等で被保険者の方に混乱を招いていましたが、その後高齢者の方に配慮した周知の徹底やきめ細やかな窓口対応等で制度のご説明をさせていただき、また、被保険者の負担の軽減の観点から、低所得者に係る保険料の軽減措置や一部負担金限度額の減額設定がなされ、制度施行から約5年が経過した現在は、被保険者からの問い合わせや苦情も激減し、制度としては一定の定着が図られたものと理解しております。制度の今後につきましても、高齢者医療制度改革会議により、平成26年3月に新たな高齢者医療制度をスタートさせる旨の指針が示されましたが、その後、社会保障と税の一体改革により、高齢者医療についても社会保障制度、国民会議に委ねられることになり、今後の動向は不明でありますが、地域の高齢者の方の医療を担う窓口としては既存制度を安定して受けていただくためにきめ細やかな対応と制度周知に引き続き努めてまいりたいと考えております。
 以上で答弁とさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 大平地域包括支援センター長。

                          [地域包括支援センター長 大平響子君登壇]

地域包括支援センター長(大平響子君) [ 103 ]  川合議員ご質問の大きな項目の2点目、介護予防事業の強化についての1点目、鳥取県琴浦町の物忘れチェックリストを研究して取り入れる考えはないかについてご答弁を申し上げます。
 この琴浦町の取り組みは、認知症を早期の予備軍の段階で発見する取り組みで、簡単に物忘れチェックができる機器を使った物忘れ検診と、そのテストで心配な物忘れの疑いとなった人へ予防教室への参加を6カ月間実施したところ、予防効果が高く認知症の進行も遅らせる効果が大きかったというものです。一見健康に暮らしている人たちの中から、認知症や軽度認知障害を発見してプログラムに結び付けていくこの取り組みが成功した背景には、認知症の診療を長年専門に研究されてきた鳥取大学教授の協力が大きく、医療との連携やサポートが不可欠なものと思われます。当町におきましては、健康いきいきチェックリストを用いて、日常生活機能低下が心配の人に運動や栄養改善、うつ、認知症予防など、総合的な介護予防教室を年2回、これは1クール3カ月間ですが実施をしておりまして、参加者につきましては身体機能の向上効果だけではなく、日常生活全般の自立や活動意欲の向上などの効果を得ております。琴浦町のように認知症予防に特化した予防事業を展開していくためには、早期発見への啓発や医療機関との連携などをどう進めていけるかなど検討課題も多くございまして今後研究をしてまいりたいと思います。
 以上答弁とさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 坂総務課長。

                          [総務課長 坂 将樹君登壇]

