平成24年第4回新ひだか町議会定例会会議録 議事日程 第1号 平成24年 6月19日(火) 午前9時30分開会 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 会期の決定 第 3 行政報告(町長) 第 4 報告第 1号 繰越明許費繰越計算書について 第 5 議案第 1号 工事請負契約締結について(静内青柳町団地公営住宅外壁防水改修 工事) 第 6 議案第 2号 工事請負契約締結について(静内第三中学校グラウンド改修工事 その1) 第 7 一般質問 出席議員(18名) 1番 五十嵐 敏 明 君 2番 觸 澤 清 君 3番 志 田 力 君 6番 建 部 和 代 君 7番 池 田 一 也 君 8番 井 上 節 子 君 9番 日向寺 敏彦 君 11番 築 紫 文 一 君 13番 遠 藤 敏 弘 君 14番 富 永 信 君 15番 進 藤 猛 君 16番 南 川 州 弘 君 17番 川 合 清 君 18番 細 川 勝 弥 君 19番 増 本 裕 治 君 20番 福 嶋 尚 人 君 21番 渡 辺 保 夫 君 22番 中 島 滋 君 欠席議員(1名) 10番 畑 端 薫 君 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町長 酒 井 芳 秀 君 町長より通知のあった議事説明者 副町長 富 田 泰 君 総務企画部長 本 庄 康 浩 君 住民福祉部長 名 須 川 一 君 健康生活部長 木 内 達 夫 君 健康生活部参与 小 松 幹 志 君 総合ケアセンター総合施設長 町立静内病院長 健康生活部参与 三 浦 正 次 君 三石国民健康保険病院長 三石国民健康保険病院副院長 八 木 橋 厚 仁 君 経済部長 斉 藤 滋 一 君 農林水産部長 酒 井 哲 也 君 三石総合支所長 清 水 全 君 総務課長 坂 将 樹 君 企画課長 田 辺 貞 次 君 契約管財課長 野 本 武 俊 君 税務課長 岩 渕 博 司 君 税務課参事 工 藤 義 己 君 福祉課長 富 沢 宏 己 君 児童館長 福祉課参事 石 丸 修 司 君 生活環境課長 榊 要 君 生活環境課参事 竹 田 三 智 子 君 健康推進課長 渡 辺 洋 一 君 健康推進課参事 川 上 康 徳 君 健康推進課参事 大 平 響 子 君 地域包括支援センター長 地域包括支援センター参事 岩 渕 雅 美 君 デイサービスセンターみついしセンター長 みついし居宅介護センター長 町立静内病院事務長 渡 辺 勝 造 君 地域医療情報化推進室長 三石国民健康保険病院事務長 榎 本 勉 君 地域医療情報化推進室参事 三石国民健康保険病院参事 中 村 敏 君 地域医療情報化推進室参事 介護老人保健施設まきば施設長 西 浦 清 昭 君 介護老人保健施設まきば事務長 姥 谷 登 君 特別養護老人ホーム静寿園長 石 川 義 輝 君 特別養護老人ホーム蓬莱荘所長 村 上 敬 君 ケアハウスのぞみ施設長 建設課長 阪 井 典 行 君 商工労働観光課長 石 原 義 弘 君 老人福祉センター長 わがまちPR戦略室長 木 村 実 君 上下水道課長 酒 井 隆 君 静内終末処理場長 三石浄化センター施設長 農政課長 土 井 忍 君 本桐基幹集落センター長 延出基幹集落センター長 農政課参事 奥 野 幸 男 君 水産林務課長 土 井 義 男 君 水産加工センター長 会計管理者 長 舩 幸 生 君 三石総合支所総務企画課長 木 村 博 成 君 三石総合支所町民福祉課長 川 端 克 美 君 高齢者共同生活施設やまびこ施設長 総務課主幹 藤 沢 克 彦 君 総務課主幹 上 田 賢 朗 君 総務課主幹 米 田 和 哉 君 総務課主幹 丸 山 薫 君 企画課主幹 柴 田 隆 君 企画課主幹 三 上 泰 範 君 契約管財課主幹 八 田 敏 之 君 契約管財課主幹 田 口 寛 君 税務課主幹 小 塚 洋 之 君 税務課主幹 中 島 健 治 君 税務課主幹 伊 藤 信 夫 君 税務課主幹 大 久 保 信 男 君 税務課主幹 森 田 昭 範 君 会計課主幹 福祉課主幹 寺 越 正 央 君 福祉課主幹 千 葉 憲 児 君 福祉課主幹 布 施 和 継 君 福祉課主幹 久 保 敏 則 君 静内保育所長 高 橋 和 子 君 東静内保育所長 永 井 治 恵 君 静内子育て支援センター長 中 田 寿 美 子 君 生活環境課主幹 新 山 光 一 君 生活環境課主幹 大 山 慎 司 君 生活環境課主幹 斉 藤 智 恵 美 君 健康推進課主幹 池 田 由 貴 子 君 健康推進課主幹 角 田 し の ぶ 君 健康推進課主幹 田 中 陽 子 君 地域包括支援センター主幹 町立静内病院主幹 米 田 一 治 君 地域医療情報化推進室主幹 特別養護老人ホーム静寿園主幹 木 村 研 一 君 特別養護老人ホーム蓬莱荘主幹 佐 伯 智 也 君 ケアハウスのぞみ主幹 ケアハウスのぞみ主幹 中 川 原 壽 君 建設課主幹 村 井 弘 君 建設課主幹 水 谷 貢 君 建設課主幹 野 垣 尚 久 君 建設課主幹 木 村 辰 也 君 建設課主幹 池 均 君 建設課主幹 田 中 伸 幸 君 商工労働観光課主幹 宝 金 司 君 商工労働観光課主幹 村 田 弘 明 君 わがまちPR戦略室主幹 山 口 一 二 君 上下水道課主幹 神 垣 博 樹 君 上下水道課主幹 小 野 寺 大 作 君 上下水道課主幹 及 川 和 也 君 上下水道課主幹 桂 田 達 也 君 上下水道課主幹 西 堀 智 幸 君 上下水道課主幹 浅 野 義 裕 君 静内終末処理場主幹 三石浄化センター主幹 農政課主幹 秋 山 照 幸 君 農政課主幹 森 宗 厚 志 君 農政課主幹 橋 谷 俊 裕 君 農政課主幹 浮 田 昌 輝 君 農業実験センター長 城 地 哲 也 君 農業実験センター主幹 岡 田 俊 之 君 和牛センター長 萩 澤 慶 一 君 水産林務課主幹 久 保 稔 君 水産林務課主幹 早 瀬 秀 一 君 水産林務課主幹 渡 辺 英 樹 君 水産林務課主幹 池 田 孝 義 君 会計課主幹 佐 々 木 直 子 君 三石総合支所総務企画課主幹 佐 伯 義 己 君 三石総合支所総務企画課主幹 及 川 敦 司 君 三石総合支所町民福祉課主幹 阿 部 尚 弘 君 三石総合支所町民福祉課主幹 中 村 哲 史 君 三石総合支所町民福祉課主幹 小 島 知 恵 子 君 教育委員会委員長より通知のあった議事説明者 教育長 河 村 一 夫 君 教育部長 磯 貝 正 之 君 管理課長 渋 谷 正 弘 君 社会教育課長 渡 辺 喜 代 治 君 公民館長 コミュニティセンター館長 静内郷土館長 アイヌ民俗資料館長 体育振興課長 田 畑 善 側 君 ライディングヒルズ静内施設長 静内図書館長兼三石図書館長 道 鎮 和 宏 君 女性センター・みらい館長 学校給食センター長 菅 沼 太 吉 君 管理課主幹 中 村 英 貴 君 管理課主幹 佐 藤 礼 二 君 社会教育課主幹 麻 野 和 彦 君 社会教育課主幹 藪 中 剛 司 君 社会教育課主幹 片 山 孝 彦 君 社会教育課主幹 森 治 人 君 社会教育課主幹 山 口 理 絵 君 体育振興課主幹 田 森 由 美 子 君 静内図書館兼女性センター・みらい主幹 村 田 美 穂 君 水道事業管理者より通知のあった議事説明者 経済部長 斉 藤 滋 一 君 上下水道課長 酒 井 隆 君 上下水道課主幹 神 垣 博 樹 君 上下水道課主幹 小 野 寺 大 作 君 上下水道課主幹 及 川 和 也 君 上下水道課主幹 浅 野 義 裕 君 上下水道課主幹 桂 田 達 也 君 上下水道課主幹 西 堀 智 幸 君 農業委員会会長より通知のあった議事説明者 事務局長 若 生 富 夫 君 事務局主幹 二 本 柳 浩 一 君 代表監査委員より通知のあった議事説明者 事務局長 上 田 哲 君 事務局主幹 渡 辺 浩 之 君 職務のため出席した事務局職員 事務局長 上 田 哲 君 事務局主幹 渡 辺 浩 之 君▼開会の宣告
○議長(五十嵐敏明君) [ 1 ] | 皆さん、おはようございます。欠席議員の報告をいたします。10番、畑端君から一身上の都合により本日の定例会を欠席する届け出が提出されておりますので報告いたします。 |
ただいまの出席議員数は18人です。定足数に達していますので、平成24年第4回新ひだか町議会定例会を開会いたします。 |
(午前 9時30分)
▼開議の宣告
○議長(五十嵐敏明君) | これから本日の会議を開きます。 |
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 |
▼会議録署名議員の指名
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 |
本日の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、13番、遠藤君、14番、富永君を指名いたします。 |
▼会期の決定
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。 |
お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から6月22日までの4日間にいたしたいと思います。ご異議ありませんか。 |
[「異議なし」と言う人あり]
○議長(五十嵐敏明君) | 異議なしと認めます。 |
よって、本定例会の会期は本日から6月22日までの4日間に決定いたしました。 |
▼行政報告
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第3、行政報告の申し出がありますので、これを許します。 |
町長。 |
[町長 酒井芳秀君登壇]
◎町長(酒井芳秀君) [ 2 ] | おはようございます。行政報告を申し上げます。 |
初めに、3月低温による被害状況についてであります。平成23年12月5日から平成24年3月28日までの異常低温による道路の凍上に伴う被害状況は記載のとおりであります。ご一覧ください。 | |
次に、第49回しずない桜まつりの開催結果についてであります。第49回しずない桜まつりを5月6日から13日までの8日間開催いたしました。本年の二十間道路桜並木は、平年並みの5月5日に開花、5月7日には満開となり、大きな事故もなく無事に終了いたしました。まつり期間中の入り込み客数は9万768人で、5日間延長した昨年のまつり期間の14万3,280人に比べ、5万2,510人の減となりました。 | |
次に、工事の仮契約についてであります。記載のとおり2件の工事に係る入札を行い仮契約を締結いたしました。なお、詳細は別添資料のとおりであります。 | |
次に、工事に係る入札等の執行についてであります。記載のとおり8件の工事に係る入札等を行いました。なお、詳細は別添資料のとおりであります。 | |
次のページへまいりまして、委託業務に係る入札の執行についてであります。記載のとおり5件の委託業務に係る入札を行いました。なお、詳細は別添資料のとおりであります。 | |
以上で行政報告とさせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 行政報告の質疑については、議案審議後といたします。 |
▼報告第1号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第4、報告第1号 繰越明許費繰越計算書についてを議題といたします。 |
提案理由の説明を求めます。 | |
坂総務課長。 |
[総務課長 坂 将樹君登壇]
◇総務課長(坂 将樹君) [ 3 ] | おはようございます。ただいま上程されました報告第1号についてご説明をいたします。 |
報告第1号は、繰越明許費繰越計算書についてでございます。平成23年度の新ひだか町一般会計補正予算(第5号)第2条及び同補正予算(第8号)第3条の繰越明許費は、別紙のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 | |
1枚おめくりを願います。平成23年度新ひだか町繰越明許費繰越計算書、一般会計でございます。今回の繰越明許費繰越計算書につきましては5つの事業となりますが、平成23年11月臨時会あるいは平成24年3月定例会において内容をご説明し、繰越明許費の設定について予算議決をいただいてる内容となっておりますので、あらかじめご理解を賜りたいと思います。 | |
それでは、内容についてご説明をいたします。まず、2款総務費、1項総務管理費、事業名、行政情報システム更新事業、金額、翌年度繰越額とも1,298万円、財源内訳は一般財源で1,298万円でございます。 | |
次に、3款民生費、2項児童福祉費、事業名、児童養育相談センター分室改修事業、金額は2,636万6,000円、翌年度繰越額2,484万7,000円、財源内訳は未収入特定財源の地方債で2,180万円、一般財源は307万4,000円となってございます。 | |
次に、4款衛生費、1項保健衛生費、事業名、地域ICT利活用広域連携事業、金額、翌年度繰越額とも3,343万円、財源内訳は未収入特定財源の国、道支出金で3,343万円でございます。 | |
次に、9款消防費、1項消防費、事業名、日高中部消防組合負担金で、これは消防救急デジタル無線整備事業分でございます。金額、翌年度繰越額とも4億4,275万3,000円、財源内訳は未収入特定財源の地方債で4億4,270万円、一般財源は5万3,000円でございます。 | |
最後に、10款教育費、3項中学校費、事業名、静内第3中学校グラウンド改修事業、金額、翌年度繰越額とも7,860万円、財源内訳は未収入特定財源で国、道支出金で2,020万円、地方債で5,540万8,000円、一般財源は299万2,000円でございます。 | |
以上が繰越計算書の内容でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | これから質疑を行います。質疑ありませんか。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(五十嵐敏明君) | 質疑なしと認めます。 |
よって、質疑を終結いたします。 | |
本件に対して討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 | |
これから報告第1号 繰越明許費繰越計算書についてを採決いたします。 | |
お諮りいたします。本件は承認することにご異議ありませんか。 |
[「異議なし」と言う人あり]
○議長(五十嵐敏明君) | 異議なしと認めます。 |
よって、報告第1号は、承認することに決定いたしました。 |
▼議案第1号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第5、議案第1号 工事請負契約締結について(静内青柳町団地公営住宅外壁防水改修工事)を議題といたします。 |
提案理由の説明を求めます。 | |
阪井建設課長。 |
[建設課長 阪井典行君登壇]
◇建設課長(阪井典行君) [ 4 ] | ただいま上程されました議案第1号についてご説明申し上げます。 |
議案第1号は、工事請負契約締結についてでございます。次のとおり工事の請負契約を締結したく上程するものであります。 | |
契約の目的は、静内青柳町団地公営住宅外壁防水改修工事です。契約の方法は、条件付一般競争入札です。契約金額は6,461万7,000円、うち消費税及び地方消費税の額307万7,000円です。契約の相手方は、伊藤・三嶋特定建設工事共同企業体、代表者、所在地、日高郡新ひだか町静内旭町1丁目2番1号、名称、株式会社伊藤組、代表取締役、伊藤一之、構成員、所在地、日高郡新ひだか町静内高砂町1丁目3番34号、名称、三嶋建設株式会社、代表取締役、三嶋義孝です。なお、この共同企業体の出資割合は、伊藤組55パーセント、三嶋建設45パーセントとなっております。 | |
1枚おめくり、議案第1号参考資料1をごらんください。契約書の案となっております。1、工事名は静内青柳町団地公営住宅外壁防水改修工事です。2、工事場所は新ひだか町静内青柳町 | |
4丁目地内です。3、工期は、着工が契約の日から、完成が平成24年11月30日までとなって | |
おります。4、請負代金額は、平成24年5月25日締結の仮契約書の金額となります。5、契約保証金は、新ひだか町財務規則第145条第1項第3号により免除となっております。 | |
1枚おめくり、議案第1号参考資料2をごらんください。こちらの資料は、工事の付近案内図と配置図となっております。工事箇所は公営住宅静内青柳町団地2号棟になり、1号棟から4号棟まで4棟ある建物の中で一番北側に位置する建物になります。2号棟本体のほか、物置など附属する7棟を含む建物の屋根の防水及び外壁の塗装で、斜線で示しております建物になります。斜線の建物の屋根防水は塗膜防水にて、1,370平方メートル施工するものです。 | |
1枚おめくり、議案第1号参考資料3をごらんください。こちらの資料は、2号棟の南東立面図及び南西立面図となっており、それぞれの壁面におけるひび割れなど外壁の補修と全面塗装を行うものであります。 | |
さらに1枚おめくり、議案第1号参考資料4をごらんください。こちらの資料は、2号棟の北西立面図及び北東立面図となっており、参考資料3同様に外壁の補修と全面塗装を行うもので、付属建物を含む合計の塗装面積は4,470平方メートルで、水系アクリルシリコン樹脂塗装にて行うものです。 | |
以上、議案第1号について説明をさせていただきました。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | これから質疑を行います。質疑ありませんか。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(五十嵐敏明君) | 質疑なしと認めます。 |
よって、質疑を終結いたします。 | |
本案に対して討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 | |
これから議案第1号 工事請負契約締結について(静内青柳町団地公営住宅外壁防水改修工事)を採決いたします。 | |
お諮りいたします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 |
[「異議なし」と言う人あり]
○議長(五十嵐敏明君) | 異議なしと認めます。 |
よって、議案第1号は、原案のとおり可決されました。 |
▼議案第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第6、議案第2号 工事請負契約締結について(静内第三中学校グラウンド改修工事その1)を議題といたします。 |
提案理由の説明を求めます。 | |
渋谷教育委員会管理課長。 |
[教育委員会管理課長 渋谷正弘君登壇]
◇教育委員会管理課長(渋谷正弘君) [ 5 ] | おはようございます。ただいま上程されました議案第2号についてご説明申し上げます。 |
議案第2号は、工事請負契約締結についてでございまして、次のとおり工事の請負契約を締結しようとするものでございます。 | |
契約の目的は、静内第三中学校グラウンド改修工事その1でございます。契約の方法は、条件付一般競争入札でございます。契約金額は5,611万2,367円、うち消費税及び地方消費税の額267 | |
万2,017円でございます。契約の相手方でございますが、大川建設・大川産業特定建設工事共同企業体でございます。代表者は所在地、日高郡新ひだか町静内田原1011番地、名称、株式会社大川建設、代表取締役、大川勝也氏でございます。構成員は所在地、日高郡新ひだか町静内田原1004番地の2、名称、有限会社大川産業、代表取締役大川巌氏でございます。なお、今回の共同企業体の出資割合でございますけれども、株式会社大川建設が7割、有限会社大川産業が3割でございます。 | |
それでは、次のページをお開きいただきたいと思います。議案の参考資料1といたしまして、契約書案を添付してございます。1の工事名は静内第三中学校グラウンド改修工事その1、2は工事場所、新ひだか町静内神森、3の工期は着工は契約の日から、完成は平成24年11月30日でございます。4の請負代金額は、平成24年5月25日締結の仮契約書の金額でございます。5の契約保証金は、新ひだか町財務規則第145条第1項第3号が該当いたしますので免除いたします。 | |
次のページをお開きいただきたいと思います。参考資料2でございます。こちらのほうで工事の詳細な概要を説明させていただきたいと思います。まず、これが全体の計画になってございます。中央よりやや左から右にかけまして陸上競技場とサッカー場の併用部分でございます。左の端側になりますけれども、これが野球場の内野ゾーンでございます。下側になりますけれども、これが校舎に近いところでございましてギャラリー部分および管理通路となります。まず、全体の計画概要でございますけれども、今回の静内第三中学校のグラウンドにつきましては、昭和56年開設以来30年が経過しておりまして、その間本格的な改修工事は行っておりませんでした。そのため、雨が降った後は数日間にわたり使用ができない状態が続きまして、体育授業や学校行事、あるいは部活動に支障を来しておりましたことから、早期に水はけのよいグラウンドへの改修が緊急の課題でございました。今回の改修する行為でございますけれども、現在のグラウンドは幸いにも下部にございます暗渠区分は機能することが調査で判明しましたので、その上部に当たる表土部分、これを良質な黒土等に全面入れ替えを行います。高さにいたしまして10センチ、全体の面積は1万8,731平米となります。それに加えましてU字側溝の整備あるいは管理用通路の改修及びギャラリー部分の緑地のための芝の整備、散水栓と水飲み場の設置、最後に鉄棒の整備を行う予定でございます。それに加えまして、陸上競技関連でございますけれども、今回は日本陸連の公認が平成25年10月31日で切れまして、それ以降は公認グラウンドとはなりませんが、日高管内の中体連の陸上競技大会は継続して同グラウンドにおいて開催する予定でございますことから、大会運営に支障が起きない環境整備を行います。したがいまして現状の1周300メートルトラック、8つのセパレートコースと同じ規模の改修を行ってまいります。それに加えまして、右側の上のほうになりますけれども、走り幅跳びのピット、助走路でございますけれども、これと踏み切り板、砂場の整備を行います。それからその下側になりますけれども、砲丸投げなどの投てき競技のサークルの整備、それからその下側になりますけれども走り高跳びのピットの整備、それから最初に説明しましたけども走り幅跳びの横に棒高跳びの支柱台の整備も併せて行います。それと全体的にはトラック競技のコーナーやセパレートコースのポイントを設置することとなります。野球場関連におきましては、現状どおりの整備内容としておりますけれども、ピッチャープレートなどのマウンドの整備、それからホームベース、バッターボックスのポイントの設置、1塁側と3塁側それぞれにブルペンマウンドの整備となります。それからサッカーコート関連でございますけれども、こちらも現状どおりの整備内容としてございますけれども、オフィシャルコート、現在は11人制と8人制が併用されているということで両方用のポイントの整備を行います。以上が今回の整備概要となります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | これから質疑を行います。質疑ありませんか。 |
16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 6 ] | 今の整備に関してはわかりましたけども、25年で検定の関係のやつが切れるということで、今年は24年ですから、この前は中体連の日高管内の予選に関しても公認のグラウンドということで記録が出てるのですけども、来年以降はこの検定については町として考えてないということですか。それについてちょっとお聞きしたいのですが。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 渋谷管理課長。 |
◇教育委員会管理課長(渋谷正弘君) [ 7 ] | 陸連の公認の関係でございますけども、これは今年度の予算のときにもご質問を受けてございますけども、実は私どもとしては管内に公認グラウンドございませんので、引き続き公認をいただきたいということで日本陸連あるいは北海道の陸連と協議を進めてまいりましたけれども、現在の基本的な方針といたしましては、日本陸連は全天候型の陸上競技場を整備していきたいと。したがって、今後公認を受けるものについては、ほとんどすべてが全天候型の陸上競技場となると。そこで私どものように学校グラウンドと併設してグラウンドを設けているところにつきましては、今後の更新につきましては一切認めないという方針を出されておりますので、残念でございますけども来年の大会をもちまして公認のグラウンドということにはならなくなります。 |
以上でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 8 ] | だから、陸上協会とかそういう世界のところでそういうふうに述べるのは勝手な話なのですけれども、するとですね、小学生、中学生についても、要するに上の大会に行くためには苫小牧のグラウンド、最低近い所で苫小牧のグラウンドでなければ検定は取れないから、全道大会とかそういう規模には行けないということが起きるということが想像されるのですよ。そういう中で、今回のはそこの学校の、教育委員会のいう中での学校のグラウンドを修理するということで、その検定についてはとやかくうんぬんという話にはなりませんけども、当町自体においても日高管内自体においても、例えば今自治基本条例をするなんていう話の中でも、結局管内の中核の町として管内のことを見渡していかなきゃならないというような、そういうような話の中にあって、そういうことを一切抜きにしてですよ、抜きにして学校自体のグラウンドを修理するというだけのそういうような考え方でよろしいかどうかと。今直接言ったときにこの建設の問題には関係ありませんけども、今もうやめますけど、質問はやめますけども、そういうところの見解は教育委員会としてどういう見解を持ってるのか。あるいは町としてどういう見解を持ってるのかということを一言聞いて、質問を終わりたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 教育長。 |
◇教育長(河村一夫君) [ 9 ] | 委員会としても、やはりここ公認グラウンドでございますので、公認グラウンドの場合は中体連の場合を例えて言いますと、まず1位になったものが全道大会出場ができるという資格があります。それと、標準記録を突破した者も全道大会に出場ができるというシステムになっております。それが公認が取れないとなると、1位だけが全道大会へ行くという制限がある。そうなると今までの過程を考えていきますと、やはり何とか公認グラウンドにできないかということで我々も関係機関といろいろと折衝してきた結果、先ほど課長が説明したような理由があってできないということで、単独での全天候型のグラウンドを設置するとなると、新たに土地を求めてそこで造らなければいけない。そうすると金額的にいくと莫大な金額になるということなものですから、それよりかはまず、あそこは第三中学校のグラウンドであるということで、その整備を前提とした中での整備を進めていくということでご理解をしていただきたいというふうに思っております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | ほかに質疑ありませんか。 |
[「なし」と言う人あり]
○議長(五十嵐敏明君) | 質疑なしと認めます。 |
これで質疑を終結いたします。 | |
本案に対して討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 | |
これから議案第2号 工事請負契約の締結について(静内第三中学校グラウンド改修工事その1)を採決いたします。 | |
お諮りいたします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 |
[「異議なし」と言う人あり]
○議長(五十嵐敏明君) | 異議なしと認めます。 |
よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。 |
▼一般質問
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第7、一般質問を行います。 |
質問通告順序により発言を許します。 | |
マイクの切り替えのために、暫時休憩いたします。 |
休憩 午前 9時58分
再開 午前 9時59分
○議長(五十嵐敏明君) | 休憩前に引き続き会議を開きます。 |
一般質問を行います。 | |
質問通告順序により発言を許します。 | |
登壇の上、一括質問願います。 | |
18番、細川君。 |
[18番 細川勝弥君登壇]
◆18番(細川勝弥君) [ 10 ] | 通告に従いまして壇上から質問させていただきます。 |
