平成22年第7回新ひだか町議会臨時会会議録 議事日程 第1号 平成22年10月7日(木) 午前9時30分開会 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 会期の決定 第 3 行政報告(町長) 第 4 議案第 1号 平成22年度新ひだか町一般会計補正予算(第6号) 第 5 議案第 2号 新ひだか町特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の特例に関す る条例制定について 第 6 議員の派遣について 出席議員(22名) 1番 五十嵐 敏 明 君 2番 觸 澤 清 君 3番 志 田 力 君 4番 磯 貝 廣 光 君 5番 山 内 和 雄 君 6番 建 部 和 代 君 7番 池 田 一 也 君 8番 井 上 節 子 君 9番 日向寺 敏 彦 君 10番 畑 端 薫 君 11番 築 紫 文 一 君 12番 神 谷 浩 嗣 君 13番 遠 藤 敏 弘 君 14番 富 永 信 君 15番 進 藤 猛 君 16番 南 川 州 弘 君 17番 川 合 清 君 18番 細 川 勝 弥 君 19番 増 本 裕 治 君 20番 福 嶋 尚 人 君 21番 渡 辺 保 夫 君 22番 中 島 滋 君 欠席議員(0名) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町長 酒 井 芳 秀 君 町長より通知のあった議事説明者 副町長 富 田 泰 君 副町長 畑 端 憲 行 君 総務企画部長 木 内 達 夫 君 住民福祉部長 岩 渕 勇 次 君 健康生活部長 宮 口 信 次 君 健康生活部参与 総合ケアセンター総合施設長 小 松 幹 志 君 町立静内病院長 経済部長 佐 藤 保 広 君 農林水産部長 石 井 善 晴 君 会計管理者 佐 々 木 政 義 君 三石総合支所長 本 庄 康 浩 君 三石国民健康保険病院長 三 浦 正 次 君 三石国民健康保険病院副院長 八 木 橋 厚 仁 君 総務課長 名 須 川 一 君 企画課長 曽 我 啓 二 君 企画課参事 土 井 忍 君 バイオ・エコタウン推進室長 羽 沢 進 君 財政課長 清 水 全 君 契約管財課長 相 楽 竹 夫 君 契約管財課参事 道 鎮 和 宏 君 商工労働観光課参事 税務課長 斉 藤 滋 一 君 福祉課長 児童館長 富 沢 宏 己 君 児童養育相談センター長 生活環境課長 渋 谷 正 弘 君 アイヌ政策推進室長 健康推進課長 神 垣 光 隆 君 地域包括支援センター長 町立静内病院事務長 渡 辺 勝 造 君 町立静内病院総看護師長 谷 恵 美 子 君 介護老人保健施設まきば施設長 藤 井 章 作 君 介護老人保健施設まきば事務長 高 橋 保 君 特別養護老人ホーム静寿園長 阿 部 公 一 君 建設課長 久 米 茂 君 建設課参事 阪 井 典 行 君 商工労働観光課長 町民休養ホーム支配人 竹 田 幸 也 君 老人福祉センター長 林業研修センター長 上下水道課長 中 村 敬 司 君 静内終末処理場長 農政課長 本桐基幹集落センター長 酒 井 哲 也 君 延出基幹集落センター長 農政課参事 奥 野 幸 男 君 水産林務課長 土 井 義 男 君 水産加工センター長 会計課長 長 舩 幸 生 君 三石総合支所総務企画課長 田 辺 貞 次 君 三石国民健康保険病院事務長 榎 本 勉 君 三石総合支所町民福祉課長 榊 要 君 高齢者共同生活施設やまびこ施設長 三石総合支所町民福祉課参事 地域包括支援センター参事 大 平 響 子 君 三石国民健康保険病院参事 デイサービスセンターみついしセンター長 地域包括支援センター参事 岩 渕 雅 美 君 みついし居宅介護センター長 特別養護老人ホーム蓬莱荘所長 村 上 敬 君 ケアハウスのぞみ施設長 長 船 輝 男 君 総務課主幹 上 田 哲 君 総務課主幹 藤 沢 克 彦 君 企画課主幹 伊 藤 信 夫 君 企画課主幹 布 施 和 継 君 バイオ・エコタウン推進室主幹 小 野 寺 大 作 君 財政課主幹 坂 将 樹 君 財政課主幹 高 堰 良 子 君 財政課主幹 上 田 賢 朗 君 契約管財課主幹 八 田 敏 之 君 税務課主幹 寺 越 正 央 君 税務課主幹 中 島 健 治 君 税務課主幹 大 久 保 信 男 君 税務課主幹 大 山 慎 司 君 税務課主幹 佐 伯 智 也 君 福祉課主幹 中 村 敏 君 福祉課主幹 千 葉 憲 児 君 福祉課主幹 阿 部 尚 弘 君 福祉課主幹 久 保 敏 則 君 福祉課主幹 米 田 一 治 君 静内保育所長 高 橋 和 子 君 東静内保育所長 永 井 治 恵 君 静内子育て支援センター長 中 田 寿 美 子 君 生活環境課主幹 竹 田 三 智 子 君 生活環境課主幹 浮 田 昌 輝 君 生活環境課主幹 田 口 寛 君 生活環境課主幹 渡 辺 浩 之 君 アイヌ政策推進室主幹 石 原 義 弘 君 アイヌ政策推進室主幹 藪 中 剛 司 君 健康推進課主幹 池 田 由 貴 子 君 健康推進課主幹 角 田 し の ぶ 君 町立静内病院主幹 渡 辺 洋 一 君 特別養護老人ホーム静寿園主幹 池 田 孝 義 君 建設課主幹 岩 渕 博 司 君 建設課主幹 酒 井 隆 君 建設課主幹 池 均 君 建設課主幹 田 中 伸 幸 君 商工労働観光課主幹 宝 金 司 君 商工労働観光課主幹 小 塚 洋 之 君 商工労働観光課主幹 山 口 一 二 君 商工労働観光課主幹 村 田 弘 明 君 商工労働観光課主幹 佐 伯 義 己 君 上下水道課主幹 神 垣 博 樹 君 上下水道課主幹 新 山 光 一 君 上下水道課主幹 野 垣 尚 久 君 上下水道課主幹 大 角 地 浩 君 上下水道課主幹 桂 田 達 也 君 上下水道課主幹 伊 藤 敬 一 君 上下水道課主幹 浅 野 義 裕 君 農政課主幹 若 生 富 夫 君 農政課主幹 森 宗 厚 志 君 農政課主幹 秋 山 照 幸 君 農業実験センター長 城 地 哲 也 君 農業実験センター主幹 岡 田 俊 之 君 和牛センター長 萩 沢 慶 一 君 水産林務課主幹 久 保 稔 君 水産林務課主幹 早 瀬 秀 一 君 水産林務課主幹 水 谷 貢 君 水産林務課主幹 野 本 武 俊 君 三石総合支所総務企画課主幹 木 村 博 成 君 三石総合支所町民福祉課主幹 中 村 哲 史 君 三石総合支所町民福祉課主幹 竹 達 勝 利 君 三石総合支所町民福祉課主幹 米 田 和 哉 君 三石国民健康保険病院主幹 木 村 実 君 教育委員会委員長より通知のあった議事説明者 教育長 河 村 一 夫 君 教育部長 塚 尾 英 夫 君 管理課長 磯 貝 正 之 君 社会教育課長 公民館長 コミュニティセンター館長 阿 部 晃 二 君 静内郷土館長 アイヌ民俗資料館長 文化センター館長 体育振興課長 土 肥 一 司 君 三石分室教育課長 川 端 克 美 君 静内図書館長兼三石図書館長 渡 辺 喜 代 治 君 女性センター・みらい館長 学校給食センター長 石 川 義 輝 君 管理課主幹 中 村 英 貴 君 管理課主幹 佐 藤 礼 二 君 社会教育課主幹 森 治 人 君 社会教育課主幹 藪 中 剛 司 君 体育振興課主幹 田 畑 善 側 君 体育振興課主幹 麻 野 和 彦 君 体育振興課主幹 田 森 由 美 子 君 三石分室教育課主幹 片 山 孝 彦 君 水道事業管理者より通知のあった議事説明者 経済部長 佐 藤 保 広 君 上下水道課長 中 村 敬 司 君 上下水道課主幹 大 角 地 浩 君 上下水道課主幹 神 垣 博 樹 君 上下水道課主幹 新 山 光 一 君 上下水道課主幹 野 垣 尚 久 君 上下水道課主幹 伊 藤 敬 一 君 上下水道課主幹 桂 田 達 也 君 農業委員会会長より通知のあった議事説明者 事務局長 姥 谷 登 君 代表監査委員より通知のあった議事説明者 事務局長 田 代 芳 嗣 君 事務局主幹 菅 沼 太 吉 君 職務のため出席した事務局職員 事務局長 田 代 芳 嗣 君 事務局主幹 菅 沼 太 吉 君▼開会の宣告
○議長(五十嵐敏明君) [ 1 ] | ただいまの出席議員は22名です。定足数に達していますので、平成22年第7回新ひだか町臨時議会を開会いたします。 |
(午前 9時30分)
▼開議の宣告
○議長(五十嵐敏明君) | これから本日の会議を開きます。 |
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 |
▼会議録署名議員の指名
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 |
本日の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、21番、渡辺君、22番、中島君を指名いたします。 |
▼会期の決定
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。 |
お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日に決定いたしたいと思います。ご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(五十嵐敏明君) | 異議なしと認めます。 |
よって、会期は本日1日に決定いたしました。 |
▼行政報告
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第3、行政報告の申し出がありますので、これを許可いたします。 |
なお、ホッカイドウ競馬の存続決定についてという資料を配付いたしておりますので、お目通しをいただきたいと思います。 | |
町長。 |
〔町長 酒井芳秀君登壇〕
◎町長(酒井芳秀君) [ 2 ] | おはようございます。それでは、行政報告を申し上げます。 |
初めに、波浪注意報に伴う高潮による被害状況についてであります。9月26日の波浪注意報に伴う高潮による被害状況は記載のとおりであります。 | |
次に、ホッカイドウ競馬の存続に関する要望活動についてであります。ホッカイドウ競馬の存続について北海道知事に対し、日高総合開発期成会、北海道日高町村会、軽種馬生産構造改革推進会議の構成町長とともに、存続の早期表明、安定的な経営継続に向けた新たな将来ビジョンの策定についての2点について要望を行ってまいりました。また、胆振町村会からも同時に同趣旨の要望が行われたことも申し添えます。ホッカイドウ競馬の存続につきましては、既に報道されておりますが、昨日行われました北海道議会予算特別委員会知事総括質疑の席上において、北海道知事からホッカイドウ競馬の存続決定について言及されました。発言の要旨につきましては、軽種馬振興公社の事務局長発のお手元の資料のとおりでございます。その内容については、ホッカイドウ競馬の役割とその重要性や発売環境の変化などを総合的に勘案し、ホッカイドウ競馬を存続することとし、今後長期的な視点から新たなビジョンを年度内に策定し、さらなる収支改善に努め、安定的な運営を図ることとしております。 | |
次に、枝肉研究会における出品牛の入賞についてであります。平成22年9月15日に東京食肉市場で開催された第23回名人会肉用牛枝肉研究会において、出品された53頭中、本町和牛センターから出品いたしました1頭が優良賞に入賞いたしました。 | |
1枚おめくりください。次に、新ひだか町ふるさと応援寄附についてであります。記載のとおりふるさと応援寄附がありました。寄附者のご厚志に感謝申し上げ、有効に活用させていただきたいと存じます。 | |
次に、工事にかかわる入札の執行についてであります。記載のとおり19件の工事にかかわる入札を行いました。なお、詳細は別添資料のとおりでございます。 | |
4ページをおめくりください。次に、委託業務にかかわる入札の執行についてであります。記載のとおり1件の委託業務にかかわる入札を行いました。なお、詳細は別添資料のとおりであります。 | |
以上で行政報告とさせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 行政報告の質疑につきましては、議案審査後といたします。 |
▼議案第1号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第4、議案第1号 平成22年度新ひだか町一般会計補正予算(第6号)。 |
提案理由の説明を求めます。 | |
清水財政課長。 |
〔財政課長 清水 全君登壇〕
◇財政課長(清水 全君) [ 3 ] | それでは、ただいま上程されました議案第1号につきましてご説明申し上げます。 |
議案第1号は、平成22年度新ひだか町一般会計補正予算(第6号)でございます。 | |
平成22年度新ひだか町の一般会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによる。 | |
