平成21年第8回新ひだか町議会定例会会議録 議事日程 第1号 平成21年12月15日(火) 午前9時30分開会 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 会期の決定 第 3 行政報告(町長・教育委員会) 第 4 委員会審査報告〔平成21年9月17日 第6回議会定例会付託〕 議案第21号 平成20年度新ひだか町水道事業会計決算認定について 議案第22号 平成20年度新ひだか町病院事業会計決算認定について 企業会計決算審査特別委員会 審査結果 認 定 第 5 委員会審査報告〔平成21年11月24日 第7回議会臨時会付託〕 議案第 4号 平成20年度新ひだか町各会計歳入歳出決算認定について 決算審査特別委員会 審査結果 認 定 第 6 諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦について 第 7 一般質問 出席議員(26名) 1番 中 島 滋 君 2番 富 永 信 君 3番 觸 澤 清 君 4番 平 野 隆 俊 君 5番 藤 井 益 美 君 6番 山 内 和 雄 君 7番 船 越 英 治 君 8番 山 口 勇 夫 君 9番 池 田 一 也 君 10番 畑 端 薫 君 11番 磯 貝 廣 光 君 12番 志 田 力 君 13番 築 紫 文 一 君 14番 福 嶋 尚 人 君 15番 細 川 勝 弥 君 16番 日向寺 敏 彦 君 17番 田 中 紀 和 君 18番 巻 宏 君 19番 鳥 谷 末 雄 君 20番 神 谷 浩 嗣 君 21番 増 本 裕 治 君 22番 川 合 清 君 23番 井 上 節 子 君 24番 五十嵐 敏 明 君 25番 進 藤 猛 君 26番 南 川 州 弘 君 欠席議員(0名) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町長より通知のあった議事説明者 副町長 富 田 泰 君 副町長 畑 端 憲 行 君 総務企画部長 木 内 達 夫 君 住民福祉部長 佐 々 木 政 義 君 健康生活部長 宮 口 信 次 君 健康生活部参与 小 松 幹 志 君 総合ケアセンター総合施設長 経済部長 佐 藤 保 広 君 農林水産部長 石 川 広 志 君 会計管理者 上 村 勉 君 三石総合支所長 大 平 秀 行 君 三石国民健康保険病院長 三 浦 正 次 君 三石国民健康保険病院副院長 八 木 橋 厚 仁 君 総務課長 本 庄 康 浩 君 企画課長 滞在・移住促進室長 曽 我 啓 二 君 定額給付金給付推進室長 バイオ・エコタウン推進室長 石 井 善 晴 君 財政課長 名 須 川 一 君 契約管財課長 相 楽 竹 夫 君 契約管財課参事 榊 要 君 税務課長 斉 藤 滋 一 君 税務課参事 鈴 木 彰 君 税務課参事 榎 本 勉 君 福祉課長 児童館長 永 崎 広 実 君 児童養育相談センター長 ふれあいセンター御園館長 福祉課参事 横 山 典 子 君 保育所統括所長 生活環境課長 渋 谷 正 弘 君 アイヌ政策推進室長 生活環境課参事 富 岡 登 貴 子 君 健康推進課長 神 垣 光 隆 君 地域包括支援センターしずないセンター長 町立静内病院事務長 富 沢 宏 己 君 町立静内病院総看護師長 谷 恵 美 子 君 介護老人保健施設まきば施設長 藤 井 章 作 君 介護老人保健施設まきば事務長 高 橋 保 君 特別養護老人ホーム静寿園長 阿 部 公 一 君 建設課長 田 代 和 芳 君 建設課参事 久 米 茂 君 商工労働観光課長 町民休養ホーム支配人 竹 田 幸 也 君 老人福祉センター長 林業研修センター長 上下水道課長 松 本 博 行 君 静内終末処理場長 上下水道課参事 中 村 敬 司 君 農政課長 本桐基幹集落センター長 酒 井 哲 也 君 延出基幹集落センター長 農政課参事 江 本 要 君 水産林務課長 田 代 芳 嗣 君 水産加工センター長 水産林務課参事 土 井 義 男 君 会計課長 長 舩 幸 生 君 三石総合支所総務企画課長 田 辺 貞 次 君 三石総合支所町民福祉課長 岩 渕 勇 次 君 高齢者共同生活施設やまびこ施設長 地域包括支援センターみついしセンター長 デイサービスセンターみついしセンター長 羽 沢 進 君 みついし居宅介護センター長 三石国民健康保険病院事務長 川 端 克 美 君 特別養護老人ホーム蓬莱荘所長 村 上 敬 君 ケアハウスのぞみ施設長 長 船 輝 男 君 三石総合支所商工観光課長 渡 辺 勝 造 君 総務課主幹 土 井 忍 君 総務課主幹 上 田 哲 君 総務課主幹 藤 沢 克 彦 君 企画課主幹 石 原 義 弘 君 企画課主幹 伊 藤 信 夫 君 バイオ・エコタウン推進室主幹 小 野 寺 大 作 君 財政課主幹 坂 将 樹 君 財政課主幹 高 堰 良 子 君 税務課主幹 中 島 健 治 君 税務課主幹 山 口 一 二 君 税務課主幹 大 山 慎 司 君 税務課主幹 佐 伯 智 也 君 福祉課主幹 中 村 敏 君 福祉課主幹 久 保 敏 則 君 福祉課主幹 米 田 一 治 君 福祉課主幹 阿 部 尚 弘 君 静内保育所長 高 橋 和 子 君 東静内保育所長 永 井 治 恵 君 山手子育て支援センター長 中 田 寿 美 子 君 生活環境課主幹 竹 田 三 智 子 君 生活環境課主幹 浮 田 昌 輝 君 生活環境課主幹 大 久 保 信 男 君 生活環境課主幹 田 口 寛 君 生活環境課主幹 渡 辺 浩 之 君 健康推進課主幹 寺 越 正 央 君 健康推進課主幹 遠 藤 敏 弘 君 健康推進課主幹 角 田 し の ぶ 君 健康推進課主幹 川 上 康 徳 君 健康推進課主幹 池 田 由 貴 子 君 町立静内病院主幹 渡 辺 洋 一 君 特別養護老人ホーム静寿園主幹 池 田 孝 義 君 建設課主幹 岩 渕 博 司 君 建設課主幹 田 中 伸 幸 君 建設課主幹 池 均 君 建設課主幹 阪 井 典 行 君 商工労働観光課主幹 道 鎮 和 宏 君 商工労働観光課主幹 小 塚 洋 之 君 商工労働観光課主幹 酒 井 隆 君 上下水道課主幹 大 角 地 浩 君 上下水道課主幹 神 垣 博 樹 君 上下水道課主幹 新 山 光 一 君 上下水道課主幹 野 垣 尚 久 君 上下水道課主幹 伊 藤 敬 一 君 上下水道課主幹 桂 田 達 也 君 上下水道課主幹 浅 野 義 裕 君 農政課主幹 若 生 富 夫 君 農政課主幹 奥 野 幸 男 君 農政課主幹 森 宗 厚 志 君 農政課主幹 秋 山 照 幸 君 農業実験センター長 城 地 哲 也 君 農業実験センター主幹 岡 田 俊 之 君 和牛センター長 萩 沢 慶 一 君 水産林務課主幹 久 保 稔 君 水産林務課主幹 早 瀬 秀 一 君 水産林務課主幹 水 谷 貢 君 三石総合支所総務企画課主幹 木 村 博 成 君 三石総合支所総務企画課主幹 宝 金 司 君 三石総合支所町民福祉課主幹 竹 達 勝 利 君 三石総合支所町民福祉課主幹 米 田 和 哉 君 三石総合支所町民福祉課主幹 中 村 哲 史 君 三石総合支所町民福祉課主幹 大 平 響 子 君 三石国民健康保険病院主幹 木 村 実 君 三石総合支所商工観光課主幹 佐 伯 義 己 君 教育委員会委員長より通知のあった議事説明者 教育長 河 村 一 夫 君 教育部長 塚 尾 英 夫 君 管理課長 磯 貝 正 之 君 管理課参事 石 川 義 輝 君 学校給食センター長 社会教育課長 阿 部 晃 二 君 社会教育課参事 渡 辺 喜 代 治 君 体育振興課長 土 肥 一 司 君 三石分室教育課長 山 際 政 則 君 管理課主幹 野 本 武 俊 君 社会教育課主幹 森 治 人 君 社会教育課主幹 藪 中 剛 司 君 体育振興課主幹 田 畑 善 側 君 社会教育課主幹 麻 野 和 彦 君 体育振興課主幹 体育振興課主幹 田 森 由 美 子 君 三石分室教育課主幹 片 山 孝 彦 君 静内・三石図書館長 岩 渕 雅 美 君 静内図書館副館長 東 川 廣 美 君 三石図書館副館長 前 川 佳 子 君 水道事業管理者より通知のあった議事説明者 経済部長 佐 藤 保 広 君 上下水道課長 松 本 博 行 君 上下水道課参事 中 村 敬 司 君 上下水道課主幹 大 角 地 浩 君 上下水道課主幹 神 垣 博 樹 君 上下水道課主幹 新 山 光 一 君 上下水道課主幹 野 垣 尚 久 君 上下水道課主幹 伊 藤 敬 一 君 上下水道課主幹 桂 田 達 也 君 農業委員会会長より通知のあった議事説明者 事務局長 姥 谷 登 君 事務局主幹 石 丸 修 司 君 公平委員会委員長より通知のあった議事説明者 事務局長 清 水 全 君 事務局主幹 菅 沼 太 吉 君 代表監査委員より通知のあった議事説明者 事務局長 清 水 全 君 事務局主幹 菅 沼 太 吉 君 職務のため出席した事務局職員 事務局長 清 水 全 君 事務局主幹 菅 沼 太 吉 君▼開会の宣告
○議長(中島 滋君) [ 1 ] | ただいまの出席議員数は26名です。 |
定足数に達しておりますので、平成21年第8回新ひだか町議会定例会を開会いたします。 |
(午前 9時30分)
▼開議の宣告
○議長(中島 滋君) | これから本日の会議を開きます。 |
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 |
▼会議録署名議員の指名
○議長(中島 滋君) | 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 |
本日の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、12番、志田君、13番、築紫君を指名いたします。 |
▼会期の決定
○議長(中島 滋君) | 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。 |
お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から12月21日までの7日間とし、12月19日、20日は休会といたしたいと思います。ご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 異議なしと認めます。 |
よって、本定例会の会期は本日から12月21日までの7日間とし、12月19日、20日は休会とすることに決定いたしました。 |
▼行政報告
○議長(中島 滋君) | 日程第3、行政報告の申し出がありますので、これを許します。 |
町長。 |
〔町長 酒井芳秀君登壇〕
◎町長(酒井芳秀君) [ 2 ] | おはようございます。行政報告を申し上げます。 |
初めに、二十間道路桜並木保存会との合意書調印についてであります。二十間道路の桜に関する桜並木保存会との係争につきましては、平成8年11月に保存会会長が並木沿いに植えられていたカラマツ等の立ち木598本を伐採したことに端を発し、事件発生から13年間に及ぶ長きにわたる法廷の場等での争いが続いていたところであります。町といたしましては、二十間道路桜並木を現状の姿のままで保存していきたいと考えを示すとともに、これまでの係争関係を解消し、双方ともに一連の問題についての全面解決が図られるよう保存会側との協議を重ねてきたところでありますが、本年6月に土地交換等の幾つかの条件をもとに二十間道路桜並木保存会と和解が調うに至ったところであります。これを受け、双方において和解条件とされる事項に関する処理手続が積極的に進められてきたところでありますが、このたびこれらの手続が完了し、土地交換契約が調ったことから平成21年12月7日に町と保存会の代表者による合意書への調印を行ったところであります。二十間道路桜並木問題につきましては、これまで多くの町民の皆様方を初め、委員の皆様方にも大変ご心配をおかけしてまいりましたが、今後は先達が心血を注ぎ残してくれた貴重な財産である桜並木を健全な姿で後世に引き継ぐことができるよう町の責任において適切な保全管理に努めてまいりたいと考えております。 | |
次に、高規格幹線道路日高自動車道の整備促進に関する要望活動についてであります。高規格幹線道路日高自動車道の整備促進について、道内選出国会議員及び関係省庁に対し、日高総合開発期成会及び高規格幹線道路日高自動車道早期建設促進期成会の構成町長とともに、記載のとおり要望し、あわせて各種大会に出席させていただいたところでございます。 | |
次に、自衛隊体制維持を求める要望活動についてであります。自衛隊体制維持について、道内選出国会議員に対し日高総合開発期成会の構成町長とともに、記載のとおり要望をいたしました。 | |
次に、平成22年度ウタリ対策事業予算に関する要望活動についてであります。アイヌの人たちの生活環境向上のための予算確保について、道内選出国会議員及び関係省庁に対し北海道ウタリ地区振興対策事業推進協議会の構成町長とともに、記載のとおり要望いたしました。 | |
次に、枝肉共励会における出品牛の入賞についてであります。平成21年12月9日水曜日に東京食肉市場で開催されました第8回全国中核和牛生産者枝肉共励会において出品された3頭のうち、本町和牛センターからの出品牛が優秀賞に入賞いたしました。 | |
次に、新ひだか町ふるさと応援寄附についてであります。記載のとおり、ふるさと応援寄附がありました。寄附者のご厚志に感謝申し上げ、有効に活用させていただきたいと存じます。 | |
次に、寄附についてであります。記載のとおり寄附がありました。寄附者のご厚志に感謝申し上げ、有効に活用させていただきます。 | |
次に、工事にかかわる13件の入札等の執行についてであります。記載のとおり、入札等を行いました。詳細は、別添資料のとおりであります。 | |
ごめんなさい。先ほど東京食肉市場の中核和牛生産者枝肉共励会の出品された3頭と申し上げましたが、83頭の誤りでございます。訂正させていただきます。 | |
1ページおめくりをいただいて、委託業務にかかわる入札等の執行についてであります。記載のとおり、5件の委託業務にかかわる入札等を行いました。なお、詳細は別添資料のとおりです。 | |
以上で行政報告とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 次に、教育委員会の行政報告を行います。 |
教育長。 |
〔教育長 河村一夫君登壇〕
◇教育長(河村一夫君) [ 3 ] | おはようございます。教育行政報告を申し上げます。 |
小学校統廃合についてであります。少子化現象が著しい現状の中で児童数の減少から三石地区での統廃合については一年でも早い対応を望む話がありました。教育委員会として将来の児童数の推移を考慮し、三石地区全体での統廃合について取り組んできました。三石小学校以外は複式学級であることと学校長から準備期間が必要であるとの意見をもとに平成23年4月から統合することとしました。三石地区の取り組みとしては、保護者の意見を尊重することを基本に各学校の保護者と保育所の保護者を対象に懇談会を開催、保護者からのアンケート調査を実施し、協議、検討を重ねてきたところです。その結果、教育委員会として延出、鳧舞、本桐、歌笛の各小学校と休校中である川上小学校を三石小学校へ統合することを決定いたしました。平成23年4月当初の児童数は186名で、普通学級7学級となり、5年生が2学級編制となりますが、三石小学校の現校舎で十分対応できることとなります。今後は、保護者から意見のありましたスクールバス運行の経路や乗車時間などについて十分検討していきたいと考えております。なお、残される校舎や跡地の活用については、地域住民の要望や意見を参考にしながら検討してまいります。 | |
以上申し上げて、教育行政報告といたします。 |
○議長(中島 滋君) | 行政報告の質疑については、議案審議後といたします。 |
▼委員会審査報告の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(中島 滋君) | 日程第4、委員会審査報告を議題といたします。 |
さきに付託の議案第21号 平成20年度新ひだか町水道事業会計決算認定について及び議案第22号 平成20年度新ひだか町病院事業会計決算認定についての2件を一括して委員長の報告を求めます。 | |
企業会計決算審査特別委員長、南川君。 |
〔企業会計決算審査特別委員会委員長 南川州弘君登壇〕
○企業会計決算審査特別委員会委員長(南川州弘君) [ 4 ] |
※議案第21号 平成20年度新ひだか町水道事業会計決算認定について及び議案第22号 平成20年度新ひだか町病院事業会計決算認定についての委員長の報告
以上。 |
○議長(中島 滋君) | これから委員長報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。 |
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 質疑なしと認めます。 |
よって、質疑を終結いたします。 | |
本件2件に対して討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 | |
これから採決を行います。 | |
先に議案第21号 平成20年度新ひだか町水道事業会計決算認定についてを採決いたします。 | |
お諮りいたします。本案の決算に対する委員長の報告は、認定とするものであります。本案は、委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 異議なしと認めます。 |
よって、議案第21号 平成20年度新ひだか町水道事業会計決算認定については、認定することに決定いたしました。 | |
次に、議案第22号 平成20年度新ひだか町病院事業会計決算認定についてを採決いたします。 | |
お諮りいたします。本案の決算に対する委員長の報告は、認定とするものであります。本案は、委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 異議なしと認めます。 |
よって、議案第22号 平成20年度新ひだか町病院事業会計決算認定については、認定することに決定いたしました。 |
▼委員会審査報告の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(中島 滋君) | 日程第5、委員会審査報告を議題といたします。 |
さきに付託の議案第4号 平成20年度新ひだか町各会計歳入歳出決算認定についての委員長の報告を求めます。 | |
決算審査特別委員長、川合君。 |
〔決算審査特別委員会委員長 川合 清君登壇〕
○決算審査特別委員会委員長(川合 清君) [ 5 ] |
※議案第4号 平成20年度新ひだか町各会計歳入歳出決算認定についての委員長の報告
以上であります。よろしくお願いいたします。 |
○議長(中島 滋君) | これから委員長報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。 |
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 質疑なしと認めます。 |
よって、質疑を終結いたします。 | |
本件に対し討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 | |
議案第4号 平成20年度新ひだか町各会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。 | |
お諮りいたします。本案の決算に対する委員長の報告は、認定とするものであります。本案は、委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 異議なしと認めます。 |
よって、議案第4号 平成20年度新ひだか町各会計歳入歳出決算認定については、認定することに決定いたしました。 |
▼諮問第1号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(中島 滋君) | 日程第6、諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。 |
提案理由の説明を求めます。 | |
町長。 |
〔町長 酒井芳秀君登壇〕
◎町長(酒井芳秀君) [ 6 ] | ただいま上程されました諮問第1号についてご説明いたします。 |
諮問第1号は、人権擁護委員候補者の推薦についてでありまして、人権擁護委員候補者に次の方を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めようとするものでございます。 | |
人権擁護委員につきましては、同法第6条第1項の規定により法務大臣が委嘱するものでありますが、その候補者は市町村長が推薦することとされており、当該推薦に当たりましては町議会の意見をお聞きすることとなっております。 | |
今回の推薦につきましては、現委員の亀田淨氏の任期が来年3月31日で満了することに伴い、同氏を再任することで推薦しようとするものであります。 | |
現住所は、日高郡新ひだか町三石本町278番地の2、氏名は亀田淨氏、生年月日は昭和17年7月13日、67歳、職業は僧侶であります。 | |
次のページに亀田氏の略歴等を添付してございますので、ご一読いただきたく存じます。 | |
以上、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。 |
○議長(中島 滋君) | お諮りいたします。 |
本件については、質疑、討論を省略したいと思います。ご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 異議なしと認めます。 |
よって、本件は質疑、討論を省略することに決定いたしました。 | |
これから諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてを採決いたします。 | |
お諮りいたします。本件については、原案の者を適任とすることにご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 異議なしと認めます。 |
よって、諮問第1号は、原案の者を適任とすることに決定いたしました。 |
▼一般質問
○議長(中島 滋君) | 日程第7、一般質問を行います。 |
質問通告順序により発言を許します。 | |
登壇の上、一括質問願います。 | |
なお、4番、平野君、12番、志田君の一般質問に関連して提出されております説明資料は、お手元に配付のとおりです。 | |
また、今回は一般質問が15名、質問項目が25項目という多くなっておりますので、皆さんのご協力をよろしくお願いいたしたいと思います。 | |
7番、船越君。 |
〔7番 船越英治君登壇〕
◆7番(船越英治君) [ 7 ] | 通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。 |
私ごとでありますが、酒井町政がスタートし、5年目を迎え、両立の厳しさ、支える難しさ、そして結果はどうなのか、そんな5年間でありました。この壇上に立ち、酒井町政の姿勢を聞くということはいろいろなとり方があるということは私も承知しております。そういった中で、私は議員という立場で酒井町政をつくるための一員として町民に対して旧静内町時代のいろいろな問題に対し、今だから酒井、だから酒井だと訴え、多くの集会等で道議会議員のトップに立った人、そこを背景に話をしてまいりました。町民の皆様の期待度は日に日に大きくなっていくのが目に見えてわかりました。しかし、その反動は5年目を迎え厳しいものがあります。そこで、支えた一人として何をしなければならないか、その責任の大きいことは十分に承知しております。自分の責任の所在は、まず我が胸に持ち、この5年間の酒井町政についてお聞きいたしたいと思います。 | |
なお、答弁は町長にお願いいたします。したがって、職員諸氏のご答弁は望んでおりませんので、ご承知おきをいただきたいと思います。 | |
まず、二十間道路桜並木係争についてでございます。ただいま行政報告の中で合意書が交わされたという報告がございました。酒井町長は、旧静内町町長選が行われ、二分する戦いの中で保存会、すなわち町民を法廷の場に出すということはいかがなものか、私であれば話し合いで解決できた。そしてまた、この問題は2カ月で解決できると町民の前で約束いたしました。町民は、先ほども申し上げましたように、道議会議長、その方が解決すると言った言葉に注目をし、期待をし、町長は約束の大きさを感じ取ったと思います。そういった中で、町長に当選され、約束の2カ月、半年、1年、この二十間道路桜並木問題は問題が大きく大きくなり、町民の一部の方を含めて、オーバーなことを言いますと保存会、町民の一部の方、役場に毎日のように押しかけ、この問題は大きくなるばかりでありました。議会の担当委員長は議会の防波堤となって、本当に申しわけない気持ちで私はいっぱいでありました。職員に至っては、この場で言いづらいこともありますけれども、現場に呼ばれ枝にロープをかけるかというまで職員は厳しい状況にありました。職員はもとより、議会も早く酒井町長の対案が出て、この保存会との和解ができないものかと本当に望んだと思います。しかしながら、一向にその解決策は見えず、平成17年5月2日、保存会の所有地とはいえ、桜の根を、桜の命を切断するという事態に発生いたしました。私は、このことを聞きまして、唖然といたしました。本当に議会議員になって2年足らずでこの問題の特別委員長ということで、先輩たちの議員の方々に本当にフォローされて、この特別委員会、議会としての意見を出させていただきました。先般9月17日、定例会、平成21年度一般会計補正予算(第2号)、管理経費の中でただいまの合意書に至るまでのことが検討されました。そこで、最後に町長にお伺いをいたしました。三石の議員さん方は何を言っているかわからなかったかと思いますが、この桜の問題は町長に期待する町民、要するに政治が解決するしかないというようなことを申しました。全く町民も町長に期待をいたしました。しかしながら、先ほど申し上げましたけれども、我が町の家紋である桜の命に手をかけたのであります。私は、最後に町長が毅然としてこのことについては遺憾だという言葉が必ずしや出るというふうに思い、最後に質問いたしました。しかし、その言葉もなく、我が町の桜、6代の町長が守ってまいりました。町長は、言葉は悪いですけれども、政争の具に使ったのであります。解決すると断言したのであります。今合意書は交わされましたけれども、大きな大きな痛手をしょった解決だというふうに思います。この桜の根に、桜の命に傷つけたということに関して、町民に対してどのように町長は思っておられるかお尋ねをまずいたします。 | |
次に、合併についてでございます。新冠町との合併、その前に町長は日高市、要するに日高富士を実現するという公約のもとで、まず第1ラウンド、新冠、静内、三石と、このことは新冠が離脱して三石との合併からまた日高富士を実現するための努力をされました。まず、今回新冠町との合併についてのことに言及してお話をさせていただきます。この合併の見本となる町が三石と静内が合併したことだと思います。新冠町の皆さんは、議会、町民ともにノーということでございました。時期尚早という意見でございました。この三石と静内の合併がスムーズな形で町民にそういう情報が流れていれば、まずこの合併は成功したと思います。3万人特例のタイムリミットが日一日と狭まってくる中、私は町長の焦りだというふうに感じております。そういった中で、問題は隣町新冠町とのあつれき、これは議会も町民に対しても今かなりのものがございます。しかしながら、一番交流のある新冠町とこれから町民はもとより議会もいろいろな面で協力していかなければなりません。そういった中で、町長に1つお尋ねをいたします。私は、今お聞きすることは、確認をとってお話をさせていただきます。町長は、新冠との合併の中で新冠町長選が行われたわけですけれども、文字どおり合併の是非を問う選挙であったというふうに感じております。一般公募し、町長候補がいないかということで新聞紙上等々でもそういった話題がございました。そこで、町長にお尋ねいたします。我が町の町長が合併を成就するための手段として新冠町出身で静内在住の元職員を刺客に送る。新冠町長選に立候補させるように攻勢、すなわち丁寧に頼むこと、そういった事実があったのかなかったのかお尋ねいたします。合併については、まずこのことを町長にお尋ねをさせていただきたいと思います。 | |