総務課長(坂 将樹君) [ 104 ]  川合議員からご質問の大きな3点目の住環境の整備について、消防職員住宅の建て替えをどのように考えているかというご質問にお答えをいたします。
 ご質問につきましては静内地区の消防住宅のことと存じますが、消防住宅につきましては昭和44年建設で建築後43年を経過し、住宅としては相当古い住宅となっていることにつきましては認識をしてございます。ただ、消防組合からは消防住宅にかかる建て替え等の要求がございませんので、町といたしましては現時点において建て替えに係る検討はしていない状況にございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 105 ]  一通りご答弁いただいて、予想された範囲内の答えかなというふうに思ってます。それで、1番の後期高齢者医療制度についてお伺いしますが、特定健診率が4.71パーセント、5.69パーセント、6.74パーセントと本当の微増の状況で受診率がされてますが、これは国保の関係者の受診率と考えればよいですね。そして、共済だとか社保の実態はわかりませんと。共済はほとんど受けてるのでないかと思うのですが、社保の関係は推定はどのぐらいというふうに感じてますか。
議長(五十嵐敏明君) 斉藤生活環境課主幹。
生活環境課主幹(斉藤智恵美君) [ 106 ]  先ほど榊課長のほうから答弁させていただいた21年度4.71パーセント、22年度5.69パーセント、23年度6.74パーセントという数字につきましては、あくまでも75歳以上の後期高齢者医療制度に加入いただいている被保険者の分のみの数字でございます。それから、社会保険と共済のほうの受診率についてはこちらのほうでは把握しておりません。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 107 ]  これは75歳以上の被保険者の健診率と。この特定健診というふうに、いわゆるメタボ検診というふうになればどれぐらいの受診率があるのですか。
議長(五十嵐敏明君) 斉藤生活環境課主幹。
生活環境課主幹(斉藤智恵美君) [ 108 ]  このパーセントがそのまま特定健診の受診率になってます。ただ、後期高齢者医療の被保険者につきましては、腹囲の検診はない状態になっております。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 109 ]  確かめたいのは、要するに健診の数字はこういうふうに4.71パーセントから6.74パーセント受診していますと。この受診後の健康指導というふうになると、どこでどういう形でやられることになるのですか。それぞれ受診したところでその1回指導を受けると。これで終わりということになるのですか。
議長(五十嵐敏明君) 榊生活環境課長。
生活環境課長(榊 要君) [ 110 ]  後期高齢者に係る特定健診につきましては、保健指導というものがございません。ただし、それに対応しましてその教室だとか、健診結果を基に各種個人的にその検査項目の数字の高い方などに対しての指導は行っております。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 111 ]  よくわからないのですけど、把握する数字も一定の範囲に限定されてて、社保や共済はわかりませんと。そこで健診結果でいろいろ生活改善から何からいろんな健康指導をしなければならない部分については個々の対応に委ねられてるという、そういう実態なのですか。それだったら何のために健診受けるのかというふうになってしまいませんかというふうに、そういう心配があるのですが。どうなのでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 榊生活環境課長。
生活環境課長(榊 要君) [ 112 ]  川合議員がおっしゃるとおり、現在は各医療保険ごとに特定健診を受ける仕組みになっておりまして、国が定めるところによりますとその特定健診や特定保健指導の受診率が低い医療保険者にはそのペナルティーが課せられるということになりますので、具体的にはその後期高齢者医療制度の財源のうち約4割程度がその医療保険国保や協会けんぽなどからの支援金で賄われておりまして、これは後期高齢者支援金というのですけれども、受診率やその実施率の低い保険者はペナルティーとしてその後期高齢者支援金の増額、つまり収入する、医療保険からの支出する額が増えることになりますので、このようなペナルティーが課せられるためにその各保険者は受診率を上げる取り組みを一生懸命やっていることになります。それで、特に協会けんぽ共済組合等の職域の保険、被用者保険の保険者はその特定健診の実施前よりも受診率は非常に高くなっております。問題なのはその事業主と雇用者とか職場全体で受診できるとか、被用者保険のように受診率が低迷している市町村が行う国保や高齢者の方が受診率をどうやって底上げしていくかということが非常に重要になってくると考えております。保健指導につきましてはその国保のほうの特定健診ではやってますけども、先ほどもご答弁しておりますけども後期高齢者の特定健診についてのその保健指導というのは取り決めがないため行っておらないというのが現状でございます。