平成21年第4回新ひだか町議会定例会会議録 議事日程 第1号 平成21年6月16日(火) 午前9時31分開会 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 会期の決定 第 3 行政報告(町長・教育委員会) 第 4 報告第 1号 繰越明許費繰越計算書について 第 5 報告第 2号 専決処分の報告について (損害賠償請求事件の和解及び損害賠償の額の決定について) 第 6 一般質問 出席議員(26名) 1番 中 島 滋 君 2番 富 永 信 君 3番 觸 澤 清 君 4番 平 野 隆 俊 君 5番 藤 井 益 美 君 6番 山 内 和 雄 君 7番 船 越 英 治 君 8番 山 口 勇 夫 君 9番 池 田 一 也 君 10番 畑 端 薫 君 11番 磯 貝 廣 光 君 12番 志 田 力 君 13番 築 紫 文 一 君 14番 福 嶋 尚 人 君 15番 細 川 勝 弥 君 16番 日向寺 敏 彦 君 17番 田 中 紀 和 君 18番 巻 宏 君 19番 鳥 谷 末 雄 君 20番 神 谷 浩 嗣 君 21番 増 本 裕 治 君 22番 川 合 清 君 23番 井 上 節 子 君 24番 五十嵐 敏 明 君 25番 進 藤 猛 君 26番 南 川 州 弘 君 欠席議員(0名) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町長より通知のあった議事説明者 総務企画部長 木 内 達 夫 君 住民福祉部長 佐 々 木 政 義 君 健康生活部長 宮 口 信 次 君 健康生活部参与 小 松 幹 志 君 総合ケアセンター総合施設長 経済部長 佐 藤 保 広 君 農林水産部長 石 川 広 志 君 会計管理者 上 村 勉 君 三石総合支所長 大 平 秀 行 君 三石国民健康保険病院長 三 浦 正 次 君 三石国民健康保険病院副院長 八 木 橋 厚 仁 君 総務課長 本 庄 康 浩 君 企画課長 滞在・移住促進室長 曽 我 啓 二 君 定額給付金給付推進室長 バイオ・エコタウン推進室長 石 井 善 晴 君 財政課長 名 須 川 一 君 契約管財課長 相 楽 竹 夫 君 契約管財課参事 榊 要 君 税務課長 斉 藤 滋 一 君 税務課参事 鈴 木 彰 君 税務課参事 榎 本 勉 君 福祉課長 児童館長 永 崎 広 実 君 児童養育相談センター長 ふれあいセンター御園館長 福祉課参事 横 山 典 子 君 保育所統括所長 生活環境課長 渋 谷 正 弘 君 アイヌ政策推進室長 生活環境課参事 富 岡 登 貴 子 君 健康推進課長 神 垣 光 隆 君 地域包括支援センターしずないセンター長 町立静内病院事務長 富 沢 宏 己 君 町立静内病院総看護師長 谷 恵 美 子 君 介護老人保健施設まきば施設長 藤 井 章 作 君 介護老人保健施設まきば事務長 高 橋 保 君 特別養護老人ホーム静寿園長 阿 部 公 一 君 建設課長 田 代 和 芳 君 建設課参事 久 米 茂 君 商工労働観光課長 町民休養ホーム支配人 竹 田 幸 也 君 老人福祉センター長 林業研修センター長 上下水道課長 松 本 博 行 君 静内終末処理場長 上下水道課参事 中 村 敬 司 君 農政課長 本桐基幹集落センター長 酒 井 哲 也 君 延出基幹集落センター長 農政課参事 江 本 要 君 水産林務課長 田 代 芳 嗣 君 水産加工センター長 水産林務課参事 土 井 義 男 君 会計課長 長 舩 幸 生 君 三石総合支所総務企画課長 田 辺 貞 次 君 三石総合支所町民福祉課長 岩 渕 勇 次 君 高齢者共同生活施設やまびこ施設長 地域包括支援センターみついしセンター長 デイサービスセンターみついしセンター長 羽 沢 進 君 みついし居宅介護センター長 三石国民健康保険病院事務長 川 端 克 美 君 特別養護老人ホーム蓬莱荘所長 村 上 敬 君 ケアハウスのぞみ施設長 長 船 輝 男 君 三石総合支所商工観光課長 渡 辺 勝 造 君 総務課主幹 土 井 忍 君 総務課主幹 上 田 哲 君 総務課主幹 藤 沢 克 彦 君 企画課主幹 石 原 義 弘 君 企画課主幹 伊 藤 信 夫 君 バイオ・エコタウン推進室主幹 小 野 寺 大 作 君 財政課主幹 坂 将 樹 君 財政課主幹 高 堰 良 子 君 税務課主幹 中 島 健 治 君 税務課主幹 山 口 一 二 君 税務課主幹 大 山 慎 司 君 税務課主幹 佐 伯 智 也 君 福祉課主幹 中 村 敏 君 福祉課主幹 久 保 敏 則 君 福祉課主幹 米 田 一 治 君 静内保育所長 高 橋 和 子 君 東静内保育所長 永 井 治 恵 君 山手子育て支援センター長 中 田 寿 美 子 君 生活環境課主幹 竹 田 三 智 子 君 生活環境課主幹 浮 田 昌 輝 君 生活環境課主幹 大 久 保 信 男 君 生活環境課主幹 田 口 寛 君 生活環境課主幹 渡 辺 浩 之 君 健康推進課主幹 阿 部 尚 弘 君 健康推進課主幹 寺 越 正 央 君 健康推進課主幹 遠 藤 敏 弘 君 健康推進課主幹 角 田 し の ぶ 君 健康推進課主幹 川 上 康 徳 君 健康推進課主幹 池 田 由 貴 子 君 町立静内病院主幹 渡 辺 洋 一 君 特別養護老人ホーム静寿園主幹 池 田 孝 義 君 建設課主幹 岩 渕 博 司 君 建設課主幹 田 中 伸 幸 君 建設課主幹 池 均 君 建設課主幹 阪 井 典 行 君 商工労働観光課主幹 道 鎮 和 宏 君 商工労働観光課主幹 小 塚 洋 之 君 商工労働観光課主幹 酒 井 隆 君 上下水道課主幹 大 角 地 浩 君 上下水道課主幹 神 垣 博 樹 君 上下水道課主幹 新 山 光 一 君 上下水道課主幹 野 垣 尚 久 君 上下水道課主幹 伊 藤 敬 一 君 上下水道課主幹 桂 田 達 也 君 上下水道課主幹 浅 野 義 裕 君 農政課主幹 若 生 富 夫 君 農政課主幹 奥 野 幸 男 君 農政課主幹 森 宗 厚 志 君 農政課主幹 秋 山 照 幸 君 農業実験センター長 城 地 哲 也 君 農業実験センター主幹 岡 田 俊 之 君 和牛センター長 萩 沢 慶 一 君 水産林務課主幹 久 保 稔 君 水産林務課主幹 早 瀬 秀 一 君 水産林務課主幹 水 谷 貢 君 三石総合支所総務企画課主幹 木 村 博 成 君 三石総合支所総務企画課主幹 宝 金 司 君 三石総合支所町民福祉課主幹 竹 達 勝 利 君 三石総合支所町民福祉課主幹 中 村 哲 史 君 三石総合支所町民福祉課主幹 米 田 和 哉 君 三石総合支所町民福祉課主幹 大 平 響 子 君 三石国民健康保険病院主幹 木 村 実 君 三石総合支所商工観光課主幹 佐 伯 義 己 君 教育委員会委員長より通知のあった議事説明者 教育長 河 村 一 夫 君 教育部長 塚 尾 英 夫 君 管理課長 磯 貝 正 之 君 管理課参事 石 川 義 輝 君 学校給食センター長 社会教育課長 阿 部 晃 二 君 社会教育課参事 渡 辺 喜 代 治 君 体育振興課長 土 肥 一 司 君 三石分室教育課長 山 際 政 則 君 管理課主幹 野 本 武 俊 君 社会教育課主幹 森 治 人 君 社会教育課主幹 藪 中 剛 司 君 体育振興課主幹 田 畑 善 側 君 社会教育課主幹 麻 野 和 彦 君 体育振興課主幹 体育振興課主幹 田 森 由 美 子 君 三石分室教育課主幹 片 山 孝 彦 君 静内・三石図書館長 岩 渕 雅 美 君 静内図書館副館長 東 川 廣 美 君 三石図書館副館長 前 川 佳 子 君 水道事業管理者より通知のあった議事説明者 経済部長 佐 藤 保 広 君 上下水道課長 松 本 博 行 君 上下水道課参事 中 村 敬 司 君 上下水道課主幹 大 角 地 浩 君 上下水道課主幹 神 垣 博 樹 君 上下水道課主幹 新 山 光 一 君 上下水道課主幹 野 垣 尚 久 君 上下水道課主幹 伊 藤 敬 一 君 上下水道課主幹 桂 田 達 也 君 農業委員会会長より通知のあった議事説明者 事務局長 姥 谷 登 君 事務局主幹 石 丸 修 司 君 公平委員会委員長より通知のあった議事説明者 事務局長 清 水 全 君 事務局主幹 菅 沼 太 吉 君 代表監査委員より通知のあった議事説明者 事務局長 清 水 全 君 事務局主幹 菅 沼 太 吉 君 職務のため出席した事務局職員 事務局長 清 水 全 君 事務局主幹 菅 沼 太 吉 君▼開会の宣告
○議長(中島 滋君) [ 1 ] | ただいまの出席議員数は26名です。 |
定足数に達しておりますので、平成21年第4回新ひだか町議会定例会を開会いたします。 |
(午前 9時31分)
▼開議の宣告
○議長(中島 滋君) | これから本日の会議を開きます。 |
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 |
▼会議録署名議員の指名
○議長(中島 滋君) | 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 |
本日の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、17番、田中君、18番、巻君を指名いたします。 |
▼会期の決定
○議長(中島 滋君) | 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。 |
お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から23日までの8日間とし、6月20日、21日は休会といたしたいと思います。ご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 異議なしと認めます。 |
よって、本定例会の会期は本日から6月23日までの8日間とし、6月20日、21日は休会とすることに決定いたしました。 |
▼行政報告
○議長(中島 滋君) | 日程第3、行政報告の申し出がありますので、これを許します。 |
町長。 |
〔町長 酒井芳秀君登壇〕
◎町長(酒井芳秀君) [ 2 ] | おはようございます。行政報告を申し上げます。 |
初めに、第46回しずない桜まつりの開催結果についてであります。第46回しずない桜まつりを5月10日日曜日から17日日曜日までの8日間開催いたしました。本年の二十間道路桜並木は5月4日に開花、5月6日に満開の宣言をし、桜並木の見ごろと桜まつりの期間に相違が生じましたが、大きな事故もなく無事に終了いたしました。なお、祭り期間中の入り込み客数は5万4,165人、また5月3日から5月17日までの累計としては17万3,209人となりました。 | |
次に、平成21年度札幌三石会総会への出席についてであります。札幌近郊に在住の三石地区出身者で組織する札幌三石会の平成21年度総会に副議長とともに出席し、町の近況報告を行ったほか、出席者との交流を図ってまいりました。詳細については記載のとおりであります。 | |
1ページおめくりください。次は、寄附についてであります。次のとおり寄附がありました。寄附者のご厚志に感謝申し上げ、有効に活用させていただきたいと思います。 | |
次に、工事の発注についてであります。記載のとおり2件の工事の発注をいたしました。なお、入札の状況は別添資料のとおりであります。 | |
次に、委託業務の発注についてであります。記載のとおり2件の委託業務の発注をいたしました。なお、入札等の状況は別添資料のとおりであります。 | |
以上で行政報告とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 次に、教育委員会の行政報告を行います。 |
教育長。 |
〔教育長 河村一夫君登壇〕
◇教育長(河村一夫君) [ 3 ] | おはようございます。それでは、教育行政報告を申し上げます。 |
初めに、1点目の名誉毀損に係る損害賠償請求事件についてご報告を申し上げます。本件につきましては、これまでにも何度か経過報告をさせていただきましたが、昨年6月に新ひだか町静内緑町在住の小室良彦氏から本町職員を被告として損害賠償請求の訴えがあったものであります。本裁判は、平成19年3月に静内図書館を利用していた小室氏が当時の図書館主幹から気違い、障害者などと誹謗中傷され、精神的苦痛を受けたとして損害賠償金136万円の支払いを求めるという訴えでありました。職員としては全く身に覚えのないことであることから、全面的に争う姿勢で臨んだ結果、静内簡易裁判所における第一審では平成20年10月31日に、また札幌地方裁判所における控訴審では平成21年5月11日に、ともに小室氏の請求を棄却する旨の判決言い渡しがあったところであります。小室氏には、この結果を踏まえ、2週間以内に札幌高等裁判所への上告の権利があったわけですが、この上告期限に小室氏より上告の申し出がなかったことから、第一審、第二審での判決どおり職員側の全面勝訴で確定し、裁判が終了したものであります。 | |
次に、2点目の学校耐震診断結果についてご報告を申し上げます。まず、@として耐震診断実施に至った経過ですが、平成7年に建築物の耐震改修の促進に関する法律が施行され、昭和56年以前に建築された2階建て以上の学校について耐震診断を行い、耐震改修に努めなければならないと規定されておりましたが、平成20年6月に施行された地震防災対策特別措置法の一部改正により耐震診断とその結果の公表が義務づけとなりました。対象校は、山手小学校、高静小学校、静内小学校及び静内第二中学校の4校であり、それぞれ耐震診断について委託業務の発注を行ったところであります。 | |
Aの耐震診断結果ですが、裏面の結果一覧表をごらんください。一覧表の下に各学校の平面図を掲載しておりますが、各学校とも校舎部分を2分割、体育館を1つとしての3つのゾーンごとに診断しております。その内容は、各階の複数箇所でX方向からとY方向から測定を行っており、上の一覧表には各学校ごとのそれぞれのゾーンでのX方向及びY方向での最低のIs値を表示しております。その判定結果については摘要欄に表示しておりますので、ごらんいただきたいと存じます。なお、静内第二中学校以外の3校につきましては業務委託が完了し、数値が確定しておりますが、静内第二中学校については6月末までの委託期間となっていることから、速報値での数値となっておりますので、ご承知願います。 | |
Bの耐震診断結果の公表方法ですが、記載のとおり町広報紙及びホームページに掲載、さらに教育委員会内に委託での成果品を備えつけて閲覧に供します。今後の対応ですが、今定例会に提案されております補正予算において耐震改修に伴う実施設計費並びに工事費について予算計上しておりますので、議決後早急に実施計画に係る業務委託を発注するなど早期完了を目指したいと考えております。 | |
以上を申し上げまして、教育行政報告といたします。 |
○議長(中島 滋君) | 行政報告の質疑については、議案審議後といたします。 |
▼報告第1号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(中島 滋君) | 日程第4、報告第1号 繰越明許費繰越計算書についてを議題といたします。 |
提案理由の説明を求めます。 | |
名須川財政課長。 |
〔財政課長 名須川 一君登壇〕
◇財政課長(名須川 一君) [ 4 ] | おはようございます。それでは、ただいま上程されました報告第1号につきましてご説明を申し上げます。 |
報告第1号は、繰越明許費繰越計算書についてでございます。平成20年度の新ひだか町一般会計補正予算(第5号)第2条、同補正予算(第6号)第2条及び同補正予算(第7号)第3条の繰越明許費は、別紙のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告しようとするものでございます。 | |
それでは、1ページ、1枚おめくりをいただきまして、平成20年度の新ひだか町繰越明許費繰越計算書でございます。一般会計の計算書になってございまして、内容を説明いたします。3款民生費、2項児童福祉費、事業名が子育て応援特別手当支給事業、金額が1,324万円、翌年度繰越額1,251万3,000円、財源内訳のうち未収入特定財源、国、道支出金で1,247万5,000円、一般財源が3万8,000円となってございます。 | |
次に、6款農林水産業費、2項林業費、事業名が基幹作業道整備事業、金額が3,500万円、翌年度繰越額、同額でございまして3,500万円、財源内訳のうち未収入特定財源、国、道支出金で3,000万円、一般財源が500万円となってございます。 | |
次に、7款商工費、1項商工費、事業名が地域活性化・生活対策事業、金額が4億3,867万7,000円、翌年度繰越額3億7,867万7,000円、ここには6,000万円の差がございますが、6,000万円についてはこの段階の補正予算でもご説明しているとおり基金に積み立てると。地域産業活性化推進基金に積み立てをしてございまして、この分については20年度で執行を終えてございます。残りの分が全額翌年度に繰り越すというような形になってございます。財源内訳として、未収入特定財源、国、道支出金で3億812万3,000円、一般財源で7,055万4,000円となってございます。 | |
同じく商工費の事業名で定額給付金支給事業、金額が4億2,930万円、翌年度繰越額が4億2,660万7,000円、財源内訳のうち未収入特定財源、国、道支出金4億2,607万7,000円、一般財源が53万円となってございます。 | |
10款教育費、2項小学校費、静内小学校耐震診断事業、金額が801万2,000円、翌年度繰越額、同額で801万2,000円、財源内訳のうち未収入特定財源、国、道支出金801万1,000円、一般財源で1,000円でございます。 | |
同じく教育費、3項中学校費、静内第二中学校耐震診断事業、金額が584万9,000円、翌年度繰越額、同額で584万9,000円、財源内訳は未収入特定財源、国、道支出金で584万8,000円、一般財源が1,000円となってございます。 | |
次に、11款土木施設災害復旧費、1項土木施設災害復旧費、事業名が道路災害復旧事業、春別農屋線の道路災害復旧事業でございまして、金額が1,057万5,000円、翌年度繰越額、同額で1,057万5,000円、財源内訳として未収入特定財源、国、道支出金671万8,000円、地方債168万円、一般財源が217万7,000円となってございます。 | |
以上、報告第1号の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 |
○議長(中島 滋君) | これから質疑を行います。質疑ございませんか。 |
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | ほかに質疑なしと認めます。 |
よって、質疑を終結いたします。 | |
本件に対し討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 | |
これから報告第1号 繰越明許費繰越計算書についてを採決いたします。 | |
お諮りいたします。本件を承認することにご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 異議なしと認めます。 |
よって、報告第1号は、承認することに決定いたしました。 |
▼報告第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(中島 滋君) | 日程第5、報告第2号 専決処分の報告についてを議題といたします。損害賠償請求事件の和解及び損害賠償の額の決定についてでございます。 |
提案理由の説明を求めます。 | |
磯貝管理課長。 |
〔管理課長 磯貝正之君登壇〕
◇管理課長(磯貝正之君) [ 5 ] | おはようございます。報告第2号についてご説明申し上げます。 |
報告第2号は、専決処分の報告についてでございます。地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分をしたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 | |
次のページをお開きください。1ページ目は専決処分書でございます。処分年月日は、平成21年6月2日、専決処分第3号として専決処分をしたものでございます。 | |
次のページをお開き願います。2ページ目は、損害賠償請求事件の和解及び損害賠償の額の決定についてでございます。 | |
新ひだか町は、平成21年5月12日に新ひだか町静内高砂町3丁目8番4号、牧野貴子を相手方として発生した下記損害賠償請求事件において、新ひだか町の賠償額6万5,215円で相手方と和解するものでございます。 | |
請求事件の概要でございますが、本件につきましては平成21年5月12日午前10時30分ごろ、町職員が町立山手小学校敷地内の草刈り作業を行った際、草刈り機からの飛び石が近くに駐車していた相手方所有の乗用車のリアガラスに当たり、同車を損傷させたものでございます。過失割合は町10、相手方がゼロであります。 | |
このような事故は、昨年、それから一昨年と続いておりまして、議会などからも厳しい指摘を受けておりましたので、昨年事故発生後、校長会等を通して安全管理等の徹底を図ったところでありますし、本年も年度当初から注意を促しておりましたが、残念ながら発生してしまい、深く反省をしております。事故発生後、本人に対して厳重に注意をするとともに5月21日、22日の両日、学校校務補を集め、今後このようなことのないよう細部にわたり強く指導をしたところでありますので、ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。 | |
以上、報告第2号の説明をいたしました。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 |
○議長(中島 滋君) | これから質疑を行います。質疑ございませんか。 |
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 質疑なしと認めます。 |
よって、質疑を終結いたします。 | |
本件に対し討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 | |
これから報告第2号 専決処分の報告についてを採決いたします。 | |
お諮りいたします。本件は、承認することにご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 異議なしと認めます。 |
よって、報告第2号は承認することに決定いたしました。 |
▼一般質問
○議長(中島 滋君) | 日程第6、一般質問を行います。 |
質問通告順により発言を許します。 | |
登壇の上、一括質問をお願いいたします。 | |
なお、一般質問に関連して提出されております説明資料は、皆様のお手元に配付のとおりです。今回の質問は14人、26項目の多岐にわたっておりますので、皆様方の全面的なご協力をお願いしたいと思います。 | |
それでは、15番、細川君。 |
〔15番 細川勝弥君登壇〕
◆15番(細川勝弥君) [ 6 ] | おはようございます。通告に従いまして、壇上から質問させていただきます。 |
平成21年度町政執行方針で酒井町長は、新ひだか町が4回目の春を迎え、危機的な町財政などさまざまな試練が待ち受ける中、次代に胸を張って引き継ぐことのできる新ひだか町の礎を築いていくことが私に課せられた最大の責務であり、進めるに当たり何をすべきかを最優先に考え、町民との対話を通じてその声を町政に反映し、着実に大胆に取り組み、全力を尽くすと述べられ、任期残すところ1年、課題解決に向け、従来の慣例にとらわれることのない大胆な発想、行動力で職員と一丸となって取り組んでまいりたいと述べられました。平成21年度も3カ月を経過しようとしております。そこで、大きく4項目について酒井町長にお伺いしたいと思います。 | |
1点目、北海道の自衛隊体制維持を求める要望活動についてですが、北海道の自衛隊体制維持を求める意見書を当議会として3月の定例会で可決し、意見書を関係大臣に提出いたしました。北海道に配置されている自衛隊は、国土防衛はもとより、災害発生時の救援、救難活動や救急患者の搬送など、道民の安全と安心の確保に向けて大きな役割を果たしてきたところでありますが、道内の自衛隊は陸上自衛隊で平成16年度末に4万1,000人おりましたが、防衛計画大綱の見直しに伴い、平成19年度末には3万7,000人に減りました。4,000人の削減により道東部隊の第5師団及び真駒内駐屯地の第11師団が旅団化されるなど、特に陸上自衛隊の削減が行われ、地域の安全と安定、さらに地域経済や地域社会に大きな影響を与えていることは大変遺憾であります。現在国においては、平成21年度末をめどに防衛計画大綱の見直しと次期中期防衛力整備計画の策定の検討に着手されております。今後さらに本道における自衛隊の大幅な削減は、我が国の防衛上の問題はもとより、災害発生時の派遣や地域経済への影響など、さらに大きな影響を及ぼすことは必至であります。 | |
静内駐屯地は、昭和37年に陸上自衛隊静内分屯を開庁、昭和46年、東千歳駐屯地静内分屯地に改称され、昭和60年に現在の静内駐屯地に昇格し、現在第7高射特科連隊と9種類の派遣隊が駐屯しております。国内唯一の地対空ミサイル短SAMの発射訓練を行っており、平成16年の隊員数は約400人、これら家族を含めると約800人と推定され、また毎年7月から9月中旬と2月から4月にかけては全国の高射部隊延べ3万人が静内駐屯地で訓練を受けており、経済的効果ははかり知れません。特に当町においては、夏まつりや自治会活動などコミュニティー活動へ積極的に参加するなど地域と密接にかかわっており、まちづくりにおける存在意義はなくてはならないということは全町民が認めるところであります。 | |
去る4月25日、東千歳駐屯地で第1高射特科団の創立37周年記念行事が開催され、出席してまいりました。記念式典に引き続き、同会場で創隊記念の上映会が行われ、静内駐屯地の活動と地域の紹介で、しずない夏まつりの阿波踊り、ウインターデ・ライトの参加やしずない桜まつりなど新ひだか町の主な行事を季節ごとに丁寧に映像で紹介され、観光PRをしていただくとともに、地域とのつながりを大事にされていることに感心いたしました。 | |
5月27日の臨時会で、酒井町長より北海道の自衛隊体制維持を求める署名活動及び要望活動などについて行政報告がありましたが、5月14日、札幌市で開催された北海道の自衛隊体制維持を求める総決起大会に私も参加してまいりました。参加された自治体では、千歳市で約350名、恵庭市で約150名、富良野町方面から約80名など、東千歳駐屯地などのある千歳市では山口市長が先頭に立ちまして、全員たすきがけでのぼりを上げての力の入れようで、削減の流れをとめなければとの真剣な行動が会場を盛り上げておられ、名寄市など基地のある自治体の首長のこの自衛隊体制維持の危機感に対応する意識の高さを感じてまいりました。しかし、我が新ひだか町は静内自衛隊駐屯地の体制維持に対して、国内唯一の地対空ミサイル実射訓練基地があることで楽観的な感覚で考えておられるのでないかと静内駐屯地に関係する町民の方々から心配する声があります。私もまちづくりや防災面でも自衛隊に依存する側面が大きいことから、道内の陸上自衛隊が削減されないように町を挙げて取り組まなければならないのではないかと思います。 | |
