平成23年第8回新ひだか町議会定例会会議録

議事日程 第2号


                    平成23年12月14日(水) 午前9時30分開会

第 1  会議録署名議員の指名
第 2  一般質問

出席議員(20名)
  1番 五十嵐 敏 明 君   2番 觸 澤   清 君
  3番 志 田   力 君   5番 山 内 和 雄 君
  6番 建 部 和 代 君   7番 池 田 一 也 君
  8番 井 上 節 子 君   9番 日向寺 敏 彦 君
 10番 畑 端   薫 君  11番 築 紫 文 一 君
 13番 遠 藤  敏弘 君  14番 富 永   信 君
 15番 進 藤   猛 君  16番 南 川 州 弘 君
 17番 川 合   清 君  18番 細 川 勝 弥 君
 19番 増 本 裕 治 君  20番 福 嶋 尚 人 君
 21番 渡 辺 保 夫 君  22番 中 島   滋 君

欠席議員(0名)

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人

    町長                   酒  井  芳  秀  君

町長より通知のあった議事説明者
    副町長                  富  田     泰  君
    総務企画部長               本  庄  康  浩  君
    住民福祉部長               岩  渕  勇  次  君
    健康生活部長               木  内  達  夫  君
    健康生活部参与              小  松  幹  志  君
      総合ケアセンター総合施設長
      町立静内病院長
    健康生活部参与              三  浦  正  次  君
      三石国民健康保険病院長
    三石国民健康保険病院副院長        八 木 橋  厚  仁  君
    経済部長                 曽  我  啓  二  君
    農林水産部長               石  井  善  晴  君
    三石総合支所長              清  水     全  君
    総務課長                 名 須 川     一  君
    総務課参事                坂     将  樹  君
    企画課長                 田  辺  貞  次  君
    企画課参事                石  原  義  弘  君
    契約管財課長               野  本  武  俊  君
    税務課長                 斉  藤  滋  一  君
    税務課参事                工  藤  義  己  君
    福祉課長                 富  沢  宏  己  君
      児童館長
      児童養育相談センター長
    生活環境課長               羽  沢     進  君
    健康推進課長               神  垣  光  隆  君
      地域包括支援センター長
    健康推進課参事              大  平  響  子  君
      地域包括支援センター参事
      三石国民健康保険病院参事
    地域包括支援センター参事         岩  渕  雅  美  君
      デイサービスセンターみついしセンター長
      みついし居宅介護センター長
    町立静内病院事務長            渡  辺  勝  造  君
    三石国民健康保険病院事務長        榎  本     勉  君
    介護老人保健施設まきば施設長       藤  井  章  作  君
    介護老人保健施設まきば事務長       姥  谷     登  君
    特別養護老人ホーム静寿園長        石  川  義  輝  君
    特別養護老人ホーム蓬莱荘所長       村  上     敬  君
      ケアハウスのぞみ施設長
    建設課長                 久  米     茂  君
    建設課参事                阪  井  典  行  君
    商工労働観光課長             竹  田  幸  也  君
      町民休養ホーム支配人
      老人福祉センター長
      林業研修センター長
    商工労働観光課参事            木  村     実  君
    わがまちPR戦略室長           川  端  克  美  君
    上下水道課長               土  井     忍  君
      静内終末処理場長
    農政課長                 酒  井  哲  也  君
      本桐基幹集落センター長
      延出基幹集落センター長
    農政課参事                奥  野  幸  男  君
    水産林務課長               土  井  義  男  君
      水産加工センター長
    会計管理者                長  舩  幸  生  君
    三石総合支所総務企画課長         木  村  博  成  君
    三石総合支所町民福祉課長         榊        要  君
      高齢者共同生活施設やまびこ施設長
    総務課主幹                藤  沢  克  彦  君
    総務課主幹                上  田  賢  朗  君
    総務課主幹                高  堰  良  子  君
    総務課主幹                丸  山     薫  君
    企画課主幹                柴  田     隆  君
    企画課主幹                三  上  泰  範  君
    契約管財課主幹              八  田  敏  之  君
    契約管財課主幹              酒  井     隆  君
    契約管財課主幹              佐  伯  義  己  君
      商工労働観光課主幹
    税務課主幹                中  島  健  治  君
    税務課主幹                伊  藤  信  夫  君
    税務課主幹                小  塚  洋  之  君
    税務課主幹                大 久 保  信  男  君
      会計課主幹
    税務課主幹                森  田  昭  範  君
      会計課主幹
    福祉課主幹                寺  越  正  央  君
    福祉課主幹                千  葉  憲  児  君
    福祉課主幹                布  施  和  継  君
    福祉課主幹                田  中  陽  子  君
    福祉課主幹                久  保  敏  則  君
    福祉課主幹                米  田  一  治  君
    静内保育所長               高  橋  和  子  君
    東静内保育所長              永  井  治  恵  君
    静内子育て支援センター長         中  田  寿 美 子  君
    生活環境課主幹              竹  田  三 智 子  君
    生活環境課主幹              田  口     寛  君
    生活環境課主幹              大  山  慎  司  君
    生活環境課主幹              渡  辺  浩  之  君
    健康推進課主幹              川  上  康  徳  君
    健康推進課主幹              池  田  由 貴 子  君
    健康推進課主幹              角  田  し の ぶ  君
    町立静内病院主幹             渡  辺  洋  一  君
    三石国民健康保険病院主幹         中  村     敏  君
    特別養護老人ホーム静寿園主幹       池  田  孝  義  君
    特別養護老人ホーム蓬莱荘主幹       佐  伯  智  也  君
      ケアハウスのぞみ主幹
    ケアハウスのぞみ主幹           中  川  原  壽  君
    建設課主幹                岩  渕  博  司  君
    建設課主幹                村  井     弘  君
    建設課主幹                野  垣  尚  久  君
    建設課主幹                木  村  辰  也  君
    建設課主幹                池  均  君
    建設課主幹                田  中  伸  幸  君
    商工労働観光課主幹            宝  金     司  君
    商工労働観光課主幹            村  田  弘  明  君
    わがまちPR戦略室主幹          山  口  一  二  君
    上下水道課主幹              神  垣  博  樹  君
    上下水道課主幹              小 野 寺  大  作  君
    上下水道課主幹              及  川  和  也  君
    上下水道課主幹              桂  田  達  也  君
    上下水道課主幹              西  堀  智  幸  君
    上下水道課主幹              浅  野  義  裕  君
      静内終末処理場主幹
    農政課主幹                浮  田  昌  輝  君
    農政課主幹                森  宗  厚  志  君
    農政課主幹                橋  谷  俊  裕  君
    農政課主幹                秋  山  照  幸  君
    農業実験センター長            城  地  哲  也  君
    農業実験センター主幹           岡  田  俊  之  君
    和牛センター長              萩  沢  慶  一  君
    水産林務課主幹              久  保     稔  君
    水産林務課主幹              早  瀬  秀  一  君
    水産林務課主幹              水  谷     貢  君
    水産林務課主幹              新  山  光  一  君
    三石総合支所総務企画課主幹        米  田  和  哉  君
    三石総合支所町民福祉課主幹        中  村  哲  史  君
    三石総合支所町民福祉課主幹        阿  部  尚  弘  君
    三石総合支所町民福祉課主幹        竹  達  勝  利  君
      高齢者共同生活施設やまびこ主幹

教育委員会委員長より通知のあった議事説明者
    教育長                  河  村  一  夫  君
    教育部長                 磯  貝  正  之  君
    管理課長                 渋  谷  正  弘  君
    社会教育課長               阿  部  晃  二  君
      公民館長
      コミュニティセンター館長
      静内郷土館長
      アイヌ民俗資料館長
      文化センター館長
    体育振興課長               土  肥  一  司  君
    三石分室教育課長             道  鎮  和  宏  君
    静内図書館長兼三石図書館長        渡  辺  喜 代 治  君
      女性センター・みらい館長
    学校給食センター長            菅  沼  太  吉  君
    管理課主幹                中  村  英  貴  君
    管理課主幹                佐  藤  礼  二  君
    社会教育課主幹              中  村  一  行  君
    社会教育課主幹              藪  中  剛  司  君
    社会教育課主幹              森     治  人  君
    体育振興課主幹              田  畑  善  側  君
    体育振興課主幹              田  森  由 美 子  君
    三石分室教育課主幹            片  山  孝  彦  君
    静内図書館兼女性センター・みらい主幹   麻  野  和  彦  君

水道事業管理者より通知のあった議事説明者
    経済部長                 曽  我  啓  二  君
    上下水道課長               土  井     忍  君
    上下水道課主幹              神  垣  博  樹  君
    上下水道課主幹              小 野 寺  大  作  君
    上下水道課主幹              及  川  和  也  君
    上下水道課主幹              浅  野  義  裕  君
    上下水道課主幹              桂  田  達  也  君
    上下水道課主幹              西  堀  智  幸  君

農業委員会会長より通知のあった議事説明者
    事務局長                 若  生  富  夫  君
    事務局主幹                石  丸  修  司  君
代表監査委員より通知のあった議事説明者
    事務局長                 田  代  芳  嗣  君
    事務局参事                上  田     哲  君

職務のため出席した事務局職員
    事務局長                 田  代  芳  嗣  君
    事務局参事                上  田     哲  君

開議の宣告

議長(五十嵐敏明君) [ 1 ] 皆さんおはようございます。
 ただいまの出席議員数は20名です。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。

                                                      (午前  9時30分)

会議録署名議員の指名

議長(五十嵐敏明君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、9番、日向寺君、10番、畑端君を指名いたします。

一般質問

議長(五十嵐敏明君) 日程第2、一般質問を継続いたします。
 5番、山内君。

                          [5番 山内和雄君登壇]

5番(山内和雄君) [ 2 ]  おはようございます。一般質問をさせていただきます。
 最近の国内外、そして北海道内の政治経済状況を見るとき、その地域の首長を含めたリーダーの指導力に対する欺瞞が表面化し、それがデモや暴動につながっている海外諸国。国内では、福島原発に端を発し、存続を求めるための首長や企業のリーダーの虚偽発言など、政治不信が今ほど沸騰している時期はないのではないでしょうか。大阪知事、大阪市長選挙においては、各政党が結束して支持した候補者が大差で負ける等はその典型的であり、政治、行政批判はまだまだ続くのではないかと思います。そのような中で、特に我が町の政治、行政、首長の姿勢を問われるとき、それ以前に長年続いた支庁制度が廃止になり、振興局と格下げになりましたが、相変わらず大きな前進も見られず、この日高地方は既に行政地域として不要とも考えられ、その中にあって酒井町長は日高総合開発期成会長という日高を牽引する非常に大事な公職にありますが、私が思うに、この日高の開発振興に的を得た事業を展開しているのか大いに疑問があり、新ひだか町長はもとより、特に日高総合開発期成会を主に質問いたしますので、よろしくお願いいたします。
 初めに、この質問するきっかけになったのは、11月11日開催の自治基本条例等特別委員会の資料の中で、新ひだか町まちづくり自治基本条例に対する町民からの意見というものが提出されました。そのまちづくりの基本原則で、一つ、日高の中核都市という表現はおこがましい、思い上がりだと。もう一つに日高管内の中核としてリーダーシップを発揮とあるが、自らリーダーを名乗るのは他の地域に失礼であるという意見が出ておりました。私は、普段は口に出しておりませんが、思っていることをこの大事な条例制定に向け、ズバッと言う町民がいることに対し、町長の政治姿勢、特に日高管内地域における町長のリーダー性が明らかに発揮できていないのではないかと思い、まず町長はこの2点の町民の声に対し、どのような評価、お考えでいるか、これについてお伺いいたします。
 最近の町長の行政報告を聞くとき、国や道が決定したことに対し、これは大変だと、そして関係町長と陳情に行ったという項目がよく委員会報告されます。しかし、陳情に行って、その結果どうなったのですかと聞くと、わかりません、それが担当者の答えです。私は、新聞に掲載前に、例えば自衛隊OBや道庁記者クラブ、道議会議員からいろんな情報が入り、その数日後に新聞報道され、そして町長の陳情が始まる。私に言わせれば、新ひだか町や日高総合開発期成会事務局の情報収集能力はゼロに等しいのではないかと。また、道庁勤めの某新聞記者によりますと、道庁内で一番顔を見るのは新冠町長だと。ほとんど見ないのは新ひだか町長だと。そういうことも聞いております。それで町長に日高総合開発期成会長としても、あわせまして、この情報収集についてどのように考えるか。これが第2点目の質問になります。
 以下、新ひだか町長としての政治姿勢、また特に日高総合開発期成会長として、個々のご見解をお伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。
 1点目に、日高総合開発期成会の本旨、設置目的、事業目的と最近の事業項目。主な項目10項目程度でよろしいかと思います。それについてお伺いします。
 2番目に農業について。日高の農産物のブランド化の現状と今後の取り組みについてお伺いします。これについては、TPP加入論争が国内、国外を二部化している中で、日高管内の農産物が海外に太刀打ちできるような方策を日高総合開発期成会としてどの程度議論しているかお伺いするものです。
 3番目に水産業について。各漁港の整備計画、これは特に新ひだか町分についてお伺いします。3月11日、災害を含め、国が1次から第3次補正予算まで提案し可決されております。この予算措置において、日高総合開発期成会として。どういうこの漁港整備に対し、予算要望し、どの程度の予算措置をされたのかをお伺いいたします。
 4番目に、日高自動車道の日高門別、新ひだか町間のルートの位置図、浦河町間の事業化について、期成会では毎年陳情していますが、その進捗状況をお尋ねいたします。
 5番目に、日高管内の電源開発、特に脱原発対策、自然エネルギー開発における水力発電、省水力発電について大きな課題であり、期成会では原発賛否も含め、どのような方向で進んで、どのような議論をされているかお伺いいたします。
 6番目に、自衛隊の規模拡大と関連産業の誘致ですが、期成会として、これもどんな内容で協議し、どういう方向で要望しているかお伺いします。
 最後になりますが、今国内では大きな問題となっております、福島原発事故による許容量範囲内の瓦れきの受け入れについて、管内、この総合開発期成会も含めて協議したことがあるかどうか。これについては新聞報道では、当初全国で500団体余の地域で受け入れ可能だと。そういう報道がされておりましたが、最近では10分の1の50団体程度。さらに実際に受け入れ打診をしたところ、住民反対があり、ほとんどの団体が受け入れ拒否と。こういう切実な問題を日高総合開発期成会としてどう受けとめ、今後どうしようとしているのか、その協議内容についてお伺いいたします。
 以上、壇上の質問を終わります。よろしくご答弁のほどお願い申し上げます。
議長(五十嵐敏明君) 町長。

                          [町長 酒井芳秀君登壇]