次に、道営競馬勝ち馬投票券発売所Aibaの移転についてをお尋ねいたします。町長もご存じのように、今軽種馬業界は大変なときを迎えております。何とか道営競馬を守らなければならない。この産地競馬が万が一のことがあると、オーバーに言いますと日高の半分の軽種馬生産者が打撃を受けるだろうと。そういった中で、我が町のAiba、あそこを利用する方々から苦情が参っていることは何回か議会でも取り上げられました。このAibaを充実した形にしたいということで、ここで生産者が動かなければならぬということで、私も生産者の一部の方と何とかピュア3階の場所を町から借り受けて、あそこに馬券場を持ってこれないものかということで、先ほども申し上げましたけれども、町長にもお話をいたしました。函館、札幌、それから苫小牧、いろいろな馬券場を職員の協力も得て視察をしたりしてまいりました。光ファイバーをあそこに持ってくる費用、あるいはあそこをどのようにしてやったらいいかということで仮設計もしたり、いろいろと進めるための準備をさせていただきました。最終的に警察、消防等々も何とかクリアできるのではなかろうかということで、最後は町長の判断ということで、より一層生産者の会員を集めて町長にお願いしようということでやってまいりました。そこで、私たち3人のメンバー、衝撃的な言葉が返ってまいりました。Aibaのある場所は、ある企業の方がテナントとして北海道軽種馬振興公社がお借りしているところであります。その株主さんでございました。まず、ピュア3階に持っていきたいと、これを町長に協力をお願いしたいということでございましたが、それは100%無理だと。また、将来あそこから移転するということはまずあり得ないと、そういう言葉が返ってまいりました。どういうことですかとお尋ねをいたしましたら、北海道軽種馬振興公社がお借りしているテナントの場所は、町長は8人のメンバーだと。あそこの会社はテナント料をいただいて会社を経営しているのだよ。しかし、私はそこでその方に申し上げました。今町長は、あちこち場所を探し、何とかAibaを移転したいということで動いていますよとお尋ねをいたしましたら、それはポーズだと、絶対にあり得ないと。あそこからAibaは移転できないのだという答えでありました。一緒にこのAibaを新しいものにしようということで動いた連中も怒りましたけれども、私はそこで酒井町長を信じて、必ず違う場所につくってくれるはずだと、そういう努力もしている。だから、皆さんはピュア3階にできなくても、場所がどこであっても、このAibaが皆さんに愛される馬券場であればいいだろうと、そういった方々も皆さんも了解をされて、しかしその最後に言った言葉、ポーズで終わるのなら私は許さないという言葉も返してまいりまして、私は責任を問う、こういったことはあり得ないというお話をさせていただきました。そこで、町長にお伺いします。あなたは、そこのメンバーなのか。そして、このAibaについてどのような今見解を持っているのかをお尋ねいたします。 | |
次に、コープさっぽろ移転問題についてお伺いいたします。コープさっぽろが移転計画を断念しておりますので、この結論をどうするこうすると論ずるつもりは毛頭ありません。コープさっぽろが移転を断念し、その時点でこれらの業界内では恐らく今後において、少なくとも日高管内新ひだか町静内に対する企業等の進出等には大きな弊害要素となって業界に広がったと容易に推測されます。移転に対して当然のこと、議会内の是非を生ずることはあったものの、移転を推進する複数の自治体の署名による町民運動も展開されたことはご承知のとおりであります。要するに申し上げたいのは、可であろうと否であろうと毅然とした町長の姿勢をもって行政施策の執行力を発揮してほしいものであります。私は、この任期中、そのような姿勢を感じ、感激したことは一度もありません。この指摘に反論があればお聞かせいただきたい。 | |
次に、鳧舞地区公共下水道問題についてお伺いいたします。大きく新聞報道され、話題となった鳧舞地区の公共下水道の件については、私の腹の中には全く釈然としないものがあり、これは私だけではないと思いますので、再度町長の姿勢をお聞きいたします。公共事業の執行は、軽微な修繕、維持費等については一つ一つ細々した説明を要することなく執行しているものと思います。新規事業で約1,000万弱の設備投資が予算書の中にただの一文字の説明もなく執行しようとして、議員から指摘され、執行直前で入札を中止したということは前代未聞の出来事であり、仮に入札が行われ、落札業者との間に請負契約が締結された後に発覚したとするなら、さらに大騒ぎになるところであり、考えるに事前の議員の指摘に町長は救われたと言っても過言ではありません。このことは、職員の処分を行ったとか理事者が知らなかった、そういうことでは済まない問題だと、町民は非常に怒っております。一体議会は何をしている、そういう声を聞く議員も私ばかりではないと思われます。そこで、町長はみずからの責めを明らかにするどころか、いち早く職員の処分を行ったと。洗脳の上積みではないかというふうに私は考えております。この点について、真意をお聞かせをいただきたいと思います。 | |
最後に、町長は先日立起表明をされました。突然の立起表明ということで、私も驚きました。まず、2つ感じたことは、魚を得てせんを忘る、そういう言葉がございますけれども、まず私はそういう感じをいたしました。2つ目に、町長は攻めの町政をということで今後町政に取り組みたいということでございました。私は、率直に言って選挙なれした政治家が使う言葉かなというふうにも感じました。この攻めの町政、町長と5年、議員の皆様方は一緒にされてこられたと思いますけれども、この町長が今後やろうとする攻めの町政、余り理解できないのではなかろうかと思います。私は、そこでお聞きいたしますが、まず実績からくる攻めの町政なのか。攻めというぐらいですから、守りからくる攻めなのか。町長は、幅広くこの攻めの意味はあろうかと思いますけれども、この2つに凝縮すれば、どういった攻めの町政なのかをお聞かせいただきたいと思います。 | |
以上、壇上から質問をさせていただきました。よろしくお願いいたします。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
〔町長 酒井芳秀君登壇〕
◎町長(酒井芳秀君) [ 8 ] | 船越議員のご質問にお答えをいたします。 |
まず、1点目の二十間道路桜並木の問題についての和解、合意書の取り交わしという事態に至ったことについてのご質問であります。係争というふうに言われますから、これは相手のあることであるということであります。それで、旧静内町長に平成16年8月に就任をいたしまして、極力早く解決ということでおりましたが、大変長い時間がかかりました。このことは、皆様ご承知のとおりだと思います。その経緯について長々と申し述べるのは時間がかかりますので申し上げませんが、お手元の合意書の資料の時系列で年表的に書いたものに書いてございますので、ご一覧をいただきたいと思います。それから、大きなポイントは桜の所有権にかかわる訴訟がございました。これの法的判断が下されたのがおととしであったと思います。そういったことからしますと、どうしてもその所有権のあるところ、帰するところということをもとに今日まで、またそれをもとに解決策をとってきたということでございます。それから、桜の根の切断については、私が町長になる2年ほど前のことでございますし、質問の中で桜に手をかけたということにつきましては、どのような事実を指しておられるのか、私にはちょっと理解できません。それから、4割、6割という高等裁判所の判決が確定をしまして、町のほうにも4割の責めがあるということを踏まえての解決策であったということをご理解いただきたいと思います。 | |
それから、市町村合併についてでありますが、これも今さら説明を申し上げるまでもなく、議員皆様におかれましてはよくご承知のことだと思います。これも相手のあることですので、事がならなかったと、これは残念なことであると、このように今でも思っております。そこで、非常に過激なお言葉をお使われになりましたけれども、元職員を刺客に送るというような言い方をされましたが、合併を推進しようとする人材がいる、いないということについて相談を受けていることは確かでございます。しかし、私が主導して刺客を送るなどということは、それは一切ございませんので、否定をさせていただきます。 | |
それから、道営競馬のことに関しましてAiba静内のことでございますが、絶対に移転はできないと言った記憶はございません。むしろ私は、移転ということをいつも、今でも念頭に置いております。それは、もっと環境のいいAibaを設置をしたいという思いでございます。ただ、設置主体が当時は道でありましたし、現在は軽種馬振興公社というところに実務が移っております。しかし、今はそのタイミングでないと。今年は、3億のマイナスを限度として何とか予算を組んで、それを達成することが重要であるということで、先般競馬が終わりまして、ほぼその状況に近い中で競馬が終了したということでほっとしているところでございます。来年につきましては、その3億もなくなって、収支均衡をとらなければならない一年でございます。そういうことの重い課題を公社が背負っているときに、このAibaの移転の話を切り出すということのタイミングというものもどうなのかということも考えていかなければならない。しかし、常にAiba移転については念頭にあります。それから、これも何か問題化しようという意図が見えますけれども、公社の8人のメンバーではないのかということも、これも事実をしっかり確かめて質問されるべきであると思っています。昔は、昔といいますか、今現在はおっしゃるメンバーという意味ではそういう立場にございません。結局出資といいますか、お金を出さない保証という形で議員時代それに乗ったことはございますが、その後その方との私の関係においてそれは余り良好な関係でないということで、今はメンバーでないということを申し上げておきます。そういう意味のメンバーという意味です。 | |
それから、コープさっぽろにつきましては、これは8月お盆前に議会のご判断を受けるべく着々と準備を進めてまいりました、いろんなご議論を経て。そして、そこできちっと採決していただくというような姿勢でおりましたけれども、本当にその何日か前にコープ側からお断りの連絡をいただいたということでご理解をいただきたいと思います。 | |
それから、鳧舞地区の公共下水道問題についてということでございますが、これも私はお答えしなくてもよろしいのではないかと思っていますが、あえてお答えすれば論議は進んでおります。また、管理監督者として町議会、町民に陳謝をし、その管理監督責任のペナルティーもみずからにも科しておりますということであります。これは、何回も申し上げておりますように、一切そのことを知らなかったということしかございません。 | |
それから、立起表明にかかわっての攻めの意味でございますが、委員ご承知のように実質公債費比率、また経常収支比率において改善が図られております。今までも、自分で言うのも手前勝手でございますが、行財政改革をしながらやるべき施策をやってまいったと思っていますが、これからはさらに前に向いた農業の担い手の確保ですとか、また持てる観光資源等を活用した観光振興への取り組みですとか、またそのほか種々ございます。そんなものに、そういった施策に予算を割いて取り組んでいけるという意味で、前を向いた希望の持てる施策というものが展開できるという意味で、今まで行財政改革というダイエットをしてまいった。そのスリムな体でこれからはより積極的な町政に取り組んでいけるというようなことで申し上げたわけですので、ご理解をいただきたいと思います。ただ、現在国政が来年度予算の編成、また補正予算審議というものを抱えていまして、地方に対してどういう財源が手当てされるかということが大きな関心事でございまして、それらを注意深く見守りながら施策的に攻めという姿勢で持ってまいりたいと、このように思っているところでございます。 | |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 船越君。 |
◆7番(船越英治君) [ 9 ] | まず、桜のことから、町長は平成14年と。私の話を聞いているのかどうかわからないのですが、これは保存会の所有地でありますから、それは勝手に切れと、勝手に切ったということでありましょうけれども、平成17年5月2日資料届きましたか。これは、私も壇上で申し上げましたけれども、所有地、それは町有地、今桜が生えているところではございません。その保存会の所有地ありますけれども、だれが考えても木は根が伸びるわけです。今までかつて、あの近隣の方々が桜の根を切るなんていうことはまずあり得なかった。この問題が解決しない、私に言わせるとそこをユンボで掘っても、どのような形で使うかどうかという利用のあり方もないままに係争している中での桜問題の中での保存会の方が切ったと、そういう意味で申し上げたのです。どうですか、町長。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 10 ] | 桜の保存会の会員の皆さんの土地の境界ぎりぎりに掘削をして、桜の根に手をかけたのは平成14年4月11日とてんまつされております。ですから、私は平成16年8月就任ですから、2年4カ月前ほど前のことであったと。それで、議員がおっしゃっておられる17年5月2日は、そこを一部埋め戻した日だというふうに記録に残ってございます。これは、確かに埋め戻した日は私の任期内のことであります。 |
以上です。 |
○議長(中島 滋君) | 船越君。 |
◆7番(船越英治君) [ 11 ] | どちらにしても、私の記憶している限り、問題が撃破し、いろいろと町にも来られ、そういった中で、こんな言葉を言うとどうかと思いますけれども、だだっ子がこのことを聞かなければやるよ、やるよというような部分が本当に毎日のように続いたという中であります。先ほども申し上げましたけれども、そういう町長はすぐ解決するような話をしましたけれども、長い長い年月がかかって、相当職員を初め議会等々も苦労しましたよと。そういった中で、最終的にそういった行動に出る、出そうとする、そういう特に職員の方々の心労ということを考えれば、本当に厳しいものだったなというふうに思います。 |
次に、先ほど町長は、私はそんなことは申し上げておりませんという新冠町との合併のことについて移ります。私は、その辺の立ち話を聞いて、この大事な定例会に話をしているのではありません。恐らくその方もどこかで傍聴されていると思います。町長、本当にこれはそういう話がなかったのですね。大事なことですから、もう一度聞きます。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 12 ] | それで、そういうことを私が主導して、これは刺客という言い方はしたくないのですが、だれでも立候補できますから、それは国政においてもそういう形がどんどん行われております。ですから、そういうことを、具体的にお名前とかどの部署におられたとかということを言っていただいたほうが記憶がよみがえるかと思いますので、それは何か問題にしようとしているから、もう過ぎたことを問題にしようとしているから、あえてそれでしたらそういう話をしてもらわないと、私の記憶を呼び起こすのにも限度があるということでございます。 |
○議長(中島 滋君) | 船越君。 |
◆7番(船越英治君) [ 13 ] | 町長、ちょっと勘違いしているのではなかろうかと思いますが、国政レベルでも何でもそういうものは立てれますよと。そのとおりです。しかし、今新冠町と新ひだか町と合併をどうのこうのするという中にあって、我が町がその、刺客という言葉嫌いなようですから使いませんけれども、その隣町のトップがそういうような話をするということ自体がこれはちょっと問題ではなかろうかというふうに思うのですが、それは名前を出せ、出します。出せと言うなら出します。ただ、今この定例会の中で果たしてそれがどうなのかということで、今私ここでちょっとその名前を出すということについての判断はできません。しかし、出せと言うなら出せます。 |
そこで、町長、この新冠町とのあつれきということに関して、町長はまずどのように感じているのか。あつれきはないというふうに思っているのか、この合併の問題についてどう思っているのか、そこをまず聞いて次に移りたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 14 ] | 結婚と同じでございますから、それが破談になったということで、双方言い分があると思います。当然そのあつれきというものは、個人差があると思いますけれども、それぞれの個人にいろいろな形であるというふうには思います。ただ、一方で合併をしたいという多くの声も聞こえてきておりますので、そういうことが行われるのが世の中であると、このように見ております。それで、民主主義のルールに従って選挙が行われると、こういうことでないかと思います。 |
以上です。 |
○議長(中島 滋君) | 船越君。 |
◆7番(船越英治君) [ 15 ] | 民主主義のルールはわかります。しかし、新冠町は結論出したのです。それでも町長は民主主義だから、まだ中にはそういう人がいる。それはないでしょう。方向は決まったのです。いかがですか。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 16 ] | 要するに教科書どおりに言えばそうでしょうけれども、世の中は決してそうは動かない。やはり選挙ということを通して、合併賛成の意見というものを幾らあるのかというようなことを酌み取りたいという意識を持った方がおられたということでございます。ただ、決着がつきましたので、私はお隣の町との、やはりいろんな一部事務組合等でも組んでおりますので、円満なそういったことの運営に努めてきているし、今後も努めてまいりたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 船越君。 |
◆7番(船越英治君) [ 17 ] | 新冠町との合併した後の町長の考えはお聞きいたしましたので、それで町長が新冠町に町長候補を擁立しようという話をした、しない、このことについては私もそれなりの人と相談をいたしまして、はっきりとさせていただきたいというふうに思いますので、ここでもう論ずるつもりはございません。 |
○議長(中島 滋君) | 船越君、ちょっと休憩したいのですが。 |
◆7番(船越英治君) [ 18 ] | はい。 |
○議長(中島 滋君) | 暫時休憩いたします。 |
休憩 午前10時44分
再開 午前11時00分
○議長(中島 滋君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
船越君。 |
◆7番(船越英治君) [ 19 ] | それでは、町長に再度確認をいたします。 |
新冠町にそういった、町長がそういう行為をしようとしたことはなかったと、これでよろしいですね。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 20 ] | 相談を受けたことがあったとすればあったと言えますし、主導して立てる中心人物になったということは一切ございません。 |
○議長(中島 滋君) | 船越君。 |
◆7番(船越英治君) [ 21 ] | 主導するのはなかったと。だけれども、相談は受けたと、こういうことですか。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 22 ] | そのとおりです。 |
○議長(中島 滋君) | 船越君。 |
◆7番(船越英治君) [ 23 ] | これは、行ったり来たりでございますので、その辺は今後はっきりしてくるでしょう。そういうことでご理解をいただきたいと思います。 |
それでは、道営競馬Aibaのことについてお伺いします。先ほど町長は、私があそこから移転するということはあり得ないと、町長が言ったということではないのです。そこの株主がそういうことを言われたのです。ですから、今のそのAibaがどういった状況だとかという話ではないのです。町長は、議会でも車、テナントの場所が、そこにAibaを持っていきたいというような話をしたことございますよね。ですから、私が言っているのは、私たちが何とかピュアの3階に持っていきたいと。当時から町長は、2階が公共施設でございますので、Aiba馬券場を3階に持っていくということはどうかなというような意見も聞いておりましたから、そこでいろいろなものをクリアして何とか行政に、はっきり申し上げまして一番お金のかからない場所だというふうに踏みましたので、何とかそういう意味で皆さんを一つにしてやりたいなということで言ったときにそういう話が株主の中から出たということで、そんなことはあり得ないと、町長が別なところも模索しているから、それは何ぼそこのメンバーであったとしても、そういうことはあり得ないと、こういうことでございますので、今のAibaの云々ということを私は言っているのではありません。そういうことで私が聞きたいのは、そういう一番町長が嫌う疑惑といいますか、会社はそういうテナント料をいただいて会社を経営しているところであります。だれが考えても、そこからAibaがなくなるということは、これは株主さんにしてみれば冗談でないよと。何ぼ静内町であろうと、町長が判断しようと、そういうことにはならぬよと。しかも、町長は設立以来からのそこのメンバーだと。その株主さんいわく、酒井当時道議がそのメンバーにいる。だから、おれたちも入ったという人もいるのだよと。そういう人がいて構成されているところだと。そして、どういう会社なのかも町長は知っているはずだと。そういった中で、ほかに移転するなんて考えられないと。例えばそういう話になったとしても株主の中からブーイングが出るだろう、こういうことでございます。私が言いたかったのはそこなのですけれども、そのAibaの移転ということについては今現在の状況は聞きました。しかし、ポーズだとはっきり言われると、我々も何とか移転をしたいということで頑張ってやっているメンバーが、それは衝撃を受けるのは当然だと思うのです。そういった中で、先ほど今の状況は聞きましたけれども、Aibaのことについて、そしてまたそこのメンバーだという観点から、もう一度町長にちょっとお伺いいたします。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 24 ] | 私が道議会におりましたとき、当時の競馬事務所長ととにかくこのAibaを、そのころはAibaというネーミングでなくてミニ場外という言い方していたのですが、これを展開しないとだめだというのは、オーストラリアの視察をもとにそういうアイデアを実行しようということになって、とにかくあのころのホッカイドウ競馬はもう既に斜陽の右肩下がりでしたので、ぶっつけでつくったということで、ああいうトイレのない狭苦しい環境になっているということです。それで、北海道では第1号のAibaでございますから、私も早期の環境の改善ということにはいろんな方から要請を受けておりまして、やらなければならないということで考えていました。ですから、その株主さんがポーズだと言ったことはまことに心外でありますけれども、ここまで考えていました。要するに契約期間が5年なら5年あると。だから、違約金を払えば3年でもあそこから出ていけるのだなということで、それの金額まで調べて、とにかくより快適な環境に移ることを模索しておったわけでございます。 |
それで、ピュアの3階につきましては、あのころになりますと今度オーナー型の、いわゆるAibaを建ててホッカイドウ競馬に貸すという形が浮上してまいりまして、そうしますと非常にまたこれお金をかけた立派なAibaができるという発想も出てきました。ですから、考えとしてはそちらに傾斜をしておったということもありますし、あのころはピュアの3階、それからウエリントンホテルの地下のプールのあったところ等もどうかという話がございまして、これらを検討したところ、検討までいかないのですが、それを想定してやるとすればどういうネックがあるのかといったところ、消防法ですとかそういったところで、もしも何か事があった場合にわっと集まったファンが逃げる、脱出するという面においていかがなものかというような話も出たりしまして進まなかったと。また、私もそういうふうに思っていなかったということであります。そんなことで、今後については先ほど申し上げたようにタイミングを見て、より快適な状況でAibaができるように努めてまいりたいと思っております。 |
○議長(中島 滋君) | 船越君。 |
◆7番(船越英治君) [ 25 ] | まず、今町長がウエリントンの地下から、それから函館のオーナーから、私もその方ともお会いしましたし、何回かそういうお話も聞いたり、生産者も振興会長、それからGSの社長等々ともいろいろ話ししました。そこで、ことごとく、しずない農協の組合長もおりましたか。そのポーズということでなくて、決断、これは皆さん町長の決断だということで、皆さんがまず酒井町長の決断が悪いなと、これは口をそろえて。お金が云々くんぬんというよりも、思い切ってこのAiba、ちょっと話が前後して申しわけないのですが、今400万かけて、この間町長から行政報告ありましたけれども、Aibaを使っている方々、400万も金使って、おれたちがパイプいす一つ買ってくれないではないかと、こんな言葉さえ出ております。そういった中で、私は何度もそのポーズという言葉は使いたくないですけれども、生産者も何とか日高で一番大きい町静内に、新ひだか町ですか、済みません。そういった中で、あのAibaではだめだということで、これはもう町長、嫌になるほどわかっていると思うのです。それで、先ほども言いましたけれども、酒井町長の決断の悪さには参ったというのが皆さんの意見です。ぜひ言ってくれということでございますので、そういうことでご理解をいただきたいと思います。このAibaのことにつきましては、何とか前向きな方向でやりたいということでございますので、こういう意見を持ち帰ってその方々に話をすると、おまえ、何やってきたのだというふうに言われるかもしれませんけれども、今のところそういう状況にしかあり得ないというふうに判断しましたので、このAibaのことについては終わらせていただきたいと思います。 |
次に、町長がコープさっぽろ、それから鳧舞のことにつきましては、もうこれ以上言うことないと言うから、もう聞くこともいたしません。 | |
最後に、町長は攻めの町政をこれからやるのだということで、財政的な部分からお話をされました。そこで、お伺いしたいのは、この攻め、今までは攻めはなかったのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 26 ] | 攻めの解釈はいろいろできると思いますけれども、先ほども申し上げましたように財政の厳しい中にありまして、議員からも要望のありましたカラマツ大径木の製材工場の支援ですとか、あるいは米の色彩選別機、これは応援ですとか、若干の攻めは行ってまいりました。しかし、これからは私が注目しておりますのは、農業の担い手、漁業もそうでございますが、これをどうしていくかということで、ビニールハウスをやっている方々で年配になりますと、これがもう労働に耐え得れないということで、そこに若手の方を入っていただいて、ノウハウは年配の体の若干動かなくなった方から学んでやっていくとか、そういうことを考えていかないと、基幹的な産業であるこれらが大変衰退をすることで、我が町全体がしぼんでしまうというようなことも考えております。ですから、そういったことにやはり予算を割いてやっていくというようなことも考えてまいりたいと思っております。決断が弱いと言われましたが、それもまた長所でもあると。やはり桜並木は途中でばつばつと決断すると、まだまだ時間がかかっていただろうというようなこともありますし、今後も議員のいろいろなご提言なんかも、特にカラマツには力を入れておられるようですので、踏まえながら攻めの姿勢をとっていくというようなことも考えてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 |
○議長(中島 滋君) | 船越君。 |
◆7番(船越英治君) [ 27 ] | それで、町長、ご答弁はこれから要りません。 |
