平成22年第10回新ひだか町議会定例会会議録

議事日程 第2号

                    平成22年12月15日(水) 午前9時30分開議

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 一般質問

出席議員(21名)
  1番 五十嵐 敏 明 君   2番 觸 澤   清 君
  3番 志 田   力 君   5番 山 内 和 雄 君
  6番 建 部 和 代 君   7番 池 田 一 也 君
  8番 井 上 節 子 君   9番 日向寺 敏 彦 君
 10番 畑 端   薫 君  11番 築 紫 文 一 君
 12番 神 谷 浩 嗣 君  13番 遠 藤 敏 弘 君
 14番 富 永   信 君  15番 進 藤   猛 君
 16番 南 川 州 弘 君  17番 川 合   清 君
 18番 細 川 勝 弥 君  19番 増 本 裕 治 君
 20番 福 嶋 尚 人 君  21番 渡 辺 保 夫 君
 22番 中 島   滋 君

欠席議員(1名)
  4番 磯 貝 廣 光 君

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人

    町長                   酒  井  芳  秀  君

 町長より通知のあった議事説明者
    副町長                  富  田     泰  君
    副町長                  畑  端  憲  行  君
    総務企画部長               木  内  達  夫  君
    住民福祉部長               岩  渕  勇  次  君
    健康生活部長               宮  口  信  次  君

    健康生活部参与
    総合ケアセンター総合施設長        小  松  幹  志  君
    町立静内病院長

    経済部長                 佐  藤  保  広  君
    農林水産部長               石  井  善  晴  君
    会計管理者                佐 々 木  政  義  君
    三石総合支所長              本  庄  康  浩  君
    三石国民健康保険病院長          三  浦  正  次  君
    三石国民健康保険病院副院長        八 木 橋  厚  仁  君
    総務課長                 名 須 川     一  君
    企画課長                 曽  我  啓  二  君
    企画課参事                土  井     忍  君
    バイオ・エコタウン推進室長        羽  沢     進  君
    財政課長                 清  水     全  君
    契約管財課長               相  楽  竹  夫  君
    契約管財課参事              道  鎮  和  宏  君
    税務課長                 斉  藤  滋  一  君

    福祉課長
    児童館長                 富  沢  宏  己  君
    児童養育相談センター長

    生活環境課長               渋  谷  正  弘  君
    アイヌ政策推進室長

    健康推進課長               神  垣  光  隆  君
    地域包括支援センター長

    町立静内病院事務長            渡  辺  勝  造  君
    町立静内病院総看護師長          谷     恵 美 子  君
    介護老人保健施設まきば施設長       藤  井  章  作  君
    介護老人保健施設まきば事務長       高  橋     保  君
    特別養護老人ホーム静寿園長        阿  部  公  一  君
    建設課長                 久  米     茂  君
    建設課参事                阪  井  典  行  君

    商工労働観光課長
    町民休養ホーム支配人
    老人福祉センター長            竹  田  幸  也  君
    林業研修センター長
    わがまちPR戦略室長

    上下水道課長               中  村  敬  司  君
    静内終末処理場長

    農政課長
    本桐基幹集落センター長          酒  井  哲  也  君
    延出基幹集落センター長

    農政課参事                奥  野  幸  男  君

    水産林務課長               土  井  義  男  君
    水産加工センター長

    会計課長                 長  舩  幸  生  君
    三石総合支所総務企画課長         田  辺  貞  次  君
    三石国民健康保険病院事務長        榎  本     勉  君

    三石総合支所町民福祉課長         榊        要  君
    高齢者共同生活施設やまびこ施設長
    三石総合支所町民福祉課参事

    地域包括支援センター参事         大  平  響  子  君

    三石国民健康保険病院参事
    デイサービスセンターみついしセンター長
    地域包括支援センター参事         岩  渕  雅  美  君
    みついし居宅介護センター長

    特別養護老人ホーム蓬莱荘所長       村  上     敬  君
    ケアハウスのぞみ施設長          長  船  輝  男  君
    総務課主幹                上  田     哲  君
    総務課主幹                藤  沢  克  彦  君
    企画課主幹                伊  藤  信  夫  君
    企画課主幹                布  施  和  継  君
    バイオ・エコタウン推進室主幹       小 野 寺  大  作  君
    財政課主幹                坂     将  樹  君
    財政課主幹                高  堰  良  子  君
    財政課主幹                上  田  賢  朗  君
    契約管財課主幹              八  田  敏  之  君
    税務課主幹                寺  越  正  央  君
    税務課主幹                中  島  健  治  君
    税務課主幹                大 久 保  信  男  君
    税務課主幹                大  山  慎  司  君
    税務課主幹                佐  伯  智  也  君
    福祉課主幹                中  村     敏  君
    福祉課主幹                千  葉  憲  児  君
    福祉課主幹                阿  部  尚  弘  君
    福祉課主幹                久  保  敏  則  君
    福祉課主幹                米  田  一  治  君
    静内保育所長               高  橋  和  子  君
    東静内保育所長              永  井  治  恵  君
    静内子育て支援センター長         中  田  寿 美 子  君
    生活環境課主幹              竹  田  三 智 子  君
    生活環境課主幹              浮  田  昌  輝  君
    生活環境課主幹              田  口     寛  君
    生活環境課主幹              渡  辺  浩  之  君
    アイヌ政策推進室主幹           石  原  義  弘  君
    アイヌ政策推進室主幹           藪  中  剛  司  君
    健康推進課主幹              池  田  由 貴 子  君
    健康推進課主幹              角  田  し の ぶ  君
    町立静内病院主幹             渡  辺  洋  一  君
    特別養護老人ホーム静寿園主幹       池  田  孝  義  君
    建設課主幹                岩  渕  博  司  君
    建設課主幹                酒  井     隆  君
    建設課主幹                池        均  君
    建設課主幹                田  中  伸  幸  君
    商工労働観光課主幹            宝  金     司  君
    商工労働観光課主幹            小  塚  洋  之  君
    商工労働観光課主幹            村  田  弘  明  君
    商工労働観光課主幹            佐  伯  義  己  君
    わがまちPR戦略室主幹          山  口  一  二  君
    上下水道課主幹              神  垣  博  樹  君
    上下水道課主幹              新  山  光  一  君
    上下水道課主幹              野  垣  尚  久  君
    上下水道課主幹              大 角 地     浩  君
    上下水道課主幹              桂  田  達  也  君
    上下水道課主幹              浅  野  義  裕  君
    農政課主幹                若  生  富  夫  君
    農政課主幹                森  宗  厚  志  君
    農政課主幹                秋  山  照  幸  君
    農業実験センター長            城  地  哲  也  君
    農業実験センター主幹           岡  田  俊  之  君
    和牛センター長              萩  沢  慶  一  君
    水産林務課主幹              久  保     稔  君
    水産林務課主幹              早  瀬  秀  一  君
    水産林務課主幹              水  谷     貢  君
    水産林務課主幹              野  本  武  俊  君
    三石総合支所総務企画課主幹        木  村  博  成  君
    三石総合支所町民福祉課主幹        中  村  哲  史  君

    三石総合支所町民福祉課主幹        竹  達  勝  利  君
    高齢者共同生活施設やまびこ主幹

    三石総合支所町民福祉課主幹        米  田  和  哉  君
    三石国民健康保険病院主幹         木  村     実  君

 教育委員会委員長より通知のあった議事説明者
    教育長                  河  村  一  夫  君
    教育部長                 塚  尾  英  夫  君
    管理課長                 磯  貝  正  之  君

    社会教育課長
    公民館長
    コミュニティセンター館長
                         阿  部  晃  二  君
    静内郷土館長
    アイヌ民俗資料館長
    文化センター館長

    体育振興課長               土  肥  一  司  君
    三石分室教育課長             川  端  克  美  君

    静内図書館長兼三石図書館長        渡  辺  喜 代 治  君
    女性センター・みらい館長

    学校給食センター長            石  川  義  輝  君
    管理課主幹                中  村  英  貴  君
    管理課主幹                佐  藤  礼  二  君
    社会教育課主幹              森     治  人  君
    社会教育課主幹              藪  中  剛  司  君
    体育振興課主幹              田  畑  善  側  君
    体育振興課主幹              麻  野  和  彦  君
    体育振興課主幹              田  森  由 美 子  君
    三石分室教育課主幹            片  山  孝  彦  君

 水道事業管理者より通知のあった議事説明者
    経済部長                 佐  藤  保  広  君
    上下水道課長               中  村  敬  司  君
    上下水道課主幹              大 角 地     浩  君
    上下水道課主幹              神  垣  博  樹  君
    上下水道課主幹              新  山  光  一  君
    上下水道課主幹              野  垣  尚  久  君
    上下水道課主幹              桂  田  達  也  君

 農業委員会会長より通知のあった議事説明者
    事務局長                 姥  谷     登  君
    事務局主幹                石  丸  修  司  君
 代表監査委員より通知のあった議事説明者
    事務局長                 田  代  芳  嗣  君
    事務局主幹                菅  沼  太  吉  君

職務のため出席した事務局職員
    事務局長                 田  代  芳  嗣  君
    事務局主幹                菅  沼  太  吉  君

開議の宣告

議長(五十嵐敏明君) [ 1 ] 皆さん、おはようございます。欠席議員の報告をいたします。4番、磯貝君から一身上の都合により本定例会を欠席する届け出が提出されておりますので、報告いたします。
 ただいまの出席議員数は21人です。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。

                                                      (午前 9時30分)

会議録署名議員の指名

議長(五十嵐敏明君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、9番、日向寺君、10番、畑端君を指名いたします。

一般質問

議長(五十嵐敏明君) 日程第2、一般質問を継続いたします。
 5番、山内君。

                          〔5番 山内和雄君登壇〕

5番(山内和雄君) [ 2 ]  おはようございます。壇上より一般質問をいたします。
 北海道は、先週2009年度の北海道内179市町村の普通会計決算を発表しました。歳入総額は前年度比9.0%が増え、10年ぶりに増加に転じた、そう報じられておりました。理由は国の景気対策による交付金や交付税が増えたためで、実質収支の赤字団体が6年ぶりにゼロになったと。しかし、地方税収入は3.2%落ち込んでおり、自治体の財政は依然として厳しい状況であると、そう報道されておりました。過日当町においても2009年度の一般、特別会計決算審査が行われ、先刻審議された審査意見と全く同様な趣旨の審査結果が出され、地方財政の厳しさは決して楽観視できるものではなく、国からの交付、助成金なくしては改善の兆しは全く見られない。そういう認識を抱きながら我が町ならではの施策の推進に全庁挙げて努力していかなければならない、そう痛感しております。そういう中で国の来年度予算編成が調製されておりますが、財務省では地方の財政状況が好転しているかのような大きな勘違いか、財源の捻出先のごまかしか、地方再生活性化対策費として国から地方自治体に配分する地方交付税の特別枠として設けた地方再生プランを無視し、約1兆5,000億円を削減する、そんな方針も検討されているのだとの新聞報道でありました。過日総務委員会で確認しましたが、1兆5,000億の交付税の削減、これを当町に置きかえればどのくらいだと、本当の超概算ですが、約5億5,000万、それが地方交付税から減額される。そういう地域つぶしの国家方針には断固として地域の声を出さなければなりません。それが首長の姿勢であり、大いに期待するものであります。この12月議会は、来年度の町長の政策などを確認し、予算に反映させる大事な議会ですが、それは決算審査意見書などを十分に熟知していただくよう要望し、私は町民の小さい声を代弁し、2点について質問いたしますので、よろしくご答弁のほどお願い申し上げます。
 1点目に、福祉行政として現在行われております給食サービス事業のあり方といいますか、町民が希望している事業であり、町の負担が大きくなければもっと拡大していただきたい、そういう趣旨で質問いたします。平成22年度の給食サービス事業の概要、特に町の負担はどのくらいなのか、そしてどんな方を対象にどこでどんな工程でこの事業を展開しているかお伺いいたします。また、聞くところによりますと、複数の方々が希望しておりますが、諸事情によってできないと、これ以上の拡大は難しいと、そういう回答もいただいておりますが、何が障害となっているのか、どうして拡大できないのか、この点についてお伺いいたします。
 2点目に、業務委託の発注についてであり、9月上旬に契約したと思われます上下水道料金システム、企業会計システム委託業務の選定方法に疑義があり、最終的にはこの選定結果の撤回を求める、そういう意味も含めまして数点にわたり質問いたします。このシステムの採用に当たりまして公募型プロポーザル方式を選定した理由、利点、欠点は何か、なぜこの料金システム、企業会計システムに限ってプロポーザル方式を採用したのか、それが1点目です。2点目に、選定過程において選定委員会を設けております。この選定委員会の役割、これについてお伺いいたします。そして、3点目に、選定委員会を含めた選定評価に間違いや不正はなかったかどうかについてお伺いいたします。なぜかこの質問については、質問通告にありますが、川合経済常任委員長も所管にもかかわらず、やはり疑義があるのではないかというようなことも含めて質問通告しているほど非常に大きな疑問があります。私の質問では最終的には選定結果の撤回を求める、こういう意味ですが、新ひだか町の行政推進の根幹的な問題に発展する可能性もありますので、ぜひ正確なご答弁をお願いいたします。
 なお、通告書には記載しておりますが、いろいろな違反事項も考えられますので、できるだけ主となる担当主幹以外の職員のご答弁を求めるよう議長に配慮するようお願い申し上げまして、壇上の質問といたします。よろしくお願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。

                          〔健康推進課長 神垣光隆君登壇〕

健康推進課長(神垣光隆君) [ 3 ]  おはようございます。山内議員ご質問の福祉行政についての給食サービス事業についてご答弁申し上げます。
 給食サービス事業につきましては、新ひだか町在宅高齢者等サービス条例に基づき、在宅高齢者等の心身の健康と自立した居宅生活を確保するため、居宅における介護、機能訓練、その他の日常生活を営むために必要な便益を提供し、もって在宅高齢者等の福祉の増進を図ることを目的に訪問給食サービス事業を実施しております。給食サービス事業の平成22年度の事業概要はとのご質問ですが、静内地区においては土曜日を除く毎日、夕食の提供を行っております。平成22年度の利用者数、提供食数につきましては、4月、75名、1,447食、5月、72名、1,426食、6月、72名、1,432食、7月、71名、1,448食、8月、71名、1,452食、9月、79名、1,396食、10月、70名、1,381食、11月、67名、1,378食の食事を提供しております。この訪問給食サービス事業は、特別養護老人ホーム静寿園内の厨房を使用し、調理から配ぜん、下ぜんまですべて委託業務で行っております。訪問給食業務では、現在提供している給食については限度いっぱいの供給状況で、現在新規の受け入れができない状況にあります。しかしながら、この訪問給食サービス利用の相談も多く、利用希望者も多数おられることから、現在入院等によるあき等がある場合に利用を開始するよう調整を行っているのが現状でございます。以上のようなことから、次年度以降この事業を拡大できないか協議中であり、利用拡大に向けて検討を重ねているところでありますので、ご理解のほどお願い申し上げます。
 以上、答弁といたします。
議長(五十嵐敏明君) 中村上下水道課長。

                          〔上下水道課長 中村敬司君登壇〕

上下水道課長(中村敬司君) [ 4 ]  おはようございます。山内議員の2番目の業務委託の発注についての1点目のプロポーザル方式を採用した理由についてお答えします。静内地区の上下水道料金システム、会計システムは、これまで長期にわたり同一業者に委託し、そのシステムの機能、性能及び価格につきましては事業者から提案された仕様書、見積書などをもとに随意契約をしてまいりましたが、今回三石地区と収納事務を統合することにより増える業務量と、さらなる事務の効率化を進めるに当たり、新システムにつきましてはプロポーザル方式の随意契約といたしました。一般競争入札を原則とすることが地方自治法に規定されておりますが、その例外として、その性質または目的が競争入札に適さない、また競争入札に付することが不利と認められるときなど理由があるときは随意契約が認められておりますが、従来の1社特命では競争原理も働かず、システムの機能、性能評価、金額の妥当性の検証も難しいため、さまざまな角度から検証することができ、当町に合った業者を選定することができる公募型プロポーザル方式を採用することといたしましたので、ご理解願います。
 次に、2点目の選定委員会の役割につきましては、新ひだか町上下水道料金システム、企業会計システム導入業務プロポーザル審査委員会設置要領に次の4点が定められておりまして、1点目、プロポーザル実施要綱及び選定基準の決定、2点目、参加申込者の参加資格審査、3点目、事業者から提出されたプロポーザル提案書の評価、プレゼンテーション及びヒアリングに関する評価並びに優先交渉決定権者の選定、4点目、その他優先交渉権者の選定に関し必要な事項となっております。
 次に、3点目の選定方法が公平でないとの質問でございますが、プロポーザル実施要綱に基づき実施されております。7月6日から公募による申し込みの受け付けを行い、実施要綱、要求仕様書は町のホームページに登載いたしました。審査委員会では、地方自治法施行令に規定する一般競争入札の参加資格を準用の上、過去の業務実績などから本業務を確実に履行できる事業者であるかの審査を行い、これらの条件に該当した事業者に対し、プロポーザルへの参加を要請いたしました。選考基準、選定方法は、プロポーザルの実績がある複数の自治体の選定方法を参考に、町が要求する水準の仕様書を作成の上、選定委員会で協議を行い、決定したものであり、特定の事業者が有利、不利になるものではないものであります。また、事業者のプレゼンテーション及びヒアリング審査においては、あらかじめ共通の質問内容を用意し、各事業者からの回答を比較するなど、一定の基準に従い、業務の実施能力、技術力、信頼性などを総合評価いたしましたので、公平公正な審査であったと思っております。
 次に、4点目の選定結果の撤回を求めるでありますが、今回のシステム選定につきましては6月の定例議会において債務負担行為として議会の承認を得て実施しているところであります。事業者の選定につきましては、公平性、透明性を確保するため、町のホームページにも登載し、広く町民にも周知しており、審査委員会において慎重かつ公平に審査を実施し、決定したものであり、選定結果を撤回することにはならないので、ご理解願います。
 以上で答弁とさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 5 ]  1点目の給食サービスの拡大についてですが、来年度に向けて拡大するよう協議中という回答があったのですが、何が支障になってできないのか。質問で町の負担も聞いたのですが、それは回答なかったのですが、町の負担がどのくらいになるのか、どういうことが大きな支障になってすぐできないのか、それについてもう一回お願いします。
議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。
健康推進課長(神垣光隆君) [ 6 ]  その前に、先ほど壇上で9月の利用者数79名と申し上げましたが、70名の誤りですので、訂正させていただきます。
 まず、何が支障になるのかということでございますが、静寿園の厨房を使用しまして、調理から2時間以内に農屋から東別まで配食しなければならない。夏場は食中毒等の関係もありますし、冬場につきましてはなるべく温かいうちに届けたいということがございまして、限度は70名程度ではないかということで業者とは話しておりますが、その辺で今70名ちょっと超えておりますので、その辺がネックになっております。予算的な委託金額等については今調べておりますので、もうしばらくお待ちください。予算額等については今調べておりますので。大体毎月の基本料金が41万ぐらいです。それに1食当たりの食費として275円掛ける食数で委託料として払っておりますし、利用者からは1食につき500円の利用者負担をいただいております。