町長(酒井芳秀君) [ 3 ]  山内議員のご質問にお答えをいたします。
 まちづくり自治基本条例に対する町民からの意見の中での日高の中核、あるいはリーダーシップという表現についての見解ということでございますが、私自身も日高の中核、あるいはリーダーシップという言葉を見るたびに、これはそういうような表現方法で、新町誕生後そういうような表現でずっと来ております。それは確かにそのように胸を張れるというような状況下という、内心面はゆい状況というものも感じるところでありますが、しかし、こういう表現をすることで、自らに叱咤激励をするというような意味合いもございまして、このような表現を私自身も容認をしてきたというところがございます。しかし、このようなご指摘があるわけでございますので、この点につきましては、まだ条例素案の制案前でございますので、内部でいろいろ協議をさせていただきたいと思っております。ただ、中核ということを考えますと、地勢学的にちょうど日高の真ん中にあるということ、あるいは明治からの開拓の歴史が相当古い状況で、人口の集積も日高では一番であるということ。その他、いろんな産業面の数値等でも1位のものが多いということからして、客観的にそういうような表現をしても、批判を受けるところがないのではないかという思いをしているところでございます。
 いずれにいたしましても、そういうようなことを申し上げる以上、自らの叱咤激励というような意味合いで、今後も町政のために尽力していかなければと、そういう認識でおるとこでございます。また、日高総合開発期成会長、私もその立場になりまして、相当の年数が経っております。日高総合開発期成会は主として、日高管内の抱える懸案事項、また各町の抱える懸案事項をまとめまして、それを要望書にしたためまして、北海道あるいは中央関係機関に要望しているという仕事でございまして、そういった中で、情報収集という面については、各町の企画部門が主になるかと思いますが、そういったところからの情報の、日高管内一体としての情報の収集、また、総合開発期成会の事務局長が北海道町村会、または道庁その他にアンテナを向けまして情報収集しているということで、そうご心配いただくような遺憾な状況にはなってないと、このように思っております。最近でもいち早くホッカイドウ競馬の屋内坂路調教施設について、これを提言して持って行ったのは日高総合開発期成会、また地元町の日高町ということでありますし、また地震の教訓をもとにGPS波浪計の設置ということも提言要望しておりまして、これはGPSの機能を備えた波浪計を海に浮かべまして、地震の波をいち早くとらえるというものでございますが、東北方面までは設置されているのですが、北海道では一基も設置しておりません。そこで、私ども日高管内のような地震の多いところではこの波浪計の設置は非常に意義のあることだということで、道内では一番先にこれを要望したのが日高総合開発期成会であります。そのほか種々ございますが、アンテナをしっかり張りまして、いろいろと対応をさせていただいているところでございます。
 道庁で顔を見ないというご指摘でありますが、私も我が町のこと、また総合開発期成会の職務では、その役目をやらさせていただいておって、その役目を尽くさせていただいているという認識でおります。小竹町長は北海道町村会の副会長でもありますので、道町村会としての要望で相当忙しいようでございます。また、そのときどきの町の抱える懸案事項によりまして、道庁に足しげく通わなきゃならないという場面がまいりましたら、そのときには当然私自身もまいるというようなことでありまして、町は町としての要望で、日高総合開発期成会の要望と別に行っているところでございます。それにいたしましても山内議員ご心配のように、日高管内のいわば浮沈というか、そういうことに関しましては、日高総合開発期成会の果たす役割というのは大きなものだと思っておりますし、最近では日高町村会、すなわちこの主たるメンバーは管内の7人の町長でございます。総合開発期成会も町村会も。そういうことでたびたび会う機会があるものですから、そういったことでいろいろと情報交換をしながら懸案事項を挙げて、要望に移すものは移していくということでございます。また、さらに少し付け加えさせていただきますけれども、その総合開発期成会をもとにした国道の愛称を付ける委員会もございまして、これも私会長なのですが、優駿浪漫街道というこの地区の国道の愛称。また、沙流川筋の、これは決まったばかりでございますが、沙流川ユーカラ街道というようなネーミングも行って、町の振興はもとより管内の振興にも努めております。それで今後、この委員会でも管内的な、例えば景観の良いところをビューポイントとして設定をしていこうというような取り組みをしているところでございます。あとお尋ねの残りのことに関しましては、担当の部課長から答えさせます。
議長(五十嵐敏明君) 田辺企画課長。

                          [企画課長 田辺貞次君登壇]

企画課長(田辺貞次君) [ 4 ]  それでは山内議員の質問の、町長の政治姿勢と日高総合開発期成会としての執行姿勢についての関係でございまして、期成会の関連がございますので、1点目から6点目までにつきましては、私のほうでご答弁させていただきたいと思います。
 まず1点目、日高総合開発期成会の本旨と最近の陳情項目ということでございますけれども、日高総合開発期成会は、日高振興局管内における産業、経済、文化の向上を期し、もって高度な福祉社会を形成することを目的といたしまして、昭和23年10月に日高管内の町長及び町議会議長を構成員として設置されたもでございます。このため、この目的達成のために必要な計画、調査、あるいは研究に関する陳情等を行っているところでございます。本年度におきましても、管内の人口減少や疲弊する経済状況を踏まえ、日高地方が輝く地域づくりをスローガンにいたしまして、災害に強く、安全で安心して暮らせるまちづくりを初め、地域特性を生かした農業、林業、水産業の振興と、その資源を活用した食環境や体験観光づくり、また、自然と共生する豊かで良好な環境の保全や住みよい生活環境の整備、特色ある地域文化の創造、安心して生活できる地域医療体制の環境づくりなどの実現、さらに、高規格道路日高自動車道を核といたしました道路網の整備などの提言を行っているところでございます。また、日高地方に係る各種施策の予算確保の要望、馬産地再活性化緊急対策事業の推進、中国に軽種馬を輸出する際の検疫期間の短縮、日高自動車道の整備促進、東日本大震災の発生に伴います海上漂流物の処理費に対する財政支援、津波発生時における監視カメラ設置等、監視体制強化整備費に対する財政支援、沖合津波監視体制強化に係るGPS波浪計の設置、日高沖海域における巡視船の継続配備などでありまして、それぞれ道内選出国会議員を初め、関係省庁への要望活動を行ってきているところでございます。今後におきましても、日高地域の総合開発促進と、懸案事項の解決を図るため、管内各町はもとより関係機関と密接な連携調整を図りながら、効果的な活動を展開してまいりたいと考えてございます。
 次に、2点目の農産物のブランド化の現状と取り組みということでございますけれども、日高地方の振興発展のためにも、豊富な農林水産資源の活用について連携して取り組んでいくことが必要であり、総合開発期成会におきましても、地域特性を生かした活力ある農業振興による地域づくりを重点項目として位置付けまして、関係省庁、関係機関等に対し提言を行ってございます。農産物のブランド化の現状につきましては、日高ブランドとして管内各JA及び生産者におきまして、共同での収出荷を行っている品目というものは現在ございませんけれども、農業を取り巻く厳しい環境の中で、市場性の高い農産物のブランド化を進めていくということは重要な課題であり、協議を行うことが必要であるという認識でございます。また、TPPの問題については、道内144町村が足並みをそろえて取り組んでいるほか、日高軽種馬農協でも交渉参加に対する反対決議を行っておりますが、期成会としても地域への影響を強く懸念しているところでございまして、関係機関等との意見交換会などを開催し、国等に対し慎重な議論を求めてございます。
 次に、3点目の各漁港の整備計画についてでございますけれども、通常における各漁港の整備計画につきましては、漁港それぞれに整備の課題や方針などがありまして、細部につきましては、所管する課が関係官庁と協議を行い取り進めているところでございます。
 総合開発期成会は、日高管内の整備を要する漁港の総体的な整備の促進を図っていただくための要請ということでありまして、個々の漁港に係る予算要望は特に行っておらず、このたびの第3次補正予算に関しましても、特段の予算要望は行ってございません。なお、3月11日の津波災害における新ひだか町の漁港につきましては、静内漁港や東静内漁港が、港内または航路上に漂砂が堆積するなど、日常の漁業活動に支障を及ぼす事態となりまして、管理者の北海道において適切に緊急措置をしていただいたところでございまして、これらの予算措置につきましては、漁港管理者が災害復旧に要する費用を算出いたしまして、国に要求しているところでございます。
 次に、4番目の日高高規格道路の旧門別、新ひだか町区間のルートと、浦河間の事業化についてでございますけれども。高規格幹線道路日高自動車道につきましては、苫小牧東インターチェンジから浦河町までの総延長約120キロが計画路線となってございまして、平成24年3月に日高富川インターチェンジと日高門別インターチェンジの間、5.8キロでございますけれども、これが開通となり、45.7キロ、総延長の38パーセントが供用区間となる予定となってございます。この供用開始によりまして、静内インターチェンジ、インターチェンジはまだ仮称ではございますけれども、これまでの事業区間のうち、未整備区間は29.2キロとなるわけでございますけれども、厚賀インターチェンジ、このインターチェンジもまだ仮称ではございますけれども、これまでの厚賀までの14.2キロにつきましては、現在改良舗装工事が進められており、平成28年度までに供用開始する予定となってございます。また、厚賀、静内間の15キロにつきましては、現在、新冠町までの設計がほぼ完了している状況でございまして、順次、開発局による説明会が開催されると聞いてございます。厚賀、静内間のルートにつきましては、新冠町の大狩部地区、節婦地区、高江地区、北星地区にこれらを経由いたしまして、新ひだか町駒場地区で国道235号に接続される計画ということになってございまして、この区間につきましては牧場などが多いということから、放牧地等が分断されないように、トンネルによる工事も数カ所計画されているところでございまして、平成20年9月には、地権者を対象といたしました日高自動車道、厚賀静内間計画説明会が開催されてございます。静内、浦河間につきましては、約45キロの計画期間となっておりまして、平成18年には環境調査が実施されてございます。現在は、地域や道路の課題等の抽出とその原因分析等が行われている状況でございまして、事業化年度につきましてはまだ未定という状況でございます。この道路につきましては日高地方の振興発展に欠かすことのできない重要な社会基盤ということでございますので、高規格幹線道路日高自動車道早期建設促進期成会とともに、今後も関係機関等に関する積極的な要望活動を展開してまいりたいと考えてございます。
 次に、5番目の日高管内の電源開発の脱原発対策、自然エネルギー開発における水力発電、省水力発電についてでございますけれども、本年3月に発生いたしました東日本大震災では、福島第一原子力発電所が甚大な被害を受け、そこから漏れ出す放射能の影響によりまして、今でも多くの住民が避難生活を強いられてございます。いまだに事態の収束時期が不透明な中、これまで絶対とされていました原子力発電の安全性につきまして根底から崩れ、日本はもとより世界的に原子力発電から自然エネルギーへの活用と転換する動きが活発になってきてございます。期成会といたしましては、現時点においては原子力発電の賛否を含めた議論は行ってはございませんけれども、北海道町村会とも連携を図り、今後における国や北海道の対応を注視しながら、その議論を深めていかなければならないものと認識してございます。
 次に、6番目の自衛隊の規模拡大と関連産業の誘致ということでございますけれども、日高管内における自衛隊配備につきましては、陸上自衛隊の静内駐屯地、日高分屯地、また航空自衛隊のえりも分屯地の3カ所となってございまして、それぞれの使命をもって国民の安全、安心を守るために、重要な役割を果たしているほか、そこに多くの隊員が居住し、地域振興においても大きな役割を果たしているところでございます。昨年12月に行われました防衛大綱の見直しでは、北海道の自衛隊体制の縮小等が危惧されましたが、最終的には現行の自衛隊体制には大きな影響はなく、この間の日高総合開発期成会等による要望活動につきましては、一つの成果であったと感じているところでございます。今後においても、装備縮小や人員削減など、自衛隊体制の再編も考えられることから、体制の維持確保、さらには規模の拡充も視野に入れた要望等を進めてまいりたいと考えてございます。また、関連産業の誘致というご質問でございますけれども。静内駐屯地の場合を例にとって申し上げますと、射撃訓練等の実施期間につきましては、関連する多くの企業がメンテナンスということで、本町に長期滞在しているということは聞いてございますけれども、企業の誘致ということにつきましては、可能性を含めまして今後調査、研究、検討してまいりたいということで考えてございます。
 以上、私のほうからの答弁は以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 羽沢生活環境課長。
生活環境課長(羽沢 進君) [ 5 ]  それでは私のほうから、山内議員の7番目になりますが、福島原発事故による許容量範囲内のごみの受け入れについてという点について答弁申し上げたいと思います。
 一般廃棄物の処理事業につきましては、議員がご承知のとおり、新冠町と新ひだか町を構成町とする日高中部衛生施設組合において広域的に行っているところでありますので、本件につきましては、構成町としての立場として、組合から聴取した内容をもってご答弁とさせていただきますので、ご理解をお願いいたします。なお、答弁中は組合と略して申し上げることをお許しいただきたいと思います。また、現在は、福島原発に限った動きということではなく、東日本大震災の瓦れき対応となっていることについて、お答えをするということでご理解を願いたいと思います。
 まず、ご質問の中でありました管外での協議についてでありますが、日高管内及び胆振東部の主に広域ごみ処理計画協議、また情報交換を行っております日胆広域ごみ処理懇話会が去る11月9日に開催しておりますけども、この席上で日高振興局から、本道への瓦れき処理要請については現在の時点ではまだないという旨のお話がありました。そういうことぐらいでありまして、それ以前も含めても受け入れなどについて管内的な協議、それからごみ処理事業担当部局などでは、そういう協議はなされていないというふうに、まずお答えをしておきたいと思います。
 さて、東日本大震災で発生しました瓦れきにつきましては、膨大な発生量ということで、被災地だけでは到底処理が困難で何年かかるかわからないという状況にあります。このような状況の中で、国では都道府県を通じて、市町村や一部事務組合あてに受け入れ検討状況のアンケート調査が実施されたところであります。組合では、被災地復興のためにも一定の条件を付した中ではありますけども、処理能力の余力の範囲内ということで受け入れる可能性はあると回答しているということであります。組合の受け入れ条件としましては、放射性物質が不検出である、それから10トントラック以下で搬入願いたいと。それから、当施設の受け入れ基準内の一般廃棄物であること。それから、土砂水分含有の多いものは不可であるということなどを表明しておりますけども、アンケートではこれまで2回国のほうで実施されております。10月の2回目では道内の市町、一部事務組合含めて、11団体が放射能汚染されていないことという条件をもとに受け入れ可能と回答しております。ただ、4月の1回目の回答では49、あるいは新聞報道では50と発表されてますけども、受け入れ可能と回答しているという集計が発表されておりますけども、いずれも放射能物質への不安とか、そういう理由から大幅に減少して、今は11団体と、こういうふうになっている状況でございます。なお、受け入れを表明した団体のほうは、単体名としては公表されておりませんので、報道機関なんかで一部発表されてる分は独自の取材の結果ということだそうです。それで、北海道知事のほうとしては現時点では、要請のあった場合の対応について、道民の安全性を十分に確認する必要があるということで、独自に瓦れきに含まれる放射性物質の検査を行うという考え方も示してございます。組合では、受け入れる可能性はあると考えておりますが、現在のところ、道内に要請があるかどうかも不明であります。要請があった場合には組合議会、構成町と十分な協議を行って慎重に最終決定をしたいという意向であります。町としての部分ですが、復興支援のためにできる限りのことは協力しなければならないと考えております。余力の範囲内でかつ今のところでは放射性物質が検出されないものについては全く問題がないというふうに考えております。受け入れについてです。現在国が示しております放射性物質の安全基準値は、放射性のセシウム濃度が1キログラム当たり100ベクレル以下ということですけども、組合ではその範囲内であっても、放射性物質を検出したものの受け入れについては今のところ考えてない。仮に汚染された瓦れき処理の要請があった場合には、それが基準値以下であっても町として、町民の安心、安全を最優先に考えていかなければなりませんので、この点については組合と十分な協議をして慎重に判断をしていかなければならないというふうに考えております。