今日議員の皆さん初め職員の皆さんも、簡単に言うと内輪もめかというようなことも思っている方もおられるかと思いますけれども、私は決してそうは思っておりません。これは、はっきり申し上げまして、旧静内町時代、酒井町長を擁立するに当たって、それはそれは厳しい状況だったということは町長もご存じだと思います。そういった中で、当時静内町に骨を埋めると言った沢田町長と対決をして、沢田町長があのような形になったと。私は、その方に対しても、やはりいいまちづくりをすると。町長は、その決断をするときに涙を流してそう言われたというふうに記憶しております。ですから、私も何とかこの合併した静内、三石、新ひだか町としてうまくいってほしいなと。先ほど町長は、意図的なことで言っているのでないかと、質問しているのでないかと。私は、決してそんなこそくなことは考えておりません。最終的にいいまちづくりということが私の気持ちであります。酒井町長がこれから臨むいいまちづくりであれば私も協力しますし、ただ、今質問した内容の中で1つ、2つ、言う人によれば5つくらい足りないかなと、町長、もっとしっかりすれよという意見がありましたし、私は町民の声をもろに受けます。町長のところに行くのには相当時間がかかろうかと思いますが、私のところにはすぐ電話で入ります。そういったことで、心配をしたということでご理解をいただければいいかなというふうに思っていますので、決して酒井町長の短い足を引っ張るつもりはありません。そういうことでご理解をいただいて、質問を終わらせたいというふうに思います。 |
○議長(中島 滋君) | 次に進みます。 |
4番、平野君。 |
〔4番 平野隆俊君登壇〕
◆4番(平野隆俊君) [ 28 ] | 私は、大きく今回の質問に1点だけ、合併後4年経過の総括についてということで質問しております。その中で3点ほど拾っておりますけれども、総括ということでございますから、質問の最中に少々どこへ飛んでいって再質問出るかわかりませんので、ご理解を賜りたいことが1つと、それからやはり年末お忙しい中でございますから、私もでき得る限り早く質問は終わらせたいと思っています。それだけに、答弁も簡略に端的な答弁でお願いいたしたいというふうにお願いを申し上げておきます。 |
まず、1番目に合併時の相違点の平準化のため、国保税及び上下水道料金の調整は合併時いたしました。しかしながら、いまだ未調整の事案はどれくらい、特にやはり決算審査等を見ますときにかなりのものがまだ調整されていないものが見受けられる。それと同時に、今後どうしてもやはりこれだけは調整できないというものがあれば示していただきたいということでお願いし、資料も請求してございますけれども、出てきた資料は合併時の調整案文だけで、特別なものは何も書かれていないものが出てまいりました。後ほど質問の中でこれは調査させていただきます。 | |
次に、休養施設等特別会計についてでありますけれども、この4年間で赤字の補てんが約1億8,000万、一般会計から繰り入れされております。今回さきの議会で指定しました指定管理者制度の条例が議決されて、現在指定管理者の募集中とのことで10日が締め切りだと伺っております。現在指定管理者の応募状況を伺うと同時に、宿泊施設あるいは研修センター、その他あそこにゲートボール場等の施設もございますが、それらはどのような形の中で処理していくのか。また、今後の募集の中の改善策と私の意見を申し上げていきたいと思いますので、こういった施設の関係等について、募集内容についてお伺いいたしたいと思います。 | |
3番目に過疎地乗り合いタクシーの試行期間が終了いたしました。利用は新聞報道で1件と報道されました。なぜ利用されないのか。あるいは、老人クラブでアンケート調査を行ったと伺っております。その結果、問題点は出てきたと思いますが、明白になっておりますが、今後の対応策ということで伺っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 | |
以上、壇上からの質問を終わります。 |
○議長(中島 滋君) | 本庄総務課長。 |
〔総務課長 本庄康浩君登壇〕
◇総務課長(本庄康浩君) [ 29 ] | 平野議員からのご質問の1点目、合併後4年経過の総括についてのうち1つ目の合併時相違点の平準化に関するご質問についてご答弁を申し上げます。 |
合併前に協議されました各種事務事業の調整方針のうち町政の基本項目や住民関連項目としてAランクに区分されたものは全部で332項目でございます。これらに係る調整方針といたしましては、現行どおり引き継ぐとするものや合併時に統一するとするもの、あるいは合併後に調整するとするものなどさまざまございますが、平野議員のご質問にある合併時相違点の平準化、これにつきましては住民負担等にかかわるものという趣旨かと思いますが、地区ごとに使用料等の住民負担や補助、助成制度の基準などに相違があるものについて、何らかの形で統一すると。この統一は、廃止という形の統一も含んでおりますが、そのような方針が示されているものは、お手元に資料として配付申し上げました合併時相違点の平準化状況ということで配付をさせていただいておりますが、全部で111項目でございます。 | |
そこで、この111項目のうち今現在未調整の事案、例えば各地区における住民負担等が一本化されていないものという趣旨でございますが、これについてはどれくらいかというご質問でございますが、資料のほうにバツ印が記載されている10件となってございます。この10件について、統一が図られていない理由につきましては生活館の使用料のように両地区の設定料金に相当大きな開きがあり、これを統一するには一方の地区住民に大幅な負担増を招いてしまう可能性があり、現在も所管課間で協議を続けております。あるいは、生涯学習実践奨励補助金のように調整方針において新町では補助を行わないことで統一しようとしたものについて、長年の経緯や地域に及ぼす影響の度合いなどから、廃止について地域の理解が得られていないものなど事情はさまざまでございますが、どの案件も調整困難な状況になっているものでございます。いずれにいたしましても、同様の行政サービスに対して住民負担等が異なるという状況は一つの町としてあるべき姿ではございませんので、時間があるものもあると思いますが、鋭意統一に向けて努力をしてまいりたいというように考えてございます。 | |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 竹田商工労働観光課長。 |
〔商工労働観光課長 竹田幸也君登壇〕
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 30 ] | 平野議員からのご質問の合併後4年経過の総括についてのうち2番目の静内温泉関連施設についてのご質問にお答えいたします。 |
温泉施設であります老人福祉センターは、老人の健康増進を目的とし、昭和52年に開設した施設でございます。また、宿泊施設の町民休養ホームは、老人のための保健、休養の場として、また林業研修センターも併設いたしまして昭和54年に開設され、道内及び管内においても先駆けの施設であることから開設当初は多くの利用客でにぎわい、開設から8年目で100万人を超える利用を数えております。しかし、時の流れとともに道内及び管内の各自治体において同種の施設整備が進められ、この影響により年々利用客が減少する傾向となっております。さらに、経年とともに施設設備等の老朽化が目立ち始め、修繕費用や燃油高騰などの影響によりまして維持管理費用が大きく膨らみ、議員ご指摘のとおり赤字補てんのための一般会計からの繰り入れが続く状況となっております。このことから、合併と同時に進められた行財政改革での事業評価において宿泊施設の町民休養ホーム及び併設されております林業研修センターの休止が決定されるとともに、温泉施設の老人福祉センターにつきましても管理運営の見直しが求められていたところでございます。 | |
そこで、このたび老人福祉センターの施設運営を民間事業者の持つ能力やノウハウを活用し、運営面での住民サービスや利便性の向上を図るとともに、議会等からも改善が求められている町の財政負担の削減を目指すことを目的といたしまして、町内に住所を有する法人、その他団体を対象にいたしまして、指定管理者制度の導入に向けた候補者の募集を行ったところでございます。募集期間につきましては、11月10日から12月10日までの1カ月間として決定いたしまして、結果指定管理者候補として申請の提出があったのは2社の法人となっております。今後におきましては、この2社からの提出のあった事業計画書、収支計画書等の関係書類等をもとに町に設置されております指定管理者選定委員会において総合的な審査作業が行われ、最も適当と認める者を指定管理者候補として選定をいたしまして議会にお諮りし、議決を求めることとしております。 | |
なお、宿泊施設の町民休養ホームと併設の林業研修センターについてでございますが、何名かの議員からも施設の活用についてのご提言をいただいているところでございますが、どうしても施設を再開することによる収支のバランスの確保が大きな隘路となっております。維持管理のための費用が大きくなり、利用料収益の差を埋めるには利用料を大幅に上げるか、また町からの繰り入れによる補てんが必要となります。再開に当たりましては、休止前の赤字となっている収支を改善できるものでなければならないと考えております。したがいまして、この両施設につきましては今後における施設の活用方法を含めた検討を重ねていただき、一定の方向性を定めた上で指定管理者制度の導入の検討も含め進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 | |
なお、お手元に議員より要請がございました老人福祉センターの本年4月から11月までの入館者数調べの資料を配付してございますので、ごらんをいただきたいと思います。 | |
資料の説明をさせていただきます。老人福祉センター入館者数調べでございます。本年4月から11月末におきます営業日数は210日となっております。月曜日を休館日として定めてございますが、月曜日が祝日の場合には翌日に変更することの措置を講じております。入館者の内訳を有料と無料に分けて記載してございます。まず、有料入館者数の内訳でございますが、大人が3万9,082人、老人が7,589人、小学生2,310人、幼児2,158人という内訳で、計で5万1,139人の利用となっております。次に、無料入館者数でございますが、まず身障者分といたしまして、大人が1,122人、老人が513人、小学生43人、幼児3人という内訳になっております。その他といたしまして964人となっておりますが、これは主に介護付き添いの方の分でございます。最後に、寿バス分といたしまして1万3,493人という内訳で、計で1万6,138人となっております。11月末現在の入館者合計でございますが、6万7,277人でございます。 | |
以上、ご答弁とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 曽我企画課長。 |
〔企画課長 曽我啓二君登壇〕
◇企画課長(曽我啓二君) [ 31 ] | 平野議員の合併後4年経過の総括についての3点目、過疎地乗り合いタクシーの試行運行の終了に伴う今後の対応策についてご答弁申し上げます。乗り合いタクシーの運行実証実験は、高齢化社会における新たな地域交通体系を構築するため、本年10月1日から11月30日までの2カ月間実施したところですが、利用実績は10月に1件、1名の利用者という結果でした。地域交通を確保するための一つの手段として実施した乗り合いタクシーがどのような理由で利用されなかったとかどのようなニーズがあるのかなど、今後の当町における公共交通システムのあり方等を検討する基礎資料とするため、運行対象地区の65歳以上の方を対象にアンケート調査を実施することとし、ご質問のとおり12月1日に老人クラブの例会の参加者の方135人にアンケート調査のご協力をいただきましたので、その結果について報告させていただきます。まず、属性ですが、性別は男性が41人、女性が89人、不明が5人、年齢階層は60代が3人、70代が69人、80代が54人、90代が5人、不明が4人、家族構成はひとり暮らしが25人、夫婦のみが50人、子供と同居が56人、その他が4人となっております。次に、乗り合いタクシーを利用しなかった理由でありますが、自分で運転する、家族に送迎してもらう、病院バスを利用するという方が91%を占めており、その他少数意見としてはドア・ツー・ドアでないからが0.7%、料金が高いからは4.3%という結果でした。また、乗り合いタクシーの必要性について最も多かったのは、今は必要ないが将来は必要という意見で56%を占め、必要ないが17%、将来の必要性は認識しているものの全体の73%が今は必要ないという意見でした。必要という意見は、わずか6%にとどまるという結果でした。この結果は、あくまでも老人クラブの例会に参加された方々の調査であり、現在より多くの対象者から調査している段階でありますので、今後アンケート結果を参考としながら地域の交通体系のあり方等を検討してまいりたいと考えております。 |
以上、答弁といたします。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 32 ] | まず、1点目の関係についてご質問いたしますけれども、その前にまず第1に今後どうしてもやっぱり平準化するには困難なものがあるかと聞いているが、それについての答えはございませんでしたが、その関係はあるのですか、ないのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 33 ] | 基本的にはないものと。ただ、先ほども壇上で申し上げましたが、いろいろまだ今回の調査というか、これもともとは20年2月に全課から調査したものでございまして、現在も調整はしている、協議中のものが多うございまして、全く無理だということではなくて、ここにも記載がありますが、バッテンのほうでも水産のところや何かも22年度以降というような協議の仕方。それで、すぱっと決められないところを持っているものもあるのですが、少なくとも合併時で調整方針を出しておりますから、ですから時間をかけてでも何らかの形で結果という形は出せるものというふうに私ども担当課では認識をしてございます。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 34 ] | 課長の言っているのはわかりますけれども、まず1つだけ確認しておきたいことがあります。といいますのは、下水道の負担金、分担金、この相違ですね。これについてはできないということで出ているのですが、前に出ていたと思うのですが、その辺は現状のままでいくということで確認してよろしいのですか。これは確認です。 |
○議長(中島 滋君) | 経済部長。 |
◇経済部長(佐藤保広君) [ 35 ] | 申しわけございません。その件につきましては、委員会でも協議がなされていた経過がございますけれども、私どもとしてはこれについては従来どおりの形でいかざるを得ないのでないかという考え方を持っております。 |
○議長(中島 滋君) | 総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 36 ] | 申しわけございません。今の件は合併時から、受益者負担金、分担金の関係でございますけれども、静内処理区受益者負担金は現行どおり新町に引き継ぐ、三石処理区受益者負担金は現行どおり新町に引き継ぐ、静内処理区受益者分担金は下水道排水区域外受益者分担金に名称を変更し、新町に引き継ぐという調整方針がなされておりまして、基本的に平準化というか、何でも統一するという調整方針になってございませんので、今現状調整方針どおりでございますので、そこにつきましては今ほかのものと統一すると言っていたものと同じようには考えておらないです。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 37 ] | そのことはわかっているのです。わかっているから確認しているのです。将来的にそういう問題が発生したら困るから、今ここで確認しているのです。だから、それはしないのだということで理解をしているから私は、それでよろしいです。 |
さて、それでは伺いますけれども、いわゆるこの調整というものは文章的には確かにここに書かれているのです。この表で出ているのです。しかしながら、やはり合併後4年たってまいりますと、いろいろなものが統一されていかなければならない。特に会計上においては、この間も決算審査の中に出てまいりました。支所会計というのが出てくるのです、決算の中に。別なのです。例えば教育委員会なら教育課三石分室の決算書類が出てくる、あるいは福祉課なら福祉課というものが出てくる。なぜこれ統一されていかないのですか。できないのですかと、だから聞いているのです。調整がこんなものあれだと言っているのは、そこなのです。そういったものがやはり一つの町として進んでいく場合において、本所会計だ、支所会計だとあるのですかというのです、私。おかしいのではないのと。それは、1年目はわかります。だけれども、この間審査して、もう3年目です。20年の決算です。そこにまだ出てくるのです。ここに表も私つくってあります。だから、そういったものがどうしてできないのだというふうに伺っているのです。 |
○議長(中島 滋君) | 総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 38 ] | 私のほうからご答弁申し上げますが、今平野議員おっしゃっているのは、要するに予算の見方がございまして、今の予算というのは事業別予算で組んでおります。それと、もう一つは、組織がございまして、おっしゃっているとおり本庁、静内庁舎にも課がございますし、三石庁舎にも課がございます。その課それぞれ予算を持っておりまして、予算の配当、これは財政の仕組みの中で今の財務会計システム自体が予算の配当方式をとっておりますから、例でいいますと本庁の総務課の予算を持っている。これは、科目がいろいろ分かれております。一方では、支所の総務企画でも持ってございますし、それは予算配当をしておりまして、決算時にその持っている担当の決算をするという意味で今平野議員がおっしゃっているような決算の仕方になっているということでございますから、これは今の組織の中ではそういう執行状況だということでご理解いただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 39 ] | 現状の予算の執行上はわかります。でも、町の中には行政改革、これちゃんと組織をつくって検討していますよね。その中で1つの例をとってみますと、ごみ袋なのです。私、前からもお話ししています。今なお静内方式がいいということで、利用料割り戻し方式をとっていますね。何でこんな無駄な事務するのですかと私言いたいのです。もっと合理化をしていかなければならない。特にこの前期の町政の執行に当たって、町長は民間的な思想のもとに、発想のもとに行政の改革を進めていくというお話をなさっております。私もそれには大いに賛成です。ところが、これを見てもわかるとおり、三石方式は仕入れ方式です。1枚の伝票で終わりなのです。これでいきますと、使用料、手数料支払いの方式でいきますと、1つの袋を扱うのに6枚の伝票を切らなければならないのです。こんな無駄なことが行政の中だから行われるのです。町長の言っている民間的な方式といったら1枚で終わるのです。やる事務というものは、いかに敏速に事務処理をするか、しかも能率を上げるかなのです。もしもこれにこれだけかけるのなら、私に言わせたら、この町税の徴収するのに職員の大変なときに、そんな手間があるのならそちらに回ってでもやってもらったらずっと能率が上がるのではないかということを言いたいです。だから、行政改革という言葉があるけれども、一つも進んでいないのでないのかと。確かに町長の言われるように、行政改革については公債費あるいは経常収支比率を下げました。それで効果を上げたということを言われるかもしれません。しかし、本家本元のその財源のもとは、交付税が増えたから何とかなったのではないですか、実際は。だから、今年の臨時経済対策にもそういった形の中でできたけれども、やはり本当にやろうとしていることは、そういったものの一番大切なものは経常経費の節減でしょう。だから、事務の能率化ということについては、やはり全然進んでいないのではないのと。その辺、どう考えて取り組もうとしているのか伺っておきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 40 ] | ごみ袋の取り扱いについては、これは改善しているというふうに私思っておりますので、担当のほうから後ほど答えると思いますが、ただ後段の部分で事務改善等については、議員皆さんご承知のとおり、行財政改革の中でかなり改善してきているということで考えておりますし、財政的な部分で申し上げますと、確かに今年度交付税がかなり増えていると。総枠で6.6%ぐらい、国全体の地方交付税の総額が増えておりますので、当然今年の交付税の額も増えてきていると、これは間違いないわけです。ただしかし、今年20年度決算でいう実質公債費比率ですとか経常収支比率、これは20年度決算ですから、これは財政の健全化ということで、それまでかなり経常経費を削減してきていると、そういうものが結果にあらわれてきているのでないかというふうに思っております。ただしかし、だからといって来年度以降どうなるのかということで、皆さんご承知のように政権交代の中で地方交付税の総額もまだ見えない、あるいは町財政計画もまだ出てきていないという中で不透明な部分が多いものですから、そういう部分は十分情報を収集して対応していかなければならないというふうには思っております。 |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 支所町民福祉課長。 |
◇三石総合支所町民福祉課長(岩渕勇次君) [ 41 ] | 関連で指定のごみ袋の取り扱いが出ましたので、私支所の町民福祉課よりお答えさせていただきます。 |
まず、この指定のごみ袋の取り扱いにつきましては、合併時の調整におきまして旧静内方式の取扱店の預かり方式を採用して現在に至っております。その後、取扱店からできるだけ簡素化していただきたいと、そのような要望がありまして、取扱店の申請だとか審査の登録、契約の期間などにつきまして簡素化を図ってまいりました。また、指定ごみ袋を取り扱う業務につきましては、預かり方式で対応させていただいておりますので、旧三石町の買い取り方式で対応してきました取扱店にとりましては、仕入れから販売代金の納入までの一連の過程におきまして事務量が増えましたことは、平野議員にご指摘されたとおりでございます。町といたしましても、現行の預かり方式を選択いたしました理由としまして、まず現金で仕入れをしないということで在庫がある程度確保ができまして、在庫切れを防ぐということが1つございます。それから、経営規模の大きい小さいに関係なく、すべての事業所にいつでも取り扱ってもらうようにということで選択した方法でもございます。住宅が少ない地域のお店などでも取り扱っていただき、町民の皆さんが近くのお店で買えるような、そのような環境を整えていくことも行政としては大切なことと考えての方法でございますので、どうか今後におかれましても取扱店の皆さんにご理解とご協力をいただきたいと思っております。また、取扱店の事務につきましては、現在商工会でも協力をいただいておりますが、今後とも簡素化できる事務などにつきましては、静内、三石それぞれの取扱店のご意見もいただきながら対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 | |
なお、職員の事務が増えまして、事務の合理化の観点から外れているのではないかというご指摘でございますけれども、現行の方式と旧三石町の方式を比較した場合、確かに納入通知書の発行が旧方式ですと月に商工会1枚で済んでいたということがございまして、現在の方式では最も多い月で最大25店舗に発行するという事務が増えておりますが、町といたしましても町民の方々より手数料をいただく関係上、必要最大限の手続として事務を進めておりますので、何とぞご理解をいただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 42 ] | 私は、それほど町に、財政的に余裕ない、余裕ないと言っているのに、それだけ人件費をかけなければならないのですかと言いたいのです。それよりも、町長は民間的な発想の中でこの4年間行政を進めるということできたけれども、私に言わせるとやはり事務の簡素化とかいろんなものを見るときに、一つの例を挙げて言います。定住促進事業とありますね。これ他の町のまねごとなのです、みんな。どうしても行政は物まね行政になってしまうのです。伊達市が進んだ。だけれども、私を含めて高齢者です。すぐ介護なのです。私も間もなく介護になるでしょう。そういう方々をここの町の行政の中に集めてきて何になるのですか。やはり定住促進といっても、生産に結びつく定住促進にすべきだと私は思うのです。 |
一つの例を挙げましょう。三石地区で10年間行われているレディースツアーという一つの事業がございます。これは、軽種馬青年部が行っている事業なのです。企画課長はご存じかどうか知りません。特別お金をかけているわけではないのです。観光会社、旅行会社と契約をして1年に1度のツアーを組んでいるのです。そして来て、牧場の実習あるいは種馬所の見学、あるいは地域軽種馬青年部との一晩の交流会、そういうのを開いています。元三石町は、その交流会に何がしかの経費を出して、一時は副町長や課長も出ましたけれども、かた苦しくなるから来るなと、来ないでいただきたいと、我々は我々でやるのだということでやっています。ところが、それの効果というものは花嫁6人も来ているのです。そういったことがその町の発展につながっているのです。年寄りを連れてくるよりもそれなのです。そういうことに力を入れてもらいたい。 | |
それから、一つの例を取り上げると、例えば平取のトマトあります。あれだって22億売れている。大変立派なものです。農協と町が一体となってやっているからです。ところが、そこに一番の問題は、我々の花も同じなのです。三石地区の花も夫婦でやったときに6棟が限度なのです。そうすると、坪2万円でも1,000万か1,200万が限度なのです、売り上げ。これ以上伸ばそうと思っても伸びていかないです。それは、今の花の売り上げの6億、7億というところでとまってくるのです。なぜか。労力不足なのです。平取もやはりそういった中でも研修という名のもとに労務者を入れています。それで、やはり伸びていけるのです。だから、同じ定住促進、事業を促進するにしても、そういった生きた生産に結びつくところに目を向けていっていただきたいということなのです、私の希望しているのは。 | |
ですから、民間的発想というものは、今までの中で町長の意を職員が受けて理解していなかったのか、町長の指導が足りなかったのか、それはわかりませんけれども、そういった点で今後のそういうことについて、この問題長くしているわけにいきませんので、町長の見解だけ伺って終わります。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 43 ] | お答えいたします。 |
平野議員のご指摘伺っていまして、もっともだと思っています。生産に結びつく定住あるいは移住ということは本当に肝要なことであると思っていまして、そういったことで先ほどのハウス園芸の取り組みもその次の担い手、それは地元では探せないかもしれません。ですから、平取さんの取り組みでいいことは我々もそういった取り組まさせていただくということで、今後頑張ってやっていくべきだと考えております。 | |
レディースツアーの話もうなずけます。私もお招きを受けまして、結婚披露宴であいさつもさせていただいておりますので、その2組の方はたしか京都と、もう一人の方も関西の方だったと思いますが、ごく最近結婚されたということで、これらもかつて似たようなこと行われていましたけれども、これからのやはり施策のとっていくべき方向性の一つだと思っています。 | |
以上です。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君、昼からしたいのですけれども、よろしいですか。 |