                          〔「済みません」と言う人あり〕

議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。
健康推進課長(神垣光隆君) [ 7 ]  平成22年度の給食サービスにかかわる予算額が772万5,000円になってございます。

                          〔何事か言う人あり〕

健康推進課長(神垣光隆君) [ 8 ]  失礼しました。
 歳入の予算額が772万5,000円、個人負担分です。それと、歳出につきましては943万6,000円の委託料を見てございます。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 9 ]  では、単純に考えて町負担が年間200万ぐらいというふうに考えていいのですか。弁当をつくる施設のほうに問題があるのだと、これが限界だというようなことを聞いたのですが、それで間違いないですか。70食が限界なのですか、月平均70食が。
議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。
健康推進課長(神垣光隆君) [ 10 ]  委託業者との話し合いでは、70食が限界ではないと、まだ余裕があるというふうに聞いております。問題は配送時間の問題で、2時間以内に届けなければならないという部分で、今2台でやっているのですけれども、その部分が2時間ではちょっと難しいという話を聞いておりますので、その辺が拡大できないかどうかという部分で今業者と話し合っているところでございます。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 11 ]  現在さらに追加希望がある方は12人ぐらいと聞いているのですが、それは間違いないですね。実はこれ大した大きいことではないのですが、知り合いの方がいまして、諸事情ありまして3食コンビニから買って食べているのです。高齢のご夫婦世帯なのですが、奥さんは料理ができないということで非常に参って、相談に行ったらこういうサービス事業ありますよと、しかし10人ぐらいまだ希望者いるので、あきがあったらいいですよと、そんな回答もらったらしいのですが、生活する上で衣食住の中の食というのは非常に大事で、特に高齢者ですから栄養のバランス等もありますよね。町長に言っていいのかわからないが、できたら来年以降早期に、そんなに大きな負担はないと思いますので、ぜひ希望者は100%かなえるようにお願いしたいのですが、ひとつよろしくお願いいたします。
 次、委託業務の発注について、これについてはちょっと順番狂ってもよろしいですか。実はこの業務は、9月の初旬に契約、発注したと思われますが、8月に選定結果が出たと思います。過日総務委員会で確認したのですが、経済常任委員会ではこの選定の前後からいろんな疑問があったと聞いていましたので、僕もそう思ったのですが、当然企業会計でも選定結果については僕は行政報告で出ると思っていたのです。それで、出たらその機会に質問しようと、あとは質問できる機会がないので、それしか。委員会の審議事項でもないので、それで聞いたのですが、総務委員会では工事の入札でもない、委託業務の発注でもない、だから行政報告は必要ないのだと。それで、後で検討するようなことを言っていたのですが、とうとう今日まだ返事がないのですが、プロポーザル方式も業者を選定する一種の入札等に該当するものだと思うのですが、なぜ行政報告しなかったのか、今後はする予定ないのかお伺いいたします。また、この件に関しては広報に出たのです、たしか。広報には優先交渉権者が決まったと、優先交渉権者と最終受託候補者、これどういう意味なのか、この辺についてまずお伺いいたします。委託業者の決定と何が違うのか、これについてお伺いします。
議長(五十嵐敏明君) 木内総務企画部長。
総務企画部長(木内達夫君) [ 12 ]  今のプロポーザル方式の行政報告の件なのですけれども、総務委員会でも山内委員のほうから質問ございまして、そのときもお答えしたのですけれども、入札等については工事、それから委託、300万円以上ということで従前から行政報告させていただいております。プロポーザル方式、新町時、あるいは旧静内のときもそうですけれども、プロポーザルについては行政報告していないということもございましたので、過去の経緯を踏まえて行政報告はしないという回答をしているところでございまして、それが行政報告として必要かどうかということについては検討させていただきたいと、今後についてはそう思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 大角地上下水道課主幹。
上下水道課主幹(大角地 浩君) [ 13 ]  行政報告につきましては、議会と町との取り決めにより、工事または委託については300万以上というような金額が設定されております。それと、また災害だとか特別な事情、寄附だとかいろんなことによって行政報告、それの取り決めもあります。それで、今回なぜ行政報告をしないかということなのですけれども、今回の……

                          〔何事か言う人あり〕

上下水道課主幹(大角地 浩君) [ 14 ]  失礼しました。
 まず、2番目の優先交渉権者と契約の関係のご説明をさせていただきます。まず、選定委員会で高得点の優秀な業者を選定いたします。それは、優先交渉権者という形になります。その結果そこで契約をするかどうかというのは、業者と町とさまざまなシステムの仕様の打ち合わせがあります。そこで、業者が本当にこの業務が実施できるのか、または金額に偽りはないのか、本当に精査をしまして、たしか8月31日と9月1日に業者一律審査をしまして、その結果審査委員会にかけまして、優先交渉権者を選定して、その後業者と打ち合わせして、それで業者については何回も打ち合わせを繰り返しております。その結果、当初見積額が2,800万ぐらいだと思うのですけれども、交渉に交渉を重ねて2,600万前後に下げたと、下げたというかまとまったということで手続を終えて、企業会計の管理者、町長までの決裁を終えて11月1日に契約を締結したものでございますので、よろしくお願いします。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 15 ]  今の11月1日に契約したというのは、本当ですか。その間に行政報告がされて、いろんな疑惑があったとしたら本契約は締結されなかったという可能性は十分にありましたね。プロポーザル方式、うちの町で初めての手法だと思うのですが、いろんなもの調べたら、プロポーザルとは何かと、建築設計を委託する上で最も適した設計者、人を選ぶ方式です。技術力や経験、プロジェクトに臨む体制などを含めた提案書の提出を求め、公正に評価して設計者を選ぶ方式です。入札者が示す価格と技術提案の内容を総合的に評価し、落札者を決定する落札方式である。解説書等を見たらそうあるのですが、こう考えても入札の一種だと思うのです。町は企業会計適用しているのかどうかわかりませんが、財務規則なり入札執行規定か規則かありますが、その中にいろんなこういう方式を条件と定めていますよね、一般競争入札、指名競争入札、随意契約、この中にプロポーザル方式というのはありません。ということで、私が考えるプロポーザル方式というのは町が考えている方式と違いますか。この委託業務を発注する当たって、全く僕と違うと。この方式を採用したのはおかしい、ましてうちの規則等にもないこういう方式で委託業者を決めるというのは全くもっておかしい、最初にそう思いますが、そのことについてお伺いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 木内総務企画部長。
総務企画部長(木内達夫君) [ 16 ]  今の行政報告での報告、これとプロポーザルという関連も言っているのだろうと思いますが、それで私ご答弁申し上げましたように、確かにプロポーザルというのは件数が少なくて、私の記憶ではこの合併時のシステム導入、これも同じ方法だったのではないかなというふうに思っているものですから、そういう意味では過去においてありましたと。ただしかし、その時点で行政報告しているかというと、していないということもありましたので、今後検討させていただきたいと思いますが、その扱いについては今後検討するということでお答えしたいと思いますし、それからもう一つ今おっしゃっておりましたこの方式で委託することが財務規則等にないということで、この方式を採用することがいかがなものかという意味だと思うのですが、私はそうは思っておりませんで、こういう提案型のものというのは過去においてもやっていますから、そういう意味ではよりよい契約の方法ということを考えますと、これも一つの方法だろうという認識を持っているところでございます。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 17 ]  合併時にやったというのは、それは事実なのですね、この方式を、これは企業会計システムだけですか。それは、後で確認します。
 それと、選定結果報告というのがいろいろありまして、最終的には企業管理者、水道事業管理者の町長が判断して決裁していますよね。この決裁過程において、これは企業会計ですので、総務企画部長は通っていないですよね、それから副町長も通っていないですよね。それで、町長にお伺いしたいのですが、9月初めの選定結果、この業者を優先交渉権者として決めますよと、そういう決裁が上がっていると思うのですが、それによって町長がいいですよと判断したと。その記憶を、これはだれからどういう理由でこの業者に決定しますよと、思い出す範囲で結構ですので、その経過等についてお伺いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 18 ]  私の記憶というはっきりしたところはちょっと申し上げられないのですけれども、上下水道課の職員が私のところへ来て、こうこうこういうことになりましたということで報告を受けて、しかるべきルールにのっとってやっているものだというふうに私も理解をしましたので、そこで決裁をしたというような、そのようなことであったと思います。
議長(五十嵐敏明君) 佐藤経済部長。
経済部長(佐藤保広君) [ 19 ]  それから、町長の前段の質問のところで財政部局、それと副町長、これは管理者は町長ですので通常は通りませんが、こういったプロポーザル方式を採用しましたので、その結果については財政部局、当然部長、それから副町長につきましても合議でいただいているということでございます。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 20 ]  町長にもう一回質問しますが、上下水道課の職員が説明して、ルールに基づいてやってきたと。その職員というのは1人ですか、複数ですか、それについてもう一回お聞きします。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 21 ]  おぼろげな記憶でありますが、1人であったと思います。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 22 ]  選定結果報告書、これについて経済常任委員会等にもかかっていますので、ざっくばらんに申し上げますが、この中に5社が入ったのです。そのうちの1社というのは、数年にわたって現在の旧静内町のシステムを実施してきた企業です。静内地区で実施している検針時に戸別に納入通知書発行業務、これは全国でも画期的な取り組みで、この事務処理は効率的、そして業務コストの削減が大きい。人件費などを含めると相当数のコストが安くなると、そういうことで企業は提案しております。北海道でも、今年8月からかな、札幌市も即時納付というか、こういう方式を採用して、全国では相当数やっております。今回この選定委員会も含めて、検針時請求は考慮しない、そういうことが選定委員会で決められたかのようなことを言って特定企業を排除しようか、そういう意図が当初から明らかである。従来やってきた企業について何か大きな業務上の瑕疵や過失、こういうのがあったのかどうかお伺いいたします。また、このシステムを今回考慮しない、その根拠はなぜか教えていただきたい。
議長(五十嵐敏明君) 佐藤経済部長。
経済部長(佐藤保広君) [ 23 ]  まず、私からお答えいたしますけれども、今回プロポーザルに参加した5社、それは間違いございません。その応募してきた中には、旧三石町で業務を行っていた業者も応募してきております。ですから、旧静内町、旧三石町、新ひだか町でもずっとその2社やっておりましたので、両方とも参加をいただいております。
 それと、今議員からご指摘のあった検針業務を排除する、その業者、今やっていただいております業者を排除する、こういったことについては選定委員会では一切これは話し合いは、そういった話は全くございません。それと、今やっていただいている両地区の業者についての大きな落ち度とかそういうものがあるのかと、それもございません。ただ、私どもが求めたのは、今全国的に見てもかなり、今回検針ばかりでございませんので、こういったシステムを構築する場合にはよりよきものがないかはやはりきちっと検証すべきであろうということで、全国的な事例も事務局のほうで当たってもらって、どういった方式が採用されているのか、それらも十分検査というか調べた上で、今はプロポーザル方式が主流になってきているということも確認できましたので、先進地事例を参考にさせていただきながらこの方式でやらせていただいたということでございます。
議長(五十嵐敏明君) 大角地上下水道課主幹。
上下水道課主幹(大角地 浩君) [ 24 ]  ただいま質問のありました検針員がその場で納付書の発行を行い、郵便ポストに投函する検針時請求、確かに今の静内地区の業者はその特許を持っておりまして、それができる検針器を有しております。ただし、今回プロポーザルというのは公平公正を大前提としておりますので、どこのまちでも平均で行われている標準的な方法、これがだめなのかというようなことではないのですけれども、ただ現在の業務は何点か不都合な点がありまして、例えば正規な業務であれば賦課徴収調定は検針数値を確定の上、請求すべき金額を確定してから収入を調定し、納入の通知をするものでありますが、現在の検針時請求では調定額が確定する前に請求するために、調定のないところに納付がされております。違法ではないまでも不適切な会計処理として、同じ検針システムを利用している釧路市及び森町では同じ業者のハンディーを使っているにもかかわらず、この検針時請求を行っておりません。それで、検針時請求を行っている町村というのは、我が静内地区のみでございます。それで、今後においても、事務処理の業務量から見ても効率的とはちょっと言いがたいものがあります。検針時請求により、検針員さんが検針して、職員が異常水量のチェック、入力ミスだとかチェックする前に納付書が投函されているために、例えば異常なミスがあってもそのまま納付となってしまうケースが見受けられます。また、漏水等による異常水量に気づかず請求が行われていることがあるために、後で住民から問い合わせが、還付請求だとか余計な対応に追われているというような現状もあります。あとコストの面です。この検針請求に係るロール紙、これは年間210万円ほど、経費の面でもメリットはそんなにないものと担当では考えております。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 25 ]  壇上で言いましたように、当時者といいますか、今発言された方についてはちょっと発言を控えさせてもらって、別な職員の方の答弁を求めたいと思っていますが、まず選定委員会ありますよね、これ9人の委員さんになっています。名前も全部経済委員会の傍聴でわかったのですが、9人の委員さんが選定委員になっていますよね。委員会ですから、当然委員長さんという、そのほかに事務局というのもありますよね、事務局は何名で、事務局と委員というのはダブっていませんよね。先にこれについて。
議長(五十嵐敏明君) 中村上下水道課長。
上下水道課長(中村敬司君) [ 26 ]  今の質問ですけれども、委員と事務局はダブっておりません。事務局の人数ですけれども、1名です。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 27 ]  実はこういう文書があるのです。選定委員会の内部文書と思うのですが、この選定するに当たって今後の課題というのが載っているのです。現在の検針時の納入通知書発行業務についてと、ちょっと長くなりますが、現在静内地区で実施している検針時に戸別に納付書を投函している業務は、会計処理の正当性、事務処理の効率性、業務コストなど多方面からの検討が必要であります。この検針時請求は、全道でも静内地区しか採用されていない特殊なものであり、新システムの運用時までに町全体の統一した方針を出すこととします。もし静内地区のこれまでの業務を踏襲することとなれば、新システムの業者選定に影響があるものと考えられることから、今回の事業者選定に当たっては検針時請求は考慮しないものとしたい。この賦課調定業務は、町全体の課題として今後検討することとしたい。こういう文書があるのですが、これに間違いありませんね。選定委員会はこういう方針でやっている。明らかに今回の業者選定に当たっては業者選定に影響がある。ですから、今回の検針請求は考慮しない。こういうふうに明確にうたっているのですが、まずこれに相違ありませんね。
議長(五十嵐敏明君) 暫時休憩いたします。

                          休憩 午前10時21分

                          再開 午前10時40分

議長(五十嵐敏明君) 休憩前に引き続き一般質問を継続します。
 佐藤経済部長。
経済部長(佐藤保広君) [ 28 ]  時間をいただきまして申しわけございません。
 先ほど私は、山内議員の質問に対しまして選定委員会でそういった文書は見たこともないと、それについて議論もしたことはないと申しました。確かに書面によるそういった検討事項での提案はございませんでした。ただ、今てんまつ等精査いたしましたら、事務局より口頭で今の山内議員のご指摘の部分の説明があったのは確かでございました。ただ、その内容というのは、今課長から真意をご説明申し上げますが、あくまでも5社が平等な立場で、公平な立場で今回のプロポーザル、これを実施していくためにはこういった考え方も検討しなければならないといった趣旨でございましたので、私は余り頭の中に、申しわけありませんが、とまっていなかったということで先ほどそういったものの議論はないと申しましたが、これは誤りでしたので、訂正をさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 中村上下水道課長。
上下水道課長(中村敬司君) [ 29 ]  私のほうから、静内地区の検針徴収につきましては先ほど議員がおっしゃられた徴収方法でありますが、三石地区の徴収方法につきましては納付書を置いてこない、これだけ使いましたよというだけの器械であります。それと、一緒に採用するに当たって検針徴収を前提とすると静内地区の業者1社になりますので、それは一般的に行わないと、徴収方法の公平性を著しく欠くため、広く一般的に行われている基準で今回は提案してほしいということで、この方法をとらせていただいております。決して静内地区を排除するというわけでなく、静内地区の業者も我々が指定した方法についても十分把握して、できるという了解はもらっておりました。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 30 ]  先ほど主幹のほうの説明で、今までやっていた方式が、戸別に納入通知書を発行する業務というのがおくれている、コストがかかるという方法、そんなこと言ったのですが、全く逆でないですか。全国でも画期的なシステムなのです。当然コストも全然違うでしょう。北海道内では確かにやっているところ少ないです。このシステムは、大都市の札幌でもすごくいいシステムだと今年からやっているのです。1つだけ、さっき言ったのですが、調定の方法にちょっと疑義がある。今回この企業から、こういうふうにすれば解決できますよと、そういう提案もされています。そして、今言ったこのシステムは今回影響があるので、採用しない。内部で決めていても、外部には言っていませんでしょう。ですから、この企業は今までやっていたシステムを当然今後も継続したいということで提案しています。しかし、内部では、このシステムは採用しないと頭から決めている。非常に矛盾がある。先ほど町長のほうに説明に行ったのは1人の職員だ、事務局も1人しかいない。このシステム何かおかしくありませんか。こんな大きい業務を1人でやっている。これも非常に疑義がある。
 次に進みますが、業務委託要求機能仕様書というのあるのですが、これも選定委員会で内容を決めたという。何枚にもなった1つは上下水道料金ソフトウエア要求機能回答書、こういうのを各企業に出して、これについて回答してくれと、上下水道料金ソフトウエアについては190項目、もう一つの企業会計システムは90項目。中には、何でこういうの必要なのかなと企業が疑問を掲げている項目もあります。これ素人つくるにはよっぽどシステムを知っている方でないとちょっとつくりがたいのですが、これはだれがつくったのですか。僕だったら、特定の企業から参考にして、こういうものないかと、そしてつくるのですが、このシステムはどういう手法でだれがつくったのですか、これを教えてください。
議長(五十嵐敏明君) 中村上下水道課長。
上下水道課長(中村敬司君) [ 31 ]  今の質問ですけれども、この採点表、業務の中身ですけれども、プロポーザルを採用している町村を参考にさせていただきました。それを持ってきていただいたのは各業者でありますけれども、各業者から、業者でなかったか……