昨年の3月11日、国難とも言える甚大な被害をもたらした震災、東日本大震災から1年3カ月が過ぎましたがその傷跡は深く、未だ深刻な状況が続いており、さらに原発事故により被災された方々は大変な生活を強いられております。町民の安全、安心を守るため、大規模地震に備えた新ひだか町の防災対策について、町の取り組み、対応について一般質問で取り上げてまいりました。国の防災計画修正案では、災害の発生を完全に防ぐことは不可能として、減災の考え方を採用するとし、昨年12月に中央防災会議を開き、防災基本計画の見直しを行いました。道はこれを受けて5月8日、東日本大震災を受け見直し中だった道地域防災計画について、修正素案を公表しました。津波対策強化や被害を最小限にとどめる減災の考え方を導入し、6月上旬には14年ぶりに道防災会議が開かれ、修正案を決定するとのことであります。修正素案では津波対策は従来、道地域防災計画の一部だったが地震、津波防災計画とし、津波の位置付けを格上げし、市町村による津波ハザードマップや避難計画の作成を道が支援すると明記し、避難誘導に当たる消防団員などが危険回避できるよう公道ルールも定めるとしております。さらに、ハード面では、比較的小規模な津波には堤防の整備などに対応し、巨大津波には避難路の確保などソフト面で対応も必要とし、いずれも災害による被害発生を完全に防ぐことは不可能として、減災の考え方を初めて取り入れたと報道されております。夏までに道が市町村に修正点を説明するとのことですが、6月7日、道防災会議が開かれ、新聞報道によりますと、東日本大震災の教訓を生かし、災害時の被害を最小化する減災を防災対策の基本方針として位置付け、新たな道地域防災計画を決定し、同会議の開催条件を緩和する運営規定も改正し、国の防災対策の変更に迅速に対応できる体制とした。また、道と陸上自衛隊北部方面隊は同日、災害時の自衛隊の円滑な対応を目的とする協定を結び、陸海空の各自衛隊ごとに別々だった窓口も北部方面隊に一本化されることになったとのことであります。5月24日の新聞報道によりますと、太平洋の巨大な岩盤が東日本の下に沈み込む速度が東日本大震災以前と比べて約1.5倍、平成15年、十勝沖地震に比べて約3倍に加速しているとする研究を北大の日置教授らがまとめ、千葉市で開催中の日本地球惑星科学連合大会で報告されるとの報道があり、大きな地震が近年起きていない根室沖や三陸沖北部では、地震のエネルギーの蓄積が急速に進んでいる可能性もあるとしております。さらに、道防災会議地震専門委員会のワーキンググループが道太平洋沿岸津波想定を見直した測定値によると、新ひだか町は静内川河口で最大水位で10メートル以上20メートル未満の津波が発生すると推定された内容が新聞報道されており、結論は出ておりませんが、いずれにしても我が町として早目の対応策が必要と考えます。そこでお伺いしたいと思います。 | |
1点目、大津波に備えた減災対策についてですが、新ひだか町として対応策についてどのように検討されているか。これは、昨年12月の定例会でお伺いしご答弁いただきましたが、現在の進捗状況についてお伺いします。1、ソフト面の対策。2、ハード面の対策。3、道が行う津波シミュレーション浸水予測図は3月末までに示されるとのことでしたが、いつ示されるのかお伺いいたします。 | |
2点目、避難誘導の対応について、現状どのように行われているのかをお伺いしたいと思います。1、災害対策本部として町民災害弱者、高齢者、障害者、要介護者などの避難誘導対応について。2、消防職員、消防団員、町職員が行う避難誘導業務の具体的な行動マニュアルを定めておられるか。3、避難誘導に関し協力団体との連携はどのように実施されているのか。 | |
3点目、避難路の確保、交通渋滞、一時避難場所対策についてですが、1、市街地の避難路、避難場所について現状で十分と考えておられるか。2、堤防を越える大津波が押し寄せる可能性があると想定されておりますが、堤防嵩上げ対策、一時避難場所の対策はどのように考えておられるか。 | |
4点目、平成24年度の防災訓練についてですが、1、防災訓練の災害想定、訓練内容について。2、実施時期、実施回数、対象地域についてお伺いしたいと思います。 | |
以上で壇上からの質問を終わります。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
[総務課長 坂 将樹君登壇]
◇総務課長(坂 将樹君) [ 11 ] | 細川議員からご質問の大津波に備えた減災対策についてご答弁を申し上げます。 |
まず初めに、大津波に備えた減災対策について、新ひだか町としてのソフト面、ハード面の対策の進捗状況はというご質問でございますが、この減災対策につきましては、昨年の東日本大震災の発生を受け、大規模な災害時においては被害の発生を完全に防ぐことは不可能でありますことから、発生頻度は極めて低いものの甚大な被害をもたらす最大クラスの津波に対して、少しでも被害を少なくしていくという趣旨から、国や道などの防災対策としても盛り込まれてきたものでございます。この減災対策につきましては、住民等の生命を守ることを最優先とし、住民の避難を軸に取り得る手段を尽くした総合的な津波対策を確立することとされ、海岸保全施設等のハード対策とハザードマップ整備等、避難を中心とするソフト対策を組み合わせて実施されるものでございます。新ひだか町といたしましては、主にこのうちソフト面の対策を担うわけでございますが、円滑な避難行動のための情報伝達体制の充実、そして携帯電話等を活用したNTTドコモにおける地方公共団体用エリアメールを昨年12月に導入したところでございます。また、本年4月からはKDDIにおいても同内容の緊急速報メールが配信できることとなりましたことから、ソフトバンクと合わせ導入し活用している状況でございます。そのほか5月には、緊急連絡手段用として災害時に安定した通話が確保される衛星携帯電話を2台購入し、静内、三石両庁舎にそれぞれ配備をいたしたところでございます。また、ご存知のとおり、防災意識の向上や避難に際する一定の目安を目的として、本年2月に町内54カ所に海抜表示板を設置をいたしてございます。また、先日消防機関と協議をいたしまして、大津波警報発令時には即消防から海岸地区及び市街地における戸別受信機を含めた防災行政無線を活用し、サイレンを吹鳴することといたしてございます。なお、ハード面におきましては、昨年静内春立地区、三石越海地区、港町地区で裏山への避難路の整備を行ってございますが、今後におきましても道から示される予定の津波シミュレーションなども参考にしながら、自治会等とも協議を行い避難路の整備などを町が担うハード面の整備も進めていきたいと考えてございます。 | |
次に、道からの津波シミュレーション、浸水予測図はいつごろ示されるのかというご質問でございますが、当初予定されておりました3月末までには北海道からの報告書は示されてはおりません。その後4月に入り、一度4月20日公表と連絡が入りましたが、結果的にはその数字は暫定値とされまして、再度シミュレーションを行い最終報告がなされることとなり、正式な通知は来ておりませんが、7月中旬ごろには示されるのではないかと考えてございます。 | |
続きまして2点目の避難誘導の対応についての1番目、災害対策本部として町民、災害弱者に対する現状はというご質問でございますが、大規模な災害時におきましては、消防や警察及び町職員等、公的機関の職員が対応できない可能性も大きいため、昨年度から災害時要援護者避難支援プランを推進し、地域の方々が協力して安否確認や避難所への誘導等を行い、安心して暮らすことができる地域づくりを目指してございます。また、規模が小さい災害につきましては、災害の発生状況や被害状況によりまして判断することとなりますが、職員あるいは関係機関の職員が被害地域などへ出向き避難誘導することも当然にして考えられるところでございます。 | |
次に、2番目の消防職員、消防団員、町職員が行う避難誘導マニュアルについては定めているかというご質問でございますが、消防職員及び消防団員につきましては、避難誘導や救出に関するマニュアルは定めてございません。町職員につきましても災害の種類、規模等の状況により、災害対策本部で指示を出しておりますことから、現場に出向く形の避難誘導に係るマニュアルについては定めてはいない状況でございます。 | |
次に、避難誘導に関する関係団体との協力はというご質問でございますが、災害時要援護者避難支援プランにおいて、自治会、民生委員、児童委員及び社会福祉協議会におきましては要援護者の安否確認等におきまして必ず連絡を取る体制となってございます。また、介護という観点から、居宅介護支援事業所等を介し、サービス利用者の安否確認については行っている状況でございます。 | |
続きまして大きな3点目、市街地の避難路、避難場所について、現状で十分と考えておられるか。堤防を超える大津波が押し寄せる可能性があると想定されているが、かさ上げ対策、一時避難場所の対策はどのように考えておられるかというご質問でございますが、昨年の定例会において細川議員の一般質問に何度かお答えしておりますように、避難経路、避難場所につきましては、想定する津波の大きさ、到達時間が大きく関わるものと考えておりますので、正式な北海道からの津波シミュレーションにおける浸水予測図が届きましたら、それらを活用し避難路の設定あるいは避難場所など見直しを進めてまいりたいと考えてございます。また、堤防につきましては、減災への大きな方法ともなり得ると考えてございまして、今後北海道へ要望をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 | |
最後に、平成24年度の防災訓練につきまして訓練内容、実施時期、対象地区等についてというご質問でございますが、昨年実施しました地震発生後において大津波警報が発令され避難するという訓練を基本とし、今年度におきましても海岸部の自治会におきまして、北海道から示される浸水想定区域外へ避難する訓練を実施してまいりたいと考えてございます。また、時期等につきましては、今後関係自治会と調整をしていきたいと考えてございます。 | |
以上答弁とさせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 12 ] | それぞれご答弁いただきましたので、何点か再質問をさせていただきたいと思います。 |
まず、1点目なのですけども、避難対策についてですけども、東日本の大震災では一時避難した後に自宅に戻るなどして犠牲になった人や、車で逃げる際にその道路の渋滞で津波に巻き込まれた人が多いことが明らかになっております。道内では40市町村が避難指示、勧告を出したが対象の16万人のうち、指定された避難所などに逃げた人は16パーセントに留まっていると。我が新ひだか町では、海岸部の地区を対象とした14地区、これは1,715世帯で2,486人ですけども、この避難勧告、指示を出して指定された避難所に避難、逃げた方が697人ということで、避難率は28パーセントとなっておりますけども、これはまだまだ避難率は低い状況であると、これ以前にもお話し申し上げました。住民の防災意識の向上や、その行政機関などによる避難誘導のあり方などが一番今課題となっております。先ほど壇上でお話しいたしましたが、静内川河口で津波想定の暫定値で10メーター以上となると完全に静内川の堤防を越えることになります。少なくとも5メーター以上の津波を想定した避難対策、これを講じるべきでないかと、道のほうにも今要望してるということでございますけども、その点いかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 13 ] | ただいまのご質問でございますが、北海道からのシミュレーションを基に検討してまいりたいと考えております。避難対策につきましては、津波到達の時間も大きく関わりますことから、津波警報が出されれば、まずは高台へ逃げるということを意識付けしていき、総合的な避難対策について講じていきたいというふうに考えてございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 14 ] | 以前にもお話しいたしましたが、海岸に近い静内地区の市街地で、海抜1.7メートルの新ひだか町の女性センター・みらいのいわゆる青柳町、それから静内体育館で海抜が1.9メーターの本町、それから古川町、吉野町、緑町、海岸町、これらの地区など5メーターを切る6つの地区でございますけども、ここで2,276世帯で人口が約4,000人おられます。うち、70歳以上の方が約1,092人おられまして、災害時の要援護支援を希望されている方が約200人おられると聞いております。要援護者支援をこのうち決定されているのは、このうちの20パーセントということですから約40人という状況で、災害時要援護支援者プランの進捗状況は、これ以前からやってますけど大変遅れている状態であります。津波のときは高い所に逃げてくださいと、このようになっておりますけども、災害協定を結んでいるホテル4軒に避難するだけでは限度があると。以前このことは何回もお話しておりますけども、やはりこの高台避難として柏台、清水丘地区への避難ということを検討されてはと思うのですけども、この点いかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 15 ] | 避難に関しましては、高台へ避難する、逃げるということでございますが、一時避難施設として協定を締結させていただいておりますホテルにつきましては、たしかに高い所ということになりますが、例えば建物が倒壊しないというのが大前提になるかと思います。ホテルの避難へはあくまでも大雨並びに洪水を前提として協議をしてございまして、大津波の際には緊急やむを得ない場合には仕方がない場合もあると思います。私どもが高台へ避難する、逃げると言ってございますのは、文字どおり高台ということでございますので、静内地区の市街地につきましては柏台、清水丘等、高い所への避難が理想であるものと考えてございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 16 ] | ホテルへの一時避難は、当然その建物が倒壊してないということは大前提だということはわかりますが、静内地区の市街地の場合の高台へ避難する、それから逃げると言っている高台は、今その柏台、清水丘が理想であるとのことですけども、具体的にこの柏台、清水丘に逃げるということを町民の方に具体的に示すべきでないかと、そのように考えるのですけども、その点いかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 17 ] | 柏台、清水丘につきましてはかなりの高台になると思いますので、避難地といたしましてはたしかに理想ではございますが、警報等発令時において静内市街地の皆様が津波到達時間までにすべて柏台、清水丘のほうに避難できるというのはなかなか難しい問題もあるかと思ってございます。やはり、避難につきましてはできるだけ高台へという表現が大切ではないかと。場面によっては、時間的に余裕がない場合につきましては、先ほどのホテル等への避難ということもあり得るかというふうに思ってございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 18 ] | このことについてはまだ後ほど質問したいと思いますけども、その避難道路の確保、交通渋滞対策に関することなのですけども、津波からの避難場所として高台へ逃げるために車で避難するという方が増えると思います。3月11日のときも真歌、それから柏台方面の道路は交通渋滞だったというふうに聞いております。1つは避難道路の想定、それから確保、それから整備、交通渋滞対策をやはり具体的に検討されておくべきでないかということと、それからのその一時避難場所の確保、そういう場所に集中するわけですけども、そういう所の特に車が集中する所の駐車場の確保というのですか、この点も検討する必要があると思います。また、一方通行とか、市街地ですけども交通信号規制などの検討もされてはと思うのですけども、この3項目についてご答弁いただきたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 19 ] | 避難道路の想定、確保、整備、交通渋滞等を具体的に検討されてはということですが、これにつきましては北海道から示される津波シミュレーションを基に検討を進めてまいりたいと思ってございます。それから、一時避難場所の駐車場の確保につきましては、基本的には避難につきましては原則徒歩でというふうにうちのほうでは町民の皆様のほうにお話を申し上げてございます。ただ、要援護者等の避難や、実態として自動車を使いました避難も考えていかなければならないと感じております。一時避難場所における駐車場につきましては、一時避難場所となる場所の地形などの問題もございまして、すべてについて駐車場を整備するということについては大変難しいものというふうに考えてございます。ただ、町のほうといたしましても高台への避難を呼びかけているという点もございますので、柏台、清水丘には作る方向で検討をしたいというふうに思ってまして、具体的には北海道のシミュレーションが出された後に、それを基に検討をしてまいりたいというふうに考えてございます。それから、一方通行、交通信号規制等の検討でございますが、これらにつきましても避難時の道路通行につきましては、今後出される津波シミュレーションを基に警察等関係機関と協議をしながら検討を進めていきたいというふうに考えてございます。 |
以上でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 20 ] | それで、その高台への一時避難場所として今柏台、清水丘に作りたいというご答弁をいただきましたが、併せて柏台、清水丘方面への避難道路の整備も含めて検討いただきたいと思いますけども、その点いかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 21 ] | 先ほどもご答弁申し上げましたが、この辺につきましては北海道から示されるシミュレーションを基に、その後において検討させていただきたいというふうに考えてございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 22 ] | 先ほどからその道のシミュレーションはわかるのですけども、やはり最終的には我が町の地域性に合った形のものをそれを参考に作るわけですから、シミュレーションを待たずに、後でまた申し上げたいと思いますけども、やはりある程度そういうことを想定して我が町独自で検討することも必要でないかということは要望しておきたいと思います。 |
それで、堤防のかさ上げについてですけども、堤防のかさ上げの必要性について、これは以前もお伺いしておりますけども、洪水対策も考えて改めてお伺いするのですけども、やはりこの堤防のかさ上げを検討すべきでないかと、そのように思うのですけども。これはもう何度も言っているのですけどいかがでしょうか。もし酒井町長のご意見があれば伺いたいと思うのですけど。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 23 ] | 細川議員の堤防のかさ上げに関する質問でございますけれども、堤防ですとか海岸の擁壁、これらについてかさ上げをすれば、はるかにそれを超えるような津波でなくて、大中小があるとすれば中程度の津波ぐらいまでは防げるのではないかというご指摘はそのとおりだと思います。そういうことで、このことにつきましても道がシミュレーションを出すということは、ここまで波が入るよと、浸水するよと、それを防ぐにはどうしたらよいかという課題を背負うことになるのではないかと。そうすると、ほとんどが道の管理海岸、また河川でございます。一部国の河川もございますけれども、そういったことで当然そういうものが示されたときに北海道としてどう考えるかということなのですが、私どもとしては課題として当然のことながら、そのかさ上げについてもどういうお考えなのかということを道ですとか国ですとか、ここは国費河川がございませんので主として道になると思いますけれども考え方を伺いながら、やるということになれば、これは全道の沿岸線全部でございますので、どれぐらいのお金があれば何年でできるのかという話になりまして、また優先度の問題もありましょうから、私どもとしては弱い、我が町として弱いところ、そういったところを見定めていきながら、その部分について具体的に要望してまいるという手法があろうかと思います。それらについても町内でいろいろ協議をさせていただいて、しかるべく対応をしてまいりたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 24 ] | このことに関しましては昨年9月の定例会でもお伺いしております。そのときも道とか国のほうの状況も勘案しながらやっていかなきゃいけないということで、酒井町長のほうより前向きなご答弁いただいておりますけども、静内海岸の護岸対策、堤防のかさ上げ対策について、道に対してどのように要望、具体的に協議されているのか。できれば現状をお知らせ願いたいと思うのですけど。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 阪井建設課長。 |
◇建設課長(阪井典行君) [ 25 ] | ただいま静内海岸の要望の関係でお話がありましたけれども、新ひだか町の道に対します社会資本に関する要望というものは、毎年2月に開催されております室蘭建設管理部の社会資本整備推進会議、こちらにおいて行っております。この会議におきましては、町内にあります道管理の社会資本整備について要望箇所の一覧をまとめまして、緊急性や優先度を考慮した意見交換を行っております。ちなみに静内海岸につきましては、町内海岸事業要望箇所中、優先順位ABCと3ランクに分けておりますけれども、この中でAランクに位置付けしまして、緊急度の高いものとして要望しております。実施につきましては最終的には室蘭建設管理部の全体の中で判断されるということになりますけれども、町としましては今後とも継続して要望を重ねてまいりたいというふうに考えております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 26 ] | Aランクであれしてるということですので何とかこれは強力に進めていただきたいと思います。 |
次に、防災行政無線の戸別受信機についてなのですけども、昨年の東日本大震災発生後、町民の方々からの問い合わせで戸別受信機で聞き取りにくい、それから聞こえないという、家庭に対しての対応として問い合わせのあったすべてのお宅にお伺いして、その戸別受信機自体の動作確認をされたと。それから、昨年6月の定例会でご答弁をいただきましたが、故障の原因はどんな内容であったのかお伺いしたいということと、現在対応されている戸別受信機が正常に利用されているか、正常に動作しているか、設置されておられる戸別受信機の管理状況も含めて点検する必要があると思いますが、この2点についてお伺いしたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 27 ] | 戸別受信機に対してのご質問でございますが、問い合わせをいただいたすべてのお宅の戸別受信機について確認をさせていただいてございます。内容につきましては、アンテナの不良により鳴らなくなったと思われるのが1件ございました。その他につきましては、例えば電源が入っていなかった、ボリュームが最小になっていた、それからご自宅での設置場所が電波が届きずらい奥のほうに設置してあっただとかっていう内容がほとんどでございまして、先ほどのアンテナ不良以外につきましては故障していなかったという状況になってございます。それから、戸別受信機の点検の関係でございますが、毎月10日の7時には戸別受信機への試験放送をさせていただいてございます。この試験放送につきましては、点検として放送する側の操作卓の点検、また受信する側としては戸別受信機における動作確認を含めたものとして行ってございますので、ご理解を賜りたいと思います。 |
以上でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 28 ] | ほとんど故障してない状況ということなのですけども、数限られたその戸別受信機も各自治会にお願いして、せっかく各家庭に設置してもらってるのですけども、正常な形でやはり利用されていなければ、いわゆる戸別受信機そのもの役に立たないと思うのですよね。それで、例えば乾電池の液漏れによる腐食など、これも戸別受信機にちゃんと注意で書いてありますけども、字が小さくてよく読まない方もいらっしゃると思うのですけども、そういう腐食なんかも考えられて、例えば戸別受信機そのものが使えなくなると。要するに電池がなかったら点滅すると思うのですけども、設置場所によって、要するに目の届かないところに置いてるとそのこともわからないと。もともと電池がだめになったら、電源を差し込んでいれば点滅はわかるのですけども、その電源も抜いてると。だけど実際地震が来たときに停電になったら、やっぱり電気はだめになるから電池入れてないとまったく通じないという、そういう現象起きるわけですよね。ですから、やはりきちっとこの電池を入れるとか、一番基本的なことなのですけども、それでないと戸別受信機の意味がなさないと思うのですよね。それで、やっぱりこの皆さんにその有効利用をしていただくためにも、その利用状況の点検、これは防災担当者だけでは無理だと思いますので、例えば自治会等にお願いして、やはりその辺の点検整備をして、やはり配置された戸別受信機がきちっと有効に使われてるかどうか、こういうのやっぱり急いで進めるべきでないかというふうに思うのですけどもいかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 29 ] | ただいまのご質問でございますが、戸別受信機の有効利用に関してですが、これにつきましては先ほど申し上げましたとおり、毎月の試験放送時に放送しているということもございまして、その際に各設置してるお宅で正常に動いているかということも含めまして、例えば自治会長会議ですとか広報等を利用して、そういうときにちゃんと鳴ってるかということを点検していただけるようなことを町のほうとしても周知、流していきたいというふうに考えてございます。 |
以上でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 細川君、ちょっと休憩したいのですけども、よろしいですか。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 30 ] | はい。 |
○議長(五十嵐敏明君) | それでは、暫時休憩いたします。10分間休憩します。 |
休憩 午前10時39分
再開 午前10時54分
○議長(五十嵐敏明君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 31 ] | その津波の避難場所に関して、ちょっと1点だけ質問させていただきます。 |
去年の防災訓練でも春立地区、海岸地区でやりましたけども、その津波の避難場所ということでその看板が春立地区にずっと立てて、実際国道淵に立ってますよね。それで訓練も終わったのですけども、本桐の、いわゆる鳧舞小学校前の国道沿いに標識がありまして、津波避難場所として本桐基幹集落センターへ避難するということで約3,300メートル先ということで、ちょっと写真、現場撮ってきたのですけども、これはやはり車でないとここまで3,300、3キロあるわけですから、これは車の利用については原則徒歩ということなのですけども、この点についてこの地区の関係についてし、やはりこれ徒歩ということで、これですともう3.3キロ先ですから、この点はどういう解釈というか、地域の方にどういうふうに指導されているのか、その点だけ確認しておきたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 32 ] | ただいまの標識の関係なのですが、これにつきましては開発のほうで国道を通行している一般の車両が津波警報、大津波警報が出たときにどちらのほうへ逃げるかという指示を出すための看板でございまして、これについては町のほうで設置したわけでなくて、ですから町民の方を対象ということではなくて、一般の国道を通っている方がどちらのほうに逃げればよいんだっていうのをわかりやすくするために開発のほうで町内何カ所かあるのですけれども設置をさせていただいているというような状況でございます。 |