暫時休憩いたします。 |
休憩 午前11時58分
再開 午後 1時01分
○議長(中島 滋君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 44 ] | それでは次に、温泉関係について質問したいと思いますが、まず課長に伺いますけれども、温泉施設の公債費は20年度でもって終わるということになっておりますが、これは理解しますけれども、そのほかに宿泊施設、研修センター、屋内ゲートボール場等の公債費の残債はあるのかどうかということが1点、その1点だけ先に聞きます。 |
○議長(中島 滋君) | 商工労働観光課長。 |
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 45 ] | まず、今ご質問のとおり、温泉施設についての公債費は20年度で完済をしてございます。それと、ちょっと年度は特定できませんが、宿泊のほうももう完済してございます。あとゲートボール場の関係はちょっと私承知していないのですが、その2つは完済してございます。 |
○議長(中島 滋君) | 総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 46 ] | 今商工労働観光課長が答えておりますが、温泉関係は終わっておりますし、それからもう一つ屋外ゲートボール場、これも完済しておりまして、公債費はございませんので、ご理解いただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 47 ] | 公債費がないということで非常に安心したところですけれども、ではこの今回の指定管理者制度の中にこの3つは含まれていないのですね。そうしたときに、これの管理費は幾らかかるのですか、外した分。 |
○議長(中島 滋君) | 商工労働観光課長。 |
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 48 ] | まず初めに、温泉施設近くにありますゲートボール場につきましては、私どもの管理する施設でございませんでして、教育委員会のほうで管理しているものでございます。 |
それで、今休止になっている宿泊施設のほうの経費でございますが、具体的に言えば本当は土地代も宿泊施設と温泉施設に分けてお支払いするべきなのですが、その土地代につきましては温泉のほうの会計で全部支払っていますので、具体的に宿泊施設の維持管理でかかっているものといいますと、電気代の基本料と点検費の程度でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 49 ] | ここに指定管理者の云々ということで参考資料の中に今の言っている地代やそういったものは引いた金額の計算がここに出て、指定管理者に参考資料として出ています。その中には、地代を引くことになって、引いて出してありますけれども、それはそれとしながら温泉施設に入ればそっちのほうで持たなければならない、外せば別な会計で持たなければならないということはわかるのですが、さてそこで施設に行くのだけれども、このことについては非常にやはり問題だなと思って見ていることは、先ほど入館者の調べの中で11月末現在で6万7,000人の入館者がいるというご報告がございました。片や三石の「蔵三」の資料をこの間いただいた中で見ますと、これは10月末現在なのです、もらったのは。11月末ではない。10月末現在で8万2,000人入っています。それから、もう一つ参考になるのは、宿泊人数で昨年対比の中で10月末までに560人増えているという状況があります。「蔵三」の場合です。そういうところを見て、ここで参考で見てみますと、静内温泉、休養施設の場合においては18年度において、これはあくまでも前年対比です。5,200人の減、19年度においては7,300人の減、20年度においては1万2,800人の減になっているのです。今年の数字からいくと、とんでもない数字になってくると思うのです。こういった大きな要因は行革なり何かで検討されておると思いますが、これは課長の答弁よりこちらのほうが、副町長なりそちらのほうに答弁を求めたほうがよろしいかと思うが、こういった推移の流れを見ながら今回の指定管理者にしようとしているけれども、どの点を改善して指定管理者に委託をしようとしているのか伺っておきたいと思います。副町長でも、そちらにしていただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 商工労働観光課長。 |
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 50 ] | 先ほど壇上でもちょっとお答えしてございますが、年々静内温泉につきましては利用者の数が減少しているのは、これは事実でございます。今年も、先ほど資料でご説明しましたが、11月末で6万7,000人というふうな利用がございまして、このままの数字で推移すると、今年もやっぱり前年と比べて相当落ち込みがあるのでないかと考えてございます。それで、今回の指定管理者導入の部分につきましては、この指定管理者を導入することによりまして、もっとよりよい住民サービス、これは民間のノウハウ、能力みたいなものをフルに活用してもらって、そういった住民サービスの向上、利便性の向上みたいなものを図ることができるのでないかと。それと、もう一つ大きなものは、今まで赤字続きでございますので、その赤字補てんを続けてきたのですが、町が負担する経費の部分を、いろんな独自事業をフルにやっていただいて、町が補てんする部分の額をできる限り削減していくといったねらいでございます。その2つが指定管理者導入のねらいでございます。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 51 ] | 言っていることは、言葉の上ではわかるのですが、行政では何のサービスもアイデアも出ませんと言っているのです、今の言っている言葉は。だから、副町長に聞いているのです。課長ではもう限界ですよと、この現状の体制の中で。これ言っていることは丸投げでしょう、早く言えば。業者に任せて、今まで管理が云々と言われている。だけれども、もう行政の中では限界だと。だから、そちらのほうに指定管理者に任せた。何の改善もなされていないのです。改善策どこにも出ていないのです。ただ、民間の人のノウハウを借りてというだけなのです。どうやって借りるのですか、これ。人は減ってくる、経費だけは同じだ。去年の見ても、今年の21年度の予算を見ても、昨年度の20年度の決算の中には公債費500万入っていました。今年は、公債費はないのです。それでも同じ金額です、町からの持ち出しが。そういう状況の中で、どうしてこうなるのだと。単なる指定管理者という言葉だけれども、できるのですかと。ただ、同じ経費で管理だけしてくださいと。管理費の人件費を何ぼかでも安くなればそれでいいのですという形ですか。これなら、これほど厳しいものの中では1つの町に温浴施設が2つ必要なのかという意見も出てまいります、そういったもの。 |
それから、民間施設のノウハウ云々と言いますけれども、私はやはり日高管内の温泉施設の入浴料を見ますときに、他町は全部500円です。我が町だけ400円です。これで財政的に云々と。どうしてもやはりそこに温浴施設だけは維持していきたいとするならば、受益者負担も求めながら100円の値上げもしていくのも一つの視野でないのか。この条例を見ますときに、これは議会でなかったら決められませんね、入浴料の値上げの関係は。だから、そういうものも含めながら、業者の中で考えれるものはしていかなければならない。 | |
それから、もう一点言えることは、高いから行かないのだという意見も出るかもしれません。しかし、隣の新冠のレ・コードの湯ですか、あちらのほうからこの町の中にバスが回ってきています。初めのうちは乗っていませんでした。このごろ乗っています。行かれる方は増えていますね。我が町に行けば400円、向こう行けば500円です。なぜ行くのだということなのです。その辺、検討されたことがございますかどうか。 |
○議長(中島 滋君) | 商工労働観光課長。 |
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 52 ] | 私も何度かレ・コードの湯に行ったことがございますが、大きな違いといいますか、あるのはやっぱり施設の整備の充実さだと思います。レ・コードのほうは露天ぶろも整備していますし、軽食をとれるような施設もございますし、売店もある程度充実をしていると。片やうちのほうの施設につきましては、露天ぶろもないですし、軽食をとれるような施設整備もございません。そういったもので、やっぱりどう比較してみても、施設の充実性という形では静内温泉のほうは劣るというふうなことで利用客が減ってきているのだというふうなことで考えてございます。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 53 ] | だから、その辺のところはあれだけれども、先ほどから聞いていても、副町長も全然答えようとしない、課長一本で答えていますけれども、これは経営姿勢の本当の根幹なのです。課長一存の、課長の言葉で物事が処理できる問題ではないのです。トップがきちっとした判断をして指示をしない限り、課長はただ苦しんで答弁しているだけではないですか。これを見てもわかるとおり、私はやはりこの温浴施設を我が町からなくしたくないという姿勢であればあるほど、その対策をきちっとしたものを立てなければだめなのだと。指定管理者が云々でないのです。指定管理者だって運営できるのは何か。三石の「蔵三」の場合だって何とか運営をペイしていけるのはどこだと思っているのですか。宿泊者なのです。入浴者で例えば10万人入ったって420で4,200万しかないのです。そこなのです。だから、そういったものを考え、今課長が言われた軽食喫茶だとかいろいろ、それは民間ならやってくれそうでしょう、考えの中で。だから、どこまで物をやろうとして、この町長が言っている民間施設の云々、民間活力の運用あるいは民間的な発想の中での物の進めというものはどのように考えて委託をしようとしているのか、町長に伺って終わりますから、答弁してください。 |
○議長(中島 滋君) | 富田副町長。 |
◎副町長(富田 泰君) [ 54 ] | 前段の指定管理者制度についての丸投げではないかというようなご質問でございます。ここまで、昭和52年、日帰りのほうは51年からでしょうか、運営してきていまして、利用実態も平野議員がご質問の中でおっしゃっておりましたように、かつては10万人以上も利用客、温泉のほうだけで、日帰りのほうだけでもあったものが減少傾向にあってここまできていると。特に施設の老朽化等もございまして、温泉の質自体はすごく人気があるというふうに思っておりますが、悲しいかな、実態としてこういう形になってきている。行政が運営するには、正直申し上げて、今5,000万円ほどの収支赤字という状況になっておりますが、もう限界があるのではないかと、そういうことで民間のノウハウ、ただ単におふろに入って帰っていただくだけでなくて、例えばあそこで何かイベント的なものも展開するとか、あるいは食事を提供するものが、施設が必要であればこちらも整備しなければならないでしょうけれども、その辺のアイデア等も指定管理者の公募の中で提供していただいて、よりよく利用していただけるような方向に持っていきたいと、このようなことから指定管理者制度に踏み切って、のっとって公募をして、いいアイデアがあれば、それに基づいて展開をしていくという方向を探っているという状況でございます。ですから、出された提案の内容によりまして、民が直接やれる分もありますから、その辺をよく検討させていただいてお願いしていくという方法で何とか活性化できないかと。なおかつ多少でも赤字を小さくできないかと、こういうことで踏み切ったものでございます。 |
それで、質問の中で料金のこともございました。現実には使用料は入湯税含めて400円ということで実質300円でございます。その改定のことについても出ましたが、現状の施設の中でそれを改定してということには非常に無理があるのではないかというふうに思っております。その辺は、指定管理者になりますと利用料という形で、提案の中でもしかしたらその辺を上げていただけるわということももしかしたらあるのかもわかりません。まだ見ておりませんけれども、それらを含めた中でこの運営について検討していきたい。なおかつ、平野議員がおっしゃるのは、ただ単に日帰りのほうだけの運営では無理があるのではないかと。宿泊施設とセットでやらないとなかなか、むしろ日帰りのほうも利用客が増えないのではないかというような懸念の中での質問かもしれません。今回の指定管理者の部分については、休養ホーム、すなわち宿泊施設のほうが現在休止という状況になってございますので、一たん外しております。ただ、民間サイドの中で提案として、その辺も含めてやったほうが効率的だというような提案がもし出てくれば、その辺も検討しなければならないことだというふうに私どもは考えておりました。現実には、そういう形で一たん指定管理者に応募されてくる方がどういう考え方で、どういう運営方針で出されてくるか非常に興味を持って中身を審査なり検討してみたいと、このように思っておりまして、そういうことで指定管理者制度に踏み切って検討を進めたいということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 55 ] | これ以上質問してもなかなか出てこないと思いますけれども、とにかく平成8年から今までの20年まで見ても、入館者が15万人から10万人に減っているというのが実態ですよね。ですから、あくまでも他にすがっている、他人の物まねですべて行政は動いているのかなというふうに思います。独自性のある、我が町独自のものを考え出してやっぱりやっていただかなければならないなということを痛感しているのです。ですから、その辺は今後指定管理者に移行させるにしても十分配慮しながら、やはり宿泊施設の活用とかいろいろなものを考えながらやっていただきたいということだけ注文して、この案件は終わります。 |
それでは次に、乗り合いタクシーの関係で伺いますけれども、アンケートの関係が出ていました。その前に、乗り合いタクシーを利用された方は1名、それからもう一つ、有償過疎運送の利用者が1名、この人たちが後続かなかった理由について意見を伺ったことございますか。 |
○議長(中島 滋君) | 企画課長。 |
◇企画課長(曽我啓二君) [ 56 ] | 今アンケート中でございまして、特にほかからは意見は聞いておりません。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 57 ] | アンケート調査するのはいいのだ。ここにアンケートの資料出ています。私も持っていますけれども、その前になぜ利用しなかったのか、利用してくれないのだということについて、利用した人の感想を聞いたことあるのですかと私聞いているのだ。私は聞いていますから聞くのです。料金が高くて利用できませんです。もう一つは、乗り合いタクシーのほうは、行くときは予約できたけれども、帰りいつ帰るかわからないから予約できないというのです。この意見なのです、お聞きしたら。そして、今老人クラブに意見を聞いているということでアンケートとっている。老人クラブに意見を聞いて何がわかるのですか。先ほども言われました。利用されていますか。何で動いていますか、自家用車。自家用車だと言った人にこの乗り合いタクシーの利用するか、そんなこと必要ありますか。設問にそうやって書いてあるのです。全然違うのでないですか、調べようと思っていること。どうしてこの人らが利用できないのか。私は、前から言っているのです。老人クラブに出席できる人は、健常者で自分で動ける人なのです。だから、利用できるのです。老人クラブに来れるのです。その人たちにアンケートとって何が出てくるのですか。将来利用したい、必要だというのが先ほども73%あると言いましたか、こういう数字でしたね。だから、必要性はわかっているのです。だけれども、今は低い年金で生活する場合においては、料金が高くてできないというのが一番先の話なのです。問題は、各家庭で、ここにも介護の関係で表をいただいておりますけれども、本当に動けない人は介護なのです。介護で行けるのです。利用できるのです。ところが、そこの谷間のグレーゾーンです。結局老人クラブにも行けないのだと。そうかといいながら、介護までもいっていないのだと。この人たちなのです、問題なのは。 |
例えばさきの商品券、この問題言ってみましょうか。最初は農協にも利用させましょう、どこへ行きましょうと。町民ひとしく平等だから、全員に使えるようにしましょうと言っていた。いつの間にか農協はだめですよとなってきた。どこでどうやって決めたのか知りません。議会の中では、一応町民ひとしく平等だから全員にという話がありました。しかし、どこでどうやって消えたかわからないけれども、最終的には農協がなくなった。なぜか。町長がひとしく公正、公平と、原則で町政は運営しますと言っているのです。合併後、過疎地という言葉を使えば弊害あるかもしれませんけれども、辺地の中でやはり一番合併に対して不満を持っているのは辺地の方々の利便性なのです。交通の利便性なのです。サービスの低下なのです。ここなのです、問題は。その辺、町長考えているのですか。町政の執行に当たって、税金や、先ほどの健康保険税ではないですけれども、合併と同時に3月すぐ上げましょうと、22年度で終わりますけれども、そこまで上げましょうと。すぐ三石地区も負担をしてください。大きなもとは何だ。税金払わない、集まらない、そのペナルティーの分が今も2億7,000万、先ほどのあれでも2億9,000万になろうとしています、来年においては。そういう状況下の中で、それを補てんするためにその区域の方々に対して負担を求めたということなのです。それは、一方的な考え方と言えばそう見えるかもしれません。しかし、それが現実なのです。だから、負担だけは公平に負担してください。地域に住んでいる、辺地に住んでいる人は勝手に住んでいるのだから、あなたら、それはしようがないのですよ、町では面倒見ませんよという姿勢では困るのです。ただ、我が町には病院バス、温泉バスあるいは通学バス、これらは動いています。乗れる人はいいのです。だから、そういったことに対する対策というものは考えていかなければならないのでないのかなと思います。 | |
さて、話題を変えますけれども、先般の新聞で新冠町では太陽、里平ですか、あそこに試行期間の無料のあれが出ていましたね。あるいは、旧日高町と言ったほうがいいかな、そのほうがわかりやすいかもしれません。日高町に今なっていますけれども、旧日高町の千栄、岩内線、ここも無料の試行期間をつくっています。ところが、岩内のあちらのほうには1日にバス4便走っています。そして、千栄線は8便走っています。ただ、あそこの地域はとねっこの湯に行くのには月に1回の無料バスしかないという、あの辺地のほうですから、そういうお話を伺いました。それから、新冠の里平、あの辺については1日にバス4回以上走っています。そのほかに病院バスも走っています。通学バスも走っています。温泉バスはとねっこの湯ですから、これはあれなのですが、そういったところでもそれを行おうとしているのです。これ、どうとらえて、どう分析しているのか伺っておきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 石原主幹。 |
◇企画課主幹(石原義弘君) [ 58 ] | 今の新冠、それから旧日高町の試行運行に関しましては、これは今国のほうで進めております交通の地域再生化計画、この中で試行運行として取り組んでいる事業でございます。これに関しては、その試行運行に係る経費等すべて国の補助金等で賄えるというものではございますが、いずれにしても両町とも非常に短い期間ではありますけれども、そういった試行運行をやられているということでございます。うちのほう、我が町のほうは、こういったことではなくて、独自ということで実施をしてございます。先ほど課長も答弁させていただきましたけれども、現在なぜ利用しなかったのか、皆さんは一体どんなものを求めているのか、そういったことも踏まえながら今アンケート調査を行っております。アンケート調査の中で、なぜ老人クラブなのかというお話がございました。老人クラブの方々に関しましては、当初この乗り合いタクシーの実証実験を行う際にもご説明をさせていただいておりました。当然そのご報告をさせていただく。それから、将来的なこともご意見を伺うということでアンケート調査にご協力をいただきました。議員おっしゃるように、本当に今困っている一歩手前というか、ちょっと言葉があれですけれども、そういった方々はどうしているのだというのは当然です。今私たちがアンケート調査を行おうとしているのは、この対象地区には約500世帯ほどの65歳以上の方々がいらっしゃいます。この方を中心として約60%程度の7割近い方々にアンケート調査にご協力いただきたいということで今取り組んでおります。この問題につきましては、アンケート調査を終了後分析をいたしまして、また皆さんのほうにご報告をさせていただきたいというように考えてございます。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 59 ] | 国の施策の中で新冠も旧日高町もやっているのだというお話でした。私は、直接新冠の役場にも電話し、約1時間お話ししました。日高町とも約1時間お話ししました。いわゆる交通体系の見直しなのです。それは、何が対象かと。やっぱり私の言っているところなのです。この方々を救うための施策なのです。健常者は、バスでもどこでも行けるのです。都合のいい話で、国の助成があるから何からと。今度はなくなります、言いわけは。町の中で独自の施策を打っていかなければならなくなるのです、この民主党の政治の中で。今仕分け事業や、いろんな中でそういうものが出てきています。それで、私は先ほども言うように、老人クラブのアンケートと言うけれども、何が出てくるのですかと私が言っているのはそこなのです。ここに家族構成はとあります、3問。4問目には、病院や買い物に行くのに、ふだんどのように利用していますか。自家用車ですか、家族に送ってもらっていますか、バスやスクールバスを利用していますかということなのです。ここで自分で車を運転して行くと書いた人が後に何書くところあるのですか。その後に、あなたはどこの病院に通っていますか、これはわかります。その中に三石、あるいは浦河の日赤、静内地区の病院というふうになっています。では、書いているこの調査の項の中には浦河と書いてあるのだが、日赤まで何らかの方法で輸送してあげようという配慮があって質問しているのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 60 ] | 平野議員のおっしゃる、懸念しているところは、十分私ども理解しているつもりでございます。それで、この問題は、簡単にはとにかくいかないと私は思っています。というのは、今三石地区の話で申されておりますけれども、これは新ひだか町全体の交通体系をどうするのかということを考えていかないと、一部だけでは済まないわけです。それと、もう一つ言いたいのは、今の財政状況の中で、それでは庁内をくまなくバスを走らせる、しかも無料で走らせるということが可能かどうかということを考えますと、これは無理があるわけです。これを一つ頭に入れてほしいと思います。それと、今の平野議員の質問の中でおっしゃっていた合併後交通サービスが低下したと、これは私違うと思っていますから。というのは、三石地区の本桐、歌笛、川上地区の交通体系見ますと、それまで旧町で道南バスたしか走っておりまして、旧町の中で廃止されているということで、それを考えますと合併して廃止されたわけでないわけで、そういう意味では地域の交通体系は変わっていないというふうに私理解しております。ただしかし、今おっしゃっている方々、健常者はいいと。そうでない、いわゆるブラックボックスといいますか、そういうボーダーラインといいますか、そういう部分の方々のことは十分わかります。わかりますけれども、全員を町がそれを無料で走らせて対応できるかと、これ絶対無理があると私思っていますから。ただしかし、現状の中でスクールバスの混乗ですとか医療バスですとか、これ無料ですから、医療バスも。もちろん温泉バスもございます。それぞれ地域の人方が行く目的もそれぞれ違うと思います。病院に行く方、それから買い物に行く方、全然違いますから、出発点はそれぞれの地域だと思いますけれども、行き先が違いますから、そういう面で非常に難しい問題だと私理解しております。それで、今までいろんな検討しておりますけれども、なかなかこれといった策が見出せないというのが現実なわけです。スクールバスの混乗ですとか、今温泉バスでとか路線バス、いわゆる道南バスですね、こういう経路ですとかルート、時間、こういうものもすべて出してみて、そして比較しながら、何とか対応できないかということで事務的にも詰めてきましたけれども、なかなか本当に抜本的な解決策が見出せないというのが現実ですから、今のままでいきますとなかなか難しいというのが一つ言えることです。ですから、今の制度の中で地域の皆さんは活用していただく。福祉の関係もありますし、今言った混乗もありますし、その中で町としても何とかその辺、町全体の中で公共交通体系がとれないかということで考えていかなければならないというふうに思っていますけれども、なかなかドア・ツー・ドアーですとか、そういうことも含めて難しい面があるということをご理解いただきたいと思います。 |
以上です。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 61 ] | 机上の上では話は簡単です。冷たい話できます。 |
合併前においては、役場へ来るのに15分で来れたのです。今1時間です。何も不便かけていないと言うけれども、そんなことではないでしょう。一つの自治会長が会議で呼ばれても、今まで10分で来れたのが1時間かかって来るのです。15分の会議でも半日つぶれてしまうのです。そういう状況なのです。それをちゃんと把握した中で物を言ってもらわないと、不便はかけていない、そして逃げ言葉が財政だというのです。お金はつくればできるのです。それは、知恵の持ち方です。私は、だから先ほど言った人件費の関係についてもごみ袋の関係だって、一つの事務の進め方によっては浮くではないですかと言っているのです。行革の中でそういうものが全然認められていないのです。やっていないのです。一つの何かめど立ったなと思ったら、もう安心感の中で物が動いているというのが現状です。だから、この設問でもこういう質問の中から何が生まれてくるのだと言っているのです。質問を聞いても、乗り合いタクシーを利用しなかった理由を教えてください、自分の車で運転するから、こんな人らに何出てくるのですか。一番の問題は、こういった方々に聞くということ自体が私不思議に思っているのです。物忘れの本当に激しい方々の年代なのです。私を含めてそうなのです。言っていることも後から忘れてくることが多いのです。それから、将来的に云々、そこまで頭が回りません。一番私が言いたいのは、地域の方々の状況を知っているのはどの機関だと思いますか、そういった生活の中で。民生委員の方々ではないですか。町は、そういった関係において、いろいろな生活の関係において民生委員の方々にお願いしているのではないですか。そういった実情を一番つかまえているのは民生委員の方々ではないですか。なぜそうした人の意見を聞こうとしないのですか。一番的確な回答が出てくると思います。町でつくっている、そしていろんな福祉関係、いろんなものを検討してもらって見てもらっている。実際に現地を見てもらっていただいている民生委員の方々の意見をなぜ聴取しないのですか。民生委員は用事ないのですか。聞きたくないですか。その辺伺っておきます。 |
○議長(中島 滋君) | 総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 62 ] | アンケートの関係で申し上げたいと思いますが、私決して老人クラブのアンケート、これは必要ないとは思っておりません。というのは、その地域に住んでいる方ですから、当然それは意見として伺うと、これは必要でないかなというふうに思います。 |