第1条は、歳入歳出予算の補正でございまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,288万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ148億700万9,000円にしようとするものでございます。 | |
第2項は、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。 | |
第2条は、地方債の補正でございまして、地方債の追加は、「第2表 地方債補正」によるものでございます。 | |
それでは、歳出の事項別明細書からご説明申し上げますので、7ページをお開きいただきたいと思います。7ページでございます。3の歳出でございますが、4款衛生費、1項保健衛生費、2目予防費では384万9,000円の追加でございまして、予防接種事業は今年度新たな国の新型インフルエンザワクチン接種事業が開始することとなってございます。昨年のワクチンは、季節性インフルエンザのワクチンとは別でございましたが、今年度は新型インフルエンザワクチン及び新型と季節性のA香港型、B型の3種を組み合わせました混合ワクチンがありまして、接種料金の設定でございますが、上限を1回目3,000円、2回目は13歳未満の子供になりますが、1,500円とし、その範囲内で医療機関が定めることとなっております。接種費用の助成でございますが、生活保護世帯と町民税非課税世帯は全額助成とするほか、課税世帯の65歳以上や小学生以下の学童や乳幼児につきましても半額助成をするものでございまして、13節になりますが、季節性の高齢者インフルエンザ予防接種業務委託料420万円を減額し、19節新型インフルエンザ予防接種助成金804万9,000円を増額補正するものでございまして、合わせまして384万9,000円の追加でございます。 | |
次のページ、8ページになりますが、7款商工費、1項商工費、2目商工振興費では8,903万4,000円の追加でございまして、(6)、中心市街地対策事業は中心商店街の経営安定のため、協同組合静内ショッピングセンターの所有する駐車場用地の購入とその駐車場のアスファルト舗装、駐車区画線、排水溝の整備のほか、経営安定資金の融資を実施するための予算でございまして、15節では中心商店街駐車場改修工事1,000万円、17節では中心商店街駐車場用地購入費4,313万4,000円、21節では中心市街地経営安定資金貸付金3,590万円をそれぞれ補正するものでございまして、合わせまして8,903万4,000円の追加でございます。 | |
それでは、歳入の説明をいたしますので、前のページ、6ページにお戻りいただきたいと思います。6ページでは、2の歳入でございます。11款地方交付税、1項地方交付税、1目地方交付税では3,761万3,000円の追加でございまして、地方交付税で収支の調整を図るものでございます。 | |
16款道支出金、2項道補助金、3目衛生費道補助金では217万円の追加でございまして、対象経費の4分の3の新型インフルエンザワクチン接種助成費臨時補助金を見込んでいるものでございます。 | |
次、22款町債、1項町債、9目商工債では5,310万円の追加でございまして、中心商店街駐車場整備事業債を見込んでいるものでございます。 | |
以上で歳入の説明を終わりまして、3ページへお戻りいただきたいと思います。3ページでございますが、第2表、地方債補正の追加でございます。起債の目的、中心商店街駐車場整備事業債、限度額5,310万円の追加でございまして、起債の方法、利率、償還の方法につきましては文言記載のとおりでございまして、説明を省略させていただきます。合計では、限度額を16億9,830万円にしようとするものでございます。 | |
以上で議案第1号の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 |
◆20番(福嶋尚人君) [ 4 ] | 町長全員協議会にも出席されていませんでしたので、町長にここの場で改めてお伺いをしたいと思います。 |
中心商店街の空洞化、シャッター通り化を防ぎ、にぎわいを取り戻すことを目的としてピュアの2階に4年前ピュアプラザを、4億円の工事費、取得費を投入いたしました。そして、なお完成後は人件費、維持管理費を加えると年間3,000万円以上の税金が支出されております。今回再び約9,000万円近くの税金を支出することについては、町民の皆さんから非常に強い批判があると思いますけれども、町長はこのことについてどう総括され、町民の皆さんに説明されるかをお伺いいたします。 | |
そして、今回の支援によってピュア事業協同組合、あるいは入居しているテナントが再生することができるという前提に立っています。私もそうなってほしいと思いますけれども、万が一経営の危機、破綻という事態になったとき、町長はいかなる責任をとるお考えがあるのかをお伺いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 5 ] | お答えをいたします。 |
ピュアのショッピングセンターの再建を支援することにつきましては、種々論議のあったところでありまして、私もそれこそいろいろと思いをめぐらしましたが、結論としては支援をしていきたいということで決断をしたところでございまして、ただいまの予算を計上させていただいている、提案させていただいているわけでございます。これにつきましては、昭和60年ころからの中心商店街の活性化ということで、国費、また道費等も投じられ、あわせて町費も投じられて今日まで経緯をしているわけでございますけれども、今静内地区の西部のほうが大変活況を呈している状況にある中で、ショッピングの利便性等、すなわち高齢者のいわゆる買い物難民と表現されますけれども、そういった方々へのこと、またこの町の長い歴史の中でみゆき通り、御料通りといったかつての行啓通りというシンボル的な商店街の振興ということは、お話しのとおりピュアプラザということで、四、五年前にもピュアプラザの設置についてご理解をいただき、行いましたが、それでも低迷から抜け切れないという状況の中で今日いろいろと私どもも考えた末に、ピュア本体の買い取りについては私は申し入れに対してお断りをしてまいりましたが、その隣接する駐車場を町有地として取得するということと、ショッピングセンターの経営に対して有利な融資を考えて支援してまいりたいと。このことは、いろいろと今までもかなりのことをやったのにまたやるのかというような論議もされていることは承知してございますが、今日そのデフレ経済の中で外的要因もありますし、私としてはこれが最後の支援策であるという考え方のもとに今回の予算提案をさせていただいたということで、ショッピングセンター役員初め経営に携わる方々には心して経営をしていただきたいということでこういう提案となったわけでございます。 | |
また、その責任問題については、万々が一の話でございますが、そういうことのないことを祈っておりますし、もし万々が一そういうことになりましたら、その時点で私なりの責任について表明をさせていただきたいと、このように考えているところでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 20番、福嶋君。 |
◆20番(福嶋尚人君) [ 6 ] | これが最後の支援とおっしゃいましたけれども、町長の政策がもし正しいということで町長が自信を持っておられるのならば、先ほど言ったとおり買い物難民、高齢者ということを言っていると思うのですけれども、のためにも、私はそういった疑問を持っていますけれども、町長が正しいと思うならば、最後の支援ということは論理的に矛盾があるのではないかと。みゆき通りに中心商店街の活性化のために今まで年間3,000万円以上の税金を投入し、4億円の取得費、工事費含めてやってきたにもかかわらず、これが最後の支援というのは町長の政策として論理矛盾があるのではないかと、私はそう思うのですが、いかがでしょうか。 |
それと、今町長は建物を取得するつもりはないというふうにおっしゃいましたけれども、それで「北方ジャーナル」の9月号に記事というのは全部町長の発言どおり書いているとは思いませんけれども、趣旨はそのとおり出ていると思うのです。その中で町長は、このようにおっしゃっているのです。私はびっくりしたのですけれども、記者の質問に対して、1階に出店している皆さんに退店していただき、町の分庁舎や行政施設にする形ならまだすっきりするというふうに記事で述べている。あるいは、商店街が立ち行かなくなったので、お金をとにかく出してくれというのと一緒です。税を投入するにはそれなりの根拠が必要ですというふうに記事で言っている。ところが、商店街が立ち行かなくなったので、お金をとにかく出してくれというのと一緒だと言いますけれども、今回土地取得するのはピュア事業協同組合が年末にも資金ショートして立ち行かなくなると。それを事業協同組合がそういうことにならないようにということで土地を取得するのではないですか。まさに町長、とにかくお金を出してくれというのと一緒ですというのと全く同じことを今回され、いい悪いは別です。町長の発言からいくと、そういうことになるのではないですか。どうなのですか。 | |
それと、「北方ジャーナル」の9月号では、ピュアについては支援について町長こうするということについては一切記事で述べていないのです。私は、こういうことで今回、これ9月号ですからいつインタビュー記事に応じたかわかりませんけれども、支援については一切書いていないのです。ということは、町長はこの時点では私の受ける限りピュアについては支援をする考えがなかったのかどうか、そういうふうに私は受け取るのです。また、これを買われた道民の方も、これ否定的なことを町長がおっしゃるということは、新ひだか町の町長はピュアに関しては何もしないのだろうなというふうに、記事を読めばそう受け取るのが普通ではないですか。どうなのでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 7 ] | 9月号ということでありますと、取材を受けているのは8月でございますので、その時点で思いは何回も申し上げておりますが、ピュアの1階部分と2階の残った部分についての買い取りという意思はないということをベースにしてお話ししておりますので、そのほかの支援策というので今このことが出てきているということでございます。ですから、仮定の話でいろんな想定される話をしたことがそれには書かれておりますが、この提案に至るまでの考え方、それはやはり町長という立場として、この町のことを全体像を考えたときに今日提案している形になったということでありますので、本体買い取りのほかにこういう支援策があったというようなことでご理解いただければありがたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 20番、福嶋君。 |
◆20番(福嶋尚人君) [ 8 ] | 私は具体的に町長の発言を引用して質問しているのですけれども、町長はそれに私の理解でははっきり答弁されていないのです。それと、賛成、反対というのは町長の説得力ある答弁をしていただかないと、私は先ほど言ったとおり非常に不安で、賛成するわけにはいかないのです。ピュアの支援策について何も出ていないとか、買い取りするつもりはないと言いましたけれども、この記事では1階に出店している皆さんに退店していただき、町の分庁舎や行政施設にする形ならまだすっきりするというふうに、これは買い取りをする場合には出ていってもらいますよという、そういう趣旨に受け取れます。それと、商店街が立ち行かなくなったから、お金をとにかく出してくれというのと一緒ですと言ったけれども、先ほど言ったとおりピュア事業協同組合が今年の暮れにも危なくなると。高度化資金とかいろいろな返済の面で。それで、何とかそれのために町有地としてこれを買ってくれというのが町有地の今回の予算でしょう。町長、そのお金をとにかく出してくれというのと一緒ということは、こういうことしませんよという言い方での記事ではないですか。私は、このような町長のお考えがあるのにこういうふうに変わったことについて説明されていかないと賛成しようがないのです。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 9 ] | そこには、不動産としての価値というものが鉄筋コンクリート製の建物と、またその隣接する地面ということで、将来的に長く展望したときに町有地として地面が残っていくということの不動産の価値と、いずれ何十年か後には相当使用に耐えられなくなる鉄筋コンクリート製の箱物の価値というものがあると思います。そういうことで私としては、次善の策というものがいろいろ庁内で話し合った中で出てきたということで、これでいくというようなほうにかじを切ったといいますか、そういうようなことでありますので、その雑誌取材を受けたころの時点の時系列的に並べてみるとわかるのですが、その時点ではまだ次善の策がイメージとしてしっかり私の頭に入っていなかったということが言えるのではないかと今振り返って思っているところでございます。それで、論議を尽くして、皆様方のご意見もいろいろ仄聞をいたしまして今日の提案となっていると、このようなことでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 3番、志田君。 |