以上でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 33 ] | 開発ということですけども、一応我が新ひだか町としてこの地域の方には、そういうことわからないと思うのですよね。あくまで町の防災でそういうふうに指示されていると。春立地区、私もそう思ってましたから。だから、それは開発と新ひだか町との話し合いで、そういうことも納得の上で設置してるっていうことなのでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 34 ] | 設置の場所につきましては、3年ほど前だったというふうに記憶してるのですが、開発のほうから依頼がありまして、これは新ひだか町だけでなくて海岸線を通っている国道の付近については全地区そこの町のほうと協議をしながら、どこに付けたらよいのだろうかということで、場所については、設置をする際の場所につきましては当町のほうにも相談がありまして、こちらのほうであればある程度、当然車の通行ですから、車の車両もある程度停めれるようなスペースがあるような場所でないとだめだということで、今回何カ所かを開発のほうにお話しして、そういう看板を付けさせていただいたというような状況でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 35 ] | 町外の方をやはり、通ってここに逃げればよいのだなというのはたしかにわかると思うのですけど、この本桐集落センターといっても一般の人はわからないと思う。地区の方はわかってますけど。ただ、あそこにやはり住んでおられる方々やはりこれを見て、あぁ集落センター行かなきゃいけないのだと。あそこの学校の横のほうにも小高い山があるから、みんなそこに基本的に逃げるのではないかと、高台ということですから。ただ、その点どうもその辺が紛らわしいなと。春立地区の場合ならすぐ山ですからわかるのですけども、一般の方もそれは常識的になくてもわかると思うのですけど、どうもこの避難場所についてそういう点で紛らわしいなということを感じたものですから、地域の方から特にそういうことで苦言がなければよいのですけども、その点やはり何かの機会にこれはそういう形で作られているのでということで、一般の方対象ということも改めて言っておかないと、近くの山に逃げないでわざわざその地域の方もそちらのほうに行かなきゃいけないというふうに思われて逆に事故に、要するに逃げ切れないと、歩いてはとても行けないわけですから、車のない方の不安もあおりますし、やはり基本的には近い高台ということを地域の方によく説明されたほうがよいんじゃないのかなと、そういうふうに思います。それは要望しておきたいと思います。 |
それから、もう一点、今その消防に求められるものということで、東日本大震災を踏まえた今後の消防の防災体制のあり方についてということで、地方議会人という冊子にもいろいろ議論されたのが載っているのですけども、これから消防との連携、これが大事になってくるんじゃないかというふうに思うのですね。以前、例えば警報装置だとか、そういうもの設置状況も前伺ったときには、防災では承知なくてやっぱり消防のほうから聞いた結果こうですよということで、何かどうも以前のご答弁いただいても、その関係は消防ですからということで、防災担当者の方の手の回らないということは十分わかるのですけども、今後やはり東日本含めて災害を見て、やはり相当この防災に力を入れていかなきゃいけないと。それで、前にもお話しいたしましたが、その防災担当者の関係で今現在のところ支障はないというふうにご答弁いただいておりますけども、例えば道のシミュレーション来て、相当内容の濃いことが出てくるのではないかと。そうするといろんな面で見直しの作業だとか、実際具体的に作っていかなきゃいけない基本的な考えとかあると思うのですけど、そういう構想を練るにも今の防災の担当の方は、例えば前にも言いましたけど選挙事務と兼務されてるということで、その時期だけということですけども、やはり防災についてもう少し力を入れていくということから、特に今までがこうだったからじゃなくて、これからやはり例えば危機管理室を作るとか、それからそういうものを充実する意味でもその人員配置もやっぱりこの相当検討していかないと、防災対策上、減災も含めて対応するには、やはりその充実が必要でないかいうことで、酒井町長のほうになるかと思うのですけど、その辺の考え方をお伺いしておきたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 36 ] | まさに昨年の3月11日、東日本大震災、日本というよりは世界中に大きな教訓を残したあのような大震災でございます。それを受けまして、特に海岸沿いの市町村、それを抱える都道府県、これについては鋭意種々、新たな考えのもとで防災対策をやっていくべきだということで取り組まれているところでございます。私たちのほうも、もちろんそのような課題は頭に置いておりまして、組織的にも今総務企画部総務課という中でやっておりますけれども、これを具体的な作業が増えてまいるとか、他の自治体の例なんかも時折私見ているわけでございますけれども、危機対策管理体制とでも申しましょうか、そういうのが設置されている自治体もございます。そのことにつきましては、当然私も頭にありまして、職員の定員管理計画との関係もございまして、そこに新たな人員を配置してということになると、よく内部で協議しなきゃいけませんけれども、その辺りについてははっきりした色合いを持ったといいますか、そういう形にしたほうがよいのではないかと最近考えておりまして、それを実行していこうかというような思いでございます。今ほどの細川議員のご指摘も踏まえまして、ちょうど道のシミュレーションも仄聞するところによりますと、7月には提示されるということもございますので考えてまいりたいと、このように思っております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 37 ] | ぜひご検討願いたいと思います。 |
次に、防災訓練についてなのですけども、道は平成24年度から道の防災総合訓練の内容を見直して、実施地域を現在の年1カ所から3カ所に拡大する、こういう方針を決めて、津波からの避難が課題となった東日本大震災を踏まえて、その住民の避難を中心とする内容に改め、災害時の食料供給協定などを結んでおられる民間企業の方にも参加を要請して、今年度は9月に道東3カ所で実施すると、大変防災訓練に力を入れております。それで、当町としても町民の避難を中心とした訓練を中心にした内容にして、その参加規模だとか実施時期も、例えば夏だとか冬の期間、時間も昼間中間と夜間など、こういう点を工夫した防災訓練、こういうものをやっぱり検討すべきでないかと思いますがいかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 38 ] | ただいまのご質問でございますが、たしかに災害につきましてはいつ起きるかわからないということもございます。ということで訓練につきましては、いろいろな条件のもとに当然実施していくということが望ましいというふうに考えてございますが、うちの町が国道を通っての避難が多くなるということもありますし、夜間帯や冬期間の避難につきましては、例えば暗闇になるですとか足場の不安定さもありますことから、訓練時における事故等の心配が依然として残っている状況にございます。今後につきましても、関係自治会等々と十分な協議を行いながら、その辺も含めて検討をしてまいりたいというふうに考えてございます。 |
以上です。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 39 ] | 避難訓練の内容につきましては、今年度最終的には決定はしてございません。より実践的な内容を検討し訓練を行いたいと考えてございます。それと訓練の回数なのですが、訓練は1回と限っているものではございませんが、実施に当たりましては地域の事情、それから関係機関との調整も多く、なかなか簡単に実施できないという課題もございます。訓練につきましては、町民自らが考えていただいて行動していくためにも、自主防災組織、今細川議員が申し上げられましたが、自主防災組織が主体となり実施していくことも大切だと考えてございます。町としても必ずしも町が主体ということではなくて、自治会の方が自らそういう訓練を実施して、逆に町はそれにサポートしていくというような形の訓練になるのが一番地域の方が実際にその行動を考えてやるということになりますので、一番理想なのではないかというふうに考えてもございまして、そういった方向にも向かっていけるような施策について取り組んでいければというふうに思ってございます。なお、警察署の協力なのですが、昨年の訓練には警察署のほうの協力もいただいてございまして、今年度の訓練についてもご協力をいただけるよう警察のほうには要請を行ってまいりたいと思っております。あと、ちょっと主幹のほうから、今回のその自治会からの関係につきましては主幹のほうから答弁申し上げます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 丸山総務課主幹。 |
◇総務課主幹(丸山 薫君) [ 40 ] | 直接的ではないのですけども、1つの自治会から警察のほうにご相談がありまして、警察のほうからうちのほうに連絡が1つ入っていますけども、10月の上旬に行いたいという話が1つございます。 |
以上です。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 41 ] | 毎年やられている防災訓練、どうしてもこれ町が主体になってやるわけですけど、やはり訓練に参加する人は町がやるから参加するんだという義務的な形で参加されてる方が多いかと思うのです。たしかにそういう面からいったら、やはり自主的に今1件あるということですので、そういう自主防災組織、地域の方が率先して訓練するというのが一番望ましいわけですけれども、そうかといってそればかり、その推奨策も必要だと思うのですけど、やはり警察署の先ほど協力も得られてるってことなのですけど、やはり国道とかそういうところ交通を止めて横断するとか、そういうことになりますとやっぱり自主防災組織でやる訓練の内容が限定されてくると。やはり町でやるとある程度警察のほうでも大々的にあれですから協力しやすいと思うのですけども。そういう意味で規模の大きい訓練というのはやはり町で、やはりまず津波が来たら逃げることと、それから先ほど言いました堤防についてもある程度のものは堤防で抑えるということでまず逃げるが先なのでしょうけども、そういう意味でもやはり町民の方に少しでもその自主防災組織を組織していない地区でも、できれば逆にそういう組織を作ってもらうように防災のほうから投げかけて、やはりその防災組織を地域で作るということも一番大事なことだと、まずそこをやらないで今ある方だけじゃなくて、結構まだ作っていないとこあるわけですから、その辺も自治会長さんにお願いして、今ちょうどこの東日本の大震災でみんな関心の深いときですから、こういうときに結成して、そして実際こう体験してもらうと、地域の方にね。そういうのはやはり防災がやはり主体になって、そういうことも一番大事なことでないかと思いますので、その点についてご努力してもらいたいと思うのですけども、いかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 42 ] | 自主防災組織につきましては、以前から各自治会等に設置のお願いもしてございます。ただ、今細川議員言われたとおり、すべての自治会に設置をされている状況ではございませんので、こちらのほうでも全自治会にそういう自主防災組織を設置していただけるようなお願いを事あるごとにお願いしていきたいというふうに考えてございます。 |
以上でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 43 ] | ぜひご努力お願いしたいと思います。 |
最後に、津波はいつ起こるかわからないということで、海岸線近くに位置する函館市の中学校がその近くに高台がないために市に避難場所について相談しましたが、道の浸水予測が決まらないと判断できないとしたため、学校独自でその近隣のホテルと協議、協力を得て今月6月の1日、全校生徒による避難訓練を行ったと。生徒たちは学校からホテルまで走って避難して、全員が5分以内に到着し、屋外の非常階段を3階まで上がったと。それで、参加した生徒さんから実際に津波のときにどう逃げたらよいかがわかってよかったと感想を話したと新聞報道されておりました。道の浸水予測図決定を待たずに独自に危機感を持って進めておられるという実例だと思います。また、被災地であります宮城県の石巻市では、来月7月の8日、これ日曜日ですけども、約15万人の市民すべてを対象にした避難訓練を実施すると、今月の9日に新聞報道されております。津波到達時間までに避難できたかなどを各参加者に自己採点してもらって、防災意識の向上につなげるとのことであります。昨年3月に津波で浸水した地域の住民には、高台や高層建物など避難を促すが、あえて避難場所は指定せず、それぞれの判断で安全な場所を探させる手法で、今すぐ地震が起きたらどう対応するか、これは自分で考え行動してほしいとしております。市民にあらかじめ自己採点用のチェックシートを配付をしているようなのですけども、合言葉では地元の言葉で「とにかく逃げっぺ」とのことであります。このようにいずれにいたしましても大津波に備えた減災対策を各地で独自にその地域に合った対応策を検討してスピード感を持って実施しております。新ひだか町としても、特に先ほど申し上げましたが、静内地区で海外に近い6地区、約4,000人の方の人命にも関わる大津波に備えた減災対策について、やはりスピード感を持って進めるべきでないかと、このように考えます。それで、最後に酒井町長のお考えをお聞きして質問を終わりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 44 ] | 以前から細川議員からそのようなご指摘を受けておりまして、私としても当然のことながら頭にあって、今でもテレビ等でドキュメンタリー番組等で報道されてるのを見まして、私たちの町はどう対応をしたらよいかっていうことを常に考えております。そこで、まずは町民の皆さん方がいろんな報道による教訓を当然のことながら得られたということで、それによる自助努力的なことということで、私どもの主催する防災訓練のほかに自治会としても話し合われているところがございます。そういうようなところとそうでもないところ、今年の1、2月のまちづくり懇談会においてもそのような声が、実は余り強く寄せられては、要するに防災対策についていなかったというのが実情だったかなと思いますけれども、それは町民の皆さん方もとにかく大津波が予感されるような大地震のときは、とにかく高い所へ逃げるというような思いがあられると思いますし、そういったことでその程度に応じていろいろと取るべき対応も違うというようなこともございますけれども、大津波の際はとにかく高い所へ逃げるということで、恐らくは自分の家のすぐ背後に立っている山ですとか、あるいは市街地の方ですとホテルですとか、提携しているホテルですとか念頭に置かれたんじゃないかと思います。そういったことを考えながらも町としては北海道のシミュレーションがあの4月20日にきちっと提示されてれば取り組みもその時点からより強く行ったということでございますが、7月の予想される提示、それを待ちましてその浸水区域内の自治会を対象に説明会を開きながら町民の皆さんと懇談的にいろんな意見を聴取して、そこで話し合われることを糧にしていただきたいとかいうようなことも考えております。また、その時点から当然報道のみならず町の文書としての広報紙、そういったものにも取り上げて、より隅々までの浸透を図っていかなきゃならないと思っております。そんなことでシミュレーションの話ばかりして恐縮でございますけれども、1つそういった時点で具体的な取り組みを図ってまいりたいと、このように考えてるところでございますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 18番、細川君。 |
◆18番(細川勝弥君) [ 45 ] | ぜひ最優先課題の1つとして新ひだか町の防災対策、特にこの減災対策についてご努力をしていただけるようにお願い申し上げまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 |
[何事か言う人あり]
○議長(五十嵐敏明君) | ちょっと発言許しません。退場してください。 |
[何事か言う人あり]
○議長(五十嵐敏明君) | 関係ありません。退場してください。 |
[何事か言う人あり]
○議長(五十嵐敏明君) | ただいま議会中でございますので、退場をしてください。 |
次に進みます。 | |
7番、池田君。 |
[7番 池田一也君登壇]
◆7番(池田一也君) [ 46 ] | 通告に従い3点の質問をさせていただきます。 |
1点目に、防災、減災への取り組みについてお聞きをいたします。 | |
今、コンクリートの経年劣化による劣化損傷が多発する危険が指摘をされております。その理由は1960年代に高度経済成長期から道路や橋梁などの社会資本の整備が急速に進み、その多くが現在建築後50年を迎え老朽化が進んでいるからであります。昨年の3.11の大震災以来、次の大震災の発生が懸念される中、防災性の向上の観点からも社会インフラの老朽化対策は急務の課題と考えます。そこで、町内における社会資本の老朽化について国、道、町が管理する橋、高架道路、水門などの河川管理施設、下水道、湾岸岸壁が幾つあるのかをお聞きし、さらにそれらの社会資本が建築後50年以上を経過する数と割合を現在、10年後、20年後、30年後と分けて教えていただきたいと思います。また、ふだんからどのような点検をされ、修繕やその計画を持たれているのかもお聞きします。特に、今年度に予算化をされております橋梁の長寿命化修繕計画の進捗状況とそのほかの社会資本の長寿命化修繕計画があれば教えていただきたいと思います。 | |
次に、2点目の電力需給対策による節電と計画停電への対応についてお聞きをいたします。今、北海道電力では7パーセントの節電の協力要請が連日のように報道をされております。その原因は主に泊原発の運転停止によるものです。ちなみに公明党といたしましては、原発の再稼働に対してはたしかな安全基準を確立した上で、住民や国民の理解を得て判断すべきであると主張し、新たな新しい原発の着工につきましては、原子力発電に依存しない社会への移行に今こそ本格的に取り組むべきだと主張をさせていただいております。今後、原子力発電所の新増設は基本的には行わず、原子力発電を段階的に縮小するということを訴えております。そこで、まず町長には、泊原発、泊発電所の再稼働について、合わせて新しい原発の着工について町長のお考えをお伺いいたします。 | |
次に、節電協力要請への対応についてお聞きをいたします。節電の期間や時間などは既に決まっているようですが、どのような節電方法を取られようとされているのかをお聞きいたします。また、町民や企業に対して、どのような啓発方法をお持ちなのかもお聞きさせていただきます。さらに北電では、計画停電の可能性もあると言われております。そこで、もし計画停電を実施するとなった場合、どのような対応されるのかもお聞きいたします。 | |
3点目に、有害鳥獣駆除対策についてお聞きをいたします。 | |
全国、全道的に見て有害鳥獣の被害は深刻な問題で、特に北海道はエゾシカを中心とした農地への被害が増加傾向にあり、農家を悩ませているという話をよく聞きます。新ひだか町においても関係機関と協力し、新ひだか町鳥獣被害防止対策協議会を設立し、その対策にご努力をされているところであります。そこでまず有害鳥獣による被害状況とその傾向についてお聞きをいたします。 | |
次に、従来の被害防止対策についてお聞きし、さらに今後の取り組みについてもお聞きをいたします。私が特にお聞きしたいのは、今後の取り組みについてでございます。1つ目としましては、計画を立てる上でどのような具体的な方針を持って取り組まれているのか。2つ目に、捕獲計画数は立てておられるとは思いますので、その計画数を教えていただきたいと思います。3つ目に、有効な手段とされている侵入防止柵の整備について、延長やその手法についてお聞きをいたします。4つ目に、駆除や捕獲をした後の処理について、どのように行われているのかをお聞きいたします。5つ目に、最も懸念をされている担い手の確保と育成について、どのようにされようとお考えなのかをお聞きいたします。 | |
最後に、近年注目がされておりますわなによる捕獲について、その充実方法についてお聞きいたします。 | |
以上、壇上からの質問とさせていただきます。ご答弁をよろしくお願いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
[町長 酒井芳秀君登壇]
◎町長(酒井芳秀君) [ 47 ] | ご質問のうち、私に答弁を求められているものについてお答えをいたします。 |
泊原発は今すべて停止中でございますが、これの再稼働についてでございます。大きな問題となっておりまして、先般も大飯原発の再稼働に踏み切る政府の決定がなされて、それを受けて地元の県また市町村、そういった意見を踏まえて、もちろん反対の声のある中ではございますけれども稼働ということになりました。それで通常の出力まで上げていく今作業が始まったという段階でございます。福島の原発事故の発生によりまして、特に地震による大津波、そういったことが引き金となって、また原発事故が起きるんじゃないかというような懸念はよく理解できるところでございます。特に原子力発電所というのは、膨大なエネルギーによって原子炉がすごい熱を帯びる、それを冷やすのに水のある所でないとだめだということになりまして、結局海の海岸部地下あるいは比較的大きな川、河川のそばに作られているというのが実情でございます。そうしますと、日本の場合は海岸沿いが多いということで、ほとんどが海岸沿いに原子力発電所が、すべてと言ってもよいと思うのですけど作られるということでございます。そうしますと、大津波による浸水によって福島のような事故が起きるということでございます。当然のことながら泊発電所もあのように海岸沿いに設置をされております。そういったことで、これから道民のみならず、国民が原発の再稼働についての問題、課題を注視している状況でございます。これをすべての原発が動いてなかった5月、たしか6日からつい先だってまでの約1カ月と10日か、あるいは半月かといった時期には、ちょうど真夏でもないし真冬でもないということで、乗り越えてきているという状況がございます。それは電力不足という大きな、これまた課題でございます。それで、7パーセントの節電目標ということで、私どもに要請もございますけれど、これがこの夏は何とか克服したとして、真冬の需要のほうが北海道の場合にははるかに多いということでございます。数値的にはちょっと承知してございませんけれども、冬は石油ストーブも電気がなければ、そうでない石油ストーブもありますけども、大体熱量を出す石油ストーブは電気を使うというようなことで、冬の暖房について異常に大きな電気量を使うということでございます。そういった時期までに稼働させるかどうかといったところが大きな課題になろうかと思います。しかしながら、そういったものを止めたままで道民生活がどうなるかということになりますと、ストーブの温度を下げるとか、あったまったら消すとかというようなことで対応しても、その節電できる量は知れているというふうに考えますので、ここら辺は大きな論点になろうかと思ってます。そこで私は、政府が国会からの指摘も受けまして設置しようとしている原子力規制庁、これが9月にも設置されて、その規制庁の上にのっかる形になるのでしょうか、原子力規制委員会というものも設置されますので、ここのところが従来の経済産業省の中の原子力保安院でなくて独立した機関で、しかもメンバーも賛否両論、そういった委員の方々が含まれるという中での判断というものが非常に注目されるところでございます。ですから、泊の再稼働の時期にそういった原子力規制庁あるいは原子力委員会のものの見方、考え方というものが当然関わってくると思いますので、そこを注意深く見守っているところでございます。そういったことで、恐らく泊のみならず全国のその再稼働を目している、まあ電力会社としては何千億もかけて建設した原発でございますので、動かして、平たい言い方ですが元を取りたいというようなことになるでしょうが、ああいった事故があった以上、それは国民の目線に立つというか、そういったことで判断されるべきものと考えております。当面は原子力発電を行う事業者と政府と、あるいは北海道また泊村を初めとするあの周辺の町の協議といいますか、やりとりの状況を見守ってまいりたいと考えております。それから、新しい原発の着工につきましては、私も望ましくはないと思っております。関西電力の節電の状況、そして今北海道での節電の状況というものが報道されておりますけれども、できるだけ再生可能エネルギー、以前はクリーンエネルギーとか言われましたけど、再生可能エネルギーにシフト、大量の電気を起こせるとなると、その規模も相当やらなきゃなりませんけど、そういったものにシフトしていって、原発の比率を低くして、いずれは原発がなくてもというような状況がよいのではないかと私も考えているところでございますので、新しい原発の着工、建設については望ましくないなということを考えております。特に大間原発、下北半島の大間原発については、函館さんとか胆振管内が一番近いのですが、日高も胆振管内に比べてそう大差のない距離であると。いったん福島のような原発事故が起きますと、当然飛んでくる放射能、それから海にもしも放射能が拡散されますと、これは北海道の食料というのは非常に安全で食味もよいというようなことで、農産物のみならず水産物も大いに宣伝をされて、それを召し上がりたくて来られる観光客の方もたくさんございますので、この大間の建設についても非常に注目しているところでございます。そんなことで、原子力規制庁と原子力規制委員会がどういう形で作られて、どういう考え方を出してくるか。当然政府としても将来の、例えば50年先のエネルギーというものを考えて、日本も大人口減少時代に入ってまいりますし、かつての高度成長期まで引っ張ってきた鉱工業といった分野もどれほど伸びていくのか。むしろもっと効率的にやっていくべきだとか、その役割はこれから東アジア、東南アジアが担っていくんだというようなことも鑑みますと、脱原発というような方向で行くようなことがよいと私は考えてるところでございます。大変長い答弁で失礼いたしましたけども、以上答弁とさせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 阪井建設課長。 |
[建設課長 阪井典行君登壇]
◇建設課長(阪井典行君) [ 48 ] | 池田議員からのご質問、防災、減災への取り組みについての1番目、社会資本の老朽化についてと2番目、社会資本老朽化による防災力の低下についてご答弁申し上げます。 |
最初に、1番目の(1)、国、道、町が管理する町内の社会資本の数についてですが、各官公庁等において生活活動や生活環境の基盤をなす重要な社会的設備、あるいは施設として種々整備されてきました新ひだか町内に現存する主な社会資本の現況についてご説明いたします。まず道路、橋梁ですが、国の管理では一般国道235号1路線で総延長32.6キロメートル、橋梁数は静内橋ほか19橋あります。北海道の管理では平取静内線ほか8路線で、総延長155.3キロメートル、橋梁数は目名橋ほか91橋があります。町の管理では旧国道線のほか845路線で総延長457.3キロメートル、橋梁数が旧国道橋のほか240橋があります。河川では、国が管理する河川は町内にはありませんが、北海道が管理する2級河川は静内川ほか15河川で、総延長176.2キロメートル、主な管理施設として樋門、樋管の数が80カ所と排水機場が1カ所あります。町が管理する準用河川及び普通河川は豊畑川ほか285河川で、総延長635.5キロメートルありますが、樋門、樋管などの重要構造物は設置されてない状況です。下水道では、終末処理場が2カ所、ポンプ場が1カ所、マンホール内ポンプ所が18カ所、また管路延長は静内地区101.8キロメートル、三石地区36.8キロメートルで、総延長138.6キロメートルとなっております。港湾岸壁では、国が管理する漁港が1カ所、北海道が管理する漁港が4カ所となっております。 | |
ご質問の1番目の(2)、それらの社会資本が建築後50年以上経過する現在、10年後、20年後、30年後の数と割合についてですが、主な社会資本のうち、重要構造物の今後の推移についてご説明いたします。 | |
国の管理橋梁20橋のうち平成24年度現在、50年が経過している橋梁はありませんが、10年後には19橋が50年を超え、95パーセントが該当する状況となります。また、北海道の管理橋梁92橋のうち平成24年度現在では2橋が50年を経過しており、全体の2パーセントの割合になっております。今後の橋齢の推移といたしましては、10年後には24橋が該当し26パーセントに、20年後には44橋が該当し48パーセントに、30年後には72橋が該当し78パーセントの割合になります。町の管理橋梁241橋のうち、同じく平成24年度現在では8橋が50年を経過しており、全体の3パーセントの割合になっております。今後の橋齢の推移といたしましては、10年後には42橋が該当し17パーセントに、20年後には117橋が該当し49パーセントに、30年後には179橋が該当し74パーセントの割合になります。国道橋の橋齢が特に高い結果となっておりますが、国及び北海道においては既に長寿命化修繕計画が策定されており、計画的に順次修繕工事などの対策が実施されているものであります。北海道が管理する樋門、樋管は現在50年以上経過しているものはありませんが、20年後に15パーセント程度が該当になります。また、排水機場につきましては現在38年が経過しているものとなっております。下水道施設につきましては、最も古い管路で現在33年が経過しているものとなっております。また、国と北海道が管理する5カ所の漁港は約60年以上経過しているものであります。 | |
ご質問の2番目の(1)、点検状況についてですが、特に橋梁の老朽化により災害時の避難路としての防災機能の低下を懸念されてのご質問であると理解してございますが、町の取り組みといたしましては、通常パトロールは車上からの目視にて行い、異常気象時にもパトロールし、橋梁の安全性を確認しておりますが、長寿命化修繕計画策定に向けましては、平成21年度から平成23年度までの3年間で全橋梁を対象に損傷状況などの点検を実施し完了しております。今後は橋梁の保全を図るために5年に1回の頻度で橋梁点検を定期的に実施し、道路機能を阻害する損傷や第三者に被害を及ぼす可能性のある損傷を早期に発見することに努めてまいりたいと考えております。 | |