それから、今企画のほうで、担当のほうで答えておりますが、今この後ほかの方々に、地域の方々にアンケートをとって意向を把握したい、こういうこともございます。 | |
それから、平野議員おっしゃっている民生委員の方が一番わかっているのであれば、今後この後民生委員の方にもアンケートをしたいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 63 ] | 全く、そうすると今民生委員の話を私がしたから初めて聞いてみましょうかというようなことでしょう。どこに目をつけているのですかと私言いたいのです。町が委託して、そしてそういった方々の面倒を見てもらっている民生委員の人に配慮、全然頭も回っていなかったと。これは、失礼な話ではないですか。私に言わせたら、そう言います。 |
それから、財政的な話しすると。結局、新冠にしても日高町にしても、先ほど企画部長は無料というお話をされました。向こうは無料でないです、考えていること。有料です。有料で何とかしようと思っているのです、体系の中で。今は試行期間だから、例えば太陽から新冠まで出てくるのに1万6,000円のタクシー代を往復分払っています。そして、試行期間でやってもらっている。予約をとりながら、乗る人は無料です。そういう形でやっているのです。何もここで無料だと、全部無料で運べなんて私言っているのでないのです。線引きだって大変なのです。無料で運ぶなら、だれでも乗せてくれと言うのです。そうではない。やっぱりさっきの温泉の話ではないけれども、受益者負担というのはそれ相応に求めるべきだと思っているのです、私。何ぼ苦しくても、それなりの耐えれる価格ですね。それに対する耐えれる価格でやっている。後の足らず分を行政が補うのだと。それから、あるいはまた一番苦しい方は買い物とかそんなのではないのです。病院なのです。だから、遠くから来る方々、静内の病院の専門のところに来た人、静仁会に行きたい、あるいはまた脳外科に行きたい、あるいは整形に行きたい、眼科に行きたい、そういった方々に対する手助けが町として温かみがあっていいのでないのか、私はそれを言いたいのです。健常者に言っているのでないのです。その人らは無料で来れるのです。地域のバスに乗っても、学生のバスに混乗してきて、例えば鳧舞の入り口でおりる、三石駅でおりる、それから100円のバスで来て、道南バスで100円で静内まで来れます。それから歩いて、あるいはタクシーをかけても行けます。そこまで歩ける人のことを言っているのではないのです。そうすると、先ほど石原主幹が言われたとおり、そんな全員の何百人いるのですなんていう話ししているのではないのです。やはりそういった行政の温かみをつけるべきでないのかと私は言いたいのです。 | |
町長は、公平、公正と言っています。あるいはまた、今新たに、先ほどの船越議員の質問でないが、攻めの町政をとると言っていることなのです。攻めとは何ぞやということです。物まね行政をやっては攻めではないのです。我が町の独自なアイデアのもとに進めて、一つの方向を見出して、町長のこの次に立候補しようとするマニフェストに1つ加えても、この道だけは何らかの方法をとりますというぐらいのマニフェストを出したときに、初めて攻めの姿勢という言葉が出てくると思うのです。そういった意味においても、やはり一番町民は、この4年間の中でもいろんな問題ありました。先ほど鳧舞の下水道問題やいろんなことが船越議員からも出ていましたけれども、基本的にぶれていることなのです。だから、町民が不安に思っているのです。姿勢をもって、攻めの姿勢であればあるほど何をどうするのだと。一つの大英断をもって進めるのだという、その言葉があれば私も質問をやめたいと思うのですが、町長、その辺いかがですか。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 64 ] | 私のほうからちょっとお答えしたいと思うのですが、今それぞれの課長から申しましたとおり、実際三石地域の、静内地域も同じですけれども、三石地域の場合もどういう運行体系にしたらいいかということは過去からもお話ししてございます。それで、今このアンケート方式をしまして、とりあえずは老人クラブの例会、老人クラブの皆さん方にアンケートをとっていただいた。当然それは、大体のこういうことになるのでないかという予想はつきますけれども、そういった老人クラブの方も含めて、そして家にいて、介護にならないけれども、その同然の近い方々も含めてアンケートをとって、三石地域の全体としてどういう状況にあるかということを、想像だけでなくて、じかに意見を聞いて、話を聞いて、そして交通体系をつくるということでございます。そういったことは、実は先日の地域協議会でもお話をしまして、説明しまして、まずアンケートをとって分析をして、どういう状況だということを含めて、それから全体的に進めようと、一部だけのことでなくて。ただ、いろいろわかります。全く動けないと。全体的には要らないのだと。動けない人たちを、その谷間にある人たちを助けてくれればいいのだと、そういう意見もありました。ですけれども、うちは今全体的に運行するには、そういった、すべてその中身を網羅したことを状況を知らなければわかりませんので、もうしばらくこのアンケートを分析した中で一応方針を出したいと思いますし、そのときにはご相談したいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 65 ] | 今副町長、そういうことを言われましたけれども、私が言っていることは、それは確かに三石という言葉を使っています。でも、東別も西川も、東静内の奥にしても、この奥の豊畑にしても、バスの走っているところのバス乗れる人はいいのです。だけれども、そうでない人を救うべきではないのかというのが私の意見なのです。何も、私は三石だけの話をしているのではない。全町的な話の中なのです。だから、町長はどうするのですかと、それぐらいの意気込みでやるという意思があるのならいいのですよと。それと同時に、私は先ほども言って、くどいように言いますけれども、無料で運べなんて言っているのではないのです。ある程度の有料もあってもいいのでないのかと。これは、当然請願書も出ています。だから、これはまた後ほど総務委員会で検討されると思いますから、あくまでも私は余り踏み込まない形の中で今質問しているのです。ですから、最後に町長の、本当に攻めの姿勢とは私はこういうことを約束するという言葉があればいいということで伺っておきます。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 66 ] | この各地区における交通体系の課題については大きな課題だということで、いつも私の頭の中では中心的な課題だと思っています。それで、今までも福祉有償運送、過疎地有償運送、そして乗り合いタクシーというような形。また、路線バスを補完するような形ですとかというようなことで、いろいろその考えをめぐらせながら今までも取り組んできたということであります。それで、その結果が今出てきまして、それで民意を把握すると。その過程において偏っているのではないかというご指摘はもっともだと思いますので、今作業中でございますけれども、極力広くその民意というものを酌み取っていただきたいと思っています。 |
また、全町的に見まして、合併町として一番の自治体の象徴的な役場本庁舎からの距離あるいは大きな病院からの距離、また店舗からの距離というようなことがやはり大きな要素になると思います。ですから、そういった象徴的な施設から離れれば離れるほど、傾斜的な政治的な配慮が必要であると。これは、私もそういう、いわば理念でもって今後もやってまいりたいと思っています。それで、全町的なことも視野に入れておかなければいけないと思います。それは、今もおっしゃっていましたとおり、近いところからまいりますと豊畑ですとか川合、西川、東別とか西端、そういった地域もございますので、総合的にそういうこともかんがみながら構想を練っていかなければならない。また、将来小学校が統合される流れになっております。ですから、統合された場合にスクールバスを運営する、それに混乗ということを考えていく。しかし、停留所型でやっているのが各町においてやっていると思うのですが、やっぱり問題はご指摘のとおり、家の玄関から施設の玄関までというドア・ツー・ドアでありますから、ここのところはいろいろな国の縛りというものもありまして、そこに有償運送協議会というものがあるわけなのですが、それらをよく勘案しながら町民の皆さんのご意思というものに重点を置いて、必要な財政措置をとるときにはとらせていただくというような考えでいかなければならぬと思っています。そういった意味で、私としてはもう既に次期に対しての姿勢も示してございますので、これは重要課題の一つということで住民の皆さんに約束をして取り組んでいかなければならないと、このように考えております。 |
○議長(中島 滋君) | 平野君。 |
◆4番(平野隆俊君) [ 67 ] | 今終わりということでございますので、最後に注文だけ1つしておきます。 |
ただ、今有償運送と過疎運送のいろいろなことお話しなさっておりましたけれども、これは法的にやはり委託をしてやることにおいては、町内においてはタクシー会社も、あるいは代行も、あるいはまた介護の運送もそれぞれあります。だけれども、そこに委託をして頼んで、ある程度の料金をもらいながら、あとは不足分は町が助成していくのだという姿勢の中でぜひ対応して、町民のそういう悩みを救ってやる、こたえてあげるという気持ちで町長はしっかり、今それは検討しますという言葉をいただきましたから、必ずや実現してくれるものというふうに信じて、私は質問を終わります。ありがとうございました。 |
○議長(中島 滋君) | 次へ進みます。 |
12番、志田君。 |
〔12番 志田 力君登壇〕
◆12番(志田 力君) [ 68 ] | それでは、質問をさせていただきます。2点通告しておりますが、1点目、少子高齢化に対する政策についてということで壇上より質問をさせていただきます。 |
少子高齢化問題は、実に多様な問題を抱えておりまして、多岐にわたっての質問は時間の制限もございますので、ある程度論点を絞った上でお尋ねをしていきたいと思います。なお、ただいま平野議員の質問で大体私の聞きたいことの8割方を答弁されておりますので、平野議員の答弁の中で若干私なりの解釈で確認をしたいこともございますので、ご了解をいただきたいと思います。それとまた、9月の定例会において池田議員も一部同じような質問もされておりますけれども、重なった場合には池田議員にはご容赦願いたいなと思っております。よろしくお願いいたします。 | |
そうしたことを踏まえまして質問をさせていただきますが、全国的に少子高齢化社会を迎え、我が町も同様に急速な高齢化が進行しております。この現況を踏まえ、高齢者や高齢化地域に対する政策についてお伺いいたします。1点目、高齢化率の現況について。このことは、まず私たちの新しい町の高齢化率の現状を踏まえるということもさることながら、おのおのの地域の高齢化率がどういうふうになっているのかという点と、その各地域で独居世帯がどれぐらいあるのか、ひとり暮らしのお年寄りがどれぐらいいるのか、まずこういうこと、現状を把握した上で、次に2点、3点目の問題点について検討をしてみたいと思います。 | |
その高齢化が町に及ぼす影響とそれに対する政策についてということで2番目。 | |
3点目は、先ほど平野議員も質問されておりますけれども、地域の交通手段についてということで、多分重なる点がたくさんあると思いますが、ご理解をいただきながら質問をさせていただきます。試験運行していた乗り合いタクシーの検証方法と今後の取り組みについてお伺いいたします。 | |
2点目、先日新聞報道にも載っておりましたが、全職員に対するコンプライアンス(法令遵守)の研修が行われたということでございますが、1点目、それにつきまして開催に至った経緯について。 | |
2点目、その目的、期待する効果について。 | |
3点目、今後の方向性についてということで町長のお考えをお聞かせ願えればと思っております。 | |
以上、壇上からの質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 |
○議長(中島 滋君) | 神垣健康推進課長。 |
〔健康推進課長 神垣光隆君登壇〕
◇健康推進課長(神垣光隆君) [ 69 ] | 志田議員ご質問の少子高齢化に対する政策についての1番目の高齢化率の現況と2番目、高齢化が町に及ぼす影響とそれに対する政策について、私のほうから答弁申し上げます。 |
1番目の高齢化率の現況については、地区別高齢化率、65歳以上の独居率も含めて資料の提出を求められておりますので、別添資料のとおり新ひだか町地区別集計表ということで65歳以上、世帯、介護度別ということで資料を提出させていただいております。その資料に基づきご説明いたします。平成21年9月1日現在、静内地区の人口におきましては2万1,396人で、65歳以上の人口は5,304人、高齢化率24.79%になってございます。総世帯数1万378世帯に対する65歳以上の独居世帯は1,578世帯で、世帯数における独居率は15.21%となってございます。三石地区におきましては、人口4,623人に対し、65歳以上の人口1,555人で、高齢化率33.64%となっており、総世帯数1,946世帯に対し独居世帯数347世帯で、独居率は17.83%となっております。町全体で見ますと、2万6,019人の総人口に対し、65歳以上人口6,859人で、高齢化率26.36%、総世帯数1万2,324世帯に対し、65歳以上の独居世帯は1,925世帯で、世帯数における独居率は15.62%となっております。また、70歳以上の高齢者世帯は静内地区で623世帯、三石地区で191世帯、計814世帯となっております。以上が高齢化率、独居率の現況となってございます。なお、高齢化率の推移を見ますと、平成17年度は23.2%、平成20年度では25.5%と、人口の減少とともに高齢化率の上昇が顕著になっております。 | |
次に、高齢化が町に及ぼす影響とそれに対する政策についてでございますが、高齢化が町に及ぼす影響について、一般的には医療費や介護給付費の増加、あるいは孤独死や寝たきり状態の増加などが考えられます。政策については、新ひだか町第4期高齢者福祉計画、これは平成21年4月から24年3月までの計画でございます、を策定してございますので、それに基づきご説明申し上げます。高齢者福祉の政策目標としては、1、介護予防推進のための総合的な体制の構築として利用者本位、自立支援、普遍主義として支援を必要としている高齢者に対し必要なサービスを提供、総合的サービスの提供を図ることとしております。2番目として、寝たきり老人ゼロ運動として地域におけるリハビリテーション実施体制の強化、脳卒中、骨折等の予防のための保健事業の充実、地域において寝たきり老人の予防、在宅療養指導、認知症老人の在宅療養指導を担うため関係するマンパワーの現状維持に努めることとしております。さらには、認知症高齢者対策では知識の普及、啓発、相談、情報提供体制の整備、発症予防、早期発見、早期対応の体制を確立し、対策を推進してまいります。また、重点課題としましては、介護サービスの基盤整備、介護サービスの質的向上、介護予防の推進、認知症高齢者対策の推進、高齢者の積極的な社会参加を重点課題としております。計画は、新町建設計画、まちづくりプランの保健、福祉、医療に関する分野についての施策や方向性をかんがみ、その基本理念、施策との整合性を図るものであり、関係部署と連携を密にし、計画目標の達成のために努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどお願い申し上げます。 | |
以上、答弁といたします。 |
○議長(中島 滋君) | 曽我企画課長。 |
〔企画課長 曽我啓二君登壇〕
◇企画課長(曽我啓二君) [ 70 ] | 志田議員の少子高齢化に対する政策についての3点目、地域の交通手段についてご答弁申し上げます。 |
先ほどの平野議員への答弁と重複する点もあるかと思いますが、2カ月間の乗り合いタクシー運行実証実験が11月30日に終了し、利用者が1件、1名といった結果となっております。当町としては、地域の方の実態を把握するため、この乗り合いタクシーの検証方法として65歳以上の方を対象に乗り合いタクシーに関するアンケート調査を実施しているところです。今後においては、このアンケート結果をもとに乗り合いタクシーの必要性を初め、地域の高齢者などの意見を取り入れながら公共交通体系のあり方等を検討してまいりたいと考えております。 | |
以上、答弁とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 本庄総務課長。 |
〔総務課長 本庄康浩君登壇〕
◇総務課長(本庄康浩君) [ 71 ] | それでは、私からは大きな2つ目の全職員に対するコンプライアンス(法令遵守)の研修実施についてご答弁を申し上げます。 |
まず、1点目の開催に至った経緯についてでございますが、本研修を開催するきっかけとして発端となりましたのは、下水道にかかわる工事入札の中止問題でございます。本件は、町の意思決定にかかわる事前協議や情報共有が不十分であったことや決裁手続等におけるチェック体制が十分に機能していなかったことなどが主たる原因となっているものでありまして、その根底には事務処理上のルールをきちんと理解できていない状況やそれぞれの役職が果たすべき役割に対する認識の低さなどがあったものというふうに考えております。また、これらのことは入札の中止問題のみならず、下水道使用料の賦課漏れや税の納付書発付に係る印字ミスなど、さまざまな事務処理ミスにもつながっているものと思われ、職員の中にこのような意識が平然と広がっているとすれば、再びこのようなミスが起き得るものと考え、また合併からこれまで職員に対し仕事を進める上での共通認識を持たせる機会を設けてこなかったという反省に対し、さらには職員意識改革推進計画で定められた内容も加えることとし、特定の部署や役職に限らない職員全体を対象とした研修を行うこととしたものでございます。 | |
次に、2点目の目的と期待する効果についてでございますが、本研修はコンプライアンス、法令遵守の原則を認識してもらうため、服務制度や事務決裁規程などの基本的ルールを再確認させるとともに、合併後の組織改編、特にグループ制の効用でございますが、や仕事の進め方、これは決裁など実際の実務の話、また職場づくりとしてコミュニケーションのとり方と情報共有の重要性など、事務の充実を図るための手法等を理解させ、さらには職位別研修として各役職が果たすべき役割に関する認識を高めることにより、事務事業を適正に処理する意識を醸成するとともに、職員個々が組織上の役割をきちんと認識した上で仕事と向き合い、組織の活性化と事務効率を上げることを目的としているものでございます。 | |
次に、3点目の今後の方向性についてでございますが、今回実施をいたしました研修は、知っているつもりで仕事をしている職員の意識の活性化を図るとともに、その振り返りにより現状を見詰め直し、今後の職務遂行に役立てることが主な目的であり、研修内容としては全体に共通する基本的事項といたしました。今後におきましては、さらに研修内容のレベルを上げ、より具体的な内容で計画的かつ継続して実施してまいりたいというふうに考えております。しかしながら、今回は全職員を対象としたことにより非常に厳しいスケジュールとなったこと、また専門職場の職員には直接的になじまない内容でもあったことなどが反省点として残りましたので、今後における研修につきましては職種別に実施するなどの手法も検討し、効果的に職員のスキルアップが図れるよう進めてまいりたいというふうに考えてございますので、ご理解をお願いします。 | |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君、ちょっと休みたいのですけれども、よろしいですか。 |
暫時休憩いたします。 |
休憩 午後 2時08分
再開 午後 2時25分
○議長(中島 滋君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 72 ] | まず、資料をいただきましたので、その資料をもとに少し何点か整理をさせていただきます。 |
一応確認しますが、一番右の欄ですが、65歳以上独居率というのは、ここに出ている数字は総世帯に対してですか、総人口に対してですか。 |
○議長(中島 滋君) | 健康推進課長。 |
◇健康推進課長(神垣光隆君) [ 73 ] | 一番右の65歳以上の独居率につきましては、総世帯に対する割合でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 74 ] | できれば、65歳以上の人口に対する独居率というのがあれば、なおさらよかったのですけれども、それは何らかの形で調べれると思うので、早い機会に調べておいていただきたいと思います。これは、きっと池田議員が質問した防災の関係にも必要になってくると思うので、この作業は早目に行っていただきたいなと思います。 |
それで、その65歳以上の方の総数に対する割合が社協の資料をいただいたので、それを参考にもさせていただきながら確認させていただきますが、高齢化率も独居率もそうなのですが、例えば老人の施設のある地域ありますよね。三石でいえば旭町、ケアハウスだとか老人住宅だとかある地域なのですけれども、蓬莱荘も含まれると思いますが、そういうところは当然数字がきっと高くなると思うのです。それで、静内地区でそういう施設のある住所というのをまず確認させてください。例えば緑町だとかどうなのでしょう、そういう施設がある地域、地域といいますか、町別でいえばどこどこに静内のところではそういう施設がありますか。 |
○議長(中島 滋君) | 健康推進課長。 |
◇健康推進課長(神垣光隆君) [ 75 ] | ただいま志田議員ご指摘のとおり、緑町に関しましては特別養護老人ホーム静寿園がございます。三石地区におきましても旭町ですか、蓬莱荘がございますし、あとこうせい町あたりに行きますとグループホーム等ございますので、そこは余り高齢化率は高くなってございませんが、介護保険施設あるいは老人保健施設で住所をそこに持っていっているところについては高齢化率が高くなっているものと考えております。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 76 ] | ありがとうございます。それで、皆さんも自分の住んでいる地域なり近い地域ごらんになって、大体高齢化率見ていただければ参考になるのでないかと思うのですが、この高齢化率一つをとっても、はっきりと言えるのはやはり郡部の高齢化率が高い、静内のほうでは農屋ですか、豊畑、入船、それからずっと三石方面に向かっていきますと川合、西川から東別にかけても高齢化地域です。三石の地区に入りますと、30%を超えている地域がほとんどでございまして、一部30%をまだ切っているところがありますが、総体的にはほとんどと言っても過言ではございません。それで、以前からも言っているのですが、東静内から向こうは高齢化地域だよ、高齢化社会だよ。それで、これからそういう地域に対しての高齢者に対する政策がどんどん、どんどん増えてくるし、必要になってきますよということは以前にも指摘をさせていただいておりますが、65歳以上の方に占める独居率の割合で、この社協の資料を見ますと静内地区ではすごく高いのが、参考までに申し上げますが、本町1丁目43.5%、吉野町2丁目47.1%、ときわ町4丁目42.1%、緑町3丁目42.2%、緑町7丁目65.9%、これは施設の関係かなと思うのですが、緑町に関しては43.9%、山手町53.2%、駒場47.1%、三石の方へ行きまして旭町が55.5%、さっき言っていましたね、老人関係の。それで、65歳に占める独居率の割合が三石地区平均で22.5%になっています。これだけの比率になってまいりますと、もうかなりこの数字が高くなってきているという現状にあります。 |
そこで、どうしてこういう数字をもとに認識を新たにしなければいけないのかというと、先ほどの平野議員の交通手段のことにもつながるのですが、こういう高齢者あるいは高齢化している地域の現状を町は、行政は手法としてどういうふうに把握しているのかなというのがまず1点知りたいのです。それで、よく見えないのは、介護を受けている方は包括支援センターで把握していることになるのですね。どなたかうなずいてくれれば……ですね。それで、その認定やら何やらもみんな包括支援センターというところで介護に関しては要支援から始まってしているのですよね。そうすると、前の介護にまでいかない、認定を受けない、先ほどの例でいう谷間、そこの入り口の人たちの把握はどこでどういうふうにしていらっしゃるのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 健康推進課長。 |
◇健康推進課長(神垣光隆君) [ 77 ] | 今志田議員おっしゃったとおり、介護予防、介護保険制度にのっかっている方につきましては、地域包括支援センター、それから居宅介護支援センター等で把握しておりますけれども、そこまでいかない方の世帯につきましては、実際問題として把握は難しい状態でございます。それから、新ひだか町におきましては各事業所が6カ所ぐらいありまして、そこらのところに相談に行っていただければある程度把握はできると思いますけれども、全く相談ない場合についてはちょっと把握するのは難しい状況でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 78 ] | 包括支援センターの置くときの考え方、あるいは私も広域連合のほうに属していますから、介護保険事業計画書とかもいただいているのですけれども、そこに包括支援センターの役割になるのかなと思うのですけれども、先ほども出ていましたけれども、そういった高齢者に対する把握の仕方あるいは問題点をくみ上げる部分では、地域の自治会だとか、あるいは民生委員さんとの情報の共有みたいな部分が書かれているのですけれども、そこの部分についてはどうですか。 |
○議長(中島 滋君) | 健康推進課長。 |
◇健康推進課長(神垣光隆君) [ 79 ] | 自治会と民生委員との連携も大切でございますが、今現在町としまして災害時の要援護者支援プランという計画を策定中でございまして、その中である程度の支援者については網羅できるのではないかというふうに考えてございます。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 80 ] | やはり今一番ちょっと必要ではないかなと私自身思うのは、防災関係も含めて、たまたま今年三石のほうで防災の訓練していただきましたけれども、そういう中ででもちょっと住民との話し合いでも出てきていたのですけれども、当然その災害時に助けなければ、イの一番に手だてをしてあげなければならない人の把握はしなければいけないねという話当然出てきます。それと、身近な部分では、自分の住んでいる地域でも介護認定は受けない、歩けるのだけれども、足腰弱ってきて、今1年とも言っていられないです、弱ってくると。いずれ私たちもそういうふうになるのかもしれませんけれども、ちょっとした病気をされると、入院すると、そこから一気に足腰が弱って、買い物、ほんの近くの距離なのだけれども、20分、30分かけてわざわざ歩いてくる。そういう状態を目の当たりにしますと、そういう人たちに対する手だてってどこに相談すればいいのかなと思ってしまうことがあるのです。だから、本当に介護とか要支援とかと、そういう認定を受ける場合にはお医者さんの診断書も必要ですし、包括支援センター行って相談事もできるのでしょうが、その一歩手前の人たち、これの相談窓口というのは三石支所でいえば町民福祉課でいいのですか、それとも包括支援センターに行くのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 支所福祉課長。 |
◇三石総合支所町民福祉課長(岩渕勇次君) [ 81 ] | 三石地区に関しましては、各地区の保健師がおりますので、私どもとしましては保健師と情報を共有しながら、実際問題やっているというのが現状でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 82 ] | 三石は、人口もそうですし、地域のエリアも把握しようと思えば、割と保健師さんがきめ細やかに見ていればそういう人たちの把握というのは可能だと思うのですけれども、静内地区では福祉課が担当しているのですか、健康推進課がそれを担当することになるのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 健康推進課長。 |