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 113 ]  それで、国保のほうのいわゆる特定健診はどこから始まったかっていったら、どこかの1企業の保健師さんかだれかが脳梗塞だとか心筋梗塞で倒れる社員の多くがそのメタボ、腹囲が80何センチを超えてると、そこからメタボ検診、メタボ検診というふうに言われてきてるのですが、実際に早期発見、早期治療、それから生活習慣その他の改善を求める健康指導、そういうものを行うためにというふうにして作った制度だったはずなのです。それが後期にも取り入れられて特定健診受診しないとだめですよと。受診率の低いところについては支援金を減額するぞというふうに言われてきた。まだ減額措置は取られてないというふうに思ってますが、この次の見直しのときにはその可能性が出てくるし、最低目指すべき受診率というのはどれくらい相当高い率だというふうに思ってますが、何パーセントぐらいまで到達しなきゃならないのですか。
議長(五十嵐敏明君) 榊生活環境課長。
生活環境課長(榊 要君) [ 114 ]  国保で行う特定健診につきましては目標値は60パーセント。そして保健指導は45と言われてます。後期のほうは15パーセントというふうに連合のほうで定めております。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 115 ]  ちょっと順不同になってしまうのですけど、60パーセントを目指すったらちょっとね。役場職員だってきちっと受けなさいというのは相当しつこく言わないと全員受けないという状況だというふうに思ってるのですが、それを一般の国保の被保険者、60パーセントが特定健診を受けなさいというふうに言われてもどうやってやるかっていう問題が出てくる。先ほど課長が健診率を上げるためにいろんな方策を考えなければならないというふうにお答えになってたのですが、私もこの一般質問で受診率を初めね、地域のつながりをどうやってつくっていくかっていうところで町長と議論したいというふうに思って通告した中身なのです。そういう意味で、先ほど幾つか受診率向上対策を述べられたのですが、その部分をもう少し詳しくお答えいただきたいのですが。
議長(五十嵐敏明君) 榊生活環境課長。
生活環境課長(榊 要君) [ 116 ]  先ほども述べたのですけども、まず健診率が低い理由といたしまして、高齢者の方は持病をお持ちの方が多く、それによりましてその定期的に医療機関へかかっていらっしゃる方が多くございます。病院での受診中で血圧、血液、尿検査と後期健診と重複する検査を月1回程度行っている高齢者の方には現在国が示しております後期健診の内容では受診してみよう、受診しなければという意欲がわかないという根本的な問題があると思われます。健診方法といたしましてがん検診と日程を合わせて少しでも受診機会を増やすとか、24年度では受診できる医療機関を町立病院と山田クリニックの2カ所に増やしたほか、ダイレクトメールによる受診券の送付、未受診者への受診勧奨とさまざまな取り組みを行っております。それと、受診内容についてもなかなかその満足いただけない部分もあるのかなという感じもしております。例えば心電図あるいはピロリ菌の検査等の検診項目そのものの内容の望むものと、健診の実際の項目がマッチしないというような面も低い理由の1つかなというふうに考えられます。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 117 ]  ちょっと整理してお聞きしていきたいのですが、医療機関を受診しやすく増やしたということで町立病院と山田クリニックというふうに、これは増やしたとこだというふうに思うのですが、現在町内での特定健診受診できる病院、医療機関というふうになったらどこどこなのですか。
議長(五十嵐敏明君) 榊生活環境課長。
生活環境課長(榊 要君) [ 118 ]  静仁会と三石国保病院、静内町立病院、山田クリニック、あと札幌の厚生連関係の病院です。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 119 ]  それで、もう1つかかわりが出てくるのですが、今の課長のお答えで、多くのお年寄りがそれぞれ持病を抱えて病院で受診されてると。それで1カ月から3カ月の間には相当、全項目と言ってよいくらい、中には1抜ける検査項目があるのかもしれませんけど、それらで受診して治療も受け、健康指導も受けているということで、特に特定健診を受診する必要がないというふうに判断してる町民が多くあると、私もその1人なのですが。それで、この特定健診を受けたというふうに判定されるのはどういう条件が必要なのでしょうかね。例えばその医療機関で受診して治療も指導も受けていると。そのところで特定健診も併せて定期の検診と併せて特定健診も受診したよというふうになったら、その6.何パーセントというような受診率のカウント、向上のためのカウントされるというふうになるのですか。
議長(五十嵐敏明君) 榊生活環境課長。