                          〔何事か言う人あり〕

上下水道課長(中村敬司君) [ 32 ]  申しわけない。済みません。ホームページから抜粋したものであります。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 33 ]  ホームページから全部とったのですか。例えば何点か、どこのどういう企業、もしくはどういうまちからとったというのをわかれば教えてください。
議長(五十嵐敏明君) 要点だけ簡潔にご答弁願います。
 大角地上下水道課主幹。
上下水道課主幹(大角地 浩君) [ 34 ]  新システムにおける機能要求書につきましては、プロポーザル業務に携わった立場から具体的に申しますと、公平公正を期すために実際にプロポーザルを行った複数の自治体が作成した機能要求書を比較し、基本的な要求事項を取り入れ、それに町が必要とする必要項目を加えたり、または修正したりして作成いたしました。また、実際にプロポーザルを実施した自治体にも出向き、参考となる生の情報を得たりもいたしております。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 35 ]  プロポーザルを採用している市町村の情報を得たと言ったのですが、それには企業は入っていませんか。
議長(五十嵐敏明君) 大角地上下水道課主幹。
上下水道課主幹(大角地 浩君) [ 36 ]  このシステム構築に当たっては、三石地区と新システムを一元化することにより経営コストの削減だとかを目的としていますので、2年前から情報収集は実施しております。これまで複数の業者によるデモンストレーションだとか質問だとかを業者間では繰り返しておりまして、システムの機能をいかに実現させていただくかを拝見させていただきました。その中で当町が必要とするさまざまな参考になる機能だとか、そういうものをメモをとったり質問をしたり、それで当町が目指す要求事項のヒントを得たものであります。これまでたくさん資料はホームページだとか、またいろいろな、当然業者さんからも橋渡ししてもらって、あるまちの実施した機能要求書を複数の業者から参考までにいただいておりますが、あくまでそれは実際にプロポーザルを行ったまちの結果の要求書でありますので、決してその業者がつくったものをそのまんま出しているということではありませんので、ご理解願います。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 37 ]  最終的にはだれがつくりましたか。
議長(五十嵐敏明君) 中村上下水道課長。
上下水道課長(中村敬司君) [ 38 ]  最終的につくったのは、事務局であります。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 39 ]  これは、上下水道料金、企業会計システムについてプロポーザル配付資料という各企業に行っているCDです。後で見てもらえばわかりますが、きのう夕方水道課以外の担当課へ行って、このCDの作成者はだれかわからないかと職員に、あなたシステム詳しいかと言ったら、別に詳しくないと、このCDから作成者がわかる方法はないかと聞いたら、ボタン一つで作成者、四日市市。新ひだかの水道課ではないのです。四日市市といったら三重県です。四日市市が作成している資料なのです。全部がどうかはわかりません。作成日時も全部書いてあります。四日市市といいまして、ちょっとこれも調べたのですが、今回この業務委託を発注した企業のほとんど本拠地なのです。四日市市の企業会計にこの企業が相当入っています。うそでしょう、あなたつくったというのは。これ四日市の資料なのですよ。違いますか。
議長(五十嵐敏明君) 大角地上下水道課主幹。
上下水道課主幹(大角地 浩君) [ 40 ]  今のご質問私初めてお聞きするのですけれども、先ほども申しましたとおり今回複数の業者からいろいろ、実際にプロポーザルやったのをいただいております。それでやっております。それで、四日市市という名前については、全く私も記憶にございません。それで、このつくった経緯というのは、情報収集するのがまず目的ですので、例えば音更町、夕張市、それとか本州の岩手県のあるまち、いろんなまちのを見て、それでつくっております。それの作成者が四日市ということは、本当に全然認識しておりません。そのCDを出した、私たちCDで渡した記憶がないのですけれども、ホームページで公募しておりますので、そこからダウンロードすればどこの業者も、その要求仕様書は全国の業者がとれるような仕組みになっております。だから、たまたま四日市市がダウンロードして、そのCDを持ってきたらそういうことになるかもしれません。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 41 ]  これは、業者に渡していないのですか。

                          〔何事か言う人あり〕

5番(山内和雄君) [ 42 ]  ちょっと休憩して、これ確認してもらえますか。
議長(五十嵐敏明君) 暫時休憩いたします。

                          休憩 午前10時55分

                          再開 午前11時15分

議長(五十嵐敏明君) 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
 大角地上下水道課主幹。
上下水道課主幹(大角地 浩君) [ 43 ]  先ほど公募型ということでインターネットで広く公募してきて、そのページについてはダウンロードできるとお答えしました。それはそのとおりなのですけれども、ただプロポーザルの申し込みあった業者について希望する業者、例えば申し込み時点でそのやつをメディアで欲しいと言われている業者については、記憶がちょっとないのですけれども、そのコピーをとって渡したと思いますので、その点については訂正させていただきます。
 今電算室に行きまして、この大もとの作成者を調べていただきましたら、確かに議員おっしゃるように四日市市役所という名称が載っかっております。ただ、電算室に行って確認した結果、これは何回も何回もコピー、例えば大もとの作成者は四日市市さんであっても、その四日市市さんをまねしてプロポーザルをする自治体というのはたくさんあると思うのです。そこがコピーをとって、コピーをとって、それでめぐり回って違うところ、私違うところからいただいた記憶あるのですけれども、そういう形で回ってきたということでありまして、直接四日市市さんから私たちがいただいたというものではありませんので、ご理解願います。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 44 ]  全く理解できません。自分でつくったのであれば、作成者につくった人が載るでしょう。作成者が四日市市になっている。だから、ベースは全部四日市のものでしょう。書式もこれ全部四日市のものなの。どこかの企業からもらったものでないですか、特定の企業から提案あったものでないですか、それしか考えられないのです。四日市とは全然関係なくして、ただこの資料に四日市が載っていた。どう考えてもわからないです。あり得ない、そんなこと。ぜひこれも、最終的に言いますが、撤回の一つの要因として十分調べてほしい。時間がありましたら後でまた言いますが、次に選定結果報告書というのが経済常任委員会の資料、これもいただきました。前段に確認しますが、このプロポーザル方式を採用して、その選定基準ないし過程において見積価格については参考にするだけです、実質大きなウエートを占めるものでない、そういう説明を企業にしていませんか。
議長(五十嵐敏明君) 大角地上下水道課主幹。
上下水道課主幹(大角地 浩君) [ 45 ]  確かに企業はどういう視点でこの審査基準を設けたのかということで、事務局にかなりの数の方が聞きに来られます。ただ、私たちは公平公正な業務を旨としているものですから、皆さん同じような答えしています。ただ、私たちは、プロポーザルというのは性能発注、機能の充実したものを選んで効率的でコストも削減できるものを推奨しているのだよということで皆さんに言っておりまして、ただヒントを与えるとしたら、できれば機能だとか保守だとか運用サポート、そういうほうが点数は厚くしておりますよぐらいはしゃべった記憶がありますが、それでどちらかというと価格よりもそういう機能面を重視していますというような説明は皆さん同じように業者さんには伝えております。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 46 ]  先ほどの質問でちょっとつけ加えますが、さっき言ったこのシステムのソフトウエア要求機能回答書、290項目あるのですが、プロに聞いたら、この290項目すべてを網羅できるというのはまず不可能ではないか、補完的にはできますよ。しかし、選定結果見ましたら、この290項目の採点がしてあります。今回は、これによって差をつけています。さっきの290というのは正確でないかもしれません。約290項目にします。そうすると、このうちの1社は満点、290項目すべてをできます。もう一社は減点1点だけ。ほかの3社は大きく差がついています。これともう一つ、見積価格を選定結果の採点に大きく反映させている。もうちょっと詳しく言いますと、今回のこのシステムの評価項目というのあるのです。業務実施能力、企画提案、プレゼンテーション、4つ目に提案額、5つ目にソフトウエア要求機能回答、こういう集計結果表があって、そこで採点されています。今言いました業務実施能力からプレゼンテーションの3項目については選定委員会各委員が採点しますと、提案額とソフトウエア要求機能回答については事務局で採点し、各委員の評価を受けますと。上記の選定委員が採用しますこの3項目については、5社が全く同じ、甲乙つけがたいと。事務局で採点する2項目だけで差がついて、1番から5番までの総合点数がつけられているというふうな、これは経済委員会の資料なのですが、それについて間違いありませんか、そういう解釈で間違いないでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 佐藤経済部長。
経済部長(佐藤保広君) [ 47 ]  今私手元には持っておりませんけれども、経済常任委員会には結果として提示したものは間違いない。ただ、今議員がご指摘になりましたが、あくまでもその分野、分野のぬきんでたというか、そういうものでの評価では今回はございませんで、それは項目総体を、最後の結果ですよ、選定委員会での総合評価の中ではその総体を見て、我々がどこのどの機種を使うべきか、それを最終的には判断をして、そして選定結果として町長の決裁、当然決定権者は違いますので、そういった中での選定行為を行っているということでございます。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 48 ]  ですから、選定結果の順位をつけるのに提案額とソフトウエア要求機能回答、はっきり言えばこの2点だけで点数がつけられていると、差が生じていると、これによって総合点順位がつけられた、そう言って間違いないですよね。
議長(五十嵐敏明君) 佐藤経済部長。
経済部長(佐藤保広君) [ 49 ]  そうではなくて、その2点だけではなくて、その全体。当然5社も企業努力をしながら開発してきていると思います。そこには差のつかないところも当然あると思います。ですから、その2点だけではなくて、その表にあるようなその総体、それで判断を、当然価格も点数評価になっておりますので、それからカスタマイズの件数が今後どれだけ考えられるか、その辺も言っていると思いますが、それらを総合的に判断をしたということで、その2点だけに絞って判断をするということではないということは申し述べておかなければならないと思います。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 50 ]  総合的な判断はわかりますが、この表を見る限り3つの業務については、提案なりプレゼンテーションなり全部ゼロ、ゼロ、ゼロ、これは選定委員会の結果で全部ゼロ、ゼロ、ゼロになって、点数ついているのは下の2項目、提案額とソフトウエア要求機能回答、この2点だけなのです。総合的な判断はわかりますが、実際にこの2点で評価して、そして決定している。そして、皆さんは業者には提案額というのは参考にするだけですよと、しかしここを見ると提案額ですごく差をつけているのです。さっき言った1企業が即時納付、納付書を発行する、それによって年間で約200万ぐらいコストが浮きますよと、そういう提案をしているにもかかわらず、全くそれは入っていない。さらにおかしいのは、提案額で見積額でがつんと差をつけておいて、ソフトウエア要求機能回答で、さっき言ったカスタマイズ方式ありますよね、この点については幾ら追加したらできますよと、これも提案額に入って含まれているのです。ちょっと難しいのですが、二重に採点されているのです。二重に減点されている。これがおかしくないかということなのです。恐らく町長のところに担当者が説明に行ったときに、当然提案額、見積額もこんなに違うのだと、だからこの会社に決める、そう言ったと私は推測するのですが、それについても確認したい。
議長(五十嵐敏明君) 大角地上下水道課主幹。
上下水道課主幹(大角地 浩君) [ 51 ]  ただいま山内議員さん持っている資料というのは、多分経済常任委員会から入手されている資料ではないかなと思うのですけれども、確かに経済常任委員会に出した資料については、そのほか企画提案の項目、あとプレゼンテーションの項目がほかにもあって、そこにはゼロとなっているのですけれども、決してそこは審査しなかったということではなくて、それは要綱だとか基準の点数のA、B、C、Dだとか書いてあるとおり各審査委員が自分の持ち点の範囲でそれぞれの項目に従って企画提案能力、プレゼンテーションのところをそれぞれ自分の考えによって入れていただいて、それを総合的に集計して、ここに出して、総合トータルで、価格もそうですし、カスタマイズもそうです。実施能力もそうです。全部含めた総合トータルで出したものであって、決して一つの項目に偏ったものではないということを申し添えておきます。
 それで、今回価格にこだわっているようでありますが、先ほど申しましたとおり性能だとかいいものを私たち要求しておりますので、正直に点数言いますと全部で320点満点です。そのうち価格が占める割合というのは、そんなには多くないわけです。それが例えば今の静内でやっている業者さんと契約業者さんの差を見ると、4ポイントしか価格では差は開いておりません。そのほかの項目、例えばプレゼンテーションだとか、一応企画提案、町にとって有益な提案があったかどうか、そういうところで差が開いているということで、当然議員さん言われたとおりカスタマイズが多ければ多いほど不利になることは確かでございます。ただ、このカスタマイズもその業者にとって不利かというと、皆さん一律同じ条件でやっておりますので、まず誤解ないようにしておきたいのは、プロポーザルで選定された業者は少ない金額ながらカスタマイズはあります。そして、今回選定から漏れた業者の中には、全くカスタマイズかかからず、すべてパーフェクト、減点なしで町の要求機能をクリアしている業者もおられました。このことから、特定の業者だけが有利になる機能要求ではありません。そして、もう一点実例挙げますけれども、大変失礼なのですけれども、今回町からの機能要求において一番カスタマイズがかかっている見積もりを出された業者です。この業者につきましては、前回参考見積もりを徴収したところ、今回のカスタマイズよりも大きいカスタマイズ費用で見積もりを出されています。ですから、この事業者のパッケージソフトに関しては、今回町からの機能要求項目のあるなしにかかわらず、更新に当たってはカスタマイズ費用がかかるパッケージソフトだということが思われて、今回の事業者にとって著しく不利になるようなものとは考えられません。それで、私もこれちょっと参考までに今後の……
議長(五十嵐敏明君) 簡潔にお願いします。
上下水道課主幹(大角地 浩君) [ 52 ]  以上でお願いします。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 53 ]  わかりません。資料の3ページの集計結果総合点とあるのは、これは違うのですか。これによって結果が出ているのではなくて、まだ別に資料あるのですか。この表の総合点によって1番から5番まで点数つけられていますよね。これ以外に採点結果の資料ってあるの。
 それと、もう一点どうもわからないのは、見積額で例えばある業者が3,200万と出ていますよね。この中には、共有方式できないのでカスタマイズの分、これについては5万ですよ、これについては10万ですよ、そういう費用も全部入って3,200万でしょう。ですから、見積額でマイナスして、ソフトウエア要求機能回答でもさらにマイナスしている。この採点は、絶対間違っています。機能回答でマイナスであれば、3,200万から既に入っているカスタマイズの分、計算したら大体600万ぐらいになるだろうか、これを引いたものがここに出てくるのが一般的だ。この表を見て僕はそういうふうに解釈するのですが、違いますか。
議長(五十嵐敏明君) 大角地上下水道課主幹。
上下水道課主幹(大角地 浩君) [ 54 ]  カスタマイズの考え方ですが、料金システムについては徴収方法や使用する様式等が違うため、事業者が使用するどのようなパッケージでもそのまま何の問題もなく完璧に使用できるものはないと思います。必ずや多少の多かれ少なかれのカスタマイズは出てきます。業者によっては、そうした細かなカスタマイズが発生してもその都度町に負担を求めるのではなく、導入支援費、諸経費、それから2年目以降の保守費用、その範囲内で対応していただける業者もあります。そして、こうした導入支援費、諸経費等の金額を逆に安くして、細かなカスタマイズが発生した場合については10万円単位でその都度請求をしてくる業者もおられます。ここで重要なポイントについては、業者によってこうした多少のカスタマイズの考えに違いが見られることから、町が要求する機能だとか性能、水準を満たしつつ、新システムについては全体に係る導入コストを低く抑えるということで、カスタマイズによって行政サービスが低下する場合を除いてはできるだけカスタマイズは行わないこと、カスタマイズの費用がなるべくかからない拡張性がある、汎用性があるパッケージソフトを有する業者を選定することが町にとって一番有益なものだと考えておりますので、ご理解願います。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 55 ]  時間ないですね。全く理解できないので、もう一回この業務の根本的な面からぜひ見直しを、今の契約を撤回しましてもう一回見直しをしてほしいと、そう思って、最後に、契約したのは11月と聞いたのですが、今回この受託業者というのは愛知時計電機株式会社札幌支店ですよね。2010年8月28日、愛知時計電機札幌支店、売上高の不正計上発覚、東京証券取引所で今審議中です。それで、業務選定に当たりまして参加資格、参加申込書の提出、この項目で平成20年度及び21年度における決算関係書類の提出、これが求められております。この情報によれば20年、21年のこの会社の経理に不正があったと、不正な決算書が提出されている。これについて認識していたかどうか。この企業から、そういう事件が発覚して、今回の業務委託は撤回したい、そういう声が一言でもあったかどうか、それについてお伺いします。
議長(五十嵐敏明君) 中村上下水道課長。
上下水道課長(中村敬司君) [ 56 ]  ただいまの質問ですけれども、我々がこの不正経理ですか、をつかんだのは、外部発表されたのが11月11日と聞いております。これは、先日愛知さんの札幌支店より状況説明に来られましたので、内情を確認いたしましたけれども、あくまでも個人責任の内部問題という考えでおりますので、今回の件につきましては、先ほどの質問の当初わかっていたかという段階ではわかっておりませんでした。現段階では、このままで進めたいと考えております。
議長(五十嵐敏明君) 5番、山内君。
5番(山内和雄君) [ 57 ]  時間ですのでやめますので、何か裏で特定企業を排除しようとする、そういう動きが最初からあった契約なのです。たしか債務負担行為で予算計上するときも、複数の議員さんから意見が出ていました。途中でも担当の部長さんのところにも行って、とにかく公平にやってほしいのだということを申し上げました。しかし、なぜか一職員の裁量で業者にとんでもない働きかけもしている。そういう事実は今申し上げませんでしたが、あります。そういう事実関係を適当な機関、監査機関でもいいです。ぜひ調査して、私はこの委託契約を撤回して別な手法も考えてやり直す、そういう提案をして、そういう質問をして最後の締めといたします。
 ありがとうございました。
議長(五十嵐敏明君) 暫時休憩いたします。

                          休憩 午前11時42分

                          再開 午後 1時01分

議長(五十嵐敏明君) 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
 次に進みます。
 15番、進藤君。

                          〔15番 進藤 猛君登壇〕

15番(進藤 猛君) [ 58 ]  通告に従い、壇上より質問したいと思います。
 平成18年に新ひだか町が誕生してから5年目を迎え、町長は引き続き公正、思いやり、郷土愛と融和と一体を基本姿勢とし、新たにチャレンジ、攻めの姿勢を持って新ひだか町の特性である涼夏少雪の郷を全国に発信すると所信表明で述べています。一方、地域産業は依然として厳しい状況は変わらず、地域振興対策としての財政出動も余儀なくされている状況の中にあって、わずかな光はホッカイドウ競馬の存続、さらにはきのう細川議員の質問内容にもありましたけれども、アジア大会における佐々木舞さんの活躍など大変喜ばしい事態にもなっております。反面行政組織としてのあり方が問われる事態が続いていることは、まことにゆゆしき問題であります。特に体育館の耐震工事に係るものや三石地区簡易水道誤賦課等、本当に組織の機能が十分に発揮されているのかどうか疑問に感じられるものもあります。
 数年前よりグループ制を住民サービスの向上に努めるという目的で導入されていますが、その機能が本当に発揮されているかどうか、私は疑問に感じるところが非常にあるわけです。したがって、1番目として行政組織、特にグループ制の実施の効果についてこれまでどんな効果があったのか、このことについてもお伺いしたいというふうに思います。
 次に、町長は涼夏少雪の郷構想のもと、恵まれた自然環境や都市機能を生かした滞在、移住の促進を初め、新たな観光資源の発掘など重点的に進めるため新たな組織、わがまちPR戦略室を設置し、全道、全国に広く情報を発信し、地域の振興、発展に努めるとしています。2点目の質問として、わがまちPR戦略室のこれまでの活動内容についてお伺いをいたしたいと思います。
 さらに、先日広報紙12月号に掲載されたまちづくりのための事後評価原案は、これまでの実施事業の町民による意見を募集し、今後のまちづくりに反映させたいという意図だと考えますが、3番目の質問として、今後のまちづくりのための事後評価原案の公表とはどのような意図があるのか伺いたい。また、具体的な評価の事業についてもお伺いしたいというふうに思います。
 最後になりますが、来年4月より三石地区は4つの学校が統合されます。これも昨日の池田議員、さらには志田議員の質問にもありましたけれども、改めて、廃校になる校舎及び関連施設は今後町有財産として管理されることになると思いますが、この廃校される学校の基本的な町としての考えについてもお伺いしたい。
 5番目として、これまで冬期間の体育の授業は小学校においては冬期間はスキーもしくはスケートを主体とした体育授業を行っているのが現状であります。我が町においては、小学校ではスケートを主として体育の授業としているのが現状であります。廃校される学校の中では、それぞれ各学校においてPTA等の協力を得ながらスケートリンクをつくっておりますが、今後廃校される学校を除いて三石小学校に移行するわけですけれども、ご存じのとおり各学校ではスケートリンクをつくっておりますが、三石小学校は特に雪が少なく、そしてなおかつ風が強いわけですから、そういう面においてはスケートリンクの造成が困難な状況にあります。したがって、今後これらの冬期間の体育の授業をどのように展開するのか、この辺についてもお伺いしたいというふうに思います。あわせて、三石地区にあるスポーツセンターは、ご存じのとおり今使用されておりません。スポーツセンターの今後の見通しについてもお伺いしたいと思います。
 以上、壇上にて質問といたします。よろしくご検討ください。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。