以上、7番目についての答弁といたしますので、ご理解をお願いいたします

議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 6 ]  全般にわたってご答弁いただき、ありがとうございます。何点か再質問しますが、最初の町民の声の日高の中核都市、また町長のリーダーシップ等について、町長もそれなりに認識されているようですが、この町で日高の中核都市として、いろんな面で言われてきたのはもう何年になるでしょう。30年以上も前になりますよね。もっとなりますか。例えば町長の執行方針等についても必ず、日高の中核都市として引っ張る、牽引するんだ、頑張るんだ、そういう姿勢がずっと続いてきた中で、僕今回初めてこういう町民からの意見を今回聞きました。なるほど、そう思っている町民もいるのだなと。そしてその理由を考えたのですが、やはりこの支庁もなくなり、この日高を少しでも前進させ振興発展させるために、この数年間何かこう停滞しているのではないかなと。例えば1点だけ申し上げますが、今見ましたら傍聴に来ております元議員の方が視聴してました中で、日高市を実現させようと。これも大いに盛り上がった時期がありましたが、最近ではほとんどそういう声もない。恐らく町長もその時点では夢であったかもしれませんが、夢が現実に近づくようなそういう活動もしていたのではないかなと。それが今ではほとんどそういう声が聞こえないと。恐らく日高総合開発期成会、現在7町ですが、7町の首長みんながそういう方向ではないっていうことで、こういう構想もしぼんでいるのではないかと。それで、この期成会の目的を先ほど企画課長が申しておりましたが、日高振興局管内における総合的な産業、経済、文化の向上を期すと、それが最大の目的です。最初に町長にもう1回お聞きしたいのですが、町村会になるのか、日高総合開発期成会になるのかはっきりわからないのですが、この日高総合開発期成会の目的はこうあるのですが、現状において総合的に日高管内をどのような方向で振興発展させていこうとするのか、最終目標といいますか、目的といいますか、それについてもし協議をしているのであれば、その概要をお伺いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 7 ]  今、ご質問にあったような内容での協議というのは行われていないということでありますが、管内の抱えている懸案事項、また各町の考えてる懸案事項をそれぞれの町が真剣に考えて挙げてきていることですので、これを実現をしていくと、そのための要望ということを主にして行っている。そのこと自体が、それぞれ各町が底上げになることで、管内全体が底上げになるというような、そういう考えで活動を行っているということでございます。
 管内的には先ほど申し上げたような国道の愛称ですとか、今後ビューポイントの設定ですとか、そういうようなところで止まっておりますけれども。農業面では、それぞれ作る作物も各町で違いますし、それぞれの町の抱えてる懸案事項を成し遂げていくということで、全体として農業の分野で課題の解決される、底上げになるというふうにも思っているとこでございます。1点頭にありますのは、黒毛和牛の生産が管内全町で行われておりますので、これらについてその統一したブランドで持って行ったほうが良いんじゃないかという話は以前からありまして、それは頭にはありますが、そういう機運がまだ盛り上がってきてないと見ております。それはやはり自分の町の名前をつけた黒毛というところにこだわりが強いということであると思いますが、それらについては今後の懸案の事項かなと、このように思っているところでございます。そんなことで、これから競馬とか軽種馬のことについては管内一体となった懸案事項でございますので、これらはずっとやってきておりますし、これからもやっていくわけでございますが。今考えてみますと、漁業面ではマツカワのネーミングを王蝶ということで統一したネーミングを持ったり、あるいは銀聖という秋サケのネーミングも統一したものを持ったりしているということで、これは実は日高総合開発期成会のほうでのネーミングではないのですが、そういった民間レベルの動きもありますので、それらと歩調を合わせて、やはり振興を図っていくべきだと、このように考えておるところでございます。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 8 ]  日高を変える、また大きな振興発展させる、そういう大きなそういう考えはないようなことなのですが、そうすると今言った道路のネーミングを付けるだとか、そういうことは総合開発期成会がやらなくても、町村会なり、そういう場所でできることもあるし。また、農業については各町がバラバラでやっているそれを後押しするのだと。そういう考えだったら、期成会なんかもいらないし。何かいまいち足りない点があるのではないかと思いますし。
 次に、情報収集に聞きますが、現在やってる事務局を批判するわけではないのですが、事務局職員は期成会長が任命すると。そういう規約があるのですが、かつては総合開発期成会の事務局長なり事務局というのは、道職員、北海道町村会会長の事務局職員といますか、そういう方が順番でなったりね。現在でも支庁によっては道庁職員がその経験を生かして、事務局長をやったりしてるのがあります。そういう面からして、道などとのつながりが非常に深い。そして情報収集能力もある。最近聞きますと、要するに総合開発期成会は、ちよっとしたことに対して陳情ばかりしかしてない。この会の目的、または会議の内容はといいますと、総会、理事会。昨日も議長に聞きました。議長も期成会の理事なので、どの程度の会議をやっているのだって聞いたら、年に1回理事会、総会。あとは土現等への陳情、これが1回あるかないか。ほとんどこういう大きな問題に対しての、期成会としての目標達成するような会議はやってない。そういうふうに見受けられます。ぜひやはり大きな課題として、たくさんありますので、やはりその期成会長がリーダーシップをとり、ぜひ大きな課題について、期成会そのもの自体が各町でもばらばら、日高というまとまった地域での、それは必要ないよ、そういう判断に立つならば、解散しても別に構わないし。それについて、もう1回よくご検討をしてほしい。そう思って、次に個々の問題に行きますが。2点目の農業について、先ほど町長がおっしゃいました。各町ばらばらにやっているのを後押しするのだと。黒毛和牛についても言ってますが、例えばつい最近、新冠町でも和牛センターを設立すると、こういう話もありました。僕が知っている、いわゆるブランドというのかどうかははっきりわからないのですが、日高管内で言えば平取、三石。よく最近テレビに出ているのが、えりもの短角牛ですか。この3つがあるのですが、それはあっても結構なのです。そしてやっぱり、同じその三石牛なら三石牛、どこに行っても三石牛を育成してますよと。この新ひだか町でも平取牛は育成をしてますよと。そういう広域的な、2つでも3つでも良いのですよ。それを日高管内全体で取り組むと。もう一つ言うのであれば、平取が去年のトマトの販売額が33億円だと。今年はトマトの青いうちを、青いトマトを出荷するのだと。これについてやはり、平取だけでなくて日高全体の農業として、新ひだかで作っても平取のトマトだよと。ブランド名ですよ、産地偽りでなくて。そういうブランド化、それやっぱり全道、全国に広め、そして最終的にはTPPに対する対応として海外まで出荷できると。そういう考えを持っているのですが、その考えは間違っていますでしょうか。それについて、そういうことをぜひその総合開発期成会でも話をしていただきたいという私の主張なのですが、ちょっと町長のご見解を伺います。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 9 ]  望ましいあり方としては、山内議員がおっしゃるようなとおりかなと思っております。三石牛につきましては、えりもから新冠町まで三石牛として出荷をしている状況でございますので、かなりのシェアを持っているということですが、それぞれ牛の作り方が三石牛と平取牛では違うということで、それらを例えば日高牛というような言い方で統一していくということがどうなのかというところは課題だというふうな意味で、先ほど申し上げたところでございます。また、トマトについて、平取さんが33億から今年は震災の影響もあって、価格が上昇して40億円を超したということで。これは名実ともに日本一だと思うのですが、そういったトマトが日高の管内各所でできるような状況ということも、それもまた、そういう意欲のある人がいれば、それはそれで良いのではないかと思っておりますが、集出荷施設との関係で、段ボールに詰める拠点のところまで運ぶとか、そういうような課題とかもございますので、ある程度のその作る農家が増えなきゃいけないと。その今までやってない町でですね。そういった中で新ひだか町としてはミニトマト、これも価格が良くて7億円を超しました。花もまあまあの状況で、昨年以上の金額、6億円以上を上げているという状況でございまして、それらの担い手の人たちが、もう限度いっぱいというか、表現は適切でないかもしれませんけども、新たな担い手が入ってきて、そういう新しい農業をやるとか、あるいはミニトマト、7億から8億へ押し上げていくとかというようなことでは、各町の努力としてはあるということでありますし。浦河町さんへ行きますと苺というようなことで、この辺がそれぞれの農協さんが主になるのですが、打ち出し方がちょっと違うというようなことで、そういった中での日高ブランドというものをどうやって定着させていくかと。ミニトマトも太陽の瞳は日高ブランドというか、準ブランドというか、そういうような位置にあると思いますし、三石の花もそういうような位置にあると思いますので。ただ、力の入れ方で各町がその集出荷施設をやっぱりその作物用に作ってるというところの課題があると思います。日高町さんは葱をやってますし、新冠町さんはピーマンをやっているということで、なかなかさまざまでございますが、さまざまのものを日高ブランドだというような言い方もできないこともないかもしれませんので、そういったことを総合開発期成会、また、日高町村会の当然私もメンバーですのでそういった場で挙げて議論して、統一したそういう考え方でパンフレットを作るなり、あるいはマスメディアに載せるなりしていくというようなことも可能かと思いますので、その点は頭に置いて今後取り組んでまいりたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 10 ]  ひとつよろしくお願いいたします。今町長の答弁の中で一つ、後継者対策、そういう話もありましたが、平取は新規農業参入者に対して5百万円の補助金を出してるというのを御存知ですか。ちょっと我が町では考えられないような多額のお金を出していると。やはりそれほどまで力を入れなきゃ、この後継者対策というのはなかなかうまくいかない。そういうこともぜひ念頭に置きながら進めていってほしいと思っております。
 次にまいります。水産業について、先ほどの答弁では、何かまとまった、日高管内でまとまった陳情もしていないという話だったようなのですが。震災前もそうだったのですが、特にその震災後、日高管内各町、門別からずっと来まして、あちこちでやっぱり浚渫しなきゃならない、港内の浚渫しなきゃならない箇所がたくさんある。町長も知っているのですが、それについて期成会としては全く予算要求なり陳情はしていないのですか。まず、それについてお伺いします。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 11 ]  先ほどの企画課長の答弁ではそこの部分が触れられておりませんけども、震災後、要望に期成会で参っております。要望書の中身につきましては、災害復旧のことが主でございましたけれども、要望を行っております。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 12 ]  要望してるってことは確認したのですが、それでは町長、概要で良いのですが、この1次補正から3次補正まで含めて、日高管内全体に幾らの予算が付いて、特にそのうち新ひだか町の漁港に対する予算がどの程度付いたか。以前は、ちょっと古い話になりますが、この選挙制度も中選挙区制ですか、そのときに各代議士の先生から、補正予算でどこが何ぼ付いたとかって、よく新聞で、よく僕らもそれを、ああすごいなと。最近の小選挙区制の影響かもしれませんが、そういうのが全く報道されていない。補正予算で幾ら付いたのか、そういうことも全く皆無なので、特に今は漁港に限って言えば、この1次から3次補正でどの程度の予算が付いたか。本当の概要で結構ですので、わかっていればお伺いしたい。
議長(五十嵐敏明君) 石井農林水産部長。
農林水産部長(石井善晴君) [ 13 ]  ただいまの山内議員のご質問でございますけども。管内全体でどの程度の要望をしてるかということにつきましては、期成会のほうの内容はわかりませんので、私どもの港、新ひだか町管内の港に関して申し上げますと、これは6月下旬、それから9月下旬、それから11月下旬ということで、この1、2、3、6月が第1次募集、それから9月が第2次募集、それから11月が第3次募集ということで、それぞれ事業主体が国に対して、災害の予算要求はしてると。その中で、新ひだか町管内の1次募集の中では、東静内漁港につきまして3億3,800万円、これが予算付けされています。ただ、これは1次補正ということではなくして、国交省の当初予算をこちらのほうに振り向けたということでお話を聞いております。それから同じく震災関係で、三石漁港につきましては、これは第3次補正ということで聞いておりますけども、5億8,000万円の予算付けがされているということで、そのほかの漁港につきましては静内漁港、それから東静内漁港もそうでしたけれども、港内が漂砂で漁船の航行ができないということで、それは緊急措置として道の単独事業だとか、そういうもので手当てされてるということでございます。日高管内の分につきましては以上でございます。全体的なものにつきましては私のほうでちょっと数字をおさえておりませんので、お答えできません。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 14 ]  日高管内は調べてわかっているから良いです。それで、この新ひだか町に限って言えば、3億3,000万の予算が付いたのは3次補正と聞いたのですよね。今聞いたら1次補正で付いてるというのと、この予算は農林水産省じゃなくて国交省なのですね。それも今部長の答弁でわかりましたが。農林水産省、また国交省、予算が付いて、実施主体は北海道では土木現業所、これはかわりないのでしょうか。それが一つと、実はこの間漁組に行きましたら漁師の方がおりまして、やはり東静内で漂砂で大きい船が出れないのだと。干潮になったらまたつっかえて、出るのに3時間も4時間もかかって、そして満潮時見張らって帰って来ると。それで何とか陳情してくれやっていう話になって、漁組へ行きましたら、予算が付いているのだよ、付いたのだと。3次補正で付いたのだと。それで2月から実施するので、それまで待ってくれと。3次補正でしたら付いて間もなくですから、それはしょうがないなと。しかし今聞いたら、1次補正、6月にもう予算が付いているのであれば、何で2月まで待たなきゃだめなのかなと。浚渫で3億円の予算といったら、どこを掘るのか。港全部掘ったって、掘りきれないくらいの予算で、それは非常に疑問があるのですが。その辺もし期成会等で具体的な話があればお答え願いたい。本当に1次補正で付いているのかどうか、それを確認したいのですが。
議長(五十嵐敏明君) 石井農林水産部長。
農林水産部長(石井善晴君) [ 15 ]  先ほどもお話いたしましたけども、1次補正じゃなくて1次募集。1次募集で事業自体から東静内の漁港の浚渫の、災害による浚渫の、その予算要求をしたと。それに対して国交省の当初予算の部分を振り向けたと。それは事業名はもう既に知っていると思いますけども、緊急的にその予算を回したということでございます。事業主体につきましては北海道でございますけども、この管内におきましては室蘭建設管理部と、旧土木現業所ということでございます。それから三石漁港につきましては直轄でございますので、これは北海道開発局が実施主体でございますが、この管内でいきますと室蘭開発建設部ということでございまして、それぞれ国と道、事業主体が違うということでございます。それから東静内の、それじゃあ6月に予算付いているのに何でやらないのかということでございますけども、これも事業主体のほうに確認しましたところ、調査設計、それから浚渫土には泥の混じった砂もあるということで、それらの水切りをしなきゃならないということで、まだ発注されていないということで聞いておりますけども。我々としては早々に発注していただきたいのでございますけども、事業主体の考えもあるということで、ご理解いただきたいということと、3億3,800万円の予算が何で必要なのかというようなお話ですけども、これにつきましても事業主体が積算して、その事業費を予算要求してるということで、今の段階でその3億3,800万が2億になるのか、2億5,000万になるのか、そこら辺のところ詳しい話は私どものほうからは申し上げられないということで、ご理解願いたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 16 ]  どうもその辺が不透明でわからないのですが、石井部長も知っているとおり、今年やはり漂砂が堆積しまして、やはり関係者皆さんの陳情で、本当はしばらくできないというやつを1週間ぐらいでやってくれたと。そういう実績があり、よく石井部長もわかっているのでもう1回、緊急的な予算があれば、あるほどできるだけ早くやってほしい。そう要望しておきますので、よろしくお願いいたします。
 時間がなくなってきましたので、電源開発も言いたいことはあるのですが、電源開発で一つだけ。電源開発と言えば、この日高地方は水力発電のメッカといいますか、至るところにダム建設がなされまして、以前の議会でも聞いたのですが、町長に聞いたのですが、この新ひだか町の奥地にかつては新たなダム建設の話がありました。それについて町長は知っているような答弁で、もしその後の、あちこち行って陳情したり情報収集したりして、その辺の動き等があれば、一言だけお聞きしたいのですが。その辺お願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 17 ]  実は福島の原子力発電所の事故がありましてから、そういうことにまた私は頭をめぐらせてるというわけなのですが、この静内川水系の奥に1カ所、予定されているところで水力発電所が建設されていないというところがあるということで、その何とかの沢っていうのはちょっと今思い浮かばないのですが、それについて原発の事故が起きる前は、今この話を持ち出していっても、原発で足りているから、あまりそのタイミングが良くないなということで、北電とかには行っておりません。しかしながら、今日、原発が非常に、大きく言えば人類にとって良いものか、悪いものかというような論議がなされ、脱原発の流れが加速している中で、やはり水力発電はクリーンエネルギーですし、建設費においても、電力比で言うとどうなのかもしれませんけれども、原発を作るには何千億というお金が掛かりますけども、水力発電所ですとそこまでいかないという。しかし起こす電気は何十万キロワットから、例えば10万キロワットだけというような話になるかもしれませんので、そこは単純に比較できないのですが。北電としても、今大変プルサーマル発電のことがやらせという表現で報道はしておりますが、ああいうようなことがあって、なかなか対応に忙しい時期だと思います。そこで、これもタイミングを見て、私もかつての人脈があるものですから、北電のほうに水力発電を見直して、今この静内川水系で考えられたものを今またお考えになるような発想にはならないのかというような趣旨で言ってまいりたいと思っておるところでございます。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 18 ]  最後にしますが、6番目の自衛隊の規模拡大等々についても、言いたいことは2点あるのですが、今回新たな部隊が増設されたと。詳細なその部隊の機能というのはわからないのですが、今注目されている、海外でも注目されている無線、静内の場合は無線誘導機かな、無線機、無線偵察機、無線誘導機、もしこれらに関するそういう部隊であれば、それに関連する産業の誘致も日高管内としてぜひやってほしいと思いますし。それから、これに関して言えば、ここにある自衛隊も、その地域住民といいますか、非常に皆さんの関心度、これはどこの基地もそうなのですが、住民の関心度を非常に注目しております。できたら、各町にばらばらにある期成会で話しするだけでなくて、ぜひその日高管内全体でやはりその総合期成会、総合開発期成会という組織が必要です。そういう中でどんどん議論してほしいし、自衛隊幹部も含めてそういう協議もしてほしい。これは要望して終わります。それから、福島原発については、町の姿勢よくわかりました。本当に困っている地域、我が町もいつどういう災害に遭うかわかりません。東京都知事のように東京都も受け入れすると。文句のあるやつは言って来いと。そういうリーダーシップを発揮する知事もおります。今朝見ましたら、住民が相当反対して、どうなるかわからないのですが。ぜひ、住民の生活、生命、生活安全大事かもしれませんが、やはりその国内で起きている大きな問題、微力でもやはり全自治体が協力してやってやりたい。これについても協議してほしいと思いますし、最後に4番目の日高自動車道の整備について、先ほど聞いたのですが、なかなか気の遠くなるような話で。厚賀、静内間についてはインターネットを見ますと、2016年以降の開通ですよと出てました。それで先ほどの答弁では、新冠から国道236、国道に出るのだと。それは公表されていますか。そして、それについて総合期成会ではその先、駒場の国道から浜行くのか、山行くのか、町行くのか。それぐらいは情報あると思いますが、それについてのみお聞きまして、質問終わります。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 19 ]  日高自動車道は大分伸びてきまして、今門別本町といいますか、日高町の役場所在地のところの取り付け道路のところ、盛んに工事やっておりますが、あれは高規格道路に入るアクセスの工事でありまして、これが完了と同時に開通というようなことで、それで私が伺っておりますのは、来年3月17日に開通式を行いたいということで。いわゆる私たちが言う門別本町まで開通するということでございます。そして、厚賀までは、先ほど課長の答弁で平成28年度ですから、平成29年の3月までにはつながるという見込みで進んでおります。ですから、静内までは平成30年度台ということになると思います。その後、静内、浦河間については実はまだ事業区間になってなくて、静内、浦河は計画区間ということです。それで、これを事業区間に昇格してほしいという要望を総合開発期成会では行くたびに行っております。それで、その工事の見込みと、どこを通るのかという見込みについては、ちょっと私自身も確たるものを掌握しておりませんので、うわさ的な仄聞するものは聞いておりますけれども、きちっと役所のほうから提示とか考え方が示されたものではありませんので、差し控えさせていただきたいと思います。そんなことで、このたびの要望でも、現国道が大変海抜の低いところがあります。節婦ですとか駒場、また東静内、鳧舞ですとかですね。ああいうところの、大津波が来て寸断された場合には、この日高道が非常に大きな役割を果たすということで、その点も力を入れて要望してまいってきたとこでございますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 20 ]  以上で終わります。ありがとうございました。
議長(五十嵐敏明君) 暫時休憩いたします。