ご質問の(2)、長寿命化修繕計画についてですが、平成23年度までの橋梁点検調査結果に基づき、今年度中に計画を策定する予定としております。従来の考え方は橋梁の健全度が大きく低下した後に、大規模修繕や架け替えを行う大規模補修をする更新型の維持管理を行う方法でありましたが、今後は定期的な点検と小規模修繕を繰り返し行うことで健全度を維持しながら長期的な視点に立ち、維持管理費の平準化やライフサイクルコストの縮減を図るためにアセットマネジメントの考え方を導入した予防保全型の維持管理を行う方法で進め、防災機能の低下につながらないように努力してまいります。 | |
最後に、橋梁以外の長寿命化修繕計画の策定状況ですが、河川管理施設であります排水機場が平成22年度に策定されております。また、下水道施設では終末処理場が平成24年度に、管路につきましては平成26年度以降に策定する予定となっております。港湾施設につきましては、平成21年度から各漁港ごとに必要に応じて策定が進められている状況となっておりまして、各施設の所管ごとに長寿命化修繕計画が策定され、計画的に順次修繕工事が実施されるものと考えてございます。 | |
以上、答弁といたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 49 ] | それでは、池田議員の電力需給対策による節電と計画停電への対応についての3点目、北電の7パーセントの節電協力要請についてご答弁申し上げます。 |
5月24日に北電静内営業所のほうから、今夏の電力需要状況と節電協力要請について説明を受けてございます。北電からの話ですと、泊原発の停止、苫東厚真火力発電2基のうち1基が停止、及び水力新冠発電所の事故停止などの影響から、今夏の供給力は485万キロワットとなってございまして、日々の電力の安定供給を続けていくためには供給予備率を3パーセント程度見込まなければならないことから、実質は470万キロワットとなることでございます。これを猛暑だった一昨年の1日最大電力実績であった506万キロワットと比べた場合、7パーセント程度の電力需要の抑制が必要となる状況となってございます。節電協力の期間でございますが、事業者向けには7月23日から9月7日まではお盆の期間を除きまして、午前9時から午後8時まで、9月10日から9月14日までは午後5時から午後8時までの間に7パーセント以上の節電の協力依頼となってございます。この要請を受けまして、昨年同様に全庁を挙げて節電対策に取り組むため、具体的な方針について内部協議を行っているところでございます。具体的には静内、三石の両庁舎となりますが、消費電力を平成22年度使用電力量から15パーセントを削減することを目標値といたしまして、1つは照明による節電、2つ目はOA機器、その他の機器による節電、3つ目といたしましては供用部分に係る節電、4つ目は業務執行の取り組みとしてございまして、全庁に平成24年6月12日付けで職員へ通知をいたしてございます。実施時期につきましては、6月18日から9月30日までとしてございます。なお、静内、三石両庁舎以外の施設におきましては、施設の形状や利用目的、運営方法が違いますことから、それぞれの施設の特性に応じた効果的な節電対策を行うよう通知をしてございます。また、住民の周知につきましては、昼休み等の消灯など、来庁者の方にご迷惑をおかけする点などを踏まえ、また町民の皆様への啓発の意味も含めまして、玄関前の掲示や広報及びホームページなどで公共施設の省エネ、節電の協力依頼をすることとしてございます。 | |
次に、4点目の計画停電の可能性とその対応についてでございますが、北電の説明では計画停電の可能性については、北海道におきましては、本州に比べてその可能性は低いとされてございますが、利用者側である事業者や一般家庭の節電策により、計画停電が起きないよう努力することが現状では最も重要であると考えてございまして、節電策が幅広く実行されれば、計画停電の可能性はより低くなるものと思ってございます。しかしながら、苫東厚真のような大きな発電施設が故障した場合などには供給量に大きな支障が出てきますことから、計画停電の可能性は免れない場合も出てくるかと思います。計画停電につきましては、全道一律で行われるのではなく、地域ごとに区切られて行われ、その連絡も北電のほうに確認しますと、計画停電が始まる2時間前の連絡となるということですので、計画停電の連絡があってからの対応では行政サービス等に支障を来す場面があるものと考えてございます。この計画停電の対策につきましては、6月の庁内の課長会議において、計画停電が起きた場合の対策を各施設及び各事務事業ごとに検討するように指示を出してございまして、計画停電により生じる行政サービス等の支障が最小限になるよう努めていくこととしてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 | |
以上、答弁とさせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 土井農政課長。 |
[農政課長 土井 忍君登壇]
◇農政課長(土井 忍君) [ 50 ] | 池田議員の大きな3点目、有害鳥獣駆除についてのご質問にご答弁申し上げます。 |
ご質問の中で池田議員も述べていましたように、町内の鳥獣による農林業等に係る被害の防止や軽減を図ることを目的として、町、農業団体、林業団体、猟友会等のメンバーで構成され設立しております新ひだか町鳥獣被害防止対策協議会において、新ひだか町鳥獣被害防止計画に基づく有害鳥獣駆除を実施しておりますので、その協議会を所管しております農政課の私のほうからご答弁させていただきます。 | |
まず1点目の被害の状況とその傾向でございますが、最も農林業被害が大きなエゾシカ被害についてご説明させていただきます。 | |
新ひだか町の被害額につきましては平成21年度、2億2,000万円、平成22年度、2億4,000万円、平成23年度、4億7,000万円となっており、平成10年ころから個体数の増加とともに被害が増加している状況でございます。被害の傾向といたしましては、平成23年度の割合で申し上げますと、牧草が85パーセント、水稲が14パーセント、その他青刈りのトウモロコシ、野菜等でございまして残りの1パーセント程度となっております。その辺に伴いますエゾシカの駆除数ですが、23年度だけで申し上げますと3,087頭を捕獲してございます。前年対比54パーセント増の駆除数となってございます。エゾシカ以外では、特にアライグマの被害が近年増加傾向にある状況にございまして、平成22年度、1,390万円、平成23年度は1,402万円の被害額となっており、主な被害といたしましてはミニトマト、いちご等の施設野菜やスイートコーンでございます。 | |
2点目の、従来の被害防止対策についてでございますが、エゾシカにつきましては有害鳥獣駆除員によります重機による駆除を実施しております。また、ヒグマにつきましては重機及び箱わなでの駆除を実施しております。アライグマにつきましては、被害農家への箱わなの貸し出しも行っておりますが、それによりまして被害の防止を図っております。その他、カラス、キツネにつきましては、農作物被害や生活環境に被害を及ぼすおそれのある場合に駆除を実施しているところでございます。 | |
3点目の今後の取り組み方針についてでの(1)、計画をしてる具体的な方針についてでございますが、エゾシカにつきましては北海道のエゾシカ保護管理計画に基づきまして、平成23年度では全道で65万頭とされているエゾシカの個体数を平成28年度の5年間で40万頭に減少させることとなっておりますので、本町におきましても有害駆除員の重機による駆除及び日高管内の一斉駆除を実施し、個体数が減少するまで駆除するというような方針を立てております。ヒグマにつきましては、人家近くに出没する個体数の増加や農業被害の報告、人身事故のおそれがある場合には駆除を実施しているところでございます。アライグマにつきましては、町の特定外来生物防除実施計画に基づきまして捕獲を実施しているところでございますが、被害の軽減や生息区域の減少を目指しまして完全な排除を目標としております。その他、カラス、キツネにつきましては、農作物被害や生活圏環境に被害を及ぼすおそれのある場合には駆除を実施しているところでございます。 | |
(2)の捕獲計画数でございますが、新ひだか町鳥獣被害防止計画におきましては、エゾシカにつきましては平成23年度、2,200頭、平成24年度、25年度につきましては3,080頭の捕獲計画数としております。その他、ヒグマにつきましては年間10頭、アライグマにつきましては年間140頭、カラスにつきましては270羽、キツネにつきましては120頭の捕獲計画数としております。 | |
(3)の侵入防止策の整備についてでございますが、侵入防止柵の整備につきましては、国及び道の補助事業であります鳥獣被害防止総合対策事業での実施が可能であることから、新ひだか町鳥獣被害防止対策協議会におきまして、来年度以降の実施に向けまして延長や手法も含めて関係機関と協議、関係団体と協議し検討している状況でございます。 | |
(4)の捕獲鳥獣の処理についてでございますが、現在駆除した対象鳥獣につきましては、日高中部衛生施設組合の処理施設におきまして焼却処分をしております。エゾシカにつきましては捕獲頭数が多く、解体に苦慮してることから、解体処理施設の整備について本年度実施設計を行い、平成25年度完成に向けて進めているところでございます。また、ヒグマにつきましては検体の一部を北海道環境科学研究センターへ学術研究の資料といたしまして提供しているところでございます。 | |
(5)の担い手の確保と育成についてでございますが、有害鳥獣の駆除につきましては、地元の猟友会の協力を得まして、有害鳥獣駆除員として委嘱いたしているとともに、鳥獣被害対策実施隊員として任命をしており、駆除活動にご協力をいただいてるところでございます。有害鳥獣駆除員の方々も年々高齢化しておりまして、後継者となる人材の確保が必要となってきておりますので、昨年度より鳥獣被害防止対策協議会におきまして、狩猟免許取得に係る事前の講習費用を全額補助する対策を行っているところでございまして、昨年度は5名の方がその補助を受けて免許を取得してるところでございます。この協議会の助成事業につきましては、町広報にも掲載し周知を図っているところでございます。 | |
最後の(6)、わなによる捕獲についてでございますが、ヒグマ、アライグマにつきましては従前より箱わなの駆除を実施しており、特にアライグマにつきましては捕獲頭数も多いことから、協議会において必要個数を購入し対応してるところでございます。また、エゾシカ用のくくりわなにつきましては、昨年度から試験的に導入しておりまして、利用状況を踏まえましてまた協議会において必要とされるわな数を確保するなど、充実を図ってまいりたいと考えております。 | |
以上、ご答弁とさせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 池田君、一問一答については午後からにしたいと思いますがよろしいですか。 |
◆7番(池田一也君) [ 51 ] | はい。 |
○議長(五十嵐敏明君) | それでは、暫時休憩いたします。午後1時15分再開いたします。 |
休憩 午後 0時 6分
再開 午後 1時15分
○議長(五十嵐敏明君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 52 ] | それでは、一通りご答弁をいただきましたので再質問をさせていただきたいと思います。 |
まず、防災、減災についての取り組みということで壇上で質問させていただきました。よく今回の震災以前から、特に震災後、自らの命は自ら守りましょうだとか地域で協力しましょうと。いわゆる自助、共助という部分、そしてどうしても行政とかがやらなきゃならない公助という部分の、自助で言えば例えば学校教育ですとか自治会での説明会、共助で言えば先ほど細川議員の質問に出ておりました災害要支援者避難支援プランだとか、そこら辺が共助になるのかなと。今回僕が質問させていただいているのは、いわゆる公助の部分かなと思っております。どんなにみんなが逃げようとか、津波以外でも地震でも洪水でもそうですけども、そのときにどれだけ適切な対応をされたとしても、例えば橋が落ちた、だから避難できなかった、それではどうにもならないわけです。ですから、公助という部分のこの社会資本の整備ということで今回質問をさせていただいております。余り時間もかけたくないもので、1問だけこの部分は再質問をさせていただきたいのですけども、どうしても今まで答弁にもありましたように目視による調査ですとか、そういう形で道路、橋梁に係る部分は見付けたら直してということの繰り返しと。これからはちょっと違う方法を取るよという答弁をいただいておりますけども、やはり先ほども言いましたように、いざというときに橋梁が壊れてしまいましたですとか、港湾が壊れちゃいましたとか、そういうふうになってはならんという考え方から、この災害が起きる前に老朽化をした社会資本に公共投資を短期集中で行うこと、これが防災機能として向上するのではないかと僕は思うのですけども、そのお考えをお聞きしたいのです。併せて、この短期集中ということで、この短期集中ということをすることによって、この社会インフラの再構築が雇用の創出を生むんじゃないかと、町内のですよ、町内の雇用を生み出し、そのために潜在的需要が高まり、ひいては経済の活性化にもつながるんじゃないのかなと、こう思うのですけども、この短期集中というときの私の考え方、町長、どのように思われますか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 阪井建設課長。 |
◇建設課長(阪井典行君) [ 53 ] | 再質問の災害の中の防災機能の向上ということで、短期集中で修繕すべきということですが、長寿命化計画では壇上での答弁のとおり、定期的な点検と小規模修繕を行うことで健全度を維持しながら維持修繕、管理費の平準化を図ることとしております。しかしながら、老朽化により災害時に避難路として防災機能を維持できない橋梁につきましては、池田議員のご指摘のとおり、短期間のうちに修繕を進めて災害に対応すべく整備の必要性があると認め進めてまいりたいと思います。また、その経済効果という観点から、事業の実施そのものは本来の目的であります防災機能保持のための社会資本の整備であるとともに、建設関連産業への経済波及効果を期待できるものということでありますから、現在計画が定まっておりませんが、そのための具体的な数字というものはお示しできません。しかしながら、今後財源となる社会資本整備総合交付金、これを活用することで整備を進めてまいりますので、その交付金の確保に努めて事業を実施していきたいと、このように考えております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 54 ] | それで、先ほど細川議員の質問で防潮堤のかさ上げのお話だとかのなったときに、国は国に、道は道に要望をして、認められたらお金が来てと、事業ができてというお話もあって、そうだよなと思って僕も聞いていたのです。ですから、それは今の交付金が来ればというお話も当然なことなわけです。ですけども、やっぱりこの今このときだからこそ、経済効果も含めて考えたらですよ、この50年というコンクリートの耐久年数が来ているわけですよ、来たやつがあるわけですよ。それを言葉悪く言うと、ごまかしごまかし長持ちさせるのがよいのか、きちっと直すのがよいのかったら、やっぱりきちっと直すべきだと思うのです。いざというときに使えなかったら本当にどうにもならないわけですから、ですからそういう交付金事業というのももちろんですけども、さらにその町として国、道に対して、もっとそういう短期集中でがっちりやらせてくれという形でその交付金の増額なり、また新たな別な事業になるかもしれませんが、そういうのを要求していくおつもりは町長、ございませんか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 55 ] | ご提言のとおり、できるものであれば短期集中的にそういう必要とされる補修あるいは架け替えも含めて必要とされるものには対応すべきと思います。そこで財源の問題ですけども、だからといって国、道もそういうような考え方になってもらうように、国土交通省あたりは当然考えてると思うのですが、私どもも中央あるいは道央に向けて、そういう声を出していって、特に国道橋、それから道道橋、これについては強く要請してまいりたいと思いますし、財源の確保につきましては町道橋についても震災の教訓をもとに、また、この橋の場合には雨、そういったものについても対応していかなきゃならないということでありますので、ご指摘の趣旨を踏まえまして、そういう考え方に国なり道がなってもらうようにやってまいりたいと思います。なかなか単費でやれるものは小規模のものがありますので、ちょっとした橋梁の、かなり完全に近い延命策というのは財源を必要としますので、そういったことで今後取り組んでまいりたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 56 ] | どうしてもこういうときの話題は橋梁に話が行きがちですけども、先ほど説明がありましたように国が管理するのが1カ所、道が管理するのが1カ所、これ港ですよね。これもなかなか新ひだか町の持ち物じゃないよと言って、じゃあどのようにっていう、この難しさもあるのだろうとは思うのです。ですが、今の町長の答弁を聞いて少しは安心しております。その湾岸岸壁も含めて要請のできる場面、1つでも多く作っていただいて要請していただきたいなと思っております。また、長寿命化修繕計画ですけども、実は北海道、さっき説明もあったとおり道はもうできてますよね。町で言うと、実は新冠町はもう既に去年できてるのですよね。去年というか今年の3月か2月にもう既に発表されている。それを新ひだか町は今作ろうとされていると。より急いでと言いますか、ちょっとほかから見ると遅いのかなという印象は持っておりますけども、しっかりとしたこの長寿命化計画を持ちながら、またその先ほど繰り返しになりますけども、短期集中での整備というものを進めれるようにしていただけたらなと思います。 |
次に、電力の需給対策のほうに移らせていただきます。それで、OA機器を使わないときには消すんだよとかいろいろ説明をいただきました。それで、ほかがやっているところで僕なりにこれよいなと思った部分をお聞きして、やってみませんかという提言をさせていただきたいのですけども、例えば庁舎内には自動販売機というのが何個かありますよね。それは庁舎内だけでなく、ほかの町有施設でもあろうかと思うのですけども、この自動販売機、特に飲み物の類だと思いますが、冷却停止時間というのがあるそうなのです。これを冷却を決める時間、それをより長くすることによって消費する電力が減る、こういうことをやっているところもあると聞くものですから、我が町のこの公共施設にある自動販売機、取り入れてみませんかと。もう一点、どうしても窓からの直射日光が入ると中が暖かくなる、暑くなるということで今、遮熱フィルムというのを窓に貼るところも多いようでございます。この2点、やってみる価値は十分あるんじゃないのかなと思うのですけども、いかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 野本契約管財課長。 |
◇契約管財課長(野本武俊君) [ 57 ] | 再質問のございました自動販売機の冷却時間の関係ですけれども、静内庁舎の自動販売機につきましては3社の飲料メーカーが設置してございます、3台設置されてございます。大手メーカーの例でございますけども、1995年以降に製造されたものにつきましてはピーク時間の削減ということで、午後1時から午後4時までの3時間の間につきましては、時間をカットして電力カットしている状況になってございます。それと、今回の電力供給対策としまして、9時から20時までの間で電力使用ピーク時間の消費電力削減に取り組むことになってございまして、これは北海道からの要請があったということで聞いてるのですけども、輪番体制で提唱させて15パーセントの削減を図るということを目指してると聞いてございます。静内庁舎に設置されてる自動販売機につきましては今月中に自動販売機に停止時間を表示させるステッカーを貼られる予定ということでなってございますので、これは1社からは聞いてございます。あともう1点目、窓ガラスの遮熱フィルムの関係でございますけども遮熱フィルムにつきましては室内に入る太陽熱や太陽光などを下げる効果が大変ございまして、効果的だと思われますけども、静内庁舎につきましては1階から三階まで事務室のスペースには冷房機関がございません。あと、扇風機の使用は電力の関係で使用を控えることにしてございますので。そして夏場には窓の開閉によって室温の調整を図ってございますので、遮熱フィルムの効果は期待はできますけども、省電力に限りましては余り期待はないのかなと思ってございます。それと、冬期間の日差しがかなり強いものがございます。それを取り入れまして暖房に結構効果になってるものですから、今の段階では遮熱フィルムを貼る考えは持ってございません。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 58 ] | それで、僕ね、自販機の部分は庁舎という意味も含めて町有施設の自販機というつもりで聞いたのです。すみません、言葉足らずでしたかもしれませんが、その庁舎外、今説明のあった静内庁舎以外に何台あるかもわかりませんけど、1つ1つに聞くわけにはいきませんので、どこかでまとめてどのように対応を、今のような1社、そうやって言ってきている、ステッカー貼るよと言ってきている対応ができるのであればしていただきたいですし、ちょっとそこら辺、答弁いただけたらと思うのですが。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 野本契約管財課長。 |
◇契約管財課長(野本武俊君) [ 59 ] | 今はお話ししましたように静内庁舎の関係だけでございましたので各課、各施設の管理者と連携を取りながら、この点について深く十分検討していきたいと考えてございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 60 ] | よろしくお願いいたします。それで、今回この節電ということになりまして、いろんな機械的に、機械的にいろんな節電の方法があるよというものがいろいろ出てきております。以前からあったのでしょうけど、今回のこの節電計画でにわかに注目を浴びているのかなと思っておりますけども、2つこういう節電に効果があるんじゃないかという機械というか、ものがあるものですから、ぜひ検討していただきたいなと思うのですが、1つはスマートメーターというのです。次世代電力計と日本語では言うそうです。その電力使用料が見えるデジタルか何か数値として見える装置だそうなのですが、そこでこれだけ使ってるよというのを目で見て、使い過ぎだねとか頑張ってねとか、そういうものが見える装置だそうでございます。もう1点がデマンド監視制御措置というものがあるのです。要するに急激に使い過ぎるとそこで供給をちょっと抑えるという機械なのですけども、この節電期間を間近に控えるこの今の時期に、こういう機械の導入というものをぜひ検討していただけないかなと思うのですけども、いかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 61 ] | スマートメーターにつきましては、今池田議員が申されたとおり、次世代電力計と言われておるようです。時間帯別に使用料を計れたり、電気料金を確認できたりするので、利用者が電気の使用量や料金を意識することによりまして節電につながる効果があるものと考えられております。震災以降、原発の稼働が停止以来、節電が急務となっておりますことから、電力の効果的な利用を図る上でスマートメーターへの期待は高まっているというふうに考えられてございますが、日本では実際にどれだけの成果を上げられているかというのは、まだまだわからないところがありまして、スマートメーターの仕様も統一されていないというふうにお聞きをしております。また、スマートメーターだけでは、個人の強い節電意識がなければ大きな効果は発揮できないものと考えてございます。国内ではスマートメーターの実証実験も始まったばかりであるというふうに聞いてございますので、この辺の推移を見守って検討してまいりたいというふうに考えてございます。それから、もう1つのデマンド監視制御装置につきましては、契約電力の超過を防止し最大需要電力をカットすることによりまして、基本料金等を節減するもので、電力需要を常に監視し、契約電力が超過しそうな場合に警報等で知らせまして、自動的に制御することにより最大需要電力を抑制するものであるというふうに聞いてございます。これにつきましても、冷房機など比較的多くの電力を使う場合には相当効果があるというふうにお聞きしてございますが、当町では冷房機、いわゆるエアコン等の使用が少なく、また削減効果を求める余り一部では業務に支障が起きるデメリット、ですから機器にもいろいろあるようで、職員が監視しなければならないようなものもありますし、自動で完全に制御できるものについてはかなり費用がかかるというふうに聞いてございますので、そこら辺メリット、デメリットあるでしょうから、十分にその辺も勉強をさせていただきたいというふうに思ってございます。 |
以上でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 62 ] | 節電というのは、今回この電力供給対策だという形で僕も質問させていただいておりますけども、いつでも節電ていうのはすべきことですよね。財政を考えても少しでも電気料を減らしましょうということですので、いついつまでに決めようとかどうとかという話じゃないのかもしれません。しっかりと今後もこスマートメーターとデマンド監視制御装置、メリット、デメリットも含めて十分研究をしていただけたらなと思っております。それで、壇上での答弁で、業務執行の取り組みもしてるのだという答弁がございました。そこで何点かお聞きしたいのですが、例えばもう既に昨日からかな、やっている町もありますけどもサマータイムですね。サマータイムを導入したらどうかなと。あとはまた省エネデーと、今日は省エネの日だよと、省エネデーだよと。または今日は残業しないノー残業デーだよというふうに役場で決めて、皆それに取り組むと。意識の啓発も含めてになりますけども、そういうような形でやっている地方自治体いっぱいあるのですよね。新ひだか町もここら辺ちょっと取り組んでみてはいかがかと思うのですが、いかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 63 ] | ただいまの質問でございますが、サマータイムにつきましては電力消費の分散化が図られるだけでなく、地域経済の活性化や余暇時間の有効利用などメリットが大きいものだというふうには考えてございます。今、池田議員のほうからお話がありましたが、鹿追町のほうでは早朝勤務による消費電力の分散化を主目的といたしまして、また住民サービスの向上のため、6月の18日から8月いっぱいまでサマータイムを実施してるというふうにお聞きをしております。今回の鹿追町のサマータイムが直接電力消費の分散化につながるかどうかっていうのは、こちらのほうでも今年の結果を注視していきたいと思いますし、北海道の他の市町村の動向も踏まえて今後検討してまいりたいと思っております。それから、省エネデー、ノー残業デーの関係なのですが、本年度の平成24年の夏の新ひだか町公共施設に係る節電対策の中に毎週水曜日、これが実は昨年のこの対策のときにも毎週水曜日にはノー残業デーをしましょうということでやっておりました。それに加えまして、今年については給料日、さらには月1回程度各部単位に、それぞれ各部で業務の忙しい時期というのが違いますから、各部課単位に定時退庁日っていうものを設定してもらって、ノー残業デーを実施していきたいというふうに考えてございまして、このノー残業デーが先ほど申し上げました省エネデーにもつながるのではないかというふうに考えてございます。 |