◇健康推進課長(神垣光隆君) [ 83 ] | 各地区に保健師を配置ということには今健康推進課としてはなってございませんので、実態把握するためには自治会なり町内会の助けが必要ではないかというふうに考えてございます。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 84 ] | 自治会だとか、それから民生委員さんとの情報の共有という意味では、後の問題にも触れることになるのですけれども、こういう高齢化率あるいは独居率、どういう人がひとり暮らしで、どういう状態にあるのかというのは、やっぱりそこの自治会の自治会長さんなり、あるいは民生委員さんなりが一番地域に密着していますからよくわかるのです。だから、こういう情報もその自治会なりに開示して、そして実態は、おおよそではわかっているのです、地域に住んでいる限りは。だけれども、あなたたちのこの地域の何々町は今こういう状況ですよ。それで、こういう問題はありませんかということを投げかけたり、逆に情報をそういうところから自治会長さんなり民生委員さんからもらって、どういう状況にあるのかというものを常にキャッチボールのようにもらったりやったりして問題点を共有するべきだと思うのです。いろんな形を通じて、そして行政は、先ほどの問題にも重なるのですが、三石地区を考えても、どうも職員が町民の間に歩いていないような気するのです。だから、当然いろんな問題点がじかにわからないというか、さっきのアンケート調査の件でもそうなのですけれども、アンケートをとるにしても、先ほど平野議員も何回もおっしゃっていましたけれども、本当の意味での困っている人の実態もわからない、あるいは本当のところのこうしてほしいのだというところもわからないままアンケートだけをとって、それで検討する。そうではなくて、やはり本当に困っている人ってどこに行けばいいのと、自治会長さんのところに行けば大体わかるはずなのです。例えば交通手段で困っている人がいるとすれば、何々の自治会長さんに伺って、こういう人いますかと聞けば、どこどこさんのおばあちゃん、どこどこさんのじいさんにちょっと話聞いてごらんと言えば、大体そういう人たちに該当する。それは、大体地域の人が把握しているはずです。だから、そういう手法をもう少しきめ細やかに、せっかくのこういうチャンスでアンケートとるのでしたら、生の声を聞いて資料づくりなり今後の参考にしてほしいのですけれども、今アンケート調査したりそういう調査しているという段階なのですけれども、そういうことをやっていただけるかどうか。 |
○議長(中島 滋君) | 支所総務企画課長。 |
◇三石総合支所総務企画課長(田辺貞次君) [ 85 ] | 今アンケート調査の話が出ましたけれども、アンケート調査の関係、今支所の総務企画課のほうで対応しているので、私のほうから答えさせていただきます。 |
先ほど平野議員のところでも少々企画のほうで触れておりましたけれども、老人クラブのアンケート調査以外に、それ以外の乗り合いタクシーの対象地区となった方、65歳以上の方ですけれども、この方をアンケート調査すべく、今うちのほうで実施しております。対象になります65歳以上の方で、先ほど言われていました独居老人の方、これは対象地区100%、今アンケート調査をする予定でおります。アンケート調査の方法につきましては、うちの職員が今日からですけれども、各アンケート調査の対象となりました世帯に出向きまして、その老人と会話をしながらアンケートの回収をするというようなことで対応しております。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 86 ] | 実際今やろうとしてやっているということなので、ぜひそういう声を反映させていただきたいなと。それで、いろんな話がきっと出るのだろうなと思います、交通手段ばかりでなくて。そういうほかの抱えている問題点やらもできれば小まめに拾っていただいて、そういう高齢者対策といういろんな、ではそこの部分は保健師さんに来てもらいましょうだとかという部分があれば、それはそれで対処していただきたいなと思います。 |
それと次に、現状についてはこれで終わりますけれども、町に及ぼす影響というところでは答弁いただいたのですが、いろんな病院の関係だとか介護の関係だとか、そういった部分に非常に財政的に負担が増えてくる。それで、税の減収にもつながると思うのです、高齢者が増えていくということになれば年金者が増えていくということになりますので。それで、考え方だけお聞きしておきたいのですが、細かな点まではいいのですけれども、たまたま税の徴収に関しての報告書というかいただいたのですが、収納一元化検討プロジェクト会議の報告書ということで総務委員会でいただいたのですが、町長にお伺いしたいのですけれども、考え方だけお聞かせ願えればと思うのですけれども、債権回収対策室5名を配置する、税務課を若干2名減らして19名体制。2つの課といいますか、室といいますか、それを設けて、それを連携させながら徴収していくという中身なのですけれども、滞納も含めて税の収納というのはあくまでも一元化なのですか。これでいくのかどうか。それで、原課におろす考え方はないのかどうか確認させていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 87 ] | 今税の収納一元化のプロジェクトの報告書の中のことだと思いますが、これは総務委員会にもご説明申し上げました。それで、これは各関係する担当職員等を含めてプロジェクト委員として任命いたしまして、本当に半年ぐらいかけて、それ以上かかりましたか、検討させていただいた内容を報告書という形で受けております。これにつきましては、行政評価、これの関係で推進本部会議のほうでも説明を受けております。そこで、この報告書でございますけれども、議員も中身見ているとおりでございまして、これはあくまでもプロジェクトの検討した結果の提言というか、そういう形になっておりまして、実は現在これを受けまして、税務課のほうに一度またこの報告書の内容を戻しております。戻すという言い方は変ですね。この内容でも再度税務課としての考え方をまとめていただくと、こういう今形をとっております。そこで、この債権回収対策室という、そういう考え方で出てきておりますが、これは組織に関係してくることでございますので、今すぐこれを今年度中にやるということにはならない。これは、総務委員会でも私申し上げているとおりでございまして、来年度に向けて、それでは実際の回収対策室で5名ということで来ていますが、現実に職員の対応が、ここに5名配置できるかどうかも、今後全体の職員数を見きわめないと、なかなかまだそこまでいかないということですから、組織機構の見直しの中で考えていくことになるだろうというふうに思いますし、それから後段のほう質問ございました。あくまでも一元化でいくのかと、担当に徴収分を戻さないのかと、こういうようなご質問でもあろうかと思いますが、実はこの経過がございまして、もともと旧静内町においては担当課で徴収していた。それを、実は担当がばらばらですと、税もそうですし、税外も一軒のうちで何人も徴収に行くという整合性がないといいますか、職員が何人も行くわけですから。そういうものを一元化することによって効率的になるという考え方で一元化をとってきておりますので、ベースとしてはそれをもとに考えていきたいというふうには考えております。 |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 88 ] | 実際にそういう体制に来年度から考えていくよということなので、その時点で組織上のこともありますので、また説明があろうかと思いますけれども、それについてはそれを待ちたいと思いますが、やはり税に関する町の姿勢というのは、私たち総務委員会で研修にも行かせていただきましたけれども、その中でも聞かされているのはトップの姿勢だよ。税に関してはいろんな情報を得ましても、やはり行政の強い姿勢、それを支えるのはトップの姿勢だよというのは随分と聞かされるのですが、町長のお考えをちょっとお聞かせ願えればと思います。こういうことも含めて一元化のプロジェクト、せっかくつくった形ですので、これに向けた町長の考え方をお聞かせ願いたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 89 ] | 一番の町政上の財源であります税等の徴収というのは、大変重要な課題であります。まして今日のように大変経済状況が悪い状況の中では、その収納率というものの確保ということが大変重要な課題になってきておりまして、再々議会の皆様方からも指摘を受けているところでございます。それを受けまして、プロジェクトチームにおいて今回のような形が出てまいりました。これを次期年度に向けて、いかにきちっと体制を整えてやっていくかということが大きな課題でありまして、これについては調整上の、やはりまた大きな課題であるということで認識をしておりまして、鋭意取り組んでまいりたいと考えております。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 90 ] | 税に関しての取り組みは、本当に大変重要なことなので、行政一丸となって考えていただければと思います。それで、高齢化が及ぼす影響のもう一つに、私が考える中で大きな問題にこれからなるだろうと思うのは、いわゆる地域力の低下、自治会等を含めまして、これだけ高齢化率が進みますと、自治会の中でももう動ける人がいなくなってくるのです。そうすると、防災上も含めて地域の支え合いというか、今まで共同体として成り立っていた地域が維持できなくなってくる可能性が出てくるわけです。それで、国も地方も盛んに地方分権化時代を迎えて住民参加、これから求められる手法も含めて、住民参加あるいは行政との協働、合併のときから出てくる言葉ですが、この協働というのが随分出てきます。ところが、地域がこういう状況にどんどん、どんどん陥っていくと、共同体としての地域そのものの存在がどんどん、どんどん危ぶまれてくる時代になってくると思うのです。それで、そういう地域が崩壊とまではいかないですけれども、なかなか高齢化によって維持ができなくなってくるということに対しての、それらの共同体をどう再構築していくのかということについてはどういう考えをお持ちですか、お聞かせ願えれば。 |
○議長(中島 滋君) | 総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 91 ] | 今のご質問、本当にそのとおりだというふうに現況は押さえております。要するに地域の最小単位である自治会、こういう活動を見ましても、人数が減ってきていると、高齢化してきているということでございまして、いわゆる自治会の中で会員相互の助け合いというのですか、今おっしゃっていました。それもままならない、あるいは少子化ということで、地域に行くほど子供たちが本当に少なくなってきているということで、子ども会事業もできないのだというようなことになってきていますから、そういう面でいきますと将来に不安を持っているのだろうというふうには思っております。それをどうするのかというのがやはり課題だというふうに認識しております。それで、そういう中で合併を見て、旧三石では連合自治会というのがございまして、ある程度そういう部分では対応している部分があると。ただしかし、旧静内を見てみますと連合自治会がないために、単位自治会しかございませんから、そういう面では活動するのもままらないというのがたくさんございます。ただしかし、一部連合を組織している東静内ですとか春立ですとか、こういうのございまして、それを考えていきますと、特に今後必要なのは市街地、旧静内地区ですね、こちらのほうの例えば連合組織という考え方を持ってはいかがなものかということも出てくると思います。ただしかし、これも実は旧町のときにアンケートをとったときに連合組織を望んでいる自治会が少ないということで頓挫していることがございます。ですから、その辺の認識がどうなのかということで、この辺は課題に残っておりますし、ですから今後そういうものが必要になってくるのではないかということも考えておりますし、今の単体の自治会の中でも、実は本当に世帯数が10とか20とか少ないところもございますから、そういう意味では、これは隣接する自治会等の理解がなければ、なかなか統合すると、合併すると、こういうこともいかないのでしょうけれども、その辺も視野に入れて、何とか単位自治会が活動できるような、そういう方策というか、そういうものを考えていかなければいけないだろうというふうには考えております。 |
以上です。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 92 ] | 本当に難しい。しかしながら、現実的に直面している大きな問題だとは思うのです。それで、小さな部分では自治会等々の存続が本当に大変になってきている、私たちが住んでいるところもそうなのですけれども、いろんな部分でもう目の前に来ている、こういう状況にあるわけなのですが、町全体をとってみますと、1点確認しながら聞いておきたいのですが、やはり町政の、行政に対しては町民の、あるいは住民の意思というものが何らかの形で反映されていかなければならないのだろうなと思うのです。それで、例えば先ほども申し上げましたけれども、高齢化地域という地域はもうはっきり出てきているのです。それで、例えば東静内、川合、西川、東別、春立、それから三石地区ということになってきますと、全体の郡部の意見の声というものもある程度どこかで集約していかなければならないのだろうなと思うのです。方法として考えられないかというのは、先般まちづくりの基本条例は次年度、来年度つくる、条例提案するよ、計画だよと伺っています。それで、考え方の一つの中に地域協議会、今合併で地域自治区をつくって、三石のほうは地域審議会があります。そういった地域審議会をきちっとした形で各高齢化地域に、川合、西川を一つにするなり東静内を一つにするなりというような形で地域協議会的な組織をつくって、そこから住民の意見をくみ上げるという手法を条例にうたってしまうという方法はとれないのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 石原企画課主幹。 |
◇企画課主幹(石原義弘君) [ 93 ] | ただいまの高齢化地域の問題、いわゆる65歳以上の人口が50%を超えると限界集落ということで、将来的な維持することそのものが問題だというふうに言われています。今ご質問のまちづくり基本条例、仮称ではございますが、このときにいろんな手法を私たちもとらなくてはいけないと思っています。ただ、その中で連合体といいますか、そういう協議する場を条例にうたうかというお話ですけれども、基本条例そのものについてはそういったものを定めるということではなくて、今のこの地方分権の時代の中にあって行政、そして住民、そして企業の方々、そして議会、こういった方々の役割と責任、こういったものを明確にすると。その上での手法の中で自治会の方々との連携、そういったものは当然協議するべきでありまして、基本条例をつくっていく上でもお話をお伺いしなければいけないというふうに思っています。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 94 ] | ぜひ住民の意思、これを行政に反映させる。これは、我々議会も実は地方分権の中では求められていることなのです。住民ともっと接する機会を増やすだとか、いろんな手法を通じて住民の意見をもっと聞くべきだ、あるいは議会の中の討論をもっと増やすべきだとか等々、いろいろ書かれている文書、最近増えていますね。だから、議会も当然そういうのは求められているのですが、実際のところ地域の状況を考えていくときに、やはり今の現状がどんどん、どんどん進行していくと地域そのものの地域力が低下してしまう。将来的には、地域力が低下していくということになると地域も当然活性化していきませんので、そこにまたいろんな問題が発生してくるということなので、やっぱり何らかの形でそういう地域を支え合うような形態が必ず必要になってくる。地域交通もそうなのです、実は。そのための一つの問題でもあるわけなのです。だから、前に行政のほうからいただいた資料なのですけれども、基礎自治体のあり方と町村議会のあるべき姿、これにも実は載っているのですが、長野県木曽町の木曽町まちづくり条例、これには地域自治組織が条例としてうたわれていると書いてある。それは、その地域の意見なりを反映させるために条例としてうたって、町長もそれを尊重する。途中までは、今地域審議会の条例になっている部分は重なっているのですけれども、もう一点つけ加えている部分では地域に必要な政策、そういったものを町長に提案できる、あるいは町長はそういった提案をお互い尊重する、そういう形になっているというふうに書かれている。だから、将来的にそういった状況が考えられるとすれば、これも方法論の一つではないかなという気がするものですから、その点町長どういうお考えお持ちでしょうか。今初めて聞いたということであれば、感想だけでもよろしいのですが。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 95 ] | 先ほど来の論議の中にありますように、確かにどんどん、どんどん高齢化が進んでおります。ですから、それぞれの地区における活発に動ける年代が少なくなってきているということで、例えて言えば葬儀なんかも、いわゆる葬儀のプロの方のお世話になる、また葬儀式場も静内地区においてはほとんどがああいうセレモニーホール的なもので行うようになってまいりました。そのほかにも、地区の中だけの支え合いでは立ち行かないものがどんどんと出てくると思います。ですから、地区の連合である、三石地区でいうと連合自治会、そのことは静内地区においても連合自治会的なもののニーズが高まってくるのではないかというふうに予想されます。それで、連合自治会でもそう大きくないところは、また連合同士が結びついてお互いを支え合うというような格好もとらなければならない事態になってくるのではないかということは予想されますので、志田議員のご提言というのはそれらを見越したご提言と思っておりまして、そういうことを念頭に置きながら地区の連合、すなわち地域とでも申しましょうか、それをどうやって支えていくかということも行政もかかわってやってまいらなければならないと思います。それを町の条例なのか、あるいは条例まで至らないものなのか、そういったところで位置づけていくという考え方も必要と、そのように思っているところでございます。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 96 ] | 高齢化のことを中心に話をさせていただきましたけれども、行政全般にわたってお願いをしておきたいのですが、いろんな場面で自治会の役員なんかもそうなのですけれども、若い人がいるうちに早く世代交代をしていっているところが増えてきているのです。それで、若い、若いと言われましても、私たちももう55を過ぎて56なのです。それで、たまたま私は今こういう立場でいろんな経験をさせていただいていますけれども、上の年いった70代あるいは80代の人から言われる言葉は、あなたたち若い者が、若い者がといまだに言われるのです。それで、いろんな場面で行政が民間の人に意見を聞いたりする場面があったりいろんな諮問機関をつくるときに、いろんな学識経験者等という部分では民間の人が入る場面あると思うのですけれども、なるべく早いうちから経験させていただきたいのです。できれば40代後半とか50代前半。我々だって、あと3年したらもう60なのです。そうすると、今度自分がもう高齢化の世代に入っていかなければならないものですから、いろんな形を通じて40代の方とか50代前半の方をフルに意見を出していただけるような環境づくりにできれば努めていただきたいなというお願いをしておきたいと思います。 |
それで、高齢化政策については、先ほどの乗り合いタクシーの関係では町長もこれから十分に検討するという答弁を平野議員に対してしておりますので、私たちもできればその議論の中で検討させてもらえる部分があればと思っております。なるべく今後いい方向に全町の問題として、高齢化の地域の、先ほども言われていますけれども、三石だけの問題ではなくなっておりますので、新ひだか町全体の高齢化地域の問題だとしてとらえていただいて、いい方向で検討していただければと思います。 | |
それと、この問題では最後になりますけれども、方法論だけちょっと確認させてください。前に石原主幹にお聞きしている部分で確認させていただきたいのですけれども、NPOの過疎地有償運送というのが1点、手法としてです。それと、2点目として今回の乗り合いタクシーの手法がもう一つありましたよね。今やられている。それと、市町村でやる考え方、公共交通、今実験的にやっているのがそれに当たるわけですよね、日高町とか。それが、実験的にやっているのが市町村の有償運送、公共交通の形です。それと、もう一点が富良野の例ですか、以前主幹に聞いたときには道州制特区の地域に車等を提供して、その地域が運営していくというやり方、これは富良野の例でとらえていいですか。違いますか。 |
○議長(中島 滋君) | 石原企画主幹。 |
◇企画課主幹(石原義弘君) [ 97 ] | 今の最後のご質問の関係ですが、富良野のほうが道州制特区という扱いなのかということになりますが、こちらについては道州制特区ではございません。あくまでも市町村の有償運送で運行の、運転の委託を地域の方々にお願いしていると。それで、もともと路線バスが走っていた地域、ここに路線バスが撤退したことによって、その後乗り合いタクシーが運行されました。ただ、その乗り合いタクシーも利用者がなくて撤退していると。こういう中で市町村が有償運送運営ということで行っております。目的地、それぞれのご家庭を回りながら、これは定時定路線でございます。各ご家庭を回って決められた場所、いわゆる停留所です。これが幾つか決められておりまして、ここまでで公共交通機関に乗り継いで行くと、料金が100円と、これが富良野方式と言われております。ですので、方式としては、今回私どもが実証実験で行いました乗り合いタクシーと何ら変わる形態ではないというふうに考えています。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 98 ] | わかりました。確かに地域の政策として非常に現実問題、この交通問題は目の前の現実問題として取り上げなければいけない問題になってきておりますけれども、また反面利用者の希望と、それから行政側の考え方だとか、いろいろすり合わせも必要ですし、そう簡単にいかないという木内部長の答弁は、それは確かに私も理解できます。ただ、しかしながら、やっぱりこういった高齢化社会が目の前に迫っているのだという現実もあるわけで、そこのところも十分理解していただいて、少し優しい行政の姿というか、そういうものも必要ではないのかなと、そういう示すのも必要なのではないのかなと思うのです。 |
ついでながら、先ほどの資料、平野議員請求の資料を見ますと、高齢者福祉関係事業では行革により現在は廃止、廃止、廃止、廃止、廃止と5点ほどあるのです。こういうのを見ますと、ちょっとうちの町優しくないのではないかと思われる部分も出てきかねないと思いますので、問題はちょっと違う部分がありますけれども、そういう観点からもぜひお願いしたいと思います。 | |
それで、最後にその次のコンプライアンスの問題について若干質問をさせていただきます。確かにこの法令遵守というのは大変、私自身も大切な、我々議員にとっても求められていることで、職員の方ばかりではなく、私たちも大変重要な問題だと思っております。それで、やはりこのきっかけというのは確かにわかるのですけれども、下水道の問題を今さらまた取り上げるつもりはございませんけれども、このコンプライアンスの部分というのは非常にまた難しい部分も確かにあると思うのですけれども、上の人というか、課長クラスあるいは部長クラスの人、あるいは副町長、町長、上に行けば行くほど大変だと思うのです、そのとらえ方一つで。それで、管理職のコンプライアンスに対する考え方というのは、中身は結構ですけれども、どなたが、これ外部からの講師ではないですね、あくまでも内部ですね。そこの部分を、管理職の方たちの法令遵守についての徹底の仕方というのはどういうふうに考えていたのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 99 ] | 基本的に今回、壇上でも申し上げましたが、職位別ということで役職別の研修を中心に考えました。それで、だれがどの職にやったのだということを今ご質問だと思うのですが、町長からは全職員に対して基調講演として仕事の進め方、あるいはいろいろな町長の思いということで全般に職員のあるべき姿という形で講演をいただきました。そして、部長職でございますが、部長職につきましては富田副町長から話をしております。それから、課長職でございますが、総務企画部長からしております。主幹職につきましては、総務課長から、私からしております。主査、係職につきましては担当でございます総務グループ長のほうからいたしました。 |
ただいまの質問、これだけでよろしいでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 100 ] | それで、先ほどもちょっと触れたのですけれども、管理職もあと3年ぐらいするとごろっと年代がかわります。木内部長もあと3年、現職のままでいくと、我々と同期ですから。そうすると、やっぱり今の主幹クラスといいますか、その人たちの教育というのがここ何年かでかなり必要になってくると思うのです。それで、これ1回で終わるということではないので、今後のことでもさっき説明はいただいていますけれども、例えばそういう若い人たちが上の人に、今現職の部長さん、課長さんクラスに対して自分たちはこう考えているよというときに、そういう問題提起の場というのはあり得るのですか。自分たちは、こういう研修を受けたいだとかという部分があるとしたら、それをくみ上げて、また実行していこうとするということになるのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 101 ] | 研修の場というのは、もともと研修所研修という研修が全道規模で行われておりまして、今は研修センターということで江別の研修所が廃止になりましたので、札幌のほうで研修センターという形でやられております。今おっしゃっている内容からすると、管理者研修ですとか政策能力開発研修ですとか、そういうふうな目的を明確にした研修で、それにつきましては年度当初に全職員から希望調査をさせていただいて、行けると、あるいは行きたいという者に対して、今の職員研修費の中で対応をしてきてございます。今回実施いたしましたのは内部研修でございますので、現実には、今主幹職のところのお話をされておりましたので申し上げますと、主幹職につきましては当然、私どもの研修の中では今回主幹職の研修というのが一番重要だというお話をさせていただいております。というのは、例に出してお話をしましたのは、主幹職というのは上司に対する補佐活動と部下の育成という指導の部分が5割、5割の話をさせていただいております。町長は、当然下しか見ておりませんので、10割そちらに注げばいいと、部下の指導ですね。そういう趣旨のお話もさせていただいておりまして、主幹職の役割という部分では限りなく重要と。それで、もう一つ申し上げておきますが、管理職という中で主幹職になったばかりの方、通常給料でいうと4級職の主幹と、課長に近いというか、5級職の主幹と、この役割の違いというか、そこら辺の心構えについても研修の中ではお話をさせていただいております。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 102 ] | この法令遵守というのは、ますますどこの自治体であろうが、国の機関であろうが、これから議会でもますます問われていくということになっていくと思うのです。そうすると、職員のそういう管理職の皆さんもかなりこのことは意識しないと、町民からも当然法に照らしてどうなのよとか、職員ばかりではなく、我々も法に照らしてこのことはどうなのよということを求められてくる機会というのがたくさん増えてきそうな気がします。現実にきっとそうなっている部分もあるのだろうと思います。ちょっと気になるのは、そういう内部研修なのですけれども、何か形としてトップダウンの方式でだあっと上から下へというようなことでやっているのかなと誤解を受けているみたいな部分ありそうな気がするものですから、あえてここで取り上げさせてもらったのですけれども、今後に当然生かしてもらわなければならないし、今後もこういう職員、特にそういう若い人たちなりの育て方というものをきちっとやっぱり今やっていくいい機会だと思うので、きちっとした形で職員の希望とか職員のそれに対する意見があれば、やっぱり取り上げて吸収して、さらにその職員同士磨いていくというような形にしていただきたいなと。それをお願いして、一応私も時間ですので、これで終わらせていただきます。ありがとうございます。 |