そこで、お伺いいたします。1点目、新ひだか町として北海道の自衛隊体制維持を求める要望活動についての基本的な考え方についての酒井町長のお考えをお伺いします。 | |
2点目、北海道の自衛隊体制維持を求める要望、署名活動についてですが、3月1日から5月1日までで署名筆数1,524筆とのことですが、署名活動の依頼先はどの範囲の方々にお願いされた結果なのか。 | |
3点目、北海道の自衛隊体制維持を求める総決起大会への参加依頼についてですが、北海道の自衛隊体制維持を求める意見書について、3月定例会での意見書提案で増本議員より意見文書を朗読後にさらに口頭で新ひだか町として静内駐屯地の影響やその重要性などについて説明をさらに加えたと思いますが、どのような手法で参加依頼されたか、依頼先範囲についてもお知らせください。 | |
4点目、要望活動を5月に3日間行われているとのことですが、要望先での結果はどのような感触であったのか。 | |
以上、4点についてお伺いします。 | |
次に、2点目、行政執行についてですが、主要施策の展開方向について示されておられる中から次の項目についてお伺いしたいと思います。 | |
1点目、行政組織改編計画についてでありますが、平成22年度が中期計画の最終年度に当たることから、問題解決に向けた見直しを進めることが必要とのことで、本年は施設の維持管理などにかかわる組織の一元化と町税などの徴収強化に向け、簡素で効率的、機械的な組織構築に向けた改革の推進のため職員のプロジェクトによる検討を行うとのことでありますが、この点について具体的にどのように進められているか。 | |
2点目、また行政上のミスを指摘する三石地区での下水道工事などが報道され、町民よりなぜ庁内で連絡がとれないのか、基本的に決裁機関が静内地区、三石地区と分離しているからではないか、民間会社ではこのようなことは考えられないなどと多くの方から厳しい声があります。組織の改編計画に当たり、組織の一元化とグループ制導入については以前に何度もお伺いし、ご指摘、ご提言させていただきましたが、グループ制について見直す考えはないのか、静内庁舎と三石庁舎での課の連携はどのようになって行われているのか、両庁舎間での課題はないのかをお伺いいたします。 | |
3点目、100年に1度と言われる世界的な経済危機から国民生活と日本経済を守るために、景気回復を最優先に国はいろいろな施策を講じておりますが、我が新ひだか町も厳しい財政状況であることは否めません。先月、経済危機対策を具体化する平成21年度補正予算が成立しました。これには、地域活性化のための2.4兆円もの臨時交付金の予算が盛り込まれております。この内容は、地域活性化・経済危機対策臨時交付金1兆円、公共投資臨時交付金1.4兆円となっておりますが、この交付金について当町としてどの程度の交付金が見込めるのか、この交付金の使途をどのように考えておられるのかをお伺いいたします。 | |
次に、3点目、しずない桜まつりについてですが、開花時期に合わせて開かれているしずない桜まつり、ことしは5月10日から17日まで8日間の期間で実施されました。10日の桜まつり開会セレモニーの時点では、ほぼ桜が散り始め、遠方から来られた方々から大変残念との声、また逆に祭り前の連休に来られた方々よりは露店がなく、お土産を買えなくて残念との方もいらっしゃいましたが、市街地などの食堂関連のお店は連休期間満員の状態で材料不足のお店もあり、大変盛況であったとのことでした。町民の方々から、しずない桜まつりについて期間の設定などを検討されてはと多くの方々よりいろいろなご意見を聞かされます。自然が相手ですから、開花予想などは非常に無理と思いますが、提言も含め、4項目についてお伺いしたいと思います。 | |
1点目、今後の桜まつりの開催期間の設定について、今までどおり開花予想を協議し、決定されるのか。実行委員会は、開花と祭り時期が合うように町の開花予想の精度を高めたいと言われておりますが、例えば5月1日か連休が始まる5月3日から10日間または2週間と毎年開催日を固定する方法を検討されてはどうか。 | |
2点目、静内さくら大使について、なぜ1名になったのか。昨年より1名になったとのことですが、予算上のことと思いますが、新ひだか町のPR活動をしていく花形であるさくら大使が各種イベントに行かれても盛り上がりに欠けるなどの声もあり、2名にされる考えはないのか。 | |
3点目、開花状況、また道路の渋滞情報の提供についてどのようにPRされているのか。 | |
4点目、期間中の交通整理についてでございますが、現在町職員と交通指導員などの方々で大変ご苦労をされておりますが、ボランティアのお願いはされておられるのかお伺いします。新ひだか町にとってしずない桜まつりは、新ひだか夏まつり、三石蓬莱山まつりと並ぶイベントで地方から多くの方が来町されます。職員の動員などが中心で交通整理をされておりますけれども、1週間以上に及ぶ会場での交通整理について産業団体、自治会などにもお願いし、町理事者や私たち議員も一緒になって参加し、町挙げての対応で桜まつりに地方から来られる方々を町を挙げてお迎えするという気持ちで対応することを検討されてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 | |
最後に、4点目、平成21年度防災訓練についてですが、平成21年度の防災対策については大規模災害を想定した防災訓練を実施するほか、全戸に配布する防災ハザードマップなどを利用しながら防災情報の敏速な提供による情報の共有化を図ると述べられておりますが、ことしの防災訓練の災害想定について、具体的にどのように考えておられるのか。 | |
また、実施時期について、対象地域についてどのように考えておられるのか、わかる範囲でお願いします。 | |
以上、壇上からの質問を終わります。 |
○議長(中島 滋君) | 曽我企画課長。 |
〔企画課長 曽我啓二君登壇〕
◇企画課長(曽我啓二君) [ 7 ] | おはようございます。細川議員の大きな質問の1点目、新ひだか町として北海道の自衛隊体制維持を求める要望活動についての基本的な考え方についてご答弁申し上げます。 |
現在国においては、新たな安全保障環境に対応するため、平成21年度末をめどに現防衛計画大綱の見直しと中期防衛力整備計画の策定が進められております。仮に自衛隊の削減、統廃合が進められますと北の守りは無論のこと、災害時における住民の生命、財産を守ることが極めて難しくなること、また地域経済や地域社会に重大な影響を及ぼすことからも駐屯地が存する新ひだか町にとって非常に憂慮すべき問題であり、国の進める施策は容認できるものではなく、強く現体制維持を要望していく考えでございます。 | |
2点目の署名活動につきましては、ことし2月に開催された北海道自衛隊駐屯地連絡協議会役員会にて、自衛隊体制維持を求める署名活動及び総決起集会の開催が決議されたことを踏まえ、本年3月31日から5月1日までの期間実施いたしました。署名依頼先としましては、新ひだか町自衛隊協力会、新ひだか町静内自衛隊父兄会、町内産業団体等の皆様にご協力願ったところです。 | |
3点目の北海道の自衛隊体制維持を求める総決起大会への参加につきましては、北海道自衛隊駐屯地連絡協議会主催により5月14日、札幌市において開催され、新ひだか町自衛隊協力会、新ひだか町静内自衛隊父兄会、町内産業団体等の皆様にご協力をいただき、43名が出席しております。 | |
4点目の要望活動につきましては、5月11日に東千歳駐屯地第7師団、14日に北部方面総監部、15日に防衛大臣、内閣官房長官、財務大臣を初めとした各関係省庁への中央要望を行い、皆様にご協力いただいた署名約22万筆を手渡し、自衛隊の現体制維持を強く訴えてまいりました。 | |
以上、答弁といたします。 |
○議長(中島 滋君) | 本庄総務課長。 |
〔総務課長 本庄康浩君登壇〕
◇総務課長(本庄康浩君) [ 8 ] | それでは、私のほうからは大きな2点目の行政執行についての1つ目、施設の維持管理などに係る組織の一元化と徴税強化に向けた行革推進のため、職員のプロジェクトによる検討の進捗状況についてということにつきましてご答弁を申し上げます。 |
施設管理課設置検討プロジェクト及び収納一元化検討プロジェクトにつきましては、本年2月に関係各課の職員を構成員として立ち上げたところでございまして、これまでに施設管理課設置検討プロジェクトにおきましては2回、収納一元化検討プロジェクトは5回のプロジェクト会議を実施し、協議を進めているとの報告を受けてございますが、現段階ではどちらのプロジェクトにおきましても現状の課題の分析及び資料の収集を行っている段階でございまして、課題解決のための幾つかの案を出し、今後それらの中から効率的な手法を選択するための協議を行っていくということになってございます。今後のスケジュールといたしましては、8月までにプロジェクトとしての方向性を決定し、9月末までに結果報告書を取りまとめ、町長へ提出される予定であり、提出後行財政改革の本部会議に説明をし、実施の是非を協議していくことになるものというふうに考えております。また、その協議結果によりましては、行政組織改編計画などの必要な見直しも行うことになるものというふうに考えておりますので、加えて申し上げておきます。 | |
次に、2点目のグループ制の見直し、静内庁舎と三石庁舎の連携、課題についてでございますが、グループ制につきましては今年度で導入して3年目ということでございますが、実質2年と2カ月少しということでございまして、平成19年度から毎年実施しております人事ヒアリングにおきまして、その活用状況や問題点、有効活用の方策について職員の意見を聴取しながら検証しているところでございます。その意見の中では、主幹職がグループリーダーとしてみずから業務遂行に加わっている状況や課長の権限による特定業務の繁忙期などの人的配置等、臨機応変な課内人員配置の変更などが容易になったことなどがグループ制のもたらすメリットということである一方、指揮命令系統において職員の責任の所在が不明確であるなどのデメリットも聞かれているところでございます。このデメリットと考えられる部分につきましては、職員意識の問題が大きいものというふうに考えてございまして、職員研修などによる意識改革の必要性を感じているところでございます。また、従来の係制のなれからなかなか脱却できない職員がいることや1課1グループなどの課にあってはグループ制のメリットを感じにくいというのは事実であるというふうにも考えております。しかしながら、行政サービスに活用できる財源が制約されている一方、少子高齢化や環境問題など行政ニーズは複雑多様化してきてございまして、地方分権により今まで以上に住民の意見を反映した行政運営が求められているところでございまして、組織機構のスリム化と行政改革がこれまで以上に必要であることから、その手法としてグループ制による組織のフラット化は重要であると認識をしているところでございます。現在グループ制は、導入後まだ2年少々しか経過していないこともございますので、今後におきましてもグループ制のメリットを最大限引き出せるよう効率的で柔軟な対応を行うことのできる行政組織を構築するため、全職員に対し意識の啓発を図るとともに、引き続きよりよい組織づくりのための検証を進めてまいりたいというふうに考えております。 | |
また、静内庁舎と三石庁舎の間の連携につきましては、各部署の業務に応じ、柔軟に対応していると考えているところでございます。しかし、今般のような行政上の手続ミスもございましたので、両庁舎間の連携につきましては課長会議等を通じ、さらに連携強化に努めてまいりたいというふうに考えてございます。 | |
それから、大きな4点目の平成21年度防災訓練についての@、防災訓練の災害想定について、A、実施時期について、B、対象地域についての3点のご質問にご答弁を申し上げます。最初に、今年度の防災訓練の内容につきましてですが、今後防災会議へ提案し、承認をいただくということになりますので、それを踏まえてお聞き取り願いたいと思いますが、現在担当レベルで検討を進めている内容としてご答弁をさせていただくことをご理解をまずお願いしたいと思います。 | |
まず、1点目の防災訓練の災害想定についてでございますが、3点目のご質問の対象地域としても関連がありますが、本年度は三石地区での開催を考えてございまして、当該三石地区では旧三石町時代から総合的な防災訓練が実施されたことがないことから、昨年度静内地区で実施した大規模な地震の発生、また密集地では火災が発生するという同内容を想定し、実施する方向で検討を進めているところでございます。訓練の実施内容につきましても災害対策本部、ボランティア対策本部、町、消防署、自衛隊等の情報伝達訓練、関係自治会の住民による避難訓練、消火訓練、炊き出し訓練等の内容を予定してございますが、今後関係機関と訓練内容等を十分協議の上、決定をしてまいりたいというふうに考えております。 | |
次に、2点目の実施時期についてでございますが、昨年度関係機関の方々からももう少し暖かい時期に実施してはどうかというご意見がございまして、現段階では9月上旬までに実施したいというふうに考えてございますが、衆議院議員選挙期日の関係から変更も十分あり得るというところでございまして、流動的な部分もあるということでご理解をお願いしたいというふうに思います。 | |
3点目の対象地域についてでございますが、1点目で若干触れましたが、本年度は三石地区を予定しておりまして、三石市街地地区の連合自治会を対象として実施したいというふうに考えております。また、消火、放水訓練や炊き出し訓練につきましては自主防災組織が設置されている自治会、これは現在蓬栄福畑連合自治会と本桐第4自治会でございますが、この自治会を中心と考えてございまして、これから関係自治会と協議を進めさせていただく予定としてございます。 | |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 名須川財政課長。 |
〔財政課長 名須川 一君登壇〕
◇財政課長(名須川 一君) [ 9 ] | それでは、私のほうからは行政執行についての3点目、地域活性化・経済危機対策臨時交付金及び公共投資臨時交付金についてご答弁申し上げます。 |
昨年の世界的な経済金融情勢の悪化以降、100年に1度の経済危機と言われる状況下において政府においては平成21年度補正予算案を4月27日に国会へ提出し、5月29日に可決されたところでございます。今回の国の補正予算は、経済危機対策を中心に14兆円規模の補正予算となってございまして、その中で地方公共団体への配慮ということで地域活性化・公共投資臨時交付金、総額で1兆3,790億円、さらに都道府県分としては4,000億円、市町村分で6,000億円、合わせて1兆円の地域活性化・経済危機対策臨時交付金が盛り込まれてございます。このうち地域活性化・経済危機対策臨時交付金につきましては、地方公共団体において地球温暖化対策、少子高齢化社会への対応、安全、安心の実現、その他将来に向けた地域の実情に応じるきめ細かな事業を積極的に実施できるよう創設されたものでございまして、当町に対しましては試算額ということでございますけれども、4億2,700万円程度の交付が予定されるということで通知を受けたところでございます。このことから、本定例会において別途ご審議をいただくこととして補正予算を計上しているところでございまして、公共施設の維持修繕など前倒しによる投資的事業や雇用対策事業など、経済対策として即効性のある事業に配慮しながら提案をさせていただく予定としてございます。また、地域活性化・公共投資臨時交付金につきましては、経済危機対策における公共事業等の追加に伴う地方負担の軽減を図り、地方公共団体が国の施策と歩調を合わせ地域における公共投資を円滑に実施することができるよう創設されたものでございまして、国の各省庁から現在担当課のほうに既に通知のあった事業、これにつきまして主に公園事業あるいは耐震改修事業等がございますが、これらについて今回の補正予算で提案をさせていただく予定としてございます。 | |
さきの新聞報道等にもございましたが、各事業における制度設計等、具体的な取り扱いについてはいまだ不透明な部分が非常に多く、私ども市町村はもちろん、都道府県においてもその対応に苦慮しているところでございます。これらのことから、今後事業内容の詳細が具体的になりましたら、その内容について検討しながら、対応可能な事業については今後の補正予算において追加提案させていただくことも考えてございます。 | |
以上、ご答弁といたします。 |
○議長(中島 滋君) | 竹田商工労働観光課長。 |
〔商工労働観光課長 竹田幸也君登壇〕
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 10 ] | 細川議員からのしずない桜まつりに関しますご質問にお答えをいたします。 |
ことしで46回目となりますしずない桜まつりは、5月10日から17日までを開催期間として実施したところでございます。ことしは桜の開花、満開が祭り期間と一致せず、観桜客の方々に大変ご迷惑をかける結果となってしまいました。実行委員会といたしましては、この問題に対処するため受け入れ態勢を2日ほど早める措置をとりましたが、間に合わず、4日に開花し、6日には満開を迎える結果となってしまいました。 | |
そこで、ご質問の1点目であります開催日の設定についてでありますが、桜まつりの開催期間の設定につきましては毎年4月上旬に開催されます桜まつり実行委員会にて決定されるものでございます。桜まつり開催までの準備や関係機関との協議、調整などの作業スケジュールを考慮した場合、この時期に決定する必要があるものと考えております。開催の期間の設定に当たりましては、気温や降水量といった地区の気象データをもとに開花プログラムによって解析し、その年の桜の開花日、満開日を予測し、これを参考として決定しているところでございます。ことしの観桜客の入り込み状況を見ますと、昨年に引き続きましてゴールデンウイーク期間が最も多い状態となっております。今後の開催に当たりましては、ことしの反省を踏まえ、連休期間に訪れるお客様の対応も含めまして、実行委員会でのご意見も伺いながら祭り期間を決定してまいりたいと考えております。 | |
次に、2点目の静内さくら大使についてのご質問でありますが、さくら大使は平成13年より設けられ、それ以前はミスさくらと呼ばれていたものでございます。観光協会が公募、選任しておりまして、大使の活動内容といたしましては桜まつりを初めといたします各種イベントでのPR活動や姉妹都市並びに関係団体との交流事業への参加など、新ひだか町の観光PR活動に欠かせない存在として活躍をしております。さくら大使につきましては、ご指摘のとおり昨年より1名となっております。予算上のこともございますが、近年はさくら大使の募集を行っても応募がなく、町内の事業所等に働きかけをするなどの積極的な募集活動を行っておりますが、結果的に定員に満たないという状況にあり、大変苦労していると聞いております。さくら大使の活動が魅力あるものとし、多くの方々に支持されるよう選任団体であります観光協会とも内容について協議検討をさせていただきまして、善処策を講じてまいりたいと考えております。 | |
3点目の開花状況のPRについてのご質問でございますが、桜の開花状況につきましては新聞各紙への開花状況に関する情報提供、さらに町ホームページへの記載、ラジオ、テレビなどの放送によるPR等により対応しており、観桜客の方々はこれらの情報を入手し、桜を見に来られております。また、道路の渋滞状況につきましても道路情報センターや地元警察署などからの問い合わせもありまして、リアルタイムで発信されており、ラジオやカーナビなどにより把握されているものと思われます。今後ともこれら情報の提供につきましては、より効果的な手法を用いながら対応を進めてまいりたいと考えております。 | |
最後に、4点目の期間中の交通整理についてのご質問でありますが、ことしの桜まつりへの支援実績でございますが、シーズンを通しまして延べ862名の支援となっております。内訳といたしましては、町職員627名、民間の方が235名となっておりまして、大変大勢の方々のご協力によりまして事故もなく、無事祭りを終了することができました。特に交通整理をお願いしております交通安全指導員並びに安全協会の方々につきましては、大きなご支援をいただいているところでございます。議員からのご質問につきましては、今後におけるご提言として承り、これからも多くの町民の支援により桜まつりが開催できるよう進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 | |
以上、ご答弁とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 11 ] | それぞれご答弁いただきましたので、何点か再質問させていただきたいと思います。 |
まず、この署名活動についてなのですけれども、町民の方から5月15日の新聞報道の記事を見て、全道的に署名活動を行っているということですけれども、全然こういうことがわからなかったという、多くの町民の方々からそういう大変厳しいご意見、苦言がありました。町民に対する情報もさることながら、この件に関連して全道の会議に出席されなかったと、そのようにご答弁、行政報告でもありましたが、欠席されたにはそれなりの事情があってのことだと思いますが、我が町にとって自衛隊の駐屯地に関する会議などは、この時期に限らず特に大事にしなければならないことは、これは常識事項であると私は思うのです。管理者の方が都合が悪いという場合はその所管の課で、例えばグループ制になってもいるわけですから、グループ内のどなたかを代理で出席させるべきと考えますけれども、今後の対応としてもその点いかがか。この会議の結果については即確認されたのか、この点についてまずお伺いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 企画課長。 |
◇企画課長(曽我啓二君) [ 12 ] | 自衛隊体制維持を求める署名活動及び総決起集会の開催につきましては、議員申すように北海道自衛隊駐屯地連絡協議会役員会において議決されたところですが、当日は臨時議会が開催されておりまして欠席しております。通常であれば代理出席といたしますが、役員会であったこともあり、また臨時議会が開会されていたということもありまして欠席した次第です。なお、会議の内容につきましては後日、協議会事務局のほうに確認しております。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 13 ] | 今欠席された理由について課長から答弁あったのですけれども、この会議は役員会であったことと、それから臨時議会、これは2月19日だと思うのですけれども、が開催されていたということですけれども、通常の会議であれば代理出席されるとのことですけれども、ということは役員会に関しては何かの行事が重なった場合、町長はすべての役員会は欠席という解釈になりますけれども、普通は総会とか通常の会議というのは、開催される前に重要な事項は役員会で決めた上で実行されていくというのが一般的だと思うのです。特に今回の北海道自衛隊駐屯地の連絡協議会役員会、これ会議だと思いましたが、役員会ということなのですけれども、こういう大事な時期での開催だと思うのですけれども、代理出席は検討されなかったのか、その点について改めて酒井町長のちょっとお考えをお伺いしておきたいと思うのですけれども。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 14 ] | お答えいたします。 |
臨時議会開催中ということで、私とか企画の課長を初め、ちょっと出席できないということで、今振り返ってみますと、これは反省点だと思います。それで、それまではほとんど私出ておりました。しかし、その旭川での役員会で署名活動、また決起大会ということが役員会において決められたということについて、私もその結果を受けとめる時期が遅かったということでございまして、この点は今回反省点として念頭にございます。それで、その後急いで対応させていただいたということで、署名数においてもこの程度ということになっております。この役員会で決められたことがそれぞれの市町村にメール等で伝達されておりますが、それが口頭で念押しの電話とか、そういうことがなかったということで、それは弁解がましいですが、ほかの道内市町村においても署名数がほとんどないとかいうようなところもあったようでございまして、その辺はほかのところがそうだからということでもありませんけれども、私どもが知り得たところから拍車をかけまして対応させていただいたということでございましたので、今回を反省として今後取り組みをしっかりやっていかなればいけないと思っています。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 15 ] | 本当にこれは反省していただかないといけないかなと思うのですけれども、これは案内がいつあって、どういうような趣旨の案内だったかというところまではわからないわけですけれども、いずれにしてもこういう機関ですから、やっぱり慎重に今後そういう点は確認して、その点よろしくお願いしたいと思います。 |
町長さんもいろんな会議とか行事について、出席の依頼が重なることが多いと思うこと、こういうことがあると思うのですけれども、代理出席に関しての酒井町長さんの基本的なお考えをちょっとお聞きしておきたいと思うのですけれども、例えば今月の7日に行われた行事についてなのですけれども、これ日曜日ですけれども、東千歳駐屯地で開催された第7師団の創隊、東千歳駐屯地創立記念行事、それから同じ日に第60回の北海道の植樹祭inえりもと、これがえりも町で開催されております。第21回イチャルパがこの静内のアイヌ協会さんで実施されました。当然いろいろ重なるわけですから、優先順位をお考えの上、代理出席を含めてお決めになられたと思うのですけれども、どのように対応されたのかを含めて、代理出席に関しての酒井町長さんの基本的なお考えを確認させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 16 ] | そのときの政策的な重要課題とか、取り組みというものを念頭に置いて、どれを優先して出席するかという判断をさせていただいておりますが、当日は今ご指摘のとおり第7師団の創隊記念日、それからえりも町での全道植樹祭、そして当町でのイチャルパという3つの行事が事前の知り得た行事としてありました。それで、その後旧静内町議会議長を務められた西慶一さんの訃報が入りまして、功労者には必ず私が出て弔辞を申し上げているというようなこともございまして、当選10回の大先輩に敬意を表すという意味合いからも弔辞を述べさせていただくことを優先させていただきました。それで、その前は、そのお悔やみが入らない前には私は第7師団の創隊記念日に出たいということで、えりも町植樹祭を富田副町長、イチャルパを畑端副町長と、こういうような配置をしていたのですが、第7師団、急遽お悔やみのために出席しないことにしたものですから木内総務部長を充てたと、こういうことでございます。 |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 17 ] | 状況はわかりましたので、一応理解いたしますけれども、参考までに北海道植樹祭inえりもと。ここでは、管内の全町長さんが来ていましたけれども、新ひだか町は代理の方、副町長さんが来られたというようなことで、知事も前の日から来られていて、やはりこの植樹祭に、北海道のあれが行われるということで大変寂しかったというような、そういう声もありましたので、参考までに。いろいろ重なるので、大変かとは思いますけれども、今後いろいろ検討の上、よろしくお願いしたいと思います。 |