生活環境課長(榊 要君) [ 120 ]  先ほど申しましたその指定病院におきまして、私どもが発行いたしました受診券を持ってかかっていただいた方が受診率に反映してます。ただかかっただけでは、従来のその検査項目の数値だけでは健診のほうには該当してきません。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 121 ]  それで、受診券を持ってかかりつけの医者のところに行ってお願いしますというふうにすれば、定期の検査と併せて特定健診受診というカウントになると、こういうことですね。それは現在のところ、ほとんどの患者はそういう対応をしてくれていないという理解でよろしいですね。そこの部分を指摘すれば相当受診率が上がる見込みがある、こういうことですね。
議長(五十嵐敏明君) 榊生活環境課長。
生活環境課長(榊 要君) [ 122 ]  はい、議員がおっしゃるとおりでございます。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 123 ]  それで、この特定健診受診率を上げるため、要するに早期発見、早期治療のためにという大事な機会ですので、本当に60パーセントといわずもっと高いところを目指すべきだというふうに思います。そのためには受診しやすくする方法だとか、病院の通院時のときに併せて受診するというのが必要になってくると思うのですが。もう1つは、病院にかかってない、まじめに特定健診だけ受けてる人の事後の健康指導という、そういう面では体制的に足りない部分がありますか。私たちの、私たちのと言ったらおかしいけど、議員の多くの部分が考えてるのは、このごろの保健師さんは忙しいと、相当忙しい。ただ、分散される傾向にあると。健康推進に当たる部分と包括支援センターです、こちらです、こちらですというふうになってて、まとまった力が発揮されないんじゃないかというふうに、そういう認識も一部にあるのですが、そういう実態にありますか。人事かどちらかで答えていただきたい。
議長(五十嵐敏明君) 渡辺健康推進課長。
健康推進課長(渡辺洋一君) [ 124 ]  ただいまのご質問でございますが、健康推進課に張り付いてる、配置されている保健師は静内、三石合わせまして10人の保健師が張り付いております。内訳を申し上げますと静内地区が7名、三石が3名、ただ、三石地区の3名のうち1人は管理職であり、また違う兼務を担ってございます。あと、庁舎内で見ますと静内、それから三石の各地域包括支援センターに保健師が各1名配置されております。それから、福祉課に1名、合計しまして正職員の保健師は町内で13人配置されております。嘱託が福祉課に1名配置されてございます。今申し上げたとおり、保健指導にかかわる部分につきましては10名の保健師で対応している現状となってございます。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 125 ]  それで、肝心なことを聞くのですが、その特定健診を受診したと。その検査結果は今どこで管理されてるのですか。少なくとも国保について。共済は共済、協会けんぽは協会けんぽのところで管理されてるのでしょうけど、少なくともこの人はこういう健康指導を続けていかなければならないとかという、そういう判定はどこでやられているのですか。
議長(五十嵐敏明君) 榊生活環境課長。
生活環境課長(榊 要君) [ 126 ]  共済とか各けんぽ等につきましてはそれぞれの組合で管理しておりまして、国保の関係はうちで管理しておりますし、後期高齢者の分につきましては一度連合会のほうに行きまして、それからうちのほうに来ますので、町が管理してるということになります。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 127 ]  町が管理している、国保連合会を通じて町に来るから町が管理していると。それは町が管理するというふうになってるのですけど、実際に保健指導や何かに生かされるような形になるかと、なってるかっていうことなのですよ。それで、健康推進課のほうからいっぱいお手紙が来るのです、受診券も含めて。それは難しいこといっぱい書いてあるからっていって、多くの方が余りよく読まない。受診券だとか年齢指定のクーポンみたいなものは入ってる。ところがそれが受診動機になかなか結びつかないというやつ。それから受診されてもその後の受診結果について事細かく特定健診受診しただけの人には事細かな指導が今行き渡ってないという、そういう実態があるというふうに思ってるのです。それで、これではなかなか受診率が上がらないのですが、上げるためには要するにかかりつけ医のところで受診をされて、日常的にその検査データに基づいて治療、指導を受けていく。ここのところに医療機関、病院の先生との信頼関係というのですか、そういう関係をどうしても築かなきゃならないというふうに思ってるのですが。今述べたようにその健康指導の体制と先生方との関係、それと受診率向上と早期発見、早期治療、これらの問題を全体的に捉えていくためには今の縦割り行政に基づく今の町の体制では本来の趣旨は生かされないというふうに思うのですけど、生かされないというふうに思っているのですが。私の認識が違ってるのであれば、どなたか現状をきちっと伝えていただければよいのですが、どうでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 渡辺健康推進課長。