○議長(中島 滋君) | 次へ進みます。 |
15番、細川君。 |
〔15番 細川勝弥君登壇〕
◆15番(細川勝弥君) [ 103 ] | 通告に従いまして、壇上から質問させていただきます。 |
酒井町長は、平成18年6月定例会町政執行方針で住んでよし、来てもよし、個性が光る新ひだか町の実現のための基本政策を発表されました。また、町長就任に当たり私は約束しますと、町民に対しさらに項目別施策も掲げられ、静内地区施策、三石地区施策、両地区にまたがる施策と、きめ細かい、具体的に内容を示されました。その中で主な施策として各種事業のスクラップ・アンド・ビルドなどの行政改革と財政健全化の推進、さらに静寿園より入居料の安い老人ホームなど、民間による福祉施設の推進、さらに陸上自衛隊静内駐屯地への支援、河川、漁港、海岸整備に関する国、道に対する要望などを掲げられ、特記事項として日高管内初の市誕生を目指しますと52項目にわたり掲げられました。この52項目については、前静内町長就任時に掲げられた102項目から見て2分の1に圧縮されておりますが、道民との約束された主要項目については継続されております。しかし、任期も残すところ3カ月となりました。 | |
ここでお伺いしたいのですが、これら公約された各項目について、1つは既に達成されたもの、その成果について。 | |
また、まだ達成されず模索中のもの、課題などについて。 | |
また、公約達成率をどう評価されておられるか。 | |
次期町長選挙出馬表明の中でスリム化を進めてきた実績についてもお話をされておりますが、民間感覚からいって理解ができない、逆行しているという声が町民の間にあります。例えば上下水道の本所機能を三石庁舎に移した件については、両地区の人員配置のバランスと過疎防止ということに対する疑問などがあります。本所、総合支所のあり方や一体感のある横の連携、日常業務管理、運営体制に支障を来していないのか。再点検してみる必要があると思いますが、スリム化に対する基本的なお考えをお伺いします。 | |
次に、先月の臨時会での行政報告で北海道の自衛隊体制を求める要望活動及び平成22年度防衛予算要求について、道内選出国会議員及び関係省庁に対し北海道自衛隊駐屯地等連絡協議会構成市町長とともに11月6日、要望されたとのご報告がありましたが、国は本年度末をめどに現防衛計画大綱見直しと中期防衛力整備計画の策定を進めておりましたが、政権交代により来年度になるとの情報ですが、事業仕分けで自衛官の増員を認めないなど、いずれにしても静内駐屯地にも影響を受けるものと思われます。政権交代により今後どのように進行、変化するか不透明ですが、いずれにしても見直しが行われる可能性は大であります。町としての情勢判断、どのように考えておられるかお伺いします。 | |
また、11月6日の要望活動によりどのような進展が見られたのか。今日の行政報告で11月17日の要望活動についてもご報告がありましたが、お聞かせいただければと思います。 | |
次に、行財政改革に伴う遊休施設等の現状と今後の活用計画と公共施設整備及び空き店舗対策についてでありますが、遊休施設についてはさきの6月定例会での平野議員の一般質問と何施設か重複いたしますが、その対応についての説明で具体的な計画がまだ策定されておらず、今後検討しなければならないとのご答弁であったと思います。その後、状況変化もあろうかと思います。その後の進捗状況も含めてお聞きしたいと思います。 | |
現在休止されている施設、静内温泉宿泊施設、旧三石温泉、静内湖キャンプ場、三石スキー場、川上小学校、文化センター、温泉横屋内ゲートボール場、静内地区旧ごみ処理場について、休止期間と今後の活用計画について。 | |
次に、廃止施設、川合小学校、春立、鳧舞地区保育所について、施設の現状と廃止時期、今後の対応策についてお伺いします。 | |
休止施設、廃止施設の維持管理について、各施設の維持管理及び維持経費についても伺います。 | |
次に、町公共施設整備検討会議についてですが、この会議は今年7月設置され、懸案となっている公共施設の整備や遊休地の活用などについて検討を行うこととしており、これまで既存施設の視察を含め4回の会議を開催しておられるとのことでしたが、9月の定例会で図書館建設の建設場所についての一般質問でお伺いしましたところ、現在特定しておりませんとのご答弁でありましたが、この会議で取り上げておられる検討中の公共施設について、静内地区、三石地区でお伺いします。 | |
それと、今後の整備計画について具体的にどのように検討されているかをお伺いします。 | |
各施設のあり方について、早ければ10月にも指針をまとめるとのことでしたが、その内容についてもお伺いいたします。 | |
次に、遊休施設に関連してお伺いしたいのですが、民間の遊休施設も町内で見受けられます。特に国道沿いの店舗にも何店舗か長期間活用されておられない施設がございます。プライバシーにかかわることですから、具体的に申すことができませんが、全町的に空き店舗対策はどのように対応され、また推進策はどのように考えておられるかお伺いします。 | |
最後に、国、道の施策に関する要望についてでございますけれども、国直轄、道に関する要望について、現在要望されている事業内容、状況について。 | |
要望結果、来年度実施される事業の見通しについて。 | |
また、河川、漁港、海岸、高波対策など整備に関する要望について、関係団体よりの要望事業内容と今後の見通しについてお伺いします。 | |
以上、壇上からの質問を終わります。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
〔町長 酒井芳秀君登壇〕
◎町長(酒井芳秀君) [ 104 ] | 細川議員のご質問に対しましてお答えを申し上げます。 |
公約した各項目についてのご質問であります。1つ目の達成されたもの、その成果について、また2つ目のまだ達成されず模索中のもの、課題について、3つ目の公約達成率の評価については、それぞれ関連がありますので、一括して答弁をさせていただきたいと思います。また、個別のご質問等あれば承りたいと思います。まずは、一括して答弁させていただきます。 | |
私の公約は、行財政改革、町民生活など5つの分野で、おっしゃられたとおり52項目にわたっておりまして、住んでよし、来てもよし、個性が光る新ひだか町の建設のため職員一丸となって取り組んでまいりました。また、新冠町との合併につきましては、今議会において合併協議会の設置に関する議決をいただいたわけでありますが、新冠町民有志によって進められた合併協議会の設置を求める住民投票に向けた署名活動が断念されたということで、今ご承知のような状況になっております。特例市に向けた合併というのは果たされない状況にありまして、このことは相手のありますことでありますが、まことに残念な結果というふうに受けとめております。お約束しました52項目の公約につきましては、点検の上、ほぼすべての項目で事業化されたもの、または検討に入っているもの等、おおむね達成をされているものと考えているところでございます。これもひとえに皆様のご理解とご協力によるものと感謝いたしております。 | |
次に、スリム化については、財政面のスリム化という点では予算規模の縮減ですとか実質公債費比率の削減といいますか、率の低下、また実質公債費、いわゆる総借金額の減額とか種々やってまいったところであります。行政上のスリム化については、財政課長のほうからお答えをさせていただきたいと思います。また、自衛隊の体制維持を求める行政活動についてでありますが、北海道の自衛隊体制維持につきましては、平成21年度に防衛計画大綱の見直しが行われるものとして、すなわち本年度、今ごろ防衛計画大綱の見直しが行われるということで、これまで自衛隊体制維持を求める活動を行ってまいりました。しかしながら、民主党を中心とする政権となって、これらの計画策定が1年先送りされることとなりました。また、さきに行われた行政刷新会議における事業仕分けにおいて自衛隊の実員増要求にかかわる予算計上は見送りという評価がなされましたが、この結果を受け北海道自衛隊駐屯地等連絡協議会ではこれを容認できるものではないとして12月4日に政府に対し会長初め声明を行い、声明文をもって要請しているところでございます。今後も情報収集を行いまして、強力な要請活動を展開してまいりたいと思っております。 | |
また、自衛隊駐屯地等連絡協議会と11月6日に、日高総合開発期成会と11月17日、連絡協議会のほうが11月6日、それから日高総合開発期成会が11月17日ということですが、道内選出の国会議員及び関係省庁に対しまして要望活動を行ってきております。事業仕分けの結果、予算計上は見送りという評価がなされておりますが、これは与野党問わず道内選出の議員の皆さんからは重要な問題であるという共通認識のもと、要望にはこたえてまいりたいという趣旨の言葉もいただいているところであります。今後の情勢を注視しまして、先送りされた防衛計画大綱、これの見直しに向けて引き続き種々体制維持を求める運動を進めていかなければならない、このように考えております。 | |
残余の答弁につきましては、関係課長から答弁をさせます。 |
○議長(中島 滋君) | 名須川財政課長。 |
〔財政課長 名須川 一君登壇〕
◇財政課長(名須川 一君) [ 105 ] | それでは、細川議員のご質問の大きな1点目、町長の公約と政治姿勢についての4番目でございますが、スリム化に対する基本的な考え方について私のほうからご答弁を申し上げます。 |
当町における行政のスリム化については、町の施策の重要課題として合併直後の平成18年度から行財政改革に取り組んできたところでございまして、スクラップ・アンド・ビルドの徹底やコスト意識の導入に主眼を置き、すべての事務事業の見直しや14項目の個別計画を策定し、行財政改革を進めてきたところでございます。この中では、財政計画や公債費負担適正化計画など、財政のスリム化に向けた取り組みのほか、使用料等負担適正化計画や負担金、補助金等適正化計画など、町民の皆様のご理解もいただき、取り組んでまいった項目も多数ございます。また、細川議員からのご質問にあった本所、総合支所のあり方、一体感のある横の連携につきましては、行政のスリム化に向け組織改編計画や職員の定員管理計画などの個別計画に基づきまして、平成19年度から導入いたしましたグループ制の導入により合併当初の平成18年度、この時点では7部39課106係、正職員ベースでは469名の職員がございましたが、平成21年度では7部30課64グループ、正職員で446人の体制となっており、一定のスリム化が図られたものと認識をしてございます。さらに、現在の組織改編計画につきましては、合併協議の経過等から急激な環境の変化により生ずる住民の混乱を避けるため、一定期間かけて両地区のバランスを図りながら段階的に進めていこうという趣旨で策定をしてございまして、これらの部分についてはまだ計画が途中ということでございますので、ご理解をお願いしたいと存じます。いずれにいたしましても、このような取り組みの結果、合併直後の極めて厳しい状況からは脱したものの、いまだ健全財政と言えるような状況ではなく、国の経済が非常に厳しい、不透明な状況が続く中、今後においても景気の回復が期待できる状況でございませんし、また町税の減収なども予想されることから、厳しい財政状況については今後も続くものというふうに認識をしてございます。このことから、安定的で強固な行財政基盤を構築するため、引き続き行財政改革に取り組みながら、スリム化に向けた一層の努力が必要であるというふうに考えているところでございます。 | |
それから、大きな2点目の行財政改革に伴う遊休施設の現状と今後の活用計画、公共施設、空店舗対策等について、私のほうからは1点目から2点目、3点目について一括ご答弁を申し上げたいと思います。 | |
まず、1点目の現在休止されている施設の休止期間と今後の活用計画についてでございます。ご質問の各施設のうち川上小学校につきましては、平成18年4月から休校しております。三石地区の小学校の統合計画が平成23年4月に予定をされていることから、川上小学校以外の学校も含めまして廃止をし、その後の活用につきましては地元地域の要望や意見を参考に検討することとして考えてございますし、三石スキー場につきましては平成19年4月から休止としているものでございますが、現在廃止の方向で検討を進めている状況にございます。また、静内温泉宿泊施設は平成19年9月よりその他のここに掲げている施設につきましては、平成19年4月より行革の絡みで休止をしている状況にございますが、公共施設の整備や遊休施設の活用については、引き続き公共施設整備検討会議における協議をすることとしており、その結果によりまして行財政改革における行政評価も実施をする予定としてございます。このことから、今後検討会議の結果に基づき、施設の活用計画、または解体等についても具体的に検討していかなければならないものというふうに考えてございます。 | |
次に、2点目の廃止施設の現状と廃止時期、今後の対応策についてでございまして、まず川合小学校につきましては、1点目でもお答えした川上小学校と同様に地元地域との協議を重ねている状況にございますが、現在も地元の要望があれば一時的に体育館や、あるいはミーティングルーム、これらの使用ができるような形で対応をとってございます。また、春立地域保育所につきましては、春立生活センターの一部を利用し、開設をしておりましたことから、現在同生活センターとして活用されております。鳧舞地区保育所につきましては、鳧舞生活館を使用し、開設をしておりましたが、保育所の閉所後は近くに鳧舞生活改善センターがあることから、現状では休館としてございます。活用方法については、現在検討している状況にございます。 | |
次に、3点目の休止施設、廃止施設の維持管理及び維持経費についてでございまして、現在休止あるいは廃止の施設は利用がされておりませんけれども、防犯上の管理や一部借地料あるいは光熱水費等の必要最小限度の経費の執行としているものでございます。 | |
以上、答弁とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 曽我企画課長。 |
〔企画課長 曽我啓二君登壇〕
◇企画課長(曽我啓二君) [ 106 ] | 細川議員の大きな質問の2点目、行財政改革に伴う遊休施設の現状と今後の活用計画、公共施設、空店舗対策についての4点目、町公共施設整備検討会議についてご答弁申し上げます。 |
検討中の公共施設について、それと今後の整備計画について具体的にどのように検討されているのか、各施設のあり方についての指針についてと3点のご質問をいただいておりますが、関連がございますので、一括してご答弁させていただきます。検討会議の設置目的等については、さきの9月定例会においてご説明させていただいておりますので、簡単にご説明をさせていただきますが、本会議は新ひだか町第1次総合計画、さらには懸案となっている公共施設の活用等について、優先性や事業の明確化を図り、戦略的かつ効果的な施設整備の方針を定めることを目的に設置した庁内を横断するプロジェクトでございます。検討中の公共施設でございますが、静内図書館建設事業、三石総合町民センター建設事業など8つの事業について現状と課題を踏まえながら財政状況や人口減少時代における公共施設整備のあり方について継続して検討を進めているものであり、当初の予定よりも時間を要しておりますが、できるだけ早い時期に会議としての方針を取りまとめることとしております。 | |
次に、大きな質問の3点目、国、道の施策に関する要望についてご答弁申し上げます。国直轄、道に関する事業要望については、毎年要望書を提出しております。本年度における主な要望といたしましては、国直轄事業については高規格幹線道路、日高自動車道の整備促進、三石漁港特定漁港整備事業、国道235号線改良事業、緑資源幹線林道事業などを要望しております。また、道事業については、真沼津川改修事業、静内川維持管理事業、鳧舞漁港地域水産物供給基盤整備事業、中札内線道路整備事業、鳧舞川改修事業など要望しております。公共事業の縮減の影響が憂慮される中、道路等の社会資本整備は新ひだか町はもとより日高管内全体の振興発展、さらには町民の皆様の暮らしを守る上で非常に重要であり、今後も強力に要望活動を進めてまいります。 | |
以上、答弁とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 竹田商工労働観光課長。 |
〔商工労働観光課長 竹田幸也君登壇〕
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 107 ] | 細川議員からの大きな2番目のご質問のうち空き店舗対策についてお答え申し上げます。 |
商店街空き店舗活用事業につきましては、町の地域中小商業活性化事業補助金交付要綱に基づき、平成12年から19年にわたり実施されております。この事業は、町内商店街の通り会が行う事業に対し補助を行うもので、中心商店街の空き店舗を解消し、中心商店街の空洞化を防止することを目的として実施されております。補助要件としては、通り会による申請が第一の条件となっております。通り会が空き店舗を借り上げ、新規に出店する者に貸し出し、その家賃の2分の1を1年間、150万円を上限とし、町から通り会へ補助する方法により実施されております。本事業開始からの実績につきましては、40件、22店舗の事業に対し1,306万320円の補助金を支出したところでありますが、行財政改革の事業評価において撤退する店舗が多く、定着率に課題があるとして平成20年度からの事業廃止が決定されたところでございます。現在は、空き店舗対策事業にかわりましてドリンクラリーやにぎわい市など、通り会等の主催による各種イベントへの取り組みや夏まつりにおきます協賛事業などに対し補助をしております。商店街が地域性を高め、消費者との交流を深めることにより、活性化へと結びつける取り組みを推進しているものでございます。中心商店街にとって郊外型の大型店舗との競争を克服していくためには、消費者に支持される魅力ある商店街であることが最も重要な条件と考えております。低迷を続ける経済情勢下において空き店舗を活用し、新規出店の企業者がどの程度あるのかも含め実態調査をさせていただき、必要な場合には対策を講ずるとともに今後とも魅力ある商店街の形成に向け商工会等の関係団体と連携を深めながら取り組んでまいりたいと考えております。 | |
以上、ご答弁とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君、休憩したいのですけれども、よろしいですか。 |
暫時休憩いたします。 |
休憩 午後 3時51分
再開 午後 4時09分
○議長(中島 滋君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 108 ] | それでは、それぞれご答弁いただきましたが、再質問をさせていただきたいと思います。 |
まず、公約された政策についての再質問をしたいと思います。公約された中での政策について何点か、まずお考えをお伺いしたいと思います。最初に、市制の誕生についてのお考えなのですけれども、今日お話もありましたけれども、酒井町長の再合併による日高管内初の市制を目指しますと掲げた市町村合併についてなのですけれども、今年1月29日、新ひだか町と新冠町の合併協議会設置の賛否を問う住民投票を求める署名活動、これが新冠町で断念されたということで、日高管内で初の市を誕生させることは事実上不可能ということになったと思います。それで、この市制の誕生についての今後の対応についてのお考えを改めて伺っておきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 109 ] | お答えをいたします。 |
現行の合併特例法が3月31日ということですから、あと3カ月余りでございます。この間に合併ということができるということにはなりません。ですから、3万人特例市の合併新法の議員立法によって引き継がれてきたこともそこで一たん区切りがつくということで、いろんな中央の自治関係の情報誌等も見ておりますが、ここで一区切りというようなことと受けとめております。私としては、日高中部が一つになるということで、もうその点は何回も申し上げてまいりましたが、行政としても一部事務組合で一緒にやっておりますし、実態的にも病院ですとか、あるいはお買い物ですとか、またいろんな飲食の関係ですとか、そういった面で両町の町民が一緒になってそういう場にいるということが普通な状況なものですから、ここが一体となって一つになるということは願いでもございました。また、行財政的にも少ない人員で大きな自治体を動かすということですとか、また規模が大きくなりますと財政力も大きくなるということが統計でもあらわれておりまして、そういったメリットがあるというようなことですとか、対外的なアピールということですとか、それはひいては交流人口の増大につながるですとかということで、その目的をかざしてまいりました。しかし、それが果たせない状況になっておりまして、相手のあることとはいえ、町民の方々には申しわけない気持ちでおります。 | |
今後につきましては、新政権になりまして、今地域主権という考え方が強く打ち出されてきております。その中身について、まだ具体的に私たちが掌握できるような状況にはなっておりませんが、民主党の有力議員の中ではやはり合併ということの推進のスタンスを持った方もおられるということで私も承知をしておりますので、現在全国にある小規模自治体に対する新政権の考え方、取り組みがどうなるかということをよく見きわめながら対処していかなければならないと、このように考えております。そういう見きわめのもとで、またそういうことが国のスタンスとして出てまいった場合には意欲的に取り組んでまいらなければならないと、このように思っているところでございます。 | |
以上です。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 110 ] | 今、今後の新政権の動向を見て考えられるということで、あくまでもその市制の誕生については継続して続けられるということで解釈してよろしいですね。うなずいてもらえば、それで結構です。 |
それで次に、静寿園より入居料の安い民間による老人ホームの建設支援について、この点については何度かお聞きしております。平成17年9月の定例会、それから19年6月の定例会で建設計画の見通しについて実現に向けて努力していくということでご答弁でございましたけれども、それから5年、その後経過しております。状況を見ても、この建設支援、要するに静寿園より安いということの特老なのですけれども、支援は厳しいのでないかなというふうに考えておりますけれども、町長、その後のお考えをちょっと伺っておきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 111 ] | 確かにこの件につきましても細川議員から以前ご質問をいただいております。当時の答弁でも申し上げているかと思いますが、当時の民間の方がそういった老人ホームをやりたいという意向があって、私もその考え方に賛同しまして、入居料が安いということであればニーズも高いのではないかということで、それに賛同するようなことでそれを公約として掲げたというようなことを記憶してございます。ところが、その後こういった形態よりもグループホームによる展開というのが実際には行われまして、今グループホームが新ひだか町は相当な、9人1ユニットのものが相当数あります。ただ、入居料が安いかと言われると、これについてはそうではないということでありますので、そういったことからしますとなかなかこれは今胸を張ってお答えできるような状況ではないということであります。 |
また、介護保険事業計画との絡みもございますので、この点は関係の課長から答えさせたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 健康推進課長。 |
◇健康推進課長(神垣光隆君) [ 112 ] | ただいまご質問にありました静寿園より入居料の安い民間有料老人ホームの建設についてということでございますが、民間活力を導入した老人ホーム等の建設については、広域連合を含んでおります構成町である新冠町や本町の介護保険給付費の増加あるいは第1号被保険者の保険料に大きな影響を与えることから、現在計画されております第4期の介護保険事業計画においては具体的な民間による建設計画はございません。同じく、この計画の中では施設整備についての計画も明記されておりません。第5期、平成24年4月から27年3月までの介護保険事業計画の中で、今はまだ具体的なお話ではございませんが、そのような動きがあるようでございますので、それに期待したいと思っております。現段階では詳しい説明ができない状況でありますので、正式な話になれば町としてもできる限り協力してまいりたいと考えてございますので、ご理解賜りたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 113 ] | 現在静寿園の待機者の方が90名、それから蓬莱荘で48名ということで、この件に関しましても5年前と待機者の数は変わっておりません。合わせて140名くらいの待機者の方がいらっしゃいますけれども、その9割が新ひだか町の町民の方ということでございます。それで、今課長からのご答弁で、具体的ではないけれども、動きがあるとのことなので、期待したいと思うのですけれども、今町長さんのお答えでは何かグループホーム、これは難しいからそちらのほうに展開していくというようなことで、ちょっと課長さんのご答弁と食い違うようなところがあるかなと私ちょっと疑問に思うのですけれども、これは酒井町長が就任されて、一番町民のご年配の方々から期待された、公約で一番受けたと言ったらおかしいのですけれども、期待されたという公約だったと思うのです。ですから、そういう面で、町長は何かこれはもう断念してグループホームというお考えが正しいのか。今課長おっしゃられたところというお話があって、具体的にはまだ説明できる、相手のあることですから、できないと思うのですけれども、その辺のあたりのちょっと確認だけさせていただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 114 ] | 今私の答弁で申し上げたのは、そういう考え方で公約で掲げたということですが、その後の動きについて実際はグループホームに相当そういった方々がお世話になっている状況で、グループホームが民間の手によって数多く建設されて現在あるということを申し述べさせていただいたと、このように思っています。ですから、今後について今課長が答弁したようなことについては、介護保険料のアップになりますので、その辺のこともよくよく考えながら、また上部機関、道の指導も受けながら、これは取り組んでまいりたいと思っています。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 115 ] | それでは、継続して取り組んでいかれるということで理解しました。ご年配の方々も本当にこのことについては、ご家族の方も含めて大変期待しておりますので、ご努力をお願いしたいと思います。 |