では次に…… |
○議長(中島 滋君) | 細川君、ちょっと休憩したいのですけれども、よろしいですか。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 18 ] | はい。 |
○議長(中島 滋君) | 暫時休憩いたします。 |
休憩 午前10時37分
再開 午前10時50分
○議長(中島 滋君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 19 ] | 千歳市では、千歳市における自衛隊の体制維持を求める期成会がありまして、総決起大会を平成19年の11月に1回目が行われて、引き続いてことしの4月24日に2回目の総決起大会を開催しております。これには1,200名の市民の方が出られたようでございます。この防衛計画大綱策定に向けて示された財務省案は平成16年に打ち出されて、北千歳駐屯地の第1特科群と地対空ミサイル連隊が削減、それから廃止という対象になりました。こういうような状況の中で、そこで改めてお伺いしたいのですけれども、酒井町長は平成16年の11月の新聞報道で、この防衛計画大綱策定に関してこのように述べております。財務省案を受け入れた場合のシミュレーションであり、本格的なものでないと。国内唯一の地対空ミサイルの試練場であり、特性ある駐屯地、推移を見て必要であれば存続運動も始めると、このようにコメントされているのですけれども、このことに関してどのような運動を行ってこられたか。現在どのようにとらえているのか。また、当町における自衛官の方々が、先ほどは約400名ということでお話ししましたけれども、この方々の納める年間の町民税ですか、それから消費額、これはどのくらいの影響があると考えておられるか、この2点についてお伺いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 20 ] | お答えをいたします。 |
16年11月の財務省の案、それこそ三位一体改革の時期でありました。ですから、公務員の総定数を減らすとか、そういう時期であったということで振り返っております。そこで、先ほど細川議員もおっしゃったように地対空ミサイルの国内唯一の実射訓練場ということで、ここでなければ、あとはアメリカあたりへ行かないと訓練できないということで、非常に存在感のある駐屯地ということもございまして、そのときにはそういうものがこちらへ及ぶという、減員とかそういうことについて認識度合いが今よりは低かったということは正直に申し上げます。その後、毎年のように駐屯地連絡協議会の会合を開いておりまして、それに出席をし、第7師団長、また北部方面総監部ということで要望活動をして、私も会長の千歳市長について回ったりしておりました。一昨年から昨年にかけて、より要望強化というような動きになりまして、そういった活動をしっかりやっていこうというような確認のもとに進んでまいったところでございます。 | |
そんなことなものですから、今日国政のほうも流動的な情勢にございますが、中期防と防衛計画大綱の見直しというか、それの要するに総人件費の削減ですとかそういったこと、装備の削減ですとかそういったこと、あるいは北方から西方重視ということでいろんな流れが急速に変わってまいりまして、しっかりやらなければいけないということで、昨年は札幌で行われた、この間ほどの大きな集会ではないのですが、集会、それから東京での集会にも私参加しております。そして、本年に続いているということでございます。今後につきましてもこの国政の状況をよく見ながら、やはりここにきますと国会議員、また防衛省の姿勢、またそれを受けとめる財務省の姿勢とかいうようなことになりますので、その辺をよく頭に入れて運動を展開してまいらなければいけないと、このように思っております。 | |
後の数字等につきましては、企画課長のほうから答えさせます。 |
○議長(中島 滋君) | 企画課長。 |
◇企画課長(曽我啓二君) [ 21 ] | 今ご質問ありました自衛隊関係者等の経費というか、その関係なのですけれども、自衛隊関係者の方々が当町に落とす経費といたしましては、町民税一つをとりましても年間3,300万円にも上ること、またさらには隊員の皆様の家計消費支出を考えますと、参考値でありますが、北海道中小企業総合センター家計消費支出調査というのがあるのですけれども、これを使いますと北海道の1世帯当たりの家計支出金額、平均額ですけれども、313万円という額があります。これを用いて試算しますと、すべてが新ひだか町で消費されるというものではありませんが、年間約12億5,000万円に上るという計算にもなります。また、参考としまして防衛施設周辺整備事業として、昭和46年からの累計で約20億円、それから漁業補償として昭和48年からの累計で51億円、それから国有提供施設等所在地市町村助成交付金として毎年約330万円の歳入があるなど多大な金額となっております。これらの自衛隊体制の現状を維持しなければ、地域経済に重大な影響を及ぼすものと認識しておりますので、今後の情勢を注視しまして自衛隊体制維持を求める運動を進めていかなければならないと考えております。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 22 ] | 今課長から説明ありましたけれども、やはりこの自衛隊が新ひだか町としてはこのように大変貢献していただいているということがこういうふうに言われますとさらに感ずるわけですけれども、やはりこういうようなことを町長さんがまちづくり懇話会などで町民の方にこういうことも説明、PRして、そして今こういう危機だということもあわせて町民の方にも理解していただくと。やっぱり住民の声というのが一番危機だとか、そういう削減に対する、上部団体に対して一番強いのがやっぱり住民の声だというふうに幹部の方も言っておりますし、自衛隊の方々は活動できないということがありますので、やはり我が町が最優先というのですか、やっぱり重要課題のことだと思うので、そういう中で町長さん、もう少し住民の方に、財政、財政と言いますけれども、こういう点ではすごくあれしている。このほうが私は重大な危機でないかと、我が町にとっては。そういうことを考えて、今後そういう懇話会とかいろんな会合に、町内のイベントに出ると思うのですけれども、やはりそういうことをPRして皆さんに協力を得ると。そういうときに、何かこういう決起大会をやるというときには、そういえば町長さん、こう言っていたなと、これは大変だということでみんな協力もしてくれるし、していただけるのではないかというようなことを今後十分考えて進めていただきたいと思います。 |
今町長さんのご答弁でありましたことに関連してなのですけれども、6月2日にピュアの2階で新ひだか町の自衛隊協力会の総会が行われました。私も一応参加いたしましたけれども、平成20年度の事業報告の説明の中で平成20年の10月30日、札幌市で開催の北海道の陸上自衛隊体制維持を求める札幌大会に出席と今町長さんおっしゃいましたけれども、これは町長さんも出席されたと思うのですけれども、この大会に向けて署名活動だとか要望活動、こういうのはされたのか。された場合はその結果、またこの会議に向けて協力会の団体とか協力会の会員の方に周知、参加依頼なんかをされたのか、この点についてお伺いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 企画課長。 |
◇企画課長(曽我啓二君) [ 23 ] | 昨年の10月30日に行われました北海道の陸上自衛隊体制維持を求める札幌大会というのが北海道自衛隊協力会連合会の主催で開催されております。この大会には、町長が役員を務めていることから、町長が出席しております。また、この大会に向けての署名活動や要望活動については、それらの要請等はございませんでしたので、行っておりません。また、大会参加に対しましても自衛隊協力会に対して案内や参加要請等があったものではないことから、協力会員に対する周知や参加依頼等は行っておりません。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 24 ] | わかりました。 |
それでは、壇上でも先ほど申し上げましたが、4月25日の第1高射特科団の記念式典に参加して感じたことなのですけれども、駐屯地のある首長さんの自衛隊体制維持を求めるための活動が各地で精力的に行われている状況下を認識してまいりました。特に日高管内では日高町、それからえりも町もこの件の活動は早くから取り組んで対応されておりまして、危機感を持って行動されているということは日高町の議員の方からのお話などでわかりました。我が町にとっても先ほど言いましたけれども、最重要課題に類することと、そういうふうに私はとらえているのですけれども、酒井町長さんは確かに危機意識はお持ちだということなのですけれども、強く感じないと。余り感じていらっしゃらないのではないかなという、今までの経緯を見て心配なのですけれども、この件に関して酒井町長のお考えを改めてお伺いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 25 ] | それで、旭川の役員会で決められたことがA4判のメールで、たしか私が見たのは10行ぐらいだったと思うのですが、後から部下から見せられました。それで、これが来ているのだろうということで、非常に気になったものですから、札幌出張の折にこちらの庁舎のほうに電話して、いろいろ後手に回っているということで方策を練って対応したということがこの千五百何十名という署名数でございます。 |
それで、決起大会につきましては、そういったことで立ちおくれたということで、人数等を何とかまとめてということでバス1台、皆さんにご参加いただいて町という段階、市は除きまして町という段階ではたしか1番目か2番目の動員数であったなと、こういうふうに受けとめております。それがまた一覧表になりまして、自衛隊の北部方面とか皆さん幹部が当然目を通しておられると、このように承知しているところでございます。いずれにいたしましても、自衛隊が存在する、そして自衛官の皆さん方が我が町に住んでいただくと、あるいは3万人に近い人たちが訓練のために訪れるということで、これは我が町の活力の重要な部分であると。特に自衛官は20代から50代ということで、阿波踊りへのご協力ですとか災害支援、そういったようなことでも一番力の発揮できる、そういった年代層の方々ばかりでございまして、これは町の活力であると。これも東京へ行ったとき私、防衛省で、あるいは国会の先生方の前でも申し上げてきたところでございますが、そういったことの認識がございます。それで、今後も当然情勢を注目しながら……その前に啓発看板を立てるべきだということで既に指示をしてございます。それと、必要によっては私、自衛隊の協力会の会長でもありますので、会員の皆さん方にお願いして決起大会等も催すということも考えなければいけないのかというふうに思っております。 | |
それから、日高管内における自衛隊体制維持を求める運動として、今月日高総合開発期成会がございますが、総会において要望事項を承認していただき、それに既に自衛隊の体制維持を求める項目をきちっと盛り込みまして、しかるべく機関に要請をすると。それから、我が町単独の要望活動もこれからやってまいりたいと、このように思っているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 26 ] | よくわかりました。今後の活動に相当、形だけでなくて中身、例えば町長さんは札幌の総決起大会、バス1台で全道でも1番、2番と言いましたけれども、問題なのは動員の案内が遅いということもあって、ある団体のほうからも苦情があります。苦言もありました。それから、私も一緒に行きましたけれども、やはり行かれた職員の方にも、その参加の約半数以上が職員の方がお忙しい中、協力していただいているという内容もあります。そういうこともありまして、やはりこれは町民の方々が多く参加していただくというためには早く情報を、だからふだんのそういう危機感というのですか。そういうものを皆さんにお願いして、そしてそういう大会に出るときにはやはり町民の方がこぞって出るという体制にして、本当に名実ともに全道でやっぱり新ひだか町は頑張っているなというのが千歳の7師団のほうに、やはり新ひだか町の体制が整うことによって、万が一千歳でそういうことがありましても新ひだか町についてはその削減は相当厳しいなという、今は最中でございますので、やはり何とかそれを食いとめるためにも、決まってからではもう手おくれなので、今はそういう最中ですからそういう運動を、自衛隊協力会でもことしの目標だということですので、具体的に急いでそういう対応をすることと町民の方にもそういうアピールをするべきでないかと。新ひだか町にとってこの静内駐屯地は、まちづくりを進める中でなくてはならない存在であります。静内駐屯地の現状体制維持を図ることは、日高管内にとっても重要なことであると思うのです。それで、今後進める上で町民の声、それからまた管内6町との協力体制を図ることも不可欠でありますので、今後とも気を引き締めて、私たちも含めて対応していくようによろしくお願いしたいということで要望しておきたいと思います。 |
次に、行政執行についてなのですけれども、町行政を進める中でチェックミスや両庁舎での進め方、手法の違いなど、理事者に報告がなかったことや管理者が基本的な事項を点検しなければならないというようなことはまことに残念なことであります。ここで、基本的なことについて3項目ほど確認させていただきたいと思います。 | |
まず最初に、予算計上に当たり、各課の予算要求は第1段階で財政課長、それから第2段階で総務部長、第3段階で理事者査定と、それぞれに内容を確認の上、予算査定が行われると思いますが、これはどのような手順で行われているのかを確認いたします。 |
○議長(中島 滋君) | 財政課長。 |
◇財政課長(名須川 一君) [ 27 ] | 新年度の予算査定の手順においてのご質問だと思いますので、その手順について簡単にご答弁申し上げます。 |
前年の9月ごろには行政評価を実施をいたしまして、10月には新年度予算の編成方針の通知、さらにその編成方針にのっとって各課からの予算要求の提出がございます。それを受けまして財政部局での査定作業に入りますが、年内をめどといたしまして財政課長による経常的な経費の書面審査を行います。その後、年明けから経常経費の復活要求、さらには政策的な事業、これらにおける総務企画部長の査定を行ってございます。さらに、最終査定として総務企画部長の査定で不採択になった事業、これらも含めてすべての事務事業について理事者査定を行うというような流れになってございます。なお、総務企画部長査定においては、直接担当課からの説明を受けながら査定をしている状況にございますし、理事者査定においてもそれぞれの費目ごとに担当部課長の同席を受けながら査定を受けるというような流れになってございます。 | |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 28 ] | 副町長さん、両庁舎におられますが、理事者査定での参加はどのようになっておられるか。 |
また、今回の三石地区の下水道工事に関しては、畑端副町長はどの範囲まで把握され、決裁されているのかを確認したいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 財政課長。 |
◇財政課長(名須川 一君) [ 29 ] | まず、ご質問の1点目でございますが、理事者査定に関するご質問で、理事者査定は町長並びに両副町長による査定となります。 |
さらに、もう一点でございますけれども、三石地区の下水道工事に関する畑端副町長の決裁に関してのご質問でございますが、下水道事業に関する所管課は経済部上下水道課でございまして富田副町長の担任事務ということになってございます。このことから、担当及び関係部局における決裁及び合議の後、富田副町長が決裁を行うというようなことになろうかと思います。また、その後におきまして入札事務等の流れもございますが、この入札事務については総務企画部の所管になってございますので、これらも富田副町長の担任事務という形になってございます。 | |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 30 ] | ただいま再質問の中で、今回の下水道工事に関して私がどの程度の範囲というか、把握されているかということについてお答えしたいと思いますが、私の段階では鳧舞の直売所の移転あるいは店舗の建設計画につきましては承知はしてございましたし、また下水道を利用したい旨の話は担当のほうから受けてございました。また、その計画に伴い、4月の初めごろだと思いますが、担当より室蘭開発建設部あるいは土木現業所との協議を進めているという内容につきましては、担当のほうから承知してございます。ただ、当該工事に係る補助金の申請あるいは工事名あるいは設計書の内容等の中身ですか。そういった詳細については承知してございませんでした。ただ、それはずっと後に内容についてわかったわけでございますけれども。 |
また、今課長のほうから申しましたように決裁はしていないと。決裁は範疇にないわけでございますけれども、この下水道を通す計画があったという時点では最も私近くにいるわけでございますから、そういう計画があったときに工事の詳細を含めていろいろ説明を聞く必要はあったということについて、今思えば深く反省しているところでございます。そういった程度の内容を把握してございました。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君、通告外の質問はできるだけ控えていただきたい。それから、時間ありませんから、1問1問の質問を簡潔にやってください。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 31 ] | 平成19年度からグループ制を導入して農林水産部、それから上下水道部門は三石庁舎にあるわけですけれども、定例で行っている庁内会議、課長会議をどのように実施されて、この結果について両庁舎の課同士の連携、それからグループ内での周知をどのようにされているか、また職員の意見についての議論の場をどのように図られているのかをお伺いします。 |
○議長(中島 滋君) | 総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 32 ] | ただいまのご質問でございますが、まず庁内会議とおっしゃっているのは庁議というふうに呼んで実施しておりますが、この庁議は2種類に分かれてございまして、1つは部長職以上だけの純粋な庁議というものと一部の課長職を加えた拡大庁議というものを実施してございまして、まずこの庁議のほうについてご説明申し上げますが、通常毎週月曜日、静内庁舎において拡大庁議、原則拡大庁議という形で実施をしております。これには、三石庁舎の関係職員につきましては静内庁舎のほうへ出向いて出席をするという形になっております。この拡大庁議の内容につきましては、各部長から各課長へ伝達され、各課長からそれぞれグループ長等を通して職員に周知するという形になってございます。 |
もう一点の課長会議でございますが、これは両庁舎別々に実施してございまして、それぞれ毎月の上旬、月初めにそれぞれ定例的に開催をしてございます。この両庁舎で別々に行っております関係上、議題については基本的に同一内容で行うということにしてございますし、会議での協議内容は場合によって異なることがありますので、両庁舎において認識に差がないように担当でございます静内庁舎は総務課、三石庁舎は総務企画課でございますので、この両課によって事前に協議、調整してございまして、認識に差がないようにやってございまして、これもそれぞれ私どもの課で申し上げますと結果というか、課長会議の内容については部長にまでてんまつは上げていますし、各グループ長に報告をそれぞれしておるということで進めております。 | |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 33 ] | わかりました。 |
では次に、しずない桜まつりについてなのですけれども、現在の桜の木ですけれども、相当年数がたって傷んできております。植えかえのことも含めて、長期計画で検討する時期に来ているのではないかと思うのですけれども、この点をどのように考えているかをお伺いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 商工労働観光課長。 |
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 34 ] | ご指摘のとおり、桜並木の桜につきましては樹齢100年くらいのものが多くなっておりまして、強風等によって倒れたり、また枝が折れたりといった、それとまたてんぐ巣病ですとかこぶ病なんかという病気にかかっているものもございまして、その都度対応しているわけでございますが、今後の管理計画についてのご質問でありますが、ご指摘のとおり植えかえですとか補植を含めまして管理計画を立てまして実施していかねばならないと考えてございます。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 35 ] | それから、もう一点、桜まつり会場での花見客の宴会についての規制なのですけれども、これどのようになっているか。桜の木の下などでの規制なんかもあると思うのですけれども、その点を簡単にちょっと報告をお願いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 商工労働観光課長。 |
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 36 ] | 桜まつりの会場となっております二十間道路につきましては約7キロの距離がございまして、農業高校の交差点から市街地側につきましては軽種馬等の事故防止の観点もございまして飲食の全面禁止という措置をとってございます。一方、交差点から新冠牧場さん側のほうにつきましては道路の両側を開放しておりまして、そこで飲食してもよろしいというふうなことになってございます。ことしにつきましては、売店が開いていないということもございまして、事前にそういう情報を得まして食事を用意してこられる方が多くございまして、桜の木の下で焼き肉をしたり、弁当を広げて楽しんでいる多くの姿が見られたと、これがことしの特徴ではないかと思っております。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 37 ] | この点について、あと1点だけです。ことしのこの桜まつりに関連して、テレビ局が町内で桜まつりにちなんだお弁当の紹介を中継しておりましたけれども、この効果は相当よかったというふうに聞いております。それで、道内テレビ局などに対するPRとか依頼などはどのようにされているのか、その現状だけ教えてもらいたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 商工労働観光課長。 |
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 38 ] | テレビ局の取材につきましては、例年祭り開催の前に何件か問い合わせがございまして、事務局も含めまして事前に協議を行いまして、現地対応に対して協力を行っているところでございます。このことから、こちらのほうからテレビ局に取材を依頼するというような実態にはなってございません。テレビの中継の効果につきましては、相当なものがあるというふうに考えております。中継されました翌日以降には、観桜客の入り込みがふえたり、商品の紹介をした翌日には飛ぶように売れるといったものがございまして、その効果につきましては相当なものがあると考えてございます。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 39 ] | わかりました。 |
では最後に、防災訓練について1点だけお聞きして質問を終わりたいと思います。防災訓練当日の開会から訓練の流れについてでありますけれども、災害発生から災害対策本部設置など進行している訓練状況について、進行担当の方がマイクを使って説明されているわけなのですけれども、発生から支援関係先などに要請や報告などの訓練状況の状態について、それぞれ肉声で現在は行っております。それ以外の方々は声が聞こえないため、場所が離れている方々は今何をやっているのかわからないと。そういう状況のため、訓練に対する緊張感が薄れることになるのではないかと。やはりマイクを通して参加者全員がその状況を共有できるようにされてはと思うのですけれども、この件に関しては旧静内町時代の防災訓練でも提言して実施された結果、参加意識が高まったと思うのですけれども、その点についてどのように考えているか、その1点だけお答え願いたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 40 ] | 今議員ご指摘のとおりというふうに感じております。本年度の訓練からマイク等を利用させていただいて、参加住民の方々にも十分その訓練内容が掌握できるような体制をとってまいりたいというふうに思っております。 |
○議長(中島 滋君) | 細川君。 |
◆15番(細川勝弥君) [ 41 ] | ぜひ関係団体の方々にもご協力をいただいて、防災訓練が効果的に実施されますようにお願い申し上げます。 |
以上で質問を終わります。 |
○議長(中島 滋君) | 午前中に志田君の壇上での質問だけ受けたいと思います。その後、休憩したいと思います。よろしくお願いします。 |
12番、志田君。 |
〔12番 志田 力君登壇〕
◆12番(志田 力君) [ 42 ] | 通告に従い、質問をさせていただきます。 |