以上でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 64 ] | 今の答弁聞いて少しは安心というかしました。ノー残業デーに関しましては課、部で決める部分が多いのだろうと思うのです。これは僕からいうお願いではないのかなと思いながら、それを例えば部でやるのであれば、部長自らがその時間に帰る。そうしないとなかなか帰りずらいでしょうと。例えば昨日、今日からクールビズやってますよと。ネクタイも上着も取りましょうよと言ったって、町長自らがネクタイして町長自らが上着着てるとなかなかみんな外しずらいんじゃないのかなと。いやいや、町長は寒がりだというのはわかっての話ですけどもね。ですから、やっぱりノー残業デーだといえば、本当に努めてトップから努めてその時間に帰っていただかないと、余りノー残業デーの効果もなくなっちゃうんじゃないのかなと。余り僕が言う話じゃないのかもしれませんけどお話をさせて、要望をさせていただきました。今、要するに役場庁舎内ですとか、そういう所でのことを何点かお聞きしましたけども、じゃあ家庭ですとかそういう所の節電に対する対策は何かと、あるかというと、広報に載せてもくれるという話ですし、そこでただ思うのは、どうせ節電するのだったらご家庭でも楽しく節電してくれる方法ってないのかなと思うのです。今、北電に聞きますと、いつもよりも、例年よりもというのかな、例年同時期よりも節電をした方には1,000円分のクオカードを差し上げましょうとか、もっと節電すれば2,000円分のクオカードを差し上げましょうと、いわゆるキャンペーンをやるそうなのです。北海道でもやるのですね、何か省エネグッズ、道が考えているのは省エネグッズを景品として贈ろうと。これは我が町には関係ありませんが札幌市もやろうとされているわけです。じゃあ我が町に置きかえたときには、例えばそうやって節電に効果が上がった人に対して、例えば地場産品を贈るですとか地域商品券を贈るですとか、そうすれば我が町の経済効果だって少しはあるでしょうっていうね。僕はやる以上は楽しくやらなきゃならない、節電も、という観点から聞いてるつもりなのですけども、ぜひそういうことを考えてみていただけないでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 65 ] | 節電につきましては町内外を問わず、北海道、これ全国もそうなのですけども事業所の1カ所、1カ所、一般家庭1世帯ごとが節電意識を持つことが重要であると考えてございます。すべての協力により、日々の電力の安定供給ができるものと認識してございまして、また、節電の優秀な家庭の特定をするというのもなかなか難しい状況でありますことから、今北電さん、それから北海道でもそういうようなことを実施するというお話しがありましたが、現在のところ町独自としての節電キャンペーンというのでしょうか、そういう振興券等をお配りするというような考えは今のところ持ってございませんので、ご理解を賜りたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 66 ] | だれにどう贈るのかというのは大変難しい話だと思うのです。ですから簡単に言うと、北海道が省エネグッズを贈る人に地場産品なり地域商品券も贈るんだよと。さらに付加して町民の皆さんに節電意欲がより湧くような方法を取っていただけれたらなと。ぜひともまた今一度考えていただけたらなと思っております。あと、計画停電ですけども、計画停電があるかないか、まだまだ発表は後ですよね。7月に入ってから一応期日だけは発表するかもしれないみたいなことは言ってますけども、やるかやらないかは本当にこの節電が7パーセントいくかどうかと、あとは厚真の火力発電所がねとかね、津軽海峡渡っている電線がどうにかなったとか、そういう事故されなければ何とか節電というところで乗り切れるのかなと。そういう意味では僕も個人としてはぜひ節電をしたいなと思っておりますけども、何かの用でしょうがなくも計画停電になったというときにどうするのかということなのですよね。特に命に関わる部分、病院ですとか介護の施設、例えば蓬莱荘には非常用電源がないと聞いております。例えば福祉施設で言えば老人いこいの家、風呂沸かせないよと、そういう具体的に計画停電になると対応を迫られる部分が出てくるわけです。ここで1カ所1カ所、じゃあどうするのと聞くと時間もありませんのでやめておきます。後で遠藤議員からも同様の質問もあるようでございますので、それはそちらにお任せをするということで次に進みますけども、ぜひとも計画停電、もしなったときのために準備を、やれる方策をしっかりと考え、行えることは行っておいていただきたいなと思います。 |
次に、有害鳥獣の駆除について質問をさせていただきます。侵入防止柵からまずお話をお聞きしたい、質問をさせていただきたいのですけども、今年からやるという答弁、いや来年からやるという答弁でしたけど、随分新ひだか町立ち遅れたなと思ってるのですよね。私、えりも、浦河、様似ですか、3町が広域でやってるってことは前から知ってます。ちょっと記憶が曖昧ですが、新ひだか町だけが柵をまだ設けていないと思うのですよね。柵というのは方策の策じゃないですよ、侵入防止柵を設けてないと思うのです。新ひだか町だけなぜできなかったのですかね。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 土井農政課長。 |
◇農政課長(土井 忍君) [ 67 ] | 侵入防止柵、一斉駆除を含めまして池田議員がおっしゃいますように、広域で実施するということは望ましいものだと思っております。また、特に侵入防止柵につきましては、町単独でやるよりも広域でやるというのが最善策と思います。遅れていたということは正直池田議員がおっしゃるとおり、協議会に対して遅れていた可能性は十分高いと思います。それで、先ほどもご答弁申し上げましたけども、協議会で日高東部広域協議会、浦河、様似、えりもで3町で構成する協議会がございます。また、新冠、日高町、平取町、その3町で構成します西部の協議会がございまして、今池田議員がおっしゃいますように新ひだか町だけ取り残されているのが実態です。それを契機に今回の協議会の総会におきまして、今年度浦河のほうの日高東部の協議会のほうに加入するべく総会で決定しまして、それに向けて協議を進めたいというように考えております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 68 ] | ものすごく素人考えで悪いのですけども、浦河、様似、えりもの東部のほうに入る、来年度やると。新冠と平取と日高があるわけですよね。ということは、浦河と新冠をつなげば全部なるじゃないですか。だから、東部というのが入るというのが一番、いや何かの理由で東部なのだろうとは思うのですけども、実際やるのは浦河の一番角と新冠の一番角をつなげば全部網羅したことになるんじゃないのかなと思うのですけど、そういうふうにやる予定なのでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 土井農政課長。 |
◇農政課長(土井 忍君) [ 69 ] | この対策事業の補助に対しまして、補助率2分の1というのと、自立施工によりますと、資材相当分が定額で補助されるということの補助事業でございまして、各申請団体の実施計画について国が設定した評価ポイントがございまして、その評価ポイントの中に先ほど言いました複数の町村でということでありますので、中途半端に協議会をまたぐというのはなかなか難しいようなのでございますので、私どもといたしましては東部のほうに参加させていただいて、侵入防止策についても協議会の中で検討していきたいというふうに考えております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 70 ] | いろんなそういう今のような理由があって東部だというのはわかりましたけども、やれる実際方法としては新冠の角から浦河の角までくっ付ければ、つなげれば一番網羅するわけですから、ぜひともそこら辺、いろんな協議会の中で協議をしていただけたらなと思います。 |
次に、駆除や捕獲をしたものの処理なのですけども、以前私経済常任委員会におりましたので、当初予算の計上のときに説明聞いておりますけども、静内地区と三石地区に1カ所ずつ設置したいと、だから予算に盛り込まれてと、それは可決されたわけです。先ほど24年実施設計ですか、25年建設、その進捗状況という意味で三石は今から場所を探すんですっていうお話、静内はうまっくりんのそばに造りたいと、それならすぐ焼けるしというお話を聞いてたものですから、三石の進捗状況はどうなのでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 土井水産林務課長。 |
◇水産林務課長(土井義男君) [ 71 ] | ただいまの質問につきましては、水産林務課で本年度、野生鳥獣処理場新築実施設計委託を予算化しておりますので、私のほうから答弁をいたします。先ほども議員ご指摘の静内地区の猟友会から、駆除事業の効率化を図るために解体施設の建設の要望がありまして、先ほど答弁したとおり本年度に実施設計、来年度に施設の完成ということで予定をしております。町の基本的な考え方としましては三石、それから静内地区の猟友会があるということで、基本的には2カ所というような方向で今進めておりましたけども、事前調整のほうで三石地区につきましては従来の方法でいきたいという意向等がありますので、現在は静内地区の建設ということで予定をしております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 72 ] | 予算化するときには当然必要か必要じゃないかというのを打ち合わせして予算案に盛り込むのだと思うのです。だから、予算化されてから事前調整して三石で、要は簡単に言うといらないと言われたから造らないというふうに僕は今捉えたのですけど、すいません、もう一度確認、そういうことでよろしいのでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 土井水産林務課長。 |
◇水産林務課長(土井義男君) [ 73 ] | 当初うちの課としては基本構想を立ててからというような基本的な考え方を持ったのですが、1年でも早くということになりまして、本年度実施設計をするということになっておりまして、その辺の場所的なもの、箇所的なものについてはその段階ではまだ決まっていなかったという状況ですので、今三石地区、静内地区の猟友会と調整をしているというような状況となっております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 74 ] | 調整をしてるって言って、三石じゃ造らないことになっているというのだったら、それは調整も何も今後もないわけですよね。それはいろんな事情があって三石はいらないよと、地元の方が言われてるのでしたら、それはそのとおりにすべきなのだろうと思います。ただ、予算を立てるとき、本当にこの三石も含めて予算立てすることが本当はもっと調べればそれがなくてもすんだんじゃないかなという思いがしてるものですからお聞きをいたしました。 |
次に、この新ひだか町鳥獣被害防止計画というのを私も手元にも持っておりますけども、いろんな捕獲に関する取り組みだとかいろいろ出てるわけです。何カ所にも出てくるのが担い手の確保、育成という部分がいっぱい出てくるのですよね。そこでお聞きしたいのですが、やはり新ひだか町の猟友会の人たちも高齢化がちょっと進んできて、なかなか人数揃わない、求められる人数揃わないというのが実情だと思うのですけども、そこで2008年の2月に鳥獣被害防止特別措置法というのができまして、そこで公務員が職務として鳥獣駆除ができるようになったと、この法改正によりということで、全国各地を見ると公務員が、要するに役場職員であったり消防署員というのも多くいると聞いておりますけども、もっと言えばJAの職員ですとか、そういう職員の方がハンターの資格を取って、例えば職務として行くわけですから、平日でも要請があれば行けるし、土日は確実に出れるしという中で、この公務員ハンターというものを私はもっともっと新ひだか町でも取り入れて普及すべきじゃないのかなと思っておりますけども、そういう取り組みするお考えはないでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 土井農政課長。 |
◇農政課長(土井 忍君) [ 75 ] | 担い手となりますと若者確保は大変厳しい状況でございます。被害防止対策協議会の構成のメンバーの中にも農業団体、林業団体等の団体も含まれておりますので、協議会の中でまた積極的に働きかけて、1人でも多くハンターが育つように努力してまいりたいと思いまして、あと、町村の職員につきましては、有害駆除の防止対策の必要性も含めまして、総務課も含めてちょっと検討してみたいというように考えております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 76 ] | 公務員がというか役場職員がこのハンターになって職務としてやるということは、やはり役場の職場としての理解がないとこれは進まないわけですよね。ですから、これはハンターの育成に大変苦慮されているこの協議会なり役場の担当者からすると、公務員ハンターというのはぜひとも欲しいところだと思うのです。ですから町長、何とか内容趣旨を理解して、ぜひご検討をいただけたらなと思っております。それで、例えばこの猟友会に入って猟銃を持つわけですよね。費用が結構かかるのですよ。さっき事前講習でしたっけ、のときには全額を補助してますよと、全額全額って強調されますけども1人多分5,000円以下ですよね。5人受けてるってことは2万5,000円ですよね、粗々な数字ですよ、多くても2万5,000円を補助して全額補助してると言ってるわけですよね。それ以外にもいろんなものがハンターになるためにはかかるわけですね、受験の手数料が5,200円だとか、問題集は1,500円だ、更新手数料は2,800円だと、大体僕もちょっと調べてみましたけども、そう大きな金額ではないのでね。全部補助したってよいんじゃないのっていうぐらいです。それが1点と、銃がやっぱり40万ぐらいすると聞いてます。それで、例えばですよ、これは例に出すと町長も、気を悪くされないでいただきたいのですが、お隣の新冠町はこの銃を買うときに半額、20万を上限に半額補助してるのですよね、購入費に。そこら辺をやはり新ひだか町もよい例として我が町にも取り入れる、ぜひ取り入れるべきだと思うのですけども、いかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 土井農政課長。 |
◇農政課長(土井 忍君) [ 77 ] | 今池田議員おっしゃったとおり、私どもも今現状、事前講習のみの補助をしております。今年度の協議会の中でもいろいろとこのハンターの育成、養成も含めましていろいろな意見も出ましたので、この免許の取得にかかる、先ほどおっしゃいました5,200円とか1,500円の部分もございますので、それも踏まえて協議会の中で話を進めていきたいと思います。それと、銃の補助なのですけども、言われましたように管内でも新冠町を含めて2町ほど補助している状況でございますが、それも何回も同じことを繰り返しますけれども、協議会の中で十分話し合いながら進めてまいりたいというふうに考えております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 78 ] | そういう決定をするところは協議会だよというのはわかってて、ぜひ事務局担当なわけですから、ぜひともそういう意見がありましたよと、後ほど議事録でも見せていただきたいなと思っておりますけども、よろしくお願いいたします。 |
最後に、わなによる捕獲という部分で、先ほども言いましたけど私経済の常任委員会にいたことありまして、山を見たわけですよね。そこの農家の方が山を一生懸命作ってもシカにやられて大変なのだと。農家は鉄砲も撃てないし、資格がなければと、わなも作れないのだと、くくりわなもできないのだと。何とかこれをやれるようにしてくれないかというのを、そのときの経済常任委員のメンバーは皆さん聞かれてたので覚えていらっしゃると思いますし、その次の委員会のときですかな、当時の農林課長、農政課長から粗々のこういう方法でという説明も聞かせていただいております。ただ、やっぱりシカの頭数も多いわけですよ。一番の被害を受けている方はやっぱり農業の方なのですよね。ですから、それは農業の方が役場任せ、猟友会任せと、でやってくれやってくれと言ってもなかなかその体制が整わないと、そういう今ジレンマがあると思うのですね。そこで1つ提案なのですけども、今国ではわな特区という特区制度を設けてるわけですよ。2012年には鳥獣保護管理強化総合対策事業ということで、全国にモデル地区も設定して、これの普及に努めているわけです。説明をするとあと5分しかありませんので時間がなくなると困るのですけど、わな特区の特区の指定を受けると、農家の人は見回りしたり、とめ撃ちというのですか、わなにかかっている、それを猟友会にお願いして、これは厳密に言うと銃の免許を農家が持っていればできるのですけども、かなり幅広くできることなのですけども、そういう駆除ができると。馬が多いこの地域において、馬がいなくなってからというか厩舎に入れてから、時間を選んで処理できるのですよ、何だっけ、とめさしができるのですよ。しかもバーンという大きな音が馬には驚く。そういう中では空気銃はこれには認められている、口径が云々はありますけども、ぜひこのわな特区に特区申請をぜひともしていただいて、このくくりわなによる駆除というものが、今がだめだと言ってるわけじゃないです。ぜひともこのわな特区に認定していただく、この行動というものをぜひ取って普及すべきだと、これ町長どう思いますか。これ特区制度なものですから、もう既にやってる町もいっぱいあります。先ほども言いましたように12年度にモデル地域を予算化して募ろうというのもあります。それ以上は僕、詳しくは調べきれませんでしたけども、町長、わな特区やってみませんか。どうでしょう。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 79 ] | ただいまご提言のわな特区については、実は私も不勉強でして、そのことはちょっと承知してませんでした。特区ということは、特区になれば優遇策があるということでしょうから、これについても庁内で、担当課で研究をさせたいと思っております。それで、有効であるということであれば、申請の方向までやっていくべきかなと思っておりますので、今のところはまずは調査研究してみるということでご理解願います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 80 ] | ここで町長が今、有効であればというお話がありました。有効であればというのは僕は財政的な意味ではないと思うのですね。やはり有害鳥獣の被害額が減ること、農家の被害が減ることが有効かどうかという判断だと思うのです。このわな特区は自治体と猟友会と農家と、この3者がちゃんとそれぞれ役割なり、とにかく連携を持ってきちっとやらなくては、特に銃を扱うというものもありますし、農家の方がわなをかけたやつを見に行って、近くへ寄って行って逆に角で突かれることだってあるんだし、くくりわなに捕まっているシカをクマが襲ってきてる場面もあるのですよ。そこに農家の方が近くへ行って自分が襲われたら大変なわけ。ですから、いろいろなものはあろうかとは思うのです。ただ、繰り返しになりますけども、農家の被害を軽減するためにも、その効果があるということをぜひとも、これからお考えいただけるということでございますので、しっかりと検討をしていただきたいなと重ねてお願いをして、私の質問を終わります。 |
ありがとうございました。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 暫時休憩します。10分間休憩します |
休憩 午後 2時 2分
再開 午後 2時16分
○議長(五十嵐敏明君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
16番、南川君。 |
[16番 南川州弘君登壇]
◆16番(南川州弘君) [ 81 ] | 桜と梅の園の造成についてという質問をさせていただきます。それで、なぜこれの質問をするのか。今、日本で桜の百選というのがもう20年、もうちょっと前かな、作られております。それで、北海道で桜の百選に入ってるのは、うちの町の二十間道路だけです。その次が青森に行くのです。それぐらいうちの我が町の二十間道路の桜並木というものは全国に知れ渡った大事な桜の所なのです。それが、僕が9日の日にバスの車庫担当ということでお手伝いで行きましたら、風がちょっと吹いてまして、桜ももう満開から弱ってきていたのですけども、風が強くて枝が折れたりなんかして、非常に9日の日は危険で、朝はバスが停まる所にまだ桜があったのですが、夕方3時半ごろ僕が帰ってくるころにはもう風で桜が散っちゃってなくなったという、そして枝が折れたという、そういうような状況もありました。それで、僕は今回の議会において、何とかこの桜と梅の園を造成したいと、去年の5月にしずないさくらの会を中心として申し入れております。町に申し入れております。そして、その結果を聞いております。その結果は、あそこには、旧苗畑の跡にはいろいろな業者の皆さんから何をやりたい、畑を作りたいとか、アイヌ協会からは自分らの、アイヌの人たちが食べたり生産してきた食物を作らせてほしいとか、あるいは移住してくる人たちにあそこで農村のいろはをやれるようにさせたいとか、そういう僕の聞いた中でも3つも4つもそういうものがございます。それで、そういう人たちもいるのですけども、桜の 公園 作れないのかどうか、そういうようなことで今、旧畑に申し込みの団体なんかはいるのですかというような質問もさせていただいてます。そして、特にその後に、そのさくらの会の人たちから僕が言われるのは、あそこには文化財があって埋没している。これをきちっと処置しなきゃならないので、簡単にそういう公園を造るなんてことにはかかれませんよと、こういうふうに聞かされております。そして、お金も非常にかかるのです。だからなかなか進まないのですと、こういうふうに聞かされてます。本当に文化財の埋蔵が多いのですかという話をされております。しかし、6月の町民ニュースに文化財、町が出しました。すばらしいことだと思います。文化財について町が町民に知らせるということはすごいことだと思います。それで、いろいろな町の文化財を書いておりますが、その中に旧苗畑の文化財については国も指定していないし、道も指定していないし、町もしておりません。そういう状況なのになぜそこの埋蔵文化財が問題になるのか。それで、教育委員会の人に聞きに行きました。すると、それは旧苗畑で旧営林署の方たちが建てていた建物の所、建てていた建物の所は実際に実験しておりませんので、本当は近所に中野式の土器だとか石器が出てきましたから、あそこも出るんじゃないかなという、そういう懸念はございます。そういう懸念はございますという話ですけども、言ってるとしてどこか指定したりなんかして、ここを掘っちゃだめだよとかという話は根拠がどこにあるのか。これもはっきりとさせたいと思います。そしてまた、あそこは静内町の花園墓地の隣でございますから、今ずっと墓地がいっぱいになっておりまして、墓地を造って町民の皆さんに墓地を提供したいのだと、そういう運動がずっと、そして町でも町民課が担当しておりました。そういう中で今年、実際にあそこに約1町歩、1町歩までいかないのかもしれませんけど、そういうことで墓地を造るのだと、約350ぐらいの墓地を造るのだというような話を聞きましたので、それはどのようにいつからやっていくのか。今年かかりたいというふうに言ってますので、図面がどうなのか、あるいは平米数はどうなのか、そして埋蔵されている文化財はあるのかないのか、そしてそれらについてどうやっていくのか、そういうお話も聞きたいと思います。そして、先ほど僕が桜の百選のうちの北海道で唯一の当町の二十間道路の話をしましたけども、そのころから、そのころはまだ、ずっと昔は自動車もありませんし、いろいろなことがなくて町民の人たちがあそこへ行って花見もやってました。僕も20代、30代のときまでは、あそこでいっつも会社もみんな花見をやってました。今、町民の方ほとんど二十間道路で花見はしておりません。企業もしておりません。それで、ちょうどその花祭りのときにはよその方もたくさん来ますし、今年は9万幾らという、人間が少ない、来客が少ないというふうに言ってますけども、昔は26万とか、僕商工会青年部なんかでやってたときもすごい人で、30万来たとかそういう状況もありました。そういう中で、その我が町が北海道で1つ載ってる桜の百選を守っていかなきゃならない。そういう意味では、町民にも過去ずっとここ100年間楽しんできた桜も町民のために造ろうじゃないか。そして、旅から来るお客さんたちにもよい桜の公園を見せようじゃないかと。そういうことから、町民の花見や観光地の実現のためにも単なる公園ということでなくて、町を誇る、そういう観光地も造っていこうじゃないかと、そういう観点からこれらのものを質問したいというふうに考えております。そういうことでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田辺企画課長。 |
[企画課長 田辺貞次君登壇]
◇企画課長(田辺貞次君) [ 82 ] | 南川議員の質問の1点目、旧苗畑に申し込みの団体についてと、4点目、町民の花見や観光客の来町につきまして、私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。 |
まず、1点目の旧苗畑に申し込みの団体についてでございますけれども、旧苗畑跡地につきましては平成11年に静内森林公園用地といたしまして静内土地開発公社が先行取得した土地でございまして、その後平成19年に町が土地開発公社より購入しております。現在は11万9,104平方メートル、約10ヘクタールの遊休町有地となっているところでございます。この土地の活用につきましては、各種団体などから要望が出されておりまして、昨年6月に町民の憩いの場としての桜と梅の園造成要望、今年3月には総合運動公園の建設要望、さらにはNPO法人からの老人福祉のための農園用地としての借り入れ要望などを伺ってございます。また、平成22年度に作成いたしました静内イオル構想におきましても、標本栽培空間の整備予定地として約3ヘクタールが位置付けられているところでございます。このようなことから、現在企画課が窓口となりまして、苗畑跡地全体の活用方法につきまして、それぞれの所管課と協議、検討を進めてございまして、今年中に全体の活用計画を策定したいと考えてございます。この土地につきましては、このほか1.2ヘクタールの墓地等の整備予定地や、3.3ヘクタールの埋蔵文化財包含地も含まれてございますので、これらと要望内容などを十分に調整、検討した上で全体計画の青写真、いわゆるイメージ図でございますけれども、これを策定いたしまして、委員会協議が中心となると思いますけれども、議会ともご協議をさせていただきたいと考えてございます。 | |
次に、4点目の町民の花見や観光客の来町についてでございますけれども、二十間道路を訪れる観光客の方々につきましては、開花の状況等によりまして集計期間が異なってはございますけれども、毎年約17万人以上ということで観光がメインとなりつつあります。一方、町民の方が気軽に観桜できる場所が市街地にはないという声も伺ってございますし、昨年6月に要望のありました桜と梅の園造成につきましても、市街地近隣に快適で潤いのある生活環境づくりを目的に、多くの町民の方々が気軽に足を運び親しむことのできる憩いの場ということでの造成要望を受けてございます。例えば、梅や多種の桜を植樹することによりまして、長期間にわたって花を楽しむ環境とはなりますけれども、ただ、それらの環境が整うまでには相当な期間が必要ですし、短期的には観光客の入り込みは難しいものと考えてございます。また、桜などの植樹をメインとした公園造成を考えますと、桜などの育成が可能かどうか土質の検証や地下水の調査なども必要となりますので、現在関係課と進めてございます全体計画策定の中で活用コンセプトも含めて十分に検討させていただきたいと思います。 | |
以上、答弁とさせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 榊生活環境課長。 |
[生活環境課長 榊 要君登壇]
◇生活環境課長(榊 要君) [ 83 ] | 南川議員の質問の2点目、今年度造成を始める墓地の事業につきまして、私のほうからご答弁を申し上げたいと思います。 |
現在、花園地区にあります静内霊園につきましては、昭和51年11月に旧駒場墓地から静内霊園に名称を変更し、数回の拡張工事によって墓地区画の増設を行っており、平成23年度末現在の墓地区画数は全体で2,577区画となっておりますが、そのうち空いております墓地区画数は66区画のみとなっております。ここ数年の墓碑建設が1年間で約25区画程度の使用状況となっていることから、このままですとあと2年間程度で空き区画が埋まってしまうことが想定されることから、今年度より新たな拡張事業といたしまして静内霊園造成事業に着手をしております。計画の概要といたしましては、静内花園地区にあります旧営林署の苗畑跡地、全体面積約12ヘクタールのうち0.8ヘクタールを墓地造成用地として6から8ブロックで350区画程度を確保し、また、将来の火葬場改築用地として0.4ヘクタール程度を確保する計画になっております。平成24年度につきましては、造成用地の調査測量と実施設計業務委託を行うことで予算の議決をいただき、6月7日に入札を執行しております。今後につきましては、平成25年度に100区画程度の墓地造成工事のほか、雨水排水口、水汲み場、屋外トイレ等の整備を予定しており、残りの250区画の造成工事につきましては今後墓碑建設の使用状況の動向を見ながら検討してまいりたいと考えております。なお、この静内霊園造成事業の推進につきましては、既に発注済みであります調査測量及び実施設計業務の受託業者の専門的な知識やアドバイスなどを参考にさせていただきながら、よりよい静内霊園の造成事業の推進に努めてまいりたいと考えております。 | |
以上、答弁といたしますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 渡辺社会教育課長。 |
[社会教育課長 渡辺喜代治君登壇]