                          休憩 午前10時56分

                          再開 午前11時08分

議長(五十嵐敏明君) 休憩前に引き続き一般質問を継続をいたします。
 次に進みます。
 16番、南川君。

                          [16番、南川州弘君登壇]

16番(南川州弘君) [ 21 ]  それでは、壇上から質問させていただきます。
 社会体育の推進についてであります。前体育協会の会長として、町民皆スポーツを目指さなければならないし、また、生涯学習の中で、文化スポーツは両輪であります。体育施設についても、三石のスポーツセンターの耐震補強や、静内の体育館の建て替えや新築はどうなるのか。また、乗馬施設のライディングヒルズの利用方法が指定管理者制度が3年経ちますが、丸投げで良いのだろうか。このようなことから、この問題を質問をさせていただきます。そして、1番目には、今も申しましたように、体育施設が静内、三石地区両方合わせましてありますけれども、それらの体育施設は現在どれぐらいの数があって、需要状況は全部でなくても結構ですけども、使われてないとことか、特に使われてるとか、そういうような分野によって、答弁をいただきたいなというふうに思っています。
 また、2番目の体協や少年団の組織については、三石地区と静内地区が合併して、体育協会も合併して、静内にはなかったけれども三石にあった組織、あるいは少年団においても、静内にはなかったけれども三石であるとかということによりまして、全体の数がどのようになっているのか。そして、また体協や少年団で組織されてない組織、例えば子どもたちのドッチボールグループだとか、あるいは一般、主婦たちの体育サークルとか、それらの組織が町内でどのようにあるのか。そういうものについても、この2番のところでお聞きしたいと思います。
 3番目は、町が主催している行事でございますけれども、社会体育の推進という観点から、今、幼年、少年、青年、壮年、そして過日、三石地区の老人スポーツ大会というのがございました。案内いただきましたけども、ちょっと都合が悪くて行けませんでしたけれども、そういうこの5世代にわたって、いろいろスポーツが行われておりますが、町として関わっている中では、幼年に向けてはどういうものがあるのか、少年に向けてはどういうものがあるのか。冠大会やそういうものも含めて、やはり周知しているだけで結構でございますけども、そういうことでご報告というかご答弁をお願いしたいと思います。
 そして、最後になりますが、これらの社会体育を推進するに当たって、指導者のバンクといいますか、そういうものはあるのか。そして、それは登録されているのかと。そして、それぞれの指導者がどういう場面で出かけて、あるいはどういう指導を日々行っているのか。体育指導員も含めてというふうに書いてますけども、これは体育指導員が何名ぐらいあって、競技種目によって、それぞれの体育指導員が指導するのか、あるいは地域の今日は西川の、西川なら西川で、例えばの話ですが、スポーツのことを会館なんかでやってほしいんだっていう話になって、そういうところに行って地域のスポーツというか、地域の体育について、この指導員が指導しているのか、あるいはまた、その競技団体の関係者が指導しているのとか、そういうものも、それらを全部含めて、最後のその指導者のバンクの登録等も含めて、お答え願いたいというふうに思います、
 壇上からの質問はこれで終わらせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。

                          [体育振興課長 土肥一司君登壇]

体育振興課長(土肥一司君) [ 22 ]  それでは、南川議員のご質問の社会体育の推進についての1点目、社会体育施設の利用状況などについてご答弁申し上げます。
 体育振興課では静内体育館を含め、23の社会体育施設を管理しており、そのうち、静内屋内ゲートボール場は平成19年4月から、三石スポーツセンターは平成22年5月から休止状態となっております。 平成22年度の施設の利用人数では、静内体育館が1万8,168人で、前年対比9,222人の減となっております。これは耐震補強工事のため、5月10日から10月18日まで休館したことによるものです。山手体育館は3万2,312人で4,824人の増、温水プールは1万9,371人で2,156人の増、開設期間が1カ月延長されたことによるものです。静内武道館8,559人、36人の減。弓道場は団体の活動中止中のため、利用はありませんでした。豊畑体育館は1,108人で、588人の減、洋弓場は132人で5人の増。浦和地区にある静内屋外ゲートボール場の利用はありませんでした。左岸野球場は943人で315人の増、左岸ソフトボール場は2,109人で530人の増。左岸運動広場3,040人で319人の増。左岸サッカー場は3,492人で1,038人の減。右岸スケートリンクは5,680人で1,836人の減。これは小学校のスケート授業が一部なくなったことが大きな要因であります。右岸テニスコートは6,660人で908人の増。右岸ゲートボール場は2,538人で56人の減。右岸パークゴルフ場は3万4,243人で710人の減。古川公園野球場は6,377人で940人の減。三石スポーツセンターは1,576人で1万871人の減で、これは耐震診断により5月21日から休館したことによります。緑ヶ丘公園球場は2,807人で370人の減。旭丘運動広場2,739人で136人の減。三石テニスコートの利用はありませんでした。
 次に、学校開放事業は静内地区で小学校6校、中学校3校の9校、三石地区は小学校6校、中学校1校の7校の計16校を開放いたしました。利用状況は全体で1,928回、利用人数3万1,234人で前年対比832人の増となっております。
 2点目の体育協会、スポーツ少年団の組織についてお答えいたします。
 新ひだか町体育協会は平成19年4月に、静内体育協会と三石体育協会が合併し設立されました。平成23年度は18の競技団体とスポーツ少年団合わせて19の団体で構成され、会員数は1,838人となっております。また、新ひだか町スポーツ少年団は平成21年4月に静内スポーツ少年団と三石スポーツ少年団が合併し設立されました。平成22年度の登録団体数は23団体、団員数は469人、指導者数は112人で、合計581人となっております。そのほか、体育協会やスポーツ少年団に所属していない任意団体の活動があります。子どもの活動ではドッチボール、バドミントン、綱引きなどがあり、一般ではバレーボール、バスケットボール、ミニバレー、テニポン、バドミントン、健康づくりサークルなど、多岐にわたり活動しております。
 3点目の定期的に行っている事業についてお答えいたします。
 各事業は大きく分けてスポーツ大会、スポーツ教室、ファミリースポーツ、指導者養成事業に区分し実施しております。各領域ごとに区分いたしますと、幼児を対象とした事業は幼児水泳教室、少年少女を対象とした事業は低学年水泳教室、高学年水泳教室、ちびっこ水泳教室、レベルアップスイミング、ジュニアスポーツアカデミー、少年少女わんぱく教室、少年少女スポーツ教室、スキー教室、スケート教室です。青年、壮年、高齢者を対象とした事業は、女性水泳教室、町民水泳教室は、ワンポイントスイミング、レベルアップスイミング、アクアエクササイズ、スキー教室、健康づくり教室、水泳指導者講習会です。このほか、幼児から高齢者までが参加できる事業として、町民ハイキングや水泳泳力認定会を行っております。水泳大会、スケート大会、ミニバレーフェスタのスポーツ大会では、年齢や学年区分を設けるなど、より広い年齢層の町民が参加できるよう工夫して実施しております。シベチャリマラソン、駅伝大会は町民の健康づくりの促進を図ることを目的とし、実行委員会組織で実施し、今年度は新たに町民はもとより町外、道外から参加者を広く募集し、二十間道路ハーフマラソン大会を実施しました。この大会には多くの団体の協力をいただき、盛会のうち終了いたしました。
 4点目の指導、アドバイスの方法についてお答えいたします。
 町主催のスポーツ事業において、主に体育振興課職員及び体育指導員が行っております。各水泳事業は職員のほか、参加人数により水泳協会に協力を依頼しております。少年少女教室や健康づくり教室は体育指導員が中心となって、運営、指導を行っております。体育指導員は、内容の充実を図るために研修に努めております。スキー教室やスケート教室は、指導経験者に依頼して実施しております。なお、指導者人材バンクについては、そういった登録などはしておりません。
 以上を申し上げて答弁といたします。
議長(五十嵐敏明君) 南川君。一問一答については午後からにしたいと思いますが、よろしいですか。
16番(南川州弘君) [ 23 ]  はい。
議長(五十嵐敏明君) では、暫時休憩いたします。午後1時再開いたします。