                          〔総務課長 名須川 一君登壇〕

総務課長(名須川 一君) [ 59 ]  それでは、進藤議員からのご質問の1点目、行政組織についての(1)、グループ制を実施しているが、その効果についてご答弁を申し上げます。
 グループ制につきましては、行財政改革の個別計画でございます行政組織改編計画及び定員管理計画を検討する中で人員削減等により人件費を抑制しながら効率的な事務処理体制を構築するため、課内労働力を有効に活用することができる手法として平成19年4月から導入したものでございます。グループ制の効果につきましては、以前の一般質問でもご答弁申し上げてございますが、そのメリットといたしまして、一人の職員を特定の係に固定させることなく、繁忙期等の実態に合わせて柔軟に業務分担を変えることによりまして課内労働力を有効に活用することができるほか、職員がさまざまな業務に触れる機会が増加し、課内業務全般の理解度が増すこと、また係の壁がなくなり、課内の職員間の連携が増すことなどが挙げられてございます。一方、このグループ制についてはデメリットもございまして、主なものといたしましては、特定分野がなくなることにより職務に対する責任性に欠ける面、あるいは専門的な知識が習得しにくい面などが挙げられてございます。導入後3年程度経過している中で、まだその是非を早急に結論づけるということはできませんが、少なくとも合併からこれまでの間一般行政職だけでも30名以上の人員削減が行われる中、大きな支障もなく業務を処理してきていることはこのグループ制の効果であるというふうに考えているところでございます。また、議員ご指摘のとおり、職員による事務処理の不手際によりまして町民に不信を与えるような問題が発生していることは事実でございますが、私どもといたしましてはこれらのことがグループ制を含めた行政組織のあり方に直接起因するものとは考えてございません。職員個々における職務に対する意識や事務処理に当たっての連絡調整あるいは情報共有が不十分であることが大きな原因であるものと認識をしているところでございます。今後も職員研修等を通じ、職員個々の意識改革に努めてまいりたいと考えてございます。しかしながら、今後におきましても適正かつ円滑な事務執行のため、よりよい組織体制があるのであれば積極的に見直しをしてまいりたいと考えてございますし、毎年度実施しております人事ヒアリング等の機会を有効に活用しながら、問題点の洗い出しや検証等を繰り返し、よりよい行政組織のあり方を今後も模索してまいりたいと考えてございます。
 以上、答弁といたします。
議長(五十嵐敏明君) 竹田わがまちPR戦略室長。

                          〔わがまちPR戦略室長 竹田幸也君登壇〕

わがまちPR戦略室長(竹田幸也君) [ 60 ]  進藤議員からのご質問の行政執行についての2点目であります。わがまちPR戦略室のこれまでの活動内容についてのご質問がございますので、お答えいたします。
 新ひだか町は、道内の各地と比べ夏は涼しく、冬も温暖で雪が少ないという地域特性を持った町でございます。こうした恵まれた自然の特性や環境など多様な資源を生かし、体験交流型観光のさらなる充実を図るとともに、移住、定住の促進も含め広く全道、全国に情報を発信し、交流、定住人口の増大を促進する取り組みを行うため、本年7月にわがまちPR戦略室を設置しております。このわがまちPR戦略室の具体的な分掌事務でございますが、主に次の5つの項目をもって活動を進めているところでございます。
 まず、1つ目といたしましては、新ひだか町に関する各種情報の発信でございます。豊かな自然環境やすぐれた資源、さらには景観、歴史、文化など地域イメージをつくりながら効果的な情報の発信を進めることとしております。現在進めている取り組みといたしましては、これまで統一されておりませんでした町の観光キャッチフレーズを今年度内に創設しまして、来年度からのPR事業に活用していくよう準備を進めているところでございます。
 次に、2つ目は新たな観光資源の発掘でございます。来年度の取り組みといたしましては、新ひだか町観光フォトコンテストの開催を計画しているところでございます。新ひだか町の魅力を広く募集し、新たな魅力の発掘に努めるとともに、応募いただいた写真をパンフレットやホームページ等に活用することにより当町の魅力を広く情報発信するよう準備を進めているところでございます。
 3つ目といたしましては、特産品の開発支援でございます。現在特産品開発、グルメ開発等に取り組む町民を支援する、これは仮称でございますが、ドリカム支援事業の創設に向け作業を進めており、来年度からの事業募集を予定しているところでございます。
 4つ目は、交流人口の増加対策でございます。本年5月に実施しましたJRヘルシーウオーキングの来年度の開催に向けた要望活動やフットパス事業の推進に努めているほか、新たな事業といたしまして来年7月に三石地区において地びき網を中心としたイベントの開催に向け準備を進めているところでございます。
 5つ目といたしましては、滞在、移住の促進に向けた取り組みでございます。現在1棟で対応している移住体験施設の新年度増設に向けた準備を積極的に進めているほか、名古屋及び東京で開催された北海道暮らしフェアに参加し、そこで移住を希望される方々から直接ニーズを聞き取りまして、これの意見を取り入れ、新たな定住促進専用パンフレットの作成と移住に関するホームページの刷新を今年度内に実施するなど、受け入れ態勢の整備とPRの強化に向けた準備を進めているところでございます。わがまちPR戦略室は設置から半年余りの組織でございますが、今後におきましても交流人口の拡大や移住、定住の促進などといった与えられた目標、目的に向け積極的に取り組みを進め、地域の振興、発展に努めてまいりたいと考えております。
 以上、ご答弁とさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 久米建設課長。

                          〔建設課長 久米 茂君登壇〕

建設課長(久米 茂君) [ 61 ]  進藤議員の3番目のご質問にあります今後のまちづくりのための事後評価原案の公表についてご答弁申し上げます。
 事後評価原案の公表につきましては、平成18年度から平成22年度の5カ年で事業を実施しておりました旧まちづくり交付金事業から現在は社会資本整備総合交付金事業を評価するものであります。代表的な整備施設といたしましては、静内地区のショッピングプラザピュアの2階の部分で既に整備され、使用されております地域交流センターです。並びに、静内川両岸緑地に合わせて200本の桜を植栽いたしました桜並木などがあります。これらの事業で目標値を設定し、完成の最終年度に評価し、国へ報告することが義務づけられております。事後評価原案の公表については、今後まちづくりのために整備した内容について町民の皆様から意見や方策等を取り入れ、その後評価委員会と国の審議を受けまして、最終的な公表となります。これらの意見につきましては、今後のまちづくりの貴重な意見として生かしていきたいと考えております。現在そのための作業が進められているところでありますが、今後も継続して有効な施設の利用方針を考慮したまちづくりが必要と考えておりますので、貴重な意見をいただきたいということで今手続に入っております。
 以上、答弁とさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 曽我企画課長。

                          〔企画課長 曽我啓二君登壇〕

企画課長(曽我啓二君) [ 62 ]  進藤議員の4番目の学校統合における廃校の今後における具体策についてご答弁申し上げます。
 統廃合後の小学校跡地利用につきましては、志田議員の質問にもお答えしたとおり、附帯施設も含め、その利用について検討しているところであり、今月3日に公共施設整備検討会議を開催し、利用について協議を行ったところでございます。具体的な活用としましては、教職員住宅の一部については滞在、移住事業に活用することで取り進めておりますが、校舎、体育館等につきましては地域からの利用要望がございますが、維持管理予算との取り合いもあることから、再度教育委員会と関係課を交えて地元と施設利用について協議を進めることとしております。今後地元との協議を終えた段階で再度検討会議に諮り、その方向性を示した後、庁議において施設の利用方針を定め、地域とさらなる協議を進めてまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
議長(五十嵐敏明君) 磯貝教育委員会管理課長。

                          〔管理課長 磯貝正之君登壇〕

管理課長(磯貝正之君) [ 63 ]  進藤議員ご質問の5点目、体育施設の(1)、三石地区の小学校の今後のスケートリンク造成について答弁申し上げます。
 これまでの三石地区小学校のスケートリンクにつきましては各小学校単位でPTAが中心になり、維持管理や除雪作業を行ってきたところですが、平成23年4月1日より三石小学校1校に統合になりますので、統合後のスケートリンク造成について学校や保護者の考えをもとに協議をいたしました。その結果、本来であれば統合先の三石小学校に造成するのが望ましいところですが、近年の温暖化と海岸に近い三石小学校ではリンク造成は難しいと思われることから、地理的に比較的リンクづくりに向いている本桐小学校グラウンドに造成したいというふうに考えております。学校のスケート授業につきましては、三石小学校は主に低学年の練習用として規模の小さなリンク造成を行うとともに、本桐のスケートリンクへはスクールバスで送迎するというふうに考えております。なお、本桐スケートリンクの管理運営につきましては、一般町民へも利用開放することから、体育振興課で所管することとしております。
 以上、答弁といたします。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。