◆3番(志田 力君) [ 10 ] | 何点か確認の件もありますので、町長にお聞きをさせていただきます。 |
まず、1点目なのですが、先日の全員協議会でも確認をさせていただいているのですが、何度も確認させていただいているのですけれども、最終的に町長のお考えを確認させていただきたいのですけれども、まず保証人と担保の件なのです。保証人は、理事全体の連帯保証人というのは前回の全員協議会では変わらなかったのですが、私たちの委員会で説明受けたときには担保に関しては少なからずともほかの条件も出せるのだというようなことを町長みずからおっしゃっていたような部分もありましたので、そこの部分も確認させていただきたいのですが、保証人、理事さん全員が連帯保証人、ここの部分がどうしても私自身にすればちょっと納得しかねる部分がありますので、町長に確認したいのですけれども、個店の集合体の集まりである協同組合の事業主といいますか、そういう方々がみずから保証人になるというケースというのは余り考えられない。親族云々も含めて当人以外の方を保証人に持ってくるべきでないのかというのがずっと頭の中にあるものですから、そこら辺保証人の関係と担保についてですけれども、協同組合との協議の中でももちろん話を出させていただきましたけれども、協同組合のほうも第1抵当権だとか、施設1階そのものを最終的に担保にするのだという考え方。ところが、私だけでなくほかの議員さんも3,590万円に対する貸付金の回収の仕方を心配しておられて、返せなくなったから1階の部分を担保として押さえているのだから、それでいいのだという考え方がどうしてもいまいちすっきりしないという部分があるので、そこら辺の最終的な考え方をお聞きしておきたいと思います。これが1点目です。 | |
それから、2点目がずっと言い続けていますが、返済計画はどうもおかしいのでないかということで質問を続けてきていたのですけれども、今日新たに資料をいただきまして、まだ本当わずか数行しか目を通していないのですけれども、返済計画にどういうふうに変わったのか、変わったところがあればそれについてちょっと説明をいただきたいなと思うのです。まず、この点についてお願いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 11 ] | 前にもお答えで申し上げたかと思いますが、この融資に対する保証の問題でございますけれども、これにつきましては私も大きく関心を持っておりまして、担当者にいわば税を融資に充てるということでございますので、それが回収されないというようなことになりましたら、町民に直接損害を与えるという事態になると。ましてや先ほど不動産の話ししましたけれども、鉄筋コンクリートのあの建物がどれほどの価値を持つものにそのあたりでなっているのかということを考えますと、その建物だけではこれは満足のいく保証となり得ないのではないかという考え方もありまして、それでこのたび連帯保証、それも何か専門的な言い方があるようでございますが、個々の理事が1人、例えば脱落者という言葉を使うとちょっと弊害があるかもしれませんけれども、そういった方の分もしょっていくという形で、最終的に3,500万円という保証はいつまでも担保されているというような考え方を持っているものでございます。したがいまして、その点は私はそういう理解をしておりますし、この点で法的な見解とかということになりますと、既にお聞きかと思いますけれども、担当の部課長より答弁をさせてもよろしいと思います。そんなことで同じような答弁になるかもしれませんけれども、経済部長または商工労働観光課長、また参事のほうから答弁をさせたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 商工労働観光課、道鎮参事。 |
◇商工労働観光課参事(道鎮和宏君) [ 12 ] | 先ほど2つ目の質問で、協同組合より提出された再生計画の、それを返済計画、返済ということで受け取ったのですが、この中で全体的に変わったところについて説明をさせていただきます。 |
主な点でいきますと、まず今回の今まで常任委員会のほうで出したのは、現実的に町からの支援が実行された後、23年度以降どうなるかということを出していたところでございますが、現実的に22年度に実行された場合、繰り越し等がそのまま影響しますので、まずそれを支援策を22年度の収支の中に溶け込ませたという形でございます。それで、収入のほうにつきまして、事業収入のところでございますが、ここにつきましてはテナント収入のところについて、以前からご指摘もありましたが、今年度退会したものについて22年度に反映させまして、今後退店するのが予想されるケースがありましたので、それも23年度以降に反映させたという形で数字が動いてございます。 | |
それと、事業外収入のところに土地売却代収入が22年度に計上されてございます。あと、町の融資、借入金でございますが、3,590万円を予定してございますが、うち3,000万円が支出のほうで建物取得のほうに充てることになりますので、表の上で見やすくするためにここでは3,000万円を計上しておりまして、借入金の償還財源というところで590万円を計上しているという形になってございます。 | |
あと、支出のほうでございますが、中にはちょっと計算誤りもあったものもございまして、それも精査させたという形もありますが、施設管理経費の下の地代金、支払い保険料、これ建物取得です。それと、建物の分の減価償却費ですか、これにつきましては22年度において4カ月分を費用として計上するべきですので、それを精査させたと。あるいは、もう一つは、支払い家賃ですとか等も減額になってくるという形になります。 | |
それと、運営費の関係につきましては、運営管理費のその他運営管理費のところに括弧で土地、建物関係というのが出ております。これは、別に土地、建物関係だけではもちろんございませんで、今回土地の売却、建物の取得につきましてかかる諸費用が132万4,000円ほど見込まれましたので、それを22年度にプラスして計上されているという形で表については見てございます。 | |
あと、先ほど説明しましたが、下の表にいきまして償還財源につきましては真ん中のあたりに町融資(借入金)ということで590万円が出ております。これは償還財源になっていくという形で、償還につきましては別の債権であります北海道への高度化、あるいはJA信連、あと再生債権、あとファイナンス、こういう長期債務等につきましてもすべてを完了できるというものがここで計上されてございます。 | |
以上で簡単ですが、説明を終わらせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 3番、志田君。 |
◆3番(志田 力君) [ 13 ] | 1点目の担保の関係ですけれども、仮に皆さんが心配しておられる最悪の事態のときどうなるのでしょうという、全員協議会の中でも出ていましたけれども、町が3,500万何がしを融資して、最終的に数年後ににっちもさっちもいかなくなって、担保として1階の部分が町の所有になるというような形になると、最初から買い取りではなかったのかというようなこともまた町民の間で話題になろうかとのことになると思うのです。そこら辺のところの部分を皆さん心配しておられるのではないかと思うので、お聞きしたわけなのですが、町長はそういうふうにならないことを願って、最終、最後の支援策だと。みずからの言葉で最悪の事態になった場合には、責任についても表明するという決意でございましたけれども、どうしても町民に対して説明責任を、私たちとしてはそこら辺をしっかりとお聞きしておかなければいけないなということでございます。 |
それと、2点目の返済計画で、いまいちよくわからないのですが、償還財源のところの貸付金戻しという部分が21年、22年度で1,264万8,000円、23年度以降はこれゼロになっていますよね。前回いただいた資料の中では、ほとんどの8割方の償還財源がここの貸付金戻しというところの数字が占めていたのですが、ここのところはどういうことなのですか。21年度、22年度の数字というのは、もうちょっとわかりやすく説明していただきたいなと思うのですけれども。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 道鎮参事。 |
◇商工労働観光課参事(道鎮和宏君) [ 14 ] | 貸付金戻しの関係でございますが、こちらのほうで23年度からゼロという形になっているのでの質問かと思いますが、これにつきましては表の上のつくり方の問題で、わかりやすくするためにこう協同組合でつくったのではないかと思いますが、特別賦課金という欄がございます。そこに括弧書きで727万6,000円が23年度です。24年度が438万円、これが本来は貸付金戻しのここに充てられてくるというものでございます。これについては、委員会でもちょっと説明したところでございますけれども、23年度以降3,500万円ほどを7年間で返済をしていってもらうと。その中で組合としてもそれを償還財源にも充てていこうということでございます。もちろんその貸付金戻しの形をとれるために、今回町としましては支援をしまして、順調な借入金の返済をできるような、賦課金も支払えるような状態に導こうとしているものでございまして、この計画についてはそういうことを反映させているということでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 3番、志田君。 |
◆3番(志田 力君) [ 15 ] | ちょっと整理のつかないままに3回目を迎えてしまいましたが、数字を整理したというのですけれども、何となくはっきりとつかめないのですが、払いやすくするという意味はピュア食品に対してのことでしょう。だと思うのです。違ったら、後で教えてください。だから、協同組合に支援をするという形なものですから、そこの割戻金云々というのはショッピングセンターの組合とピュア食品とで解決すべき問題であるのが普通で、本来この返済計画云々の部分ではそこら辺のきちっとした整理が先になされておくべきなのでないかなと私いつも思っていたものですから、そこのところはどうもわかりにくかった。そこら辺もう少し説明があれば、後でいただきたいのですが。 |
それと、最後ですから町長にお聞きしておきたいのですけれども、福嶋議員の質問にもお答えになっておられましたけれども、町の全体像を考えての決断なのだというご答弁でしたけれども、私なりに危惧するのは今合併以降、新ひだか町になって、まちづくりの考え方の基本として、やはり合併当初から、合併の前からと言ってもいいかもしれませんけれども、今後は国全体も地方全体も自己決定あるいは自己責任のもとに、いわゆる共同という、協同組合の共同社会をつくっていくのだ、こういったような説明をされながら、あるいは新町になってもそういうことのもとにいろんな地域に対してもご協力を得ながらやっていきたいというようなことでまちづくりも進められてきていると思います。それと、やはり町全体のことを考えるということであれば、そういう自己決定、自己責任という部分では旧来続いておりましたシャッター通りに対する、シャッター店に対する支援策もとられてきたはずなのです。それが前年度でしたか、みゆき通りのみならず、シャッターを閉めたところをまた新たに商売なり事業を起こす場合に支援してきて、それがどうもうまくいかないというような部分もあって、その支援策も取りやめになったと。社会全体に対して自己決定あるいは自己責任、これはみんな事業を行っている人たちも含めて当然のことと思いつつ、思いながらやっていることなのですが、社会全体に対してそういうものを求めている時代、あるいはそういった背景の中で、これだけの多額の支援をするということになると、やはり行政と町民との信頼関係、あるいは商工会もそうかもしれません。会員さんと商工会の関係、そういったものの信頼関係がどうも揺らがなければいいなという危惧するような部分を感じ取っております、私自身は。そういうことに対して町長のお考えを最後にお聞きしておきたいと思います。この2点を最後お願いします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 道鎮参事。 |