◇社会教育課長(渡辺喜代治君) [ 84 ] | 南川議員からのご質問の3番目、埋蔵文化財の問題について答弁申し上げます。 |
旧苗畑区域は縄文時代中期の土器片が発見されているところから、駒場13遺跡として埋蔵文化財包蔵地の登録がされている場所であります。平成10年に北海道教育委員会によって苗畑全体で遺跡の範囲確認調査が行われ、その結果、遺物が発見された区域と発見されなかった区域の線引きがなされております。遺物が発見されなかった区域にあっては手続きを経た上で、そのまま工事を進めることができるかが判断されます。遺物が発見された区域で掘削等を伴う開発行為がある場合には、協議の上にさらに詳細な範囲確認調査が必要となってくる場合がありますので、その際には関係部署と連絡を密にして対応していくことになります。 | |
以上、答弁とさせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 85 ] | ただいま大体、大体全部答えていただきました。答えていただきましたけれども、それぞれの課が違いますけれども、墓地の説明した関係については、これは専門で担当の課ですから、これはこれで結構だと思います。ただ、そこにまず最初に、まず最初にそこの課、墓地の関係についてお聞きしたいのですが、今年は6月7日にもう入札して準備に入るという今答えをいただきました。その中で、来年からは配水や水道等も設けて造っていくんだっていう話がございましたけども、従来ここにこの旧苗畑地についてはとにかく文化財の埋蔵、埋蔵ということが話題にされたり、あるいは言い続けてきてたのですけども、これで今回のその図面を書いたりなんかする関係で、埋蔵の関係はないのですか、どうですか。これ1つだけ、はっきり今聞きたいと思いますけど。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 新山生活環境課主幹。 |
◇生活環境課主幹(新山光一君) [ 86 ] | ただいまの南川議員のご質問にお答えします。墓地を予定している区域なのですけども、こちらについても昨年、学芸員さんのほうと協議をさせていただきまして、こちらについても埋蔵文化の調査をさせていただくという予定になっております。それから予定としましては8月ないし9月、これぐらいまでには終われるかなという予定をしております。 |
以上です。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 87 ] | ずっと、特にさくらの会で私言われたのですけども、ここのその遅れているし、じゃあ来年からこの公園造るのを調べますというような話がはっきり答え出ないのは、この埋蔵文化のことでないかということで、すごい言われるわけなのですよね。旧担当してた人たちが必ずしもこのことを言って、あそこはそういうものがあるので、それを調べなかったら公園にかかれるかどうかわからないという発言をずっと昨年もしてきたというようなことで言われるものですから、先ほどの平米数が約12ヘクタールですか、それぐらいの関係があると。それで希望を出してるのが大体5ヘクタールぐらいで、特に静内町の二十間道路の桜並木も守っていただいたり修理していただいたり、いろいろとアドバイスをいただいてる桜守の浅利先生から、こういう公園を造ったほうがよいんじゃないかと出たやつにもそういう話が出てるのですけども。そこで必ずしもその埋蔵文化っていうことを言ってるのですけども、先ほど教育委員会のほうからもその見解出ましたけども、全くそうしたら場所によっては全然埋蔵文化を調べたりしなくてもよい面積があるということですか。その辺についてちょっと確認したいと思うのですが。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 藪中社会教育課主幹。 |
◇社会教育課主幹(藪中剛司君) [ 88 ] | 平成10年の北海道教育委員会の調査におきまして、遺跡の遺物の出た範囲、そうでない範囲と区分されております。遺物のない範囲につきましては遺跡の隣接地という扱いになりますので、工事内容につきまして工事の立会、工事のときに立ち会って調査するというような方法もありますし、それは工事の方法と言いますか工法によってまた協議をさせていただくという形になります。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 89 ] | それについてはここではっきりさせたいのですが、今もそういうお話をいただきましたし、必ずしも、だからそこに公園を造るためには必ずしも埋蔵を調べなきゃならないということでもないし、たまたま関係のない所もあるんだよということで、場所やなんかによっては即かかれるなという見解も間違いないということを確認したいのですが、どうですか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 藪中社会教育課主幹。 |
◇社会教育課主幹(藪中剛司君) [ 90 ] | すぐかかれるかといいますとちょっと書類上の手続とか、そういったことがございますけども、皆さんテレビなんかで見られるような本格的な調査というとこまではいかないだろうというふうに考えられます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 91 ] | それでは、昨年言い続けていた埋蔵文化があるので、お金がかかりますので、予算を組まなかったらかかれませんというふうに言ってるのですけども、それは間違いですね。はっきりさせたいのですが。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田辺企画課長。 |
◇企画課長(田辺貞次君) [ 92 ] | 埋蔵文化財の関係につきましては、今議員おっしゃられた内容をちょっと私ども把握してございません。ということはその予算の関係でございますけども、今企画のほうで把握している段階は、先ほど議員が壇上でおっしゃられたとおり、旧営林署の建物が建っていた部分、あの部分が結局まだ調査をやっていないという所でございまして、今企画のほうで総合的に全体計画策定の今協議を進めている段階でございますけれども、この部分が約3.3ヘクタールあるということで、この部分については例えば掘削だとか、あるいはそういうものをする上では事前に調査が必要になってくるということでかなりの金額が生じてくるということでございますので、今内部の協議の中ではこの部分については緑地帯にするだとか、あるいは広場にする、あるいは駐車場ということで利用ができないかということで今検討を進めているところでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 93 ] | 今の見解でわかるのですが、それを昨年はどうだったのか、それはわからないのですけど、旧苗畑は全部埋蔵を調べなきゃならないという、そういう見解を聞いてるのですよ。ですから、必ずだからすぐかかれないのだということで僕らが手伝ってもよいですからというようなことをさくらの会の人たちが申し出たのだけども、いやいやそういうことにはあそこの土地はならないよと、あそこの土地は埋蔵物があるので、それを調べなきゃならないから、それを終わらないとその公園についてはかかれないんだという見解がはっきりして、必ず僕も何回も言われた。役場に行って聞いてくださいとか、そういう話をずっと去年されたわけですよ。ですから、今回も質問でそれを明らかにしたいと。そしたら今3点何平米の旧建物が建ってた所は調査しないけれども、ほかの所はほとんどしてると。それも非常に配水だとか水道だとかで本格的に物すごい掘るということになれば、それは適当な方法で見なきゃならないということがあるかもしれませんけども、それ以外であれば、例えば木を植えるぐらいのことであれば実験的に木を植えるとか、実験的に芝生を張るだとか、そういうことにとってはその3点何平米を抜かした所については構わないということでよいのですね。これを再度もう一度確認したいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田辺企画課長。 |
◇企画課長(田辺貞次君) [ 94 ] | 議員おっしゃったとおり、私のほうとしてもそういう認識で今全体計画の構想を協議してる最中でございまして、ただ先ほど墓地の関係で申し上げましたように、過去に調査した所で部分的に埋蔵文化財が出た所については再度、工事の内容によっては立ち合いがいるだとか、あるいは部分的な調査も必要になる部分もあるかもわかりませんけども、その部分については最終的に、例えば公園造成がこういうような形で誘致を進めたいということでお示しができて、なおかつそれでこれでしたら進めるということで工法等が決まった段階で、改めてまた埋蔵文化財の立ち合いが必要になってくる部分はあるかと思いますけれども、今全体構想を考える上では先ほど言いましたように3.3ヘクタールの旧営林署の建物が建っていた部分については手を付けないような方向で今考えてございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 95 ] | そういうことで、今回のこれ6月の広報です。これに国指定の文化財、北海道の文化財、新ひだか町の指定文化財ということできちっと書いてます。そして、その後にも僕らの後輩になりますけども、僕が高校3年生のときに1年生の人ですけども、御殿山の発掘で土偶の一部を見つけたというような記録も出てまして、我が町でこの埋蔵の文化財を縄文時代のものから一生懸命きちっと研究してきていると、非常に格調の高い、そしてよいことだと思います。そういう中ですから、そういうものを守るために公園を造るからそんなもの知りませんよということにはならないということで、みんながやっぱり大切だと、埋蔵文化財は大切だと、縄文時代のこの6,000年前のことも考えなきゃならない、そういう中で大目に見ていた。だけども、関係ない部分もあるのだから、それだったらこの静内町で誇る桜のことについてはすぐ図面を書いたり、すぐかかってもらいたいというふうに思ってるわけですよ、進めてる方々は。そういうことで、先ほど報告ございました関係団体について、今4つほどの団体の話聞きましたけども、ここで早く造ってくれとか、あるいは平米数が多く借りたいとか、そういうことで桜と梅の公園に対して問題ぶつかるような団体はあるのですか、ないのですか。こういうのが出てきてるよという話は聞きましたけども、過去1年間で問題はなかったのですか。そこはあったらお願いします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田辺企画課長。 |
◇企画課長(田辺貞次君) [ 96 ] | 実は苗畑跡地は先ほどから言っておりますとおり12ヘクタールという広大な土地ではございますけれども、そのうち3.3ヘクタールがまだ未調査の埋蔵文化財の包含地があるということで、これらを差し引くと約8ヘクタール程度になります。これに対して、先ほど壇上で申し上げましたとおり、総合運動公園の建設要望が1つ出てきてございます。面積的には当然この桜と梅の園と両方というのはまず難しい問題でございまして、これらのほうも調整を今図っている最中でございます。そのほかに、先ほどの午前中の一般質問でもございましたけれども、一時避難所の問題だとか、あるいは今現在この土地について、作業道すら付いていないような状況でございますので、道路等の敷設の関係とか、これらにつきましても建設課、それから先ほどの社会教育課、あるいは総務課、これらの関係課と今この全体をどういうふうに活用していくかということで協議を進めている段階でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 97 ] | 先ほど町民の花見や観光客の来町についてということで、僕が最初に二十間道路の桜並木が日本の百選の1つだということで、当町は桜について、合併以前の静内町時代から桜の静内町だと。今合併してからは桜の新ひだか町だということで、非常にやっぱりいろいろな方がお見えになるようになっている。それで、先ほどここに、この地域に公園を造っても町民の花見等についてはよいだろうけども、観光客の来町については余り気にできないんじゃないかというような見解がございましたけども。そうすると、この公園を造る意味といいますか、それから当町がずっと桜について100年も関わってきたということからして、当然観光的な公園ということも考えていかなければならない。当然町民のためのものだけども、それが成功することによって観光客も来ていただくんだ、こういうふうに考えて、だから図面にしようと造成にしようと、当然そういうことを考えなきゃいけないんでないかというふうに考えるのですけども、その辺の見解はどうですか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田辺企画課長。 |
◇企画課長(田辺貞次君) [ 98 ] | 先ほど、たしかに壇上でもお話ししましたとおり、二十間道路につきましては観光客の入り込み数とか、町内の方が気楽にあそこの場に行って花見を楽しむというような、かつてはそうだったかもしれませんけども、なかなかそういうことにもなってきていないということで、さくらの会のほうからも実は町民の憩いの場ということでの公園造成の要望書が出されております。それで、将来的にはその桜の育ち具合によっては観光客も当然、帰りに立ち寄るとかということも考えられると思いますけども、当初の造成につきましてはもちろん観光客までと考えますと、そこに接続する道路の問題とか渋滞の問題等もございますので、その辺も考えながら、今すぐに観光客を呼び込んだ中での公園造成のコンセプトということはまだ結論は出てませんけども、ちょっと難しいのではないかなということで考えてございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 99 ] | それは単なる施設として造るか、あるいは町を今後とも元気な町にしていく、そして北海道の中でも桜がすごい町だよ、全国の中でも昔から桜をやってる町だよというようなことを鮮明に明らかにするというようなことからいけば、そういう今道路がないからどうだとかなんだとかという、それは実際にありません。でも構想としてはそういう公園、公園ということだけじゃなくて、観光の要素も配慮してやっていかなければだめでないかっていうふうに私は考えるのですよ。それで、ちょっとお聞きしたいのです。この町の予算に生活環境の充実という中で、絵になる魅せるまちづくり事業、701万6,000円というのがございます。これについてちょっとご質問したいです。それで、花いっぱいの運動事業とか、ふれあい森の整備事業補助金とかって入ってます。その中で、桜等花木管理経費、それから桜植栽指導経費、講師、浅利政俊、 静内川両岸緑地公園桜植栽事業、関山桜40本というこの桜に関する3つのものが出てます。701万6,000円の中で、この3つではどれぐらいになるのですか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 阪井建設課長。 |
◇建設課長(阪井典行君) [ 100 ] | 静内川右岸の桜の補植の関係だと思いますが、約308万計上しております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 101 ] | あと、桜等花木管理経費、それから桜植栽指導経費、これは幾らぐらいですか。今関山桜40本が300云々ですから、あとの2つはどれぐらいあるのですか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 阪井建設課長。 |
◇建設課長(阪井典行君) [ 102 ] | 大変申し訳ありません。先ほどの答弁がちょっと違っておりました。桜関係で341万9,000円、こちらを計上しております。浅利先生の費用弁償、その他維持管理経費、植栽工事等全部含めて341万9,000円ということでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 103 ] | どこかほかに予算のところに出ていないのでしょうか。この桜と梅の公園の造成に関しては、昨年の5月から申し込んで造っていただきたいということで申し込んでるのですが、いろは、いろはというかちょっと測量してみるか何平米ぐらいですかとかという話はよくしてるみたいなのですけども、全く予算は出てないのでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田辺企画課長。 |
◇企画課長(田辺貞次君) [ 104 ] | 実は総務費の地域振興事務経費の中で委託料として懸案事項調査業務委託料というものが予算計上してございます。この中身については、緊急性はあるけれどもまだ具体的な事業が決まっていない場合に充当したいということで450万計上してございまして、これにつきましては今質問のございました桜と梅の園の青写真の設計委託料だとか、あるいは、できれば今年度中に例えばそのポイント、ポイントの調査委託だとか、土質の調査委託だとか、そのほかに例えば今公募してございます小学校の学校の関係で、もし買いたいという方が決まりましたら、それの用確の測量だとかというものを見込んでございまして、この予算計上させてもらっていただいているところでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 本庄総務企画部長。 |
◇総務企画部長(本庄康浩君) [ 105 ] | 今南川議員のほうから、この梅と桜の園の関係でるるご質問いただいておりますが、町のほうといたしましてはこの苗畑にこの梅と桜の公園を何とか造成していくという方向で検討をさせていただいているというところをまず1つご理解をいただいて、ただ、企画課長が壇上でもご答弁しましたのは全面、例えば12ヘクタールをどのような構成にしていくか、今これ議論を尽くしきってない状態でございますので、パーツ、パーツで申し上げるとなかなか難しいとこがございまして、関係課が集まっているという中には、当然先ほど答弁もしております文化財の関係、関係者も入った中で、それで以前からこれもご説明してきたんじゃないかなと思っておるのですが、ここについては工作物やなんかを造ることはまかりならんけれども、例えば傾斜地ですから、土盛りというか土をこう寄せてきたときに、そこも公園の施設として可能なのかどうか、ここら辺の協議もこれからしてまいると。あるいは桜と梅の公園自体が例えば区画として取ってしまうのか。例えば、細川議員にはお答えしてませんけれども、今後その中にもしも場所があれば、駐車場用地ですとか、そういうところも含めて今るる検討してる段階でございますので、なかなか歯切れのよい答弁にはならんのですけれども、そういう中で道路を付ける、そこには水道もいるのではないか、そういう工作物を先に付けることによって、残った緑地帯的な部分、広場の部分をすべて公園化できるのか、あるいは先ほど申し上げましたけど、公園は例えば5ヘクタールから7ヘクタールという要望でございますから、それをきっちり取ってしまって区分けをするのか、そこら辺も今後関係課集まっていろいろ知恵出しをしております。今、建設課のほうでもどういうところに道路を付けていくのが一番効果的なのかということも検討していくということでこないだの会議も終わっておりますから、今攻めてこられるところも、はっきりさせたいところもわかるのですが、やるという方向だけですね、やりたいという方向で協議を続けているというところをまずご答弁とさせていただきますので、そこら辺を踏まえた上でのご質問のやりとりにさせていただきたいなというふうに思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 106 ] | 今のことで、ここでいきたい、いきたいというはっきりとした答えをいただきましたので、本当に安心させていただきます。本当にありがたいことだと思います。それで、議会で質問したら、やっぱり町としてもみんな協力してこの公園をやってくれるというような、そういう動きでしたよと、そういうふうに鮮明に答えたいと思います。ただ、課長のほうから出た土質の問題とかも含めて調査して、そこにすべてまったくこの公園のために使われるお金ではないと思いますけども、450万円の中から土質なんかについても調べたいというふうに言ってるのですけども、あそこは粘土質だというふうに言われてます。それで、ただ粘土質と水分の多い土地だというふうにも聞いてます。僕は出身が文学部出身でして、農業だとかそういう土地だとかって詳しくありません。ですから、相当そういうの調べるのにお金かかるのか、あるいは粘土質だったら木は、桜の木とか梅の木は育たないのかどうか、それを何かわかる人がいたらここで答えていただいて、それもはっきりと今回聞きましたということをはっきりさせたいのですが、お願いします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 本庄総務企画部長。 |
◇総務企画部長(本庄康浩君) [ 107 ] | 先ほど私申し上げましたのは、町としては、そういう建設する方向で協議に入っていると。確実にやるというお話とはまたちょっと。というのは、今ご質問にあったように一番私ども心配しておるのは、今おっしゃったご質問の中にあった部分でございましてね、桜の苗を植えた、梅でも何でもよいのですけど、その植えたときに咲かないと、すぐ腐ってしまうとかというような状態になったときに、その公園構想自体がかなり厳しいものになってしまうのです。それで、議論の中のお話として聞いていただきたいのですが、これ建設課のほうでどんな調査をすることによって植栽用の例えば適地になるかというような調査もどんな調査がよいのかということもちょっと調べてくれということになっておりますし、あるいはもう思い切って、もしも土質的には大丈夫となったときにも1年もの3年もの5年ものとかっていろんな種類を仮植して成長を1年ぐらい見てみるとか、そういうようなことも話し合っております。ですから、そこら辺も今後、前向きな形で進めてまいりたいというふうにご答弁をさせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 108 ] | さくらの会の皆さんのご熱心な活動にはいつも敬意を表しておりますし、毎年のように多額の基金積立金とでも申しましょうか、さくら基金ということでご寄附を頂戴しております。その金額はトータルで1千数百万になると記憶してございますが、そういったご熱意も私もよく承知してるものですから、要望を踏まえましてそれをまた清水丘の苗畑跡地をどうかというものを含めた要望でございましたので、そこでの設置を念頭に置いてやっていきたいということで、今本庄部長を初め課長方の答弁となってます。それで、埋蔵文化財の区域の上に、何か工作物はなかなか難しいのでしょうけど、その上に土をかぶせて使うと。何か私も仄聞したところによりますと、ライディングヒルズ静内のところに野球場が元々あって、それを乗馬施設にするためにそこに埋文の、埋蔵文化財のことを埋文、埋文と言うのですが、その埋文の区域があった。ですからそこは土盛りして使ってるというようなことであれば、かなり広い3.3ヘクタールの埋蔵文化財の所にも、例えば表土をかぶせるとか、あるいは桜と梅の公園ということであれば、月山的なものを造って植栽していったほうが、水はけが余りよくない土地のようですから、かえってそのほうが植栽したものが生きるんじゃないかとか、いろんな私も中に入って議論しておりますので、そういう議論がございます。そんなことなものですから、それと合わせて先ほど本庄部長のほうから答弁ありましたように、その清水丘、柏台というのは市街地の、細川議員ご指摘のとおり、4,000人からの方々が歩いて行ってくれと言っても、なかなかそれは高齢化が進む中で、また、子どもさんを抱えてる中では車を使ってやはり避難するとか。また、行く行くその梅と桜の公園が名前が売れてきて、町外の方も訪れるとなれば、そこにやはり駐車場というものがあったほうがよいんじゃないかということで、議論の中ですから、それは決まったことじゃないのですが、そういった桜と梅の築山の間に駐車場を整備して、そういうのを合わせ持ったような性格のものにして、それ相当の区画をもってやっていくという方法もあるのではないかとか、いろいろ検討というか話し合いをしたとこでございます。その埋蔵文化財のありそうな位置ということで区画されてます所は、墓地予定地の平面図で見ますと右隣でございまして、清水丘団地から道路が、細い道路が付いてますけど、そこから入った所からすぐが埋文の所でございまして、あの12ヘクタールの用地の上部といいますか、上のほうに、高い所のほうに公園を造ってもその道路の関係とかいろいろ、また副次的に整備しなきゃならん課題が多いなということで、埋文の所でそれができればよいなというところで、実際そこに土をかぶせて、あるいは舗装をかける場合には砂利を何10センチか、20センチとか敷いて、その上に簡易舗装をかけるとか、いろんなことが考えられますので、まずはそういったことの調査研究とコンセプト、そういうものを入れた絵を作ってみようということで委託をしたいということでございます。ですから、くどいですけれども、部長答弁のようにですね、そこで開設したいというようなことで話し合ってるということを申し上げておきたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 109 ] | それで、浅利先生から出てる公園のプランというのがございます。それで、それを読ませていただきますと、やっぱりその水分が多い土地だから小さな池を造ったほうがよいとかいろいろ書いてありまして、木についても桑の木は除去したほうがよいと。ボリボリが出て桜の根が腐る要因となると。トドマツがあるがこれは生かしたいと、こういうようなことも書いてるから、詳しい人や見てる人はある程度あそこでも平気でないかなという見解もあるのかもしれません。僕自体はそういう木やなんかの詳しいことはわかりませんけれども、僕がどうしても、だめならだめであそこをやめてもらってもよいのですけども、私自体はその百選の桜を持ってる町、それで今合併した町になって、桜のことを言えば歌笛神社のあそこのいろいろな種類の桜がある、あそこに行って僕は見てきますし、それから三石川の両方になる関山やチシマザクラも見ますし、それから檀家が行く円昌寺へ行ってソメイヨシノの桜も見ますし、そういうとこから行って我が町、今新ひだか町はますますそういう桜や木で、そういうことで全道に、やっぱりうちの町はきれいな桜が咲くよというようなことで売っていきたい。そしてそういうことを頑張ってやっていきたいという立場から、今いろいろ、最後部長のほうで、いや、僕そういう決意してくれてるのならありがとうと言ったら、いやいやまたちょっと調べなきゃわかりませんよっていうふうに言ってますけども、僕は今町長もそういうニュアンスはあるし、土壌を入れてやれるのならやれるしということですから、町長自体も我が町のために、そしてその観光地として拒否するという何物もありませんから、僕も一緒に頑張って、町と、それから関係者とみんな集まってやっていきたいというふうに考えておりますので、見解としていつから、先ほど課長の話では今相談しているし、委員会も作っていろいろ話し合ってるから、ある程度図面とかそういうものはできるんでないかって話ありましたけども、今年の秋にはできますとか、来年の初めはかかりますとか、そういう見解ございませんか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田辺企画課長。 |
◇企画課長(田辺貞次君) [ 110 ] | 浅利先生のプランにつきましては、うちのほうでも受けてございますので、これからの検討の十分資料にしていきたいなと思っております。それで、いつからという話でございますけれども、今内部での検討がこれまでも何回か検討を重ねてございまして、まだ詰め切れてない部分もございますので、今年の秋ごろまでには何とかプラン的なものを作成いたしまして、多分総務常任委員会が中心となりますけれども、まずは議会のほうにお示しをさせていただきたいと考えてございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 111 ] | ちょっと補足させていただきたいと思いますが、今南川議員がおっしゃったように、我が町は桜の町だということで静内、三石両地区にわたっていろんな見どころがございます。ましてや二十間道路はお話しのとおり、日本の道百選のただ1カ所の所であるということでもございますし、そういったことで何年か前に静内川の左右両岸、それから古川の古川沿いにも桜の植栽をさせていただきました。そしてまた、このたびの梅と桜ということで、そういった公園設置ということで要望がありました。それで、その公園のイメージなのですが、客土するための土取り場なんかを考えなきゃいけませんけど、比較的近いとこでそういう土取り場があって、広い面積に土を盛るといったって、1メーターも盛ったらすごいボリュームになるので、例えば今の地面を生かした、あるいは10センチぐらい土をかぶった状況、また築山というと大きく聞こえるかもしれませんけど、それは1メーター的な築山、1メーターの高さの小さな丘というか、あるいは場所によっては2メーターのもの、場所によっては3メーターのものというものを組み合わせたようなやり方があるのでないかなと、私はそう思ってまして、そこに少し凹凸の変化を持たせたほうがちょっと見栄えのする景観になるのでないかなと思ったりもしてます。ちょっと参考までに補足させていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 112 ] | 今の町長のお話もございましたけども、私もそれ全部見させていただいてます。静内川の両岸もそうですし、古川の淵もそうですし、そして大島桜が全部枯れまして、また再度費用を町で出しまして、その枯れたやつの所をまた植えてます。それで、それだけこの桜に関しても意欲的に、それから町の花に対しても意欲的にせっかくやっていただいてるのですから、ここをみんなが頑張って、そして特にその静内さくらの会が何か町と交渉をしているみたいですけども、そこの方が私に議会で質問してくれと、さっぱり進まないのだと、話が。そして3年後とか4年後にかかるんじゃないだろうかというような心配をされて、僕が今回、本当は僕も余り優れた人間でないので質問したくないのですが、急にこの問題を質問したのです。そういうことで、元々、今町長がはっきりと言いました日本の百選の1つが我が町にあるのだと。ですから、そういうものを続けていく、だからそれは公園だけじゃなくして絶対観光の分野も入るわけですから、これを今後、どんどん意欲的にやっていきたい、そういうことでまちを作っていくんだということで続けていただきたいと思います。そういうことで私の質問を終わります。ありがとうございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 暫時休憩いたします。10分間休憩します。 |