                          〔体育振興課長 土肥一司君登壇〕

体育振興課長(土肥一司君) [ 64 ]  同じく5点目の三石スポーツセンターの今後の計画についてご答弁申し上げます。
 三石スポーツセンターの耐震診断を実施し、平成22年3月の耐震診断の調査結果、極めて倒壊のおそれがあるとの報告を受けて、早期耐震改修工事ができないかを検討してきましたが、耐震改修工事に係る経費がかさむことから、平成22年5月21日をもって休止することにいたしました。休止に伴い、代替施設として学校開放することで町民の理解を得ているところですが、三石地区の住民並びにスポーツ団体などにはスポーツの振興、健康づくりの拠点である三石スポーツセンターの休止により不便を来している現状にあります。このような状況から関係団体などより利用再開の要望が強いことから、耐震補強及び改修の方向で検討しております。計画としては、平成23年度に実施設計業務委託、平成24年度に耐震補強を含めて改修工事を実施してまいりたいと考えておりますことでご理解を承りますようお願いいたします。
 以上、答弁といたします。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 65 ]  壇上よりの質問に総括的に答えていただきました。この後一問一答の中で再度質問いたしますが、まず1点目、グループ制の実施について回答の中でメリットもあるし、デメリットもあると、こういう答弁もありました。もともと19年にグループ制が実施されて、その主な趣旨としては課全体、これが一つの業務にかかわって、だれでもが対応できると、こういうシステムの中で言ってみれば課そのものが課で持っている業務の共有化を図っていく、その中でお一人お一人がその事案について適切に対応できる、町民サービスができると、こういう趣旨のもとでグループ制を実施したというふうに私はとらえて、今まで実施してきたのだろうというふうに思っています。共有化の部分については、本当に課そのもの、一人一人が課全体として共有化を図るためのコミュニケーションというのですか、そういうものが課全体として図られているのかどうか、日常的な中で大変だと思うのですけれども、1週間なら1週間のうちの中でこの全体的な共有化、そういうシステムで図られているのかどうか、共通理解に立っているのかどうか、その辺ちょっとお伺いしたいというふうに思うのですが。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 66 ]  再質問でございますが、今のグループ制の課内の情報等の共有化というご質問だと思いますが、係制からグループ制に移行した流れの中でなかなか旧係制の感覚がとれないというような状況も数年ございました。そういう部分では、なかなかなじんでいない部分も当初ではあるのだろうと思います。そこで、課のコミュニケーション、これの図り方については、当然グループ長はそのグループの中心になりますけれども、課全体の掌握というのは課長職にかかってきますので、それぞれの課長職が全体のグループ調整も図ることになると思います。そういう意味で、実態としてすべての全課の部分で押さえてはございませんが、今お話ししたようなグループ制の浸透状況もまだ完全でない部分もあると思います。ですから、そういう部分も含めて今後課長職が担うグループ制の有効的な活用方法についても各課の課長職の認識も含めて進めていきたいというふうに考えてございます。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 67 ]  壇上でも一部申し上げましたけれども、今回の一連の事業の中で例えば体育館工事の問題、あるいは水道料金の誤賦課の問題、これら等は事前にそういうチェックができていれば、いわゆるグループ制の実効があれば、そういう問題は逐次解決できた問題も多々あるのだろうというふうに思うのです。今課長答弁されたように、このグループ制そのものは個々一人一人毎日仕事をやっているわけです。自分で持たれた仕事をやっているわけです。そのほかに、ほかの担当者がやっている部分についても課の中で熟知をしながら、だれでも対応できるという状況が望ましい姿だと思うのですけれども、それが必ずしも図られていないとすれば今回のような問題が起きているわけです。私は、グループ制そのものが決して悪いとは思いません。その利便性を十分に生かしてやることがこのグループ制の本来の目的だろうと思うのですけれども、そういう上に立てば、一人一人の責任を持って仕事を今やっているわけですから、そのことを十分に生かすということであれば、グループ制そのものをもう一度見直し、そして個々に与えられた仕事を十分に発揮できる、そういう部分を重視していかなければならぬだろうというふうに思っているのです。
 もう一つ言えば、これはグループ制にかかわることだけでなくて、今回午前中から質問されているいろいろな問題。庁議というのがあるのですけれども、その庁議の中でも、果たして庁議そのものに自分の課の中で与えられた部分が十分発揮されているのかどうか、そういう部分もあるわけです。したがって、私は、課として情報の共有化をするということと同時に、それをまとめていくまとめ役の人たちが、庁議としての部分が発揮されるわけですから、そういうものを含めて庁議というのはもっと重要な案件をしなければならぬ、そしてまた今課が何をやっているのかということを十分に把握をしていなければならぬというふうに思うのです。そういう意味でいけば、このグループ制そのものが果たして本当にこれから新ひだか町が発展するために、必要性がないとは言いませんけれども、発揮できるのかどうか、その辺が非常に私は疑問に思うのです。なおかつ言えば、グループ制そのものについて、先ほどの課長の答弁でないですけれども、もう少し長いスパンで見なければ効果がわからぬという話なのですけれども、もう既に19年からやっているわけですから、その辺の成果だとか効果とかは十分にもう分析されているのでないかというふうに思うのですけれども、その辺どうなのですか。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。
総務課長(名須川 一君) [ 68 ]  最終的にグループ制の見直し云々というようなお話もございましたけれども、壇上で申し上げたとおり、まだ3年半ぐらいの経過しかたってございません。その部分で根幹となる組織を大幅に改正するということが今後行政運営をやっていく中で円滑にいくのかどうかということもございます。これは、合併当時こういう形で走ってきてございますけれども、現状としては今のグループ制の再検証、これももちろん今3年半やっていますから、さっきお話ししたような隘路ももちろんあるということは認識をしてございます。ですから、そこら辺をそういう課題をいかにクリアしていけるのかという整理も必要になってくるのだろうと思います。ですから、そこら辺の整理も、今までも課題等をある程度整理してございますけれども、その辺を今度具現化していくような方向でグループ制の検証をさらに今後も進めていかなければならないのかなというふうに思ってございます。職員の不祥事というか、不適切な事務処理の指摘もございましたが、これについては壇上でもお答えしているとおり、直接的に組織体制自体がそういったものに影響しているのかというと、やはりそれは職員の意識の問題が第1点にあるのだろうというふうには認識をしてございます。
 それから、今後今の行政組織改編計画についても、実は18年度に策定をした計画でございまして23年度から最終期を迎えることになります。最終期の5年間の計画ももちろん現計画にはございますけれども、いろんな社会情勢等の変化もございまして、実際に計画と組織の内容もかなり乖離している状況もございますので、その部分も含めて組織の改編計画についても本年度中に見直しを図っていきたいというふうに思ってございます。ただ、今お話ししたように、この3年半ぐらいの中で早急にグループ制をすぐ廃止して、また係制に戻すのがいいのか、新たな組織体制を模索するのがいいのか、その辺は行政運営の中では非常に慎重にしていかなければならないのかなというふうに思ってございます。
 以上でございます。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 69 ]  今ご答弁にありましたけれども、組織改編という形の中で検討されてということなのですけれども、ちょっと事例として挙げれば、これまでもいろんな組織改編の中で例えば、私は前の一般質問の中で質問した経過もあるのですけれども、未来課というものをつくりました。これも当時は、充実に向けてしっかりとした足場を築いていくのだという、そういう提案のもとでつくったと思うのです。しかし、1年もたたないうちにこの未来課が福祉課に統合されていく、こういうものもあるのです。したがって、19年から少なくとももう4年以上たっているわけです。ある意味ではこのグループ制そのもののメリット、デメリット、先ほども課長言っていましたけれども、メリット、デメリットというのはある意味では結果が出ている部分だというふうに思うのです。したがって、先ほど言いましたけれども、グループ制がいいとか悪いとかという問題でなくて、この効果が本当にあったのかどうかというあたりはもう既に結果出ているのでないかと思うのですけれども、その辺どうなのですか。
議長(五十嵐敏明君) 木内総務企画部長。
総務企画部長(木内達夫君) [ 70 ]  進藤議員おっしゃるように19年からですから、もう4年目ですか、そういうことでグループ制ということで業務を進めてきたと。それで、壇上で総務課長から申し上げましたように効果があったと、何かというと職員の削減ができた、これが一番の効果だと私は思っております。というのは、係制の組織のときとグループ制の組織のとき、これどういう違いがあるかというと、職でいいますと係制の場合は係長職が係のまとめ役と、これなぜグループ制に移行しなければいけないかというと、職員を削減する一つの方法でもあるわけです。というのは、グループ長というのは課長補佐職です。係制のときには、課長補佐がいて、課長がいました。ところが、職員数が減って、減らさなければならぬ、削減しなければならぬということになると、やはり課長補佐である管理職であっても実戦部隊のことをしていただかないと、事務量が増えていく中で事務処理がままならないということになりますから、必然的にそういうグループ制に移行せざるを得なくなってきている。これは、どこの市町村でもグループ制の導入が増えてきているのはそういうところにも一つの大きな効果があるという考え方のもとに導入してきておりますから、そういう意味では今後も、合併して定員管理計画では57名でしたか、10年間で削減するという目標を持っておりますから、現在30名ということで半分ぐらいですよね、5年で半分ぐらいいっていますから、残り30名ほどを定員管理上では削減しなければならぬということになりますと、やはりグループ制を引き続きそういう組織の中でやっていかなければいけないという考え方を持っております。ただしかし、グループ制によってデメリットもないわけではないということは認識しておりますけれども、デメリットをデメリットにしないような、そういうことも工夫しなければいけないということで考えております。そんなことでご理解いただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 71 ]  改めて今の部長の説明の中で、このグループ制に移行したのは職員の削減、このことも一つの大きな要素だと。当初職員定員計画の中で削減をしなければならぬという提案を受けながら、順次毎年削減計画を立てながらやっている。このことについては私もわかりますけれども、しかし削減が主な理由だということになれば、私はある意味では削減もしなければならないけれども、充実しなければならぬ部分も相当あるのだろうというふうに思うのです。後でまた言いますけれども、これは2番目の質問にも重なってくるわけですけれども、今回町長の肝いりでPR戦略室を新たに4月か5月から発足したわけですけれども、これも私は当時言ったのですけれども、兼務発令やっているわけです。削減することによって、それぞれ係長であっても課長であっても自分の仕事をしなければならない、そのことによって連絡不十分、なおかつ課としての締めというのか、そういうものが個々の一人一人の持ち量が多くなったために不十分になったのでないかと私は思うのです。戦略室にしても、これは兼務発令の中で専門職が扱っている部分については2人かそのぐらいですよね、本当にわがまちPR戦略室としての必須の部分がなるのかどうかといえば、その辺の組織改編の中で削減ばかりに目がいったのでは、これからしようとするところについてはなかなか難しい問題が出てくるだろうというふうに思うのです。その辺も含めて、町長の考え方は今後この戦略室、後でまたやりますけれども、戦略室の本来的なあり方というのは少なくとも、これは人事の問題が絡むわけですから町長の専決事項ですけれども、本当に真剣に取り組むというのであれば、兼務発令というのはいかがなものかと、こういうふうに思うのです。これも一つの組織再編としての中でどう考えているのか、町長の考え方ちょっとお伺いしたいというふうに思うのです。
議長(五十嵐敏明君) 木内総務企画部長。
総務企画部長(木内達夫君) [ 72 ]  今例としてPR戦略室の兼務発令ということが出ましたけれども、これはご存じのように今年4月に人事異動がございまして、PR戦略室というのは7月の組織設置ということで、どうしても年度途中ということがございまして、兼務のことについて言いますと、ほかのところも兼務というのがあるのですが、やはり兼務職員というのは非常に難しい立場にあると、それから専任と違って別な仕事も持っているということですから、理想からいえば兼務発令ないほうがいいだろうという考え方持っております。そういうことで、年度途中というのもございまして、来年に向けてそういう組織についてまた見直しをするということにしてございますから、その中でどういう体制がとれるのか、できれば専任発令というのが理想だと思いますから、その辺も念頭に入れて、これはPR戦略室以外のこともそうですので、全体的にそのような考え方で進めたいというふうに思っておりますが、ただしかし結局今定員管理で目指している職員数、こういうことを考えますと、今の静内庁舎、三石庁舎、これございますので、その辺も考えていかないと、総体的に考えていかないとなかなか専任の職員を生み出すと、新たに設置するところに向けるということが出てきませんし、それからもう一つは要するに正職員のことで削減するということになれば、一方では一時嘱託職員をかなり削減していると、30名近く削減しているということもございますから、そういう面ではそういう部分の嘱託ということも念頭にまた入れなければならぬ部分も出てくるだろうということは考えております。
 以上でございます。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 73 ]  私からも補足といいますか、さらに答弁をさせていただきたいと思います。
 部長が今答弁したとおりでありますが、定員管理計画に基づいて定員をなるべく少なくしていこうという中で、限られた人材で大いなる力を発揮するというようなことをやっていかなければなりません。そこで、PR戦略室が7月に設置されたところでございますが、この部門については町のまちおこしとか経済活性化とかいうものにつながる重要な役割を担っていると思っておりますので、専任という形でなるべくしたいなと思っておるところでございます。引き続き、よく全体のバランスを見ながら先ほど言いましたように限られた人材で大きな力を出せるように配慮してまいりたいと、このように思います。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 74 ]  組織の再編、改編関係については先ほどから聞いておりますので、私はやっぱり、先ほど課長もおっしゃっていましたけれども、特定の係に固定をすることなく係全体が一つの問題について共有化を図って、そして住民サービスに努めるのだと、この趣旨についてはある意味ではわかるのですけれども、その概念が本当に生かされていないというか、生かす状況にならない。それはなぜかというと、削減含めて人員数が減っているわけです。したがって、今までよりも1人が持つ仕事というのが増えていく。その中で本当に共有化を図るなんていうことについては、非常に大変だというふうに思うのです。むしろ私は、1人の係が専門的に知識を習得し、そして住民サービスに当たっていく、これが行政サービスの本来のあり方だというふうに思うのですけれども、全体でもって図るということはさっきも課長言っていましたけれども、責任そのものが幅広くなっていって、本当に一人一人の力が発揮できるかということになれば、私は非常に疑問に思う。したがって、今回のようないろんな一連のミスというのか、そういうものか起きてくる。そういうものをいかに解消するかということについては、果たしてグループ制が有効なのかどうかということが私は疑わしいというふうに思うので、ぜひ組織改編としての中で十分に考えていただいて、今後のあり方について検討していただきたいと、こんなふうに思っています。
 続いて、2番目のわがまちPR戦略室、この部分について移りたいと思いますけれども、今商工観光課長のほうからこのPR室の中身について5点ほど挙げておりました。これも組織改編との絡みもあるわけですけれども、企画課が持つものは観光であり、そして労働であり、商工であり、特に商工、観光は仕事の量が多過ぎるというふうに思うのです。それになおかつ兼務発令をして、課長が兼務発令になっているわけです。それで本当にわがまちPR戦略室ということで活躍できるかというと、なかなか難しい問題があるのでないかというふうに思うのです。これは私過日新聞等で見たのですけれども、浦河町の体験移住の問題出ていました。浦河の移住関係の職員配置がどうなっているか私は調べていませんけれども、しかし、これを見ると上半期で全道一、戦略としてのあり方が載っているわけです。わがまちPR、PRだけでなくて実践に移していく、変な話わがまちPR戦略室というのはPRだけなのですか、戦略室のあり方というのはPRだけなのですか、その辺どうなのですか。
議長(五十嵐敏明君) 佐藤経済部長。
経済部長(佐藤保広君) [ 75 ]  先ほど町長からPR戦略室の考え方が示されておりますが、私どものとらえ方もまちづくり全般について考えていくべき室だというようなとらえ方をしております。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 76 ]  先ほど商工観光課長が5点ほど挙げられた中に、人口交流の促進、滞在型移住含めて、そういうものも一つあるのだという話になっています。PR戦略室だけではこれは推進できないというふうに思うのです。そこで、このことにかかわって企画課との関係についてどういうふうな位置づけになっているのか、ちょっとお伺いしたいというふうに思うのです。
議長(五十嵐敏明君) 佐藤経済部長。
経済部長(佐藤保広君) [ 77 ]  正直に申し上げますが、これを立ち上げるときに私も総務部長並びに理事者とかなり議論をさせていただきました。ただ、今現実に商工で、商工というか、今は経済部で持っております。企画との関連ばかりではなくて、ここの室というのは先ほど私申し上げとおり全般にかかわっていくという部署でございますので、企画はもちろん、それから産業、経済にかかわる分野、当然教育の分野の支援もいただく場面も、例えばスポーツ大会の誘致とか会議の誘致とか、いろんな面で多方面に協力というか、求めていきながら、アイデアをいただきながらやっていく部署だというように考えております。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 78 ]  今部長のほうからそういう説明ありました。だからこそ、私が先ほど言っているように組織の改編、そういうものも含めて本当にそういうことであれば、戦略室が練った戦略、PR戦略を庁議の中で全職員、全職員と言ったらおかしいですけれども、庁議に関係する部課長クラスの方々がこの部分について意思統一、情報の共有化を本当に図ったのかどうか、その辺が私の感覚では見えてこない。庁議をやっているけれども、今戦略室でこういうことをやっています。したがって、このことについて新ひだか町全体としてどう取り組んでいくのかという姿が私は見えてこないです。その辺やっているのですか、どうなのですか。
議長(五十嵐敏明君) 佐藤経済部長。
経済部長(佐藤保広君) [ 79 ]  ご承知のとおり、移住、定住関係とか限られた分野については、今年の7月に戦略室ができるまでは企画で持っておりました。ただ、今ご指摘の庁議等においてこの戦略室が考えていることについて協議が行われているか、まだそこまでは至っておりません。というのは、先ほど課長からも壇上からご説明、答弁させていただきましたが、立ち上がったのは7月、その中で今までの分野とどう変えると言ったら語弊、踏襲する部分もありますけれども、この戦略室としてどういった考え方、戦略を持って次年度以降、今年度からもうスタートできるもの、それらをきちっと整理をしながら進めと、私は焦るなと。ですので、じっくり構えて、経済部で受けた以上は何をやっていくか、その方向をきちっと考える時間があってもいいのだから、焦らずに今年度やれるもの、次年度やれるもの、それ以降やるもの、これをきちっと整理して、それがきちっとまとまった段階で、当然この考え方についてはいろんな分野のご協力をいただかなければならない。そうすれば、庁議のほうに各部長さん、それから一部担当の課長さんも出席されますので、当然お示しをしないとならぬというように思っております。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 80 ]  答弁に返すようで悪いのですけれども、焦るなという意味が、今ここまできて新ひだか町そのものが合併時から相当数いろんな部分で疲弊しているわけです。交流人口も含めて、あるいは人口減も含めて、私は焦るなという気持ちはわからぬわけでないですけれども、しかしすべての部分について、これから私が質問しようとする部分もあるのですけれども、すべての部分について余りにも速度が遅過ぎると私は思うのです。確かなものにしようという気持ちはわかります。しかし、その部分、せっかく町長の肝いりでできたPR戦略室です。この1年間、今聞いたら発掘あるいは発信、中には実現をしたいというものもあって、来年からしようとするものもありますけれども、しかし言ってみれば開発、発信、そしてPR、この部分だけが全国発信をされている。具体的な部分について、こうだから来てほしい、あるいは移住の部分について言えば、こういうものがあるからぜひ我が町に来てほしいというPRだけではとても間に合わないというふうに思うのです。そういう意味では、もっと足早な庁議なり、そういう中で検討していただく、そのことで町長の公約であるPR戦略室をつくった意味というの出てくるわけです。町長、この辺、これまでのPR戦略室、町長が思っているような満足度が得られているのかどうか、その辺町長の考えを聞きたいと思うのですが。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 81 ]  設置をしまして、7月ですから7、8、9、10、11、12ということで五、六カ月ということであります。しかも、年度当初予算に結局盛り込めない事業が多々これからやろうとしていることでも、多々と言うと非常に多いように聞こえますけれども、何か力を入れてやろうとするようなことについてはやはり当初予算ということになりますので、どうしても中途ということ。それと、先ほど部長が答弁したように、中身をしっかり吟味をしながら、いよいよスタートというときには力を入れてしっかり取り組みましょうということで、これから来年度予算に向けていろいろやっていきたいものを挙げて、実質的には23年度からということで、そういうようなことになるということがどうしても避けられないというような展開になっているということでございます。そんなことで、何をもってやるのかということになりますといろいろありますが、やはり具体的には新たなる視点を持ったような、過去にやったものをまた再度形を変えて展開していくということもありますけれども、新たな視点、それから時代の流れに沿った視点を持ったような施策の実行に努めるということであると思います。そんなことで、従来の町の活性化策とは若干違うというようなことで考えているところでございます。従来の活性化策というと、一番典型的には最近のプレミアム商品券、議決をいただきましたけれども、こういったことですとか、経済対策予算でいろんな事業を発注していくとか、そういうやり方がいわば従来型かなというような意味で申し上げていると、こういうことでございますので、ご理解のほどをお願いします。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 82 ]  今の町長のお話ですと、この戦略室は23年度から実質的な活動に入るというふうに私はとったのです。この間、別に他町がやっているからうちもまねしてやれということではないのですけれども、いろんな場面の中で、独自性も必要ですけれども、他町の部分も参考にしながら我が町としてどういう活動ができるのかということを模索をしていく、そういうことも必要だろうというふうに思うのです。例えばこれは新ひだか町もやっているかどうかわかりませんけれども、浦河町では移住促進あるいは観光促進という形の中で大阪や東京あたりに出向いていって、ここではアンケートをとったりダイレクトメールや電子メールをしながら直接関係する団体と、あるいは個人とやりとりをして、そして短期滞在型、こういうものもやっているみたいなのです。したがって、そういう機会もとらえながら随時推進をしていく、そしてさらに、きのうの中でもありましたけれども、今日の質問の中でもありましたけれども、今回4つの学校が統合される。教員住宅があります。そこのところを移住型の、体験移住というのですか、そういうものの住宅に充てる、そういうことも出てきていますので、それらを含めて、これは戦略室のみならず、関連する課と十分に連絡をとりながら、いかにして短期移住も含めて交流人口が図れるか、こういう戦略もやっぱりしていかなければならぬというふうに思っているのです。現在のところ、これは先ほども何回もしつこく言うようですけれども、兼務発令の中で専任で携わっている方々が少ないわけですから、そういうことはないというふうに思うのですけれども、現実的に対象となる都市に出向いていってPRをしてくるということについては、現在やっていないわけですよね、やっているのですか。
議長(五十嵐敏明君) 竹田わがまちPR戦略室長。
わがまちPR戦略室長(竹田幸也君) [ 83 ]  いろいろ私ども戦略室のご心配をいただきまして、本当にありがとうございます。
 それで、先ほど進藤議員さんのほうからも出ておりましたけれども、過日浦河の取り組みの実績なんかも出ておりまして、浦河町さんは相当力を入れてこの事業に取り組んでおりまして、例えばお試しの住宅も結構整備されていて、それをどう展開していくかという取り組みも十分検討されてやっていらっしゃるというふうなことで、その結果利用が多くて、そういった数字になっているのだと思っております。それに比べますと、私どもの町はまだまだそういう面ではおくれているなというふうな認識を持ってございます。ただ、同じようなレベルまで当面は持っていくというのが私どもの今考えている戦略でございまして、今それを十分検討してやっていっているというようなことでございます。それの一つとして、先ほどからお話出ています廃校となる教員住宅等も活用できないかということで今関係部署のほうと協議させてもらっていると、またその住宅も含めて、来てもらうお客様方に対してどういった取り組みができるかというようなこと、これらも鋭意検討して、結果的には移住してもらうというのが一番の目的でございますから、それに向けた取り組みを進めているというふうなことでございます。まだ半年というふうなことでございますので、目に見えてこれといったものがまだないのですが、本格的に来年度以降目に見えるような形で取り組んで、お示ししたいというふうなことで考えてございます。

                          〔何事か言う人あり〕

議長(五十嵐敏明君) 戦略室長。
わがまちPR戦略室長(竹田幸也君) [ 84 ]  どこか行ってPRしているのかというお話がございました。これは、名古屋と東京のほうで北海道が中心になって定住、移住の関係のフェアをやってございます。それに東京、名古屋、2カ所参加してございます。それとまた、札幌でもこれに関する会議いろいろございますので、それらにも参加しております。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 85 ]  今聞いて、いろんな取り組みやっていることについてはわかりました。最終的には、交流人口という短期滞在型も必要だと思いますけれども、先ほど課長も言っていましたけれども、将来的には定住型を目指すという、このことが一つの戦略としてあるわけです。私は、短期滞在型でも定住型でも単に来てほしい、こういうものがあるから来てほしいだけではなくて、来られた方々が何らかの形でもって生活の基盤、生活の基盤と言ったらおかしいですけれども、そういうものが、来て何かをするということでなければなかなか難しい問題だと思うので、それらも含めて十分に課横断的な部分の中で検討しながら、将来我が町に住んでよかったというような、そういう戦略として位置づけてほしい、そんなふうに思っていますので、よろしくお願いしますし、町長についてもそれを念頭に置きながら、またこの戦略室の充実を含めて十分に考えていただきたいと、こんなふうに思っています。
 では、次の問題に移りたいというふうに思います。
議長(五十嵐敏明君) 進藤君、ちょっと休憩したいのですが、よろしいですか。
15番(進藤 猛君) [ 86 ]  はい、わかりました。
議長(五十嵐敏明君) 暫時休憩いたします。