次、北海道の自衛隊体制維持を求める要望活動について、このことに関しては6月の定例会でも質問をいたしましたけれども、静内自衛隊駐屯地の体制維持に対して、国内唯一の地対空ミサイル実射訓練基地があることで楽観的感覚でいては心配と、静内駐屯地に関係する町民の方々の声を前の定例会のときにお伝え、町長さんにいたしました。今後の関係機関に対する要望活動、行政報告でもございましたけれども、町民に対する広報活動についても含めて今後どのように町長さんは進められようとしているのか、その点をまず伺いたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 116 ] | 自衛隊の体制維持につきましては、先ほども答弁申し上げましたが、昨年から今年にかけてかなり強力にやってまいりました。ところが、新政権になって、たしか金額70億円が凍結されたというふうに理解をしております。今後につきましても、伺いますと静内駐屯地は今の人員でも足りないぐらいだという話を関係者から伺っております。ですから、そういうことは全国の駐屯地ですとか、そういう施設の中で同じような状況でないかなということでありますし、20代から50代という自衛官の皆さん方が町の活力を大きく担っているということは説明するまでもありません。そういったことで、北海道じゅうに陸上自衛隊が大変貢献しているという過去の経緯をしっかり念頭に置いて、先般も自衛隊協力会の役員会が開かれましたし、またこの後も協力会の役員会あるいは駐屯地等連絡協議会の役員会が開かれるという中で、他の道内駐屯地の抱えている首長さん方ともよく連携して、効果的な要望活動に努めてまいりたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 117 ] | この要望活動なのですけれども、ご答弁でもありましたけれども、町民の方よりの理解と協力を得るということが要望活動を進めることで一番大事なことでないか、そのように私は思いまして、以前にもお話ししましたけれども、前回の要望署名活動ですか、これについてはちょっと町民の隅から隅までということで徹底されていなかったということでご指摘申し上げたのですけれども、今後署名活動、これは考えておられるかどうか、その点伺いたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 企画課長。 |
◇企画課長(曽我啓二君) [ 118 ] | いろいろな情報等を得まして、必要があれば署名活動も展開していきたいと考えております。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 119 ] | 必要があればという、びっくりしたようなご答弁いただいたのですけれども、やはり町民の人に理解していただくためには、前回の反省点としても、ある地区の方はそんなの知らないと。例えば関係者の方々から大変大きな声がありました。そういうこともありまして、前に指摘したのですけれども、これが要望あるから云々ではなくて、積極的に広報活動されるのはいいのですけれども、やはりなかなか皆さん理解するというのは、何かそういう機会がないと難しいのでないかということで、この署名活動は町長さん、どうしてもこれ、今政権かわってどうなるかわからないと言いますけれども、中央と、要するに現地ですね、この駐屯地、私たち町民にとっても、少子高齢化という問題からいっても、自衛隊の元気のいいご家族がもしそういうことによって激減されたら我が町にとっても相当な痛手、前に財政的なこともご答弁いただきましたけれども、すごく被害が甚大になるのでないかと思うのです。ですから、この要望活動をやはり署名活動ですか、要望活動の中で署名活動をやはり実施すべきでないかと。何か大会があるからそれに合わせてやるのではなくて、我が町独自で静内駐屯地を何とかしようという姿勢を見せないと、中央のほうも形式的に処理されてしまうのでないかと。そういうことをまず危惧するのです。そのことで、町長さん、どうですか。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 120 ] | 細川議員と考えは一緒でございます。ですから、効果的な方法として、縦断幕程度のことでなくて、署名を収集するとか、そういう活動等についても協力会、私が会長をさせていただいております、の幹部会ですとか、そういったところでももんで、積極的な取り組みを考えていきたいと、このように思っています。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 121 ] | そういうことで、よろしくお願いしたいと思います。 |
もう一点、前にもお話ししましたけれども、1月から2月にかけましてまちづくり懇話会というのを町のほうで各自治会にお願いしていると思うのです、うちの自治会に来ておりましたので。前にも町長さんにお願いしたのですけれども、その折に自衛隊体制がこうなっていくと、我が町はこういうことで大変なのだと。それから、今現在こういう形で町に貢献していただいているということも踏まえて、町民の方にこういう機会にお話をしていただきたいというふうに申し上げたのですけれども、その点についてはどのようにお伺いになっていますか。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 122 ] | 今までといいますか、今年の1、2月にかけてのまち懇では、それは正直言って話題に出して話してはおりません。今後につきましては、来年の今ごろまでに平成16年大綱の見直し、あわせて中期防衛力整備計画の見直しということがありますので、今年のまちづくり懇話会の中ではそれを触れさせていただいて、そういう状況下に我が町の駐屯地も置かれているというようなことを話してまいりたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 123 ] | わかりました。では、公約については一応。 |
次、遊休施設の現状と今後の活用計画についてご質問いたします。平成15年9月の十勝沖地震で損壊した文化センターについてでございますけれども、閉鎖して7年目に入ります。年々建物の傷みも激しくなって危険な状態であります。補修不可能ということははっきりしている状況だと思いますけれども、文化センターの敷地は駐車場を含めて1万7,000平米ありまして、この地価額は道の鑑定評価額単価での計算というのですか、この計算によりますと4億4,800万の価格になると。大変貴重な財産が現在休眠していると、文化センターとともに。こういう状態が続いている状況だと思います。 | |
そこで、何点かお伺いしたいのでございますけれども、この文化センター、今後解体するのか補修を考えているのか。または、移転、改築を考えているのか。この基本的な方針というのですか、そういうのが基本的に町民の方に示されていないのでないかと思うのですけれども、どのように検討されているか、まず伺いたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 社会教育課長。 |
◇社会教育課長(阿部晃二君) [ 124 ] | お答え申し上げます。 |
一昨年前までなのですけれども、地震に強いフロート工法、浮かせる工法なのですけれども、その工事を行うことによって復興できるのではないかという希望を抱きながら検討してまいりました。しかし、被災後6年以上も経過しておりまして、現在の文化センターは施設そのものがかなり傷みが激しいということもありまして、現在は解体する方向での検討に入っております。 | |
以上です。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 125 ] | 解体されるということで確認いたしました。 |
解体すると仮定した場合の、試算は以前報道なんかでも出ていますけれども、約3億円と試算されておりますけれども、解体費用ですね、この試算については変更はありませんか。 |
○議長(中島 滋君) | 社会教育課長。 |
◇社会教育課長(阿部晃二君) [ 126 ] | 解体の経費の関係なのですけれども、その後の調査によりまして、解体に係る工事費、それから諸経費、こういったものを含めますと約3億2,000万から3,000万円程度かかるものと、このように試算しております。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 127 ] | この解体についてですけれども、解体費用、できるだけ財政負担を安く、そして町にとっても効果的な手法で検討してみる必要があると思いますが、地元の建設関係の方々などから、その他の町民の方からもいろんな文化センターについてのご意見があります。例えば1つ目には、地元の建設、土木関係の団体に解体委託をする方法はどうだろうかと。条件としては、例えば地元の業者ですから解体期間とか廃棄物の受け入れとか、それから解体資材の活用などを勘案していただけると、町のこの試算されている3億二、三千万よりも相当安価にできると。この期間を長期にしていただくことによって雇用対策にもなると。2点目には、解体により休眠している敷地の有効利用も図られると。それから、3点目に現状のまま放置しておくと、先ほども壇上で言いましたけれども、建物そのものの傷みがさらに激しくなって、人身事故などの発生も危惧されておりますと。この町の景観上からも、町長が施策でおっしゃっておられる絵になる魅せるまちづくりの推進というところにも逆行するのではないかと。そういういろんな意見がございます。いずれにいたしましても、このままこの先何年も放置しておけないと思うのです。町民の方々を交えての解体に関しての例えば協議会、文化センター解体に関するご意見、いろんなのを集約した協議会というのですか、今後含めて一定の方向を模索する必要があると思うのですけれども、その辺についてはお考えはどんなものかちょっと伺っておきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 社会教育課長。 |
◇社会教育課長(阿部晃二君) [ 128 ] | お答え申し上げます。 |
先ほどお話しいたしましたように、被災後6年以上たっているということによって、施設そのものが非常に危険な状況になっているのが現実であります。そういったことで、周りに居住されている住民の皆様方にもご不満やご心配をおかけしていると、こういった現状になっております。ただいま細川議員からいただいたご指摘等も、それから町民の皆様のご意見等も十分お聞きしながらこの問題について協議してまいりたいと、このように考えております。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 129 ] | よろしくお願いしたいと思います。 |
それで、関連してコンサートホールを復活させてほしいという町民の思いは多くの方々からそういうお話をお聞きします。現在公民館でコンサートを開催されておられる日高1004人の会様からも以前のような施設の復活を願って、コンサートの益金から毎年ご寄附をいただいておりますけれども、これはどのように対応されているか、参考にちょっとお聞きしておきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 社会教育課長。 |
◇社会教育課長(阿部晃二君) [ 130 ] | この件についてですが、本年度はなかったのですけれども、日高1004人の会、こちらの団体様からは、平成18年から3年間、文化センター復興基金としてご寄附をいただいております。また、20年には日本大衆歌謡協会日高支部という団体からもいただいておりまして、それぞれ3万円、計4件、12万円のご寄附をいただいております。現在財政調整基金のほうに積み立てております。今後もこうした貴重なご寄附をいただきましたら基金として積み立てていきまして、将来コンサートホールを持つ文化施設等の建設が実現する際には有効に活用させていただきたいなと、このように考えております。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 131 ] | 文化センターの関係で最後になりますけれども、解体計画について、合併特例債の活用ができないかということでのご答弁で、今の財政状況では解体計画は考えていないが、仮に施設の後に公共施設を建てるということになれば、解体費用も対象の可能性があると。解体計画の一つの考え方を示しております。この仮のお話も年数を経過すると、この考え方も期限が来てだめになるかと思うのですけれども、酒井町長は町の芸術振興のためにも文化センターを必要と言われておりますが、今後の対応、方針についてのお考えをお伺いしておきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 132 ] | 先ほど企画課長のほうから答弁申し上げましたが、今公共施設等の会議で検討している施設等の中には文化センター入っておりません。しかしながら、文化センターを何とかということで、名称が文化センターという呼び名になるかは別としまして、あのような大箱の観客席の多い、形状もすり鉢状といいますか、そういう劇場型の施設が欲しいという要望を私も1004人の会の皆さん方からも伺っておりますし、そのほかの方からも伺っております。しかしながら、いつも頭にありますのは財政のことでありまして、この新政権の動向、地方交付税交付金と今まで、言葉はよくないのですが、ひもつきの補助金とかというものが一体化して、その一括交付金という構想が出てきております。そういった中で、町民の皆さん、もちろん町議会の皆さんにも説明をして、それではそういう財源が手当てできそうだから文化センターを計画に浮上させていいのかという判断も仰ぎながらやっていかなければならないのではないかと思っています。まずは、消防庁舎、図書館と申し上げておりますが、そして三石の総合的な施設といった箱物がずらりときますので、実質公債費比率等も勘案しながらやってまいらなければならないということで皆様方のまたいろんなご指摘、ご理解を得ながらやっていかなければいけないというふうに考えておりますので、そういったお話のできるような時期にはお話をさせていただきたいと思っています。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 133 ] | それでは、遊休施設という観点から、ここでちょっと参考としてお聞きしておきたいと思うのですけれども、遊休施設の活用という道の補助金制度の活用についてお伺いしておきたいのですけれども、この遊休施設の活用などによるコミュニティーの再生を立ち上げた市町村に対して、市町村が住民などと協働して地域の再生に意欲的に取り組むプロジェクトに支援する地域再生チャレンジ交付金という道の制度があります。交付率は10分の10で交付支援が最大3カ年、上限額は合併市町村の場合、初年度は単一市町村の2倍の2,000万となっております。当町で検討されたかどうか、この点についてだけ参考にお聞きしておきたいと思いますので、ご答弁をお願いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 企画課長。 |
◇企画課長(曽我啓二君) [ 134 ] | お答えします。 |
地域再生チャレンジ交付金制度については承知しております。ご質問は、遊休施設の活用によるコミュニティーの再生について、当該交付金の活用を考えたことがあるかということでございますが、この分野に関しては検討は行っておりません。しかし、平成20年度において地場産業の活性化と地域経済の発展に関するプロジェクトについて応募いたしましたけれども、残念ながら不採択となっております。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 135 ] | わかりました。 |
次、公共施設整備の検討会議についてでございますけれども、現在使用中の公共施設整備についてお伺いします。現在使用中の公共施設が新ひだか町として三石地区、それから静内地区に相当数あるわけでございますけれども、それぞれの施設が機能を果たしておりますけれども、現在使用されている施設を見ますと、築40年以上経過している老朽化された施設が静内地区、三石地区を合わせると約30施設あります。維持補修を先送りしてきた施設で特に危険箇所のある建物については、昨年の臨時経済対策事業で補修工事も実施されておりますけれども、今後この改修の費用をかけていくのか、それから改築をするのか、この会議で検討されていると思いますけれども、今後の対応についてお考え方を何点かお伺いしたいと思います。 | |
1点目は、今後の公共施設整備に向けての施設の利用度、必要性なども点検して検討されると思いますけれども、施設の一元化も取り入れられるのか。 | |
それから、2点目として、今後進める中で専門家や町民の意見なども取り入れる考えを持っておられるか。 | |
それから、3点目については、施設の規模によりますけれども、例えば体育館、それから公民館などと、今質問いたしました文化センター的な機能を兼ね備えた多目的施設の検討なども前向きに取り入れてはどうかと考えますが、その点。 | |
4点目には、財政的に厳しい面から考えますと、公共施設等の建設、維持管理、運営などを民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う新しい手法としてプライベート・ファイナンス・イニシアチブというPFIというのですか、方式がありますが、この検討材料として見るお考えがないかどうか、この点一括まとめて、できればご答弁いただければと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 企画課長。 |
◇企画課長(曽我啓二君) [ 136 ] | お答えいたします。 |
まず、1点目の今後の公共施設整備に向けて施設の一元化も取り入れられるかということですけれども、施設の統廃合という意味からと思いますが、施設の利用状況や運営コストと費用対効果を検証していく中では、施設の統廃合というのは当然視野に入れながら検討するべきと考えております。 | |
それから、2点目の今後進める中で専門家や町民の意見も取り入れる考えはないかということですけれども、これにつきましても意見だけではなく、町民の方々と協力して施設運営を行う取り組みなどについて話ができる環境をつくっていきたいと考えております。 | |
それから、3点目の施設の規模にもよるが、多目的施設等の検討も前向きにとらえてはどうかということですけれども、初期投資、維持管理費の削減という視点からもそのような視点は必要であり、貴重なご意見として参考にさせていただきたいと思っております。 | |
それから、4点目の公共施設の建設にPFI方式を導入する考えはないかということですけれども、このPFIの導入についてはこれまでも検討を行っておりますが、今後また新たな公共施設整備においてPFI方式の採用の可能性についてあわせて検討することも必要と考えております。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 137 ] | わかりました。 |
では、最後に国、道に関する要望事項についてなのですけれども、以前にこの要望に関して一般質問でもお伺いしたことがあるのですけれども、以前に西浦和地区の離岸堤3基のうち2基があの時点で終わっていて、残り1基についてどのようになったか、その見通しですね。それと、東静内地区の離岸堤についてと、それから今年から始まっております春立地区の護岸工事、これは今後の見通しについてはどのようになっているか、この点についてお伺いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 建設課長。 |
◇建設課長(田代和芳君) [ 138 ] | お答えをいたします。 |
浦和地区の離岸堤につきましては、たび重なるしけによりまして、ご存じのように離岸堤全面が海浜勾配が急峻となっておりまして、離岸堤の安定を今現在欠いております。そのため、陸側のほうに移設を要望しまして、今言われたように3基のうち2基は完了しております。 | |
それと、東静内地区の離岸堤につきましては、離岸堤の開口部の部分から遡上波による水産乾場の侵食が進んでいることから、この離岸堤の間隔を縮めまして、そして背後の住宅、乾場を保全しようと要望をしております。 | |
いずれにしましても、この2つの事業は道の単独事業ということもありまして、予算の確保もかなり厳しいということを聞いております。いずれにしましても、別な方法等も検討を含めて、そして引き続いて土現のほうに要望をしていきたいと思っております。 | |
それと、春立地区の高潮対策工事、これにつきましては本年度から工事を今実施をしております。そして、全体延長で約300メーターございますが、事業期間としましては5年間で、一応5年間を予定をしております。そして、この工事につきましては、かなり地元説明会等も行っておりまして、その地元の要望も取り入れた方法で今現在行っております。 | |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 139 ] | 今内容はわかりました。 |
それで、春立地区につきましては、平成18年10月7日、8日の低気圧のあれで、高潮であそこが通行どめになったということで、交通事情もさることながら、そういうことも含めて、その地区に限らず、町民の方々は台風の都度海岸だとか浜の侵食などで大変危惧する状況が、春立に限らず、海岸地区という観点から大変心配する場所が結構あるわけですけれども、津波対策という観点からも、今後粘り強く要望を続けて解決してもらうように道のほうに要望をお願いするようにしていただきたいと思います。 | |
次に、静内川の歩道橋より河口側で現在河道内の柳等の立ち木の切り倒し、それから河川土木工事などの静内川の改修工事、これが行われておりますけれども、今後の改修工事の見通しについてどのようになっているか。また、このまま引き続き行われるのかどうなのか。ちょっと道のあれですから、知り得る範囲で結構ですからお聞きしたいと思います。それと、伴って場所ですね、今白鳥のところでございますけれども、歩道橋のすぐ下の中央付近というのですか、花火大会なんかやるので、今年も大分柳があれして、あそこができないということもありましたけれども、それ以前からも、この静内川の柳については災害対策という観点から、この地球温暖化でいつ考えられない雨が降って、ダムがありますけれども、防波堤、堤防ですね、超えるとかということで柳というのは、自然協会のこともわかりますけれども、大変心配することもありますので、何とか柳の除去について、歩道橋から下ももちろんですけれども、歩道橋から上にかけてもその点の対応を道のほうに要望していただきたいと思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 建設課長。 |
◇建設課長(田代和芳君) [ 140 ] | 静内川の柳につきましては、議会、または自治会要望、それと地域の住民の方々から伐採の強い要望がございます。それで、河川を管理しております道のほうで町からの要望を受けまして、本年度から道の単独事業としまして白鳥のふれあい広場と、そこの右岸沿いの、ちょうど散策路になっております柳の伐採を本年度含めまして全体で約8,800平米を実施をしております。そして、この事業も道単独事業ということで、今言われましたように担当課からは来年もお願いしますよと、ずっと続けてということはお願いをしているのですけれども、単費ということで、正直言って継続の約束はできない事業でございますが、ただ現在あそこの部分を約9反ほどやったのですが、今言われるようにシベチャリの歩道橋までずっと毎年要望をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 141 ] | 何とか粘り強く要望をしていっていただきたいと思います。 |
最後にお伺いしたいのですけれども、現在災害による通行どめが続いております道道中札内線ですけれども、道に対する要望についてどのように現在対応されているか。また、開通見通しについてお伺いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 企画課長。 |
◇企画課長(曽我啓二君) [ 142 ] | 現在静内ダムゲートより先については落石や崩落が多発しておりまして、ご存じのとおり平成17年5月から通行どめが続いております。開通のめどは立っていない状況でございます。道道中札内線は、ダムや発電所の管理、森林の維持等でさまざまに利用されている道路であり、また雄大な日高山脈を背景に登山など多くの観光客の利用が見込まれる道路です。日高山脈のすぐれた自然環境を生かした新たな観光の振興や地域経済の発展のためには道路の適切な管理が必要不可欠であることからも、早期復旧、開通に向け、今後も引き続き要望活動を進めてまいりたいと思っています。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 143 ] | この件に関しましては以前に、つい先月ですか、千石トンネルまで現地調査ということで役場の担当課の方、町長さん初め、それから地元の産業界の方と私たち委員会の一部の方が一緒に現地を、千石トンネルまで行ってきました。それで、行くときは三石の川上地区から入って、高見ダムを通って行ったわけですけれども、帰りは一直線真っすぐ、今休止されている、通行どめになっている道路を真っすぐおりてこられたということで、以前にはここは百数カ所危険地区があるということで、相当ひどいのだろうなと思ったのですけれども、実際真っすぐすんなりと来たわけです。それで、今課長さんも言ったように、大変観光的な面からも、いろんな面で町の大変大きな財源、観光にとって本当に大事なところだと思うのです。これが通行どめが本当に延々とこのまま続いていきますと、せっかくの資源が活用されないという面もありますし、現在北電とか所管の方々は一応かぎをあれして通っているということもございますし、何とか町長さん力を、現状を解決して、早く開通をする手法を何か検討、これも大事なことでないかなと。あれ通るか通らないかによって大変私たちの町にも影響がありますので、最後に町長さんのご意見だけ伺って終わりたいと思いますので、よろしくお願いします。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 144 ] | この静中線の道路の不通問題につきましては、以前から細川議員、ほかの方からも質問を受けているところでございます。それで、確かに私もあのとき、帰り道はあそこを通ってまいりました。それで、今もお金をかけて道のほうではやっていただいております。あとは、ああいう状況ですから、道がどういうふうに判断するかということです。それで、毎年のようにその話は持ち出しているわけなのですが、また要望の際にはその話をとにかく、くどくなるかもしれませんけれども、粘り強く訴えてまいりたいと思います。 |
ちなみに、三石側から林道を通りまして入るこのルートは、今林道が恐らく4,000万ぐらいずつ、たしか2カ所かけて補修しておりまして、これが終わりますとかなり楽に行けるということなのですが、あそこでダム湖を渡った先がまた道道でして、ここもまた危険箇所があるということで、それらも含めて、とりあえず通行できるようなことを念頭に置いていろいろ要望活動を続けてまいりたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 145 ] | 粘り強くお願いしたいと思います。 |
以上で質問を終わります。ありがとうございました。 |
▼延会の議決
○議長(中島 滋君) | お諮りいたします。 |
本日はこれにて延会したいと思います。ご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 異議なしと認めます。 |
本日はこれで延会することに決定いたしました。 |
▼延会の宣告
○議長(中島 滋君) | 本日はこれで延会いたします。 |
どうもご苦労さまでした。 |
(午後 5時03分)
以上のとおり会議の次第を記録し、これを証するためにここに署名する。 平成 年 月 日 新ひだか町議会議長 新ひだか町議会議員 新ひだか町議会議員