まず、新ひだか町は平成18年3月、旧三石町と旧静内町の2町合併で誕生しました。これまでの3年数カ月を経て、総括の意味を込めて質問をさせていただきます。合併後、財政危機が突然言われ、スクラップ・アンド・ビルドによる行財政改革のもとに合併前には想定し得なかった町政が執行されてきた、町民はこのように感じております。この間、両地区の町民の行政や議会に対する評価は日々厳しい見方が増していると思われます。特に最近、三石地区の町民から合併して何かいいことがあったのか、合併して何もいいことはなかった、何とかもとに戻る方法がないのか、あるいは結婚と離婚に例え、離婚する方法はないのか、こういう問いかけがあります。問う人それぞれによって、ある人は合併前の住民説明と合併後の違い、これは財政危機等々のことを言っていることだとは思います。また、ある方は税の未納、滞納のことを取り上げる人、これからの長年にわたって一緒にやっていけるのか、こういう不安のもとに言っているのだと思います。また、ある方は歌笛の下水道に関して、合併前からの継続事業なのに今さらどうしてもめることになるのかなどなど、新ひだか町が新聞報道などでさまざまに取り上げられるたびにこの問いが私どもにはふえてきております。三石地区の町民にしてみれば、さまざまな理由によって自尊心とプライドを傷つけられ、精神的にどんどんやりきれない思いを募らせているように思います。このような現況で、私たち議員も当然批判の対象になり、町民の問いに答えていかなければならない立場から、次の点について質問をさせていただきます。市町村の廃置分合(分割)についてということで、廃置分合には分割、分立、合体、編入、この4種に分かれますが、その中の分割についてということで質問をさせていただきます。 | |
1点目、合併協議の決定と現在の町政の整合性について。 | |
2点目、廃置分合(分割)の流れとその方法論について。 | |
3番目、分割によって想定される課題について、@、財産処分について、A、合併により財政支援を受けた合併補助金、特例債、交付税措置等の取り扱いについて、B、そのほか考えられる課題について。 | |
以上、壇上からの質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 |
○議長(中島 滋君) | ちょっとまだ時間がありますので、答弁をいただきたいと思います。申しわけありません。 |
総務課長。 |
〔総務課長 本庄康浩君登壇〕
◇総務課長(本庄康浩君) [ 43 ] | 志田議員からご質問がございました市町村の廃置分合(分割)についてご答弁を申し上げます。 |
まず、1点目の合併協議の決定と現在の町政の整合性についてというご質問でございますが、新ひだか町の町政運営は合併時には旧静内町、旧三石町との間で取り交わした合併協定書、これに基づく新町建設計画並びに各種事務事業の調整方針に基づき進めることを基本としてございます。これら新ひだか町の行政運営の方向性を示す各種決定事項については、議員の皆様を初め多くの町民のご意見をいただきながら膨大な時間と事務量をかけてつくり上げられてきたものであり、これらに定められた方針に基づき町政を進めることが町民の皆様が望む新ひだか町の姿であるというふうに考えております。しかしながら、日々変化する社会情勢や経済状況、また人口動態や財政状況によっては、その方向性の見直しを検討していかなければならない場面を迎えることもあり、現にこれまでにも行財政改革の方針などによりさまざまな事務事業について見直しを行ってきておりますので、ご質問にある整合性という点からすれば、当初の方針と一致していない事項はあるものというふうに認識をしておりますが、これら見直しに当たっては事前に方針をお示しし、議会の皆様のご意見や一般町民を含めた委員会等での議論を経ながら決定してきているものでございますので、町民の理解はある程度得られているものというふうに考えております。また、合併時の調整方針においては、合併後に調整するとされている事項もいろいろございまして、これらについては合併後における町の現状を踏まえ、厳しい財源状況下における費用対効果等も考慮し、議会の皆様のご意見もいただきながら具体的に判断していかなければならないというふうに考えております。 | |
次に、2点目の廃置分合(分割)の流れと方法論についてでございますが、市町村の廃置分合につきましては、壇上でもございましたが、大きく分けて合併と分割の2種類ということになると思いますが、志田議員からは分割というご質問でございましたので、その点に関してご答弁を申し上げます。市町村の分割パターンといたしましては、分割と分立の2種類がございまして、分割につきましては現在の市町村を廃止し、同区域を複数に分けた上でそれぞれ新たに市町村を設置する方法であり、分立については現在の市町村は存続させたまま同区域の一部だけ新たな市町村として分離する方法でございます。また、分割をする場合における手続につきましては、地方自治法第7条に規定されておりまして、まず関係市町村における議会の議決を経て市町村長から都道府県知事に申請をすることとなります。次に、申請を受けた知事においては当該分割の合理性や住民福祉や地方自治に及ぼす影響等を考慮し、当該申請どおりに分割を行うかどうかを判断し、申請どおりに実施する場合には都道府県議会の議決を経ることになります。また、市町村からの申請を却下する場合には都道府県議会の審議に付さず、知事の権限で判断するということになります。いずれにせよ、市町村としてできることは分割の申請までであり、実際に分割を行うか否かは知事及び都道府県議会の判断ということになります。 | |
次に、3点目の分割によって想定される課題についてでございますが、まず財産処分についてでございますが、これは分割を行う際に想定される大きな課題として考えられるものでございまして、現在の市町村が保有する財産、この財産には基金等の現金のみならず、施設や備品、さらには借金などのマイナスの財産も含まれることになりますので、これを新たに設置するそれぞれの市町村にどのような形で分配するかについては多くの議論が生じるものであり、調整に困難をきわめることが想定されます。また、財産の分配割合については法令に定めはなく、あくまで関係市町村における協議により定めることとなっておりまして、最終的には市町村議会の議決で決定することになります。 | |
次に、合併により財政支援を受けた合併補助金、特例債、交付税措置等の取り扱いについてでございますが、合併特例債や合併補助金など合併したことによりこれまで受けることができたこれら財政的な支援につきましては、分割することにより当然に打ち切られることとなり、これまで合併してこなかった他の市町村と同様の財政措置になると思われます。また、これら財政措置を受けて建設した施設について、分割によりその用途が廃止されるようなことがあれば、既に受けた補助金の一部を返還しなければならないような事態も想定されます。分割による財政的な影響額については、分割の時期やその内容によって大きく変動すると思われますので、具体的な説明はできませんが、現状よりも国からの財政支援は少なくなるということは間違いのない事実だろうというふうに思っております。 | |
次に、その他考えられる課題についてでございますが、まず住民意向の把握の問題がございます。市町村の廃置分合にかかわる法的手続では、議会の議決を経ることにより知事に申請できる仕組みになっておりますが、過去において分割を行った他の市町村では、その前段として住民投票を実施し、当該投票結果を尊重しながら事を進めるケースが多く見られ、かつて合併の是非を問う住民投票を行った当町といたしましても町の分割という重大案件ということになれば、住民投票の実施について検討する必要があるものというふうに考えております。また、住民投票を実施するとなれば、町を分割する理由やメリット、デメリットなどの影響について住民の判断材料として事前に示していかなければならないというふうに思われます。また、現在の各種事務事業については、合併の際に両町で調整したルールに基づいて実施されていることから、これを再び分割するとなれば、合併時の議論と同様に事務事業一つ一つについて分割後の扱いを決めていかなければならず、その作業は膨大であり、相当困難なものになると思われます。特にお互いの地区に利害が生じるような事項や住民サービスに直接的な影響を及ぼすような事項については、調整に困難をきわめることが想定されます。このほか旧静内町と旧三石町が合併したことにより、これまでにも多くの法人や団体等が合併へと歩みを進め、それぞれの事業活動を行っているところであり、また住民による各種活動等も静内、三石の垣根なく活発に行われてきている現状の中、母体となる市町村の分割ということになれば、これら活動に大きな混乱を招くことが予想されます。その他分割によりどのような課題が生じるかについては、はかり知れないものがございますが、いずれにいたしましても日高管内の中核的な町が解体するということになれば、町民のみならず、近隣市町村や管内、道内の関係機関にも相当大きな衝撃を与えることとなり、今後における人口動向や経済活動等にもマイナスの影響を及ぼすことが想定されるものというふうに考えております。 | |
以上、ご答弁とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君、午後にしたいと思います。よろしいですか。 |
暫時休憩いたします。 |
休憩 午前11時40分
再開 午後 1時01分
○議長(中島 滋君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 44 ] | それでは、再質問のほうに移っていきたいと思います。 |
一通り答弁をいただきました。1番目の合併協議の決定と現在の町政の整合性というところで、一番わかりやすい例を1つ取り上げてちょっと確認やら質問をさせていただきますが、例えば歌笛下水道の件なのですけれども、このことに関しては結構時間をかけて議会でも協議されて、あるいは委員会でも協議されてきている流れの中で、歌笛の連合自治会からの要望書と、それから三石地域協議会からの意見書というのが出されていると思うのですが、まずこの要望書と意見書を町長はどのようにとらえているのかという点と、この地域協議会からの意見書というのは正式には議会では報告されていないような気するのです。それで、ちょっとここの点を確認と町長のお考えを先にお聞きしておきたいのですけれども。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 45 ] | お答えをいたします。 |
連合自治会からの要望、確かに届いております。これは地域、その地区の住民の皆さん方の自治会のご意思ということで重たいものと受けとめております。また、地域協議会からの意見につきましては、法律に基づく地域協議会の意見ということで、これはまた法律のもとになされた意見ということですので、大変重く受けとめておるところでございます。 |
○議長(中島 滋君) | 支所総務企画課長。 |
◇三石総合支所総務企画課長(田辺貞次君) [ 46 ] | ただいま地域協議会の問題が出ましたので、私のほうから答弁させていただきます。 |
三石のほうの地域自治区ということで地域協議会を設置してございますけれども、地域協議会のほうでは三石自治区の自治区にかかわるいろんな案件につきまして地域協議会でそれぞれ協議検討いたしまして、必要に応じて町長のほうに地域自治区としての意見を取りまとめした結果を直接会長のほうから提出しております。ただいま言われましたように、確かに歌笛地区の公共下水道事業の計画の推進につきましては、うちのほうから会長が直接町長のほうに提出しております。ただ、議会のほうにはもちろん地域協議会からは意見書は提出してございませんので、あくまでも行政機関ということで町長のほうに提出をさせていただいております。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 47 ] | もう一度、この地域協議会あるいは地域自治区ということに関して、ちょっと振り返ってみなければいけないのでないかなという気がしておりますけれども、この地域協議会からの意見書、なぜそれを私が議会で正式に報告ないのでないかというのは、結局今町長もご答弁の中にありましたけれども、やはり地域協議会の意見書というのは非常に重く受けとめなければならないという根拠があるわけです。それで、やはりその根拠というのを今これから振り返ってみるのですが、議会としても地域協議会の意見書というものには耳を傾けて、非常に重きを置いて判断をしていかなければならないという根拠があると思うのです。 |
それで、ちょっと先に地域自治区が設置された経緯あるいは地域協議会ができた経緯を振り返ってみますと、合併協議会の中で三石地区に地域自治区を設置をするという協議がなされているはずなのです。これは、合併協議会の資料ですが、私たちの特別委員会でも示されたものなのですが、第8回の総務文教小委員会で地域自治区の設置準備についてということで平成17年の11月17日の日付になっております。その時点で一応協議なされて地域自治区を設置すると。最終的に合併のときに自治区について説明を受けて、それで地域協議会というものを設置すると。私たちが合併前に説明を受けたときに、この地域自治区というのはどういうものなのだと、あるいは地域協議会というのはどういうことなのだという説明を受けたときに、いろんな文献あるいは政府等々で出してきている資料等にも同じようなことが書かれているわけなのですが、いわゆる地域自治区というのは合併の特例法に基づいて地域が急激に寂れないように、あるいは小さな地域が極端に不利益を得ないように三石の地域自治区というものを設置して、三石の区域内のことをある程度自分たちでやっていく。そこには民間の町民の協力も得ながら、行政を補完する意味も込めて、いわゆるはやり言葉のように言われた協働という言葉を使って、それで地域のことをなるべく急激な変化を招かないようにという補完的な役割を果たしていくのだと、そのために自治区を10年間設置する、そういう内容だったと思うのです。 | |
それで、その地域協議会というのは、その地域自治区という三石の区域の、地域のことに関しての政策やらいろんな細かな点、町民との接点を持ったりするという意味で、議会とは別なのですが、地域のことをいろいろ協議していくという内容だったと思うのです。それで、地域協議会の役割というのは、目的とかそういうものは今言ったようなものだと思うのですが、地域協議会の本来の目的というのは、今言ったような補完的な役割を果たしながら、あるいは議会とは違った意味の行政の監視役も兼ねると、そういう意味合いや目的があるというふうに私たちは受けとめて、仮に議会の中で議員定数云々も決めていく中で、我々はこの自治区というものができるから、当初議会の議員の定数、区割りをして選挙区を設けてあれするときに、おまえたち、最初から人数で負けているではないか、それでいいのかと言われたときに私たちの返事は、少なくとも私の返事は、地域自治区という区を設けて、そこで補完的な意味で議会の足りない部分やら何やらは地域協議会というところがある程度重要な案件に関しては物申せる状況になると。だから、決して議会だけで行政が進んでいくわけでもないし、不利益を三石地区がこうむらないようにこういうことを設けてやっていくという、これからはその地域協議会が地域の中心になって行政もきっと進んでいくのだろうと、こういう説明をしながら合併に臨んで現在に至っている、こういうような状況があると思うのです。 | |
それで、地域協議会の権限といいますか、そこにはやはり町長が述べられたように法律に基づいて設置されているということで、一般の条例に記載されている審議会とは別な意味での重たさがあると思うのです。ほかの審議会とどう違うかというその一番の違いは、いろんな文献も見ましたけれども、その中に意見具申権を持つということが出てきます。これは、やはり町長に、あるいは行政に対して物申せるのだと、これは法律に基づいて保障されている権利だと。そこから出てくる意見書というのは、やはり町長も非常に重たいと言っておりましたけれども、重要性を持つのではないかと。ですから、そういう意味で議会に正式に報告をするなり、あるいは下水道の協議のときにこのことが余り出てこないものだから、どうしてなのかな、どうしてなのかなという思いでずっと来ておりました、その下水道を委員会等々であれするときに。そこで、どうして議会に報告がないのかと、そういう意味で聞いたのです。そこのところをもう一度ご返答願えればと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 48 ] | その意見書のコピーを当然私も持っておりまして、歌笛までの下水道の議案をお願い申し上げるときに経済委員会においてそのことを念押しの意味で発表させてもらわなければいけないと、このように思っていましたし、当然議会にも今ご指摘もありましたので、参考資料としてご提示をさせていただきたいと、このように考えております。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 49 ] | 私の手元にも写しをいただいているのですけれども、今私のほうから読み上げますか。それとも、正式に町長のほうから読み上げていただけるのだったら、今この場で言ってもらえれば、より早い段階で皆さんに理解していただけると思うのですが、お願いできませんか。 |
○議長(中島 滋君) | 町長のほうから読み上げて。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 50 ] | 写しありますので、それでは。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 51 ] | 副町長が持参しておりましたので、そういうお尋ね、ご要望でございますので、朗読をさせていただきたいと思います。 |
歌笛地区公共下水道事業計画に対する意見書。 | |
地方自治法第222条の7第1項の規定に基づき、次のとおり意見を提出する。 | |
現在歌笛地区のし尿処理については、個別のくみ取りや合併浄化槽により処理されており、また汚水、生活雑排水については北海道との協議に基づき町の下水道が整備されるまでという期限つきで雨水管に接続していることから、水質汚染による環境への影響も危惧されております。このような中で、三石地域における下水道事業は特定環境保全公共下水道事業により平成5年度から継続して実施されるとともに、歌笛地区においては平成28年度までに整備を完了する計画とされております。下水道の整備については、生活環境の確保のみならず、当該地域における定住の促進、産業の振興など、その役割は大きいものがあり、さらにあすを担う子供たちにとっても大きな財産となります。このことから、歌笛地区の公共下水道計画についてはクリーンな水環境をつくることにより、地域住民が安心して生活できる環境づくりや新たな産業の可能性を生む環境づくりのため一日も早い整備が必要であるものと考えますので、計画の推進を最優先として取り組んでいただきたい。 | |
平成21年1月26日、新ひだか町長、酒井芳秀様。三石地域協議会会長、藤江龍弘。こういうふうになっております。 | |
以上です。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 52 ] | この意見書の中身を見ますと、非常によくまとまっていると思うのです、なぜ歌笛下水道、公共下水道をやってほしいかということが。それと、国が最近言っております地域の再生だとか、余りにどんどん、どんどん合併その他によって寂れている地域が出てきているから盛んに国も地域の再生を言い出して、それで今回の経済対策の部分においてもある意味、経済対策の面からでも地域に目を向けたやはり施策をしていこうという国の方針もあるわけなのですけれども、それにも当然いろんなこの文面の中に読み取れる内容になっていると思うのです。当然こういうことのもとに経済委員会なり、あるいは議会も歌笛の公共下水道に関してはそういう理解を示していかないと、いつまでもいつまでも議論を繰り返して、あるいはこの資料を出せ、あの資料を出せということでもって時間をかけて今まできたわけなのですけれども、一番最近の経済委員会で住民アンケートをするのだということ、新聞にも出ていましたし、経済委員会でそういうことが出されたというふうにお聞きしておりますけれども、地域の連合自治会あるいは地域協議会からこういう要望書なり意見書が出されてきて、なおかつこれからまた何に対してのアンケートをなさるのかというのをお聞きしたいのです。 |
それと、新聞の文面ではもう間もなくのような、議会が終わってすぐのようなことのように私は受けとめているのですけれども、どういう内容のアンケートにしようと。もしアンケートにするとしたら、どういうアンケートの実施の仕方をするのかというのをちょっと、今現在お聞きできれば聞いておきたいのですけれども。 |
○議長(中島 滋君) | 経済部長。 |
◇経済部長(佐藤保広君) [ 53 ] | ご質問が歌笛地区の公共下水道整備という内容ですので、私のほうからお答えをしたいと思いますが、今現在ご承知かと思いますけれども、地域についての説明会、まずはこれを私どもは考えてございました。たまたま歌笛地区も本桐地区と日を1日ずらしながら実施する予定でございましたが、たまたま葬儀が会場に入ったということで歌笛地区は現在延びてございます。それをまず済ませてからアンケート調査、これを実施しようと考えてございますので、現在その内容を具体的に申し上げることはできません。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 54 ] | 今その歌笛の下水道の議論の中に、議会答弁の中ででも町長は分担金の見直しのことも触れましたよね。それで、経済委員会の中でも当然出てきていると思うのですけれども、分担金そのものもなぜ合併協議でもって三石と静内が違うのかと。これは、当然その協議の中で統一できないのだという理由がはっきり示されたはずなのです。それで、ここに協定書あるのですけれども、受益者負担金、分担金については、静内地区は現行どおり新町に引き継ぐ、三石処理区は現行どおり新町に引き継ぐと。なぜ現行どおりできないのか。それは、静内の違いと三石の違いがその時点ではっきりしていて、それで統一できない、だから新町に引き継いだはずなのです。それを今分担金を見直すということになれば、これは三石地区にまた別な意味で2種類あるいはもっとになるのかわかりませんけれども、また格差が出てきたり、同じ三石の中でも違いが生じると。これで果たしていいのかどうかという問題も出てきます。ですから、今一緒に聞きたいのは、この分担金のことも含めて当然アンケートをとるのでしょうから、そうなると歌笛だけの問題でなくなるのです。三石全体の地域でもってアンケートをとらなければいけない。そこまで考えなければいけないと思うのです。だから、どうしてそのアンケート調査をするのかというのと、地域の住民が望んでいるということはこういう形で意見書やら要望書で出てきている。それは、反対する人は中にはいます。三石の市街地ですらいます、それは何人か。いました。だけれども、実際計画のもとに行われてきて現在に至っているわけなのですけれども、その地域の人たちからアンケート調査をしてくれという要請があったのですか。それでアンケート調査をするのですか。してはいけないとは言っていませんけれども、アンケートをとるのだったら、この分担金の見直しをするという以上は全域でやらないとちょっとまずいのではないのかなという気がするものですから、お聞きしたい。 |
○議長(中島 滋君) | 経済部長。 |
◇経済部長(佐藤保広君) [ 55 ] | アンケートの中身につきまして、今分担金も一緒にそのアンケートでとるのかというようなご質問でございますけれども、私どもの考え方、それから経済常任委員会での議論の中身におきましては、この分担金と、それと歌笛地区の今回のアンケート調査、これは別物と考えてございますので、分担金について今回アンケートで問うという考え方はございませんし、分担金につきましても確かに委員会で議論になってはございますが、これについては別途条例改正等も絡んでございます。これらは別途協議しようという方向で今は議論がされているということでご理解をいただきたいと。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 56 ] | 分担金を別途にということにはならないです。それ負担をするのは町民ですから、これから歌笛地区、本桐地区から始まって歌笛に延びていくわけですけれども、私は別にということにはならないと思うのです。 |
それと、再度ちょっともとに戻るような形になって申しわけないのですけれども、地域協議会から出てきた日付は1月26日なのですよね。それで、町長がこの意見書を非常に重く受けとめるのだということであれば、歌笛に向かっての調査費を計上することは3月でも可能な時間的余裕はあったと思うのです。それが3月には予算計上、調査費ですよ。調査費の予算計上はされなかった。その調査費も本桐でいう筋違(スジカイ)橋までのところをなのです、上げても。ですから、歌笛まで行く、橋を渡るまだ手前の段階の調査費なのですね、今これから上げようとする調査費は。それすらも上げてこないとなると、もう町民は結局このことに関してはやはりいつまで時間かけるのだろうと、結論がいつになったら出るのだろうと。それから、こういうこれだけ重たい意見書が出ているのに、いまだに議論されるということに対して町民はある程度の議会に対しても町長の姿勢に対しても不信感を持つから、結局これが1つの……これだけが原因ではないけれども、これも一つの分割の要因になってきているということにつながると思うのです。それで、この部分については、最後のほうでまた戻るかもしれませんけれども、議長、お許し願いたいと思います。 | |
それで、次のほうの流れと方法論についてですけれども、一応答弁をお聞きして、町民に説明しなければならないという部分でわかりやすくもう一度お聞きしたいのですけれども、まずはここの新ひだかの議決が必要なのだよと。これはいいですね、再確認事項で。それと、最終的に道議会の議決あるいは知事の判断が一番最後に優先されると、こういうことですね。これで間違いないですね。 |
○議長(中島 滋君) | 総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 57 ] | 今の手順でございますけれども、冒頭の新ひだか町の議会がまず一番先ということはそのとおりでございます。次に、壇上でも申し上げましたのは知事の判断がその次でございます。知事が必要という判断を下したときに道議会の議決が出てくると。知事が否という答えを出したときには、道議会の議決を経ずにバッテンになるということでございますので、ご理解を賜りたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 58 ] | わかりました。2番目に知事の判断が来ると。それで、仮に新ひだかの議会の議決があったとして、道議会の議決までの期限の限定というか、そこら辺はあるのでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 59 ] | 期間的なものは、今の法律上はうたわれてございません。合併時のときにも、これ逆バージョンかもしれませんけれども、法律的に制限があるところもあるのですけれども、基本的には国のほうで、総務省のほうで合併までにこれだけ必要ですよと、スケジュールを立てるためにこれぐらいの月数を見てくださいというような標準的な期間は示されてございました。ただ、今回今おっしゃっている分割という制度につきましては、総務省のほうでも想定しておらないのです。そんなもので、合併特例法上でも分割は一切想定外でございますので、今のような日程についてもそういうことに対する規定も今の合併特例法上にもございません。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 60 ] | 合併特例法では、やっぱり分割なんて考える必要ありませんから、当然文言も出てきませんので。ただ、いろいろ調べれば、昭和の大合併のときにはそういう事例はたくさんあるのですよね。平成の大合併には、当然まだその例がないのです。それで、次のところのほうにもかかわってくることなのですけれども、合併特例法のもとに合併したでしょう、私たちは。だから、旧法とは言えないけれども、昭和の大合併のときの事情と特例法のもとで合併した場合にどう違うのかと。基本的に合併特例法のもとに合併したから、新ひだかには合併特例債も使えるし、補助金も上げたでしょうと。だから、もっと厳しい制約が法律上とか、そういうのであるのかどうか。 |