                          休憩 午前11時23分

                          再開 午後 1時02分

議長(五十嵐敏明君) 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 24 ]  一通り今社会体育の関係でご回答いただきました。再度一問一答でご質問させていただきたいと思いますが、社会体育の施設の関係でございますけども、ただいま三石のスポーツセンターが危険だということで休んでおりますけれども、これについて、いろいろなことが起きていると思うのですけども。例えば、延出の小学校の体育館を開放しているとか、あるいは歌笛の基幹集落センターで、近所の人たちが体育もどきというか、そういうのやってるとか、そういうことがいろいろ起きていると思うのですが、この三石スポーツセンターの閉館ということについて、苦情とかそういうのが来ておるかどうか、ちょっとお聞きしたいのですが。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 25 ]  三石のスポーツセンターは平成22年の5月に休止して以来、その代替施設として、22年度は三石の小学校で開放してました。23年度の4月1日から延出小学校の体育館で今現在、体育館の運営をしております。そこで、体育館のその使用についての苦情ということなのですけれども、苦情については聞いておりません。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 26 ]  それは結構なことだと思います。それで、そういうことがありますので、今のアスベストかなんかの工事に入ったのかどうかと思いますけども、なるべく早く工事等を発注して、地域の皆さんの要するに体づくりといいますか、健康づくり、あるいは競技スポーツも含めまして、早くやれるように努力していただきたいと思います。それで施設の件ではほかに有勢内の屋内ゲートボール場について、これもいろいろと一時ゲートボールのグループが使ったとか、あるいはサッカー少年団が使ったとか、いろいろありましたけども、今は完全に閉鎖されているのですけども、この件につきましても、使わせてほしいというような要望が寄せられるのですよ。ですけれどもその使わすということになると、それは電気設備から何から一応見なきゃならないと、いろいろなことが暖房のの問題とかいろいろ冬期間ということですからあると思うのですが、これについての要望や何かについて来ているかどうかお伺いしたいと思うのですが。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 27 ]  浦和の室内ゲートボール場なのですけれども、南川議員がおっしゃったとおり、再開するには、試算はまだしてないのですけれども、相当の修繕費が掛かろうと、そう考えております。そこで、どのぐらいの利用者が、要望があるかということは、直接は調査とかアンケートは取っておりませんけれども、口頭ですけれども、町内にあるサッカーの仲間たちが冬期間に練習したいだとか、あとは女子のソフトボールの競技団体が、その施設があれば練習を行いたいだとか、簡単な野球の練習ですけども、そういった室内ゲートボール場があれば、軽運動だけでも行いたいという声は聞いております。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 28 ]  それに関して、例えば体育振興課のみか、あるいは教育委員会等で検討したことはあるのでしょうか。そういう要望が若干でもあるということは、僕らも耳に入ってますので。やってみるとかどうかというようなことを部内とか課内とかで相談したり、委員会で相談したりしたことはございますか。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 29 ]  特に利用者からの要望というのですか、そういったものが来てないものですから、決裁だとか、そういった公式なものはしてないのですけれども、話題にしたことはあると思います。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 30 ]  正式に話し合ったことはないということですね。わかりました。これらの問題につきましても、要するに本当に使わないのであれば傷むだけだし、壊してしまうとか、本来ね。もしくは、どうしても何とか手を打てば使えて、冬期間に、かつてはドームを作るとかいろいろな話もありましたけど、今まるっきりそういう話はございませんし、特にまた行財政改革ということで、新たにそんなものを作ろうなんていうことは、今はやっぱり逆行してることだと思うので、こういう既存のやつがあって、冬期間の健康づくりや競技スポーツで利用できるというのであれば、利用したほうが良いんじゃないかなというふうに考えますけども。これは一課の問題ではないので、教育長か町長に、そういうことは考えれるかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 教育長。
教育長(河村一夫君) [ 31 ]  施設の有効利用という観点から申し上げますと、今課長が申したとおり、利用団体があまり、冬期間だけという限定の部分の要望ということでございますので、それに対しての維持管理等を含めて言いますと、やはり長期間あそこが使われてないということなものですから、当然そうなってくると修繕等含めますと、どれだけの修繕費が掛かるか。今南川議員が言ったとおり、行財政改革の中で、施設については当分の間休止をするということで今来てるということでご理解をしていただきたい。ただ、教育委員会としては、ある施設は有効に使いたいというところの部分は本音でございます。それやはり、基本的には体育スポーツの振興を図るという意味の観点では、そういう気持ちは持っておりますけども、町全体の中でのあり方ということについては、その施設以外でもいろんな部分がありますので、そういう点では委員会としてもやむを得ないことの部分で一部理解しているところであります。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 32 ]  次に、ライディングヒルズについてお聞きしたいと思います。昨日の決算審査特別委員会の意見書の中でもこのように書かれております。建設施設の基本概念が薄れてきているのではないか。当初の目的に沿っているか検討してみてほしいというようなことが、決算審査委員の意見書にも書かれているのですが。今指定管理者に任せてから3年が経つのですが、従来の概念というのは、町民に馬の産地、馬の産地というか、あるこの我が町において、旧静内町のときですけども、町において、幼児から老人まで、そういう意味で馬に触れさせるという、そういう一本通った、これは観光施設ではありませんよと。町民皆乗馬を目指して、馬に触れたり、それから、そして、余裕があるならば、ホースセラピーといいますか、養育のところまでいきたいと。そのためには人も使い、そして馬も増やして、そしてみんなに機会を与えたいということだったと思うのですが。それが利用人数が減ってきているというようなことが出てますので、これについてはどのように考えているか、お願いしたいです。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 33 ]  当初施設を建設しようとなった最初の考えは、馬産地でもありながら、気楽に気さくに馬にも触れ合うことができないという意見がありまして、平成3年の6月議会に議員さんからの意見もありましたことを機会に、平成7年に懇談会みたいな団体を設立しまして、12人くらいの懇談会のメンバーをチーム編成をしまして構想を練って、平成9年にその構想後でき上がった案を各常任委員会に説明したと。その後、いろいろ計画を立てて、平成13年に現在のライディングヒルズを開設したという経緯になっております。それで現在、平成20年度まで直営で管理運営をしておりましたが、19年度以降、20年度に予算編成するのに大変町の財政状況も厳しいことから、指定管理をするという方向で進めましたので、平成21年に指定管理者を導入しまして、指定期間が平成23年までです。今年が満了となる年度なのですけれども、その間大変利用者が減ったということで、決算の認定のときの総評にも大変厳しい意見が出されております。それで、指定管理者の管理の方法なのですけれども、指定管理の仕様書に基づき、協定書に基づき、管理については、目的については決して逸脱してるわけではなく、そういった施設の目的をもって、施設管理運営事業は行っております。たまたま結果として、残念ながら大変利用者数が減っております。それは現在のこの不況感だとか、利用者の来る固定感だとか大変ありまして、どんどん利用者が減っております。そういったことを踏まえて、今後のあり方なのですけれども、今回の議会の指定管理について、新たな指定管理者の指定を上程しております。そういったことで今後の指定管理者については、今までの3年間の経験を十分経験しましたので、それを踏まえて、前年度よりも前々年度よりも利用者数を、そういった目標値を置いて、利用者数が増えるように指導していきたいと思っております。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 34 ]  要するに保育園とか幼稚園とか小学生も減ってますから、一概にその利用者が、人数が減っていますから、一概に人数が減ったというふうに、そういうふうには言えないと思いますけれども。特にその幼児から少年をとにかく馬に触れらせたいのだという、これについては、例えば保育所のをやめちゃったとか、小学校のをやめちゃったとか、そういうことがない。あと、学校のほうから希望がないという問題もあるのかもしれませんけども、それは当時から、そういうところの部分をきちっとしたいということですから、それについては教育委員会自体で、ちゃんと働きかけてやってるのですよね。それ辺もちょっと確認したいと思うのですけどね。
議長(五十嵐敏明君) 教育長。
教育長(河村一夫君) [ 35 ]  22年度の部分で分析しますと、75パーセント、50パーセント、その100パーセント減免というところがありまして、100パーセント減免というのは、義務教育で言うところの小学校、中学校あたりが利用する部分で、その部分でいくと約385人が減ってるということで、これの主な原因は、新学習指導要領というのが変わりまして、小学校が今年度平成23年度本格実施ということで、中学校は来年度から学習指導要領は変わると。それに基づいて教科の部分で授業時数が増えてきているものですから、コマ数でいくと1時間、その分で当然、5時間目で終わるところが6時間目というか、そういう形で各教科勉強しなけりゃいけないというところの分の影響がここに来てるのかなというところがあると思います。それから、75パーセント、50パーセント、ここの部分についてはやはり少年団活動等々、それらの影響があるのかなと。また場合によってはやはり猛暑とかいろんな気象条件、その他の関係で多少なりの影響も出てきてるのかなというところでございます。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 36 ]  それでは次に、スケートリンクについてお聞きしたいのですけども。当町のスケートリンクというのは、自然を相手にしてる、室内とかでございませんので、雪が降って、雪の上に水を撒いて作るというような方法なものですからね。一時過去には、要するに雪を噴霧させて、機械で噴霧させて、そして水を撒いて作らせたということがありますけども、今は普通の、その雪の降るのを待っていると、時期的に非常にずれて、要するに冬期間のスポーツとしてスケートぐらいしかないのに、非常に自然に任せているとできづらいというふうになってるのですけども。しばれは結構あるのですけれども、その辺でこれで今年あたりはまだできてないんだっていうふうに思いますけれども、要するに冬休みに入る前に作って、冬休み中は使えるようなというふうなことは、過去からずっとこのスケートリンクについては言われてるのですが、ここ数年の状況はどのようになっていますか。開会時期というか、いつからやれて何日間やれたというようなことで、ちょっとお願いしたいと思いますが。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 37 ]  開放期間なのですけれども、平成21年は12月30日から2月25日まで開放しております。22年度については23年の1月1日から2月18日まで開放しております。利用者数なのですけれども、21年は4,237人、22年度は3,158人となっております。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 38 ]  大体12月の末か1月の初めということになっておりますけども、これについてはやっぱり人工的に雪を降らしたり、あるいはそういうことで、リンクを作る時期を早めるというふうなことはの全然考えておりませんか。その辺いかがですか。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 39 ]  以前は、平成何年かちょっと忘れたのですけど、一桁だと思うのですけれども、一桁の早い時代だと思いますけれども、いかに少しでも早くオープン、開放しようということで、人工降雪機のリースをしまして雪を撒いたのですけれども。2年ぐらいやった記憶があるのですけれども、大変な機械の音で、周辺住民からの苦情が相当ありまして、人工降雪機での雪の降らせるのは、そこで断念した経緯があります。その後、それでもいかに早く開設しようという努力については、保水シートを購入しまして、最終的には保水シートがあっても、雪が降らないと基本的にはだめなのですけども、そういう保水シートを購入しまして、少しでも早く開放できるよう努力はしているつもりでおります。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 40 ]  冬季のスポーツというのはほとんど、今三石のスキー場もなくなりまして、ほとんど近所にはないので、できるだけやっぱりスケートは早くやれるように努力していただきたいなというふうに思います。これは答弁は要りません。それから、弓道場が、協会等が休部してだか何だかって、ちょっとよくわからなかったのですけども、弓道場が使われてないと。私の記憶では過去に道南大会だとか何とか、もう数年前になりますけども、あそこで弓道の競技を見た記憶があるのですけども。最近は休んでいるとか同好者がいないということなのでしょうか。この辺をちょっと確認したいと思うのですが。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 41 ]  弓道部の協会自体が数年前にもう休部したものですから、実情活動はしていないのです。それで、弓道というのはやはり一般のスポーツから見ると、やはり特殊性がありまして、なかなか一般町民にはなじまない。なじまないという表現はちょっとおかしいのですけれども、やってる方が少ないので、なかなか利用者がいないということが実態です。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 42 ]  過去に私が社会教育委員をやっていたときに、この弓道場の建設というのが持ち上がったときに、そんなのは僕は要するにポプュラーじゃないし、特殊と言ったら変ですけど、競技者は若干いるでしょうけども、そういうものにそんな施設を作る必要はないんじゃないかと。それよりも冬期間の子供たちのためにスケートリンクを早く作れって言って主張したことがあるのですよ、過去に、私自体が。それで、いやいや弓道をやりたいという人たちがたくさんいるので、要するにその人たちの利便性を作るために、この弓道場は早く作らなきゃならないのだと。当時の教育長がそういうふうに言って、スケートリンクが後にされて、そうやって作った経過があるのですよ、弓道場。それで、行政というのはやっぱり継続ですから、要するに町が町民を作って、町民が町を作るというそういう関係だと思いますのでね。ですから、当然その見識ある教育委員会が、数年でその弓道場は使用されなくなるというような、そういうことにはならないし、ある程度の人数とかそういうの掌握していたのだろうしね。それについては非常に責任ある問題だと思うのですよ。それでなくても全くこれは関係ないのですけども、学校統合がどんどん少子化でなくなっていくのにも関わらず、大規模改修といって学校を直したりしていることもございますけども。それとこの体育施設の問題もそういう意味ではつながっていて、そういう競技人口ややる人がいないのに、その施設を造ってお金を掛けて造っていくというようなことに対し、これについてはどのような反省といいますか、いや来年から復活できるというのであればまた別ですけどもね。その辺についての見解はどんなものでしょう。
議長(五十嵐敏明君) 教育長。
教育長(河村一夫君) [ 43 ]  弓道場ができたときには恐らく町民のニーズ、そのときのスポーツ競技者がいたというところでは恐らく建設の話が出てきて建設されたというところだと思います。  時代が推移することによって少子高齢化という時代の中で、言うなれば弓道をするスポーツ者が町内にいなくなったりというか、そういうことの諸般の事情の中で施設が利用されてないというところがあるだろうと。今管内でもおそらく弓道で高校でやっているのは浦河高校だと思います。ですから、それを考えると地元の高校でそういうことがやっていないものですから、当然そういう分ではそこを活用するというのはなかなかないだろうし、中学校でも体育の中でそれを取り入れてやるというようなこともないというところがありますので。ただ、せっかくの施設を無駄にするということにならない形をとらなければいけないだろうということで、これは将来に向けて、前にも質問でありましたとおり、指導者のスポーツバンクというか、そういうことも考えながら検討をしていって、いろんな種目のスポーツの振興を図っていくように努めていきたいと。それが強いて言えば、今子供たちがいかにこうスポーツに親しむ機会が少ないということなものですから、ある一定の分でそういうことを提供していくことによって、子供が小さいときにいろんなスポーツに親しみながら、その中で自分が生涯にわたってできるスポーツを得るような、そんな体制を作っていくことが教育委員会としての責務ではないかなというふうに思っておりますので、そういうことでご理解をいただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 44 ]  今日的に教育委員会がやったわけではないのですけども。過去のものに向かって責任とれというふうに言うつもりもございませんけれども。とにかくそれでは洋弓というのも、アーチェリーというのもありますし、何かほかに利用できないか。それは僕素人ですから、弓道とアーチェリーとは違うので、そんな場所ではできないんだとかってあるかもしれませんけども、何らかの方法でそれを利用していくというようなことを考えていただきたいなというふうに思います。これは答弁要りませんけども。