休憩 午後 3時16分
再開 午後 3時31分
○議長(五十嵐敏明君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
次に進みます。 | |
15番、進藤君。 |
[15番 進藤 猛君登壇]
◆15番(進藤 猛君) [ 113 ] | 壇上より一般質問をしたいというふうに思います。町長さん、よろしくお願いいたしますね。 |
平成24年度の予算編成に当たり、町長は行政報告の中で、景気の回復は依然として厳しく、歳入の確保と歳出全般にわたる徹底した見直しを行うことで、歳入に見合った歳出の構造への転換を図り、安定的で強固な財政基盤の確立に努めるとしています。また、平成24年度の町政執行方針では、出口の見えない景気低迷の中、人口の流出や雇用の減少、各種産業の担い手不足、少子高齢化など地方を取り巻く情勢が厳しい中、厳しい冬が通り過ぎるのを耐えて忍ぶことなく、今何が必要なのか、何をすべきなのか、それを考えこの町を明るい将来へと導く明確な方針と手法を示し、それに必要な環境や仕組みを整え、具体的な行動を起こすと明記をされています。私は、今後この町に住む人々が希望が持てる、そして安心して生活ができ、そういう環境を行政が整備することというふうに考えます。私も当然そういう部分については一所懸命考えたいというふうに思っています。そういうことで、以下、具体的な部分について質問をいたしたいというふうに思います。 | |
1点目、町長の言われる財政的な状況から脱却しつつある要因は、公債費の減少や交付税などの増加が要因だというふうに考えられておられるのかどうか。町長は常日ごろ会議の中で好転をしたと、こう述べています。したがって、その要因について町長の考え方を聞きたいというふうに思います。 | |
2点目、第1次新ひだか町総合計画について質問をいたします。第1次総合計画は平成20年6月に作成され、実施計画が平成20年から29年の10年間の内容が盛り込まれています。そして、そのあと21年の2月には、平成21年から23年の3年間の総合計画の実施計画案が示されています。24年度以降の計画について具体的な計画があるというふうに思いますけれども、提示する予定があるのかどうかについてもお伺いしたい。(2)として、平成29年度以降の総合計画は今後いつの時点で計画されるのか。そのことについてもお伺いしたい。総合計画10カ年については、5年間が計画をしています。今後、30年以降の計画があるというふうに思うのですが、その辺についてもお伺いしたいというふうに思います。 | |
3点目、総合計画の施策の方針の中で、生活道路の整備では町民の生活に密着した生活道については、日常生活の利便性や快適性の確保などとあるが、昨今住宅の新築や新設が増えている柏台、花園、清水丘などをつなぐ生活道路や避難道としての新設が必要だというふうに考えますが、この辺についてもお答えをいただきたい。 | |
4点目、文化センターの取り壊しが本格化する中で、我が町の芸術、文化の振興を推進する上でも文化センターを建設するということが望ましいと考えますが、この辺についての見解もお願いをしたい。合わせて、以前私も質問をいたしましたけれども、将来のスポーツ振興のためには総合運動公園の検討も必要でないかというふうに考えます。この辺についてもご答弁をお願いしたい。 | |
大きな3点目として、まちづくり予算についてであります。今年度新設をされた住宅建築促進事業の新築、リフォームに対する補助金制度について、先ごろ町長のコラムの中で拝見をいたしました。新築4件、リフォーム22件とありますが、これ以降の現在の状況についてお伺いしたいというふうに思います。 | |
2点目として、これも今年度新設をされた医療技術者等の修学資金貸付事業について、現在の状況についてもお伺いしたい。 | |
4点目として、再生エネルギーについてお伺いしたいというふうに思います。先般、道が主催でもって再生可能エネルギー問題についての、私自身は仮称懇談会というふうに思ってるのですが、開催したことについては新聞報道等で知りました。東日本大震災に伴う福島原発事故以来、自然エネルギーの活用の論議が進んでいます。池田議員の質問にもありましたが、再度町長の考え方をお伺いしたいと思います。 | |
エネルギー問題の2点目、平成23年2月に平成22年度地域新エネルギービジョン策定事業として、重点テーマに係る詳細ビジョンが提示をされています。その中で新ひだか町の活性化に資する将来構想として、仮称でありますけれども新ひだか町バイオマスプロジェクトを構築し検討を進めるとありますが、現在の状況についてお伺いしたいと思います。 | |
最後の3点目ですけれども、新エネルギーの活用として個人住宅等における太陽光発電等の推進のため、補助金制度の拡充についての考え方をお伺いしたいというふうに思います。 | |
以上、壇上からの質問といたします。よろしくご回答お願いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
[町長 酒井芳秀君登壇]
◎町長(酒井芳秀君) [ 114 ] | ただいまの質問の中で私に、先ほども池田議員のご質問にありましたけどというお話で、再生可能エネルギーについての私の答弁をということでありましたのでお答えさせていただきたいと思います。先ほどもお答え申し上げましたように、原子力発電が非常に効率的だということで、公表されてる数字として1キロワットアワー当たりの、要するに電気を起こす経費としては原発は非常に安いというところをかなり頭に掲げて、国家、電力会社、またそれをよしとした私ども有権者もそういったことで原発が進められてまいりました。それで、50何基かの原発が建設されてるということでございますが、これにつきましては昨年の大震災による事故、それから原発をやりますと必ずその使用済み核燃料ということで、燃料から電気を起こした後の使用済みの核燃料もものすごいと言いますか、すごい放射線を出すものでございますし、それを再処理してプルトニウムと、またウランの200何十幾らだかに分けたとしても、それを今度燃やすためのプルサーマル、これももんじゅが大変、恐らく何千億もかけても事故とか故障で成果が出ないということでもあります。そういったことを鑑みますと、そういった原発をやめるときの廃炉、炉を廃止するときの費用がその原発の電気を起こす電気のコストが安いといっても入ってるのかどうかというところも疑問でございます。また、何千年、何万年にわたって放射能を出すものが、セシウムなんか軽いほうの放射能でございますけれど、ストロンチウムですとか、もう非常に半減期すら何千年、何万年というのがございまして、そういったことを鑑みますと私たちの時代だけの問題でないということでありますから、先ほどちょっと答弁長くなったので、この話は省きましたけども、脱原発ということを申し上げたわけでございます。そのかわり、何らかの電気を起こすエネルギーを活用しなきゃならんとなりますと、太陽光ですとか風力ですとか地熱ですとか、また、波の力で電気を起こす波力発電ですね。海に囲まれた日本でございますので、ドイツが原発やめるということで決定できたのも、フランスから電気が買えるからだということを考えますと、日本は島国でしてそういうことにもなりません。ですから、やはり再生可能エネルギーにかなりの力を入れて取り組んで、そしてそれにシフトしていくというようなことで、先ほどから答弁いたしておりますので、重ねて以上のようなことを申し上げまして、私からの答弁といたします。残余のご質問につきましては、担当部課長から答弁をさせます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
[総務課長 坂 将樹君登壇]
◇総務課長(坂 将樹君) [ 115 ] | 進藤議員からのご質問の行政執行方針のうち、1点目の財政の危機的な状況から脱却しつつある要因についてご答弁を申し上げます。 |
当町につきましては、平成18年に合併し新町として誕生いたしましたが、これと時期を同じくして三位一体の改革による地方交付税の大幅な減額や地方債償還のピークも重なったことから、危機的な財政状況となったものでございます。その後、地方公共団体の財政の健全化の判断につきましては、平成19年に施行された地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の4指標を用いることとされているところでございまして、平成22年度決算におきましては、実質赤字比率及び連結実質赤字比率については存在をしてございませんし、実質公債費比率は16.0パーセント、将来負担比率は106.5パーセントとそれぞれ早期健全化基準等を下回っている状況でございます。これらの要因といたしましては、進藤議員の言われるとおり、合併時の平成18年度と22年度の比較といたしまして、地方交付税では約11億円ほど増加していること、公債費の支出が約5億円ほど減少していることなども大きな要因の1つではあるというふうに考えてございますが、このことよりも町民の皆様のご理解を賜りながら合併後からこれまで進めてまいりました行財政改革の効果が大きいものと考えてございます。行財政改革の柱として実施してまいりました歳出構造の見直しでは、合併市町村にしかできない手法として全事業の事業項目の見直しを行った点にございます。我が町は合併協議の中で、全事業項目の洗い出しを行いましたことから、このことが可能であったと考えてございまして、このことが合併効果の最たるものとして挙げられるものと考えてございます。つまり、投資的な経費等の見直しばかりではなく、補助金等あるいは人件費とこれまでなかなか手を付けることができなかった部分の見直しができましたことは大きな点と考えてございます。しかし、財政状況が万全な状態になったわけではなく、財政構造の弾力性を判断するための指標でございます経常収支比率は平成22年度で84.5パーセントとなってございまして、市町村として標準とされます70パーセントから80パーセントにはまだ至っていない状況にございます。また、景気の回復や雇用情勢につきましては、依然として厳しい状況が続いておりますことから、自主財源であります地方税は伸び悩んでいる状況にございまして、より一層の自主財源の確保にも取り組んでいかなければならないものと考えてございます。今後におきましても、行財政改革は恒久の課題との認識を持ち、さらなる財政の健全化において、引き続き行財政改革を進めていかなければならないものと考えているところでございます。しかしながら、一方では行財政改革だけを進める余り、住民サービスの低下を招くことになってはならないものとも考えているところでございまして、行政全般を見渡し積極的な事務改善や行政組織の改編などによりまして、効果的な行政運営に努めながら町民ニーズに沿った施策の推進にも配慮しながら、今後も健全な財政の運営に向け取り組んでまいりたいと考えてございます。 | |
以上、答弁といたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田辺企画課長。 |
[企画課長 田辺貞次君登壇]
◇企画課長(田辺貞次君) [ 116 ] | 進藤議員からの質問の2番目、第1次新ひだか町総合計画についてのうち、1点目の実施計画関係と2点目の平成29年度以降の計画についてご答弁申し上げます。 |
第1次新ひだか町総合計画につきましては、平成20年度を初年度とする10カ年計画として平成20年1月の臨時会に上程、その後特別委員会への付託を経まして、同年3月の定例会で議決をいただいているところでございまして、これと同時に作成いたしました実施計画につきましては、常任委員会にもお示しをしているところでございます。この実施計画は、平成20年度から平成29年度までの10年間の実施を予定している事業につきまして整理してございまして、その後におきましては、毎年向こう3年間のローリングにより見直しを行っているところでございます。実施計画の見直しにつきましては、毎年実施する行政評価に基づいて行っているところでございまして、評価により採択されたものを実施計画に追記や修正をしていく手法で整理をさせていただいてございます。そこで、ご質問にありました実施計画の具体的な提示についてでございますけれども、毎年3月定例会前の総務常任委員会に行政評価の結果ということでご報告させていただいてございますし、これと合わせまして町ホームページ等により町民の皆さんにもお知らせをしているところでございます。 | |
次に、現計画の最終年度である平成29年度以降の取り扱いの件でございますけれども、平成22年に行われました地方自治法の改正によりまして、総合計画の根拠規定が削除ということになってございます。つまり、総合計画の策定に関しまして法的な義務付けがなくなったということではございますけれども、総合計画は各種事務事業の根幹をなすので重要な計画と考えてございまして、各部署が一定の方向性のもとに事務事業を構築し、まちづくりを進めていく上で必要不可欠なものと考えてございますので、計画の名称や期間とは別にいたしまして、引き続き策定していく考えでございます。なお、いつの時点で策定を予定しているかということでございましたけれども、現時点では平成28年度から策定に着手をしていきたいと考えてございます。 | |
以上、答弁とさせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 阪井建設課長。 |
[建設課長 阪井典行君登壇]
◇建設課長(阪井典行君) [ 117 ] | 進藤議員からのご質問の行政執行方針についての2点目、第1次新ひだか町総合計画についての(3)、柏台、花園、清水丘をつなぐ生活道路や避難道の新設、今後の対応について、及び3点目、まちづくり予算についての(1)、新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金制度の現在までの申し込み状況についてご答弁申し上げます。 |
柏台、清水丘間の道路整備につきましては、都市計画マスタープランにおいて、北西部地域の誘導及び整備の方針の中で、災害時の避難路として位置付けられ登載されているものでありますが、現在関連性の高い旧営林署苗畑跡地の有効活用の検討が進められていることから、新ひだか町総合計画には現在までのところ未登載となっているものでございます。この道路によります道路交通網の有機的なネットワーク化により、生活機能を支える利便性の向上が図られますことから、大変必要性の高いものであると認識しておりますが、先に述べましたように関連事業やライフラインとなります上下水道の整備計画などと深いかかわり合いがありますので、関係機関などと十分協議した上で検討してまいりたいと考えております。 | |
次に、新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金制度の現在までの申し込み状況についてですが、この補助金制度は町内建設業者に対する緊急経済対策としまして、住宅投資の波及効果による町内住宅関連産業を中心とした地域経済の活性化を図り、住民の生活環境の改善の促進に寄与することを目的としまして、平成24年4月から施行をしているところであります。ご質問の現在までの申し込み状況につきましては、新築住宅の確認申請件数は11件ありまして、そのうちの6件に対して補助金の申し込みがございます。また、リフォーム等の工事につきましては、4月に17件、5月に9件、6月は15日現在までですが8件と、合計34件の申し込み状況となっております。特にリフォーム等の工事に関しましては、外壁の張り替え、台所、浴室などの水回りの改修、外部建具の取り替えによる断熱改修、内装工事の改修、屋根の葺き替え、塗装工事など幅広く活用されており、今後もさらにこの補助金制度の活用が増え、地域経済の活性化が図れるものと考えております。 | |
以上、ご答弁といたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 渡辺社会教育課長。 |
[社会教育課長 渡辺喜代治君登壇]
◇社会教育課長(渡辺喜代治君) [ 118 ] | 進藤議員からのご質問の2番目、第1次新ひだか町総合計画についての(4)番目、文化センター解体後の建設と芸術、文化の振興の今後の予定についてのご答弁を申し上げます。 |
文化センターは、ご承知のように平成15年9月の十勝沖地震の被災を受けて使用不能となり、9年が経過いたしました。施設は1,004人の固定席のホールを完備した教育文化施設であり、管内でも誇れる施設でありました。当時文化センターで開催してきた文化事業は公民館で開催しておりますが、構造や機能、規模からも利用が制限されるところであります。こうした現状から、町民の皆様から、かつてのように芸術鑑賞機会の提供を望む声が寄せられており、教育委員会といたしましても、芸術文化振興に必要な施設であると考えております。現在ある文化センターは、山手公園の整備に伴い平成25年度に解体する予定であります。教育委員会では、優れた芸術文化鑑賞機会の充実に努めるとしていることから、今年度からの芸術文化鑑賞バスツアーを年2回実施することとしております。第1次総合計画には文化センターの建設については計画はありませんが、教育委員会といたしましては重要な教育、文化施設として考えております。建設には多額な費用が必要となりますので、財政当局とも十分協議をしてまいりたいと思います。 | |
以上、答弁とさせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田畑体育振興課長。 |
[体育振興課長 田畑善側君登壇]
◇体育振興課長(田畑善側君) [ 119 ] | 進藤議員からのご質問の2点目、第1次新ひだか町総合計画についての(4)の将来のスポーツ振興のために総合運動公園の検討を進めるべきと考えるがどうかについてご答弁申し上げます。 |
現在新ひだか町には、体育館、野球場が各3カ所、パークゴルフ場、スケートリンク、テニスコート、ソフトボール場、運動広場が各2カ所、スポーツセンター、温水プール、武道館、弓道場、乗馬施設、ゲートボール場、サッカー場が各1カ所設置されており、町民のスポーツ振興に寄与しております。総合運動公園の設置については、町体育協会より旧営林署苗畑跡地に防災時に対応ができる設備を備えた総合体育館及び陸上競技場の建設要望が町及び教育委員会に提出されており、役場庁舎検討会議において協議を進めておりますが、これまで既存体育館の改修工事等を行っていることから当面の間、既存施設の有効活用を図ってまいりたいと考えております。 | |
以上、答弁といたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 渡辺健康推進課長。 |
[健康推進課長 渡辺洋一君登壇]
◇健康推進課長(渡辺洋一君) [ 120 ] | 進藤議員ご質問3点目の(2)、医療技術者等修学資金貸付事業の現在の状況についてご答弁申し上げます。 |
平成24年度新規事業である新ひだか町医療技術者等修学資金貸付事業の昨日現在、6月18日現在の貸付状況でございますが、薬学部1年生が1名、看護学校1年生が1名の計2名となってございます。また、間もなく申請予定の方が薬学部1年生と看護学校2年生の計2名となってございます。さらには医科大学生、1年生の親御さんから問い合わせが1件ございましたが、申請書の提出までには至っておりません。以上が昨日現在の状況でございます。 | |
以上、ご答弁とさせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 榊生活環境課長。 |
[生活環境課長 榊 要君登壇]
◇生活環境課長(榊 要君) [ 121 ] | 進藤議員からの4番目の再生可能エネルギーについてご答弁申し上げます。 |
(1)につきましては、先ほど町長のほうからご答弁いたしましたので、(2)のご質問、仮称新ひだか町バイオマスプロジェクトについてでありますが、平成20年度に新エネルギー産業技術総合開発機構、通称NEDOの補助を受けて新エネルギー初期ビジョンを策定し、平成21年度及び22年度において詳細ビジョンを作成をいたしました。平成23年度以降はこのビジョンをもとに、NEDOの新エネルギー調査事業のメニューを活用して実証に取り組むこととしておりましたが、国の事業仕分けによりNEDO新エネルギー調査事業は廃止されることとなり、当町における当事業の実施継続は困難となりました。今後につきましては、当調査事業で得ましたノウハウを生かし、財源も含めて実施可能な事業を模索してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 | |
次に、3点目のご質問の住宅用太陽光発電システム設置費補助金の拡充についてでありますが、平成22年度より実施しております住宅用太陽光発電システム設置費補助金につきましては、平成22年度及び平成23年度は各年度5件の補助を実施し、また今年度におきましても6月18日現在で4件の補助申請があり、2件の補助申請に関する相談を現在受けております。今後、当補助金の拡充については、金額面では現在太陽光発電普及拡大センター、通称JPECの補助単価に準じておりますが、年々JPECの補助単価が下がっていることから、単価の見直しについて国へ要望するとともに、当町の補助単価についても慎重に検討しながら、自然エネルギーの活用を推進してまいりたいと考えております。 | |
以上で答弁といたします。よろしくお願いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 122 ] | それでは一応、一定程度壇上での質問にお答えをいただきました。再度詳細にわたって何点か質問をしたいというふうに思います。 |
まず1点目の部分なのですけれども、財政の関係なのですけれども、これは以前に資料提示をしていただいた分見ていますけれども、財政計画としていわゆる19年から28年までの財政計画、これは資料としてもらってます。この中で、いわゆる見ていますと、たしかに公債費は減少している。しかし、町税等含めて人口の減少等相まって、今後の中ではいわゆる地方交付税も含めて減少していっているという計画の中であります。したがって、必ずしも町長が言われている、いわゆる今後、財政的には好転をしていくんだという実感は私は持ってないわけです。今、ご答弁を聞きましたら、1つには公債費の減少、そして地方交付税のいわゆる増額、さらには行革による、いわゆる町独自の努力として行革を含めた、そういう部分の中で当初の財政難から徐々に好転をしているんだという実感があるのだという形になってるわけですけれども、この部分について実は国の状況を見ますと今年度、24年度の予算については昨年の2月にいわゆる総務省でもって地方交付税の額が示されております。多分これについても財政当局はご存じだというふうに思いますけれども、5年連続して地方交付税は増額をしてるんだというふうにうたわれています。額でいきますと約8,000億円、8,500億円かな、このぐらい増えているというふうな試算をされてるわけですけども、これによる町としての影響額があるのですか、ないのですか。その辺ちょっとお伺いしたいと思うのですが。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 坂総務課長。 |
◇総務課長(坂 将樹君) [ 123 ] | ただいまの地方交付税の関係なのですけれども、国のほうの状況では若干地方交付税伸びるというような内容なのですけれども、今年度単位費用等が変わってございまして、最終的に来月、地方交付税の本算定がございますが、この辺をやってみないと具体的にどのような形になるかっていうのは今のところ見えてないというような状況でございます。本算定が終われば具体的に普通交付税の額というのはある程度固まってくるというふうに考えてございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 124 ] | 過日、私経済常任委員会に所属してるものですから、いわゆる農業関係では戸別補償という形の中で、いわゆる24年度の予算の中でそれが認められて、既にもう実施をされてきているという状況を聞いています。そういう中でいけば、今課長の答弁の中ではたしかに微増するかもしれないけど、まだ具体的にはわからないという話なので、その部分については今後見通しとしてはあるのだろうと思うのですけども、それはまだまだその部分は見なかったらわからないということであるのですね。いずれにしてもこの財政計画、28年までの財政計画を見ますと、私の実感としては町長がおっしゃるような、いわゆる財政的には非常に、一時的な危機的な状況を脱したと、こういう感想でもってあらゆる会合の中で町長さん述べられてるのですけども、その辺については町長さん、もう一度お伺いしたいのですけども、そういう実感としては今財政当局が述べたような事柄も含めて町としての実感として感じておられるのですか。その辺ちょっとお伺いしたいと思うのですが。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 125 ] | 合併当初の平成18年度、19年度、20年度ということで、大変な財政状況であったわけでございますけれども、それが数値、指標上改善されてきたということは、今ほど答弁のとおりでございます。また、その理由につきましても先ほど答弁のとおりでございます。それで、私どもが財政運営といいますか、そういったものを念頭に置いて予算を編成していくわけですが、種々取り組めなかったことですとかに着手、着工できるというような事態になってきてるということは好転してきているというふうに考えてよろしいというふうに思っております。それで、それによってまた公債費が発生しますけれども、後年度に向けて公債費の比率が実質公債費比率とかという指標が悪化するというふうな読みといいますか、推測はしてございません。今の水準の地方交付税が来る限りにおいて、今取り組もうとしているいろんな事業がございますけれども、これらの事業推進、また総合計画に登載の事業推進にはやっていけるものと、このように考えております。ただ、国が地方交付税の配分額を決めるわけでございますけれども、国の財政状況いかんによっては、また地方に回すお金がないとかという議論になってくるということも絶対ないとは言えませんので、その辺を念頭に置きながら慎重にやってまいるべきだと思っております。今まさに今日、明日あたりが最終の段階に入っておりますが、社会保障と消費増税の一体改革の中での消費税増税、そういったようなことですとかデフレ対策で経済対策が国としてしっかり打っていただけると経済も今よりはよくなって、自己財源たる町税収入等も上がってくるのではないかという予測もされますので、その辺は注意深く見守ってるとこでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 126 ] | 今、たまたま町長のほうから消費税の問題含めてありましたけれども、この問題については私も非常に今苦悩、苦悩しているといったらおかしいですけれども、当初国民の皆さんにお約束をしていた部分についてだいぶ遊離、かけ離れてるなっていう感じを受けています。この問題については今後推移を見なければわかりませんけれども、この問題ばっかり突っ込んでいると時間がありませんので、次に移りたいというふうに思います。 今、財政問題について町長のほうから、あるいは課のほうから、部のほうからもご答弁いただきました。私なぜ今こういうこと言うかと言いますと、いわゆる総合計画の計画をされていて、それが10年計画の中で5年経過をしたと。そういう中で実施したものとこれから実施しようとするものがまだあるわけですけども、今聞きますと、この総合計画については義務付けはなくなったというお話を聞きました。したがって、言ってみればこの総合計画が今後、国の手法どおり立てなくてもよいのだと。しかし具体的には町としてこの総合計画的なものを立てなければ、今後の行政成り立っていかんということで立てなきゃならんという説明を受けました。その中で前回の、私手元にあるのは21年から23年の4年間のいわゆる具体的な計画が示されている、私持ってるのですけども、これは24年度以降の分については総務委員会で、いわゆる行政評価を含めて出されているという話を聞いたのですけども。私はこの21年の2月に、21年から23年の具体的な計画が出されてる、これを持ってるのですけども、今後こういうもの、24年度以降のこういうものが、総務委員会には示されているという話をしてるのですけども、出す予定があるのかどうか、その辺ちょっとお伺いしたい。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田辺企画課長。 |