○議長(中島 滋君) | 総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 61 ] | 昭和の大合併につきましても当時の合併特例法がございまして、それに基づいてされております。平成の合併につきましては合併特例法、私どもは先ほどちらっと志田議員申された今で言う旧合併特例法と呼んでおりますけれども、これに基づいて合併をいたしました。今現在は新合併特例等法という法律ですけれども、そのような形で今進めている町は進めていると思います。 |
そのお尋ねの件でございますけれども、旧法、旧合併特例法から今おっしゃっていた特例債のことですとか、地方交付税や何かの合併算定がえですとか、こういうものについては盛り込まれておるわけでございまして、今もしも分割をした場合にそのペナルティーというか、そういうものが何かに記されているかと言われますと、全く法律上の記載はございませんので、これは自治法にもございませんので、壇上で申し上げましたとおり、すべてそこら辺の取り扱いについては国のほうでそういう事例が生じたときに協議という私先ほど申し上げ方をしておりますが、そのようになるものというふうに思っております。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 62 ] | そこら辺になると、ちょっといろんな方法をあれしてもなかなか出てこないものですから、そこら辺がちょっとはっきりしない部分があったので、それはそれで仕方ないのかなと。そういう事例もないことですし、そういう難しさもあるのだろうなと思います。 |
それから、次に確認をしておきたいのは住民投票の件、議会の議決でなく住民投票という手法ということを考えた場合に、一番最初に確認しておきたいのは、旧町のときにつくった住民投票条例は今は廃止されておりますよね。 |
○議長(中島 滋君) | 総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 63 ] | そのとおりでございます。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 64 ] | おのおの旧三石町、旧静内町でつくった住民投票は、合併をするか否かの住民投票条例だったと思うので、そのときにはどっちかが制約がついていて、三石のほうが制約ついていない条例だったかなと思うのですけれども、いずれにしてもそれは今は生きていないということなので、新たに住民投票をする場合には住民投票条例をつくらなければならないということでよろしいのですね。その場合にもやはり今の議会の議決が必要になるということですよね。 |
それと、町民から聞かれたときに困るので、さらに確認させておいていただきたいのですけれども、三石地区だけの住民投票というのはできますか。 |
○議長(中島 滋君) | 総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 65 ] | この住民投票につきましては、関係法令では一部に限って住民投票を行うことができるということでございまして、先ほど何点かご質問の中で私うなずきだけで済ませてきましたけれども、うなずいている部分につきましてはそのとおりということで受け取っていただいて結構です。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 66 ] | いずれにしても、ずっと流れやら、その問題点をいろいろお聞きしていると確かにそう簡単にはいかない。これは、町民にも説明を我々も聞かれたときにはしなければいけないなとは思いますけれども。 |
それと、仮にもう一点確認をしておきたいのですけれども、例えば一部事務組合とかありますよね、消防連合だとか広域連合だとか。こういう場合には、今は新冠町と2町で結成されているのですけれども、分割した場合にはどうなるのですか、そういう一部事務組合とか広域連合だとかという場合。これもまた、まず分割をしなければあれですけれども、仮に分割になったと仮定した場合にそういう一部事務組合なんかの関係はどうなりますか。 |
○議長(中島 滋君) | 総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 67 ] | 基本的に分割がなったという例でございますから、それは今例えば一部事務組合で新冠町との2町構成の部分については、その一部事務組合の規約改正が伴いますけれども、これは関係町の議会も承認しなければならないことになっておりますが、例えばで申しわけないのですが、旧2町に分かれたとするとまた3町構成に、すべての議会が理解を得られれば、その一部事務組合を存続するという前提のもとではそのような形になろうかというふうに思います。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 68 ] | 最後のほうで町長に何点か確認をさせていただきたいのですけれども、この地域協議会の意見というのが生かされないということになると地域自治区を設置した意味も何もない、三石地区の地域づくりも行政も行政全般も全く当初の意味合いと変わってくるという大変重要な部分を帯びていると思うので、ちょっと町長に確認しておきたいのですけれども、やはりこの地域協議会の意見書というのは相当の重みを感じていただいて、この町政執行に当たっては町民の考えている重みと同じという意味でとらえていただかないと、これからのまちづくりやら地域づくりに関しては非常に今以上の危機感を持つと思うのですよね、町民は。そこのところを町長はどのようにお考えなのか、もう一度お聞かせ願いたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 69 ] | 先ほど朗読させていただきました地域協議会の意見につきましては、ご指摘のとおり大変法に基づく重たいものだと、このように当然思っているところでございまして、その要望のとおり実現するために今後全力を尽くしてまいるという所存でございます。そうしなければ、先ほど来ご指摘の志田議員のいろんなご意見、そういった声があるということに対しまして申しわけのないことになると、こういうことでございます。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 70 ] | そういうご答弁をいただきましたので、ぜひそこのところをいろんな形で委員会でも極力きちっと説明をしていただきたいし、我々もそういう地域協議会の意見書というのは非常に重たいものだと、これはやはり認識しなければならないと思います。それで、やはり今の全国津々浦々、合併したところの小さいところというのは同じようなきっと悩みを持っているのだと思います。道内でもそうだと思います。それで、この地域自治区をつくった意味あるいは地域協議会を設けた意味というのが形骸化されてしまうようでは、三石の地域にとってはもう打つすべもなくなってしまうと、地域がもう崩壊してしまうのだと、そういう考え方のもとにいる方もおられると思います、町民の中に。それで、やはり今までの、ちょっと最近の町長の目線というのが私どこか違うほうに向いているのではないかなという気がしてならなかったのですけれども、この地域協議会あるいは地域自治区ということも含めて、やはりこの機会を通じて町長に三石地区の町民、住民に対して三石という地区を自分はどうしたい、どういうビジョンを持ってどういう方法で地域づくりなり、まちづくりなりをしていくのだと、それを町民にぜひ町長のほうから訴えていただきたいなと思うのです。きょう随分向こうの三石地区のいろんなテレビ中継をきっと見ている方たくさんいると思います、今回の定例議会を。ですから、町長がぜひご自分の考えのもとに考えていることがあれば、そのことを町民に対して言っていただきたい。最後にお願いしたいと。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 71 ] | 何回も申し上げてきているところでございますが、合併を主導してきた私としては大変責任重大と考えております。ですから、融和と一体という言葉を使わなくなる、そういう状況、すなわち新ひだか町は一つなのだという、そういうまちづくりに向けていろいろ課題がございます。今までは財政面での課題がございまして、なかなかそういった将来展望について、いわば朗々と訴えるというようなことも確かに少なかったと思いますが、第1次産業の拠点でございます三石地区、ここの持てるいわば底力を大いに発揮していけるような、それが高齢化ですとか人口減、こういったものをカバーして余りがあるというようないわばまちづくりに取り組んでまいりたいと、このように思っています。そういった決意で日々過ごしておりますが、当面の課題でございます歌笛までの下水道につきましては先ほど申し上げたとおりでございまして、一つ一つ眼前の課題を処理していかなければいけないと、こういうことで今後とも決意も新たに取り組んでまいりたいと思います。 |
以上です。 |
○議長(中島 滋君) | 志田君。 |
◆12番(志田 力君) [ 72 ] | これで終わりますけれども、最後にお願いしておきたいのは、町行政が今停滞していると、町民はそう思っております。議会も当然その停滞するということに対しては、町民からも批判を受けますので、やはり一丸となって町民の批判を受けないようなことに邁進していかなければならないと私は思います。ですから、その辺十分ご理解いただいて、町民に理解できるような形の町政をとっていただきたいし、まだまだスピーディーにやることもたくさんございましょうし、こういう経済状況ですので、町民は非常に心配しておりますので、この点どうぞよろしくお願いしたいと思います。 |
以上で終わります。ありがとうございました。 |
○議長(中島 滋君) | 暫時休憩いたします。 |
休憩 午後 1時46分
再開 午後 2時03分
○議長(中島 滋君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
14番、福嶋君。 |
〔14番 福嶋尚人君登壇〕
◆14番(福嶋尚人君) [ 73 ] | 通告に従い、コープさっぽろ静内店の移転改築と町有地の売却についてと議会承認のない鳧舞下水道工事等についてという2つの項目について町長にお尋ねをいたします。 |
まず、最初のコープさっぽろ静内店の移転改築と町有地の売却についてでありますが、一昨年12月にコープさっぽろ静内店が改築移転予定地を高砂町1丁目の民有地からこうせい町2丁目の静寿園跡地等に計画変更をしてから1年6カ月が経過いたしました。昨年6月の定例議会で町長は、それまでの一部土地の交換から全地買い上げ方針を明確に表明されましたが、今定例議会においても関連議案が提出に至りませんでした。町有地売却について幾つかの条件がありましたが、それがまだクリアされていないのか、障害となっている問題点は何なのか及び町有地の売却をするとの方針が明らかになってからさまざまな意見、要望が出されておりますが、コープさっぽろ静内店の町有地への移転改築がもしなされた場合に、中心商店街だけでなく個人商店を営まれている町民の方々にどのような影響があるのか、そして今後のまちづくりはどうなるのかを明らかにして町民の皆様に説明をしなければ、この町有地の売却を理解していただくのは相当難しいのではないかと思います。町有地の売却に関する問題点及びまちづくりに対する町長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 | |
次に、2番目の議会承認のない鳧舞下水道工事等についてをお尋ねいたします。三石本桐地区管渠工事その1は、平成21年度当初予算では金額にして2,200万円、工事区間としては113メーターであったにもかかわらず、議会承認のない鳧舞下水道工事のために工事金額を1,300万円、工事区間を50メートルに減額、短縮しようとするものでありました。5月27日の臨時議会における行政報告に対する質疑の中で、総務企画部が主として調査をしたという答弁でした。議会の承認のない下水道工事が町長の親族企業に関するものであり、日ごろ町長が公正な行政をモットーとしていることから、町長みずからが先頭に立ってその調査、解明に当たるものと考えていただけに残念な思いがいたしました。町民の皆さんに納得していただけるよう、町長が今後先頭に立って公正な行政のために調査に当たる予定はないのか、あわせて調査の対象となった人数、職務上の地位及び調査報告書は作成されたのかを伺い、壇上での質問といたします。よろしくご答弁のほどお願いいたします。 |
○議長(中島 滋君) | 相楽契約管財課長。 |
〔契約管財課長 相楽竹夫君登壇〕
◇契約管財課長(相楽竹夫君) [ 74 ] | 福嶋議員の1点目の町有地売却に関する問題点についての質問に答弁申し上げます。 |
ご質問のこうせい町2丁目の旧静寿園跡地及び旧家畜保健所の町有地売却については、以前にも一般質問の中で答弁申し上げておりますが、コープさっぽろ静内店移転計画の話が平成19年11月にありまして、移転先として高砂町1丁目の私有地を求めて建設課と協議しておりました。詳細につきましては省略させていただきますが、平成19年12月に移転先としてこうせい町2丁目の町有地を第1候補地としたい申し出がありました。この申し出を受けまして、新ひだか町第2種普通財産売り払い実施要綱に基づく普通財産処分検討委員会で事前協議をし、各課にこうせい町2丁目の町有地についての利用計画等の意見の聴取をし、利用計画がないとのことでしたので、財産管理担当課として同地を遊休地として売り払いについての検討をしてまいりました。町有地の売り払いの条件として提示いたしました3条件について、1点目は全地買い上げ、2点目は坪単価7万円前後と最後まで残っておりました地元商工会、商店連合会の同意を得ることにつきましては本年4月3日に…… |
〔何事か言う人あり〕
◇契約管財課長(相楽竹夫君) [ 75 ] | 済みません。商店街連合会の同意を得ることにつきましては本年4月3日、商店街連合会から6日には商工会から一部の反対はあるものの、おおむね了承したとの回答がありました。そこで、同意を得たと判断したことから3つの条件が整い、4月7日の拡大庁議に説明し、旧静寿園跡地を含め1万1,012.73平方メートルを売り払う、すなわち処分する方針を進めることを決定したところでございます。このことを受けまして、売り払い地に存在する職員住宅、シルバー人材センター、郷土館別館、土壌分析室の移転補償等の協議を進め、6月2日、3日の総務常任委員会においての集中審議、6月8日、9日の各常任委員会の概要説明を行ったところでございます。 |
そこで、町有地売却に関する問題点についてのご質問でございますけれども、町有地売り払いの3条件がおおむねクリアされたことから、特に問題はないものと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 | |
以上、答弁とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 竹田商工労働観光課長。 |
〔商工労働観光課長 竹田幸也君登壇〕
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 76 ] | 福嶋議員からのコープさっぽろ静内店の移転改築と町有地の売却についてのご質問の中で、町有地への移転がされた場合に地元商店街にどのような影響があるか、また今後のまちづくりはどうなるのかというご質問にお答えします。 |
今回のコープ静内店の移転改築計画の内容を見ますと、売り場面積の増床計画が予定されております。特に食料品部門の売り場面積は、現在の約1.4倍に拡張される計画となっております。町内における食料品の販売状況を見ますと、大型店舗で販売される比率が45.7%と高い比率となっております。このことから考えましても今回のコープ静内店の増床計画によって、町内の大型店や個人商店に影響が出ることは否定できないものと考えております。静内地区における商業活動を大きく区分しますと、ピュアを核としたみゆき通り商店街地区、それとポスフール店を軸とした西部商業地区、それと現在のコープ静内店のある北東部商業地区の3地区にバランスよく分散され、それぞれの特徴を持った商業活動が展開されているものと考えております。今回の町有地への移転計画は、商業活動におけるまちづくりの面からもバランスが保たれている現状の商業地区を維持していくことができる計画ではないかと考えております。大型店舗と商店街とが一体となり、商業地区の活性化を進め、相乗効果を高めている事例も多くございます。町といたしましても商店街がそれぞれの魅力づくりに主眼を置いた経営戦略を立てまして、地域の商業活動の活性化を進めることができるよう支援をしてまいりたいと考えております。 | |
以上、ご答弁とします。 |
○議長(中島 滋君) | 本庄総務課長。 |
〔総務課長 本庄康浩君登壇〕
◇総務課長(本庄康浩君) [ 77 ] | 福嶋議員の大きな2点目、議会承認のない鳧舞下水道工事等について、壇上のご質問が調査の関係でございましたので、私のほうからご答弁をさせていただきます。 |
下水道工事入札中止に伴います関係職員の事情聴取につきましては、予算措置がないまま入札執行を予定した件について、予算を管理しております財政課が4月21日に担当課長から事情を聴取しております。また、事務決裁規程違反を中心とした服務全般につきましては、総務課が4月30日に当時の担当課長及び担当主幹の2名から5月11日に再度担当主幹から事情聴取をしたところであります。事情聴取の報告でございますが、予算関係及び服務関係とも報告書としててんまつ書を作成してございまして、理事者まで報告を上げてございます。今後の事情聴取、調査を実施するかということでございますが、予算関係及び服務関係の件につきましては事情聴取する事項はないものというふうに考えてございますので、新しい事実が出てこない限り実施する予定はございません。 | |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
〔町長 酒井芳秀君登壇〕
◎町長(酒井芳秀君) [ 78 ] | 私から補足して答弁をさせていただきます。 |
下水道工事入札中止、これに関しての調査でございますけれども、私みずからが調査する意向はないのかとのお尋ねでございました。私は、この問題につきまして調査に当たります総務企画部総務課長を全幅の信頼を置いておりまして、むしろ私も当事者でないかというご指摘もございますので、そういう者が調査をするというよりは、そういう行政上の手続上かかわりのなかった総務課長において調査をするということが一番妥当だと、こう考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 79 ] | では、まずコープさっぽろ静内店の移転改築と町有地の売却についてお尋ねいたします。 |
今課長から町有地売却のいろいろご答弁いただいたのですけれども、町有地売却実施要綱第2条についてまずお伺いしたいと思います。この売却については、過去何度か同僚の議員からも質問されましたので、大体のことはわかるつもりではいるのですけれども、いろいろ精査するとなかなかそれでいいのかなというふうに私疑問がありましたので、二、三点、質問をさせていただきます。 | |
まず、町有地売却実施要綱の第2条では、公用または公共用に供する見込みがないものでなければならないという規定に関して、昨年4月の総務常任委員会で池田議員が静寿園跡地の売却について当時の吉田副町長にこの件に関して質問したところ、静寿園跡地処分の理由について当時の副町長は次のように答弁されておられます。かつては図書館建設、郷土館建設計画がなかったわけではない。教育委員会サイドも適地、ふさわしい土地ということです。適地という考えは持っていたが、今の財政状況では不可能で20年、30年先の話はできず、土地を更地として放置しておくのは適当でない。いわゆる遊休地ということで普通財産処分委員会は公共用地の有効活用をすべきという判断をしたという趣旨の答弁をされた。また、昨年6月の定例議会で山内議員の質問に答えて、町長は静寿園跡地に今後7年、8年、10年で何か建てるものがあるか、遊休地としておいていいのかと答弁されました。しかし、新ひだか町総合計画では合併特例債の関係もあることから、平成25年度から27年度で図書館の建設を計画しているはずであります。そうすると、図書館計画というのがある以上、静寿園跡地にはもともと当時の吉田副町長が言われたように図書館建設の計画があった以上、遊休地として処分するのはふさわしくないと私は思うのですが、いかがでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 契約管財課長。 |
◇契約管財課長(相楽竹夫君) [ 80 ] | 第2条につきましては、売り払う土地の選定基準の規定でございまして、売り払いになる土地、今回の場合、旧静寿園跡地が公用または公共用に供する見込みがないかでございます。それで、事前協議することになりまして普通財産処分検討委員会を開きますが、その前に各課に対し、その土地の利用計画、土地利用の計画があるかないかを調査いたしました。その調査をもとに普通財産売り払い検討委員会におきまして、静寿園跡地の今後の利用計画はないとの結論が出たということでございます。 |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 81 ] | 同じ質問、答弁の繰り返しは好きではないのですけれども、吉田副町長も町長もここには、町長は7年から10年と言いました。吉田副町長は20年から30年と言いました。ここには利用計画がないと、だから静寿園跡地を遊休地として処分したいと、計画内、財政上の観点からも。ところが、新ひだか町総合計画では25年度から27年度で図書館を建設すると、合併特例債の発行の期間もありますから。そういう計画がある以上、吉田副町長が言ったとおり旧静寿園跡地には図書館建設があったけれども、財政上の理由でできないと言ったけれども、財政の理由はなくなるわけでしょう、平成25年度から27年度で。ですから、遊休地としての理由で処分するのはいかがなものかと聞いているのです。 |
○議長(中島 滋君) | 木内総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 82 ] | 私のほうからご答弁申し上げます。 |
今福嶋議員がおっしゃっているように、総合計画では25年から27年の間ということは間違いございません。これは何かといいますと、財源的に合併特例債を財源に充てたいという考え方を持っておりまして、これは27年までで合併特例債の期限が切れますから、それを充てたいということでございまして、ただしかし新しい図書館の建設をどこにするかと、こういうことにつきましてはまだ結論が出ておりませんで、教育委員会も方針を出しておりません。そういうことで、静寿園跡地ということで決めていることもございませんし、今契約管財課長から申し上げましたように、このコープの話が出たときに関係各課に静寿園跡地の利用計画があるのかないのかと、今後のその計画について各課に照会してございまして、その照会の中では利用計画はないということでございますから、そういう中でそれであれば遊休地として判断いたしまして処分をしたいということを考えたわけでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 83 ] | その答弁は相楽さんが言っているので、同じことを言われても私としては納得できないのですけれども、時間の関係で次にいきますけれども、町長は旧静内町長に就任された当時、町有施設をバスで見学というか、いろいろ見て回られたと思うのです。そのとき町長は静寿園のところに来て、ここは文教地区ですねと、文教施設としてふさわしいですねというような趣旨の発言をされたというふうに聞いております。ですから、この点からいっても文教施設として町長が認識が変わらないのであれば、現在の図書館建設計画もあるわけですから、文教施設としてお考えになったらどうかと私は思うのですが、町長はいかがでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 84 ] | ただいまの木内部長の答弁にもありましたように図書館、すなわち文教施設ですので、教育委員会、またそういった教育関係者の方々の意見というのが非常に重たいものだと、このように受けとめておりまして、そちらのほうのご意見を待ってということであります。ですから、まだ決まっていないということですので、教育委員会のそういった意向調査といいますか、そういうものを踏まえた上での判断ということになろうかと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 85 ] | 私聞いているのは、遊休地として処分してしまったら、その後図書館を建てたいというときにはもうなくなってしまいますから、今遊休地として処分するのはいかがかと聞いているのです。それで、町長さんたちは売却したいと言っているのだから、これ以上言っても私の質問に対して、ああ、そうですね、わかりました、撤回しましたとは言いませんので、多分言わないと思うから、私は次の質問をしていきますけれども、遊休地として処分するのはいかがと、この点は強調しておきたいと思います。 |
それで、静寿園跡地については、確かに普通財産処分委員会でいわゆる遊休地と。その判断がいいかどうかとしては、昨年1月に話ししましたが、シルバー人材センターが管理している郷土館別館については静寿園跡地と同様に普通財産処分委員会が開催されて遊休地として判断されたのか。もし判断されたとするならば、それがいつだったのかについてお伺いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 契約管財課長。 |
◇契約管財課長(相楽竹夫君) [ 86 ] | ご質問の旧家畜保健所の跡地でございます。公用または公共用に供する見込みがないという判断をしたのは、普通財産売り払い処分検討委員会の中で旧静寿園跡地と一緒に検討したものでございます。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 87 ] | 私、今議事録を持っていないのであれですけれども、昨年私が6月に一般質問をしたときには郷土館、今シルバー人材センターが使っているところについてはまだ検討していないというふうに答弁されているのです。当時の管財課長がここにおられるから、その方に答弁してもらっても構わないのですが、所管が違うから答弁はできないと思いますけれども、これについては議事録を精査していただきたいと思います。6月の定例議会で私の質問に対して、シルバー人材センターが管理しているところについては、まだ検討委員会を開いていないというふうに答弁されているのです。 |