 次に、組織の関係についてお聞きしたいと思うのですが。組織の中でとりわけライディングヒルズができてから、乗馬クラブというのが少年団に加盟していると思いますが、乗馬クラブというのは少年団にできていると思うのです。一般のほうにも乗馬クラブというのがあるのかもしれませんけども、これについては確認されてるかどうか。少年団もしくは一般のほうでそういう団体ができて、規模がわかれば教えていただきたいなというふうに思うのですが。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 45 ]  22年度のスポーツ少年団登録調書を見ておるのですけれども、静内乗馬スポーツ少年団は存在しております。10名の会員で活動しております。一般のほうはサークル活動はありますけれども、体育協会だとかそういったものはありません。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 46 ]  それから、今そのスケートリンクのことについてお聞きしたものですから、スケート少年団についても、ちょっと組織がどういうふうになっておるか、教えていただきたいのですが。スケート少年団の件。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 47 ]  スケート少年団ですけれども、23年度においては5人の会員で活動しております。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 48 ]  乗馬少年団10名、スケート少年団5名、それでその人数自体が問題ではないのですけども、これについての指導者とか場所の確保という問題で、その不便とかそういうものはかけないでうまくやってるのでしょうか。それについてちょっとお聞きしたいのですが。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 49 ]  場所提供については、スケートのスポーツ少年団については、スケートリンクの近くにプレハブを置いて、おおむね自由に練習ができるように開放しております。また、乗馬少年団も、練習については現在のライディングヒルズの覆馬場というのでしょうか、そこで毎日ではないですけれど、曜日は忘れましたけれど、週2回だったと思いますけれども練習をしています。ただ、平成23年度においては、今休部状態になっているという状態です。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 50 ]  わかりました。それでは、3番目の町が主催している、定期的に行っている行事について、ご質問をさせていただきたいと思います。特にまず最初にお聞きしたいのは、昨年町長の肝いりで始まりました二十間道路のハーフマラソン。140何名の参加ということで、盛大だったというふうに聞いておりますけれども。いやいや今年ですね。今年から始まったことなのですけども、これについての、今後長期的に続けれるかどうかという見通しについてですね。そしてまたその規模を拡大していくのかというようなことについて、要するに展望ですね、今後のハーフマラソンの。それについてちょっとお聞きしたいと思うのですが。
議長(五十嵐敏明君) 田畑体育振興課主幹。
体育振興課主幹(田畑善側君) [ 51 ]  今年度行われました二十間道路ハーフマラソンについて、ある程度説明をしたいと思います。
 当初、マラソン大会と駅伝大会を同日に開催する予定でしたが、今年度国道の歩道の工事があったため、駅伝大会を別日、8月29日に開催し、シベチャリマラソンとハーフマラソン大会を同日に開催させていただきました。本大会につきましては実行委員会を初め、体育協会会員、体育指導員、高校の陸上部、交通指導員、女性団体連絡協議会など、多くの皆さんの協力をいただき、またライオンズクラブ、ロータリークラブ、商工会、建設協会や一般の皆さんの温かい応援の中、シベチャリマラソンで149名、二十間道路ハーフマラソンで棄権者を除いて127名の参加を得て、盛大に終了しております。ハーフマラソン大会には道外から4名、道内各地から78名の参加をいただきました。今年度につきましては、記録順位を自動計測により行うことにより、ゴール後すぐに完走証の発行を行い、また表彰も時間を待つことなく行うことができ、非常にスムーズに運営ができたと思っております。参加賞に昆布の加工品の詰め合わせ、また会場にミニトマトの無料試食コーナーを設置するなど、地場特産品を紹介することになり、新ひだか町のPRにもなったのかと思っております。現在日高管内から参加された皆さんにご意見、ご感想をいただいております。その結果につきましては概ね好評と思っております。それらのご意見、ご感想を参考にしながら、今後よりよい大会にしたいと思っております。今後の規模につきましては、ハーフマラソンにつきましては、男女で300名程度の制限をかけわうと思ってます。今後どのような規模の大会になるかはちょっとまだわからない部分もありますが、現在のコースの状況を考えますと、あまり大きな人数で走るというのはなかなか難しい部分が考えられます。今後何回か実施していく中でいろいろ完全にしながら行っていきたいと考えております。
 以上です。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 52 ]  今年初めて行いましたハーフマラソンについて、127名の参加者でできたと。それでいろいろな団体に協力をいただいたけども、今後とも続けていきたいというふうな話でございました。そういうことでやっぱり、要するにその二十間道路というのは売れていますから、当町で、二十間道路の桜並木っていうのは、完全に歴史的な風土としても完全に売れてますので、その冠を付けてこのハーフマラソンをやるということを非常に良いことだなってふうに思ってます。今後とも、今は300名程度の規模っていうことが出ましたけども、これについては、いやそれは千名のほうが良いに決まってるのですよね。ただ、それをできる力量があるかどうかっていう問題なのですけども。それこそ町長がもう位置付けてる涼夏少雪ですか、涼夏少雪の里ということですので、それは夏でも冬でもできるのだとは思いますけども、そういうことでどんどんどんどんやってもらったら良いと思うのですが、その300名程度という話は、どういうとこから今考えられて300名という話になっているのですか。何か根拠があるのですか。
議長(五十嵐敏明君) 田畑体育振興課主幹。
体育振興課主幹(田畑善側君) [ 53 ]  特別根拠はないのですが、コース的に実際的にかくれ沢あたりを走るコースになっております。そうすると道路幅的なもの、現在今年に関しても交通規制、通行止めとかはなかなか地域住民というかの部分でできない状況にあって実施しておりますので、道路幅等を考えると、例えば5百人、千人規模になるとなかなか難しいと実行委員等では考えており、300人程度で一応考えております。
議長(五十嵐敏明君) 教育長。
教育長(河村一夫君) [ 54 ]  ちょっと補足させていただきます。教育委員会が実行委員会形式で二十間道路ハーフマラソンを行う場合には、大切なところはやはり安全が大事だろうということと、参加者が安心して参加できるような、そういう環境のもとでやることが継続していけることになるだろうと。これが一つでも事故が起きた場合、それはおそらくその次からはできないような状況になってくるだろうということを考えると、今田畑主幹が言ったように、ある程度人数を制限した中で、参加者が楽しく今日1日良かったと言えるような大会にしていくことが一番良いのではないかなというふうに思っておりますので、その点でご理解いただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 55 ]  そのほかに、毎年幼児から老のほうまで、いろいろな行事が先ほど答弁で答えていただきましたけれども、水泳に関するのがものすごいたくさんあると。これは町に水泳の指導員というかそういう人がいてやれるのだなというふうに思うのですが、そういうことでしょうか。それちょっと確認したいと思うのですが。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 56 ]  うちの温水プールの職員については、水泳の専門の指導員がいるものですから、集中的に行事を行うということを考えております。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 57 ]  それでは、やっぱりその職員というか人がいれば、いろいろなそういうものを推進にしていけるということなのです。それで、何か水泳に関しては多いなと思うから、やっぱりそういうプロフェッショナルがいるのだなというふうに想像できるわけですけども。ほかのスポーツ等についても、どんどんどんどんやって推進してもらいたいというふうに思っても、あそこの体育館に行っても、人がそんなにいないのですよね。そういうことからの理由か何か知らないのですけども、今は要するにすごい壮から老に向けてすごい歩くこと、ウォーキングがすごく全国的に普及しております。それで当町においても、要するにウォーキングの関係がいろいろな行事が行われてますけども、一つはその町民ハイキングは体育振興課でやり、フットパスに関してはわがまちPR戦略室だと。あるいはまた一つの行事については健康推進課だということで、一貫してこのウォーキングについて、例えば体育振興課が全責任を持ってやるとか、それで人手不足でやれないと言うのであれば、そこに人を向けるとか、何かその統一のとれたですね。非常にあの今、そのレクリエーションを越えて、ちょっと健康づくりの一番の全国的な流行り、そのフットパスとかそういうのがどんどんどんどん今各町でやられてるし、当長も当然それに向かってやってるのですけども、その辺の統一を取るということは不可能なのですか。こっちについては何課だ、こっちについては何課だというふうな、そういうことでばらばら進めてるというふうに僕ら目に映るのですが。その辺のことについては、答弁は体育振興課でなくて結構ですけども、総務課でも結構ですけども。そういうばらばらばらばらそういうことで良いのかなっていうふうに思うのですが、その辺はどうなのでしょう。
議長(五十嵐敏明君) 本庄総務企画部長。
総務企画部長(本庄康浩君) [ 58 ]  おっしゃること、十分よくわかります。今年も健康推進課のほうで今おっしゃってるようなノルディックウォーキングですかも実施をさせていただきました。これはもともとが今本格導入なのか、あれは私も参加しましたけれども、健康づくりとしての試験的にといったら言い方も変ですけれども、主催、それから共催、いろいろ主催団体があって、そういう中での事業だったようで、今ご指摘の点につきましては、そのハーフマラソンのような定着したものにさせようとするのはまあいきなり体育振興課のほうで体育部門として。それで今フットパスやなんかも戦略室でやっておりますけれども、今後これが定着していくようになれば、そういう専門の部署に移行していくことも当然考えていかなければならないなと思いますけれども、当初の導入目的が、今試験的にやってみるような形、これが本当に定着していくようになれば、その専門部署のほうに移行していくということは十分検討する必要があるのではないかというふうに考えます。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 59 ]  2年前ぐらいからですね、このフットパスというのについては。町長も非常にこれ乗り気だって、早くやりたいというふうに言っていたのですよ。そしてこれは経費的にもコースさえ決めてしまえば、何キロという標識ぐらいなもので、こっちは自然はたくさんあるわけですから、その辺だけきちっと決めれば、すぐやれるのではないかというふうに思ったのですが。それがこれ2年間もかかって、まだ一つのコースも明らかに僕らにはされてませんけども、この辺の遅れはどういうふうになっているのでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 川端PR戦略室長。
わがまちPR戦略室長(川端克美君) [ 60 ]  フットパスにつきましては平成21年の7月から具体的にこう進めてまいっておりますけれども、7月に検討会議を立ち上げまして、役場の内部でありますけれども検討会議を立ち上げまして、4回ほど検討会議を開催しております。その後、視察、町民も含めまして視察であるとか、各地の体験会等へ出て、どのようなコースづくり、あるいはどのようなものだということの定着を図っております。今年も12月3日、ちょっと遅くなったのですけれども、12月3日に三石地区で行っております。昨年度は静内地区で行っております。この中でやはり、当町牧場地帯ということもありまして、馬がこう興奮して騒ぐだとか走り回るだとか、口蹄疫、牛の関係については口蹄疫の問題とか、こうやっている中でさまざまな問題があります。町民の方にも働きかけて、協力のほうもお願いしているのですけれども、これがまだなかなか一緒にやろうというところまでは機運的に行っておりません。今年、昨年もそうなのですけど、今年もコースの設定につきまして、体験会に一緒に行ってくれた方、それから町民に対して、コースの募集を行っておりまして、約30コース、こういったコースが良いんじゃないかってことでご提言をもらっております。こうしたことも含めて、来年度またさらにこう進めていきたいと、具体的な課題等を含めて進めていきたい、こう考えております。ご指摘されているように、2年かかってまだ具体的なことができてないじゃないかと、言われてることは重々承知しておりますので、その点ご理解いただいてご協力いただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 61 ]  そのときに、やっぱり例えば当町ができた理由だとか、それから三石ができた理由だとか、そういう歴史的な風土のところを歩くとかね。あるいは景観の良い、この前は三石でやったみたいですけども、あのチシマザクラが左側にあって、右側に関山があるという、ああいう桜並木。春なんかにちょうど咲く時期になんかやるとすごい、要するに人を呼べるコースだっていうふうに思われてます。蓬莱山までね。だから、そういう意味でそういう歴史的な風土とか、あるいは元静内から東静内の会所までとか、そういうものとかを全部含めてね。当然庁舎内にいろいろな職員いるのですから、そういうアイデアも出してもらって、庁内アイデアの出しやっこだかなんかというのあったみたいですけどもね。そういうやつで早急にそういうやつをやってほしいなというふうに思います。これは町長の鳴り物入りですから、町長もこのフットパスに関して発言してることもございますし、その辺町長早く進めてもらいたいというふうに思います。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 62 ]  今のフットパスのことに関してのご質問ですけど、川端室長から説明あったとおりでございまして、若干そのスピードが遅いというふうにご指摘を受けましたけれども。コースの設定を来年度はきちっとしなければいけないなと思っております。それから、合わせてJRさんがヘルシーウォーキングというのをやっていまして、これが連続して2回、私たちの町を使って、まあ歩け歩けという催しをしていただいております。これにつきましても、今後またJRさんに働きかけて、やはり健康づくりという意味でも重要ですし、また他町からたくさんの人が来られるというようなことの意味合いもありますし、そういったことで進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 63 ]  最後に、この社会体育の推進のための指導者あるいは人材ということについて、再質問をさせていただきたいと思います。先ほどは要するに競技関係者の人、例えばプールなんかに関しては今も説明ありましたとおり、ちゃんとインストラクターがいるということで良いのですが、そういう意味で人材の登録はしていないということですもね。それで、今後やはりあのそういう水泳一つとっても、やはり人がいるということはそういう関係者がいるっていうことは、ちょうどもうかなりいろいろなことができるということで、今当町においてはそういう意味では指導者だとかアドバイスが足りないというふうに私は感じております。それで、先ほども言いましたように、町が人を作り、町民が町を作っていくという観点からいきまして、この社会教育あるいは社会体育を、今後少子高齢化でどんどんやっていかなきゃならないというふうに考えておりますので、この人材を、職員も増やすというような、そういうようなことをお願いしたいんでしょうけども、それは計画でずっとやってると思うのですが、とりわけそういうところに、このスポーツ関係者の指導者も入れてほしいというふうに思うのですよ。それはなぜかと言いますと、どこの町もみんなそういうことで、競技スポーツも強くなってます。だから、室蘭なんかサッカーのまちというふうになりましたのも、あそこは教員を、サッカーをしてる教員をどんどんどんどん、要するに小学校、中学校、高校にみんな呼んだのですね。それでサッカーのまちにしたわけですけれども。そういうようなことをしなければ、やはりその一つの競技も強くなれないし、それから、一つのそういう社会体育も進まないというふうに思います。今いる人たちがだめだということではないですけども、さらにそういう人材を採用してほしいなっていうふうに思いますが。これに関してはどのように考えてるか、お願いしたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 本庄総務企画部長。
総務企画部長(本庄康浩君) [ 64 ]  増員のことにつきましてはあまり前向きなお話しはできないかと思います。というのは、やはり今行財政改革の中で定員管理してございまして、なかなか事業でもどんどんどんどんこう業務量が増えれば、人員の配分というのは変えれるのですけれども。ただ、人員構成の中、特に体育振興課なんかは、今昨年の人事異動のときにも、現役の指導者といいますか、バリバリの職員を体育振興課のほうに配置もしてございますし、できる限りそういう体育に造詣の深いというか指導員的な方を、そういう希望も職員のほうからの人事ヒアリングやなんかでも希望も上がってくるのです。ですから、そういう人がた、意欲のあるものをどんどんどんどん配置していって、少しでも体育振興につながればという認識で人員配置もしていきたいというふうに思っております。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 65 ]  最後に教育委員会のほうにお聞きしたいのですが、教育委員会というのは、当町の教育に責任を持ってるとこだというふうに私は考えております。ですから、当然社会体育や社会教育についても、当然その推進の窓口になってるというふうに考えてます。そういう中で、こちらの町長部局のほうとは別にして、要するにスポーツの関係あるいは社会教育の関係で、今後どのように永続的に推進していくかということについて、最後にお答えいただいて私の質問を終わりたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 教育長。
教育長(河村一夫君) [ 66 ]  教育の原点はどこにあるかと言いますと、それは家庭教育がスタートになるというところがございます。ただ、それはそれとしてあるのですけれども、やはり教育委員会としての立場で申しますと、やはり今質問されたのが社会教育も含めてということに発展されましたのですけども、体育だけを一つ絞っていきますと、やはり教育委員会職員の充実、それも含めてまず対応していかなければいけないだろうと。それからやはり町民皆さんが理解を持ってスポーツの振興にどういうふうに関わってくるかというところが大事なところでないかなと。そのためには、町長が公約で言ってますところの、仮称ですけどもスポーツ推進町宣言というのがございます。ですから、これについて最終的には五十嵐議長さんを初め、議会の皆さんのご理解いただきながら、宣言するような形になっていくだろうと。これについては平成24年度、来年度以降にその中身を検討しながら、25年度あたりのそんな考え方で委員会としては持ってございます。そのために今問題になっているのはやはり施設の整備の充実を図っていかなければいけないだろうということで、今スポーツセンターが休館という形なものですから、それは大体25年の頭ぐらいにはこうできるということになると、ある一定の部分では、あの施設が耐震補強もしてということで安心して町民の皆さんが利用できるというような環境整備が整ってきますので、そうした中でやはり教育委員会としてスポーツを振興することを進めていくということになるだろうし、社会教育で言いますとやはり長期的な展望に立った中での計画を立てながら、やはり教育の充実を進めていくということになっていくのではないかなというふうに思っております。
議長(五十嵐敏明君) 16番、南川君。
16番(南川州弘君) [ 67 ]  終わります。
議長(五十嵐敏明君) 暫時休憩いたします。