◇商工労働観光課参事(道鎮和宏君) [ 16 ] | 先ほどこの返済の関係等のピュア食品でございます。ピュア食品の借入金戻しの関係については、組合とピュア食品の間の問題ではないかということでございますが、結果的にピュア食品自体の支援でしかないのではないかというような意図で質問されたのかと思いますが、中小企業の組合、協同組合は中小企業等協同組合法に基づいた法人でございまして、それは既にご存じのとおり決して株式会社のように資本中心にして動く会社とは、当然そういう意味では区別されるものでありまして、人的な結びつきによって運営されるものと。したがいまして、協同組合を運営するに当たっては各組合員からのいわゆる組合費、ここでいうと賦課金です。そういったものが拠出された中で運営されていく。そして、ここの協同組合、ピュアは種類としても事業協同組合と類似されるものでありまして、その主なものは建物の維持管理ですとか、販売の共同事業ですとか、そういったものをやっているわけでありまして、そこで賦課金を払っていくことによって協同組合が運営されていくと。ここで協同組合を、しかしながら組合員がどんどん脱退していくだとか、売り上げが減っていくだとかいう状態の中で協同組合が苦しい状態になっていると。それを立て直すためには、それぞれの個店の負担を減らさなければいけないと。そういった中において、なおかつ組合費が未納になっている部分については当然払っていってもらうという中で、協同組合を助けるために今回の支援をやったということで、結果的にストレートに各個店を助けるとか、そういう意図ではないということについてご理解をしていただきたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 17 ] | まちづくりに関してのいろいろな意見のとらえ方とかということについてのお尋ねであると思いますが、これにつきましてはもう議会という制度があって、議会制民主主義という制度の中でいろいろと日本もかなりの歴史を積み重ねてきたところであると思います。そういったことでこのたびのいろんな委員会審議、全員協議会、また本会議等でいろいろ住民の皆様の声を議員各位から代弁をしてお聞かせをいただいたと、このように思っております。また、私たちも行政サイドとして種々情報の掌握に努めてまいったということで、最後はこれを決断しなければならないということでこのたびの提案になったということでございます。そんなものですから、今後につきましては今まちづくり基本条例のような形というものを何とか制度化して、今日今抱えている問題等についてもそういうものがあればまたより住民の皆さん方に考えが広まった上での判断というものを持ち得ると、このように考えておりますが、今時点ではそういうことになっておりませんので、私としては総合的にいろいろと考えまして、このたびの決断に至ったということでございます。今後につきましてもそういったまちづくりに関する条例、こういったものをいずれは何とか制定をしたいというふうに考えておりまして、現在その過程にありますけれども、そうでない、その状況に至らない場合の期間においてもその制定しようとする条例の趣旨を踏まえていろいろと謙虚に物事を判断し、進めていかなければならないと、このようには考えております。そんなようなことで、議員の皆様方にもいろいろな声を今後とも寄せていただきたいということをこの場をおかりしてお願い申し上げるところでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 12番、神谷君。 |
◆12番(神谷浩嗣君) [ 18 ] | 私のほうからは1点だけ。先日の総務の委員会でも指摘させていただいたのですけれども、もし不測の事態が訪れて第1抵当権を実行しなければならないような状態になったときに、テナントも含めて無条件に撤去していただくと。そういった一筆はとるべきではないのかと、そのように指摘させていただいたのですけれども、今日までに納得のいくご返答がいただけると、委員会ではそのようなことだったもので、その件に関してだけお伺いします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 竹田商工労働観光課長。 |
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 19 ] | 経済部長のほうからそういった委員会の中での提案があったというふうなことで聞きまして、私ども協同組合静内ショッピングセンターの理事長のほうにその件についてお話をしてございます。一筆を入れていただくような形で取り扱うようにしております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 13番、遠藤君。 |
◆13番(遠藤敏弘君) [ 20 ] | 私もちょっと1点確認させていただきたいのですが、私参考人の聴取及び全員協議会出させていただいた中で、その際に答弁の中で診断の結果については本議会前に最悪最低限のことについて確認した上で今日提示していただけるよということで言われたのではないかというふうにとらえがあったのですが、それで一応今日出されましたショッピングセンターの再生計画書、あるいはピュア食品さんからの文書が出ていますが、これはそれに基づいて提出されたものなのかどうか確認させていただきたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 竹田課長。 |
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 21 ] | それで、参考人の意見聴取の折に出席していただいた委員さんのほうから、商工会に対しましても、また静内ショッピングセンターに対しましても今のピュア食品のほうに経営診断が入っているので、商工会のほうからは10月10日というふうな報告期限のお話がございましたが、委員さんのほうから7日に臨時会があるので、それまでに何とかならぬかというふうな要請がございまして、それで先ほど議長からもご報告申し上げましたとおり、昨日の昼にピュア食品のほうから報告書、お手元に配付しておりますものが出てきてございます。これがそうでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 関連、20番、福嶋君。 |
◆20番(福嶋尚人君) [ 22 ] | 今の遠藤さんので、どこに中間報告があるかと思って僕も疑問に思ったので、見たけれども、中間報告ってないのですよね。中間報告をもとにした書類であって、中間報告そのものを出してくれるというふうに僕たちは理解していたのです。どこかにあって見間違いしているのかと思ったら、遠藤さんの質問したのは中間報告に基づいた書類でしょう。僕らが要求したのは、中間報告は出していただけますかと言ったら、中間報告を出してくれるというふうに理解していたものだから、どこにあるのかとさっきから探していたのです。どうなのですか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 佐藤経済部長。 |
◇経済部長(佐藤保広君) [ 23 ] | 私からご答弁申し上げますが、確かに当初中間報告というようなニュアンスで議員協議会の中でお答えを当事者のほうからされていましたが、その中で私もこうとっておりますが、中間報告は中間報告でも前段の、本当の前段の前段のものだというように私は受け取っております。その辺私も気になりまして課長に十分確かめろということで、実は確かめをしてございますが、やはり今回については書類等ピュア食品のほうから現実にもう持っていってございますが、それの本当の精査をする前段での中で見越した本当の1回目の数字ということでご理解をしていただきたいということ。それと、当然今お手元にあるのはこれ5カ年計画となって、私どもきのう見させてもらっていますので、あれなのですが、5カ年計画の中期計画となってございます。これからこれを本当のたたき台として、ピュア食品との詰め等も当然あるだろうし、その辺を踏まえながら中間報告をまとめるだけでも恐らく年度末、3月ぐらいまではかかるであろう。それから、その後にそれを踏まえて今度は長期、10年の計画に着手するということで、これもおおよそ1年ぐらいはかかるのではないかというようなことでございますので、それ今の経営診断士におきましては鋭意作業を行ってございますが、これにつきましては急遽取り寄せたものということで、それも前段のものということでご理解をいただきたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 13番、遠藤君。 |
◆13番(遠藤敏弘君) [ 24 ] | 町長にお伺いしたいことがあるのですが、私皆さんもそうだと思うのですけれども、当然ピュア食品、そしてピュア協同組合対しては本当にもう深い思い入れがあります。私が今いる会社自体ももう約100人近くの方々の食材の購入をすべてピュア食品が担っているようなところがあります。そのような中で、私たち町民一人一人も非常に努力をしてまいっています。本当先ほどから何度も皆さんがおっしゃるとおりに中心街を少しでも長く保ち続けていたいという気持ちは私も持っている一人ですし、まちづくりの中で重点的なことだということも十分理解はしております。ただ、反面、私もピュア食品の社長さんとも懇意にさせていただいていますし、またそのほかの関係者の方ともおつき合いをさせていただいていますが、その反対にまた多くの町民の方々からも今回のことにすごく関心を持たれて、1年生の私のような議員に対しても本当にどうなるのだろうかということで、種々心配の声を投げかけられています。その中で町長先ほどおっしゃったまちづくりを中心に考えていく中での施策の方向性としておっしゃっていますが、町長が今年の選挙のときに出された公約、あるいはその後の今後のまちづくりの考え方の中で、やっぱり守りから攻めということを再三おっしゃっておりました。その中で私はそれがスクラップ・アンド・ビルドということにも通じているものというふうに、私の中ではその思いが強かったのですが、そのことで今回それが町民の皆さん方が一番関心を持たれて、そして町長の考え方、先ほど町長の決断だというお話はありましたけれども、やっぱりここでもう一度本当の町民の一人一人の声、この前先輩議員の方が80%以上の町民の方々がこのピュアの問題については非常に難しいという、私はそういう答えも聞いている一人です。そのことでこれこの後採決することになると思うのですが、町の職員の皆さんもそうですし、議員の皆さんもやっぱりその辺の私たち議員として負託を受けているということを認識した上で決断、どちらに転がるかまたわかりませんけれども、そういう中で町長の本当の真意といいますか、お考えをもう一度お伺いいたしたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 25 ] | 守りから攻めということでいいますと、攻めとなると一義的には新たな取り組みというものを提案して、それを議会の皆さんのご理解を得て推進していくということに思われると、このように思います。ですから、そういった観点から考えますと静内ショッピングセンターに関することにつきましては、守りというような要素であるということですが、これを何とか守りということでやっていかないと、攻めの基盤がまた低下するというようなことで、なかなかいわゆる理想と現実ということがあるなということで、私は2期目就任早々こういった課題が出てきたものですから、そういう思いが非常にあります。しかし、何とか今この対策を打って今までの基盤を維持しながら、その上に攻めの施策を持っていけたらなということで考えているところでございます。そんなことですから、このショッピングセンターが全体がなくなったということのところを考えると、そのマイナスの埋め合わせのためにどれだけの精力を要するかというようなことも頭に浮かんでまいりますし、そこのところが一番の決断の勘どころであったとも言えると、このように思います。そんなことで何とか現在の状況を維持し、その上でさらなる活性化策、すなわち今日日本じゅうがデフレ経済の中でなかなか一自治体が頑張ってできるということは限られておりますけれども、それでも必死になって何かを考えて振興策をやってまいらなければならないということを常日ごろ考えているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 暫時ちょっと休憩したいのですが、よろしいですか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(五十嵐敏明君) | 暫時休憩いたします。 |
休憩 午前10時38分
再開 午前10時51分
○議長(五十嵐敏明君) | 引き続き会議を開きます。 |
質疑を受けます。 | |
7番、池田君。 |
◆7番(池田一也君) [ 26 ] | 今回ピュア食品さんからこういう損益計算書というものを出していただきました。正副議長、正副委員長会で何とか10日と言っていたものを本当にこのように早く出していただいたと。恐らく何カ月、何年かかるか、本当のものが最終的に出てくるのは相当後だろうと思いながら、今回まずはこれを出していただいたということは大変ありがたいことだなと思っております。それで、町長といいますか、金をお貸しする側の立場としての感想なりをちょっと何点かお聞きしたいなと思っております。 |