健康推進課長(渡辺洋一君) [ 128 ]  生活環境課長が申し上げたとおり、後期高齢者については、その結果が保健指導が義務付けされておりません。ただ、町としては国保ですね、こちらが保険者として特定健診実施していくことになりますので、それを実施した結果をフィードバックして、そこで健診上問題がある方は健康推進課の保健師が訪問指導に伺うと、そういう仕組みになってございます。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 129 ]  町長、それで第1点の最後に、後期高齢者医療制度そのものについてどういう認識を持ってますかとお聞きしたのはそういうことなのですよ。町の体制そのものもいろんな縦割りの一番末端にされて、それぞれが大きな力を注いでいるのだけども全体としては本来の目的である早期発見、早期治療、そこになかなか行きつかない、こういう体制になるのが、そしてまた75歳以上のお年寄りを囲い込んでの保険料計算。この間の見直しでも基金だとかあらゆるお金取り崩して持ち込んで何ぼっていうふうにして引き上げ幅を少し抑えましたけども、この次の見直しではそういうものは一切ないから、また大幅な値上げになる。こういう後期医療制度そのもの、これはもうなくさなければならない制度だというふうに私は思いますし、そういう中でも町として早期発見、早期治療に徹して医療費の抑制を図っていく。このまちづくりを進めるためには人の配置も含めて改めて考え直さなければならない問題だというふうに思うのですが、町長はいかにお考えですか。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 130 ]  後期高齢者医療制度につきましては5年目ということで先ほど答弁があったということで、5年前にこれが施行されたときは後期というその言い方が非常に波紋を呼んで評判が悪かった。それで前期、後期のほかに冗談で末期高齢者だっていう人もいまして、なかなかそのネーミングについていろいろあったことを振り返っております。その後、先ほど答弁したように少し今時点ではそういった問題が余り取り上げられてないから落ちついたように聞こえているのかもしれませんけれども、3年前の総選挙の折には反対の声を出していたというか、それを公約的に発表していた政党のほうが政権政党になったというようなこともございます。ですから、その辺りと今の川合議員の論議されていることを聞きますと、なかなかこれというのは本当に100パーセントよい制度というのはないのだとは思いますけれども、より皆から受け入れられるような制度といいますか、50、50でなくて7割方の人が指示するようなあり方っていうのがあるんじゃないかなとは思います。ただ、私もこれをつまびらかに語れるほど詳しくないものですから、正直申し上げて。この後の高齢者医療制度改革会議、また、この間の合意でなされました社会保障制度国民会議、ここでの論議を注目させていただきたいと思います。組織の対応につきましては、今のご指摘を課題として内部で少し協議等をさせていただきたいと、このように思います。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 131 ]  次のところに進みたいのですが、先ほどお答えいただいたのですが、包括支援センターのほうですか、健康推進課でないですね、包括支援センターのほうで行っている介護予防教室、3カ月間の長期にわたってというお答えいただいたのですが、これは対象者だとか、それからどういうことをやっているのか。3カ月間1クールでやって次と交代するだとかという、そういう対象者の選定だとか参加状況だとか、そういうものについてもう少し詳しくお答えいただきたいのですが。
議長(五十嵐敏明君) 大平地域包括支援センター長。
地域包括支援センター長(大平響子君) [ 132 ]  ただいまのご質問ですが、対象者につきましては先ほども申し上げましたように健康いきいきチェックリストといったものを広報のほうに今年度につきましては載せておりまして、介護予防教室に参加をする方をこのチェックリストを利用して、基準点がありまして、それにチェックされた方々については該当になりますよということで呼びかけをしております。今年度につきましては、もう既に前期の分は終えておりますが16名の方が申し込みをされて、延べ197名ということで前期を終えております。後期は今実施中でして、18名の方が今そういったプログラムを受けるということで実施をしております。内容的には運動教室をメインとしまして、それに栄養改善のための食生活のいろいろなバランス食のことですとか調理実習ですとか。あと、口腔機能の改善ということで口の渇きですとか歯の健康のことですとか。あと、閉じこもり予防とか認知症予防ということで脳の活性化のプログラムを取り入れたりとか、そういった内容でやっております。非常に好評といいますか、教室に参加する前と後とではやはり、例えば運動機能ではバランス力ですとか筋力ですとか、あと柔軟性ですか、そういったものの向上も見られますし、いろいろな運動の仕方を教えていただけますので、お家でも実践できるということで非常に好評ですし、やはり閉じこもっている方も多いので、そういったところに出ていって非常に日常生活が楽しくなって生き生きとしてきたというか、そういった前向きの評価も聞かれております。それで、1週間に1回ずつ3カ月間ということですので、一応終了した時点で評価をしまして、そういった効果を得ているということを確認をいたしますが、それを過ぎてしまうとまた落ちていくということもございますので、次の年にまたお声をかけさせていただいて、フォローアップ教室みたいなことも何回か実施しております。