                          休憩 午後 1時59分

                          再開 午後 2時26分

議長(五十嵐敏明君) 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
 次に進みます。
 6番、建部君。

                          [6番 建部和代君登壇]

6番(建部和代君) [ 68 ]  通告に従い壇上より質問をいたします。
 1、AED自動体外式除細動器の設置について。AEDにつきましては、昨年の9月の定例議会に質問をしましたが、さらに何点かお聞きしたいことがありますので、質問をさせていただきます。
 一つ目に、AEDの設置が本年度予算化され、小学校に設置すると聞いておりますが、まだ設置されておりません。いつごろ設置予定かお聞きしたいと思います。
 二つ目に、AEDの設置については、23年から27年度までに計画的に設置していきたいとお聞きしていますが、具体的に決まっておりましたら教えてください。
 三つ目に、AEDの設置場所についてお聞きします。3月度の予算審査特別委員会で池田議員も質問されておりましたが、静内庁舎総務課、三石庁舎総務企画課にまだ置いてありますが、本年度にスタンド型収納ケースの予算を見ているということですが、町民の皆さんがだれでもがすぐに使えるようにロビーにいつ置く予定ですかお聞きいたします。
 2、健康増進法の推進について。1、公共施設の受動喫煙防止について、このたびのこの質問の中で、四つ目と七つ目につきましては事情により取り下げさせていただきます。
 11月24日付の一般紙に自治体の受動喫煙対策と題して、たばこを吸わない人が煙を吸ってしまう受動喫煙を防ぐため、公共性の高い施設などの喫煙を規制する自治体が増えている。ただ、内容は自治体によって異なると掲載されておりました。私たちの新ひだか町の公共施設はどうでしょうか。厚生労働省保健局長より平成22年2月に、受動喫煙防止対策のあり方に関する検討会報告書を踏まえて、今後の受動喫煙防止対策の基本的な方向性等について、円滑な運用にご配慮をお願いしたいと、各関係方面への周知の通達がされております。そして、今後の受動喫煙防止対策の基本的な方向性と、受動喫煙防止措置の具体的方法が示されております。基本的な方向性は、多数の者が利用する公共的空間については原則として全面禁煙であるべきである。野外であっても子供の利用が想定される公共的な空間は、受動喫煙防止のための配慮が必要である。防止措置の具体的方法は、全面禁煙は受動喫煙対策としては極めて有効であると考えられるため、基本的方向性として、多数の者が利用する公共的な空間については、原則として全面禁煙であるべきである。また、少なくとも官公庁や医療施設においては全面禁煙とすることが望ましいとありました。このように国では受動喫煙防止対策についての方向性が示されております。我が町では、昨年12月の定例議会において、井上議員が3度目の質問で、公共施設内のまずは庁舎から全面禁煙の実現をしていただきたいとの質問がなされました。そのご答弁に総務課長は、来客や職員のニーズ等も十分に踏まえながら、公共施設内の全面禁煙について検討してまいりたいとのお話でした。そこで、何点か質問をさせていただきます。一つ目に、当町の庁舎内の喫煙できるところは何カ所で、どのようにされているかお聞きします。
 二つ目の質問は、昨年井上議員が質問されてから1年が経ちましたが、庁舎内の全面禁煙についてどのような検討がされてこられたかお伺いいたします。
 三つ目に、今はどのように考えているかお伺いいたします。
 次に、受動喫煙による健康への悪影響については、昨年も総務課長から科学的にも明らかになっているとのご答弁をされております。皆さんも御存知のように、たばこの煙は喫煙時にたばこ自体やフィルターを通過して出る煙より、天下部から立ち上る煙のほうが各種有害物質の発生は多く、そして発がん物質は何十倍以上も多く含まれているとのデータがあります。その影響は頭痛、呼吸抑制、心肺増加、肺がん、また受動喫煙により、非喫煙妊婦であっても低出生体重児の出産の発生、乳幼児突然死症候群、子供の呼吸器感染症などのさまざまな報告があります。健康増進法第25条の規定に受動喫煙による健康への悪影響を排除するため、多くの者が利用する施設を管理する者に対して、受動喫煙を防止する措置を取る努力義務を課すとあります。そこで五つ目に、当町の公共施設では受動喫煙防止対策をどのようにされているのか、その状況をお聞きいたします。また、厚生労働省より全面禁煙が極めて困難である場合は、喫煙場所から非喫煙場所にたばこの煙が流れないことはもちろんのこと、適切な受動喫煙防止措置を講ずるように努める必要がある。将来的には全面禁煙を目指すことを求めるとあります。
 六つ目に、本年3月23日に当議会より、公共施設内における喫煙に関する意見書について取りまとめて回答しましたが、庁舎にあります3階の喫煙コーナーですが、受動喫煙にならないように、なぜ全面禁煙ができないのかお伺いします。また、どうしても今できないのであれば、喫煙室として受動喫煙にならないように、施設内分煙にすべきと考えます。そして、近い将来は全面禁煙にすべきと考えますが、その考えを伺います。
 以上、壇上からの質問を終わります。ご答弁をよろしくお願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。

                          [総務課長 名須川 一君登壇]