それでまず、損益計算書を見ますと一番上の売上高なのですが、毎年6億8,000万円ですか、の売り上げ、このまま毎年毎年推移するという予測をお立てになられております。それに関しまして町としては、今後の売り上げがこのまま推移していくという、この予想をどのような感想をお持ちかなと。努力はする、もちろんしていただけることになっておりますし、でもやっぱり社会情勢をかんがみたときにこのまま6億8,000万円という売り上げを維持できるのかという、そこら辺の感想、予測をお聞きしたいと思っております。 | |
次に、そのずっと下に人件費計の下に販売変動費という費目が設定されておりますけれども、ここが空欄というか、線もないわけですから、これはどういう意味なのかというのがちょっとわからないので、教えていただきたいと思います。 | |
それとあと、青い色がついておりますけれども、減価償却費、これがこの減価償却費は経費の中に合計の中に盛り込まれているのかどうか、よく病院ですとか減価償却はあるけれども、計算しないというような形での説明も議会でも受けることがあるものですから、この書類でいうと減価償却費盛り込まれているのかどうかお聞きしたいと思います。 | |
それとあと、下から2段目の借入金返済838万円、これは要するにこの計画でいうと5年、借りている金額から考えると5年で返済をするよという、ここでは5年という計画を立てて計上しているのかなと僕は思うのですけれども、そこら辺どうなのでしょうか。教えていただきたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 道鎮参事。 |
◇商工労働観光課参事(道鎮和宏君) [ 27 ] | 売上高の推移についてということの1つ目でございますが、非常に難しい質問で、私の私見も入ってしまうことについてご理解をしていただきたいと思いますが、基本的に現在のデフレと言われていますように、売り上げを上げていくという形については一般的に考えにくいといったほうが適当だろうということでございます。それでは、今の大規模小売店ですとかの考える一応経営の方針としましては、いわゆる粗利のところを注目するのではなくて営業利益率を着目して、そこでどう判断していくのかと。ですから、売上高が推移していても結果的には営業利益が上がっていって、そのことが気づいてみると売上高は上がるような、そういうような販売戦略が展開されているということが勝ち組のスーパーチェーンストアなんかの理論がそういう形をいっておりまして、とりあえずはこのような推移の形の中で努力をしていくということの目標設定をすることが適当と考えております。 |
次の販売変動費という勘定科目があるのではないかということについては、大変申しわけございませんが、これについてはちょっと承知しておりません。 | |
次に、減価償却費の関係でございますが、これ経費のほうに当然計上しております。ここでお手元で青色で塗られているのは、恐らくキャッシュフローの上でこれが償還財源になっているという意味合いをわからせるために色塗りがされているかと思われます。 | |
あと、借入金の返済の関係でございますが、先ほど協同組合の貸付金戻し、あの438万円とリンクしておりますので、それ以外にも当然他の金融機関等から借り入れもありますので、それがここで計上されているということだと思われます。 | |
以上でございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 4番、磯貝君。 |
◆4番(磯貝廣光君) [ 28 ] | 町長にお聞きしたいと思います。 |
先ほど町長のお答えの中で、ピュアを助ける、協同組合を助けるのはこれが最後にしたいような、私の聞き取り方であれば別ですけれども、これを最後にしたいような支援のようなお話をされましたけれども、本当にそれが可能なのか、不可能なのか、それは町長から直接お聞きします。ということについては、いわゆる駐車場を買うということは、協同組合静内ショッピングセンターが所有する駐車場を町が買うと。これが本当にピュア食品のために運転資金とか今後の整備事業に使われるのであればいいのですけれども、現実には北海道高度化資金、それから北海道信用農業協同組合連合会、それから家賃未払い等いろいろございますが、これの借入金の返済に充てるというお話を聞いております。それで、9月28日に協同組合、ピュアの人方のお話をいろいろお聞きすると、本当に身に感じるような経営状態は大変なのだということは私も理解するところであります。ところが、この土地を町が取得してもらわないと協同組合はつぶれるのだと、12月までに。その事実も聞きました。つぶれるようなところにこのように支援するのは、町長の裁量としたならば、これが最後だという言い方はトカゲのしっぽ切りみたく、助けるのか助けないのか、協同組合を今後本当に支援していくのか、そこら辺の町長の、これはもう町の姿勢ですから、その姿勢がはっきり見えない中でこのような先ほどのいろんなお話聞くと、私としては町長の姿勢の真意を聞きたいと思います。 | |
それから、建物についても私が一般質問で言っておりますけれども、本当に建物を協同組合静内ショッピングセンターが買うのだと、これもお聞きしました、9月29日。実際我々が資金あれば我々が求めたいのですと。ところが、資金がないために町のほうにこの建物を取得するためにお金を融資してもらうのだと。あれば自分たちで買ってやっていきますと。意気込みも聞きました。町長は、そういうことをすべて勘案しながら、私の一般質問の中で大変冷たい言い方しておりましたけれども、建物の取得そのものは500万円と聞いておりました。多少建物だけのことです。町が買えば500万円で済むのです。それで、その中でやはり協同組合等交えた中で一時的にこういう時代が厳しいときは、その建物は町が買って、そしてある年月協同組合が軌道に乗るまでは大家として、そしてサポートしてはくれないかといういろんな質問をしました。ところが、町長は買わないの一点張りです。何を根拠に買わないとか、そういう根本的なことを部長、それから関係者からはいろんなお話は重々理解できるぐらいもう聞いております。町長の姿勢です。どこまで協同組合、ピュアを助けるのか、今回きりというような感じだったら、トカゲのしっぽ切りで相手方にも今後大変な問題が起きると思いますけれども、姿勢としてどのような姿勢かお答え願います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 29 ] | 予算の中身は、今さら申し上げるまでもなくご承知だと思いますので、その点については詳しく述べませんけれども、こういった支援策についてはこれが最後だということで考えております。広く商店街全体の支援策ということについては、既にいろんな事業でも行ってまいりますが、これはそれはそれとしてショッピングセンターピュア、名称、静内ショッピングセンター、その協同組合に対する支援については今回のみで考えているということでございます。そういうことでないと、それがずるずるべったりというような形になり得るというようなことで、そういう決意を持って今回提案を申し上げているということでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 4番、磯貝君。 |
◆4番(磯貝廣光君) [ 30 ] | 今町長のお話で、今回きりだと。こういう臨時議会の席で言われたので、今回きりということの見解ですけれども、これはやはり予測していない事態、いろんなものが出て、もうこのように町長がはっきり明言しましたので、これで支援策とかどうのこうのと言われてきても議会は困るので、そういうことでやはりピュア食品関係者、それから商工会関係者にもこのことについてははっきりと町長のほうからも確約とれるようにこれが最後ですということを申し上げない限り、担当者がかわったり、取締役がかわったり、いろんな関係、団体のトップがかわった場合はやあやあ、まあまあというふうになりますので、今の町長の姿勢、それから町としてピュア食品のことを大変念頭に置かれていますけれども、会議の席とかいろんなときで新ひだか町全体が、商売されているみんなが協同組合だから支援しよう、協同組合でないから支援しない、それは一つのルールとして簡単に言うとわかりやすくて、では本当に個店が困ってもう大変な状況になっている状況でございます。それで、ピュアにはこれだけのものを支援したのだから、今後では各いろんな商店街活性化、新ひだか町のみんないろんな商工関係に何をめり張りして気配りして、ピュアにこれだけの支援した以上はそういう関係者にどのような支援策を考えているかお聞きします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 佐藤経済部長。 |
◇経済部長(佐藤保広君) [ 31 ] | 私からご答弁申し上げますが、基本的に今のこの時代、どのようなご商売をなされいても大変な時期というのは認識をしてございます。ご質問のどういったもの考えているか、これについては商工会を通じながら、やはり何を皆様が望んで、何をどのようにやりたいか、これが見えてこない限り、それはなかなかお答えするのは難しい。ですので、今地域性もあろうかと思いますけれども、その辺は十分我々も商工会と協議はしていかなければなりませんけれども、その辺は会員の皆様と我々も同じような考え方に立った上で振興策を、当然支援するべきところはしていくという腹は持ってございますので、その辺でご理解をいただきたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 4番、磯貝君。 |
◆4番(磯貝廣光君) [ 32 ] | わかりました。大体これが最後で、私の質問なのですけれども、こういう問題は今言われた2点のものを便宜を図るというわけではないですけれども、こういうピュアに投資するかわりこちらのほうにもこういう計画が、この年度内にこういう事業を企画しているのですとか、こういうものをやはり企画していかないと地域の人たちも理解してくれないだろうなというようなことが当然あるべきスタイルであって、今部長がよくこれから検討してくれるということに期待はしますけれども、まずもって今年度中にそれにかわる予算立てをして、町長にはしっかりした気持ちで、できれば12月の年末にいろんな商戦を絡めた中で、もう今は10月、9月、時期は言っていられません。あすでも消えていく店がもう目の前にあるのです。そこら辺をやはり事業者の気持ち、それから町長にちょっと足りないのは、私は何が足りないかというと、はっきり言わせてもらいますけれども、本当に地域が苦しんでいるのを実際目で見てわかっている割合に政策が反映されていないということもございますので、よく見ることばかりでなくて、町長の企画立案ですばらしい政策をつくっていただくことを期待して、これで終わらせていただきます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | ほかに質疑ありませんか。ありませんね。 |
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(五十嵐敏明君) | これで質疑を終結いたします。 |
議案第1号に対しては、5番、山内君外2名からお手元に配付のとおり修正動議が提出されております。これを本案とあわせて議題とし、提出者の説明を求めます。 | |
5番、山内君。 |
〔5番 山内和雄君登壇〕
◆5番(山内和雄君) [ 33 ] | ただいま上程されました修正動議の提案理由を申し上げます。 |
修正動議の内容は、本議会で幾度となく審議され、多くの町民が疑問を抱いている協同組合静内ショッピングセンターに対する貸し付け等はするべきでなく、それら関連の補正予算を削除するものであります。 | |
みゆき通りに位置する協同組合静内ショッピングセンターは、中心商店街の開発によりその核施設としてオープンしましたが、まず最初は行政も加担した郊外大型店の進出により衰退の一途をたどり、さらに平成17年、18年には2階部分も閉鎖され、にぎわう民活による施設にすべきとの町民の声を無視し、行政施設として、ピュアプラザとして現状のように改造され、集客を図ろうと、そう努力してきたようですが、現状に至り、売り上げ等も半減されております。2階部分の改修には、私の知る限り町長も当初は難色を示しておりました。しかし、商工会を初め関係団体の強い要望のもと、やむなく実施に踏み切ったと思っており、今回も関係組織が民事再生となったとき、町長はいち早く救済はしないと選挙前には申しておられましたが、現状の議案提案の真意はわかりません。商工会などの意見聴取を聞いても、協同組合の指導は法的にはできないのだと。この4年間の指導等の努力が全く見られません。そして、これから経営診断を行う、そういうことにつきましては町民は全く理解ができず、関係者はみずからの努力で再生を図るべきだと考えます。経営に苦しみ、廃業などを余儀なくされた企業がたくさんあります。なぜ協同組合静内ショッピングセンターの救済をしなければならないのか、その疑問は払拭できず、公正、公平な町政推進に著しく違うものだと。過日の会議である議員さんがおっしゃっていました。町民の80%の方が、85%かもしれないと、それらの方が疑問の声があると。そして最後に、今日までの行政の行ってきた商業振興策の非違を認め、新たなる振興策を積極的に行っていただきたい。強く要望し、修正議案提案といたします。 | |