◇企画課長(田辺貞次君) [ 127 ] | 先ほど壇上のほうでお答えいたしました総務委員会の関係ですけども、あくまでも総合計画で3年分の提示ということではなくて、行政評価の結果を毎年ご提示をしているということでございます。それで、行政評価と総合計画が非常にリンクしてございまして、行政評価で採択になったものについて、行政評価も3年分評価してますので、総合計画の中の当該3年分について追記あるいは修正していくというふうな手法を取ってございますので、それよりももっと範囲の広い行政評価のほうをホームページも含めて提示をさせていただいているということでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 128 ] | 私のこれは頭の中には、先ほど言った10年計画の中の21年から29年までの計画、その中でも特に21年から23年まで、それに基づいてしなければならないものを実施計画として計画を立てたのだというふうに私は思うのです。したがって、この部分について、これ以降の部分の中で10年間の実施計画はあるわけですから、その中で今後24年から具体的に当然私は立てるものだというふうに思ったのですけど、私の考え方違うのですか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田辺企画課長。 |
◇企画課長(田辺貞次君) [ 129 ] | 総合計画の毎年3年ごと、向こう3年間ずつの実施計画につきましては、毎年2月に総合計画の審議会の協議を経まして、それは毎年立ててございます。ただ、その基となるのが先ほど言いましたように行政評価で採択になったものについて修正なり追記したものを向こう3年間ずつ計画を見直しをして立ててございまして、その総合計画の、今議員がお手元に持ってるその21年2月ですかの3年間分というのは、内部ではもちろん持っておりますけれども一応委員会なり、あるいは議会のほうには提示はしてないということです。それに代わるものとして行政評価の結果を提示をしているということでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 130 ] | そういう答弁なのですけれども、実はこれは21年の2月に、これは恐らく議員さんに全部お配りをして、私が持ってるのですから、当然全部お渡ししているものと私は思っているのです。この中で私は10年間のスパンの中で、この3年間かけてこれだけやりますよと、実施計画ですから、これだけやりますよというやつを具体的に示しているわけですよ。今お話し聞いたらね、内部的にはわかります、内部的にやってます、総務委員会にもかけてます、ただし行政評価に基づいて。そうでなくて、そういうのであれば、私は親切に、これやっぱり出すべきだと思うのですけども、その辺いかがですか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田辺企画課長。 |
◇企画課長(田辺貞次君) [ 131 ] | 今お手元に持っている21年2月の分、ちょっと私のほうもいろいろと調べてみたのですけれども、当時のいろいろな書類を見て、そういうふうに毎年3年分ずつを、総合計画の実施計画を提示している事実がなかったものですから、こういうような答えになったのですけども、今議員おっしゃられているように、これは毎年作っている計画でございますので、これからも総務委員会も含めて提示するような方向で検討はしていきたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 132 ] | 私どもはこの10年間のスパンの中で計画を立てた中で、毎年毎年計画を立てながら、じゃあ今年はこの事業についてやるんだなと。3年間の中でそれじゃあ10年間の計画のうち、ずっと3年間ずつやるとすれば、23年まではここまでやりました、24年以降3年間、27年までこれをやります、そのことが私は親切だというふうに思うのです。ですから、ぜひこれについては、今田辺課長おっしゃってましたけども、今後検討していただいて、ぜひ私どもに3年間の分、詳細についてお知らせ願いたいというふうに要望しておきたいというふうに思います。よろしくお願いしたいと思います。 |
今そういう中で総合計画10年、その中で私は盛り込まれてない事業がさっき壇上で言ったのが結構あるのです。その中で、いわゆる10年計画、これから義務付けはないと言いますけれども一定程度これから町として単独でもって作らなきゃならんという部分があるので、それ、この中の項目の中で例えば文化センターであるとか運動総合公園だとか、あるいは他のものについてもこういうものが必要だということであればその中でぜひ検討させていただいて、今後財政的な問題もあるのだから、今後29年以降の計画の中できちっと位置付けながらぜひ実施していただきたいと、そういうものも含めてこの文化センターであるとか、あるいは運動公園だとか、そういうものも含めて検討していただきたいというふうに思うのですけども。これは教育長、先ほど文化センターの部分について答弁をいただきました。これは必要性があるんだということなのです。したがって、この辺については今後の計画の中できちっと委員会として盛り込んでいく、そういう決意があるのかどうかお伺いしたいというふうに思うのですが。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 教育長。 |
◇教育長(河村一夫君) [ 133 ] | 29年度までについてはそういう計画ではないけれども、それ以降については財政的ないろんな状況があるだろうということの中で、町理事者と十分協議をしながら協議を進めていきたいというふうに思っております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 134 ] | もう1つ、私の要望の中でいわゆる生活道路としてのいわゆる柏台、そして清水丘を結ぶ生活道路という形の中で、これもおそらく随分財政的な部分は負担がかかるので、今すぐというわけにはいかないというふうに思うのです。ただ、今建設課の課長おっしゃったように、この道路についてはやっぱり将来にわたって必要だという認識だというふうに私は捉えているのですけども、そういう認識でよろしいのですか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 阪井建設課長。 |
◇建設課長(阪井典行君) [ 135 ] | 先ほど壇上の答弁でも申し上げましたように、都市計画マスタープランの中で位置付けされてるということでございます。その中でも当然見直しとかは当然、いろんな計画の中にはありますけれども、先ほど申しましたように苗畑、旧営林署跡地の苗畑の問題とか絡めまして、その辺の一体の整備ということの中で検討していくということでございますので、その辺の必要性ということを含めまして、マスタープランにも載っている以上、ちょっとその辺の必要性というものを再検討していきたいということでご理解願います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 136 ] | 午前中の細川議員さんの質問の中でも生活道路としての必要性もあるけれども、災害時におけるいわゆる避難道、あるいは退避道としての必要性も随分細川議員もおっしゃっておられましたのでね。私はそういう面からすると現在、真沼津川沿いにある道路、あれ狭いですよね、すごくね。それをやっぱり使うということになかなかならんと思うので、ぜひ将来にわたってその道路建設というのも含めて、ぜひ考慮していただきたい。そのための計画も検討していただきたいと思うのですけど、町長、そういう考え方はどうなのですか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 137 ] | 柏台と清水丘地区をつなぐような道路については、かなり以前から町民の間でもそういうような話があるということを承知しております。私どももそういったような声を捉えまして、また将来、今おっしゃいました防災上の観点から、またまちづくりの観点からこれはそこに道路があるということは非常によいことであるというような考えを私自身も持っております。具体的にそれをいつ事業化していくかということについては、先ほどご答弁申し上げましたとおり、その道路の優先度ですとか、またそのほかの建設事業等を鑑みまして行政評価等を行って計画に登載していくというようなことになるのではないかと思います。結論といたしましては必要な、それを整備したほうがよいという考え方でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 138 ] | 町長も必要性を認めてる、こういうことでございますので、今後これらについても検討されるであろう計画の中に盛り込んでいただきたい、切に要望しておきたいと思います。 |
次に、運動公園の関係なのですけれども午前中、三中のグラウンドの部分がありました。公認グラウンドはできないという話もありました。私は少なくとも体育協会から要望されているそのものについての理解も十分私も含めてあるわけですけれども。いわゆるそういう公認グラウンドを含めた将来的な展望というのかな、こういうものについての是非について教育委員会の見解を伺いたい。必要だということを認めてるのだろうと思うのですけども、その辺の見解をもう一度お伺いしたいというふうに思うのですが。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田畑体育振興課長。 |
◇体育振興課長(田畑善側君) [ 139 ] | 先ほどご答弁申し上げました体協から苗畑跡地に総合運動公園ということで、体育館と陸上競技場という形で出てきてます。先ほどご答弁申し上げましたが、総合運動公園の核となる施設としては、総合体育館が核となる施設になると考えております。体育施設については、静内体育館が平成22年、23年と耐震、あと改修工事、また山手体育館も暖房の工事、また三石のスポーツセンターにつきましては24年、25年と耐震改修等の工事が行われます。これらを考えて総合体育館等につきましては既存体育施設を今使って有効活用していくという考えであります。あと、陸上競技場の部分につきましては、建設費等も結構かかるようでございます。苫小牧市におきましても、陸上競技場の改修で全天候の陸上競技場に改修する計画がありますが、なかなか経費の面でなかなか進まない状況であります。また、道内の市町村におきましても、全天候の陸上競技場につきましては道内で13施設、すべてが市の施設となっております。日高管内で静内第三中学校で陸上の大会が行われておりますのは、現在では管内の中学校の陸上競技大会だけとなっております。その状況から考えて、必要性等をこれから検討していかないとならないと思ってます。 |
以上です。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 140 ] | この問題についても、先ほどから何回も言っているように、財政的な負担が相当かかるということについて私も認識しています。したがってこれらも含めて、今後策定するであろう計画の中にぜひ盛り込んでいただいてやっていただきたいと思いますし、体育館は建ってから何年経つのでしょうかね。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 田畑体育振興課長。 |
◇体育振興課長(田畑善側君) [ 141 ] | 静内体育館につきましては建設から44年、山手体育館につきましては30年、三石スポーツセンターにつきましては39年となっております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 142 ] | いずれにしても耐用年数としては相当経ってるということで、この間補修、耐震工事等を含めて相当なお金をつぎ込んでいるという状況がありますので、今後見直しの中を含めて十分その辺も検討されていただけるようにお願いをしたいというふうに思ってます。 |
次に進みます。リフォームの関係については今現在相当数需要数があるということで、今後このことについては町長の在任期間と言わずに、これは今後とも、これだけ需要があるのであればぜひ進めていただきたいということは要望をしておきたいと思います。 | |
次に、医療関係について、今申し込みがあるのは薬学、それから看護師さん含めての要請があったと。それから、医学の関係については1人申し込みがあるけれどまだ受理されてないという、そういう状況だというふうに思うのですね。過日、道でもこの医師確保に向けた補助金を出すというような話も新聞等で載ってました。ぜひこれについても当初の懸案どうり我が町の医療技術者の確保という関係でもって宣伝をしていただいて、看護師さん、薬剤師さんだけでなくて我が町で骨をうずめていただける、そういうお医者さんの確保についても努めていただきたいと思いますけれども、これは前に私も質問したのですけれども、宣伝というのかな、広める、広める部分で、これは前に説明されたときにはインターネットとかそういうものを使って広めていくんだという話なのですけれども、そういう面では幅広く、道内だけでなくてというような感じでもって言われたのですけど、宣伝というのはどんなふうに今までやってたのですか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 渡辺健康推進課長。 |
◇健康推進課長(渡辺洋一君) [ 143 ] | この制度のPRにつきましては、今現在は正直なところ、まず町職員、部課長会議あるごとにこういう制度が始まったので、職員に周知徹底を図っていただく。それからもちろん議員さんも同様に周知を図って、まず口コミで広げていただくと。あと、うちのほうで考えているのが各学校、そこの進路指導室なりにこういった制度をうちの町ではやってますよということでダイレクトメール、こちらを送ったり、それからインターネットもそうですが、町広報紙には既に掲載済みでございますので、今後ともPRには努めていきたいと考えてございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 144 ] | これはやっぱり我が町の医療機関を充実させるという観点からすると、口コミもよいですけれども、直接例えば当該学校に職員が派遣をしていただいて、こういう我が町にはこういう制度があって、ぜひ我が町で仕事をしたいという学生がいたら制度を使ってくれって、これはやっぱり直に学校へ行ってやってもらうのが効果があるのだろうと思うのですけど、これは私だけの考えだからあれだけれども、今のような状況だったらなかなか幅は広がっていかないだろうと私は思うのです。この制度を生かして我が町でお医者さんあるいは看護師さん、薬剤師さんを使うということであれば、その辺の努力ももう少し重ねていただいて、今後努力していただきたいというふうに思います。なお、この部分については道も本腰を入れて補助金を出すというような形をしていますので、その辺も連携をしながらぜひ進んでいただきたいというふうに思います。 |
時間がないので後に進みますけれども、再生エネルギーの関係についていきます。答弁の中で、NEDOから補助金を受けて2年間試行しましたという中で、たしかにNEDOの資金源については打ち切りになってます。その間の中で、23年の2月に地域新エネルギービジョンの策定事業の最終報告という形でもって出されてるのですね。この中では先ほども言いましたけれども仮称、いわゆる新ひだか町バイオガスプロジェクトを構築をして今後検討していきますという中身になってるわけですよ。私は研究はしました、そしていろんなことをやりました、でもそれを受けて、それを受けて今後我が町としてどうしなければならないのかっていうことがこのプロジェクトチームの中で構築をして検討していくものだというふうに私は思ってたのです。先ほどの説明の中ではこのプロジェクトチーム作ったのか作らないのか私もはっきりしませんので、その辺もう一度ちょっとお伺いしたい。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 榊生活環境課長。 |
◇生活環境課長(榊 要君) [ 145 ] | 先ほど壇上でもご答弁を申し上げたのですけども、この仮称新ひだか町バイオマスプロジェクトにつきましては、いろいろ調査をいたしました結果に基づきましてその課題の解決などを継続的な取り組みが必要だということで今後の推進体制としてこういうプロジェクトを設けて推進していくという計画で提案したものでございますが、なかなか先ほども申し上げましたとおりNEDOの補助金がなくなった関係もありますし、新規の補助金の制度の拡充もなく、再生エネルギーの買い取り価格、今日あたりも新聞に出ておりましたけども、そういったことがまだ不明な状況でございましたので、なかなかそのプロジェクトの構築までには至っていなかったというのが現状でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 146 ] | 私なぜこの問題を取り上げたかと言いますと、先ほど冒頭に町長のほうから再生可能エネルギーについての考え方伺いました。その中で町長は、要するに風力、太陽熱あるいは波ですか、こういうものについての方法もあるんだよという話してました。私はこのバイオプロジェクト、これはこういうものも含めて今後我が町としてどういうエネルギーを駆逐をしながら広めていくか。例えば太陽光、あるいは風力、いろんな問題もあると思いますけども、そういうものも再生可能エネルギーとして、このプロジェクトチームの中で考えていただけるものだというふうに私は思ったのです。例えば、こんな話をしたら申しわけないですけども、今度新しく着手するであろう静内温泉、これは当時私も経済常任委員会の管轄だったものですから余り言わなかったのですけれども、これについても今いろんな節電だとか何とかって騒がれている状況の中で一部、これは可能かどうかわからないですけども、太陽光を使う部分だとか、そういうものも十分考慮しながら考えていかなきゃならん分って出てくるんじゃないか思うのですけども、その辺も含めて私はそういうものだと、そういうふうなことを考えるのがこのプロジェクトチームだと思ったものですから、そういう解釈で私はしているのですけども、その辺はどうなのですか。これは町長のほうがよいな。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 147 ] | バイオ・エコタウン推進室を設置いたしましてNEDOの補助金を使いまして新エネルギーのビジョンを策定というようなことに取り組んでまいりました。その中では、今の太陽光からバイオマス、それから小水力等々いろんな可能性について論議をしてビジョンをまとめて、それは報告書になってるわけでございます。さて、それをいざ実行するとなると、いろんな財政上の課題もございまして、なかなか簡単ではないなっていうことになってまいりました。そこで、お尋ねの新ひだか町バイオマスプロジェクトということでありますと、バイオマスですから、バイオマス発電というのは釧路とか十勝地方で牛の排泄物、たくさん出ますのでそういったものをプラントで燃やして熱を取って、そして発電すると、燃やすというか発酵させるというか、そういうことであります。そういうことでバイオマスだけに限ってというのは、なかなか今の家畜のふん尿の課題については、それがたくさん出て環境的な問題になるというようなことであれば、これは収支が合わなくても環境対策のためにそのバイオマスで発電してやっていくということも考えられます。ただ、今時点ではそこまで強いニーズがないというふうに受け止めております。馬の堆肥は大変よい堆肥だということで、馬糞についても活用されてますし、黒毛の糞等については肥料になったりそういった、あるいは直接その経営者が自分の農場に撒くというような方法で行われております。もう1つのバイオマスは木材でありますけれども、これについては一番昔からの方法は薪ですけど薪を作ってストーブで、薪ストーブで燃やすというやり方、これも電気を使いませんので再生可能エネルギーということで1つのあり方だと思います。それから、木材の間伐材ですとか端材を利用した木質ペレット、これの工場を造るというようなことで、木質ペレットの生産というようなことも当然そういう報告の中ではうたわれているところでございます。ただ、実際その工場を立ち上げるとなると、なかなか民間の方で意欲的に取り組んでいる方々がいらっしゃれば非常にありがたいのですが、先行している十勝ですとかそのほかのところで先行してますので、そのペレットの値段よりも安く、一袋当たり安くできるかというとまたこれもそういった課題がございます。それで、今ご質問の中にもありましたようにバイオマスのみならず太陽光、それから風力、これが今一番比較的取り組みやすいやり方だと思いますが、太陽光につきましては役場庁舎の前庭ですとか消防庁舎に取り入れたところでございますが、静内温泉の改築時にはそのことは、それを取り入れたという格好にはなってございません。今後とも特に太陽光等についてはメガソーラーまでいきませんけど、土地が5町歩あるいは10町歩、そういった土地があれば大きな一部上場クラスの企業が設置をしたいという話もございますので、これらについてはそういう適地もあってお薦めできるようなことであれば取り組んでまいるというような考え方でおります。風力については音が大変、重低音というのですか、あの音が非常に体に悪いということで、むしろこの海上に、遠浅の海上に造っていく方法なんかというのは考えられますけど、どうも私たちの町ではなかなかそういうところはないのかなと思ってまして、今一番の取り組みやすい課題としては太陽光であると、このように思っております。当然そこで、そういったこれプロジェクトチームを作ってというふうに申し上げておりますので、そういったプロジェクトがあってよいのではないかという願意もあっての質問だと思いますけれども、今生活環境課の中にバイオエコタウン担当の主幹を置いてございまして、そこで対応していくということで当面、せっかく作った新エネルギービジョンの実現のために少しずつでも前進させていきたいというのが今の考え方でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 148 ] | 今町長のほうからいろいろ説明ありました。私もこのバイオマスーに限ってうんぬんということでなくて、そういうプロジェクトチームを作るというのであれば、ぜひ今町長言ったようなことも含めて幅広い、幅広い意味での省エネ関係も含めて検討していただきたいと、ぜひこのお約束をいただきたいというふうに思うのです。そういう意味でよろしくお願いしたいというふうに思います。 |
時間も時間ですので最後の部分でいきます。最後に、これは自然エネルギーということで現在、個人住宅等含めて太陽光発電、太陽光の部分については補助金が出てるということでお話をいただきました。22年、23年には5件、そして24年には4件、今後まだまだ増えていく可能性があるということなのですけども、現在この補助内容、これ中身についてちょっとお知らせ願いたいと思うのですが。個人向け、さらには団体向けというのかな、そういうものを含めて、例えば個人向けであれば1軒今どのぐらいの補助金出してるのでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | あらかじめ時間延長をいたします。 |
榊生活環境課長。 |
◇生活環境課長(榊 要君) [ 149 ] | 補助金の関係でございますが、個人でございますが1キロワット当たりのシステムの価格が47万5,000円を超えて55万円以下の対象システムに3万円となってございます。そして、1キロワット当たりのシステム価格が47万5,000円以下の対象システムにつきましては3万5,000円を補助として出しております。それと、平成23年11年25日から平成24年3月30日までの間に国の平成23年度補正予算に係る補助を申し込み受理された対象システムについては4万8,000円というふうになってございます。 |
以上でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 150 ] | これは町単費ということでなくて国の補助金もこの中に入ってるということで解釈してよろしいのですか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 榊生活環境課長。 |
◇生活環境課長(榊 要君) [ 151 ] | この補助金は町単費です。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 152 ] | 最後になりますけれども、今このまちづくり予算の手順の中で、申請募って新築、リフォーム、さらには医療関係の補助金という形でもって町として単費でやってるわけですよね。私はこの再生エネルギーの関係について言えば、もっと補助金の拡大をして、少なくとも個人向けの補助金を拡充していただきたい。そのことによって個々の住宅が私もやってみようかと、私もやりたいということが増えてくれば、当然業者間の部分についても仕事が回ってくるわけですよ。したがって、この機会にエネルギー可能な部分について町として、この太陽光についての補助金の拡充ということについて考えられないものかどうか、その辺、町長いかがなものでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 榊生活環境課長。 |
◇生活環境課長(榊 要君) [ 153 ] | 先ほども壇上のほうからご答弁申し上げておりますけども、JPECの補助金単価を町として採用してございますので、年々そのJPECの補助単価が下がる傾向にございまして、町もそれに合わせて単価を決めてございます。なお、単価見直しについてということでございますけども、これ先ほどもご答弁申し上げておりますけども、再生エネルギーの必要性については先ほど以来町長も述べておりますが、非常に有効で、かつ必要なことだと考えますので、今後国への単価のアップの要望等、また町の単価のあり方についても各町の動向を見ながら検討してまいりたいというふうに考えております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 154 ] | 私からも付け加えさせていただきたいと思いますが、国の補助金額、すなわちJPECという機関がありますけど、実務をしてるのはそこだと思いますが、これが今お話あったように、答弁にあったように、キロワット数に応じて3万あるいは3万5,000円その他となってます。当初出発したとき国が7万、キロワット当たり7万円でしたね、キロワットアワー当たり出したということで私たちの町も1キロワットアワー当たり7万円と。国の補助金に合わせて私ども下げてきているということでございます。このJPECの考え方というのは発表になりましたが、太陽光発電についてはキロワットアワー当たり42円だったと思いますが42円で買い取りますよということにはっきりなりました。それでメガソーラーですとか、あるいは小規模のメガでなくても学校の校庭を使った発電ですとかいうことが廃校のグラウンドを使った発電ですとか、そういったことが結構高まってきております。その42円という価格が、住宅に設備しても必ず何年間後には元が取れるよというようなところ私もちょっとそこのところは不勉強でございますが、例えば住宅も新築した際に付けた太陽光発電、ソーラー機能は20年持つとすれば、10年ぐらいで元が取れるよとなれば後は設置者たるその家の収入になるわけですし、その辺りも踏まえての今時点での促進策と、このように思っておりますので、そこらもよく調査研究して見ながら判断してまいらなきゃならないと、こう考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 155 ] | たしかに今町長言われたように、当時はいわゆる自家でやってもペイをしないというのがもっぱらのあれだったと。ただ、今はこういう状況の中で、再生エネルギーというのが盛んに言われてる中で、この太陽光発電だけではないですけど、とりあえず太陽光発電については重要な位置を占めるということで私も考えますので、その辺も含めて十分検討されていただきたいということでお願いしたいというふうに思います。持ち時間きましたので、私の質問終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 |
▼延会の議決
○議長(五十嵐敏明君) | お諮りいたします。本日はこれにて延会したいと思います。ご異議ありませんか。 |
[「異議なし」と言う人あり]
▼延会の宣告
○議長(五十嵐敏明君) | 異議なしと認めます。本日はこれにて延会することに決定いたしました。本日はこれにて延会いたします。 |
ご苦労さまでございました。 |
(午後 5時00分)