 以上でございます。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 133 ]  それで、広報でチェックリストでチェックしていただいて、ある程度のポイントがあると参加していただくと。あくまで任意の参加という形になるのでしょうかね。これをある年齢以上のところに大きく広げることができれば介護予防事業を中心に大きな成果を上げられるというふうに思うのですが。包括支援センターで年間何ぼを目指そうとか、この目標設定はどういう形で目標を設定して、その目標と比べて現在の到達点はこれぐらいだっていう話をちょっとお聞かせいただきたいのですが。
議長(五十嵐敏明君) 大平地域包括支援センター長。
地域包括支援センター長(大平響子君) [ 134 ]  非常に難しいところで何とお答えしようかなというふうには思っていますが、65歳以上の方々に対してのチェックリストということです。それで任意ということでございます。やはり本当は各地域の中でこういった教室、予防事業教室が展開されると非常にきめ細かく予防事業が展開されていくのだろうなというふうには思っておりますが、何分包括支援センターの、静内保健福祉センターの1カ所で、自分の足で通ってこれる方々が対象になっておりますので、現実的にですね。ですから本当はもっと潜在していて、もっと必要な方がいるのだろうというふうに思っているのですが、なかなかそこまでのところができていないというか、そういったところが課題かなというふうには考えてはおります。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 135 ]  こういうことが全町を網羅して相当広い範囲に広がらなければいけないなというふうに思っているのです。それで、お年寄りを中心に認知症も含めてどういう状況かっていったら、デイサービスに週2回なり週3回通ってる人がこれ何人いますと。デイケアに通ってる人たちが何人います。施設に入ってる人がどれくらいいますと。この介護予防教室で掌握してる人がこれだけいます。片っ方では、特定健診の診断結果に基づいて保健指導してる人がいます。そういう人たちが町民の中で多数を占めなければ、いろんな事業をやってもなかなか効果が上がらない。私も先ほどぜひ取り入れていただきたいというふうに言った鳥取県の琴浦町の介護予防、認知症の早期発見、早期治療についてもほんの一部の人の受診では大きな効果は上げられないし、そういうことではもっと、いろんなこういうことに参加してもらう人を増やさなければならないというふうに思ってるのですが、そのためには壇上でも言いました自治会や老人クラブ、老人会というところとどういうつながりを、信頼関係を持つのかと。自治会よりも老人会のほうが若干強制力が強い感じがね、私たちの自治会で見ると。自治会で集まれったってなかなか来ないけども老人会は集まれったら結構集まるしね。会館の草取りやるぞと言ったら、立って歩けない人まで来て草むしりを、草を引っこ抜くという状況も出てきますので、そういうところとの町の医療保険、国保のそういうころとのつながりをぜひ強める方策。これは町長がいろんな形で、正月明けからまた始まるのでしょうけど、それよりももっと力を入れていろんなことを研究しながら、地域との信頼関係を深めていって各種受診率あるいは教室参加者、こういうものを広げていくところに大きな力を入れていただいて、後期高齢者医療制度、それから介護予防、この事業をもっともっと効果あるように全職員の知恵を発揮して取り組んでいただきたいというふうに思ってるのですが、そこに対する町長の決意を伺って終わりにしたいなというふうに思っているのですが、いかがでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 136 ]  大変貴重なご提言をいただいたというふうに受けとめております。やはり、お年寄りがいつまでもというとちょっと語弊があるかもしれませんけども、なるべく元気でなるべく病院とか施設の世話にならないでということは昔から言われてました。しかしながら、それを実際どうするかとなると、今琴浦町の例も挙げられましたし、大平参事からの答弁にもありましたとおり、取り組める点はまだまだあるなということで、早速私自身も時間をとって勉強、研究させていただきながら、そういったまちづくりというようなことに努めてまいりたいと、このように思います。
議長(五十嵐敏明君) 17番、川合君。
17番(川合 清君) [ 137 ]  終わります。

延会の議決

議長(五十嵐敏明君) お諮りいたします。
 本日はこれにて延会したいと思います。ご異議ありませんか。

                          [「異議なし」と言う人あり]

議長(五十嵐敏明君) 異議なしと認めます。
 本日はこれにて延会することに決定いたしました。

延会の宣告

議長(五十嵐敏明君) 本日はこれにて延会いたします。
 ご苦労さまでした。

                                                      (午後 4時22分)