次の議案に対する修正案を、別紙のとおり地方自治法第115条の2及び会議規則第17条第2項の規定により提出します。 |
※修正動議
○議長(五十嵐敏明君) | これから修正案に対する質疑を行います。質疑ありませんか。 |
17番、川合君。 |
◆17番(川合 清君) [ 34 ] | 修正案に3つほどお聞きしたい。 |
最初は、支援策を今議会で全額削るという修正案ですが、いろいろ述べられていましたけれども、こういう世の中だから、自分で努力するものだと。行政から町民の税金は一切使ってはだめだ、こういう趣旨なのかどうなのかというのが第1点です。 | |
第2点は、今のポスフールですか、当時のサティ、それから2階の大部分を買ったピュアプラザの設置、これが協同組合静内ショッピングセンターに対する支援というふうに考えるのか。私は逆だというふうに思っているのですけれども、それでそれらどういうふうにお考えで述べられたのか、もう少し説明をいただきたい。私は、商工会も含めて協同組合も十分な努力をしたというふうには思っていません。だけれども、今後の商業振興に大きな一石を投じて今後の努力に期待したいというふうに思っているのですが、今までだめだったから今後もだめだという結論にはならないのでないのかというふうに思うのですが、そのあたりはどうお考えになったのか。 | |
それから、最後ですけれども、私たち日本共産党日高地区委員会は、町議選挙に当たって約4,500戸にアンケート調査を配布して、回答は集計時では147通しかなかったというふうに思っているのですが、そこで5割が積極的に支援せいという回答を得られました。知恵を働かせて支援すべきだというのを合わせると約7割になりました。何人かの議員も言われますけれども、町民の約8割が反対しているという、その根拠はどこにあるのか。私たちのアンケート調査では全く逆な結果になっているのですが、町民の8割が反対しているという根拠はどこにあるのか、ぜひ示していただきたいなというふうに思っているのですが、いかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 5番、山内君。 |
◆5番(山内和雄君) [ 35 ] | 4点の質問がありましたので、お答えいたします。 |
1点目は、このような経済状況下におきまして、すべてに税金を投入するのはだめなのかと、そういう趣旨の質問かと思います。過去ショッピングセンターができまして、相当な年月がたちます。それに対していろんな面で商工振興事業として、町長も支援をしてきております。税金も投入しております。それは、今後もそういう姿勢は変わらないのではないかと。しかし、今この時期に大変だというのはわかります。川合議員も言っていましたが、今後どうするのだと。そういう方針が示されていますか。磯貝議員の質問にもありました。納得のいくような経営方針なり今後の見通しを示されない中、そういうことはやっぱりすべきではないと、時期が早い、そういうことで申し上げました。 | |
それから2点目に、2階の交流プラザを購入したのを支援ではないのかという、何かそういう質問でしたが、これも川合さんがよく知っているとおり2階部分が大きな店舗が撤収し、空洞になりました。これは、一部はショッピングセンターの支援策でもあり、また通り会への支援策でもあり、あの通りの集客をねらってああいう施設を建てたと。私もそういう行政の施設にあって、もっと集客のできる、民活でそういう施設を誘致すべきではないかと。そういうことで町民の意見も聞きまして、随分反対もしました。結果、ああいう交流プラザになりました。翌年担当者に聞きました。交流プラザができて、去年と比べて1億数千万円も売り上げが減ったのではないか。担当者は何と言いましたか。交流プラザができたから、この程度の売り上げ減で済んだのだと。委員会でこういう発言を聞きました。したがって、交流プラザはショッピングセンターの支援でもあり、商店街の、通り会の支援でもあり、いろんな面での支援だと思っております。今のは、済みません。3点目ですね。2階のピュアプラザの関係が2点目だった。2階のピュアプラザの関係についても今と同様な趣旨であります。 | |
3点目に、商工会の今後の努力に期待したい。私も商店街のみならず、協同組合静内ショッピングセンターも当然同様にどんどん今後も大いに努力してほしい。しかし、現状ではまだ先が全く見えない。そして、さきに申し上げましたが、法的に商工会は協同組合を指導する立場にないのだと。だから、何もできないのだと。個店には指導しています。経営指導しています。しかし、できないのだと。僕は、理由にならない、そう思っております。 | |
最後に、共産党が行った町民アンケートで、その結果については私ももらいました。確かにそういう多くの声ありました。しかし、私は通り会も含めていろんな団体等に今回の融資について伺いました。本当に賛成だという人は1割もいないぐらい、皆さんはすべきでないという声が、私の認識はそうであり、80%というのは先日の議会でのある議員のパーセントを引用いたしました。 | |
以上、答弁といたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 17番、川合君。 |
◆17番(川合 清君) [ 36 ] | お答えいただきました。それで、再度お聞きしたいのですが、これは感想で結構だというふうに思っているのですが、地元商店街、地元の個店がどれほど苦労されているかというのは私もよくわかっているつもりです。ただ、努力が足りないよという町民の声が非常にきついことも同時に承知しています。しかし、今新しい法人が何というのかわかりませんけれども、昔の国民金融公庫はこういう例がある。ある経営体が有利子負債が大変大きくて、店閉めなければならぬと。こういうときに国金にたびたび足を運んで、いろいろ国金で分析した結果、この有利子負債を減らせばこの店は経営として成り立つ、こういう判断をして、6,000万円をぽんと貸してくれた例がある。国金といえどもそういう例があります。それで、今ショッピングセンターピュア、あるいはピュア食品、ここにそういう同様の趣旨で、この危機を乗り越えれば経営として成り立つのではないのか。もちろんただ無条件ではそういうふうにはならないというのも承知しています。そして、今後どうするのだということが見えないというご答弁もいただいたのですが、これは町民の大事な税金を使った私たち議会にも今後どうするのだという方針を明確に示していく、チェックを続けていくという、そういう責任もあわせて負わされるものだというふうに考えているのです。それで、これらの事態で、やっぱり私もサティの出店のときにもピュアプラザを開設するときも、これは商業振興に役立たないということで強く反対をしてきました。これからこの町の本当の商業振興はどうあるべきかと、こういうことを考える時期だというのを繰り返し述べますし、庁内あちこちでたばこは地元で買いましょうというステッカーはよく見るのですけれども、地元の商店街、商店を大事にしようというキャンペーンも私は必要な場面に今来ているのだろうというふうに思っているのですが、こういう私の意見にどのように思われるか、感想で結構ですので、ありましたら述べていただきたいなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 5番、山内君。 |
◆5番(山内和雄君) [ 37 ] | 今川合議員が国民金融公庫等の話もしましたが、そういうやっぱり先の見えた計画なり努力があったからこそ、国民金融公庫はお金を貸したのです。僕もそういう立場だったら、本当に困っているのであれば貸すほうの気持ちになるかと思います。それで、川合議員が言った大型店の進出、僕も反対したのですが、あのとき行政は建築基準法のただし書き等の意見書も出したと。それがなければできなかったかもしれない。そういう中で僕も先頭に立って反対運動をしたのです。最後に何をやるかといったら、向こう行って物を買わないでくれと。町内会も回りました。買い物はピュアでやってくれと、そういう運動までしました。これは、多くの議員さんもそういう気持ちでやったかと思います。川合さんのみならず、皆さんにもやっぱりお願いしたいのですが、もし本当に協同組合静内ショッピングセンターをみゆき通りの核として、また新ひだか町の核として残すのであれば、私もそうですが、ぜひそういう買い物も職員も含めた皆さんで協力したいと、そう感想を述べて終わります。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 15番、進藤君。 |
◆15番(進藤 猛君) [ 38 ] | この修正動議の一部の部分についてお伺いをしたいのですが、私若干不備があるのではないかというふうに思うのです。というのは、修正案ずっと載っているのですが、この議案の中の3ページの地方債の補正、この部分は修正をしないのですか。どうなのですか。これは、私の考え方が間違っていますか。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 5番、山内君。 |
◆5番(山内和雄君) [ 39 ] | 議案は、私説明したように2枚目に、一番下に第2条を削ると。これが地方債なのです。ここで削っております。 |
以上です。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 16番、南川君。 |
◆16番(南川州弘君) [ 40 ] | 修正案の提出者の代表である山内議員にお聞きしたいのですが、ずっと私もこのピュアの問題、あるいは中心商店街の問題について、議員になる以前から、前町長の時代もポスフールの出店に関しても町のあそこの側溝があったのですけれども、そこを貸すなとか、いろいろと行政と交渉してきたりもしましたが、できました。それで、協同組合の借金が間もなく終わるから、それまで引っ張れないかとか、いろいろやりましたけれども、結果的には今日に至っているような状況になっております。今山内議員の話で、当時の買い物等、あるいは大型店の出店に対しては私も反対したというようなお話を聞きましたけれども、当時一緒にやっぱりどこかでつながってやっていたのだなというふうに考えざるを得ません。だから、当時はやっぱり同志だったのかなというふうに思います。そしてなおかつ、先ほど川合議員からの意見もございましたけれども、行政が、町が商工業、特に中心商店街の、最近というか、ここ五、六年、2階をファイナンス、日専連の関係から取得してプラザをつくったというときも私は賛成はしましたけれども、そういうことは静内ショッピングセンター等直接助けたということではございません。ただ、集客が見込めるのでないかなということだと思います。ですから、私がずっと言い続けてきていますように、商工、水産等に関しては職員や何かも物すごく厚く配置し、あるいはただみたいなお金も持ってきますけれども、商工業者に対してここのところずっと僕は言い続けていますけれども、商工と観光と労働課を集めて、人も少ないし、ですから指導や何かについても行き渡っていないし、商工業業者に対する援助も足りないということを言い続けてきていますけれども、山内議員、私はこんなふうに考えていますけれども、先ほどの根拠をどこにしているか知りませんけれども、川合議員も聞いていましたけれども、町民の80%がこの補正予算に反対しているのだというようなことを言っておりますけれども、その根拠はどこにあるのか、そして今言ったような行政が積極的に商工業者を応援してきたという話をもし山内君が考えていて、それでだめだから今回のもだめだというふうな根拠に立っているのかどうか、その辺もお聞きしたいと思うのですけれども。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 5番、山内君。 |
◆5番(山内和雄君) [ 41 ] | 1点目の80%反対とか疑問を持っている、そういう声というのは先ほど答弁したとおりです。いろんな方面、団体等つき合っている中から、通り会も含めてみんなの声を聞きましたら、やはり大半は現段階では支援すべきでないと、そういう意見が多かった。それをこの議会である議員が出した80%と引用いたしました。 |
それから、2点目の職員が…… |
〔何事か言う人あり〕
◆5番(山内和雄君) [ 42 ] | 端的に言えば商工振興事業の予算が少ない。それは、幾らが妥当なのかわかりませんが、恐らく各種団体等から要望来ていることについては町長は積極的に支援していると私は思って見ております。今日気になるのは、南川さんの質問にはないのですが、町長は毎年執行方針等で商工振興事業については商工会等との連携とりながら、一生懸命頑張ってまいります、そう言ってそれらの団体の要望はどんどん聞き入れているのではないかと、そう思っておりますが、残念ながら壇上で言いましたが、そういう団体の指導、助言、こういうのは私はこの4年間を含めて余りなかったと。それに関しまして今回の提出をした理由です。 |