○議長(中島 滋君) | 議事録出すようにしますか。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 88 ] | 確認しないと…… |
○議長(中島 滋君) | 暫時休憩します。 |
休憩 午後 2時29分
再開 午後 2時38分
○議長(中島 滋君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
答弁、木内総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 89 ] | 時間をとっていただきまして、申しわけございません。私のほうからご答弁を申し上げます。 |
それで、休憩前のご質問でございますが、昨年の20年の1月28日に普通財産の処分検討委員会を開催してございまして、このときの検討の内容につきましては財産を処分したいという内容でございまして、この中には静寿園跡地、それから現在のシルバー人材センター等が入っている旧家畜保健衛生所の建物の土地、これも含めて検討したということが1つでございます。ただ、そのときに建物がございましたから、その建物があるところは遊休地という判断はできないということになろうかと思います。これは、契約管財課長からそれも含んで判断したと、決定したという話ししましたけれども、これはちょっと訂正させていただきます。 | |
そこで、福嶋議員がおっしゃっている去年の6月議会の質問がございました、この件について。その答弁をちょっと読み上げてみたいと思いますが、土地につきましては、その使用が終わればどうのこうのという利用計画はございませんと。現実にはまだ遊休地としては扱っておりませんと。これは、今のシルバー人材センター、家保の建物の跡地のことを言っています。扱っておりませんけれども、先ほど建設課のほうから出ましたこうせい町にしたいということは静寿園と一体として、家畜保健所の敷地も一体として取得したいということを言っておりますので、その中で検討をしたいということでございますという答弁をしてございます。ですから、その時点では建物があって使っていますから、その土地については遊休地という扱いはできないということでございます。では、いつその決定をしたのかということでございますが、建物があっても処分についてはできますけれども、これについては先ほど課長のほうから申し上げましたように、ことしの5月7日の日に最終的には拡大庁議の中で処分したいという意思決定をしてございますから、建物はまだありますけれども、現実のことを言いますと建物がなくなった時点で遊休地の扱いになるということではないかというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 90 ] | 静寿園跡地及び郷土館別館の建物について、いろいろ議論ありますので、それもいつになるかわかりませんけれども、その議案が提出されたときには本当にその売却をしていいのかどうかということでこの問題がまた再び出ると思いますので、次の質問をさせていただきます。 |
次に、第3条の売り払い方法についてお伺いいたします。昨年6月の定例議会で進藤議員の質問に対して、公募ではなく、公の募集ではなく隣地土地所有者全員の同意を要件とする第4号の適用によると答弁された。静寿園跡地及び郷土館別館の同意を必要とする隣地土地所有者は何人いるのか、そして同意を得られたのか、これについてお伺いいたします。 |
○議長(中島 滋君) | 契約管財課長。 |
◇契約管財課長(相楽竹夫君) [ 91 ] | ご質問にお答えします。 |
隣接地としての、土地の境界に接する土地ということでございますから、接する土地というのは町道ということになります。所有者は町となりますが、しかしながら周辺土地所有者といたしまして教育委員会、町、そして合同庁舎の北海道、室蘭土木現業所門別出張所、農林水産省、法務局、以上4件ございまして、よく説明をしながらご理解を得たいと考えております。 | |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 92 ] | では、同意はないということですね、まだ。 |
○議長(中島 滋君) | 契約管財課長。 |
◇契約管財課長(相楽竹夫君) [ 93 ] | 隣接地ということで考えますと、隣接地が町でございますから、町と町の同意ということで、そういうことになります。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 94 ] | 意味がよくわからないのです。ということは、要するに4号の適用によるということは、町有地しかないから、4号の適用にはならないということですか。 |
○議長(中島 滋君) | 総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 95 ] | 処分の考え方というか、理由というか、それは実施要綱の第3条第1項の4号ということで考えてございます。そこで、そのご質問でございますが、隣接土地所有者の全員から同意を得られたときということになっておりますので、当然これは得なければいけないということになります。そこで、課長から申し上げている隣接という、これ定義になると思いますが、接しているところですから町道です。これは町ですから。そうなりますと、町がやろうとしていますから、その同意は必要ないということになります。ただしかし、社会一般的にそれではそれで済むのかということになると、そうはいかないのかもしれません。そこで、今言っております教育委員会というのは高静小学校のグラウンドですとか、あるいは教職員住宅、静寿園の跡地の周辺のことを言いますと教育委員会関係、それから答弁しておりますけれども、北海道の関係ですとかございますので、これは議案提案までにこれからその同意については、同意といいますか、理解を得るという形になろうかというふうに思います。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 96 ] | このことについて、町有地だから隣接同意者はいないということになると、私の解釈ですよ。そうすると、第7号の町長が必要と認めるものについて売却するという、4号でなくて7号でないかと。4号は、隣地所有者がいる場合が4号ですから、隣地所有者がいない場合はそもそも4号は適用にならないで、第7号の町長が必要と認めるものについて売却すると。これ7号で私は売るべきでないかと思うのですが、いかがでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 97 ] | その適用については、これは考え方の相違があると思いますので、これ恐らく議論しても交わらないのかなという気がします。その点、私どもとしては何回も申し上げているとおり処分検討委員会もそうですし、今もそうでございますけれども、ただし書きの4号、これを適用して処分をしたいという考え方でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 98 ] | どちらが正しいのかはわかりませんけれども、私は言っておきますけれども、同意者がいないから4号は適用にならない。そもそも適用するということは、自分で自作自演をしているというふうにとられても仕方がないのではないかと。この点は指摘しておきます。これも一つの売却する生協に対して、売却をする場合の判断材料になるのではないかと思います。 |
それと、売却の相手方はだれでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 契約管財課長。 |
◇契約管財課長(相楽竹夫君) [ 99 ] | 売却する相手方の質問でございますけれども、シーズ共同開発株式会社、これはコープ共同開発株式会社の子会社で、コープ共同開発株式会社はコープの子会社でございます。言うなれば孫会社でございます。 |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 100 ] | 孫会社に売るということは、ちょっとよく理解できないのですけれども、なぜ町のほうから一番経営が安定していると思われる生協に売らないのか、これについてはどうなのでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 契約管財課長。 |
◇契約管財課長(相楽竹夫君) [ 101 ] | 生協の今現在の土地の取得のやり方としては、3年ほど前から子会社で、このシーズ共同開発という会社が取得をしております。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 102 ] | それは、相手方の事情であって、町側からコープさっぽろさんが移転改築するのですから、コープさっぽろさんに売りたいと思いますと。子供でなくて孫会社に売るということは、町民の方はなかなか理解できないと思いますので。議会答弁も私は理解できない。町側から孫会社でなくてコープさっぽろさんに売りたいと思いますと、こういうことは言えないのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 103 ] | 今のご質問でございますけれども、相手方のそういう土地の取得の仕方、建物の建て方、これはコープに限らず、今現在のポスフール、元のサティでございますが、これも同じような方法をとっておりますし、それから町内でいいますとホーマック等もそのような形でやっていると。これは、通常こういう形でやっているほうが多いということでございますから、それについて町から、では本体で買ってほしいのだということは何も申し上げなくてもそれは構わないのではないのかと。相手がはっきりしているわけですから、それは全然こだわることは必要ないのではないかというふうに私は思っております。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 104 ] | 部長が2つほど例を挙げましたけれども、それは民有地の売却であって町有地の売却ではないので、同じようなことで同列にできない。大事な町有地を売却するのですから。そのことを私は指摘したい。 |
それで、まちづくりについて、非常に抽象的なご答弁だったのですけれども、町長はかつて衰退化している中心商店街の活性化を図らなければならない、一番核になるのは人間で言えば顔の鼻に当たるピュアだと。これ非常に町長の例えがうまいので、私今でも鮮明に覚えているのですが、それでどなたかの同僚議員の質問で、経済的にもしコープさっぽろが移転した場合に一番影響を受けるのは、町長みずからピュアだとおっしゃった記憶があります。それで、これを裏づけるように静内みゆき通り商店街及び静内ショッピングセンターの理事長名で地元業者と中心商店街に大きな影響を与える大型店に町有地の売却をしないでほしいというのが我々議員にも出ていますし、恐らく町のほうにも行っていると思います。 | |
そこで、先ほどのご答弁ですと抽象的に影響があるということだったのですけれども、生協の町有地への移転によってピュアの売り上げの影響額あるいは中心商店街、そして個人商店への影響額というのが今後5年あるいは10年という単位でどのような影響があるか、これについて試算されているかどうか、これをお伺いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 商工労働観光課長。 |
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 105 ] | それで、コープさっぽろ静内店の今回の計画に伴いまして、地元商店街のほうの影響がどの程度あるかというふうなものを所管課といたしまして試算をしてみました。それで、地元商店街の影響を検証するに当たりましては、町独自の調査資料がございませんので、実は平成19年度の商業統計をもとに、それをもとに町内の大型店4店舗、これはピュアとポスフールと生協とマックスバリュさん、この4店舗にちょっと売り上げ等の聞き取り調査をいたしまして、それをもとに面積当たりの被害を試算してみました。それによりますと、先ほどご答弁申し上げましたが、今回のコープの売り場面積が、特に食品の売り場面積が1.4倍にふえるというふうなことの影響としまして、その1.4倍ふえることによってふえる分の売上額がコープにおいてどのくらいあるかというようなものを試算してみました。そうしますと、年間で大体3億4,000万ぐらいの売り上げ増になるというふうな結果が出ました。この3億4,000万円がストレートに地元の商店街のほうにどれだけ影響として出るのかというふうなものも試算したものがございます。それによりますと、各個店ごとにちょっと数字を言うのはあれなのですが、今ご質問のピュアの関係で申しますと、ピュアの関係で年間やっぱり3,100万ぐらいの売り上げ減少につながると。大体比率にしますと3.8%ほどの売り上げ減につながるというふうなことでございます。それと、その他の小さな商店街のほうにはどのくらいの影響があるかといいますと、大体2億200万ほどの年間で影響が出ると。各個店の売り上げにつきましては、大体3.5%ほど年間で減少する、そういった影響が出るというふうなことで試算をしております。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 106 ] | 私は、5年後、10年後の影響を聞いているのです。というのは、今単純に面積割しましたけれども、駐車場も倍以上になる。売り場面積が広くなれば、それだけ消費が拡大して、お客さんは相乗効果で多く来ると。そういうことも考えないで単純な面積だけでやる。もしそれだけならば、だれもほとんど反対する人はいない。先ほど言ったとおり、みゆき通り商店街等が反対しているのは、単純に3,500万とか、そういうような金額ではない。もっとずっと大きい影響額があると。というのは、同じ系列の浦河のパセオですか、がほとんど浦河ではひとり勝ち。静内は、ほかにも大型店ありますから、一概には同列には論じられない場面もありますけれども、こういう大型店が行くと大型店同士の生存競争というか、そういうのに巻き込まれて小さな個人商業種あるいは中心商店街が多大な影響を受ける。私は、そういうことを危惧して5年後、10年後どのような町になっているのか。単純に面積割で年間3,000万減りますと、何億円減りますと、こういうことでいいのかどうか。私は、このことを考えて、しっかりとしたまちづくりを考えてそれの上で判断すると、こういう姿勢が大事だと思うのですが、町長、いかがでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 商工労働観光課長。 |
◇商工労働観光課長(竹田幸也君) [ 107 ] | 確かに議員さんおっしゃるとおり、大型店舗の進出によって地元に及ぶ影響につきましては、ただ単純に売り場面積で試算したもので語れる部分ではなくて、確かに駐車場の面積ですとか、周辺のアクセスの状況ですとか、交通量ですとか、あとそれぞれの店舗の業種ですとか、そういうものを総体的に評価して導き出されるものだというふうなことで考えてございます。ただ、そういった作業をするには膨大な期間と資料が必要になるものですから、1つの考え方として今申し上げたとおり面積がふえる分でこれだけの売り上げがふえますと、そのふえた分が地元のほうにこれだけ影響になりますというふうなお話をさせていただいたものでございます。それで、先ほど申しましたとおり商店街、町内の商店街の構成が3つほどのゾーンを組んで商業活動をやってございます。これが崩れるというふうな心配もやはりする方がいらっしゃいますので、そこら辺も考慮しなければならないというふうな考え方でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 108 ] | 町長から直接お考えを聞けなかったというのは非常に残念ですけれども、これについていずれ町長は議案にされるので、そのときに町長のお考えとか、あるいは町全体の今後のまちづくりについてどのようにお考えなのかと、それを議案を見ながらご質問させていただきたいと思います。 |
それで、次に議会承認のない鳧舞下水道工事等についてお伺いをいたしたいと思います。本桐管渠工事の予算を下水道課が単独で理事者に何らの説明なくして予算化されていない工事のため、なおかつ独断で国に補助金申請をするということについて町から説明がありましたが、多くの町民の方々も同様であると思いますし、私もその説明についてはなかなか納得できるものではありません。この観点から、以下において町長にお尋ねをいたします。 | |
それで、まず議会承認のない鳧舞下水道工事をした理由について、5月27日の臨時議会での行政報告では、所管の上下水道課は管渠工事ではなく、既定の予算の範囲内での通常の修繕工事で行う公共雨水桝の設置と同様の認識で行い、既定の予算の範囲内で対応できるものと判断、考えていたという説明がありました。しかし、5月12日の私が所属している経済常任委員会では次のような説明があります。関係官庁との協議に時間がかかり、建設会社から要望あった7月の工事に間に合わせたいので、議会、委員会への説明は後ほど説明し、理解が得られるものと判断したからこういう工事をしたという説明を受けています。このように行政報告と私が所属する経済常任委員会での説明は明らかに食い違っており、なかなか納得できるものではありません。この点について説明をお願いいたします。 |
○議長(中島 滋君) | 上下水道課長。 |
◇上下水道課長(松本博行君) [ 109 ] | その修繕工事という部分は、雨水桝、汚水桝を入れるような感覚でその工事を行ったと。ただ、金額が非常に大きいので、それは修繕等、そういう感覚ではあるけれども、修繕ではなくて工事でその発注を行ったということで説明しているように私は覚えておりますけれども。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 110 ] | 経済委員会でそういう説明をしたと言うのですか。行政報告では、確かに松本課長のおっしゃったとおりの行政報告でした。経済常任委員会では私が言ったとおり、議事録もありますけれども、関係官庁との協議に時間がかかって云々と言って、議会や委員会の説明は後ほどしたいという説明だったのです。ですから、どうしてこういう工事をしたかについての行政報告での説明と経済常任委員会での説明は全く接点がない。だから、これはどちらなのですかと聞いているのです。 |
○議長(中島 滋君) | 上下水道課長。 |
◇上下水道課長(松本博行君) [ 111 ] | 経済常任委員会でご説明したのは、本来修繕工事という規模をもう外れていますので、これは工事として工事の発注を行わなければいけないと。それで一連の手続を踏んでいるわけですから。ただ、2月に予算査定等がありましたけれども、実際に図面等をつくって承認をいただいて道、国から、関係機関から承認をいただいたのが3月の上旬でございますので、それで説明する機会を失ってしまったということでご説明をさせていただきました。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 112 ] | よくわからないけれども、それはだれの説明なのですか。松本課長の説明なの。 |
○議長(中島 滋君) | 上下水道課長。 |
◇上下水道課長(松本博行君) [ 113 ] | これは、私が引き継ぎまして、担当のほうからそれは聞いております。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 114 ] | 私は、先ほどの説明が重なり合わないのではないかと言っているの。それについて、行政報告と経済常任委員会の説明は重なり合いませんので、どちらを理解していいのかと聞いている。 |
○議長(中島 滋君) | 暫時休憩します。 |
休憩 午後 3時03分
再開 午後 3時05分
○議長(中島 滋君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
上下水道課長。 |
◇上下水道課長(松本博行君) [ 115 ] | 行政報告の中で修繕工事と同じような既定予算の中で行うことができると考えておったということで行政報告しております。それで、うちのほうも当初の中では予算はないけれども、その中で今回のものについては工事で発注して、後ほど説明して理解をいただけるような工事であったということで考えておりますので。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 116 ] | 答弁されたらいいというものではないと思うのですけれども、3月4日の経済常任委員会、松本課長はまだいませんでしたけれども、3月4日の経済常任委員会では鳧舞の下水道管渠工事について詳しく説明されているのです、予算前に。3月十何日からの定例議会の前の予算のための経済常任委員会で。そのときもここではっきりと本桐管渠工事、金額は言いませんけれども、113メーターやりたいと説明を受けた、我々は経済常任委員会で。そして、私議事録をいろいろ見たら、11月からいろいろと当時の課長さんたちが苦労して1月、2月と道とか室蘭開発局ですか。いろいろ行って、何とかこの下水道工事、鳧舞の工事をしたいと。それがいい悪いは別として、それでやっている。そして、距離を短くする、金額を減らす、そういうことをやっているのです。それを1月、2月、3月にやっているのです。ですから、3月の経済常任委員会で、実は1月、2月と関係機関と協議をして、民間はまだ決まっていませんけれども、3月4日はまだ多分なっていないと思うのだけれども、3月4日の時点でこういうことで鳧舞下水道工事をやる予定ですと。本桐管渠工事は、金額を減らし、区間を変更するという説明はできるのです。だから、時間がなかったとか、後でということにはならないのです。経済常任委員会は3月4日にやっているのですから。 |
○議長(中島 滋君) | 経済部長。 |
◇経済部長(佐藤保広君) [ 117 ] | 今ご指摘のとおり、本来であれば常任委員会、ここにおいてきちっと、その前にもあるのですが、その前には当然財政部局、それから理事者の決裁を仰ぎながら、その方向が決定された折には当然経済常任委員会にご説明して本会議に持っていくというような形が本来であると。ところが、これを全く手続を踏んでいないということでしたので、このような問題に発展したと。深く反省をしているということでございます。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 118 ] | 余り言っても仕方がないことなのですけれども、私よくわからないときに、4月に、まだこの問題が大きくなる20日の前に、当時の担当課長のときに、よくわからないけれども、どういう問題だと、何だといったときに担当課長は率直に教えてくれましたよ。でも、そのときにはそういう説明はされなかった。私は、その当時の課長とは、志田さんが先ほど歌笛の下水道問題をおっしゃっていましたけれども、歌笛の下水道問題をいろいろやられて、私は正直言って当時の担当課長とはいろいろやり合ったので、友好関係にはなかったけれども、この鳧舞の下水道工事について、その担当課長が率直に言われたことについて私は非常に感銘を受けたと言ったらおかしいですけれども、非常に率直に言われた。どういうことを言われたかというのは、課長は答弁できないわけですから、私は言いませんけれども、課長は率直に言われた。そのときは、決して修繕工事だとか後で議会に説明するつもりだとかということはおっしゃらなかったというふうに私は記憶しております。これについては、これ以上言うことありませんので、次の質問をさせていただきます。 |
〔何事か言う人あり〕
◆14番(福嶋尚人君) [ 119 ] | それで、いや、それ言って後で議長から注意されても困りますので。 |
それで、下水道工事に関連して、下水道工事をする場合にはその前提として水道工事をすると思うのです。これについて私よくわからないので、お聞きしたいのですけれども、この下水道工事に関連して水道工事というのは、町の予算づけというのはあったのかどうか、これについてお伺いしたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 上下水道課長。 |
◇上下水道課長(松本博行君) [ 120 ] | 町の予算の中ではございません。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 121 ] | 次に、町長にお聞きしたいのですけれども、私も町長とはこのことに関して、これまで一度も町長に面会したことはありませんでしたけれども、この問題について面会したことがあるのですけれども、それでこの鳧舞の下水道工事について、町長は5月12日の経済常任委員会で、私の弟に当たる酒井建設の社長がこういうことをやりたいということは当然知っていましたし、当然下水道も引っ張りたいということも知っていましたと述べられたことから、町長はいつごろ鳧舞工事計画をおわかりになったのか、それは職員からお聞きになったのか、これについてお尋ねします。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 122 ] | 結局そういった事業をやりたいということになりますと、今ですから、旧時代的なトイレということにはならないということで、当然下水道を引っ張ってやるのだということを、その程度のことを弟のほうから聞いていたということで、計画の図面とかそういうものは見ておりません。ですから、当然町内のみならず、町外からもお客さんは見えるので、水洗トイレだろうという認識で、そうだなということで聞いていたということでございます。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 123 ] | 繰り返し言うのも嫌なのですけれども、経済常任委員会で私の弟に当たる酒井建設の社長が、こういうことで下水道のことですよ。下水道をやりたいということは当然知っていましたし、当然下水道を引っ張りたいということも知っていましたと。ただ、町長とやりとりがあったときに、それが予算化されていないとは知らなかった、網かけ部分以外の工事であるということは知らなかったというふうに答弁されたのです。そうではなかったでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 124 ] | それは、4月20日に福嶋議員とお会いしたとき、それはそのときお答えしたとおりであります。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 125 ] | 私は、いつごろ鳧舞工事計画をおわかりになったのか、それでそれは職員からかというふうに聞いているのですけれども。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 126 ] | 職員からは一切伺っていません。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 127 ] | ということは、ほかの職員ではない方からということで、町長の弟さんということで理解してよろしいのでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 128 ] | 先ほど申し上げたように、そういう事業をやりたいということで下水道を引っ張るということは、当然そういうことだろうなという認識であったということは、昨年そういう事業をやりたいという思いを持ったときの認識として持っております。 |