                          休憩 午後 2時05分

                          再開 午後 2時29分

議長(五十嵐敏明君) 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 87 ]  3つ目の質問の再質問に入りたいと思いますけれども、まちづくりのための評価事業の部分についてご説明がありました。これは、まちづくり交付金の関係でもって事後評価を義務づけられているものだというふうにご説明ありましたので、そのことについては改めてそういうふうに認識をしたいというふうに思いますけれども、実は12月号の広報、これを今私ずっと見ているのですけれども、この中に12月3日まで意見集約を行うのだということが載っています。この原案の公表については、役場の2階の建設課の窓口、そしてさらに町の公式ホームページに公表については載せていますと、こういうふうに書いてありますが、一般的にはホームページ見られる方々はごく限られているというふうに私は思うのです。しかも、広報そのものが実は自治会通して各家庭に配られているのですけれども、これは12月号ですけれども、12月になってから来ているというふうに思うのです、自治会によっては多少前後あるかと思いますけれども。そういう中で、公表についてはもっと皆さん全体に周知できるような形、これがとれないものかどうか、その辺も含めていかがなのでしょう。
議長(五十嵐敏明君) 久米建設課長。
建設課長(久米 茂君) [ 88 ]  ただいま指摘ありましたとおり、広報のほうが11月25日配布ということで、私どももいろいろなものをまとめて、道との関係で評価でこの数値がどうなのかというようなことをいろいろ議論して、ある程度まとまったもので公表しなければいけないものですから、それで広報を発注する期限ぎりぎりになってしまったということはおわびしなければいけないと思います。なるべく数多くの機関で当然のこと周知していかなければいけないものですけれども、できれば広報で各戸に配られることが一番ベターなのかなと、それから建設課のほうにも公表するような形で置いていましたし、またよく言われるホームページの関係にも載せたのですけれども、実際高齢者の方なり、それから機関がない方はそれは当然見られない形になっているのかと思いまして、今後もそのような周知は時間を持てましたら早目に公表を検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 89 ]  この部分については重要な、関心を持つ方々がたくさんいるだろうと思うのです。なおかつ、このことによって今後の事業計画に町民の声を反映させていく、そういう考え方であれば、私はもう少し丁寧な町民に対するアピール、そしてなおかつ公表をすべきだというふうに思うのです。1つお伺いしたいのは、この事業内容そのものを含めて、ホームページで見ればわかるのだろうと思いますけれども、多くの方が見れないという形の中で、多くの町民の声を聞くとするならば、ある意味ではこの事業実施の後の部分について町民の多くの声を参考にしながら今後の事業に役立てたいとすれば、私はぜひそういう形で親切丁寧なあり方を検討してほしいなと思うのです。そこで、12月3日で締め切っているわけです。まだ集約中だと思うのですけれども、大まかな町民の意向そのものがもし途中でもいいからあるとすれば、ちょっとお伺いしたいというふうに思うのですが。
議長(五十嵐敏明君) 久米建設課長。
建設課長(久米 茂君) [ 90 ]  ある程度まとまった部分を評価委員会、委員4人で構成しまして、町民の代表と、あと学識経験者ということで北大の教授をお願いしまして、その中で観光関係、それからオブザーバーでお願いしています小野先生、それから都市計画審議会の委員長さんという中で評価委員会を2回ほど実施しております。それが11月25日が1回目、12月6日で2回目ということで、その中でも吸収をしておりますけれども、実は町民のほうに投げかけておりました意見書というのが残念ながら意見が出てきませんでした。それで、今これを最終的に確定ではないのですけれども、この原案をもとにして、また道にも報告をしたりし、それから改良するところがないのかとか、またその間でも町民の意見がありましたら、そういうものは吸収していきたいと思っております。それで、これは施設をつくったものの評価になるのですが、一番大事なのはこの施設ができた後にどのように利用していくのか、また活用して、評価委員会の中ででも、例えば調理室を使いながらいろんなものの技術開発、品物の開発をするとか、それから農業関係の方も参加していただいて製品の開発、それを販売するものをやったりとか、それからもっと広く言いますと、花嫁応募していまして、農業関係の方たちとの交流の場、例えば嫁いでいったのはいいのですけれども、結婚されてこちらに見えられて一緒に農業経営をされていても、例えば単独でどうしても相談相手がいないとか、そういう人たちの交流の場に使うとか、その他例えば桜でいいますとボランティアでいろんな草刈りをしてもらったりとか、そういう人たちのお互いの情報交換をして、いついつどこどこをやりましょうとかというようないろんなボランティアの基点になったり、そういうものも桜を通じてやるとか、町の活性化のためにというような意見もいただいております。また、それが一番大事でないのかなということで、事業評価については施設のつくったものは評価した結果それなりの効果が出ていると、ただそれを生かすほうが一番大事でないかなと思って、また町民の意見をいただきながら、また我々も庁舎内で各関係機関と、この1つ手前の質問の中にもあるのですが、いろんな面で活用することを検討していかなければいけないと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 91 ]  今の説明の中では、事後評価ですから、終わった段階での活用の仕方云々という話で、ぜひこれは今後のための部分として活用していくという方向はわかりました。そういう方向、事後評価というのもあるのですけれども、これは後ほど基本条例にもかかわっていくわけですけれども、そういうものを含めて事前の評価、町民の声を聞く、地域の方々の声を聞く、そういう場も必要になってくる場面もあるだろうというふうに思いますので、そのことも今後十分考慮しながら、事前の意見のとり方、それから事後の評価のあり方含めて十分検討させていただきたいと、こんなふうに思っていますので、このことについては終わりたいというふうに思います。
 次、4番目の校舎統合の関係について壇上より質問しましたけれども、この部分については前日の池田議員、そして志田議員の質問にも答えられていますので、このことについての重複は避けたいというふうに思います。ただ、1つお伺いしたいのは、4月1日から三石小学校に統合される三石の学校、これは4校。その前に統合された川合小学校があるわけです。この川合小学校の現在の所管というのかな、これはどこになっているのか、ちょっとお伺いしたいというふうに思うのですが。
議長(五十嵐敏明君) 相楽契約管財課長。
契約管財課長(相楽竹夫君) [ 92 ]  現在、去年の11月から契約管財課の所管となっております。
 以上でございます。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 93 ]  そうすると、きのうの質問の中にもありましたけれども、教育財産としてずっと今まで管理していたけれども、きのうの中では教育目的として使うか使わないか検討している段階ではまだ管財課の所管でないと、普通財産になっていないと。でも、今答弁の中では、これはもう完全に普通財産として契約管財課が管理をしているということで解釈してよろしいですか。
議長(五十嵐敏明君) 相楽契約管財課長。
契約管財課長(相楽竹夫君) [ 94 ]  そのとおりでございます。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 95 ]  それで、きのうの両議員の質問の中にもありましたけれども、もう1年以上、11月所管になったということですから、管財課としてはまだ何カ月かということなのだけれども、この間川合小学校の校舎含めた活用の仕方については、恐らくきのうから説明されているように地域住民の方々と相談をされて、どうするのかということだったというふうに思うのですけれども、その結果地域としては活用の方法はないと、したがって普通財産として管財課のほうに移行したという状況になるわけですよね。そうすると、これは言ってみればこれから4月1日以降この4校あるいは5校含めていろんな方法あるだろうと思いますけれども、それとあわせて云々ということでなくて、私は個別案件として、早期にわかっているのであればこの川合小学校の校舎含めた跡地、これを公共整備検討会ですか、この部分にかけて云々というよりも、その以前に町としての方針含めて早期に検討すべきだというふうに思っていたのです。一つ一つの案件についてまとめて云々ではなくて、その案件があるたびに町としての方針でもって早期に解決すると、この方向というのは考えられないのでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 木内総務企画部長。
総務企画部長(木内達夫君) [ 96 ]  今川合小学校跡地の関係でご質問いただきまして、契約管財課長答弁したとおり、現在契約管財が担当している。それで、その以前に、教職員住宅がございまして、これは処分をしてございまして、地元で要望があってこれは売却しているということでございまして、残っているのが校舎と、それから体育館関係ですか、一方地域からの要望も来ておりまして、これは現在三石地区の5校ですか、実はこれと同じような形にはなっているのです。11月から管財で引き受けておりますけれども、状態としては同じだと。というのは、要望書もいただいているということがありますので、私どもとしては公共施設整備検討会議、この中で同じような形で検討できればなというようには考えております。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 97 ]  そうすると、川合小学校の場合は、地域から何らかの形でもって活用したいと、こういう要望があるということなのですね。いずれにしても、これから来年の4月1日以降、5校あるいは6校の校舎含めて出てくるわけですので、これはきのうの質問もありましたので重複しませんけれども、やっぱり早期に町としての方針、売却するのか、そういう部分を決めながら、地域の方々に要望を聞いて、例えば集会所に使いたいとかなんとかという話があったとしても、私は管理そのものについて非常に地域も大変だろうというふうに思うのです。とすれば、町としてどうするのだという方針を、例えば売却するなら売却する、そういう方針を打ち出しながら、売却するのだけれども、地域としてどうなのだと、こういう方針を立てたほうが私はスムーズにいくのだろうというふうに思うのです。きのうもあったのですけれども、隣の町のあり方含めて早急な対策を講じながら、町の今の財政立て直しのために売却するとか云々とかという話も早急に方針を決めながら、その方針のもとに地域がどうするのかというあたりを決めていただきたい。地域に任せてから町の方針でなくて、町の方針としてはこうなのだけれども、地域でどうなのだと、こういう方針でもって迫ってほしいというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 木内総務企画部長。
総務企画部長(木内達夫君) [ 98 ]  今進藤議員おっしゃる部分もあると思います。ただ、これ統合という経過もございますので、いずれにしてもまず地域の考え方、要望ですか、それがどうなのかということを詰める、それが先だろうと。ただしかし、それを受けて町のほうでどうするのかという方向性は、これは出さなければいけないと、出して、また再度地域に戻すと、戻すという言い方は変ですね、地域と協議するという形になろうと思います。それから、仮に使用目的がないと、遊休施設という判断したときに、普通財産ですから一義的には私は処分すべきだと今現在考え持っておりますが、ただしかし校舎等、補助金ですとか起債ですとか、こういうものがありまして、こちらの協議、処分する場合ですよ、そういう手続も要るということになりますから、こういう部分ではちょっと期間が要るのかもしれません。ただ、そうはいっても、その辺の手続を踏んで処理をする、処分するという形になるだろうというふうに思っております。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 99 ]  あと10分を切ったということですので、最後に移りたいと思いますけれども、先ほどの答弁の中で冬期間のスケートの部分についてはこうしたいという、そういう答えがありましたので、ぜひひとつそういう形でもって冬場の子供たちの授業に支障のない形の中でお願いしたいというふうに思うのです。これまでも各学校においては、先ほども言いましたけれども、スケートリンクについてはPTAの協力を得ながら各学校でもってつくっていたという状況の中で子供たちが。ただ、残念ながら地域的な状況の中でできない学校もたくさんあったわけですので、そういう意味でぜひ子供たちの授業に支障のない程度の中でお願いしたいというふうに思っています。
 それと、付随するということになるのでしょうけれども、これまで三石の各学校については学校プールというのがあったのです。これが1校に統一されてということになると、三石小学校のプール、このものを使うわけですけれども、長期休業中、とにかく夏休みです。この部分について子供たちが夏はプール活用というのですか、この部分についてぜひ便宜を図っていただきたいというのが地域の要請でもあるかというふうに思うのですけれども、その辺の考え方について、もしあれば伺いたいというふうに思うのですが。
議長(五十嵐敏明君) 磯貝管理課長。
管理課長(磯貝正之君) [ 100 ]  夏休み中のプールの活用の関係ですが、まず1校になるということで、三石小学校でプールを開設して、授業も含めてそこでプールを開設するというのがまず基本で押さえておりますけれども、そのほかの地区からもプール開設の要望はありますけれども、今の段階でプールを残したほうがいいのか、あるいは三石小学校のほうに子供たちを何らかの形で集めるというか、そういったことはまだ詰め切っておりませんので、子供たちが夏休みプールが活用できるように配慮するように検討していきたいということでご理解いただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 101 ]  特に夏休み中のプール活用については子供たち楽しみにしているというふうに思いますので、活用方含めて便利に利用できる方法を考えていただきたいということでお願いしておきたいというふうに思います。
 最後になりますけれども、三石のスポーツセンターの件で答弁がありました。23年度実施設計、24年につくると、こういう構想だということで承っております。この間三石のスポーツセンターは使えないわけですよね。そうすると、きのうも説明ありましたけれども、学校開放の中で夜間だとかそういうものは使えるのだろうけれども、日常的には現状の中では授業がありまして、それは土日しか使えないという状況があると思うのです。この間スポーツセンターの代替としてどういうふうに考えているのか、その辺ちょっとお伺いしたいというふうに思うのですが。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 102 ]  今の質問でございますけれども、確かに各小学校が統合になったことにより小学校は三石小学校1校と、中学校が1校と、2校で学校開放するわけなのですけれども、大変申し込みが殺到して込み合うということが十分考えられるのかと思います。それにあわせて、三石スポーツセンターの代替施設として延出小学校の体育館を一般開放ということで開放しようと考えております。まだ学校の利用のあり方について検討中ということでいろいろ答弁もされている中で、まずは三石のスポーツの代替施設として延出の小学校の体育館を開放したいなと考えております。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 103 ]  では、最後に確認をしますけれども、23年実施設計ですか、そして24年度に着工、そうすると来年、再来年、2年間はスポーツセンターは使用できませんよね。そうすると、今の説明の中でいけば、代替措置として延出小学校の体育館を使うということになれば、これはまた校舎の部分と同じなのですけれども、この間は延出の小学校の体育館は普通財産とはならないですよね、あくまでも教育財産として残すという、そういう解釈でよろしいのですか。
議長(五十嵐敏明君) 土肥体育振興課長。
体育振興課長(土肥一司君) [ 104 ]  教育財産だと考えております。
議長(五十嵐敏明君) 15番、進藤君。
15番(進藤 猛君) [ 105 ]  三石の地域に住んでいる方々、恐らくスポーツ愛好の方々は早く三石の体育館、スポーツセンターができることを望んでいると思いますけれども、その間延出ということになればちょっと遠隔になりますので、極力事故のないような方向の中で十分に活用されることを望みます。
 以上、質問を終わります。
議長(五十嵐敏明君) 次に進みます。
 6番、建部君。

                          〔6番 建部和代君登壇〕

6番(建部和代君) [ 106 ]  通告に従い、壇上から質問をさせていただきます。
 疾病予防行政について。昨年12月に子供たちの生命を守るためにヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンの公費助成の意見書が池田議員、山口元議員より提出され、全会一致で可決され、国に送られました。また、私も6月の定例議会におきましてヒブワクチンの公費助成実施の提案をさせていただきました。先月11月、国の補正予算が決定し、その中でヒブワクチン予防接種の経費のうち国が2分の1助成することが決まりました。先日の常任委員会において、町も2分の1を負担するとの決定で全額助成することを聞きました。町民の一人として、主婦の一人として大変にうれしく思っております。本当にありがとうございます。
 そこで、1つ目の質問ですが、疾病予防への考え方や疾病予防の方針及び計画をどのように取り組まれておりますか、お聞きしたいと思います。
 2つ目の質問ですが、法定接種、また法定接種以外の疾病予防ワクチン、おたふく風邪ワクチン、水痘ワクチン、成人用肺炎球菌ワクチンなどの接種率とどのような形で啓発運動が行われていますか、お聞きいたします。
 3つ目の質問ですが、毎年この季節になりますと町民の皆様は季節型、新型のインフルエンザ予防接種を受けております。その料金は、今回管内7町と日高医師会で1回目は3,000円、2回目は1,500円を上限として決められております。そこで、町内すべての病院での接種に係る個人負担の金額を教えてください。
 次に、HTLV―1、ヒトT細胞白血病ウイルス1型のことについてですが、HTLV―1は成人白血病や脊髄症を引き起こす原因のウイルスの一つです。全国の感染者は、100万人と推定されています。ほとんどの人は発症しませんが、感染者の約5%が発症し、潜伏期間が40年から60年、白血病の中でも最も死亡率が高く、発症者の平均余命は約1年、毎年約100人の方が亡くなっています。治療法も確立されておらず、問題なのは予防接種など発症を予防する方法がないことです。したがって、現段階ではウイルスの感染を防ぐことが何よりも大切になります。特に主な感染経路である母子感染を防ぐことが急務です。母子感染については、主に母乳による感染だと考えられております。この病気の最も恐ろしいところは、潜伏期間が長いことです。みずからが発症者とも知らず子供を産み育て、自身が発病し、初めて子供に感染をさせてしまったことを知らされるお母さんの苦悩は言葉では言いあらわせません。もし妊娠中に感染していることがわかれば、母乳を与える期間を短くして子供への感染が防げたかもしれません。このようなことが起きないようにするためにも、母子感染を防ぐためにも、妊婦健診で感染の有無を調べる抗体検査が最も大切になります。町として妊婦健診で抗体検査をされていると聞いておりますが、そこで4つ目の質問ですが、新ひだか町ではこのHTLV―1に対してどのような啓発運動をされていますか、またその検診率や相談体制等の整備状況は万全ですか、お聞きいたします。
 以上で壇上からの質問を終わらせていただきます。ご答弁をよろしくお願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。