以上です。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 13番、遠藤君。 |
◆13番(遠藤敏弘君) [ 43 ] | 今川合議員、そして南川議員のほうから80%の根拠がどこかというお話が再三なされております。それで、本当は今回の臨時会前にできれば行政として、もしくはショッピングプラザ、協同組合のほうでやはり町民の意向について確認をとっていれば、その辺がもう少し明確になったのではないかなというふうに私は思っております。それで、この後採決をとらざるを得ない部分になってくるとは思うのですが、ぜひお願いしたいのは、今後早急にそういう町民のアンケートなりをとっていただいて、それが議決の後なので、いい悪いということでの判断にはなりませんけれども、今後の…… |
〔何事か言う人あり〕
○議長(五十嵐敏明君) | 議長から発言します。 |
発議者に対しての質疑でありますので、今5番、山内議員から答弁ありましたが、それで補足という立場で遠藤議員が発言されているというふうに議長はとっておりますので、その趣旨に基づいてご発言をお願いをいたします。 |
◆13番(遠藤敏弘君) [ 44 ] | ありがとうございます。 |
それで、私としましては、ぜひ早急にそのような形で確認をとって、アンケートなりをとっていただいて…… |
〔何事か言う人あり〕
◆13番(遠藤敏弘君) [ 45 ] | わかりました。申しわけありません。 |
では、私本当にその辺で間違った言い方をしたかもしれませんけれども、そういう住民の声は私たち一人一人は確実に聞いているつもりでおります。ですから、そのことを形として、数字としてあらわれないまでも、ぜひ参考にしていただければなというふうに思っております。どうも済みません。 |
○議長(五十嵐敏明君) | ほかに質疑ありませんか。 |
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(五十嵐敏明君) | 以上をもって修正案の質疑を終結いたします。 |
議案第1号に対し、討論の通告がありませんので、これで討論を終結いたします。 | |
これから議案第1号 平成22年度新ひだか町一般会計補正予算(第6号)を採決します。 | |
まず、本案に対する5番、山内君外2名から提出された修正案について起立によって採決いたします。 | |
本修正案に賛成の方は起立願います。 |
〔賛成者起立〕
○議長(五十嵐敏明君) | 起立少数であります。 |
よって、修正案は否決されました。 | |
次に、原案について起立によって採決いたします。 | |
原案に賛成の方は起立願います。 |
〔賛成者起立〕
○議長(五十嵐敏明君) | 起立多数であります。 |
よって、議案第1号は、原案のとおり可決されました。 |
▼議案第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第5、議案第2号 新ひだか町特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の特例に関する条例制定についてを議題といたします。 |
提案理由の説明を求めます。 | |
町長。 |
〔町長 酒井芳秀君登壇〕
◎町長(酒井芳秀君) [ 46 ] | 条例案の説明の前に私のほうから経過等について説明をさせていただきます。 |
三石地区における水道料金及び下水道使用料にかかわる用途区分の整理ミスにより、平成19年7月から料金算定に誤りが生じていた問題につきましては、さきの9月定例会における行政報告においてご説明と謝罪をさせていただいたところでございますが、このような事務処理ミスにより行政に対する町民からの信頼を損ねる事態を招いたことはまことに遺憾であり、改めて深くおわび申し上げます。 | |
今回の事態につきましては、関係職員から事情聴取等を行った上で、新ひだか町職員懲戒処分等審査会に諮問をし、答申を得て先般原因者等に対する処分等をさせていただいたところでありまして、今後このようなことのないよう適正な事務処理の徹底を図ってまいりたいと考えております。昨年の工事入札の中止問題、一昨年の下水道使用料の賦課漏れ問題など、行政側の不手際により町民に多大な迷惑と不安を与えているという状況の中、再びこのような事態を引き起こしてしまったことは町理事者としての指導力不足であると重く受けとめているところでございまして、町民に対する道義的責任を果たすべく、今回給料の減額措置という形で提案させていただく次第でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 | |
条例案につきましては、総務企画部長から説明をさせます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 木内総務企画部長。 |
〔総務企画部長 木内達夫君登壇〕
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 47 ] | それでは、ただいま上程されました議案第2号についてご説明申し上げます。 |
議案第2号は、新ひだか町特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の特例に関する条例制定についてでございます。 | |
新ひだか町特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の特例に関する条例を別紙のとおり制定しようとするものでございます。 | |
1枚おめくりいただきたいと思います。新ひだか町特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の特例に関する条例でございます。 | |
それでは、条例案の内容につきましてご説明をさせていただきます。まず、第1条は趣旨、それから第2条につきましては給料月額でございまして、町長及び副町長の給料月額について平成22年11月1日から平成22年11月30日までの1カ月間に限り正規の給料月額に町長につきましては100分の90を、副町長につきましては100分の95を乗じて得た額にしようとするものでございます。つまり11月分給料につきまして町長が10%、副町長が5%の減額措置を行うという内容でございます。 | |
附則でございますけれども、この条例は、平成22年11月1日から施行するものでございますし、平成22年11月30日限り、その効力を失うものでございます。 | |
以上で議案第2号の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | これから質疑を行います。質疑ありませんか。 |
20番、福嶋君。 |
◆20番(福嶋尚人君) [ 48 ] | 前回の下水道賦課漏れの場合は、私は反対しましたけれども、町職員に負担を求めて財政補てんをしたと。今回は、用途区分のミスによって町に約五百何十万の損害を与えた。町職員に損害を補てんをしろという趣旨ではありません。なぜ今回は補てんをしなかったか、それを町長にお伺いしたい。第1点目。 |
第2点目で、今懲戒処分を職員にして、職員の中の原因者に対する懲戒処分をしたとおっしゃいましたけれども、原因者に対しての処分とほかにも何人か処分されたというふうに、私は総務委員会ではありませんけれども、聞いておりますが、懲戒処分の内容に原因者にはどのような処分をしたのか、あるいはその他の職員に対してはどのような処分をしたのか。 | |
それと、副町長2人処分されていますけれども、畑端副町長は所管の副町長ではないと思うのですけれども、所管の副町長は富田副町長だと思うのですけれども、なぜ副町長を同一に処分したのか、この合わせて3点をまずお伺いしたい。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 富田副町長。 |
◎副町長(富田 泰君) [ 49 ] | 類似するような過去の不適切な事務処理との関連で、なぜ同じようにしないのかというようなご質問かと思います。それで、今回のケースにつきましては、処分のところでもちょっとお話ししますけれども、基本的に前回の賦課漏れのケースとは全く同じというふうには私どもは、結果的に金額が大きい、小さいにかかわらず、徴収不能の部分は出ております。ただ、その不能に至った経過等々からしまして、前回と同じケースとは考えていないということから、補てんは考えていないというところでございます。 |
それで、処分のことでございますけれども、前回の賦課漏れの際には広範になりましたが、訓告と厳重注意、文書厳重注意という形で最終的にかなりの多数の職員を一応処分という形で行いました。それで、今回町長のほうから処分審査会が諮問を受けまして答申をいたしました。いろいろと当時の処分の比較論等々も議論をいたしまして、結果的に厳重注意という形にしました。それは、直接の原因者もその後の処理についての部分についても時間を要したというようなこともあって、あわせて同じ形にしました。それで、賦課漏れの際には要するに賦課しない、事務処理上の不適切さから賦課しないという状態が平成元年から発生をして約20年間にわたりまして毎年のように新たな賦課漏れも何件か発生してずっと継続していた状態です。それで、事務処理上のチェック体制等々も含めた中で処分をいろいろと検討した結果、具体的に賦課しなかったのはだれなのかというところとの関連もございまして、管理監督の立場にある者が結果として一番重いような形になった。それで、他は厳重注意と。今回につきましては、合併後の条例改正等によって用途区分の変更がございましたけれども、不適切な事務処理と最終的になりますけれども、事務処理したものについても従来の観念で用途区分の処理について行ったと。賦課漏れは全然まるっきり一銭も賦課していない。今回の場合については、賦課はしたけれども、結果的に区分等の誤りということで、その差額分が不納になったということの状況、これらを勘案いたしまして、処分委員会での議論の内容を具体的にはこの場で申し上げるのはどうかなとは思いますが、前回の類似したようなことと比較して、今回の場合は直接区分を指定した職員と、それからそれが誤っているという状況がわかったときに処理して直すまでに約2年ぐらいもかかってしまったということもありますので、その事務処理の遅延といいますか、そういうことの2点があると思います。それらを勘案しまして、単にそのとき事務処理に当たった者だけが例えばきつくなるのかと、こういうような議論もございまして、当時の担当課長や部長職に当たる支所長等ももう既に退職しているという、こういう状況の中でその携わった者だけが、上司等の指示等々の関係もございますので、そういうことになるのかというような議論の中で、審査会としてはお尋ねのような処分の結果を町長に答申をしております。その結果に基づいて町長が処分を決定したと、こういうことでございます。 | |
それと、町長が10%で、今回私と畑端副町長が5%と、こういうことでございますが、現在は所管は私の所管、上下水道に関しましては私の所管事務でございます。ただ、賦課したときにはまだ下水道課は統合されておりませんで、平成19年のときには。それで、そのときは支所の上下水道課ということでございました。それで、具体的に気がついた20年は、このときにはもう統合していました。こういうこともございまして、当時の一番最初の、要するに契約状態ですけれども、賦課額の算定の基礎を賦課する時点では畑端副町長も支所の所管部分と、こういうことも状況もございまして、今回は私も、それから畑端副町長も一応処分というよりも特別職の場合については処分という概念はないものですから、おわびを申し上げて何らかの形をとるとすれば減給ということしかならないものですから、そういうことで今回率は副町長は低いですが、2人の副町長もあわせてやりたいと、こういうことでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 20番、福嶋君。 |
◆20番(福嶋尚人君) [ 50 ] | 前回の下水道賦課漏れと今回の用途区分の変更で違う部分があるから、補てんしなかったと、財政的に。確かに全く同じ状態ではないことは事実ですけれども、町の財政に損害を与えたという点では同じなのです。金額は多少違います。町の財政的な穴埋めをしなければならぬということは同じなのに、同じ論理でいけば町民の目から見れば損害としては同じだと。町民に負担与えたのは同じだろうと。それは、職員がどういうかかわりをしたかは別として、財政的には同じだろうと。そうだと思うのです。それをちょっと違うから、今回は補てんをしなかったというのは、とても納得いかない。そういうふうに町長以下が決めたというのですから、それは後で町長たちのお考え、町長のお考え全然聞いていないのですから、町長のお考えを伺いたい。 |