○議長(中島 滋君) | 富田副町長。 |
◎副町長(富田 泰君) [ 129 ] | 質問をされている側と町長が受け取っていることとちょっと答弁がずれているのではないかなと思ったので、私ちょっとあれしますけれども、要するに質問は本桐管渠工事その1に鳧舞地区の工事が入っているということを町長が知っていたかどうかということを聞いているのですか。違うのですか。 |
〔何事か言う人あり〕
◎副町長(富田 泰君) [ 130 ] | 鳧舞、いいのですか。そうしたら、申しわけございません。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 131 ] | 済みませんね、わからない質問をして。 |
それで、工事について町長は5月12日の経済常任委員会で、工事については3月の定例で上がってこない場合は6月補正で上がってくるのかなというふうに説明されているのです。ということは、町長は3月の定例会前の段階で鳧舞の工事計画をあることは知っていたというふうに思うのですけれども、これでよろしいのでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 132 ] | 正規の議会説明とか予算の私たちの査定を受けてということになれば、6月の定例議会が一番早い時期だなということでそう申し上げたと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 133 ] | この工事で、直接聞いているのですけれども、はっきり答えていただけないので、このことをやっていると時間ありませんので。 |
それで、私は非常に先ほども言ったとおり町というか、理事者側は担当だけでやっていたというようなことを言われている気がいたしますので、先ほども言ったとおり一般質問をしているわけですけれども、それで今ご答弁いただきました富田副町長は5月12日の経済常任委員会ではっきりと4月20日まで経済部長、私、副町長、町長もその鳧舞地区の工事をすることについて知らなかったと、上下水道課以外は知らなかったというふうに答弁されている。これについて、再度確認しますけれども、それでよろしいのでしょうか。 |
○議長(中島 滋君) | 富田副町長。 |
◎副町長(富田 泰君) [ 134 ] | ですから、私自体は鳧舞地区の下水道工事をするということについては知りませんでした。それで、なおかつ本桐管渠新設工事その1にこの鳧舞工事が入っているということについても知らなかったと。今回入札を中止したのは、予算を見ていない鳧舞地区の工事を本桐地区でやろうとしたので、中止したということでございますが。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 135 ] | 質問をしていないことにご丁寧に答弁していただかなくても結構ですから。ですから、私が言っているのは4月20日まで経済部長、私、私というのは富田さんですけれども、私、副町長、町長もその鳧舞地区ですよ。私は、本桐に潜り込ますとか言っていないのだから。その鳧舞地区の工事をすることについて知らなかった、上下水道課以外は知らなかったというふうに答弁されているの。これについて、この点よろしいのですねと聞いているのですよ。 |
○議長(中島 滋君) | 富田副町長。 |
◎副町長(富田 泰君) [ 136 ] | ですから、経済常任委員会に入札を中止した経過を報告したわけです。そのときにその理由として、20日までその理由の一つになった予算を見ていない工事内容が本桐地区の工事の中に入っていたということを知ったのが20日だったと。ですから、だめなので、入札を中止したと、こういうことでございます。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 137 ] | 私は、議事録を読んで言っているのですよ、ここに持ってきていないけれども。鳧舞の地区の工事自体を知らなかったと言っている。だから、そうなのでしょうと聞いただけであります。 |
○議長(中島 滋君) | 副町長。 |
◎副町長(富田 泰君) [ 138 ] | そうですというふうにお答えしていると思いますけれども。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 139 ] | それで、私は、重複するかもしれませんけれども、町長は経済常任委員会と私の個別のときには工事自体は知っていたと、それが予算上どこになるかわからないけれども、下水道区域外の工事であることは知らなかったというふうに答弁されているのです。それと、畑端副町長、先ほど細川議員の質問の中で私びっくりしたのですけれども、4月の初めごろに承知したと、詳細についてはよくわからないけれども、担当課から下水道の建設計画協議をすることを4月の初めに承知しているというふうにご答弁された。経済常任委員会では、また違ったこと、微妙に違うこともおっしゃっているのですけれども、そうすると畑端副町長は4月の初めに担当課にみずから聞いたのか、担当課のほうから申し出があったのか、そしてどのような内容だったのか。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 140 ] | ただいまのご質問にお答えしたいと思いますが、私先ほど細川議員に申し上げたのも含めて、5月12日に経済常任委員会があったときにもお話しされているのですけれども、それが続くわけですけれども、私のほうで4月の初めに知ったというのは、あくまでも先ほど言いましたように補助金というか、室蘭開発建設部だとか土現だとか、そういったことの協議を今している最中だということを申し上げたのが4月の初めごろだと思ったということで言ったのですけれども。 |
それから、これは5月12日の経済常任委員会でもお話を私のほうでしたのですが、私のほうでは4月20日に本桐地区の管渠その1に含まれているということ、それが発覚して、それでその入札を中止したということだけで、私はその前の週に知りましたということは経済常任委員会でお話ししているのです。私のほうでしています。私は、4月20日同時にそのときにわかったのかということでなくて、日曜日も挟んでいますけれども、前の週にその話を聞いたということですから、そこら辺ちょっとずれはあるのですけれども、ただ予算的なことも私はお聞きしましたけれども、予算は私はその部分の、鳧舞も工事した場合の予算がついているだろうという私の判断をした。予算がありますということですから、それは先ほども町長言っていますように全体的な予算のことであって、私はそれは私自身として受けとめたのはそこの部分だというふうに、鳧舞地区の部分だというふうにちょっと判断したものですから、その時点では。ですから、全体的な予算ということだということが後でわかったということです。そういうことです。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 141 ] | 本当にわからない答弁ですね。もう少し要領よく言っていかないとわからない。4月の初めの時点ではどういうことがわかって、4月16日か17日にはどういうことがわかったのか。もう少し整理して、簡単でいいですから、言っていただかないと、今は何を言っているかちょっとわからない。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 142 ] | もう一度言いますけれども、4月初めごろにわかったというのは鳧舞地区の認可される部分、あれは認可、網かかっているか、かかっていないかというものも含めて、その部分をいろいろ管渠工事として、それを上部機関で協議されていると、協議しているということを私は話を受けていた、4月初めごろに。そういうことです。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 143 ] | それは、だれから。名前はいいですから、職務はどなたから聞いたのか。私は、経済常任委員会の説明では、協議は3月の中旬には終わっていると、補助金申請も終わりましたと、それで3月の下旬から指名入札のいろいろ手続を進めているというふうに聞きました。ですから、4月2日ごろですか、指名通知か何かしたはずですよね。そうすると、畑端副町長のおっしゃっている4月の初めごろは、まだ協議しているということは、私には理解できない。どなたから説明を受けたのですか、これは。 |
○議長(中島 滋君) | 暫時休憩します。 |
休憩 午後 3時24分
再開 午後 3時36分
○議長(中島 滋君) | 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。 |
答弁をお願いします。 | |
畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 144 ] | お答えしたいと思いますが、私が4月の上旬というか、あたりにいろいろ担当のほうからお話を聞いたというのは、先ほども何回か言っていますけれども、室蘭開発建設部等にいろいろ協議されている、その協議の内容というのは当然ではありますけれども、国道の占用とか、そういったことの部分をまずは開建あたりに聞く、あるいは土木現業所あたりに聞くということを4月の初めに、上旬に聞いたということで、ただそこの部分は先ほどの細川議員にも言いましたように、そこの土地の部分はいろいろ販売店というものをつくるということもありまして、そういったところには下水道工事をする、どれかの時期にするということは、私は担当のほうから聞いていますけれども、それは本桐のほうに含めているということは全然私はわからなかったです。ですから、あくまでもそこの鳧舞地区にそういう下水管を通すということは必要だということを聞いていますし、その協議もされて今いるということだけ聞いたということです。それを知ったということです、その時期に。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 145 ] | 畑端さんのちょっと今の4月の上旬にそういう担当課から国道の占有ですか、を中心に聞いたと。それで、これはそうすると鳧舞工事の内容というのですか、下水道工事ということ自体については全然聞かなかったと、そういうことなのですか。あくまでも国道の占有と、工事のための占有だということは聞いたけれども、そこの鳧舞の工事、どのような工事をするのか、どうしてこういう工事ができたのかということについてはお聞きにならなかったということでよろしいのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 146 ] | そのとおりで詳しい内容は全然聞いておりません。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 147 ] | それで、担当課と言いましたけれども、当時の4月の初めというと微妙に課長も異動していますし、名前はいいですから、どういう職責かということを私先ほど聞いたと思うのです。どういう職責の方から、例えば課長とか主幹とか、いろんな方がいると思いますので、どういう職責というのですか、職務名というのか、お聞きになったのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 148 ] | それは、何も隠すことなく、そのときにそういう内容を聞いたわけですから、今の下水道課の主幹でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 149 ] | 下水道課の主幹とおっしゃったので、びっくりしたのですけれども、私の認識がもし間違っていない限り、下水道課の主幹は本桐管渠工事その1の113メートルから50メートルに変更するときの設計を担当していると思うのです、もし間違っていなければですよ。そういう担当をされている方ですよね。違いますか。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 150 ] | そのとおりです。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 151 ] | そうすると、本桐の管渠その1の2,200万の金額を900万を移動する、本桐工事113メートルを50メートルにする、それについては何ら説明なく、国道の占有、これは多分浦河道路事務所ですかね。のほうに申請すると、そういうことだけを説明して、それ以外のことについては畑端副町長には一切説明しなかったと。それについて、何でこういう工事をするのだということについてはお聞きにならなかったのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 152 ] | ですから、そこに鳧舞地区に建物を建てるという計画がありますので、そういう計画、そういう青写真もありますので、それで下水道をそこへ通したいと、それにはいろいろな関係機関とも協議しなければならないということであって、あと先ほども言いましたように設計書の中身とか、もちろん工事名とか、正式な工事名というのは、私はその時点では聞いておりません。ですから、内容は私の段階では、そのときの段階ではわかっていないということです。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 153 ] | そういうことで職務が通用するというか、私はちょっと道路占有についてだけ知っていた、ここの工事はどういうことだということを普通は説明するか、あるいはお聞きなのかということだと思うのです。 |
それで、非常に私疑問に思うのは、昨年の11月から酒井町長の親族会社である建設会社の社長がたびたび三石支所を訪れて下水道、ここをやりたいと、7月にオープンしたいという陳情をして、当初はどういう工事になるかわからなかったので、当時の担当課といろいろやり合って1月ですか、に初めて工事設計書というのですかね。計画書というのか、それができて、それから室蘭開発とか、いろんなところに担当者がいろいろ折衝したということは私も聞いております。私が不思議に思うのは、普通は工事をしたいという要望をするときには現課だけでなくて担当、畑端副町長は確かに上下水道課の直接の担当をする副町長ではありませんけれども、普通ならば私が申請するならば、こういうことをしたい、副町長、何とか力をかしてくれだとか、こういうことをしたいとかというふうな陳情をするのが通常の形態だと思いますけれども、確認のために質問させていただきますけれども、そういうことはなくて、畑端副町長は4月の上旬まで鳧舞の下水道工事かどうかは別として、道路工事はお聞きになったらしいけれども、それまでについては、そういうことについては一切要望もなかったし、聞くこともなかったということを確認してよろしいのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 154 ] | そのとおりなのですが、私はもちろん私の立場として関心持っているのは、ご存じのとおりあの地区に菜花を建てる、あるいはどこかへ持っていくと、いろいろ話がございましたので、当然私はその部分については気にしておりましたので、そういう意味ではそこの部分を下水道を通すという話は聞いていましたし、いや、そういう将来下水道を通すという話は来ていますし、また私のほうから担当を呼んでその部分を聞いたということですから、別に業者から要望をということを私のほうに来ているわけでもなければ、担当のほうから私のほうに決裁で伺ってきているということはなかったということです。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 155 ] | よくわからないのは、畑端副町長は4月の上旬までその下水道工事があることは知らなかったと。4月の初めに初めて主幹からここの国道占有の工事について主として説明を受けたというふうに答弁されていますけれども、今下水道工事があることは知っていたというのはちょっと私には納得できないのですけれども、いかがですか。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 156 ] | 下水道工事をやるのを知っていたというのは、下水道工事を、当然その部分を通さなければならないという話は、私のほうから聞いたか、ちょっと忘れたのですが、そういうことは知っていましたということです。それは、まだ早いと思います。それは、4月の時点ではないと思います、そういう話。ですから、3月の定例議会があったときに、先ほど言いましたように建物を建てる云々ということを話したときにそういう構想を聞いただけであって、それがいつごろどうするという話は私も追って聞かなかったということです。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 157 ] | 4月上旬まで知らないとか、その後3月にわかったとか、畑端副町長もいろいろ事情がおありのようで苦しい答弁をされているのではないかという気がするのです。それで、議会というのはそういうところで、わかったということにはなかなかいかないと思いますので、このことに関連して申しわけないのですけれども、5月21日の経済常任委員会で、畑端副町長もご存じだと思うのですけれども、私は疑問に思っていましたと。手帳を見ながら、私は疑問に思って、わかりましたと。恐らく15日か16日にわかりましたと。本桐の管渠新設工事の中にそれが入っていることがわかりましたと。予算がついているということになれば、それは入札執行できるのだと思いました。ですが、これはまずいなと思って月曜日に云々と。これ月曜日に云々というのは、恐らく三石の議員さんからの多分事情説明ということだと思うのですけれども、畑端さんが経済常任委員会で手帳を見て確認されながら、私は疑問に思っていたと。疑問に思っていたということは、本桐の管渠新設工事の中にそれが入っていくということがわかったということは、このことについて理解できるように説明していただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 158 ] | 5月12日の経済常任委員会でのやりとりの話だと思うのですが、その疑問に思っていたというのは、私が鳧舞の下水道工事を云々ということで、それを工事として下水道を通すという計画があるという話だったのですけれども、果たしてそれがいつごろ工事をするのか、そういうことの話は私受けておりませんでしたので、そういう意味でいつごろ鳧舞地区の工事をやるのかなという、そういう意味の疑問に思っていたと。いつごろやるのかなということの意味の疑問ということで私は言ったつもりなのですが。 |
それから、はっきり言って4月20日の日前に私は知りましたということを言いました。その4月20日というのは月曜日ですから、土曜、日曜を挟んでですからその前の週です。ですから、恐らく木曜日か金曜日だと。ちょっと定かではないのですが、その意味で15日か16日ごろと言ったと思うのです。そのときに、この分が本桐の地区に、本桐の管渠に含まれていると、鳧舞地区のものが。鳧舞地区の工事が本桐地区の管渠に含まれているということを知りました、その時点で。ですから、それが金曜日か木曜日だと思っているのですが、それで今言いましたように予算がついているということであればそれはよろしいし、予算がついていないとなったら、これはうまくないなということを、それをそのときの経済常任委員会に言ったまでです。ですから、これが予算がついていないということがよく聞きましてわかりましたので、それで即20日になるのですか。20日ですか。それで、入札の執行についてちょっと疑問符がついたということの流れになるわけです。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 159 ] | なかなか納得するような答弁ではないので。 |
下水道工事について、菜花とか今おっしゃいましたけれども、建設会社が7月オープンしたいと、こういう要望があったので、私の認識ですよ。あったのは事実ですから。そういう説明はいろいろしているわけだから、所管の職員が。それで、私の解釈ですけれども、いろいろ苦労されて、もう当初予算ではできないと。1月になるまでできなかったのですから、事実上。当初予算は、10月か11月にやらないとできないわけですから、当初予算ではこの工事は無理だと。それで、本桐の管渠工事の中から900万、距離にして約63メーターの部分を抜いて鳧舞の下水道工事をやむなくしたと、7月オープンに間に合わせるために。それについては、私はいろいろと当時の担当職員は苦労されたと思う、事のよしあしは別として。それについては、畑端副町長のその工事について、下水道工事についていろいろな情報があったはずだから、7月オープンに向けて職員が苦労しているとか、あるいは要望があったということは、畑端さんは知らなかったということなのですか。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 160 ] | その担当のほうから下水道の要望というか、担当のほうから下水道工事をそこの部分について引っ張っていかなければならないのだという話は私は聞きました。ですから、その後の直前までは、だから本桐の管渠のほうに含んでいるのだと、メーターが113メーターから減るのだと、こうするのだという話は、はっきり言って私はその詳細については知りません。知っておりません。だから、それはその後になってわかったことでありまして、そういうことなのです。よろしいですか。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君、もうちょっとしか時間ありませんから。 |
福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 161 ] | それで、本桐の管渠新設工事の中に入っていたのがわかったのが15日か16日ですね、畑端副町長のご説明ですと。それは、多分水曜日か木曜日だと思う。そうすると、それは予算執行上できないわけですから、そうすると直ちに担当の副町長あるいは町長にこれはまずいですねと。入札の業者に出しているわけですから、これはまずいということで町長や副町長に至急連絡してこれはやめましょうと、なぜできなかったのか。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 162 ] | 議事録持っていますね。その議事録には、その時点では予算がついているという判断と、予算がついている。予算がついているというのは、その予算、先ほど言いましたように予算がついているというのは、全体的な予算だということが私はその直後にわかったのです。全体的な予算はついている。だけれども、個々の鳧舞の予算はついていないということがその後になってわかったと。それで、これはうまくないと。もちろん経済常任委員会にもそれは話されているわけでないから、それで即協議に入ったということなのです。だから、その間に時間というのはもう本当になかったというふうにとらえてもらっていいのではないですか。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君。 |
◆14番(福嶋尚人君) [ 163 ] | このことについては、まだ同僚議員が4人か5人、質問されますので、私はここで指摘だけしておきますけれども、畑端副町長が最後に言った15日、私は疑問に思っていたと、経済常任委員会で。私は疑問に思って、わかりましたと。恐らく15日か16日にわかりましたと。本桐の管渠新設工事の中にそれが入っていることがわかりましたと、こういうふうに答弁されているのです。経済常任委員会の議事録を見てください。本桐の管渠新設工事の中にそれが入っていることがわかりましたと。予算がついているということになれば、それは入札執行できるなと思いました。ですが、これはまずいなと思っているとはっきり言っているのです。だから、本桐の管渠工事の中にその鳧舞の下水道工事が入るということ自体おかしいのです。ですから、このことについては、私は時間がもうありませんので、指摘だけしておきますけれども、以上で質問を終わります。 |
○議長(中島 滋君) | 畑端副町長。 |
◎副町長(畑端憲行君) [ 164 ] | 疑問に思っていたというのは、先ほどもちょっと申しましたように鳧舞地区の工事がいつやられるのか、いつどうなのかということの疑問を持っていたということですから、そういうことなのです。それだけちょっと。 |
○議長(中島 滋君) | 福嶋君、疑問という意味がいろいろありますから、これで了解してください。 |
〔何事か言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 次に進みます。 |
19番、鳥谷君。 |
〔19番 鳥谷末雄君登壇〕
◆19番(鳥谷末雄君) [ 165 ] | 壇上より、通告に従って一般質問を行います。大きく分けて2点でございますが、1点目といたしまして、今福嶋議員があらかたもう終わったような形で、私も何も言うこともございませんけれども、違った角度からこの問題に取り組んでみたいと思います。 |
まず、1点目、鳧舞地区の工事入札中止の経過、説明を詳しくしていただきたい。ということは、金額のほうは皆さんご存じのように今福嶋議員が話してくれましたので、金額のほうには携わりませんが、そのほかでこういう経緯になったのは、なぜこういうことになったのか、係長から課長にいく場合には、やはりその処理に対しては決裁というものがあるはずなのです。それで、今の水道課長が4月付で三石のほうに配置されているわけでございますけれども、そこも含めて前課長、現課長も含めましてその経緯を、課長がついた決裁が支所長に行って、支所長から副町長に行っているのかどうか。そこら辺も含めて詳しく説明してもらわなかったら、実際には今新聞に報道されたように町長はもちろん我々議員も、皆さん議員も町民から指摘を受けているのです。26人も議員いて、これはいかがなものかというやはり指摘を受けているのです。私ばかりでないと思うのですが、そこでやはり町民にもう少し詳しく知らせるためには、ここで先ほど福嶋議員の説明、質問をしているとおりに奥歯に物の挟まった言い方をしないで、率直にこのことに対して説明を願いたいということでございますので、その辺も含めてよろしくお願いいたします。 | |
そしてまた、なおかつ新聞等で報道されましたこの報道というのは、町長の記者会見で職員、管理職の処分は厳重にするという新聞記事でございますので、その厳重に処分するというのがどのような処分、どこからどういうような形で処分するのかも明確にお答えしていただきたいということでございます。 | |