                          〔健康推進課長 神垣光隆君登壇〕

健康推進課長(神垣光隆君) [ 107 ]  建部議員ご質問の疾病予防行政について答弁申し上げます。
 1点目の疾病予防への考え方や方針及び計画をどのように取り組まれているかとのご質問でございますが、疾病予防には各種検診、がん検診等の実施が大変重要であると認識しております。現在検診においては保険者ごとに実施されており、健康推進課においては年2回の住民健診と各種がん検診を年1回、国民健康保険担当課と連携の上、実施しております。また疾病予防という視点から、定期の予防接種事業を町内の医療機関の協力のもと実施しているのが現状でございます。
 2点目の法定、法定外の予防接種での啓発と各接種率の現状はとのご質問でございますが、法定の予防接種の接種率の現状は、ジフテリア、百日ぜき、破傷風の3種類のワクチンが一緒になった三種混合ワクチンは1期初回接種が生後3カ月から3から8週置きに3回、1期追加接種につきましては初回接種後1年から1年6カ月後に1回の計4回を90カ月までに接種し、2期は百日ぜきを除いた二種混合ワクチンを11歳から13歳未満の時期に1回接種となっております。接種時期間隔に大きな幅があるため正確な接種率は出せませんが、平成21年度で三種、二種混合ワクチンの接種率は平均で36.5%となっておりまして、ポリオの予防接種でも3カ月から90カ月の接種期間に2回の接種を受けるもので、平成21年度の接種率は平均37.7%であります。また、はしか、風疹の混合ワクチン、MRワクチンにつきましては、1歳から2歳未満の時期に1回と就学前の1年間の間に1回の計2回の接種が必要で、免疫力が弱い方には追加で中学1年時に1回と高校1年時に1回の接種が必要となります。このMRワクチンの接種率につきましては、平成21年度で平均72.1%の接種率となっております。これらのワクチン接種については、家庭訪問や乳幼児健診、母親学級などあらゆる機会を通して周知しております。また、2類の定期予防接種として高齢者のインフルエンザがあり、平成21年度の接種率は49.5%となってございます。これら法定の予防接種については、母子手帳等にその接種時期を記載してございます。なお、法定外の任意接種ワクチンにつきましては、町としては積極的な勧奨はしておらず、各医療機関等での周知で、その接種率は健康推進課では把握しておりませんので、ご理解いただきたいと存じます。
 3点目の季節性及び新型インフルエンザの予防接種ワクチンの町内病院の個人負担はとのご質問でございますが、町内医療機関での季節性新型インフルエンザの予防接種料金につきましては1回目は2,000円から2,500円、2回目は1,100円から1,500円で、高齢者の季節性インフルエンザワクチン接種につきましては1回の接種で生活保護受給世帯及び町民税非課税世帯に属する方に対してはその接種費用の全額を、課税世帯に属する方に対してはその半額を助成しているところでございます。また、新型インフルエンザ予防接種ワクチンにつきましては、生活保護受給世帯及び町民税非課税世帯に属する方に対しては1回目、2回目の接種でその全額を、課税世帯のうち小学生以下の乳幼児に対して2回接種でその半額を助成しております。接種費用につきましては、議員ご指摘のとおり管内7町と日高医師会との間で1回目3,000円、2回目1,500円で統一できないか協議を行ったところでありますが、それぞれ医療機関等の事情により、1回目3,000円、2回目1,500円を上限とし、各医療機関が設定したさきに申し上げた接種料金で契約を結んでおりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 最後のHTLV―1に対する質問でございますが、これに対する啓発活動や受診率、相談体制はとのご質問でございます。議員ご指摘のとおり、HTLV―1とはヒトTリンパ好性ウイルス1型というウイルスの一種で、主に白血病の中のリンパ球に感染するウイルスで、白血病等を発症する原因とされ、母乳感染が主な幹線経路となっております。HTLV―1抗体検査は通常妊婦健診で実施され、北海道においては平成21年2月から妊婦健診項目として実施するようになっております。また、これら妊婦健診等で不安のある妊婦に対しては、町保健師あるいは保健所の保健師等が相談に対応しており、随時相談することが可能となっておりますので、ご理解賜りたいと存じます。
 以上、答弁といたします。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 108 ]  ご答弁大変にありがとうございます。それで、何点か再質問をさせていただきたいと思います。
 まず最初、疾病予防の考え方ということで、大切だということでお聞きしましたが、町民が病気になり長期の療養を必要とした場合、本人や家族の心の負担はもちろんすごく負担がかかるのですけれども、もちろん医療費も多くなります。しかし、予防することで本人、家族は大変な思いをせず、また治療費の負担も大きく軽減することができると思うのです。また、町としても財政面から医療費の節約効果を生むと考えられますので、予防は大切ではないかと思いますが、町としてどのように考えていらっしゃるか。
議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。
健康推進課長(神垣光隆君) [ 109 ]  議員おっしゃるとおり、病気になった場合、本人はもとより家族の経済的負担は大変なものだと考えております。また、町の財政としましても、国民健康保険会計の医療費の増嵩にもつながりますので、予防接種、検診等につきましては大変重要なものと考えておりますし、今後とも多くの町民の方が検診を受けられるよう、広報あるいはホームページ、さらには町民の目につくようなところにポスターを掲示する等、啓発活動に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 110 ]  今後も予防にしっかりと力を入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、次の質問に移ります。法定外の予防ワクチンの啓発なのですけれども、町としては積極的な勧奨はしておりませんというご答弁なのですけれども、法定外というのは任意接種ということなのですけれども、保健センターだとか役場庁舎、三石も含めて、できればパンフレットなどを設置してあげるということは町民にとってもすごく親切なサービスではないかなと思っておりますけれども、その点はどうでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。
健康推進課長(神垣光隆君) [ 111 ]  法定外というか、任意の予防接種等のパンフレットはございません。それで、法定の接種と法定外の接種、一緒にこれをやらなければだめだよということになりますと、母親方がこれまで打たなければならないのかという心配もありますので、その辺については私ども保健師のほうに相談していただければお答えしますので、そういうことで、私どもでわからない部分については保健所のほうに照会しますので、そういうことで考えていきたいと考えております。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 112 ]  そうしたら、法定外の予防ワクチン接種についての問い合わせなどはどうでしょうか、ありますでしょうか、町のほうに。
議長(五十嵐敏明君) 角田健康推進課主幹。
健康推進課主幹(角田しのぶ君) [ 113 ]  課長も先ほどお答えしましたけれども、予防接種につきましては、定期の予防接種、法定ですね、定期の予防接種については予防接種のしおりというものがありまして、若干ではございますが、任意の接種、法定外の予防接種についてもそこの中には触れられておりますので、問い合わせも含めて乳幼児健診等で説明、当然質問もありますので、その説明の際に、スケジュール等を相談するときには任意ですけれどもということでの説明等も含めて実施はしておりますので、パンフレットは独自のものはもちろんないのですけれども、しおりの中に含まれているということでご理解いただければと思います。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 114 ]  今質問した定期以外の予防ワクチン接種について問い合わせというのは、町のほうには、こういう時代ですから海外行く方もいらっしゃる方もいらっしゃいますし、そういう部分での問い合わせというのはあるのでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 角田健康推進課主幹。
健康推進課主幹(角田しのぶ君) [ 115 ]  済みません、省略させていただきましたけれども、乳幼児健診等で問い合わせというよりも質問という形で随時ありますし、電話相談も随時受け付けておりますし、実際あります。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 116 ]  わかりました。
 では、もう一つなのですけれども、法定外予防接種の中の成人用肺炎球菌ワクチンなのですが、この季節になると肺炎で高齢者の方の死亡が大変多くなっております。今回肺炎球菌が全額公費助成になりましたが、成人用の肺炎球菌の助成についてはどのように考えられていらっしゃるかお聞きしたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。
健康推進課長(神垣光隆君) [ 117 ]  本年度国の補正予算でヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチン、それから子宮頸がんのワクチン接種、2分の1助成ということで、町としては全額補助するということで決定させていただきました。そこで、成人用の肺炎球菌ワクチンについては特に高齢者の肺炎については有効だという情報も得ておりますので、成人用の肺炎球菌ワクチンにつきましては今後の検討課題とさせていただきたいと考えております。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 118 ]  検討課題ということで、できるだけ早く町独自でも助成を考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 では、次の質問に移ります。先ほどのインフルエンザの関係です、季節型、新型の。その関係で値段というか、医師会との話で決められていらっしゃいますけれども、町内の医師との協議会というのは、現在そういうのはないのでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。
健康推進課長(神垣光隆君) [ 119 ]  町内の医師会の会合というのはない状態です。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 120 ]  そういう協議会がないということなのですね。それで、管内と日高医師会の中で決められたということだと思うのですけれども、町内でのインフルエンザ予防接種は病院によって金額の幅がございますよね。それで、インフルエンザの予防というのは任意接種とはいえ数多くの方が今現在接種されております、この季節になると特に。それで、できれば行政で町内での接種料金を同じ料金にするということにはならないのでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。
健康推進課長(神垣光隆君) [ 121 ]  昨年は国のほうから季節性インフルエンザについては1回3,600円ということで決められてきましたが、町のほうからこの金額にしてくださいということで各医療機関にお願いすることについては、独禁法等の絡み等もありますので、それはちょっと難しいかなというふうな考えがあります。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 122 ]  インターネットでいろいろ調べてみましたら、全国的にたくさんとは言えませんけれども、町で町内の医師の方々ときっとお話しされているのだと思うのですけれども、統一的に町で同一の金額で接種をされてというところもあるのです。そういう部分はどのように考えて……

                          〔何事か言う人あり〕

議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。
健康推進課長(神垣光隆君) [ 123 ]  近くでいえば苫小牧市あたりは苫小牧市内統一価格でやっていると思いますが、苫小牧は苫小牧医師会という形で医師会との協議でその金額でやっているのではないかというふうに思います。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 124 ]  近くで苫小牧でも行っているようだけれども、そういう会議をつくるという、行政側としてそういう人方集めて話し合いをするというのは進めていくわけにはいかないものなのでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 宮口健康生活部長。
健康生活部長(宮口信次君) [ 125 ]  日高医師会と管内の町村が集まって、今年のインフルエンザの料金をどうしようということを医師会と相談している経過があるのでございます。それで、そのときに3,500円にするか3,000円にするかということでお願いをしているのですが、それぞれ実際に各医療機関の接種料金がそれより逆に安いのです。医師会のほうが高い料金でやると各行政さんの負担が多くなるから少しでも安いほうがいいということで、そうなると安い料金でそれぞれの医療機関を統一するというのは、これはなかなか難しい部分があります。ですから、苫小牧あたりはたしか4,000円円近い金額、ですから国が言っている最高限度額というか、そういう金額で設定されてございますので、ただ新ひだか町につきましてはそれ以下の料金で各医療機関の努力でやってもらっていますので、なかなかそれを統一するというのは難しいということでご理解をひとつお願いしたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 126 ]  よくわかりました。低い金額に合わせるというのは各医療機関にとっても難しい部分があると思うのですけれども、私も町民の一人として主婦の会話の中で、あそこが安い、ここがこうだというのはよく耳にするものですから、それでこれだけの方が接種するのであれば、できれば町として一定の一つの金額を示したほうがいいのではないかなという思いがあったものですから、質問させていただきました。今後いろんな形で変わってくれば、ぜひそういう形で取り組んでいただければなという思いでおりますので、よろしくお願いいたします。
 では、次に質問を進めていきます。最後の質問なのですけれども、今回HTLV―1という本当に大変なウイルスのことなのですけれども、全国的に、新聞を見ましたら今年の9月に首相官邸でこの対策チームが設置されて、本当に総合的に国が動き出したのは今年、そして北海道、まして新ひだか町は去年の2月からされて、早い実施だなと思っていますけれども、啓発の関係でお話をしたいのですけれども、検査をされていると母子手帳にもきっと書かれて、何かの形でしっかり検査しているよということは提示されていると思うのですけれども、ただいかんせん若いお母さん方がこれがどういう検査なのかわかっていらっしゃるかなというのがすごく疑問なのですけれども、そういうことについては例えば母子手帳を渡すときなどはそういうことに対する説明というのはされていらっしゃるのでしょうか。済みません、教えていただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。
健康推進課長(神垣光隆君) [ 127 ]  HTLV―1の抗体検査につきましては血液検査でございますので、血液検査の中でこの抗体検査をやっているのだと思いますけれども、私母子手帳見たことあるのですけれども、その中にHTLV―1抗体検査ということで項目で書いてある医療機関もございますし、ただ単に血液検査と書いてある機関もございますので、基本的には妊婦さんが健診を受ければ必ずその検査も受けるということで、特に啓発等については、妊婦さんは14回検査を受けなさいということで受診票もお渡ししますし、そういうことでご理解いただきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 128 ]  それは重々わかっているのですけれども、ただ妊婦さんが知らないでいるというよりも、説明するとか、チラシをつくってわかっていただくと、こういう検査もやっているのだということを。そして、もし何かあればいつでも相談に来てくださいというぐらいの、そういう思いでいただければなと思うのですけれども、そういう部分での啓発というのか、よく知っていただくという部分での妊婦さんに対する知らせる周知というのですか、その件についてはどのような形でされているかどうか、ちょっと確認。
議長(五十嵐敏明君) 神垣健康推進課長。
健康推進課長(神垣光隆君) [ 129 ]  特にHTLV―1に対する啓発というか、パンフレット等は渡しておりませんし、知らせておりません。ただ、血液検査ということで教えるというだけですので、今後は母子手帳を渡すときにこういう検査もありますよということで知らせるような方向で考えていきたいと考えております。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 130 ]  わかりました。よろしくその辺お願いいたします。
 あと、今までいろいろ検査をされて、我が町というのか、抗体検査の結果感染の疑いのある方というのはいらっしゃったのでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 角田健康推進課主幹。
健康推進課主幹(角田しのぶ君) [ 131 ]  結果のほうが町のほうに報告が必ずあるということにはなっておりませんけれども、交通費等のところで母子手帳の検査結果を、全数ではないのですけれども、確認できる場面と、あと当然健康相談等で先生の指導、先生の説明等があった場合に、その辺のことがあった場合にこちらに相談を受けるということはありますけれども、現在のところこちらで把握できているところはありませんので、全くゼロかどうかはちょっとわからないのですけれども、出ていないということでご理解いただければと思います。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 132 ]  わかりました。今後どういう状況になるか、どういう方がいらっしゃるかわかりませんので、今後不安のある妊婦についてはぜひ丁寧な相談、指導をお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それで、次に質問移りたいと思いますけれども、最後に町長のほうに一言質問させていただきたいと思います。今回ヒブワクチン全額公費助成を町として決定をされましたが、私たち公明党女性局を中心に約2週間で町民約2万5,000人の中2,965名の署名を集め、ヒブワクチンの公費助成の要望をさせていただきました。この要望書は町民の町長に対する期待のあらわれで、今回町の決定の後押しをしたと思っていますが、町長、どうでしょうか。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 133 ]  建部議員が女性、そして母親としてのお立場から大変女性の健康管理、ひいては人々の健康管理とか、そういったことに対して一生懸命な姿勢で取り組まれ、質問されておりますことに敬意を表するところであります。
 ただいまお尋ねのヒブワクチン全額公費助成ということで、先般委員会に決定ということで説明をさせていただきました。ちょうどその前に公明党女性局の皆様方がおいでになりまして、分厚い、2万5,000人のうち約3,000人の方の署名をいただいたということでございます。そんなことで、おっしゃいますようにこれだけ多くの方々が関心を持ち、署名されたのだなということは、このたびの決定にもちろん大きな力添えといいますか、そういう形で後押しをされた格好になっております。公明党さんのほうは、国においてもヒブワクチンのみならず、子宮頸がん、また肺炎球菌、そのほかのいろんなことに力を入れておられまして、そのことはよくよく承知をしておりましたけれども、具体的に今回署名活動ということで本当に短期間の間にあのような形で寄せられたということの重さというものは大きく感じさせていただいたところであります。
 以上です。
議長(五十嵐敏明君) 6番、建部君。
6番(建部和代君) [ 134 ]  どうもありがとうございます。
 以上で私の質問を終了させていただきます。大変ありがとうございました。
議長(五十嵐敏明君) 次に進みます。
 8番、井上君。

                          〔8番 井上節子君登壇〕

8番(井上節子君) [ 135 ]  通告に従い、質問いたします。
 水資源を活用した産業興しができないかということでございまして、我が町の豊富な水、そしておいしい水を500ミリリットルペットボトルに詰めて、すばらしいネーミングをして町のPR、財政のレベルアップができないかということでございます。道内各地へ会議のために出向いた折に、ホテルの会議場にしましても会館、公民館等でありましても、大体は卓上に置かれているお水はその土地の銘水であります。500ミリリットルペットボトルと紙コップが添えてあります。また、廊下の自販機でも販売しております。新ひだか町の町の背景には、その名も名高い日高山脈があり、前には大海原の太平洋と、そして折々に四季を映し出している神秘的な静内湖ダム、まず枯渇することはないだろうと思っております。三石においても、蓬莱山、女山、男山といいますか、2つの山に祭りのときには巨大なしめ縄をつなぎ、その下を三石川が流れていて太平洋に注いでいます。私は思いました。この自然の豊かさを町の財源にする手はないだろうか。水を利用すること、安全な町の水道水、上水道ですか、これの利用、活用を考えました。包装をたくましくすれば湧水も海水も海洋深層水も可能となるではないでしょうか。よい名前をつけて、さきに申したようにネーミングをすることは事欠かないと思われます。町の資源を生かすこと、各種会合、大会、その他の行事に使用し、レッテルが張られておりますから、町の宣伝効果は十分に発揮できるでしょう。そのことにより町財政が潤うこととなると思いますので、是が非でも企業を起こしていただきたいと思います。
 次に、桜を売りとしている町として積極的に植栽が必要ではないか。桜の町として植栽の計画、青写真はできていますかということでございますが、古川の河川改修によって、その周辺の整備に伴い桜の植栽も進み、今年の秋のころには古川橋のたもとのしだれ柳の成長が随分目立っておりました。静内川左岸に個人、団体、家族などの名札をつけて植栽も2年にわたって植えられましたが、かなりの苗木は枯れてしまっておりました。その後業者に補植を委託しましたが、これは順調に生育しているでしょうか。また、二十間道路の桜も年輪を刻みながら頑張って、来る春ごとに見事な花を咲かせてくれております。ふだんの手入れも十分されておられるとは思いますが、駐車場及び出店場所などに問題は山積ですが、これも近年中には弾力的に解消される見通しと聞き及んでおります。しかしながら、大門右手側ですが、かつては10年生ぐらいの桜を植えてあったはずですが、今は見る影もなく、一、二本はひょろひょろ、ばさばさと枝を伸ばして立っている。申しわけに立っているようなありさまでございます。どうしてここへは植栽しないのでしょうか、この道を通っていて何も感じないのでしょうか、私は不思議でならない。桜を標榜している町としては、お粗末としか言いようがありません。ぜひ来年春の植栽を考えていただきたいと思います。
 次に、新ひだか町として公共施設内全面喫煙禁止を。町長の忌憚のないお考えを伺うということでございますが、たばこをお吸いになられている同僚議員さんたちがすいません、すいませんと言いましたが、吸いませんではなくて吸う場所を私は決めていただきたいということでございますので、どうぞご理解ください。それでは、本題に入ります。全国的に分煙を実施して久しくなります。受動喫煙の弊害が問題視されて、分煙から公共施設内、または敷地内など多くの喫煙禁止の市町村が増えています。このことから、3度目の質問となります。1度目の質問に対しましては理事者は、全館は無理なので、分煙で当面しのいでいくと即刻実施し、今に至っております。このときの報道では、管内初の分煙、内容はどうして今まで新ひだか町が取り組まなかったのかと、画期的なことと称賛されました。2度目、22年3月定例会で、今年は4月改選期でありましたから、最後通告との思いで、また議員として入ってこれるとはちょっと考えておりませんでしたので、との思いで庁舎内禁煙の質問に立ったわけですが、いまだ何も変わらず、変わる形跡もありません。そんな中、ごく最近になって3階分煙所にもう一台据えてありました。どきっとしました。9月28日、新聞報道で、受動喫煙で年6,800人死亡との見出しに、これは何とかしなければならないという思いで奮い立ちました。喫煙者本人はもとより、受動喫煙が原因で肺がんや心臓病で死亡する成人は国内で毎年6,800人以上に上る推計を厚生労働省研究班が発表しておりました。うち女性が約4,600人と被害が大きい。このうち半数以上は職場での受動喫煙と見られるとの内容を見て愕然としました。職場となれば若い女性が多いと思いました。子育て中の若いお母さん、職場で受動喫煙に遭い、家庭にても受動喫煙に遭う、子供は赤ちゃんのときから受動喫煙にさらされているということでございます。9月28日、10月1日、10月20日、11月25日と続けざまにこの種の記事が大きく取り上げられておりました。11月25日付では庁舎内禁煙化の流れのタイトルでして、日高管内の各町で役場庁舎内禁煙化する動きが出てきたと、7町のうち本年6月には平取町が管内で初の禁煙に踏み切った。来年1月には新冠町が禁煙と続き、えりも町も今検討しているという。そこで、町長にお伺いします。新ひだか町として社会の流れを真正面からとらえ、立ちおくれることのないよう、公共施設内、まずは庁舎から全面喫煙禁止を実現していただきたいと思います。
 以上で壇上よりの質問を終わります。
議長(五十嵐敏明君) 中村上下水道課長。

                          〔上下水道課長 中村敬司君登壇〕

上下水道課長(中村敬司君) [ 136 ]  井上議員の1点目の我が町の豊富な水を活用して町のPR、財政のレベルアップにするという趣旨のご質問にお答えいたします。
 全国的にはご当地の水をペットボトル詰めにして販売する自治体が60から70ほどあるようです。ここ数年では参入、撤退が繰り返され、その数は増加していない状況であります。この種類の商品では外国からの輸入や国内大手メーカーが販売競争を激化する中で、自治体レベルではPR程度であり、財政のレベルアップにまでならないところが大半を占めるものであります。また、商品化するにしても、自治体によってさまざまですが、加工場を建設して直営で製造する場合多額の設備投資が必要であり、製造工程も経費削減のためオートメーション化の中では大きな雇用効果も期待できません。加工場を持たずに製造を委託する場合でも、販売量に応じた生産量の制限など柔軟な対応が困難となるだけでなく、雇用面での効果は全く見込めず、委託先への水の輸送にも経費がかかり続けるものであります。水道事業の観点からでは、飲料用水のみならず炊事、洗濯などの生活用水、ライフラインとしての水をご家庭に届けることが使命であり、多方面への事業投資は経営上の負担ともなることから、現段階で考えていないものであります。
 以上、答弁とさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 竹田商工労働観光課長。

