アイヌ民族の暮らしを知りたい

 
シャクシャイン像
 全道のアイヌを率い、和人と戦ったアイヌ民族の英雄シャクシャイン。銅像の建つ真歌公園は、そのシャクシャインが1669(寛文9)年、「寛文九年蝦夷の戦い」で最後の砦とした場所です。蝦夷の戦いとは、交易時の不平等に怒りを募らせたアイヌの長シャクシャインが、全道のアイヌに呼びかけ一斉に蜂起した争い。一時は道南地方(現・長万部町国縫)まで攻め寄ったものの、松前藩の鉄砲隊に徐々に後退。最期は和議の申し出という口実のもとに謀殺され、砦も焼き払われたと伝えられています。
 
 
シャクシャイン記念館
 シャクシャイン像に隣接して、シャクシャイン記念館が建っています。アイヌのコタン(集落)を再現したコーナーなど、北海道の先住民族の文化財を豊富に展示。わかりやすく紹介しています。
 
◎新ひだか町静内真歌 TEL(0146)42-6792
◎休館日/月曜(祝祭日の場合、翌日火曜が休館)、12月31日〜1月5日
◎開館時間/5〜10月 9:00〜18:00、11〜翌4月 9:30〜16:30
◎入館料/無料
◎JR静内駅から車で10分(P有)
 
 
 
 
 
 
アイヌ民俗資料館
 同じ真歌公園の敷地内にある資料館。静内地方のアイヌの人々が日常生活に用いた民具などを100種類500点以上も保存・展示しています。なかでも儀式に使われたエゾオオカミの頭蓋骨は、イギリスの大英博物館など世界に3つしかない貴重な遺産です。
 また、 アイヌの人々が交易や鮭漁などに使用した木造の外洋船「イタオマチ」を復元し、展示しています。
◎新ひだか町静内真歌7-1 TEL(0146)43-3094
◎休館日/月曜、祝日の翌日、12〜翌4月
◎開館時間/9:00〜17:00
◎入館料/無料
◎JR静内駅から車で10分(P有)
 
 
シベチャリ川流域のチャシ群
 チャシは16世紀から18世紀のアイヌの遺跡で、防御、信仰、催事などさまざまな機能を持ちます。シャクシャインに深い関わりがあると考えられている静内川(シベチャリ川)流域の5カ所のチャシが、国指定史跡として保存されています。

 1. シベチャリチャシ跡(静内真歌)
 2. ホイナシリチャシ跡(
静内真歌)
 3. メナチャシ跡(
静内目名)
 4. オチリシチャシ跡(
静内豊屋)
 5. ルイオピラチャシ跡(
静内豊畑)
 
縄文時代へタイムトリップ

 
新ひだか町静内郷土館
 貝塚から発見された獣骨や骨角器をはじめ、遺跡から出土した考古資料などを一堂に展示しています。また、開拓時代の民具、動植物の標本をはじめ、まちの文化や自然に関する資料も豊富です。
 北海道指定有形文化財「静内御殿山墳墓群出土の遺物」や駒場7遺跡、中野台地A遺跡、中野B台地遺跡等から出土した資料を展示しています。
 
◎新ひだか町静内古川町1丁目1-1 TEL(0146)42-0394
◎休館日/月曜、日・祝日の翌日、年末年始
◎開館時間/9:00〜17:00
◎入館料/無料
◎JR静内駅から徒歩5分
静内郷土館のホームページへ
 
静内御殿山墳墓群(しずないごてんやまふんぼぐん)
 1952(昭和27)年、静内川河口の北東約4.5kmの地に発見された縄文時代後期から晩期にかけての巨大墳墓遺跡。円形や楕円形の墳墓が約80カ所も見つかり、人骨・土器・首飾り・櫛・石棒などの副葬品が多数出土しました。
 
◎新ひだか町静内目名322-5
◎JR静内駅から3km
◎問い合わせ/新ひだか町静内郷土館 TEL(0146)42-0394
 
静内御殿山墳墓群出土の遺物
 静内御殿山墳墓群から出土した副葬品は、当時の墓制や葬制、習俗を知る上で重要な資料であり、有形文化財として道の指定を受けています。なかでも、漆塗りの櫛はほかに似た例が少なく貴重なもの。石棒や玉類など祭具や装身具が多いのも特徴で、櫛や首飾りなどの装身具を身につけた土偶も出土しています。いずれも、新ひだか町静内郷土館内で観覧できます。