そして、大きな2点目で、本町団地についてですが、本町団地の駐車場が現状72戸の分、38戸しか使われておりません。あと35ですか……32か。そこら辺が、とにかく約半分があいているのです。それで、一家に対して2台あるいは3台乗用車を持っている家庭もあるわけなのです。それで、その空き地を、あいているところを貸していただけないかという住民からの要望があるのですが、私ここに行って住宅係で聞くと貸すわけにはいかないと。だけれども、私が考えるには今現新ひだか町の逼迫した状況の中で、30戸もあいているのですから、1区画1,000円なのですが、それを貸すとそれだけやはり町収入が得られるのではないのということからして、とめる方は駅の横または道路の空き地などなどにとめているわけでございますけれども、もしよければその空き地を今入っている住民の方々に提供して、そして収入を得たほうがいいのではないのかなというふうに考えますので、そこら辺も含めてひとつお答え願いたい。 | |
それから、駐車場の前のほうに空き地があるのですが、この空き地は縁石で巻いて草が、牧草を植えたのか何を植えたのかわからぬような空き地があるのです。そこのところは、今現在入っている65歳以上がほとんどだと思うのですが、入居者の中で農家あるいはいろんな職業の人が退職して入ってきているわけなのですけれども、やはり土を起こすところがないということからして、そこのところにまず土を起こしたいというのであれば、ちょうど場所がいい場所でもあるものですから、花壇を植えて入居者のご婦人に管理していただければよいのかなというふうに、いろいろと向こうからの申し出もございましたので、これも含めてご答弁を願いたいと思います。 | |
それから、あと1点、実は私自転車置き場に屋根をと、こういうふうに載せたのですが、現実は自転車置き場というのはないのですよね。ということは、私は軒下にバラスがあるものですから、そこの上に皆さんが自転車をとめるものですから、これが自転車置き場かなと思って私勘違いしてここに載せたのですけれども、後で課長に聞くと実質は自転車置き場ではないのだということからして、いずれにしても自転車置き場がないので、いろいろこれもひとつ考えていただいて、やはり半分は自転車通勤されています。そういうことでございますので、自転車置き場を何とか確保していただきたい。あえて言うならば、ああいう立派な公営住宅を建てていながらもして駐車場があいている、花壇がない、自転車置き場もない、ここら辺で技術者のいろいろと住民の声は批判をしているということで、こんな立派な住宅を建てていながら、やはりそういうものは忘れているということで批判を受けているというのが現状でございます。 | |
以上、壇上からの質問といたします。よろしくご答弁をお願いいたします。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
〔町長 酒井芳秀君登壇〕
◎町長(酒井芳秀君) [ 166 ] | 初めに、鳥谷議員のご質問に私からお答えをさせていただきたいと思います。 |
先ほどの福嶋議員のご質問も伺いまして、いろいろなやりとりの中で工事ということをどう定義づけるかというところだなと思って、その点も披露させていただきたいと思いますが、私が知っているのは弟が事業の中で、いわば水洗化をしたいと、水洗のトイレをつけたいという意味の工事というふうに受けとめていただければと思います。それは、そういう事業を考えたときに聞いております。当然現代は水洗、特に観光客を誘致ということになれば水洗トイレということですから、そういう工事の認識であったと。ですから、きちっと積算された鳧舞地区の推進工法による工事という受けとめでないということでございます。それを知り得たのは4月20日、福嶋議員のご指摘のときであって、その中間は一切この話、本当に部下からも私と弟のこの点についての会話もないということで、不思議と思われるかもしれませんけれども、一切相談も受けていないし、私は畑端副町長からも何日か前に知り得たという報告も受けていないし、そういうことで一切知らないというふうに申し上げているわけでございますので、この点あえて答弁として立たせていただきました。 |
○議長(中島 滋君) | 松本上下水道課長。 |
〔上下水道課長 松本博行君登壇〕
◇上下水道課長(松本博行君) [ 167 ] | 鳥谷議員から事前に通知のありました質問要旨に沿って答弁させていただきます。 |
鳧舞地区の下水道工事の入札中止の経過についてでございますけれども、入札の中止を行った工事につきましては本桐地区管渠新設工事その1でありまして、工事内容は本桐地区と鳧舞地区の管渠新設工事であります。鳧舞地区の管渠新設工事は、道の駅みついしの国道を挟んで前の場所で、昨年まで菜花が営業をしていた地区を整備しようとするものでありました。 | |
入札中止に至った経過について説明いたします。民間会社より当該場所での建築計画があるが、下水道が利用できるかできないかの問い合わせがございました。町としては、具体的なスケジュール、建築計画を提示いただき検討いたしたい旨の回答をしております。その後、1月末に建築計画と図面の提示がありました。建築予定地は、下水道認可区域より少し外れてはいますけれども、生活排水の排水先が町が告示をしている下水道供用開始区域内であること、また数件の計画及び今後のこの地域の土地利用計画を考慮した場合、下水道の必要性も多くなると思われ、下水道の目的、使命等を考えますと下水道の整備を行ったほうがよいと判断した結果でございます。しかし、国の補助事業を行うこと、国道を横断すること等の関係機関との協議が必要なことから図面、資料の作成を行い、官僚と協議を行っております。関係機関との協議は、2月末に室蘭開発建設部浦河道路事務所との国道占用打ち合わせ、その後北海道建設部都市環境課と補助対象事業になるかの打ち合わせを行って、事業化のめどが立ちましたのが3月6日でございます。町も平成21年度予算の日程につきましては、平成20年10月末に平成21年度下水道事業特別会計の歳入歳出予算要望調書を提出しております。その後、平成21年1月14日及び23日に総務企画部長査定を行っており、2月4日に町長査定を行っております。この2月4日には、いまだ事業化のめどが立っておりませんでしたので、鳧舞地区の下水道整備工事についての説明はしておりません。3月10日、国庫補助事業としての申請書の提出、3月24日、契約管財課への指名選考資料の提出、4月2日、上下水道課より契約管財課に工事書類を提出、4月6日、入札伺の起案、13日に決裁となっております。また、4月10日には室蘭開発建設部浦河道路事務所に国道占用申請書を提出し、4月13日に指名通知を送付しております。4月20日に上下水道課より入札中止の要請を行い、4月21日に指名業者への入札中止の連絡を行っております。このように工事発注について各関係機関との協議が調い、工事の施工が可能になった時期が遅くなったため議会等に説明しておりませんでしたが、建物の使用が7月初旬の予定でありましたので、それに間に合わせたいとのことにより工事の予定をしておりました。議会、委員会に対しては後ほど説明し、ご理解がいただけるものと判断しておりましたが、事前に説明し、理解をいただいた後、工事の発注を行ったほうがよいと判断し、入札中止の依頼を行いました。まことに申しわけございません。 | |
鳥谷議員の質問の中で、なぜこのようになったのかというご質問ありますけれども、上下水道課としましては4月20日までこれは予算上、予算がないという認識ではございません。予算はあったのだと。だけれども、議会に説明していないので、予算をもう一度説明をしてご理解をいただいてということで進んでおりましたけれども、財政のほうからその予算書の中では汚水管渠になっておりますけれども、予算説明資料の中には本桐地区といってはっきり明示しているので、予算はないということでの結果というのですか、そういう結果でございまして、そういうような状況での混乱をしている部分がございますので。 | |
以上、答弁とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 相楽契約管財課長。 |
〔契約管財課長 相楽竹夫君登壇〕
◇契約管財課長(相楽竹夫君) [ 168 ] | 鳥谷議員の鳧舞地区下水道工事入札中止の経緯でございます。この件につきましては、5月27日開催の臨時議会におきまして行政報告としてご説明しておりますけれども、改めてその経緯についてご説明いたします。 |
今回入札の中止という措置をとりました工事につきましては、本桐地区管渠新設工事その1でございます。本桐地区市街地の汚水管渠新設工事を実施するため、4月24日に入札を執行する予定で手続を進めておりましたが、業者への指名通知後になって、この工事の中に当初予算に計上していない鳧舞地区の下水道整備工事が含まれていたことが判明したため、急遽入札を中止したものでございます。このような事態に至った経緯とその理由等についてでありますが、この鳧舞地区の下水道整備工事につきましては、みついし温泉「蔵三」の向かいに民間会社において農産物直売所や飲食店を建設する計画があり、これに伴う公共汚水桝の設置と国道横断管工事を実施しようとしたものでございます。入札の手続につきましては、3月30日開催の建設工事等入札参加工事指名選考委員会で10社を選考し、4月6日の入札伺を経て4月13日に本桐地区の工事として指名通知を行ったところでございます。4月20日になって、この設計の中に鳧舞地区の工事が含まれていることが判明したものでございます。先ほど申し上げましたとおり、この鳧舞地区の下水道整備工事につきましては当初予算に計上しておらず、議会の皆様への説明も行っていないことから、入札の執行については理解が得られないものと判断し、急遽4月24日に指名業者10社に対し、入札中止を行ったところでございます。このような不適切な事務手続により関係各位に多大な迷惑をおかけしたことはまことに遺憾であり、深くおわび申し上げますとともに、今後二度とこのようなことのないよう適切な事務処理の徹底を図ってまいりたいと考えております。ご理解を賜りたいと存じます。 | |
以上、答弁とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 本庄総務課長。 |
〔総務課長 本庄康浩君登壇〕
◇総務課長(本庄康浩君) [ 169 ] | 鳥谷議員の1点目の下水道工事についてのご質問の中に職員のどんな処分をしたのだという部分がございましたので、私のほうからご答弁をさせていただきます。 |
まず、原因者として2名を特定しましたが、この原因者につきましては懲戒処分として戒告の処分を2名、それから関係職員として部課長6名に対し口頭厳重注意、それから関係職員として主幹職で2名でございますが、口頭注意という処分をしてございます。 | |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 田代建設課長。 |
〔建設課長 田代和芳君登壇〕
◇建設課長(田代和芳君) [ 170 ] | 本町団地についてご答弁をさせていただきます。 |
駐車場のあいているところに乗用車を数台所有の世帯の方々に利用させてはとのご質問でございます。従来から公営住宅における駐車場の使用におきましては、1世帯当たり1台の使用許可をしておりまして、本町団地入居時におかれましても入居者にご説明をし、承諾をいただいているところでございます。本町団地におきましても他の団地と同様に取り扱いをしているところでございます。今回いろんなご指摘がございました。隣の団地の駐車場、駅の駐車場が満杯ですとか、いろんなことがございますので、町内の他の団地の駐車使用状況や車両保有台数を調査をしまして、今後前向きに十分検討してまいりたいと考えております。 | |
1の駐車場の空き地の花壇についてでございますが、駐車場前の芝生の緑地の部分を団地住民で花壇に利用できないかということでございます。緑地につきましては、国の補助を受けて造成をしておりまして、完成後にすぐ手を加えることはできないのが現状でございます。同団地の環境美化については、入居者の方々と別な方法についてご相談させていただきたいと考えております。 | |
2の自転車置き場についてでございます。本町団地の建設に当たりまして、敷地の形状や受水槽等、他の建物や駐車スペースから駐輪場設置が困難な状況でございました。よって、自転車を利用される方々には各自の物置内での利用をお願いしているところでございますので、よろしくお願いを申し上げます。 | |
以上、答弁とさせていただきます。 |
○議長(中島 滋君) | 鳥谷君。 |
◆19番(鳥谷末雄君) [ 171 ] | 一通りご説明していただきました。 |
そこで、何点か質問させていただきます。私も本当にこの流れを知りたいのです。ということは、先ほど水道課長のほうから説明がありましたけれども、課長が知って決裁を受けて、課長が、支所長に行ったのか、副町長に行ったのかは、そこら辺、私はやっぱり下から上に順々と流れていって決裁を受けて町長まで行くのではないかというふうに考えているわけなのですが、どこかでそれがどういうふうになったのか。静内の部長は知らない、課長も知らない、副町長も知らない、町長も知らない。要するに三石に行ってちょっとそれなしに話を聞くと、そういうような高跳びして行っているようなどうも気がしてならない。そういうことでありますので、上下水道課長には申しわけないけれども、もう一度上下水道課長が知って、それから上下水道課長が上の者にどこまで聞いていたのか、そこら辺をちょっとお伺いしたいと。 |
○議長(中島 滋君) | 上下水道課長。 |
◇上下水道課長(松本博行君) [ 172 ] | 議員の質問は、多分1月の下旬に民間の業者の方が下水道が使えるか使えないかということの決裁のことだということで理解してよろしいでしょうか。そのものについては、一応同席しておりますのが前上下水道課長と担当主幹でございまして、そのときにはそれのてんまつ書だとか、そういうものは一切ございません。それで、それはその課の上の部長もしくは上司のほうには報告はされておりません。それで、私がそれを知りましたのは今回の工事が発注されて、ちょうど私、私ごとでちょっと6日ぐらいまでたしか休んでおりましたので、出てきて担当主幹のほうから議会のほうに説明していないけれども、そういう鳧舞の国道横断の工事がありますということの報告は受けて、それで私の判も押して契約管財のほうに設計書類は全部上げております。それで、最終的に上のほうまでそういうことが報告されていないということの確認は4月24日の日に前任者の担当課長から聞いて確認をしております。 |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 鳥谷君。 |
◆19番(鳥谷末雄君) [ 173 ] | そういう経過は、今の説明のとおりでわかりました。そこからですよ。静内の部長も知らない、副町長も知らない。これが新聞記事が出るものですから、町民は全くこの新聞記事をまともに受けているのです。当然当たり前のことだと思うのですが。そこで、我々議員が本当に指摘を受けているのです。だから、我々はなおかつ知らないので、説明がつかなかった。それで、先ほど壇上で言ったように、あなた方は議員でしょうと、そんなことも知らないで26人もがん首そろえて何をやっているのだということまで言われたら、もう弁解の余地がないのです。そこで、何とかその場はおさめて逃げるようにして帰ってきました、本当に。説明がつかないので。ですから、私はやはりこれまで議員がみんな指摘されているわけですから、これを何とか明確にやっぱり町民に教えるためには、明確にしていただきたいというのが私の意見なのです。物事余分なことなのですが、我々の任期もあと1年足らずのところまできているものですから、いろいろと後のことの問題もありますので、何とかひとつ町民に明るみにこれを、やはり明確なものを出していただきたいというのが現状です。 |
○議長(中島 滋君) | 総務企画部長。 |
◇総務企画部長(木内達夫君) [ 174 ] | 私のほうからご説明を申し上げたいと思います。 |
それで、まず1つ、前段で予算の関係の流れといいますか、それをまず説明をさせていただきます。それで、予算については10月の末までに各課から21年度の予算要求書の提出をいただいております。その後、年内、12月いっぱいかけまして財政課長の書類審査といいますか、これを経常経費中心にやっております。1月に入りまして、総務企画部長査定ということで政策ヒアリングあるいは経常経費の復活要求と、こういうものの査定を行っていると。2月の上旬に理事者査定と、こういうことを行っております。 | |
そこで、今問題となっております下水道関係の予算のことにつきましては、先ほど上下水道課長から申し上げたとおりでございまして、工事の中身は本桐地区の管渠新設工事と、たしかこれ4本に分かれておりまして、その1からその4までということで予算査定をしておりますし、当然理事者査定においても担当部課長が出席をいただいて、理事者査定でヒアリングを行っているということでございます。内容につきましては、19年度、20年度ずっと継続でやってきていますから、その本桐地区が残っておりまして、この市街地の管渠工事という内容でございます。事業費的には、浄化センターを除いて管渠工事で事務費含めて1億5,000万ということで、これは当初予算の予算説明資料にも記載しているというか、説明しているとおりでございます。この一連の流れの中で今問題になっている鳧舞地区の工事、これは一切含まれていない。要するに説明もなかったわけです。ですから、それがずっときておりますから、そういう意味では財政サイド、財政課長、私、それから副町長、町長を含めて一切それが予算に入っているという認識は持ってございませんでした。 | |
一方、昨年から菜花の件でそういう民間会社、「蔵三」向かいに要するに建設計画も持って下水道を整備しなければいけないと、こういうものが担当課のほうに話がございまして、それは担当のほうとしては当然その計画に沿って整備をしなければいけないというような考え方を持って、それぞれ関係機関に協議を進めていたということでございまして、たまたまその予算のない中で既定予算でできるものという担当課の認識でもって進められてきたと。それがわかったのが入札の指名通知をした後わかったと。それが4月20日だということでございまして、急遽予算もない、それから議会に対する説明もしていないということがわかりましたので、入札の中止をしたということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 鳥谷君。 |
◆19番(鳥谷末雄君) [ 175 ] | 今木内部長から説明を聞いて粗筋はわかりました。 |
そこで、先ほど説明があった2人解雇で…… |
〔何事か言う人あり〕
◆19番(鳥谷末雄君) [ 176 ] | 戒告、そして管理職は何名と言いましたか。 |
○議長(中島 滋君) | 本庄総務課長。 |
◇総務課長(本庄康浩君) [ 177 ] | 細かく申し上げますと、関係職員として部長職2名、課長職2名、参事職2名、それまでが6名が口頭厳重注意、そして主幹職2名が口頭注意と申し上げました。 |
○議長(中島 滋君) | 鳥谷君。 |
◆19番(鳥谷末雄君) [ 178 ] | 失礼しました。わかりましたが、厳重な処分というふうに新聞に出ていましたので、どの程度までやるのかなというふうに私は考えておりましたので、これやはりもしかしてということがあったものだから、これ本当に解雇になったらえらいことになるなというふうに私も考えたものだから、それでどの程度の処分に値するのかなと思いながら実は心配しておりました、私も。それで、今受けたので、わかりました。今後やはりそのようなことのないように、これから後の議員もまた同じ題目で質問すると思うのですが、私はここら辺でこの件は終わりにしたいと思います。前段の福嶋議員もやっていることなので、私はあえて余り追及はいたしません。 |
そこで、今後は公営住宅、団地のほうに移りたいと思いますけれども、このあいているところはやはりお客さんが来てもあいているところにとめてはならぬとまで言われているのですよね。それで、このあいているところに遊びに来るお客さんもとめてはならない、しかも貸しもできない。ということは、仮にお客さんが来たらどこへとめるかということなのです。そういうことも考えてもう少しやわらかい言葉で説明してくれないと、どうも余り枠にはまったかたいことばかりなので、何とかそこら辺理解していただけないかなというふうに考えるのですけれども、ちょっとそこら辺もう一度ご答弁願いたいなと。 |
○議長(中島 滋君) | 建設課長。 |
◇建設課長(田代和芳君) [ 179 ] | 今本町団地の駐車場の利用率は約50%でございます。ですから、半分があいているということでございます。それで、先ほどもご答弁しましたけれども、町内の各団地、それぞれ駐車場がそのほかに3カ所程度あると思います。その辺の保有台数ですとか、どの程度駐車スペースが埋まっているか、その辺も調査しまして、そして今ご指摘の関係もなるべくそのような形で進めていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 |
○議長(中島 滋君) | 鳥谷君。 |
◆19番(鳥谷末雄君) [ 180 ] | これ町長、どうですか。私は、あえて住宅係に行ってきました。そうすると、30個ばかり、三十何個あいているから、このあいているのをやはり2台あるいは3台持っている家庭もございますので、その人に貸してあげて、そしてもし本当は権利のある人が、そこの息子さんか娘さんが帰ってきたときには、言ってくれれば速やかに返すよという条件のもとで貸すとかなんとかというのは、もうこんなのはできると思うのです。そして、あいているところに、お客さんが来たときにはあいている箇所にはとめてもいいよというぐらいの、それだけのことはしてもいいと思うのですが、あいているところにもとめてはだめだ、貸しもしないという、そんなかたいこと言わなくても。そこら辺、町長、前向きでひとつ考えてくださいよ。いかがですか。 |
○議長(中島 滋君) | 町長。 |
◎町長(酒井芳秀君) [ 181 ] | ただいま建設課長からも答弁いたしましたように、その駐車場の現在の利用状況等をよく調べさせていただいて、鳥谷議員ご要望のとおり、そういった意向に極力沿うように前向きに検討してまいりたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 鳥谷君。 |
◆19番(鳥谷末雄君) [ 182 ] | そういうことで、ひとつよろしくお願いしたいと思います。現状は、その隣にバスあるいは汽車で通う人の駐車場があるのです。そこは、いつでも満杯なのです。ということは、そこに結局は2台、3台持っている人がとめるものだから、あそこは本来であれば通勤者の人がとめる駐車場であって、そして道南バスが2台とまるスペースとあるのですが、いつでもそこが満杯というのが今の現状なのです。そして、結局公営住宅の駐車場ががらあきと、こういう状況なのです。そこで、前向きにひとつ検討していただきたい。 |
それから、空き地の花壇ですよね。これも先ほど課長からの説明で一応理解はしました。これちょっと最後にお聞きするのですが、何年たつとそれが花壇にしたりどうのこうのというのはできる状況になるのでしょうかね。ちょっとそこら辺。 |
○議長(中島 滋君) | 建設課長。 |
◇建設課長(田代和芳君) [ 183 ] | 通常工事等で、建物は同じなのですけれども、国の補助がかかった場合、通常適化法と言いますけれども、一応7年を経過ということになっております。 |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 鳥谷君。 |
◆19番(鳥谷末雄君) [ 184 ] | 7年かかるということですね。わかりました。そこら辺も何とか課長、前向きに考えて、町長にもお願いするし、ひとつ何とか、あのままでは余りにもひどい、課長は見てくれてわかると思うけれども、余りにもひど過ぎるということで、何とかそういうものですると、やはり公営住宅が引き立つのではないかということからして、しかも静内の玄関口で、あれではちょっとおかしいのではないかというふうに考えるものですから、あえて質問しているわけなのでございます。 |
そして、自転車置き場は、これはわかりました。これは、私もちょっと勘違いもありましたので、あそこは、砂利の場所は自転車置き場でなかったということで、私は自転車置き場だと勘違いしているものだから、そういう質問をしたわけでございますけれども、いずれにしてもあれを何らかの形をとって、バラスを取って舗装にして自転車を一応とめれるような体制にはならないものかというところで1つお聞きしたいのです。あのバラスの上では自転車はとめれないのです。みんなだから寝かせてとめているのですよね。だから、あのバラスを片一方のほうをずっと取って、そして自転車をとめれるように何とか舗装でできないかと。とりあえず、そういうことができないかどうか、ちょっとそこら辺お聞かせ願いたいと思います。 |
○議長(中島 滋君) | 建設課長。 |
◇建設課長(田代和芳君) [ 185 ] | 私も今回現場のほうに行きまして各物置を見ましたら、大体大半が物置に自転車を1台入れています。それで、外に出ている台数が大体数えますと三十数台ございました。ですから、乗用車と同じようにやっぱり1世帯で子供さんがおられれば2台、3台持っている方が物置に入れれなくて、そして外に三十数台置いているということでございます。それで、先ほどの砂利の部分でございますが、犬走りということで、そこの部分には基本的には自転車は置かないようにはなっておりますけれども、そのほかにもいろんなこともございますので、今後十分検討してまいりたいと思います。 |
以上でございます。 |
○議長(中島 滋君) | 鳥谷君。 |
◆19番(鳥谷末雄君) [ 186 ] | いずれにしても、検討、考えておきますで大概そこら辺で終わると思うのですが、本当に私は最初からあれはちょっと、課長に申しわけないけれども、設計ミスでないかと思いたいくらい、本当に自転車置き場もないああいう状況では、立派な住宅を建ててああいう状況では、やっぱり今の世の中は二輪車というのは大都会へ行っても多いのです。ですから、やっぱり二輪車の置き場所ぐらいないというのが、現状あれはよくないと思うのです。だから、今後そこら辺も踏まえて検討していただいて、これは要望として上げておきますので、ひとつよろしくお願いいたします。 |
以上をもって終わります。 |
▼延会の議決
○議長(中島 滋君) | お諮りいたします。 |
本日はこれで延会したいと思います。ご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(中島 滋君) | 異議なしと認めます。 |
本日はこれで延会することに決定いたしました。 |
▼延会の宣告
○議長(中島 滋君) | 本日はこれで延会いたします。 |
ご苦労さまでした。 |
(午後 4時41分)
以上のとおり会議の次第を記録し、これを証するためにここに署名する。 平成 年 月 日 新ひだか町議会議長 新ひだか町議会議員 新ひだか町議会議員