                          〔商工労働観光課長 竹田幸也君登壇〕

商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 137 ]  井上議員からの2番目の桜を売りとしている町として積極的に植栽が必要ではないかというご質問にお答えいたします。
 新ひだか町を代表する資源の一つに桜がございます。町の紹介や自慢をするときには必ず桜が出るという経験をお持ちの町民の方も多いと思われます。大正初期に先人の手により近隣の山から移植され、現在では全国にその名を知られている二十間道路の桜並木や昭和の初期に近隣住民の手により植えられたと言われます歌笛神社の桜など、地域の生活や文化と深いかかわりを持ち、いずれも歴史を重ねてきた町の貴重な財産であります。このほかにも、三石川から富沢方向に向かう道道沿線や静内川両岸にも桜が植えられ、一部は里親制度が導入され、愛情と責任を持ち、お世話されているところでございます。さらには、古川沿いや御殿山公園、静内温泉などにも多くの桜が植えられ、町木の一つとして広く町民に親しまれているところであります。しかし、一方においては、こうした植えられた桜の中には強風で倒れてしまったり病気が原因で枯れてしまったりするのも多くあり、このことから定期的に樹木医を招き、桜の診断を行うとともに維持管理の方法などに関するアドバイスを受け、町民ボランティアの手もおかりしながら保護活動に努めているところであります。
 ご質問にあります桜の町としての植栽計画及び青写真につきましては、旧静内町時代の平成16年に民間の委員で構成されましたプロジェクト会議がまとめた21世紀新桜並木造成計画検討報告書の中で二十間道路桜並木の植栽計画についての基本方針は示されているものの、それ以外の場所についての植栽計画には触れられておりません。しかし、報告書の中でその他桜に関する事項として、二十間道路は全国に名を知られているが、町なかの身近な場所に桜がないことから、桜を楽しめる場所を多くつくるとともに、公園や河川敷地などを利用した桜公園の検討を進め、町民意識の中に桜を育てる心をはぐくみながら桜の町としてのイメージアップを図っていく必要があると提言されております。新ひだか町は、桜の町としているのにもかかわらず、市街地周辺には桜が少ないという声がございます。また、枯渇した部分への補植がされておらず、歯抜け状態で放置されている箇所が多いというご指摘もございます。こうした町内外からのご意見におこたえするためにも、今後とも周辺住民の理解と協力を得ながら積極的な植栽計画に努め、名実ともに桜の町としてのイメージアップを図ってまいりたいと考えております。そこで、ご指摘のございました大門から二十間道路につながる区間の補植につきましてでございますが、これにつきましては過去に1度実施した経緯がございます。しかし、補植後に再び枯れてしまったという経過がございまして、補植方法が難しい場所となっております。しかし、二十間道路への導入部分でございますので、ぜひ植栽を成功させたいと考えております。専門家のアドバイスや地元の理解を前提に植栽計画を進めてまいりたいと考えております。また、静内川左岸の枯れた桜につきましても、現在担当課のほうで補植対応を進めているところでございます。どうかご理解をいただきたいと思います。
 以上、ご答弁としたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 名須川総務課長。

                          〔総務課長 名須川 一君登壇〕

総務課長(名須川 一君) [ 138 ]  それでは、井上議員からのご質問の3つ目、新ひだか町として町公共施設内全面喫煙禁止についてご答弁を申し上げます。
 本年3月の議会定例会にも同趣旨のご質問ございましたが、今回はそれよりさらに前進したご質問内容であるというふうに思ってございます。平成14年に公布されました健康増進法の第25条に規定されました受動喫煙の防止は、学校、体育館、病院、官公庁施設など多数の者が利用する施設は利用者について受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるよう努めなければならないとされてございます。また、たばこの煙にさらされることからの保護に関するガイドライン、これが国際的に採択されまして、昨年3月には受動喫煙防止対策のあり方に関する検討報告書が取りまとめられているところでございます。受動喫煙を取り巻く環境は、ここ数年で非常に大きく変化をしていると認識をしているところでございます。さらに、3月の定例会でもご指摘ございましたが、22年2月25日付で厚生労働省健康局長から通知がございました受動喫煙防止対策についてによりますと、今後の受動喫煙防止対策の基本的な考え方は多数の者が利用する公共的な空間については原則として全面禁煙にすべきであり、全面禁煙が困難な場合でも施設の態様や利用者ニーズに応じた適切な受動喫煙防止対策を進めることになってございます。また、屋外においても、子供の利用が想定される公共的な空間では受動喫煙防止のための配慮が必要であるとされてございます。
 受動喫煙による健康への悪影響については科学的にも明らかになってございまして、受動喫煙による健康への悪影響を排除するためには積極的に受動喫煙を防止する取り組みが必要であるというふうに認識をしてございますし、全面禁煙することが極めて有効な手段であるというふうに思ってございます。また、受動喫煙防止措置の具体的な方法の中で、施設、区域における受動喫煙防止対策として、来客者等の理解と協力を求め、少なくとも官公庁や医療施設においては全面禁煙することが望ましいというふうにされてございます。このような社会情勢の中で、公共施設や公共的な場所、医療施設など全面禁煙に取り組む傾向が多くなってきてございますし、議員ご指摘のとおり日高振興局管内見ましても、平取町では本年の6月から公共施設内の全面禁煙を実施してございます。また、新冠町では来年1月から実施することとなってございます。いずれにいたしましても、来客者や職員のニーズ等も十分踏まえながら公共施設内での全面禁煙について検討してまいりたいと思ってございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
議長(五十嵐敏明君) 井上君、ちょっと休憩をとりたいのですが、よろしいですか。
8番(井上節子君) [ 139 ]  はい、結構です。
議長(五十嵐敏明君) 暫時休憩いたします。

                          休憩 午後 3時47分

                          再開 午後 4時03分

議長(五十嵐敏明君) 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
 8番、井上君。
8番(井上節子君) [ 140 ]  一通りご答弁をいただきました。通告のとおり再質問をさせていただきます。
 水のことに関しては、私も今ご答弁をお聞きいたしまして少し勉強不足だったなという点は否めないのでございますが、思いだけは、この町に何か企業を起こして町の財政が少しでも豊かになることを考えるという思いだけは町長に酌み取っていただきたいというふうに思います。それで、私が質問したことに対しては現段階で考えていないものでありますというのはわかる気もしました、突然のことでございましたから。北海道を取水地とするミネラルウオーターの一覧表を取り寄せたのですけれども、実にユニークなネーミングもたくさんついていますし、近いところでは苫小牧、それから富良野とかいろいろあります。大体500ミリリッター200円で売られているのです。思いつきは大変いいと私は思うのです。くしろ阿寒百年水、新ひだか町にだってつければいい名前もたくさんあります。有名でなくても、二十間道路の桜は百選に入っていますし、三石だってYOSAKOIで有名になっていますから、外国まで行っているのですから、YOSAKOIの水でも構わないと思うのです。これは黒松内のブナ林から流れ出る水というイメージがありますよね。それから、これはちょっと小さい200ミリリッターの水なのですけれども、こういうふうにそこそこのまちで、聞けば工場も呼ばなければならない、その水を提供するのに大手メーカーに販売するのに工場を建設して直営で製造する場合は多額の設備投資もかかると、委託する場合でも販売量に応じた生産量の制限などがかかるというふうになっていますが、こういうことを知り得ていなかったものですから質問をさせていただいたわけです。これによって、ああ、水とはこういうものなのだなと、こういうものをクリアしながらみんな、それぞれのまちがもうけがどのぐらいになっているか調べていないからわかりませんが、それぞれの市町村でまちのPRに努めているのだなということは皆さんに実感していただけるのでないかなというふうに思いました。

                          〔何事か言う人あり〕

8番(井上節子君) [ 141 ]  まず、それでは。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 142 ]  私が旧静内町長時代ですから平成17年だったと思いますが……

                          〔何事か言う人あり〕

町長(酒井芳秀君) [ 143 ]  平成17年3月ということでアドバイスがありましたが、そのときに企画課の職員を水を使ってまちおこしをやっているところに派遣いたしまして調査した経緯がございます。それで、私自身も今の井上議員と同じような心境で、新ひだかの水が非常においしいと、本当にいい水だということで、日高は日高山脈の恩恵でどこへ行ってもおいしいのでしょうけれども、売りにならないか、特にご存じのオクルンベツの水ですとか、いろいろ探し当てれば何か神秘的な水源地があるのでないかというようなことを考えて、そういう調査をさせた経緯がございます。それで、今盛んに札幌市でも、あちらこちらで取り組みされていますが、その調査のときの結果は、職員からこれは商売になりませんというのが結論であるというふうに聞いているのですけれども、ただプラマイゼロという収支であれば初期投資が若干かかっても、ほかのペットボトル詰めをするどこかの工場のラインを借りてやるというスタイルが一番安いのではないかと思うのですけれども、あるいは手で詰めるとか、そういうようなこと、それでシベチャリの水ですとか、そういうネーミングしたり、蓬莱水だとか、いろんなアイデア浮かぶのですけれども、研究課題ということでもう一度研究させていただきたいと思います。
 以上です。
議長(五十嵐敏明君) 8番、井上君。
8番(井上節子君) [ 144 ]  今町長から調査したことがあるということを聞きました。やっぱりさすがです。本当に我が町のことを思えば、どんなところからでも起業につながることを調査するということがまず大事でないかなと思います。それで、これに関してはわかりましたのでよろしいのですけれども、水道会計も財源が少ない、汚水だとか管も老朽化して腐食してきて、それも取りかえなければならないというようなことが、私も決算委員に入りましたから、この決算の中で痛切に思ったわけです。老朽管の更新とともに漏水防止、こういうことがあるから、少しでも水を売って蓄えて、それを漏水した管の修理に充てればいいのではないかなという家庭婦人のような考えのもとがこの質問の発祥でございましたので、これから長期的に水のことを研究されて、まだまだ今はいろんなところへ頼まなければならない、コストも高いというようなことがあろうかと思いますが、長期的に水を何とかして売りに出せるような研究を町長は今しますということでしたから、期待して、この部分は終わらせていただきます。
 2番目、桜の町として、先ほど答弁いただきました。植栽をして、苗木はその後順調に育っていますかということに対しては育っていますという返事がございませんでしたが、補植で対応を進めているということですので、もう一度順調に育っていますかお聞きしたいと思います。
 それから、大門のことに対しては、一度補植したけれども、条件が悪いのか、生育の進みづらい桜だったのか、土地が悪かったのか、それはわかりませんけれども、これから植栽を成功させたいということでございますから、私何度も桜の問題を質問いたしますときも人様とお話しするときでも、桜の根というのは土の下わずか20センチあたりのところをずっとはって歩くのが桜の特徴なのです。ですから、大門に植えているのは、少し土手になっていますよね、そこへただ穴掘って植えればいいという問題ではないわけで、こののり面をちょっと削って、そこに土をたっぷりとやって根を植えると絶対育つのです。桜は育ちやすいのですから、こういうことを参考に、私が言わなくても皆さんはご存じかと思いますけれども、たまたま植えた方がそういうノウハウがなかったために枯れてしまったということも考えられますから、そこら辺は考慮していただきたいなと思いますし、今土屋会長がなさっているさくらの会の積立金もありますし、いろいろなボランティアの方もいらっしゃるので、何とかあそこを早急に近年中に桜の花が見えるような補植の仕方をなさっていただければ大変ありがたいと思います。このことに関して一言。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 145 ]  井上議員さんが大変桜のことについて一生懸命で関心をお持ちで、ご質問もしていただいたり、それから二十間道路の入り口の大門からの草刈り、あのことについてもご指摘を受けたりしたことも思い出しておりました。それで、私自身も大門から向こう側の坂道上がっていくところまで大変気になっておりまして、それでこのたびは経済対策予算で大門から両サイドに牧柵が張ってあるのが白いペンキがはがれてみっともなくなっているので、これについては皆さんから議決をいただきまして対応するようになっています。あとは、桜の木だということで、今アドバイスももちろん受けながら何とか根をつかせて入り口にふさわしいなという形にしたいと、これ新年度で何とか考えていきたいと思っています。それから、あとは左岸の枯れた桜、私も自分で向こうのほうにスポーツの大会とかありますとき行ったときに足を延ばして眺めては心配しているのですが、これらのこともありますし、総合的に二十間道路も含めて常にそのことは念頭にあるのですが、改めてきちっと内部の会議等をもちまして対応してまいりたいと、このように考えております。
議長(五十嵐敏明君) 佐藤経済部長。
経済部長(佐藤保広君) [ 146 ]  町長と打ち合わせしておりませんでしたので、今町長の思いは私どもの思いと同じでございます。ただ、あそこの大門から……

                          〔何事か言う人あり〕

経済部長(佐藤保広君) [ 147 ]  はい、そうです。実は、平成5年のときに牧柵と一緒に植えた経緯がございます。桜があの辺は余りない、上はあるのですが、当時私周辺の方、地域の自治会長さんにお伺いをした経緯があります。その当時のお答えでは、自治会長さんも高齢な方だったのですが、昔からこの下という表現されましたが、なかなか桜が育たないというお話は伺っておりました。それと、私どもが実際やりたかったのがエゾヤマ、これを当初計画して、エゾヤマのほうが他の八重等から見て十分地域に、二十間道路はエゾヤマが主でございますので、それを計画したということになります。ところが、ご承知のとおりあの周辺が軽種馬の方々の放牧地あるいは採草地、こういう形になっておりまして、背の高くなる樹種は自治会から待ってくれということで、八重、これをやむなくやってみようということでやった経緯があります。やはり見事に枯れました。平成13年にもう一度植え方等も考えながらやってみましたが、やはり枯れたということで、実は今うちの観光のほうと話しているのは、さらに樹種、これを何か違うもの、あるいは植え方、それと周辺の草刈り、これ今になっては検証できませんけれども、例えば幼木のころに木に傷をつける。そうすると、どうも桜はそこから枯れてしまうというようなこともあるようでございます。ですから、思いは今町長が述べたとおりでございますが、エゾヤマは残念ながらなかなか。現実的にエゾヤマは育っているのです。入り口の大門の小公園のところ、あそこはエゾヤマです。あれは育っています。ですから、本当はあそこやりたいのですが、地域事情もあるということで、その辺十分私どもも認識しておりますので、町長今申したとおり、来年の予算頑張りたいと思いますけれども、十分その辺研究しながら考えていきたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 久米建設課長。
建設課長(久米 茂君) [ 148 ]  同じような答弁になるのですけれども、今度は静内川両岸の桜です。これも今年度22年度で補植60本、全面できなかったものですから、一応来年の部分も40本程度要望しようと思っていますけれども、これ自体も浅利先生の知恵をおかりして、いろんな樹種も選びながら検討していっているのですけれども、右岸のほうが当時はだめでないのかなと思ったら、右岸がある程度育っていまして、左岸のほうの成績が、樹種が違うものですからちょっと成績が悪いのですけれども、それについても補植を一生懸命進める方針と、あと先生が来るたびに追跡調査をしてもらっているという形なのです。それと、もう一つ、古川でいいますと体育館の横にオオシマ15本、これも先生のところの苗木を提供してもらいまして植えたのですけれども、下のほうの根のほうからはひこばえみたいな形で出てはいるのですが、なかなか上に伸びていかないと、そうすると樹種の変更をしなければいけないのでないかなというのもあるのですが、そういいながらでも近接広場では先ほど言いましたしだれ柳とかそれなりのものが育ってきているのです。やり方も、土もある程度大きく掘って入れているのですけれども、体育館の横というような形と古川に近いのは余り変わらないかなと思うのですけれども、地下水の高さ的なものとか、元舗装道路のところを掘削してやっているものですから、それと駐車場の水が集まってきているような状態にもあるのです。ですから、そういうのが全部影響しているのではないかなと思っていますけれども、そのほうの補植15本についても今後検討しながら一応予算化できたらなと思っております。
 以上です。
議長(五十嵐敏明君) 8番、井上君。
8番(井上節子君) [ 149 ]  思いは同じようでございまして、来年予算とっていただいて、それを補植していただきたいものと思います。それで、今公民館のところのしけるとか雨水が入るというところは、例えば桜の周り何メートルかのところに暗渠排水をするとうまくなるかなと思いますので、参考にしていただきたいというふうに思います。では、町長、よろしくお願いいたします。桜のことはこれで終わります。
 次に、新ひだか町として公共施設内全面喫煙禁止を、町長の忌憚のないお話を伺うということで質問させていただきました。このことについては、今ご答弁も一通りいただいたのですが、11月25日の新聞報道で管内で庁舎内禁煙化の流れということで、いち早く平取が6月から禁煙を始めたということで、これは管内としては平取に一本とられたなという感じで大変残念に思いました。それで、続いて来年1月、新冠が始めるといったら、今日12月15日ですから、あと16日くらいしかないでしょう。1月になったら、カレンダーめくれば、もうそのときから新冠は公共施設内、そしてレ・コード館とかみんな禁煙になるのですから。そういうことですから、禁煙することによってお吸いになられる方も安心して、ちょっと移動は大変かもしれません、当初は。でも、なれということもございますから、安心して楽しく談笑しながら喫煙できるという場所を提供するのは当然のことだと思います。今このすみ分けをきちっとしておかなければいけないのかなと思います。そういうことが家庭の中でも、例えば外に出て吸う、ゆったりとしたところで吸うという人も出てくるかと思いますし、平取ではこれを実施したことによって苦情とかそういうものは一切ありませんということですから、いろいろなことで踏み切るのにはご心配もあろうかと思いますけれども、まずやってみていただきたいなというふうに思います。これについて町長の忌憚のないご答弁をもう一度お願いいたします。
議長(五十嵐敏明君) 町長。
町長(酒井芳秀君) [ 150 ]  公共施設、すなわち役場ですとか公民館ですとか、こういったところでの全面禁煙ということについてのお尋ねであります。先ほど総務課長から答えましたように、来客者や職員のニーズも十分踏まえて全面禁煙について検討してまいりたいという答弁をいたしておりますが、私としましてもこの対応について早い対応といいますか、なるべく早急な対応をして、全面禁煙ということを実行してまいりたいなというぐあいに私としては思っております。そんなことで考えておりますので、ですから来客者や職員のニーズを踏まえてというところに時間をおかりしたいということで申し上げたところでございますので、ご理解を願いたいと思います。
議長(五十嵐敏明君) 8番、井上君。
8番(井上節子君) [ 151 ]  今の町長のご答弁をお聞きいたしまして、安心いたしました。ええっというブーイングも起きましたけれども、これもまた時代の流れですから、議員たるもの態度で示さなくてはいけません。そうだと思いませんか。それと、第1回目の質問のときに、分煙したときに控室も記者室も全室禁煙となっていました。いつの間にかだらだら、だらだらと喫煙しているところがありますから、これは即刻やめていただくようにお願いしたいと思いまして、質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。

延会の議決

議長(五十嵐敏明君) お諮りいたします。
 本日はこれにて延会したいと思います。ご異議ありませんか。

                          〔「異議なし」と言う人あり〕

議長(五十嵐敏明君) 異議なしと認めます。
 本日はこれにて延会することに決定いたしました。

延会の宣告

議長(五十嵐敏明君) 本日はこれで延会いたします。
 お疲れさまでございました。

                                                      (午後 4時27分)