総務課長(名須川 一君) [ 69 ]  建部議員のご質問につきまして、私のほうからご答弁申し上げます。
 まず1点目のAEDの設置についてでございますけども、その1点目、小学校の設置についてはいつごろの予定ですかというご質問でございますが、現在業者に発注をしてございまして、今月の22日に納期限ということにしてございます。22日までにはAEDが入りまして、早速早急にものが入った段階で、各小学校のほうにも配置をしていきたいというふうに考えてございます。
 それから2点目でございますが、平成27年度まで具体的な整備計画をお聞きしたいということでございますが、AEDについては、平成21年度から町民の方が多く集まる施設、あるいは運動等行う施設、小中学校等、年次計画により整備をしている状況にございます、整備台数につきましては、本年度分を含めますと18台を既に整備済みになってございます。来年度以降についても、年次ごとに整備をしていって、合計で27年度までには21台整備する予定になってございまして、合計で39台を整備する計画となってございます。
 次に、3点目の庁舎内の設置場所についてのご質問でございますが、現在静内庁舎につきましては総務課の事務所内、三石庁舎につきましては三石の総務企画課の事務所内に配置をしてございます。今回AEDを新たに6台購入いたしましたが、この購入と同時に両庁舎及びみついしふれあいプラザ用として、スタンド型の収納ケース、これも一緒に納品されることになってございます。これらについては納品後直ちに、それぞれの1階のロビー等、ちよっと場所はまだこれからのことになると思いますが、1階のロビー等、人目につけやすいとこを選定して設置をしていきたいというふうに考えてございますので、ご理解いただきたいと思います。
 それから、大きな2点目の健康増進法の推進についてでございますが、公共施設の受動喫煙防止についてということで、まず1点目、庁舎内の喫煙場は何カ所でどのようにされているのかというご質問でございますが、庁舎内の喫煙所につきましては、静内庁舎については1階のロビーの横にあります応接室、この一角。それと3階の議場横にありますロビーの一角を喫煙所としてございます。三石庁舎においては、庁舎裏の旧上下水道課の事務室の一部を喫煙所として設置をしてるところでございます。
 2点目でございますが、同僚議員の質問から1年、全面禁煙についてどのようなを検討されたかということでございまして、昨年の12月定例会において同様のご質問がございましたが、そのときに全面禁煙について、皆さんのご意見をお聞きしながら前向きに検討していきたいということでご答弁を申し上げたところでございます。これを受けまして、本年2月1日に行われました庁議におきまして、職員組合や議会運営委員会への協議を持ちかけて対応を検討するということになりまして、職員組合及び議会のほうへ公共施設内における喫煙に関するご意見をいただいたところでございます。議会からのご意見につきましては、段階的に分煙していき、最終目標を施設内禁煙にしていただきたいというご意見でございました。さらに、庁舎外での喫煙を可とする場合は、風雨等をしのげる施設の設置も検討してほしいというようなご意見でございました。それから職員組合については、組合のほうで組合員対象にアンケート調査を実施したようでございまして、全面禁煙賛成、反対、双方の意見が出されたようでございます。これらの意見を集約いたしまして、内部協議を進めてきましたが、内部での協議ではいきなり全面禁煙というような現状、そういうような意見を踏まえますと難しいのではなといかと。当面完全分煙を目指し、受動喫煙からはたばこを吸わない人を分離することを主眼に置くこととしたいということで考えてございます。現在のところ、この問題につきまして最終結論を庁議で協議しなければなりませんけども、まだ庁議での協議に至ってない状況にございまして、議会及び職員組合等については、それらの結果について通知していない状況にございます。
 それから3点目でございますが、今はどのように考えているのかと。昨年のあの答弁を踏まえてということだと思いますが、昨年12月の定例会の一般質問でご答弁申し上げた内容と基本的に考え方は変わってございません。受動喫煙による健康被害の悪影響は科学的にも明らかになってございますので、公共施設のみならず、人が集まる場所においては積極的に受動喫煙を防止する取り組みを展開していく必要があるものというふうに認識をしてございます。
 それから5点目でございますが、当町の公共施設、生活館、公民館等でございますけども、受動喫煙防止対策はどのようにされているのかというご質問でございますが、公共施設の受動喫煙の防止対策につきましては先ほど申し上げましたように、庁議での最終協議が進められてないという状況にございまして、現在では新ひだか町としての統一的な取り決めを決めているような事項にございませんので、施設管理を担当してございますそれぞれの部、課において、それぞれの対応をしてるのが現状でございます。お聞きしてるところにはほとんどの公共施設では分煙対策を何らかの形で実施しているというような形で把握をしてるところでございます。
 それから最後のご質問でございますが、庁舎の階の喫煙コーナーはどうして全面禁煙にできないのかというようなご質問でございますが、静内庁舎の喫煙場所につきましては、冒頭申し上げましたように2カ所でございますけども、3階についての利用については職員、あるいは議員の皆様ほか、入札や会議等に出席される皆様も利用してるところでございます。3階の喫煙コーナーを全面禁煙をできないのかというご質問でございますが、まずは完全分煙の方向で受動喫煙を防止する対策を検討してまいりたいというふうに考えてございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 70 ]  答弁ありがとうございました。じゃあ、再質問をさせていただきます。
 まず最初、AEDの関係からです。小学校に22日に納期期限ということで入るということなのですけども、具体的に小学校にいつという予定というのは今のところあるのでしょうか。小学校も冬休みに入りまして、先生方もお正月迎えるということで、何日間休みなると思うのですけども。その辺はどのように考えられているか、ご答弁お願いします。
議長(五十嵐敏明君) 丸山総務課主幹。
総務課主幹(丸山 薫君) [ 71 ]  業者のほうと22日のほうを納期限といたしまして契約していたのですけども、昨日、納入の期日が明日以降できるという話がありました。それで、学校等と調整させていただきまして、早目に明日、明後日の中で設置したいと考えております。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 72 ]  わかりました。じゃ、次に、各小学校で設置が今はっきりしたようなのですけども、そのAEDの講習はどのように考えているかお聞きいたします。
議長(五十嵐敏明君) 渋谷教育委員会管理課長。
教育委員会管理課長(渋谷正弘君) [ 73 ]  ただいまご質問ございました各小学校への設置にあたり、その講習はどう考えてるかということでございます。先ほど総務課のほうからも答弁ありましたとおり、今回小学校7校に設置することとなります。これから各学校との調整もございますけれども、当然に設置する際には、メーカーの担当者から学校長初めとして教職員が説明を受けることとなります。その後におきましては、実技講習会ということで消防署の協力を得まして、講習会等を開催することとなります。それとその後におきましてもその納入業者ございますので、そちらのほうの協力をいただきながら随時実施していきたいということで考えてるとこでございます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 74 ]  次に、各小学校にAEDが配置されるわけなのですけども、場所的にどの辺に置こうというか、設置場所について、今考えてるところで構いませんので、よろしくお願いします。○議長(五十嵐敏明君) 渋谷管理課長。
教育委員会管理課長(渋谷正弘君) [ 75 ]  この関係につきましても、各学校と今調整を行わなくてはなりませんけども、基本的には職員室になると考えてございます。なお、今回整備されるものにつきましては固定式ではなくて、持ち運びができるタイプと聞いてございますので、学校とも協議いたしまして適所へ配置してまいりたいということで考えているところでございます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 76 ]  先ほど総務課長のほうから答弁いただいた、具体的な整備計画の部分でちょっと質問をさせていただきます。今後21台整備するという予定でいるということでお聞きしましたが、例えば来年、再来年、25、26、27年まで、何台ずつだとか具体的な部分というのは決まっていますでしょうか。また、大まかで良いですから、どういうところに21台置きたいという部分がわかればお聞きしたいのですけれども。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 77 ]  現在の計画でございますけども、24年度に6台、これは地域交流センターピュアプラザ、それから女性センターみらい、これは静内図書館の配置になると思いますが。それと三石図書館、観光情報センター、公民館、三石の海浜公園、この事務所になると思いますけど、こちらのほうの設置を予定してございます。25年度にはまたさらに6台、新ひだか町の福祉センター、これ三石地区のほうの福祉センターでございます。それから老人いこいの家、特別養護老人ホームの静寿園、蓬莱荘、両施設、それから新ひだか町総合ケアセンター、町立静内保育所等で6台。26年度にさらに5台整備予定でございまして、東静内保育所、こうせい児童館、山手児童館、青柳児童館、生活支援ハウスきずなの設置予定になってます。最終年度が27年度、4台でございますが、高齢者共同生活施設のやまびこ、ライディングヒルズ静内、それから体育振興課の施設の野外施設になりますけども、これはちょっと配置場所をどうするかというのはありますけども、そういった右岸の緑地施設、これパークゴルフ場等もございまして、そちらのほうの対応、それから蓬莱山公園のパークゴルフ場、こちらのほうの対応をできるような箇所にということで、一応4台の設置を現段階では考えているところでございます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 78 ]  ありがとうございます。その設置にあたり、そのものだけじゃなくて、それを入れるケースっていうのは同時に入れる予定でしょうか。その辺もちょっと確認いたします。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 79 ]  予算委員会の特別委員会のご質問でもちょっとあったと思いますけども、とりあえずそれも検討していきたいということでご答弁申し上げてます。今年はとりあえず庁舎の部分についての整備を図ってございますけれども、まずは本体のAEDの設置を優先的に考えたいと。当然たくさん人が集まるところで見やすい場所にという趣旨ももちろんわかりますし、そういう部分もあるのですが、当面現計画の中では、AEDの本体を優先的にとりあえずは配置をしていきたいというふうに考えてございます。このスタンド自体も数十万するものですから、なかなかその一遍に全部ということもできません。その辺も含めて今現計画6台、あるいは5台、4台というふうになりますけども、そこら辺の部分の中で財政的なことも考えながら、そういったような収納ケースといいましょうか、スタンド等についても、さらに増やす方向も含めて検討していきたいというふうに思ってございます。以上でございます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 80 ]  よくわかりました。それでちょっと心配なのは、27年度まで21台入れたい。その後は一切、このことに関しての予算がないということにならないのに、本当に最後まできちんとケースも、本当に皆さんが見えるようなところに置くような体制で臨んでいただきたいと思います。これは要望ですので結構です。ご答弁は。
 次に、3月の予算審査特別委員会で池田議員が質問されていましたAEDの設置で、リースにするか買うかということで、そっちが得なのだということで質問されてたのですけども、その辺はどのようになったか、ご答弁お願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 81 ]  今回も結局は6台整備することになりますが、この整備をする前段で、リースにしたほうが経済的も安価なのかどうかという検討をしてございます。それで、このAED本体ですけども、これメーカーのほうの話によると耐用年数が約7年ぐらいではないかと。私どもちょっと比較をした部分については、当面5年リースでちょっと比較をしてございます。実はこの中には、パットである消耗品、それからバッテリー等が入ってございまして、バッテリーもそのなかなか長く持たなくて、3年から4年で交換時期が来ると。リースの部分で参考見積もりを取った段階では、本体の部分のリースという部分でしかリースの内容に入ってなくて、その部分で5年リースと買い取りを考えたときには、やはり1割以上リースのほうが高くなると。ただ、メンテナンスのこともございますけども、基本的にそのバッテリーが充電されなくなった段階では表の表示でランプで表示ができるようなことになってございまして、そういったようなことも職員なり、その管理してるほうにお願いをしながら、バッテリーの交換等も3年、4年のスパンの中ではやっていかなきゃならない。先ほどAEDの本体を購入する計画の中に、それらのバッテリーの交換、あるいはそのパットとも一回使うともだめ、あるいは2年交換とかその時期がありますけども、そういったようなことも予算上ある程度考慮しながらの台数の設置というふうに考えてございまして、今の比較をするとやはりリースのほうが価格的には高くなるのではないかということで、購入に踏み切っている状況でございます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 82 ]  よくわかりました。
 次に、救命講習についてお聞きします。町の職員の講習については19年、20年、21年と講習を行っていると伺っていますけども、その後の講習についてはされているかどうかちょっとお聞きしたいのですけども。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 83 ]  これまでも職員研修のメニューの一つとして救急救命講習を実施してきてございます。内容といたしましては、消防の協力によりまして救急救命士を講師とし、AEDの使用方法等について講習を行っている状況にございます。そこで今22年度の実績はございませんけど、今年度につきましては年明け後になりますけれども、同様の内容の講習を実施していきたいというふうに考えているものでございます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 84 ]  わかりました。
 次に、最後に要望ですが、各小学校に設置されるということが今お話を聞きましてわかりましたので、このことにつきましては町の広報、またホームページに掲載して、もう周知徹底をしていただきたいと思いますので、これ要望としてよろしくお願いいたします。
 続きまして、受動喫煙防止のほうの再質問をさせていただきます。 まず一つ目に、1問目の質問で、庁舎内では2カ所の喫煙場所があるという、具体的にお話しして、また三石のほうには一つということでお話聞いてるのですけども。もう一つ、3階にあります記者室での喫煙というのはどのように捉えたらよろしいでしょうか。ちょっとお聞きしたいのですけども。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 85 ]  壇上で申し上げたように、静内庁舎の喫煙所として指定しているところは2カ所でございまして、記者室等については喫煙所としての指定をしてるところではございません。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 86 ]  すみません、しつこいようですけど、じゃああそこでは喫煙しちゃいけないということになってるということでよろしいのですか。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 87 ]  基本的にはその場所では喫煙できないということになると思います。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 88 ]  その基本的っていうのはちょっとよくわからないのですけども。要するにだめということでよろしいのでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 89 ]  その場所では控えていただくということになります。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 90 ]  その辺がちょっとよくわからない部分もありますけども次いきます。確認ですけれども、庁舎内での勤務時間以外、また土日祭日についても、喫煙室また禁煙コーナー以外での喫煙は禁止になっているのでしょうか。ちょっと確認ですけどお願いします。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 91 ]  当然勤務時間外、あるいは休日祝日問わず、喫煙を許可している場所は2カ所ということでございますから、自席での喫煙は許可してないということでございます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 92 ]  よくわかりました。じゃあもう一つ確認なのですけども、すべての公共施設の管理責任者というのは町長でよろしいでしょうか。また、地域の生活館も管理責任者は町長でよろしいでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 93 ]  公共施設の設置者という観点であれば管理者は町長となります。また、管理運営を委託している場合においては、その場合は管理運営を委託されている者になるかと思います。生活館については、この管理は直営で今管理しているという状況でございますから、当然町長になるというふうに認識してございます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 94 ]  わかりました。じゃあ二つ目の質問です。先ほど、1年前にも同じような質問されて今この状態だっていうことで質問させていただいたのですけども、議会のほうと組合のほうにご意見を伺ったということでいろいろ意見がありましたと。でも最終的にはまだ結論を庁議で協議してない状況であり、議会及び職員にもまだ通知してないっていうお話なのですけれども、この最終結論を庁議で協議はいつごろになるかちょっとお聞きします。そして、また議会とか職員組合に通知するのはいつごろになるか、ちょっとお聞きいたします。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 95 ]  先ほど壇上で内部協議の内容については一定の結論といいましょうか、一定の方向性を見い出してございます。ですから、この部分については早急に庁議に諮りまして、庁議の最終的な結論を見た段階で、それぞれの議会あるいは職員組合等にも通知をしなきゃならないと思ってございます。そこでもう一つは、庁舎の完全分煙の方向になるものですから、この辺がその施設の改修等も出てまいりますので、この辺が予算のこと、あるいは改修するその期間でしょうか、こういったこともございますから、その辺はもう少し慎重に検討させていただきたいと思います。ただ、結論は今お話ししたように早急に庁議で図りたいというふうに考えてございます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 96 ]  確かに分煙になると、いろいろと予算の関係もあると思うのですけども、本当に早急にしていただきたいと思いますので、その辺よろしくお願いします。
 次に、公共施設の関係で、ほとんどが公共施設は分煙対策を実施しているというお話なのですけども、児童公園てあると思うのですけども、このことについてはどのようになっているか、ちょっとお聞きしたいのですけれども。
議長(五十嵐敏明君) 久米建設課長。
建設課長(久米 茂君) [ 97 ]  今の児童公園という質問だったと思うのですけども、児童公園の中の建物の中のことを言っておられるのか、通常公園内はまあ子供たちが遊ぶ狭い公園が多くて、そのそばに生活館があるようなところも中にはあろうかと思うのです。私ども公園を管理してるのは遊具のある部分で、生活館の中はまた別部門と考えておるものですから、私たちの児童公園の中は屋外にありまして、通常そこまではという考えは持っておりますので。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 98 ]  先ほど私が壇上で質問させていただいた中で、野外であっても子供の利用が想定される公共的な空間では、受動喫煙防止のための配慮が必要であるという、健康増進法の中に書かれてありましたので質問させていただいたのですけども。まだ決まってないのであれば、そこのこともちょっといろいろ検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に移ります。あと公共施設の部分では教育施設についての受動喫煙防止対策、学校を含めて体育館、公民館などについての防止対策についてどのようになっているかお聞きしたいのですけれども、お願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 渋谷管理課長。
教育委員会管理課長(渋谷正弘君) [ 99 ]  ただいまご質問ございました教育委員会の管理している文教施設についてのご質問でございますので、私のほうからまとめて答弁させていただきたいと思います。
 まず、屋内の体育施設につきましては全面禁煙となってございます。それから公民館も全面禁煙となっておりますけれども、喫煙スペースが玄関横の外に設置してあります。それから図書館と女性センターみらいについても全面禁煙でございますけれども、喫煙スペースが玄関横の外にあります。それから郷土館も全面禁煙、それからライディングヒルズについても全面禁煙、それからアイヌ民俗資料館も全面禁煙、給食センターにつきましては一部分煙となっているとこでございます。最後に小中学校でございますけれども、11校のうち4校が全面禁煙、7校につきましては喫煙場所を決めて分煙となっているところでございます。
 以上でございます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 100 ]  再度質問なのですけども、小学校でも分煙と全面禁煙とあるということで今お聞きしたんですけども。これ、どうしてこういう別々な形で対処されているのかなということで、もしわかればお聞きしたいのですが。
議長(五十嵐敏明君) 渋谷管理課長。
教育委員会管理課長(渋谷正弘君) [ 101 ]  これにつきましては学校長の判断でございますので。その中で、昨年からのうちの教育委員会のほうとしましても、建部議員先ほどからおっしゃっています健康増進法の第25条で、こういう公共施設については努力規定が設けられているで、何とか協力していただきたいというお話はしてるのですけども、なかなかすべてを全面禁煙にするというところまでまだいっていないとこでございます。来年以降も引き続き校長会議等で諮って、何とかその辺全面禁煙になるように進めていきたいというこで協議を進めてるとこでございます。以上でございます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 102 ]  その辺もよろしくお願いいたします。続きまして、地域の生活館の実態というか、私がいろいろお聞きした中での話なのですけれども、場所によっては生活館使用の自治会で禁煙の紙を貼っているところや、また別な生活館によっては喫煙のできる部屋があったり、あとは禁煙ですというところがあるのですけれども。そうなれば喫煙できることに関して、例えば地域の会合のときというのはどうしても灰皿が並びますよね。まさしくそこでは受動喫煙となります。このことについてどのように考えているかちょっとお聞きしたいのですけれども。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 103 ]  現在生活館や集会所につきましては、自治会の皆さんのご協力をいただいて管理運営をお願いしているとい状況にございます。そこで、自治会の皆さんのご協力なしには管理ができない状況にあります。これらの施設については喫煙、禁煙は管理をお願いしている自治会の判断に現状としては委ねている状況にございます。受動喫煙を防ぐためには行政だけではなく、社会全体として防止するという機運が醸成することが重要でございまして、たばこの健康への影響や禁煙を促す方法など、このような普及啓発が必要であるというふうに認識をしてございます。これらについても、喫煙者を排除するということではなく、喫煙者はルールとマナーに配慮してたばこを吸う人と吸わない人が共存できるような社会、これが理想になると思いますけども、ここが最も大切なことになっているのではないかと思います。いずれにしても、先ほどお話ししたように町の統一的な見解をある程度示していきながら、ご協力をお願いするということで進めたいと思ってございますので、ご理解をいただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 104 ]  私も本当に同感です。本当にルールとマナーを配慮して、たばこを吸う人も吸わない人も共存できる社会、本当に私も同感なのですけれども。ただ一つ、公共施設の責任者、管理責任者っていうのはやっぱり町長だと先ほどご答弁いただいているのですけども、町民の健康を守るためにも、また喫煙者のためにも、管理責任者が喫煙に対しての、しっかりと方向を早く示していただきたいなっていう思いでおりますので、本当にその辺はよろしくお願いいたします。しっかりと方向性を示して、町としても分煙をしたいというお話なのですけれども、こういう小さな会館一つ一つにもきちんとしてあげないと、こうでないかという方向性だけでは、地元の人がたというのはまだまだわからないんじゃないかなと思うのですよね。そういう部分では、きちんと分煙にするだとかもきちんと提示していただきたいなと思いますけど、その辺いかがでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 105 ]  施設管理者ということで、各施設がございますが、今ほどのやりとりにありましたように、こちらの方針を決定するということが大事なところでありますので、まずそれを急いで方向性を定めて、それを各施設においてどういうふうにやっていくかということも、それぞれの施設で多種多様というか、まあそんなに多くはないかと思うのですけどやり方があると思いますので、それらもよく研究した上で分煙というようなこと、また禁煙場所、喫煙できるところというようなことで、はっきりした方向性を定めてまいっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 106 ]  次に移ります。今予定されています建物、図書館、郷土館、また静内の温泉ですね。このことについては全面禁煙を考えてるかどうか伺いたいのですけれども。ご答弁お願いします。
議長(五十嵐敏明君) 磯貝教育部長。
教育部長(磯貝正之君) [ 107 ]  図書館・郷土館のお話がありましたので、計画しております図書館・郷土館の禁煙につきましては、建設検討委員会の話の中でも議論になりました。それで、社会情勢見ますと、全面禁煙するのはよろしいだろうということで、今の段階では全面禁煙ということで進みたいというふうに思っております。
議長(五十嵐敏明君) 竹田商工労働観光課長。
商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 108 ]  今建設を計画しております新たな温泉の施設でございますが、ここは全面禁煙という形でなくて、分煙という形で部屋を設けて、そこで喫煙コーナーを設けまして吸っていただくというような形をとっております。それと蔵三さんについても同じような対応をしてございますので、蔵三と同じような形で設置しようということで考えてます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 109 ]  わかりました。次に、管内のまちでも全面禁煙されている平取町、今年から全面禁煙されて、喫煙所を裏口に設けている新冠町について、町長どのように受け止めていますか。町長の考えをお聞きしたいのですけれども。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 110 ]  今お話の平取さんと新冠さんについては、早いうちにそういう方向性を出してやっておられるので、それは敬意を表したいと思っております。それで我が町のことでは、今ほどの議論にありましたとおり、これからその取り組みを精力的に進めてまいりたいと、このように考えておりますのでご理解をよろしくお願いします。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 111 ]  最後の質問なのですけれども、私が議場にいまして、皆さんが休憩中にたばこを吸いに行かれますと、たばこの煙のにおいがたびたび議場のほうに入ってくるのですけれども。皆さんが休憩中にたばこを吸いに行ってから、これは受動喫煙ではないかと思うのですけども、その辺ちょっと伺います。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 112 ]  私が答えるのがあれなのでしょうけども、受動喫煙は煙を限定しているものではなくて、たばこの煙のにおい、これにも当然あの有害物質が含まれていると思われます。こういうことから考えますと、そういったものについても受動喫煙にあたるものと思われます。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 113 ]  そういう認識を持っていただいているのならありがたいなと思うのですけども。やはり先ほど、今どのように考えていますかという部分でも答えていただいてます。積極的に受動喫煙を防止する取り組みを展開していく必要があるものと認識しておりますというご答弁も先ほどいただいてますので、本当に1日も早くこの施設内における喫煙の方向性を示していただきたいとともに、喫煙される方も安心して喫煙できるように、早急に公共施設の受動喫煙防止対策に全力で取り組んでいただきたいと強く強く要望して、質問を終わらせていただきます。
 ご答弁大変ありがとうございました。

延会の議決

議長(五十嵐敏明君) お諮りいたします。
 本日はこれにて延会したいと思います。ご異議ありませんか。

                          [「異議なし」と言う人あり]

議長(五十嵐敏明君) 異議なしと認めます。
 本日はこれにて延会することに決定いたしました。

延会の宣告

議長(五十嵐敏明君) 本日はこれにて延会いたします。
 ご苦労さまでございました。

                                                      (午後  3時13分)