それと、原因者がはっきりわかっているのですか。それと、最初の課長がいないからといっても、それは課長がいなかったら課長はいなくてもいいでしょう。それやむを得ません、退職しているのですから。でも、原因者である担当者はほかの課に移っているらしいのですけれども、ちゃんといます。その担当職員がもう少しきちんとやればそもそもミスは生じなかったのですから、原因者となった職員とそれ以降苦労した職員を同じ処分にするというのは、私はいかがかと思います。町長がそれで処分したというのですから、町長の権限ですから、それは私がどうのこうの言うわけにいかないけれども、それはちょっとおかしいのでないかという疑問点。 | |
あと、副町長で畑端さんはその当時は職員だったと。担当の支所長ですか。その当時の支所長は支所長としての処分をすればいいのであって、今副町長としての減給処分なのですから、その当時の処分として言うのは矛盾があるのでないか。町長にその点についてお伺いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 51 ] | 私に問われたことで、以前の賦課漏れのケースと今回の誤賦課のケースとは賦課漏れと誤賦課という言葉にあらわれておりますように、全く要するにミスというか、事務的な誤りによって賦課されていないものを回収する行為と、それからこれもまたミスなのですが、賦課をしたのだけれども、仕方が違っていたというところに対する回収についてはどうなのかということをいろいろと部内でも検討いたしまして考えたところ、落ちついたところが賦課ということにはできないということで判断をしたということと、もう一点は、処分の件は審査会という処分のための会が設けられておりまして、そこで慎重に審査された結果を町長としては尊重して、それを了としたと、こういうことでございますので、ご理解いただきたいと思います。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 富田副町長。 |
◎副町長(富田 泰君) [ 52 ] | 後段のほうの畑端副町長の所管のことですけれども、畑端副町長は平成19年7月1日に副町長に就任しております。それで、用途区分の変更というか、条例で改正したのは19年3月議会です。それで、適用が19年7月1日から適用と。そのときには、上下水道課はまだ支所のほうの上下水道課で、支所に関する所管は畑端副町長が所管していたということでございますので、先ほど私がそのように答弁を申し上げたところでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 5番、山内君。 |
◆5番(山内和雄君) [ 53 ] | 委員会でも質問したのですが、もう一回確認させてください。今福嶋議員の質問があったのですが、この担当職員というのは服務規程に違反しませんか。服務規程か何かちょっとあれなのですが、人事異動等によってどうのこうのという話は随分聞くのですが、異動があった場合、職員は明確に事務引き継ぎをしなければならない。それを上司に報告しなければならないという義務がありますよね。今回それに違反していませんか。その引き継ぎ等については100%されていますか。その現状についてお伺いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 木内総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 54 ] | お答えをしたいと思います。 |
総務委員会でもそういう質問がございました。それで、おっしゃるとおり服務規程の中に事務引き継ぎというのがございまして、よくご存じのとおりでございますけれども、異動になったときには5日以内に事務引き継ぎ書を作成して上司に上げると。担当の場合は口頭でも構わないと、こういうようになっていますけれども、おっしゃるとおりでございます。ただしかし、今回のケースをいろいろ事情を聞きますと、発端は19年3月の条例改正、3月の議会でございました。その以前から旧両町の賦課の区分、いわゆる水道料金、下水道料金の区分が一致していない。いわゆる整合性がとられていないということで、合併時からそれが課題となっておりまして、それは合併後調整して統一を図るという中の一連の作業ということで、18年度から先ほど言いましたように支所の上下水道課、あるいはこちらの静内庁舎の上下水道課、別々でございましたので、その中でいろいろ統一すべく作業を進めておりまして、この中で両課の課長がそういう協議を進めていたというものがございましたけれども、担当が実際には入っていないで進められたという中で、旧町の三石町の職員がそのまま支所の職員としておりましたので、実はその区分が一般用、それからその他臨時用と、こういう3区分しかございませんでしたので、担当としては条例改正はしましたけれども、その区分を三石町時代の区分を念頭に置いた中での作業をしたというのが根っこにあるわけでございまして、ただしかし旧静内の区分に条例改正をして統一したのですけれども、その区分変更の際に従前の考え方を念頭に区分変更してございますので、そういう意味では事務引き継ぎというよりも内部の連絡、いわゆる条例改正の認識がなかったと言ったら語弊ありますけれども、そういうものが原因になっているのではないかというふうには思っております。そういう意味では、条例改正という部分での引き継ぎはございましたけれども、具体的な区分の内容、これの情報共有がされていなかったということで考えたほうが妥当ではないかと、こういうふうに考えております。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 休憩時間に入っておりますが、質疑をこのまま続行いたします。 |
ほかに質疑ございませんか。 |
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(五十嵐敏明君) | これで質疑を終結いたします。 |
本案に対して討論の通告がありますので、これから討論を行います。 | |
先に、原案に反対の発言を許します。 | |
20番、福嶋君。 |
〔20番 福嶋尚人君登壇〕
◆20番(福嶋尚人君) [ 55 ] | 議案第2号 新ひだか町特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の特例に関する条例制定についてを以下の理由により反対いたします。 |
本条例は、三石地区の簡易水道に関し、平成19年から22年の4年間に誤った賦課により約640万円の賦課漏れがあったことから、町長及び副町長の給与を1カ月、それぞれ10%、5%を減額しようとするものであります。しかし、町長、副町長の提案された減額は、以下の理由により不十分なものとして本条例の制定に反対をするものであります。 | |
今回の賦課漏れの原因は、平成19年7月の三石地区の簡易水道の用途区分の変更があったときに当時の担当者が用途区分のチェックを十分にしなかったことにあり、その後平成20年8月、人事異動で静内地区担当の職員が三石に異動して初めて誤賦課が判明したものである。しかし、誤賦課が判明後も当時の課長は適切な対応をせぬまま翌年4月、人事異動により別の課長職となり、簡易水道担当職員も人事異動により全員入れかわったことにより、3年間も賦課漏れの適切な対応ができなかったものである。これは、町長の人事が適切でなかったという結果責任は免れないものである。しかし、町長は平成20年11月14日の経済常任委員会で下水道の賦課漏れを静内地区で行っていたことに関して、三石地区はチェックがしっかりしていた。静内地区はそうではなかったということですと答弁されている。町長のこのような誤った認識が640万円という損失を町財政に与えたものであって、町長の行政責任は極めて重いものであり、1カ月10%の減額は責任の所在を明らかにしたものというには到底言えないものである。事務方の責任者である副町長も町長と同様の責任を負うべきで、1カ月5%の減額は十分ではない。以上の理由により、本条例の制定に反対するものであります。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 次に、原案に賛成者の発言を許します。 |
11番、築紫君。 |
◆11番(築紫文一君) [ 56 ] | 私は、議案第2号 新ひだか町特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の特例に関する条例制定について原案に賛成の立場から討論させていただきます。 |
本条例案は、簡易水道における水道料金及び下水道使用料に係る用途区分の整理ミスにより、平成19年7月以降の料金算定の一部に誤りが生じていた問題について、みずからの給料を減額することにより町民に対する道義的責任を果たそうとするものであります。今回の問題は、料金算定に係る利用者の用途区分について、当時2つに分かれていた上下水道課の取り扱いに差がある中、このことが十分に協議、調整されないままに料金体系の統一化が進められたことが原因であり、事務処理ミスを起こした担当職員はもとより、町の最高責任者である理事者にも当然に責任があるものと考えます。また、本件につきましては、関係職員からの事情聴取等により既に原因者に対する処分も行われているようでございますので、理事者としても何らかの姿勢を示す時期にあると考えます。今回の減額措置については、昨年の工事入札の中止問題、一昨年の下水道使用料の賦課漏れ問題など行政側の不手際により町民に多大な迷惑と不安を与えている状況の中、再びこのような事態を引き起こし、行政に対する町民からの信頼を大きく傷つける結果を招いている現状を考えると、単なる謝罪で済ませることでなく、給料の減額措置は妥当であると考えます。今後このような問題が二度と起きぬよう、事務体制等について一層の見直しを行い、適正な行政運営が推進されることを期待し、賛成討論といたします。議員各位の賛同をお願いいたします。 |
○議長(五十嵐敏明君) | これで議案第2号の討論を終結いたします。 |
これから議案第2号 新ひだか町特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の特例に関する条例制定についてを採決いたします。 | |
この採決は起立によって行います。 | |
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を願います。 |
〔賛成者起立〕
○議長(五十嵐敏明君) | 起立多数であります。 |
よって、議案第2号は、原案のとおり可決されました。 |
▼議員の派遣について
○議長(五十嵐敏明君) | 日程第6、議員の派遣についてを議題といたします。 |
お諮りいたします。本件については、会議規則第122条第1項の規定により、お手元に配付のとおり承認することにご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(五十嵐敏明君) | 異議なしと認めます。 |
よって、本件は承認することに決定いたしました。 |
▼行政報告に対する質疑
○議長(五十嵐敏明君) | これから行政報告に対する質疑を行います。 |
報告事項のみについて質疑願います。 | |
17番、川合君。 |
◆17番(川合 清君) [ 57 ] | 1点だけお考えを聞きたいのですが、委託業務に係る入札の執行についてということで、三石浄化センター維持管理業務委託が今回行政報告されたのですが、この問題は9月定例議会で福嶋議員が一般質問で取り上げた問題だというふうに思っています。それで、どうせ契約実施は来年度からということになるのでしょうけれども、それらの問題を一切考慮されず、予定どおり粛々と執行したと、こういうことで受け取ってよろしいのかどうか、そこだけをお答えください。 |
○議長(五十嵐敏明君) | 木内総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 58 ] | 今の質問でございますが、来年4月1日からの契約ということになると思いますが、ただしかしこの関係につきましては公告をいたしまして、その公告に基づいて業者を決定していくということは、これはその手続はきちっと踏んで粛々と進めてきましたので、そのように進めてまいりたいということでございます。 |
○議長(五十嵐敏明君) | ほかにありませんか。 |
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(五十嵐敏明君) | 質疑なしと認めます。 |
よって質疑を終結いたします。 |
▼閉会の宣告
○議長(五十嵐敏明君) | これで本日の日程は全部終了いたしました。 |
会議を閉じます。 | |
以上で第7回新ひだか町議会臨時会を閉会いたします。 | |
ご苦労さまでございました。 |
(午後 0時14分)
以上のとおり会議の次第を記録し、これを証するためにここに署名する。 平成 年 月 日 新ひだか町議会議長 新ひだか町議会議員 新ひだか町議会議員